JP3457864B2 - 電気掃除機の吸込口体及び電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体及び電気掃除機

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JP3457864B2
JP3457864B2 JP32630297A JP32630297A JP3457864B2 JP 3457864 B2 JP3457864 B2 JP 3457864B2 JP 32630297 A JP32630297 A JP 32630297A JP 32630297 A JP32630297 A JP 32630297A JP 3457864 B2 JP3457864 B2 JP 3457864B2
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suction port
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blade
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気掃除機及び
この電気掃除機に用いられる吸込口体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機の吸込口体の中には、
吸込口体の本体ケース内にいわゆる回転ブラシ等と呼ば
れている回転清掃体を設け、この回転清掃体を回転させ
つつ吸込口体を床面上を走行させ掃除をする形式のもの
がある。そして、このような形式の吸込口体における回
転清掃体を回転させるための駆動源としては、電動機あ
るいは吸込み気流によって回転する駆動ファンが用いら
れており、これら電動機あるいは駆動ファンの回転力を
ベルト等を介して回転させるようになっている。しか
し、駆動源として電動機、駆動ファンを用いると、本体
ケース内に電動機、駆動ファンおよびベルト等を収納す
るスペースが必要となるため大型となり、構造が複雑と
なるとともにコスト面で高価となるものである。
【0003】また、上記のように回転清掃体と別個の電
動機、駆動ファンを用いることなく、回転清掃体の両端
に、この回転清掃体と一体にファンを設けるとともに本
体ケースの後方上部に空気取入口を設け、この空気取入
口から電気掃除機の動作時に発生する負圧つまり吸込力
によって空気を取り入れ前記ファンのファン翼に当てて
回転清掃体を回転させるようにしたものがある。
【0004】しかし、このものは別個の電動機、駆動フ
ァンを不要にできるという利点はあるものの、回転清掃
体の両端にファンが設けられていることから、回転清掃
体に設けられたブレードは、本体ケースの両側壁の近傍
まで近付けることができない。つまり回転清掃体の両端
にファンが設けられていることからこのファンの部分に
はブレードを設けることができないことになる。したが
って、本体ケースの両側に対応する被掃除面の掃除がで
きなくなり、このことは特に掃除のしにくい部屋の壁際
あるいは隅部の掃除の際に、塵埃を良好に吸い込むこと
ができなくなるという問題がある。また、本体ケースの
後方上部に設けた空気取入口から取り入れる空気は前記
ファンのファン翼に当てて回転清掃体を回転させるもの
であることから、この空気はファンの回転にのみ作用さ
せるようになっているため吸塵効率の低下を招いてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
吸込口体のうち、回転清掃体と別個に駆動源として電動
機、駆動ファンを用いるものでは、本体ケース内に電動
機、駆動ファンおよびベルト等を収納するスペースが必
要となるため大型となり、構造が複雑となるとともにコ
スト面で高価となるという問題がある。
【0006】また、回転清掃体の両端に一体にファンを
設けたものでは、回転清掃体と別個の電動機、駆動ファ
ンを要しないという利点はあるものの、本体ケースの両
側に対応する被掃除面の掃除ができなくなるという問題
があり、また、ファンを回転させる空気はファンの回転
にのみ作用させるようになっていることから吸塵効率の
低下を招くという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、被掃
除面との対向面に開口した吸込口及びこの吸込口に連通
する吸込室を有する本体ケースと、前記吸込室内に回転
可能に配設され、軸部材とこの軸部材にその軸方向に沿
うとともに両端部まで設けられた複数のブレードとから
なり、前記ブレードの先端部によって前記被掃除面に存
在する塵埃を叩き出しあるいは掻き出す回転清掃体と
を備える電気掃除機の吸込口体であって、前記ブレード
に当たることによって前記回転清掃体を回転させるとと
ともに直接あるいは前記ブレードに当たった後前記被掃
除面にも吹き付けられる空気を流入させる空気取入口
を、前記ブレードに対向させて、前記本体ケースに前記
回転清掃体の軸心より下方に位置するとともに前側に開
口して設けるとともに、前記空気取入口から流れ込んで
前記回転清掃体を回転させるように作用する空気が前記
空気取入口の開口に流れ込むことが阻害されないように
する突起部を、前記本体ケースの前記空気取入口の開口
よりも上方の部位にこの開口より前方に突出して設けた
ことを特徴としている。
【0008】この請求項1記載の発明は、回転清掃体の
両端部を本体ケースの両端壁近傍まで近付けることがで
きるため、本体ケースの両端壁近傍まで掃除ができると
いう作用を有するものである。また、空気取入口を回転
清掃体の軸心より下方に位置させて設けたことから、こ
の空気取入口から流入した空気はブレードに当たった後
被掃除面にも吹き付けられ塵埃を被掃除面から浮き上が
らせる等吸塵に寄与させることができるという作用を有
するものである。また、空気取入口を回転清掃体の軸心
より下方に位置させて設けたことから、吸い込まれる空
気は回転清掃体を回転させるように作用し、さらに吸込
口から吸込まれる空気も回転清掃体を回転させるように
作用することから回転清掃体の回転力を大きくできると
いう作用を有するものである。さらにまた、回転清掃体
を駆動させる駆動源を別に設けることを要しないことか
ら、構造を簡単にできるとともに小形・軽量化が図れる
という作用を有するものである。
【0009】
【0010】加えて、請求項1記載の発明は、空気取入
口から流れ込んで回転清掃体を回転させるように作用す
る空気が空気取入口の開口に流れ込むことが阻害されな
いようにする突起部を、本体ケースの空気取入口の開口
よりも上方の部位にこの開口より前方に突出して設けた
から、吸込口体の前面の突起部が部屋の壁に当接した際
に、突起部によって壁と空気取入口の開口との間に間隙
を形成し前記開口が壁によって塞がれることを防止で
き、壁際の塵埃を確実に吸塵できるという作用を有する
ものである。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1
載の発明において、前記空気取入口は被掃除面側を開放
した凹溝状部により形成した電気掃除機の吸込口体とし
たものである。
【0012】この請求項2記載の発明は、被掃除面側を
開放した凹溝状部を通ってブレードに当てる空気が流入
することから、この空気は被掃除面に存在する塵埃を被
掃除面から浮き上がらせ、また、本体ケースの前方に存
在する塵埃を吸い込む等吸塵に寄与させるという作用を
有するものである。
【0013】また、請求項3記載の発明は、請求項1
たは2記載の発明において、前記空気取入口は本体ケー
スの両端部近傍に形成した電気掃除機の吸込口体とした
ものである。
【0014】この請求項3記載の発明は、本体ケースの
両端部近傍に形成した空気取入口から吸い込まれた空気
により両端部の塵埃を効率よく吸塵でき、両端部から中
央部に向かって流れる空気流により被掃除面からブレ
ードで掻きあげられた塵埃を中央部に送るとともに、中
央部に向かって流れる空気流は被掃除面に存在する塵埃
を浮き上がらせるように作用することから吸塵効率を
向上させることができるという作用を有するものであ
る。又、請求項4記載の発明の電気掃除機は、接続口が
設けられ、かつ、内部に電動送風機が収納されている本
体と、前記接続口に接続される吸込みホース及びこのホ
ースに接続される延長管を介して前記本体に接続される
請求項1から3の内のいずれか1項に記載の吸込口体
と、を備えたことを特徴としている。 この電気掃除機
は、請求項1ないし3項記載の吸込口体を備えているの
で、請求項1ないし3項記載の発明と同じ作用を有する
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1ないし図5に基づいて説明する。
【0016】図1はこの発明を適用した吸込口体を吸込
みホースおよび延長管を介して電気掃除機に接続した状
態を示した斜視図である。
【0017】図1に示すように、電気掃除機1の本体2
の前部には接続口3が設けられており、また、前記本体
2内には図示しないが前記接続口3に連通する集塵室お
よびこの集塵室の下流側に形成された電動送風機室が設
けられており、そして前記集塵室には集塵装置が、また
電動送風機室には電動送風機が収納されている。
【0018】また、本体2の後部両側には走行車輪4が
取り付けられており、前方底部には旋回輪5が取り付け
られている。また、本体2の上部には電気掃除機1を持
ち運ぶ運搬用把手6が設けられ、また、後部壁には図示
しない排気口が設けられている。
【0019】また、前記接続口3には吸込みホース7の
一端側が接続されており、この吸込みホース7の他端側
には把手9が形成された接続部8が設けられている。そ
して、この接続部8には把手9の前部に位置して、前記
図示しない電動送風機の出力を制御する複数のスイッチ
釦9aが設けられており、これらスイッチ釦9aの閉成
信号は前記吸込みホース7内に配線された信号線を介し
図示しない制御手段に送られて、この制御手段の制御
によって電動送風機は制御されるようになっている。
【0020】また、前記接続部8には、延長管10が接
続されており、この延長管10にはもう一つの延長管1
1が接続され、この延長管11には前記吸込口体である
床ブラシ20が接続されている。
【0021】つぎに、この床ブラシ20を図2ないし図
5に基づいて説明する。
【0022】図2、図5に示すように床ブラシ20は、
上部ケース30とこの上部ケース30と図示しないねじ
によって一体的に結合される下部ケース40から構成さ
れる本体ケース21、接続管23および回転清掃体50
等から構成されている。
【0023】そして、前記上部ケース30は、図2、図
3において上面からの投影が長方形状に形成され、下方
を開口31(図5参照)するとともに天井壁32を有
し、この天井壁32を底壁とした有底箱状に形成されて
いる。また、図5に示すように上部ケース30の後側つ
まり接続管23が設けられている側の中間部には後方に
突出させて接続片33aが形成されており、この接続片
33aと後述する下部ケース40の後部側中間部に後方
に突出させて形成した接続片43aとによって接続部3
3が形成されている。また、この接続部33の内側の上
下壁面は曲面状に形成されるとともに長手方向(上部ケ
ース30の長手方向)対向面には図示しない軸受が設け
られている。なお、前記接続部33は上部ケース30と
下部ケース40とを前記図示しないねじによって結合す
ることによって構成される。
【0024】そして、前記接続部33には前記延長管1
1に着脱可能に接続される接続管23が取り付けられて
いる。この接続管23の先端部には前記接続部33の図
示しない曲面状の上下壁面に摺動可能な中空筒状部23
aが形成されるとともに、接続部33に設けた軸受に軸
支される図示しない軸が設けられている。この軸を軸受
に軸支して取り付けることによって接続管23は本体ケ
ース21に対して上下方向に回動可能となっている。
【0025】また、上部ケース30の長手方向両端壁に
は、図3に示すように軸受35を取り付けるための図示
しない軸受取付部が設けられている。
【0026】つぎに、前記下部ケース40は、図4に示
すように下面からの投影が長方形状に形成され、上方を
前記上部ケース30の開口31に対応して開口41(図
5参照)が形成されるとともに、平坦面に形成した被掃
除面と対向する対向面である底壁42を有した有底箱状
に形成されている。そして、前記底壁42には図4に示
すように長方形状の吸込口44が形成されている。この
吸込口44の長手方向両端側は下部ケース40の両端壁
の近傍に位置させて形成されていることから、掃除の際
に壁際まで位置させることができ、壁際の塵埃を確実に
吸塵できるようになっている。
【0027】また、下部ケース40の長手方向両端壁に
は、前記軸受35を取り付ける図示しない軸受取付部が
設けられている。この軸受取付部と前記上部ケース30
に設けた軸受取付部によって、上部ケース30と下部ケ
ース40を結合した際に前記軸受35が挟持されて取り
付けられるものである。
【0028】また、下部ケース40の後側の中間部には
後方に突出させて前記接続片43aが形成されており、
この接続片43aと前記上部ケース30の接続片33a
とによって、上述したように接続管23の中空筒状部2
3aを取り付ける接続部33が形成されるものである。
【0029】また、下部ケース40の前壁46の両端近
傍の部位には空気取入口47が形成されており、この空
気取入口47は図5に示すように下部ケース40の前壁
46に連続して内側に延出した折曲片47aが形成され
ており、また、折曲片47aの両側には側板47bが設
けられており、この側板47bと前記折曲片47aとに
より被掃除面F側を開放した凹溝状部に形成されてい
る。また、空気取入口47の開口47cは下部ケース4
0すなわち本体ケース21の前面に開口している。ま
た、この空気取入口47は、図5に示すように後に詳述
する回転清掃体50つまり軸部材55の軸心Pよりも底
壁42側に位置する部位に形成してあり、したがって、
回転清掃体50は図5において反時計方向つまり図5の
矢印方向に回転するようになっており、このため空気取
入口47から流入する空気は回転清掃体50を回転させ
るとともに、被掃除面Fに存在する塵埃を被掃除面Fか
ら浮き上がらせるようにも作用する、つまり吸塵効率を
高めるためにも機能するものである。
【0030】そして、前記上部ケース30と下部ケース
40とを図示しないねじよって結合することにより本体
ケース21が構成つまり組み立てられ、上部ケース30
と下部ケース40とにより組み立てられた本体ケース2
1の内部には、吸込室22が形成され、この吸込室22
は前記吸込口44および接続部33の内部および接続管
23の内部に連通している。
【0031】また、図5に示すように上部ケース30の
開口31の開口縁と下部ケース40の開口41の開口縁
とに挟持されて、例えばゴム等からなる突起部としての
バンパー60が、図3、図4に示すように後側の一部分
を除いて本体ケース21の周囲に取り付けられている。
このバンパー60は図5に示すように本体ケース21の
外側面から、肉厚寸法Tだけ前方に突出しており、この
ことによって掃除中に本体ケース21の前面が部屋の壁
に接近しバンパー60が前記壁に当接した際には、前記
壁と本体ケース21の前壁46の前面つまり開口47c
との間に略前記肉厚寸法Tの間隙が確保されるものであ
る。
【0032】したがって、掃除中に本体ケース21のバ
ンパー60が部屋の壁に当接したとしても、前壁46と
部屋の壁との間に前記略T寸法の間隙が確保されること
から、前記開口47cは壁によって塞がれることはな
く、この開口47cから空気が流れ込むことが阻害され
ることはない。
【0033】つぎに、本体ケース21の吸込室22内に
配設される回転清掃体50について説明する。
【0034】この回転清掃体50は、図5に示すように
内部を中空とした軸55、内部に前記軸55が挿入され
る貫通孔51aが形成された筒状のブレード軸51とこ
のブレード軸51の外周に一体に形成された複数枚(図
5では11枚)のブレード52とからなるブレード体5
3から構成されている。なお、前記軸55とブレード軸
51とは軸部材を構成しているものである。
【0035】そして、前記ブレード体53は軟質塩化ビ
ニールあるいは軟質ゴム等からなり、回転清掃体50が
回転すると前記ブレード52は被掃除面に存在する塵埃
を叩き出しあるいは掻き出すように機能するものであ
る。また、前記ブレード52は、図5に示すように回転
方向(図5の矢印方向)に凸状とした円弧状に形成され
ており、したがって、空気取入口47に対向する側は凹
状曲面となっているものである。
【0036】また、回転清掃体50の組み立ては、前記
軸55をブレード軸51の貫通孔51aに圧入するとと
もに、接着剤により接着して一体化して組み立てられる
ものである。なお、軸55とブレード軸51とは成型に
より一体化するようにしてもよいものである。
【0037】また、回転清掃体50の前記吸込室22内
への配設は、軸55の両端を図3等に示すように、結合
された上部ケース30および下部ケース40の軸受取付
部によって本体ケース21に取り付けられた前記軸受3
5に回転自在に軸支することによってなされるものであ
る。
【0038】そして、回転清掃体50が前記吸込室22
内に配設された状態では、前記ブレード52の少なくと
も1枚は下部ケース40に形成された前記空気取入口4
7に対向するようになっており、空気取入口47から流
入した空気は前記対向したブレード52に吹き付けられ
るつまり当たり、この空気の圧力をブレード52が受け
ることから回転清掃体50は図5の矢印方向に回転す
る。この回転によってつぎのブレード52が空気取入口
47に対向することになり、この対向したブレード52
には同様に空気取入口47から流入した空気の圧力を受
けることから回転清掃体50は図5の矢印方向に回転す
る。このようにしてブレード52に順次空気が当たり回
転清掃体50は回転し続ける。
【0039】そして、回転清掃体50が回転するとブレ
ード52の先端部によって被掃除面Fに存在する塵埃は
叩き出されあるいは掻き出される等して被掃除面から浮
き上がり、この塵埃は吸込口44から吸込まれる空気と
ともに吸込室22、接続部33、接続管23、延長管1
1、10および吸込みホース7を介して前記図示しない
集塵室に吸込まれ、集塵装置によって塵埃は除去され空
気は図示しない排気口から外部に排気される。
【0040】また、前記空気取入口47から流入した空
気は、ブレード52に当たって回転清掃体50に回転力
を生じさせると同時に、被掃除面Fに吹き当たって被掃
除面F存在する塵埃を浮き上がらせるように作用する
ことから、吸込口43から吸込まれる空気と相俟って吸
塵効率を向上させることができるものである。
【0041】つぎに、このように構成された上記吸込口
体20の動作について説明する。
【0042】まず、使用の際は図1に示すように、電気
掃除機1に吸込みホース7、延長管10、11を接続す
るとともに延長管11に吸込口体20を接続し、そし
て、接続部8に設けられた複数のスイッチ釦9aのうち
の所定のスイッチ釦9aを閉成操作して図示しない電動
送風機を駆動し、吸込口体20を被掃除面上を走行させ
つつ掃除を行う。
【0043】そして、電動送風機が駆動されると集塵室
が負圧になり吸込口体20の吸込口44から塵埃ととも
に空気が吸込まれ、集塵装置によって塵埃は除去され、
空気は排気口から排気される。
【0044】また、集塵室が負圧になることに伴って、
上部ケース30に形成された前記吸込室22も負圧とな
り吸込口44から空気が吸込まれるとともに、前記空気
取入口47からも吸込室22内に空気が流入し、前記ブ
レード52に当ることから回転清掃体50が回転し、ブ
レード52の先端部は被掃除面に存在する塵埃は叩き出
しあるいは掻き出す。この塵埃は吸込室22、接続管2
3を介して延長管11、10、吸込みホース7を経て集
塵室に吸込まれ上記したように塵埃は集塵装置によっ
て除去されて掃除がなされるものである。
【0045】そして、上述したように本体ケース21の
前壁46に前記軸55つまり回転清掃体50の軸心Pよ
り下方に前記ブレード52に向けて空気を流入させる空
気取入口47を設け、この空気取入口47から流入した
空気をブレード52に当てることによって回転清掃体5
0を回転させるようにしたことから、従来のように回転
清掃体の両端部にファンを設ける必要がないため回転清
掃体50の両端部を本体ケース21の両側壁つまり両端
部近傍まで近付けることができるとともにブレード52
をブレード軸53の両端部まで設けることができ、ま
た、吸込口44の長手方向両端側を本体ケース21の両
端部近傍まで設けることができ、したがって、この吸込
口44の両端側までブレード52を位置させることがで
きるため本体ケース21の両端部まで良好に掃除ができ
るものである。
【0046】また、空気取入口47を回転清掃体50の
軸心より下方に位置させて設けたことから、この空気取
入口47から流れ込む空気は、回転清掃体50を回転さ
せるとともに、この空気は直接あるいはブレード52に
当たった後被掃除面Fにも吹き付けられ塵埃を被掃除面
Fから浮き上がらせる等吸塵に寄与させることができる
ものであることから、吸込口44から吸込まれる空気と
相俟って吸塵効率を向上させることができるものであ
る。
【0047】また、空気取入口47を回転清掃体50の
軸心Pより下方に位置させて設けたことから、上記のよ
うに吸い込まれる空気は回転清掃体50を回転させるよ
うに作用し、さらに吸込口44から吸込まれる空気も回
転清掃体50を回転させるように作用することから回転
清掃体50の回転力を大きくできるものである。
【0048】さらにまた、回転清掃体50を駆動させる
駆動源を別に設けることを要しないことから、構造を簡
単にできるとともに小形・軽量化が図れるものである。
【0049】また、前記本体ケース21の空気取入口4
7よりも上方の部位に本体ケース21の前面つまり開口
47cより前方に突出するバンパー60を設けたことか
ら、吸込口体20が部屋の壁に接近した場合においても
バンパー60が前記壁に当接し、壁と前記開口47cと
の間に間隙が確保されることから開口47cが壁によっ
て塞がれることを防止でき壁際の塵埃を確実に吸塵でき
るものである。
【0050】また、前記空気取入口47は前記下部ケー
ス40の底壁42に被掃除面F側を開放した凹溝状部に
より形成したことから、この空気取入口47からブレー
ドに当てる空気が流入するためこの空気は被掃除面Fに
存在する塵埃を被掃除面Fから浮き上がらせ、また、本
体ケースの前方に存在する塵埃を吸い込む等吸塵に寄与
つまり作用させることができるため吸塵効率を向上させ
ることができる。
【0051】また、空気取入口47は本体ケース21に
長手方向両端部近傍に形成したことから、被掃除面の本
体ケース長手方向両端部の塵埃を確実に吸塵することが
できるとともに、この空気取入口47から吸込まれた空
気は吸込室22の両端側から中央部つまり接続部33と
の連通部に向かって流れることになるが、この際に両端
側から中央部に向かって流れる空気流により被掃除面か
らブレードで叩き出されあるいは掻き出された塵埃を中
央部に送ることができるとともに、中央部に向かって流
れる空気流は被掃除面Fに存在する塵埃を浮き上がらせ
るように作用することから吸塵効率を向上させることが
できる。
【0052】なお、上記実施の形態においては、空気取
入口47は、前壁46に形成した折曲片47aとこの折
曲片47aの両側に設けた側板47bとにより被掃除面
F側を開放した凹溝状部に形成したが、これは図6に示
すように下部ケース40の底壁42の肉厚を厚く形成
し、この底壁42に被掃除面F側を開放した溝147を
形成し、この溝147によって凹溝状部に形成するよう
にしてもよいものである。なお、図6において上記実施
の形態と同一部分には同一符号を付してある。
【0053】また、上記実施の形態においては、空気取
入口47は被掃除面F側を開放した凹溝状部によって構
成したが、これは、回転清掃体50の軸心より下部ケー
ス41の底壁側の部位であれば下部ケース40の前壁4
6に形成した貫通孔によって構成してもよいものであ
り、このように空気取入口を貫通孔によって構成した場
合においても、回転清掃体50は図5において反時計方
向に回転することから、空気取入口から流入した空気の
うち少なくともブレード52に当たった後に被掃除面F
に吹き当たることから、被掃除面Fに存在する塵埃を浮
き上がらせるように作用することから吸塵効率を向上さ
せることができる。しかし、上記実施の形態のように空
気取入口47を被掃除面F側を開放した凹溝状部によっ
て構成した場合は、凹溝状部を通過する際に被掃除面F
の上面(絨毯の場合は一部は毛足の内部を流れる)沿っ
て流れることから、被掃除面Fに存在する塵埃を効率よ
く吸塵できるという利点がある。
【0054】また、上記の実施の形態においては、空気
取入口47を本体ケース21つまり下部ケース40の長
手方向両端部近傍の部位に形成したが、これはこの部位
に限定されるものではなく例えば長手方向中間部の部位
に形成するようにしてもよいものである。しかし、上記
の実施の形態のように長手方向両端部近傍の部位に形成
した場合は、上述のように被掃除面Fの本体ケース長手
方向両端部の塵埃を確実に吸塵することができる等の利
点がある。
【0055】また、上記の実施の形態においては、突起
部としてのバンパー60は本体ケース21の後側の一部
を除く周囲に設けるようにしたが、これは、空気取入口
47が部屋の壁によって塞がれることを防止する観点か
らは、前壁46にのみ設けるようにしてもよく、また、
帯状とすることなく空気取入口47の上部近傍に形成し
た突起によって突起部を構成してもよいものである。
【0056】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の
明は、本体ケースの両端壁近傍まで掃除ができるという
効果を有するものである。また、空気取入口から流入し
た空気はブレードに当たった後被掃除面にも吹き付けら
れ塵埃を被掃除面から浮き上がらせる等吸塵に寄与させ
ることができるという効果を有するものである。また、
吸い込まれる空気は回転清掃体を回転させるように作用
し、さらに吸込口から吸込まれる空気も回転清掃体を回
転させるように作用することから回転清掃体の回転力を
大きくできるという効果を有するものである。さらにま
た、回転清掃体を駆動させる駆動源を別に設けることを
要しないことから、構造を簡単にできるとともに小形・
軽量化が図れるという効果を有するものである。
【0057】加えて、請求項1記載の発明は、吸込口体
の前面の突起部が部屋の壁に当接した際に、突起部によ
って壁と空気取入口の開口との間に間隙を形成し前記開
口が壁によって塞がれることを防止でき、壁際の塵埃を
確実に吸塵できるという効果を有するものである。
【0058】また、請求項2記載の発明は、被掃除面側
開放した凹溝状部を通ってブレードに当てる空気が流
入することから、この空気は被掃除面に存在する塵埃を
被掃除面から浮き上がらせ、また、本体ケースの前方に
存在する塵埃を吸い込む等吸塵に寄与させるという効果
を有するものである。
【0059】また、請求項3記載の発明は、本体ケース
両端部近傍に形成した空気取入口から吸い込まれた空
気により両端部の塵埃を効率よく吸塵できるとともに、
両端部から中央部に向かって流れる空気流により被掃除
面からブレードで掻きあげられた塵埃を中央部に送ると
ともに、中央部に向かって流れる空気流は被掃除面に存
在する塵埃を浮き上がらせるように作用することから
吸塵効率を向上させることができるという効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した吸込口体を電気掃除機に接続
した状態を示す斜視図。
【図2】本発明の実施の形態を示す吸込口体の斜視図。
【図3】上記実施の形態の吸込口体の平面図。
【図4】上記実施の形態の吸込口体の下面図。
【図5】上記実施の形態の吸込口体の一部を断面した断
面図(図3におけるX−Xでの断面図)。
【図6】上記実施の形態の吸込口体の空気取入口の他の
実施の形態を示す部分図で、(A)断面図、(B)は斜
視図である。
【符号の説明】
1 電気掃除機2 電気掃除機の本体 3 接続口 7 吸込みホース 10、11 延長管 20 吸込口体 21 本体ケース 22 吸込室 23 接続管 30 上部ケース(本体ケースの一部) 40 下部ケース(本体ケースの一部) 42 下部ケースの底壁(被掃除面との対向面) 44 吸込口 46 下部ケースの前壁 47 空気取入口 47c 空気取入口の開口 50 回転清掃体P 回転清掃体の軸心 51 ブレード軸(軸部材の一部) 52 ブレード 55 軸(軸部材の一部)60 突起部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被掃除面との対向面に開口した吸込口
    びこの吸込口に連通する吸込室を有する本体ケースと、前記吸込室内に回転可能に配設され、 軸部材とこの軸部
    材にその軸方向に沿うとともに両端部まで設けられた
    数のブレードとからなり、前記ブレードの先端部によっ
    て前記被掃除面に存在する塵埃を叩き出しあるいは掻き
    出す回転清掃体と を備える 電気掃除機の吸込口体であって、 前記ブレードに当たることによって前記回転清掃体を回
    転させるととともに直接あるいは前記ブレードに当たっ
    た後前記被掃除面にも吹き付けられる空気を流入させる
    空気取入口を、前記ブレードに対向させて、 前記本体ケ
    ースに前記回転清掃体の軸心より下方に位置するととも
    に前側に開口して設けるとともに、 前記空気取入口から流れ込んで前記回転清掃体を回転さ
    せるように作用する空気が前記空気取入口の開口に流れ
    込むことが阻害されないようにする突起部を、前記本体
    ケースの前記空気取入口の開口よりも上方の部位にこの
    開口より前方に突出して設けた ことを特徴とする電気掃
    除機の吸込口体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、前記空気
    取入口は前記被掃除面側を開放した凹溝状部により形成
    したことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の発明において、
    前記空気取入口は前記本体ケースの両端部近傍に形成し
    たことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  4. 【請求項4】 接続口が設けられ、かつ、内部に電動送
    風機が収納されている本体と、 前記接続口に接続される吸込みホース及びこのホースに
    接続される延長管を介して前記本体に接続される請求項
    1から3の内のいずれか1項に記載の吸込口体と、 を備えたことを特徴とする電気掃除機。
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