JP2585756Y2 - モールディングの取付構造 - Google Patents

モールディングの取付構造

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JP2585756Y2
JP2585756Y2 JP1992075666U JP7566692U JP2585756Y2 JP 2585756 Y2 JP2585756 Y2 JP 2585756Y2 JP 1992075666 U JP1992075666 U JP 1992075666U JP 7566692 U JP7566692 U JP 7566692U JP 2585756 Y2 JP2585756 Y2 JP 2585756Y2
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康博 岡部
英則 横山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はモールディングの取付構
造に関するものであり、特に、外装品としてのモールデ
ィングをドアの下方に位置するロッカパネルに取付ける
構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のモールディングの取付構
造として、図4に示す技術を挙げることができる。図4
は従来のモールディングの取付構造を示す断面図であ
る。
【0003】図において、自動車のボディを構成するロ
ッカパネル51には断面略L字状のリテーナ52の垂下
部がクリップ(図示略)等により固定されている。ま
た、リテーナ52の水平部にはタッピングスクリュー5
3挿通用の挿通孔(図示略)が穿設され、水平部の挿通
孔に対応する下面位置にはタッピングスクリュー53螺
入用の螺入部54が固着されている。一方、モールディ
ング60は、その断面をロッカパネル51の側面を覆う
彎曲形状に形成され、下端部を下部取付部61とし、上
端部を上部取付部62としている。下部取付部61には
タッピングスクリュー53挿通用の挿通孔61aが穿設
され、下部取付部61の挿通孔61aに対応するロッカ
パネル51の内側面位置にはタッピングスクリュー53
螺入用の螺入部54が固着されている。また、上部取付
部62の上面にはタッピングスクリュー53の頭部を支
持する支持凹部62aが形成されるとともに、前記支持
凹部62aには、前記リテーナ52の挿通孔と整合する
位置にタッピングスクリュー53挿通用の挿通孔62b
が穿設されている。上部取付部62をタッピングスクリ
ュー53を介してリテーナ52に締結した状態で、上部
取付部62の先端とロッカパネル51との隙間にはプロ
テクタ70の脚部71が装着される。前記プロテクタ7
0の脚部は、下方に延び、かつ、先端部を外上方に屈曲
した断面形状をなし、ロッカパネル51とモールディン
グ60の上部取付部62との間に弾性的に保持される。
また、プロテクタ70の脚部71と略直交して略水平方
向に延びる頭部72が、モールディング60の上部取付
部62の支持凹部62a全面を覆って外部から遮蔽す
る。なお、モールディング60をロッカパネル51に取
付けた状態で、モールディング60の上部取付部62の
上方、詳しくは、プロテクタ70の頭部72の外側端部
の上方位置には、ドアの下端部に取付けられたドアモー
ル55の下端が位置する。
【0004】次に、上記のように構成された従来のモー
ルディングをロッカパネルに取付ける作業を説明する。
【0005】まず、リテーナ52をロッカパネル51に
先付けしておき、モールディング60の上部取付部62
をリテーナ52の水平部上に載置する。次に、モールデ
ィング60の上部取付部62の挿通孔62bにタッピン
グスクリュー53の軸部を上方から挿通して、タッピン
グスクリュー53の軸部をリテーナ52の水平部下方の
螺入部54に螺入し、その頭部が支持凹部62aに当接
するまで締付ける。一方、モールディング60の下部取
付部61の挿通孔61aに外側方からタッピングスクリ
ュー53の軸部を挿通し、その軸部をロッカパネル51
の内側方の螺入部54に螺入して、その頭部がロッカパ
ネル61に当接するまで締付ける。そして、上部取付部
62の先端とロッカパネル51との隙間にプロテクタ7
0の脚部71を上方から差込んで弾性的に保持し、頭部
72によりタッピングスクリュー53の頭部を覆って外
部から遮蔽する。これにより、ロッカパネル51の側面
にモールディング60が固定され、ロッカパネル51の
側面を外部から被覆して、その意匠的効果及び走行時に
飛散する小石等からの保護効果等を発揮する。また、モ
ールディング60の上部取付部62締結用のタッピング
スクリュー53の頭部もプロテクタ70により遮蔽され
るとともに、下部取付部61締結用のタッピングスクリ
ュー53の頭部もモールディング60の下方に位置し
て、外部から視認されることはなく、それらにより意匠
的効果を損なうことはない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来のモールディング
の取付構造は、上記のように、タッピングスクリュー5
3の頭部をプロテクタ70の頭部72により外部から遮
蔽するために、プロテクタ70の頭部72をモールディ
ング60の支持凹部62a全面を覆うようかなり大きな
寸法に形成する必要がある。このため、モールディング
60の上部取付部62のタッピングスクリュー53の頭
部は外部から遮蔽されるが、プロテクタ70の頭部72
が、ドアの閉成時に図中矢印で示す視認方向から見た場
合、ドアモール55の下端から外部に露出して視認さ
れ、ロッカパネル51付近の意匠的効果を損なう可能性
がある。
【0007】一方、近年、ボディメーカから、製造ライ
ンでの作業性を向上するために、リテーナ52をボディ
としてのロッカパネル51側に固定するのではなく、モ
ールディング60側に取付ける構成の採用が要請されて
おり、かかる要請を考慮する必要がある。
【0008】一方、先行技術として、実開昭63−11
248号公報に掲載の技術がある。この技術は、サイド
シルカバーの上端部内面に車幅方向内側へ延びた係合片
を設け、前記サイドシルアウタの上部に車幅方向へ向い
た係止孔を設け、前記係合片を係止孔に係止させてサイ
ドシルカバーの上端部をサイドシルの上部に固定するサ
イドシルカバーの取付構造を開示している。 しかし、こ
の種の技術は、サイドシルカバーの内面に係合片を設け
ることになり、乗降の際にサイドシルカバーの上部に外
力が加わると、その上端部が変形する可能性がある。
こで、本考案は、製造ラインでの作業性を向上でき、ま
た、ドアの閉成時にプロテクタを外部からほぼ完全に遮
蔽でき、端部が変形することのないモールディングの取
付構造の提供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案にかかるモールデ
ィングの取付構造は、自動車のロッカパネルに取付けら
れ、前記ロッカパネルから離間する方向に延びる締結部
及びその両側に前記締結部に対し下方へ所定角度傾斜し
ている一対の支持部からなる水平部を有するリテーナ
と、前記リテーナの前記水平部の下面から垂下する軸部
と、前記軸部の先端に一体的に設けられた頭部からなる
締結部材と、前記締結部材の前記軸部を挿通可能なスラ
イド孔を有して前記リテーナの締結部と前記締結部材の
前記頭部との間に密嵌保持される固着部、前記固着部の
上方において長さ方向全体に延び、前記リテーナの支持
部と同一の傾斜角度で傾斜し、前記支持部上に載置支持
され、前記固着部を上方から遮蔽する遮蔽部を上部に有
するとともに、前記ロッカパネルに固着される下部取付
部を下部に有するモールディングとを設けたものであ
る。
【0010】
【作用】本考案においては、リテーナを自動車のロッカ
パネルに取付けた状態で、モールディングの上部取付部
のスライド孔に締結部材の軸部を挿通するよう、モール
ディングをロッカパネルに対して移動し、上部取付部を
リテーナの水平部と締結部材の頭部との間に密嵌保持す
ることにより、モールディングをロッカパネルの所定位
置に組付けることができる。この状態で、締結部材はリ
テーナの水平部に上方から遮蔽されるとともに、リテー
ナ及びリテーナに保持された固着部はモールディングの
遮蔽部に上方から遮蔽されるため、通常の状態で利用者
は、モールディングの長さ方向全体に延びる遮蔽部のみ
を視認する。また、固着部の上方において長さ方向全体
に延び、前記リテーナの支持部と同一の傾斜角度で傾斜
し、前記支持部上に載置支持され、前記固着部を上方か
ら遮蔽するモールディングの遮蔽部は、前記モールディ
ングの上端部を前記リテーナの支持部上に載置されてお
り、モールディングの上端部が変形することがない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を説明する。
【0012】図1は本考案の一実施例のモールディング
の取付構造の要部拡大断面図、図2は本考案の一実施例
のリテーナの斜視図、図3は本考案の一実施例のモール
ディングの上部取付部の斜視図である。なお、図中、従
来例と同一符号及び同一記号は、従来例の構成部分と同
一または相当部分を示すものであるから、ここでは、重
複する説明を省略する。
【0013】図において、リテーナ10は、ロッカパネ
ル51の側面に沿って上下に延びる垂下部11と、垂下
部11上端から外方へ略水平方向に延びる水平部12か
らなり、ロッカパネル51の長さ方向に所定間隔で複数
個配設される。各リテーナ10の垂下部11には予めク
リップ13が固着され、ロッカパネル51の長さ方向に
所定間隔で穿設された挿着孔(図示略)に前記クリップ
13を挿着してリテーナ10を固定するようになってい
る。リテーナ10の水平部12は、図2に示すように、
長さ方向中央部に締結部12aを、その両側に一対の支
持部12bを配置した形状とされており、前記支持部1
2bは、締結部12aに対し下方へ所定角度傾斜してい
る。前記締結部12aの下面略中央には締結部材20の
円柱状の軸部21が下方へ延びるよう固着され、軸部2
1の下端には円板状の頭部22が一体形成されている。
【0014】一方、モールディング30は、上部取付部
31の構成を除き、基本的に従来例のモールディング6
0と同一の構成を有している。モールディング30の上
部取付部31は、その長さ方向に前記リテーナ10の配
置間隔と同一間隔で、前記リテーナ10の締結部12a
の下面と締結部材20の頭部22との間に挾持される複
数の固着部32を配置するとともに、前記固着部32の
上方には、前記リテーナ10の支持部12bと同一の傾
斜角度で固着部32に対し傾斜する遮蔽部33を一体形
成している。前記固着部32は、リテーナ10の締結部
12aと略同一面積の板状をなし、締結部12aの下面
と締結部材20の頭部22上面との隙間に密嵌保持可能
な厚さとされている。また、上部取付部31の固着部3
2にはロッカパネル51から離間する方向に延び、更
に、ロッカパネル51と平行に延びる平面略L字状のス
ライド孔32aが穿設され、締結部材20の軸部21を
各固着部32のスライド孔32aの開放端から挿通して
基端へと移動させることにより、モールディング30が
リテーナ10に締結固定される。なお、モールディング
30の上部取付部31の遮蔽部33基端と固着部32基
端との間には、前記リテーナ10の締結部12aの先端
を挿着可能な凹部34が形成され、モールディング30
の固着部32をリテーナ10の締結部12a及び締結部
材20の頭部22間に取付けたときに、リテーナ10の
締結部12aの先端がモールディング30の前記凹部3
4に当接してその移動を規制され、前記モールディング
30を定位置に位置決めして保持するようになってい
る。
【0015】前記モールディング30の上部取付部31
の支持部33先端には、ドアの開放時に、モールディン
グ30とロッカパネル51との隙間を遮蔽して意匠的効
果を向上する等のために、プロテクタ40が装着され
る。前記プロテクタ40は、モールディング30の上部
取付部31の支持部33先端に外嵌可能な断面略コ字状
をなし、従来例のプロテクタ70のように、上部取付部
31の基端位置、即ち、ドアの閉成時のドアモール55
の下方位置付近まで延びることはない。
【0016】次に、上記のように構成された本実施例の
モールディング30のロッカパネル51への取付作業を
説明する。
【0017】まず、ロッカパネル51の挿着孔にクリッ
プ13を挿着してリテーナ10をロッカパネル51の所
定位置に固着し、モールディング30の固着部32のス
ライド孔32aの開放端を締結部材20の軸部21に対
面させ、締結部材20の軸部21をスライド孔32aに
挿通するよう、モールディング30をロッカパネル51
に向かって押込む。次に、締結部材20の軸部21が上
部取付部31の固着部32のスライド孔32aの基端へ
と挿着されるよう、モールディング30をロッカパネル
51に沿って水平方向(図3中右方)に移動する。これ
により、締結部材20の軸部21が固着部32のスライ
ド孔32aの基端に当接支持される。このとき、固着部
32はリテーナ10の締結部12aの下面と締結部材2
0の頭部22上面との間に密嵌状態で保持されるととも
に、リテーナ10の締結部12aの先端がモールディン
グ30の上部取付部31の凹部34内に保持される。ま
た、モールディング30の上部取付部31の遮蔽部34
がリテーナ10の支持部12b上に載置支持され、モー
ルディング30がリテーナ10に安定して保持される。
これにより、モールディング30は、ロッカパネル51
に対し前後、右方及び上下方向への移動を規制され、図
3中左方に移動する以外は、ロッカパネル51から容易
に離脱することはない。なお、モールディング30の上
部取付部31のリテーナ10への取付前に、モールディ
ング30の上部取付部31の遮蔽部33先端にプロテク
タ40を装着する。一方、モールディング30の下部取
付部61は従来と同様にして、タッピングスクリュー5
3によりロッカパネル51の内側面の所定位置に配置し
た螺入部54に螺入して固定する。これにより、ロッカ
パネル51の側面へのモールディング30の取付作業が
終了し、ロッカパネル51の側面をモールディング30
により遮蔽して、従来と同様に、意匠的効果等の種々の
効果を発揮させることができる。
【0018】このように、上記実施例のモールディング
の取付構造は、リテーナ10の水平部12の中央に設け
た締結部12aの下面に、前記締結部12aの下面から
垂下する円柱状の軸部21と、前記軸部21の先端に一
体的に設けられた円板状の頭部22からなる締結部材2
0を設け、モールディング30の上部取付部31を、前
記締結部材20の前記軸部21を挿通可能な平面略L字
状のスライド孔32aを有して前記リテーナ10の締結
部12a下面と前記締結部材20の頭部22上面との間
に密嵌保持される固着部32と、前記固着部32の上方
において長さ方向全体に延び前記固着部32を上方から
遮蔽する遮蔽部33により構成し、また、前記リテーナ
10の締結部12aの両側に前記締結部12aに対し所
定角度で下方へ傾斜する支持部12bを設けるととも
に、前記モールディング30の上部取付部31の遮蔽部
33を前記固着部32に対し同一の傾斜角度で下方に傾
斜させ、上部取付部31の遮蔽部33をリテーナ10の
支持部12bにより支持するようにし、モールディング
30の遮蔽部33の先端とロッカパネル51の隙間に断
面略コ字状のプロテクタ40を装着したものである。
【0019】したがって、上記実施例は、リテーナ10
を自動車のロッカパネル51に取付けた状態で、モール
ディング30の固着部32のスライド孔32aの開放端
から締結部材20の軸部21を挿通するよう、モールデ
ィング30をロッカパネル51に向けて移動した後ロッ
カパネル51に沿って水平方向に移動して、上部取付部
31の固着部32をリテーナ10の締結部12aと締結
部材20の頭部22との間に密嵌保持することにより、
モールディング30をロッカパネル51の所定位置に容
易かつ迅速に組付けることができる。この状態で、締結
部材20はリテーナ10の水平部12に上方から遮蔽さ
れるとともに、リテーナ10及びリテーナ10に保持さ
れたモールディング30の固着部32は遮蔽部33によ
り上方から遮蔽されるため、通常の状態で利用者は、モ
ールディング30の長さ方向全体に延びる遮蔽部33の
みを視認する。また、プロテクタ40の寸法を、モール
ディング30の遮蔽部33の先端とロッカパネル51の
隙間を遮蔽する寸法とするだけでよいため、ドアの閉成
時に、プロテクタ40がドアモール55越しに視認され
ることはない。その結果、モールディング30の組付け
のためのリテーナ10及びプロテクタ40等の部材によ
りロッカパネル51付近の意匠的効果が損なわれること
はない。また、リテーナ10をロッカパネル51側に先
付けするのではなく、モールディング30側に先付けし
ておけば、リテーナ10のクリップ13をロッカパネル
51の挿着孔に挿着するだけで、モールディング30を
ロッカパネル51に容易かつ迅速に組付けることがで
き、製造ラインでの組付作業性が向上する。
【0020】ところで、上記実施例の締結部材20は円
柱状の軸部21と円板状の頭部22により構成されてい
るが、本考案を実施する場合には、これに限定されるも
のではなく、モールディング30の固着部32にスライ
ド孔32aを介して挿着され、かつ、固着部32を頭部
22とリテーナ10の締結部12aとの間に挾持可能な
構成であればよい。例えば、締結部材20の軸部21を
角柱状とし、または、頭部22を多角形板状とする等他
の形状としてもよい。また、固着部32のスライド孔3
2aも、モールディング30のロッカパネル51に対す
る相対移動を規制可能な限りにおいて、平面略L字状以
外に平面彎曲状等の他の形状とすることができる。そし
て、リテーナ10の支持部12b及びモールディング3
0の遮蔽部33もリテーナ10の締結部12a及びモー
ルディング30の固着部32に対し傾斜させることなく
略平行としてもよい。更に、リテーナ10をクリップ1
3以外の手段、例えば、タッピングスクリュー53によ
りロッカパネル51に固着するようにしてもよい。
【0021】
【考案の効果】以上のように、本考案のモールディング
の取付構造は、自動車のロッカパネルに取付けられ、前
記ロッカパネルから離間する方向に延びる締結部及びそ
の両側に前記締結部に対し下方へ所定角度傾斜している
一対の支持部からなる水平部を有するリテーナと、前記
リテーナの前記水平部の下面から垂下する軸部と、前記
軸部の先端に一体的に設けられた頭部からなる締結部材
と、前記締結部材の前記軸部を挿通可能なスライド孔を
有して前記リテーナの締結部と前記締結部材の前記頭部
との間に密嵌保持される固着部と、前記固着部の上方に
おいて長さ方向全体に延び、前記リテーナの支持部と同
一の傾斜角度で傾斜し、前記支持部上に載置支持され、
前記固着部を上方から遮蔽する遮蔽部とを上部に有する
とともに、前記ロッカパネルに固着される下部取付部を
下部に有するモールディングとを具備するものである。
したがって、リテーナを自動車のロッカパネルに取付け
た状態で、モールディングの上部取付部のスライド孔に
締結部材の軸部を挿通するよう、モールディングをロッ
カパネルに対して移動し、上部取付部をリテーナの水平
部と締結部材の頭部との間に密嵌保持することにより、
モールディングをロッカパネルの所定位置に組付けるこ
とができる。この状態で、締結部材はリテーナの水平部
に上方から遮蔽されるとともに、リテーナ及びリテーナ
に保持された固着部はモールディングの遮蔽部に上方か
ら遮蔽されるため、通常の状態で利用者は、モールディ
ングの長さ方向全体に延びる遮蔽部のみを視認する。そ
の結果、モールディングの組付けのための部材によりロ
ッカパネル付近の意匠的効果が損なわれることはない。
また、固着部の上方において長さ方向全体に延び、前記
リテーナの支持部と同一の傾斜角度で傾斜し、前記支持
部上に載置支持され、前記固着部を上方から遮蔽するモ
ールディングの遮蔽部は、前記モールディングの上端部
を前記リテーナの支持部上に載置されており、モールデ
ィングの上端部が変形することがない。そして、前記モ
ールディングの上端部と前記リテーナの締結部を目で確
認しながら組付けることができ、製造ラインでの作業性
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例のモールディングの取
付構造の要部拡大断面図である。
【図2】図2は本考案の一実施例のモールディングの取
付構造のリテーナの斜視図である。
【図3】図3は本考案の一実施例のモールディングの取
付構造の上部取付部の斜視図である。
【図4】図4は従来のモールディングの取付構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
10 リテーナ 12 水平部 20 締結部材 21 軸部 22 頭部 30 モールディング 32 固着部 32a スライド孔 33 遮蔽部 51 ロッカパネル 61 下部取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−11248(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 13/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のロッカパネルに取付けられ、前
    記ロッカパネルから離間する方向に延びる締結部及びそ
    の両側に前記締結部に対し下方へ所定角度傾斜している
    一対の支持部からなる水平部を有するリテーナと、 前記リテーナの前記水平部の下面から垂下する軸部と、
    前記軸部の先端に一体的に設けられた頭部からなる締結
    部材と、 前記締結部材の前記軸部を挿通可能なスライド孔を有し
    て前記リテーナの締結部と前記締結部材の前記頭部との
    間に密嵌保持される固着部と、前記固着部の上方におい
    て長さ方向全体に延び、前記リテーナの支持部と同一の
    傾斜角度で傾斜し、前記支持部上に載置支持され、前記
    固着部を上方から遮蔽する遮蔽部とを上部に有するとと
    もに、前記ロッカパネルに固着される下部取付部を下部
    に有するモールディングとを具備することを特徴とする
    モールディングの取付構造。
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JPH0639616U (ja) 1994-05-27

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