JP3187346B2 - 電気掃除機用吸口体及びそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機用吸口体及びそれを用いた電気掃除機

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JP3187346B2
JP3187346B2 JP21028197A JP21028197A JP3187346B2 JP 3187346 B2 JP3187346 B2 JP 3187346B2 JP 21028197 A JP21028197 A JP 21028197A JP 21028197 A JP21028197 A JP 21028197A JP 3187346 B2 JP3187346 B2 JP 3187346B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸引する力を回転
駆動源とする羽根車兼用の回転清掃体を内蔵する電気掃
除機用吸口体及びそれを用いた電気掃除機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機用吸口体(以下、吸口
体と略す)は、特開平9−28630号公報に記載のよ
うに、回転清掃体を駆動するための羽根車が回転清掃体
の両側に同軸に構成されていた。また、その羽根車は、
羽根車を覆うように設けられた多数の固定翼で形成され
たノズルから吸引される気流によって、回転する構成と
なっていた。
【0003】また、特開昭59−101126号公報に
記載のように、回転ブラシを内蔵した主吸込室の後方に
副吸込室を設けて、吸塵特性の向上を図った電気掃除機
用床ノズルが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平9−286
30号公報に記載の技術においては、羽根車の両端外側
にはノズルを形成するための多数の固定翼があり、吸口
本体の両端下部は、回転清掃体が掃除面を摺動しないた
め、両端部ではゴミが取れにくく、特に絨毯上の綿ゴミ
等が取れにくかった。
【0005】また、吸口本体両端部に固定翼を構成して
いるため、吸口本体の高さを低くできず、また前後方向
の寸法にも制約があった。
【0006】また、ノズルを吸口内部に多数設けている
ため、吸い込んだ空気に含まれるほこり等が詰まりやす
く、メンテナンス性に問題があった。
【0007】また、回転清掃体を回転させるための回転
トルクのほとんどは、吸口外部から吸引する気流によっ
て発生されたものであるが、羽根車を収納した羽根車室
から空気を流出させる部分では、逆に、回転清掃体を逆
向きに回転させる力が発生し回転トルクを低下させてい
た。
【0008】また、吸口両端近くの入口ノズルから吸引
された空気は回転清掃体の周りを吸口中央部に向かって
移動するため、吸引された気流の方向は回転清掃体や羽
根車に対して直角ではなく斜めになってしまう。そのた
め、気流が回転清掃体や羽根車を回転方向に押す力は、
斜めになった分だけ減少していた。
【0009】また、吸口を掃除面から持ち上げた時は、
羽根車室の下方に開口した開口部から吸い込む空気流に
よって回転清掃体が回転してしまい、騒音や、安全性に
問題があった。
【0010】また一般的に、絨毯を掃除しようとして吸
口を絨毯上に置くと吸引力によって絨毯は吸口に吸い寄
せられ、吸い寄せられた絨毯は吸口下部の吸込口の前後
方向の幅が広いほどさらに吸口内に吸い寄せられる。そ
して、吸い寄せられた絨毯と回転清掃体との当接量が増
大すると、吸引力で回転清掃体を回転させている吸口で
は、負荷トルクが増し必要な回転数を維持できない。
【0011】このため、回転清掃体の下部の開口幅を広
くすることができず、大きなゴミの吸込に対して問題が
あった。
【0012】また、上記特開昭59−101126号公
報に記載のおいては、回転ブラシを回転させるエアータ
ービンが、副吸込室の後方に別に配置されているため、
床ノズル本体の前後方向の寸法が大きくなり、また、床
ノズル本体の高さも高くなるという問題があった。
【0013】本発明の目的は、上記課題を解決すべく、
吸引する気流を幅広く回転清掃体に吹付けることによっ
て吸塵性能が向上し、かつ静かで、安全性、メンテナン
ス性のよい小型の電気掃除機用吸口体及びそれを用いた
電気掃除機を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、上ケース及び下ケースを有する吸口本体
と、該吸口本体の掃除面側に形成され外部から吸引する
気流を通す入口ノズルと、該入口ノズルと連通し前記掃
除面側に向けて開口を有する羽根車室と、該羽根車室内
に配設され前記掃除面に対し平行な回転軸を有し前記通
された気流を直接の駆動源として回転する回転清掃体と
を有する電気掃除機用吸口体において、前記入口ノズル
は、前記吸口本体の掃除面側に前記吸口本体の幅方向両
端部近くまで形成され、かつ、前記羽根車室の後方に前
記吸口本体の幅方向両端部近くまで延びた通風路を形成
し、さらに前記羽根車室と前記通風路の間に前記吸口本
体の幅方向両端部近くまで延びかつ前記羽根車室と前記
通風路とを連通する出口ノズルを形成したことを特徴と
する。
【0015】また、本発明の他の特徴として、前記回転
清掃体は、前記気流により回転する部材と掃除面を清掃
する部材とを兼用する部材で構成されていることにあ
る。
【0016】また、本発明の他の特徴として、前記部材
は、可撓性を持つ弾性体で形成されていることにある。
また、本発明の他の特徴として、前記羽根車室は、略円
筒状に形成されていることにある。
【0017】また、本発明の他の特徴は、上ケース及び
下ケースを有する吸口本体と、該吸口本体の掃除面側に
形成され外部から吸引する気流を通す入口ノズルと、該
入口ノズルと連通し前記掃除面側に向けて開口を有する
羽根車室と、該羽根車室内に配設され前記掃除面に対し
平行な回転軸を有し前記通された気流を直接の駆動源と
して回転する回転清掃体とを有する電気掃除機用吸口体
において、前記入口ノズルは、前記吸口本体の掃除面側
に前記吸口本体の幅方向両端部近くまで形成され、か
つ、前記羽根車室の後方に前記吸口本体の幅方向両端部
近くまで延びた通風路を形成し、さらに前記羽根車室と
前記通風路の間に前記吸口本体の幅方向両端部近くまで
延びかつ前記羽根車室と前記通風路とを連通する出口ノ
ズルを形成し、前記通風路は前記吸口本体の掃除面側に
開口を有することにある。
【0018】また、本発明の他の特徴は、掃除面の塵埃
を吸い込む吸口体と、該吸口体を先端に接続し前記吸い
込んだ塵埃を運ぶ延長管と、前記運んだ塵埃を掃除機本
体に送るホースと、前記吸口体に前記塵埃を吸い込む吸
込力を与える前記掃除機本体とを有する電気掃除機にお
いて、前記吸口体は、上ケース及び下ケースを有する吸
口本体と、該吸口本体の掃除面側に形成され外部から吸
引する気流を通す入口ノズルと、該入口ノズルと連通し
前記掃除面側に向けて開口を有する羽根車室と、該羽根
車室内に配設され前記掃除面に対し平行な回転軸を有し
前記通された気流を直接の駆動源として回転する回転清
掃体とを有し、前記入口ノズルは、前記吸口本体の掃除
面側に前記吸口本体の幅方向両端部近くまで形成され、
かつ、前記羽根車室の後方に前記吸口本体の幅方向両端
部近くまで延びた通風路を形成し、さらに前記羽根車室
と前記通風路の間に前記吸口本体の幅方向両端部近くま
で延びかつ前記羽根車室と前記通風路とを連通する出口
ノズルを形成したことにある。
【0019】本発明によれば、外部から吸引する気流を
羽根車室に通す入口ノズルは、吸口本体の掃除面側に吸
口本体の幅方向両端部近くまで形成される。そして、羽
根車室の後方に吸口本体の幅方向両端部近くまで延びた
通風路を形成し、さらに羽根車室と通風路の間に吸口本
体の幅方向両端部近くまで延びかつ羽根車室と通風路と
を連通する出口ノズルを形成する。
【0020】また、回転清掃体は、前記気流により回転
する部材と掃除面を清掃する部材とを兼用する部材で構
成され、該部材は、可撓性を持つ弾性体で形成されてい
る。
【0021】このように、入口ノズルと出口ノズルを吸
口本体の幅方向に広く形成することにより、羽根車室に
吹き込まれた気流は、回転する部材と掃除面を清掃する
部材とを兼用する部材に向ってほぼ直角方向に吹付けら
れ回転清掃体を回転させ、同一方向、ほぼ同一幅で出口
ノズルを通り羽根車室の後方の通風路へ吸引される。
らに、羽根車室の後方の通風路を羽根車室に沿って吸口
本体の幅方向に長く形成し、羽根車室と通風路をつなぐ
出口ノズルを幅方向に幅広く形成することで、羽根車室
から外へ流れる気流の方向を回転清掃体に対してほぼ直
角にでき、かつ吸口の中央や両端の出口ノズルでの気流
速度差を減少できる。
【0022】これにより、回転清掃体の回転によるかき
上げ流と、羽根車室内に回転清掃体の回転方向に発生す
る旋回流との相乗効果により、掃除面の塵埃を巻き上げ
ながら吸塵できるので、集塵性能を大幅に向上できる。
【0023】また、使用中に吸口体を掃除面から持ち上
げた場合には、吸引される気流はその大半が通風路の下
方から吸い込まれ、入口ノズルや出口ノズルを通る気流
はほとんどなくなるため、回転清掃体の回転は小さくな
り、或いは停止する。これにより、静音化や安全性を確
保できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係る吸
口体及びそれを用いた電気掃除機を、図を用いて説明す
る。
【0025】図20は、本発明の一実施例に係る吸口体
を用いた電気掃除機の外観の斜視図を示す。制御回路や
電動送風機等が内蔵された掃除機本体100と、掃除機
本体100の吸込口部に接続されたホース101と、使
用者が握るとともに一端側にホースを接続するホース手
元部102と、ホース手元部102の他端側に接続され
た延長管103と、延長管103に接続された吸口体1
と、ホース手元部102に設けられたスイッチ操作部1
04と、ホース手元部102に設けられた第一の赤外線
発光部105と、ホース手元部102に設けられた第二
の赤外線発光部106と、掃除機本体100の上面に設
けられた赤外線受光部107とで構成されている。10
8は室内の天井を示している。
【0026】次に、本実施例の電気掃除機の動作につい
て説明する。掃除機の使用者がホース手元部102に設
けられたスイッチ操作部104の一つを押すと、押され
たスイッチに従った信号コードが赤外線信号として第一
の赤外線発光部105及び第二の赤外線発光部106よ
り放射される。
【0027】第一の赤外線発光部105は通常の使用状
態では略鉛直上方を向くように配設されており、第一の
赤外線発光部105から放射された赤外線信号は、部屋
の天井や壁に当って反射し、掃除機本体100の赤外線
受光部107に到達する。
【0028】また、第二の赤外線発光部106は、ホー
ス手元部のグリップエンドに略水平より下方に向くよう
に配設されており、第二の赤外線発光部106から放射
された赤外線信号は、直接的に掃除機本体100の赤外
線受光部107に到達する。赤外線受光部107に到達
した赤外線信号は、掃除機本体100に内蔵されている
制御回路を介して掃除機を制御するようにしている。
【0029】本実施例の電気掃除機は、上述したように
使用者によって入力された操作情報を、赤外線信号を利
用して掃除機本体100に送信し、掃除機を制御するよ
うにしているので、ホース101に電源線を用いること
がなく、ホースの軽量化が図られている。
【0030】このような電気掃除機に用いられる吸口体
は、電動送風機の吸込気流によって回転する羽根車を駆
動源として、回転清掃体を回転させるタイプのものが主
に用いられる。
【0031】図1は、図1の電気掃除機に備えられ、本
発明の一実施例に係る吸口体の縦断面を示す。図2は図
1における回転清掃体中心での水平断面、図3は吸口体
の側面、図4は吸口体の上面、図5は図4における吸口
体の正面、図6は吸口体の下面を示す。
【0032】図1〜図6において、吸口体1の骨格すな
わち吸口本体は、その略中央の高さ位置で上下に2分割
されており、外郭を形成する下ケース2と、この下ケー
ス2の上部後方に配設される上ケース3とにより形成さ
れている。
【0033】下ケース2と上ケース3とが接触する位置
の外周には、気密を保持すると共に家具等への傷付きを
防止する衝撃吸収バンパー4が取付けられている。
【0034】吸口体1の上部前方には、回転清掃体5を
覆うカバー6が着脱自在に配設されている。
【0035】吸口体1の後端部には上下回動自在なケー
シング7を備え、その先端に回転自在な吸口継手8を接
続している。
【0036】下ケース2には、図6に示すように、吸口
体1全体を前後方向に移動させると共に、吸口体1の下
面と掃除面との間に一定間隔を保つように一対の前車輪
9と一対の後車輪10、及び掃除機使用中における掃除
面に対する圧力を受けるためのローラー11が配設され
ている。
【0037】また、下ケース2の後には吸口体1の底面
を流れる気流を規制し、吸口体1の内部の吸込圧力を保
持する圧力制御板12が配設されている。
【0038】ここで、前車輪9と後車輪10は互いに相
向き合う位置に配置されている。
【0039】カバー6の内側には横方向にスライドする
一対の開閉レバー13があり、これを操作することによ
り、下ケース2及び上ケース3から取り外すことができ
る。
【0040】吸口体1の内部には、塵埃の掻き上げ等を
行う回転清掃体5が配設されている。回転清掃体5は、
塵埃の掻き上げ効果の高い可撓性を持つブレード14の
先端にナイロン等の拭き効果の高い刷毛15を縫い付け
た帯状の清掃体16をロータリーコア17の外周回転軸
方向に設けた溝部に配設して成形され、その両端には回
転軸18が圧入されており、すべり軸受19によって回
動自在に軸支されている。すべり軸受19は、下ケース
2に設けた一対の対峙した支持リブ20により保持され
ている。
【0041】また、清掃体16は回転清掃体5の反回転
方向に曲がった形状となっており、清掃体16をロータ
リーコア17の法線方向に伸展したときの、清掃体16
の先端直径は木床面に当接しない径になっている。
【0042】次に、回転清掃体5を回転させるための仕
組みを説明する。回転清掃体5を回転させるための空気
は、掃除機本体100の電動送風機が作動することによ
り、図1、5、6に示す下ケース2に設けられた凹部の
入口ノズル21を通り吸口体1の外部から回転清掃体5
を納めた羽根車室22に吹き込まれる。
【0043】羽根車室22に吹き込まれた高速の気流
は、羽根車の羽根の役割を果たす清掃体16に向ってほ
ぼ直角に吹付け回転清掃体5を回転させ、高速のまま出
口ノズル24を通り羽根車室22の後方の通風路23へ
吸引される。さらに通風路23のほぼ中央部に位置する
ケーシング7,吸口継手8を通って掃除機本体100へ
導かれる。
【0044】図2に示すように、羽根車室22の後方の
通風路23を羽根車室22に沿って吸口体1の幅方向に
長く形成し、羽根車室22と通風路23をつなぐ出口ノ
ズル24を幅方向に幅広く形成することで、羽根車室2
2から外へ流れる気流の方向を羽根の役割を果たす清掃
体16に対してほぼ直角にでき、かつ吸口の中央や両端
の出口ノズル24での気流速度差を減少できる。
【0045】また、出口ノズル24を巻き付き角に応じ
てその断面積を変化させたスクロールノズル状にしたこ
とで、回転清掃体5を逆向きに回転させようとする気流
の発生は減少する。
【0046】また、出口ノズル24により気流の速度を
上げられる。これらにより、回転清掃体5は、入口ノズ
ル21から羽根車室22に吹き込む気流に加え、羽根車
室22から外へ流れる気流によっても回転トルクを発生
することができる。
【0047】さらに、羽根車室22を円筒状にすること
で気流の乱れを減少させることができ、より高速で回転
清掃体5を回転させることができる。
【0048】本実施例によれば、入口ノズル21から出
口ノズル24へ流れる高速気流によって回転する回転清
掃体5によるかき上げ流と、羽根車室22内に回転清掃
体5の回転方向に発生する旋回流との相乗効果により、
掃除面の塵埃を巻き上げながら吸塵できるので、集塵性
能を大幅に向上できる。
【0049】また、回転清掃体5は長手方向に対して軸
受部を除くすべての部分に羽根車の羽根の役割を果たす
帯状の清掃体16を設けることができるため、吸口体1
の横幅に対する清掃体16の幅の割合が増加し、吸口本
体両端部での綿ゴミ吸い残し幅が減少できる。
【0050】本実施例によれば、入口ノズル21と出口
ノズル24を吸口体1の幅方向両端部近くまで形成する
ため、従来例のように羽根車の外側に多数の固定ノズル
を設けることもなく、吸口体1の高さを羽根車室22の
高さまで低くすることができ、家具のすき間に入れ易く
なる。
【0051】本実施例によれば、入口ノズル21は下ケ
ース2に設けた凹部によって形成されるため、もし掃除
中に入口ノズル21がゴミで詰まっても、吸口本体1を
掃除面から離すことで詰まったゴミを取り去ることがで
きるので、メンテナンス性が良い。
【0052】本実施例によれば、入口ノズル21と出口
ノズル24の間に1枚以上の羽根を兼ねる清掃体16が
存在するように、羽根枚数及び入口ノズル21と出口ノ
ズル24との位置を設定することで、回転清掃体5の回
転が停止した状態で掃除面に置いた時でも必ず回転トル
クが発生し、回転清掃体5が回転するようになってい
る。
【0053】本実施例によれば、羽根車室22の前方に
入口ノズル21、後方に出口ノズル24を設けているた
め、吸口体1の前方からの集塵性能が良く、特に吸口体
1を前進させている時や壁際に吸口前面を押し付けた時
の前側の集塵性能が良い。
【0054】本実施例によれば、回転清掃体5には軸受
部を除くすべての部分にわたって羽根を兼ねる可撓性を
持つ帯状の清掃体16を設けてあり、清掃体16は回転
方向に傾斜して形成されているため、羽根を兼ねる清掃
体16が入口ノズル21からの気流を受けやすく、ま
た、羽根先端が斜めに掃除面に当接するため回転に対す
る負荷が少なく、少ない回転トルクで駆動できる。
【0055】また、羽根を兼ねる清掃体16が可撓性を
持つ弾性体のため指などにあたっても怪我をすることが
なく、また回転清掃体5が剛体ではないため、清掃体1
6の振動により生じるアンバランスの回転数の増大を防
止できる。
【0056】本実施例によれば、羽根を兼ねる可撓性を
持つ帯状の清掃体16が回転方向に傾斜して形成されて
いるため、回転数が増加すると遠心力によって清掃体1
6の傾斜が変化し清掃体16の先端の直径が大きくな
る。清掃体16の先端の直径が大きくなると清掃体16
の先端がより掃除面に当接することになり、その結果、
逆に回転数は減少し清掃体16の先端の直径は小さくな
る。これにより、絨毯の違いの影響で回転清掃体5の負
荷トルクが増減しても回転清掃体5の回転数を一定に保
つことができる。
【0057】さらに、本実施例の吸口体1は、吸口体1
を持ち上げた時や掃除面の種類によって、自動的に回転
清掃体5の回転数が変化するようになっている。
【0058】まず、使用中に吸口体1を掃除面から持ち
上げた場合には、図7に示すように、出口ノズル24か
ら吸引される気流はその大半が吸口体1の下方から吸い
込まれ、入口ノズル21をほとんど通らないため、回転
清掃体5の回転トルクは減少し回転清掃の回転数が減少
する。これにより、負荷が少なくなることによって回転
清掃体5が高速回転しないようになっている。
【0059】次に、掃除中に吸口体1を床面あるいは畳
に置いた場合には、図8に示すように、吸口体1の下面
に配設された前車輪9と後車輪10、及びローラー11
によって、吸口体1の下面と床面あるいは畳に所定の隙
間が生じ、入口ノズル21の断面積が増加し入口ノズル
21を流れる気流の速度は減少する。これにより回転清
掃体5の回転数が減少し、回転清掃体5による床面の傷
付きや過回転による振動を防止することができる。
【0060】次に、掃除中に吸口体1を絨毯に置いた場
合には、図9に示すように、吸口体1の下面が絨毯と密
着し、入口ノズル21の断面積が減少し入口ノズル21
を流れる気流の速度は増加する。これにより回転清掃体
5の駆動力が増加し清掃体16による負荷とつり合う回
転数で回転清掃体5は回転する。
【0061】上述したように、本実施例の吸口体1は掃
除面の種類によって自動的に回転清掃体5の回転数が変
化するようになっているので、従来のエアタービンタイ
プの吸口体に必要であった掃除面に合わせてエアタービ
ンに吹き付ける空気の量を手動で切り換える切換レバー
が不要となり、操作性が向上する。
【0062】本実施例の吸口体1の下面部には、前車輪
9と後車輪10がそれぞれ左右に、また後方中央部にロ
ーラー11が配設される5点車輪としている。これは、
吸口体1の下面部と掃除面との間隔を安定させ、羽根を
兼ねる清掃体16に均一に空気が流れるように構成する
ことで、回転清掃体5の回転数を安定化させ、集塵効率
が低下するのを防いでいる。
【0063】次に、本実施例の吸口体1のメンテナンス
方法について説明する。
【0064】本実施例の吸口体1は、先に説明したよう
に、吸口体1の上部前方には、回転清掃体5を覆うよう
にカバー6が配設されている。カバー6には、カバー6
の内側で横方向にスライドする開閉レバー13があり、
これを操作することにより、下ケース2及び上ケース3
から取り外すことができる。
【0065】また、吸口体1の側面には凹部25が形成
されている。そして、カバー6を取外す場合には、まず
人差指あるいは中指をこの凹部25に挿入し、親指を開
閉レバー13に掛け、開閉レバー13を外側に向かって
スライドさせて係合を外し、親指と人差指(或いは中
指)とで摘みながら外す。
【0066】本実施例によれば、横方向にスライドする
開閉レバー13をカバー6の内側に設けるようにしてい
るので、掃除中に家具等に接触した場合においても外力
から開閉レバー13を保護することができる。
【0067】また、羽根車室22を形成する円筒状の内
ケース26は、略回転清掃体5の中心の高さで上下2つ
に分割されその上部はカバー6にねじ止めされ、また内
ケース26の下部は下ケース2にねじ止めされているの
で、カバー6を外すと、回転清掃体5を外して清掃がで
きメンテナンス性がきわめてよいものである。
【0068】図10は、本発明の他の実施例に係る吸口
体を床面あるいは畳に置いた場合を示し、図11は絨毯
に置いた場合、図12は掃除面から持ち上げた場合を示
す。また、主な構成は前述した実施例と同様であるた
め、異なる部分のみを以下説明するまず、回転清掃体5
を回転させるための空気は、図10に示すように下ケー
ス2に設けた凹部と掃除面によって形成される入口ノズ
ル21を通り吸口体1の外部から回転清掃体5を納めた
羽根車室22に吹き込まれる。
【0069】次に、羽根車室22に吹き込まれた高速の
気流は、羽根車の羽根の役割を果たす清掃体16に向っ
てほぼ直角に吹付け回転清掃体5を回転させ、高速のま
ま出口ノズル24を通り羽根車室22の後方の通風路2
3へ吸引される。さらに通風路23のほぼ中央部に位置
するケーシング7,吸口継手8を通って掃除機本体10
0へ導かれる。
【0070】図10に示すように、羽根車室22の後方
の通風路23を羽根車室22に沿って吸口本体1の左右
方向に長く形成し、羽根車室22と通風路23をつなぐ
出口ノズル24を左右方向に幅広く形成することで、羽
根車室22から外へ流れる気流の方向を羽根の役割を果
たす清掃体16に対してほぼ直角にでき、かつ吸口の中
央や両端の出口ノズル24での気流速度差を減少でき
る。
【0071】また、出口ノズル24を巻き付き角に応じ
てその断面積を変化させたスクロールノズル状にしたこ
とで、回転清掃体5を逆向きに回転させようとする気流
の発生は減少する。また出口ノズル24により気流の速
度を上げられる。これらにより、回転清掃体5は入口ノ
ズル21から羽根車室22に吹き込む気流に加え、羽根
車室22から外へ流れる気流によっても回転トルクを発
生することができる。
【0072】さらに、羽根車室22を円筒状にすること
で気流の乱れを減少させることができ、より高速で回転
清掃体5を回転させることができる。
【0073】本実施例によれば、羽根車室22と通風路
23のそれぞれが吸口体1の底部に吸口体1の左右方向
に長い開口を持ち、羽根車室22と通風路23との間の
空気の流路である出口ノズル24を吸口体1と掃除面に
よって形成している。これにより、絨毯等の吸い付きに
よる負荷増加の対策として通風路23の底部開口の前後
方向の幅を狭くし設定した場合でも、大きなゴミは通風
路23の底部開口から吸い込ませることができる。
【0074】本実施例によれば、入口ノズル21から出
口ノズル24へ流れる高速気流によって回転する回転清
掃体5によるかき上げ効果と、羽根車室22内に回転清
掃体5の回転方向に発生する旋回流との相乗効果によ
り、掃除面の塵埃を巻き上げながら吸塵できるので、集
塵性能を大幅に向上できる。
【0075】また、回転清掃体5は長手方向に対し軸受
部を除くすべての部分に羽根車の羽根の役割を果たす帯
状の清掃体16を設けることができるため、吸口体1の
幅に対する清掃体16の幅の割合が増加し、吸口本体両
端部での綿ゴミ吸い残し幅が減少できた。
【0076】本実施例によれば、入口ノズル21と出口
ノズル24を吸口体1の幅方向に形成するため、羽根車
の外側に多数の固定ノズルを設けることもなく、吸口体
1の高さを羽根車室22の高さまで低くすることができ
る。
【0077】本実施例によれば、入口ノズル21は下ケ
ース2に設けた凹部と掃除面によって形成されるため、
もし掃除中に入口ノズル21がゴミで詰まっても、吸口
体1を掃除面から離すことで詰まったゴミを取り去るこ
とができるので、メンテナンス性が良い。
【0078】本実施例によれば、入口ノズル21と出口
ノズル24の間に1枚以上の羽根を兼ねる清掃体16が
存在するように、羽根枚数及び入口ノズル21と出口ノ
ズル24との位置を設定したことで、回転清掃体5の回
転が停止した状態で掃除面に置いた時でも必ず回転トル
クが発生し、回転清掃体5が回転するようになってい
る。
【0079】本実施例によれば、羽根車室22の前方に
入口ノズル21、後方に出口ノズル24を設けているた
め、吸口体1の前方からの集塵性能が良く、特に吸口体
1を前進させている時や壁際に吸口前面を押し付けた時
の前側の集塵性能が良い。
【0080】本実施例によれば、回転清掃体5は軸受部
を除くすべての部分にわたって羽根を兼ねる可撓性を持
つ帯状の清掃体16を設けてあり、清掃体16は回転方
向に傾斜して形成されているため、羽根を兼ねる清掃体
16が入口ノズル21からの気流を受けやすく、また、
羽根先端が斜めに掃除面に当接するため回転に対する負
荷が少なく、少ない回転トルクで駆動できる。
【0081】また、羽根を兼ねる清掃体16が可撓性を
持つ弾性体のため指などにあたっても怪我をすることが
なく、また回転清掃体5が剛体ではないため、清掃体1
6の振動により生じるアンバランスの回転数の増大を防
止できる。
【0082】本実施例によれば、羽根を兼ねる可撓性を
持つ帯状の清掃体16が回転方向に傾斜して形成されて
いるため、回転数が増加すると遠心力によって清掃体1
6の傾斜が変化し清掃体16の先端の直径は大きくな
る。
【0083】清掃体16の先端の直径が大きくなると清
掃体16の先端がより掃除面に当接することになり、そ
の結果、逆に回転数は減少し清掃体16の先端の直径は
小さくなる。これにより、絨毯の違いの影響で回転清掃
体5の負荷トルクが増減しても回転清掃体5の回転数を
一定に保つことができる。
【0084】さらに、本実施例の吸口体1は、吸口体1
を持ち上げた時や掃除面の種類によって、自動的に回転
清掃体5の回転数が変化するようになっている。
【0085】まず、使用中に吸口体1を掃除面から持ち
上げた場合には、図12に示すように、吸引される気流
はその大半が通風路23の下方から吸い込まれ、入口ノ
ズル21や出口ノズル24を通る気流はほとんどなくな
るため、回転清掃体5の駆動力はなくなる。これによ
り、静音化や安全性を確保できる。
【0086】次に、掃除中に吸口体1を床面あるいは畳
に置いた場合には、図10に示すように、吸口体1の下
面に配設された前車輪9と後車輪10、及びローラー1
1によって、吸口本体1の下面と床面あるいは畳に所定
の隙間が生じ、かつ通風路23の底部開口が掃除面によ
って覆われることにより、入口ノズル21から出口ノズ
ル24を通り通風路23へ流れる気流のが発生する。こ
の気流によって床面のゴミは舞い上げられ集塵される。
また回転清掃体5は低速で回転し、回転清掃体5による
床面の傷付きや振動を防止している。
【0087】次に、掃除中に吸口体1を絨毯に置いた場
合には、図11に示すように、吸口体1は絨毯面に沈み
込むため、入口ノズル21や出口ノズル24の断面積が
減少しノズルを流れる気流の速度は増加する。これによ
り回転清掃体5の駆動力が増加し清掃体16による負荷
とつり合う回転数で回転清掃体5は回転する。
【0088】上述したように、本実施例の吸口体1は掃
除面の種類によって自動的に回転清掃体5の回転数が変
化するようになっているので、従来のエアタービンタイ
プの吸口に必要であった掃除面に合わせてエアタービン
に吹き付ける空気の量を手動で切り換える切換レバーが
不要となり、操作性が向上する。
【0089】本実施例の吸口体の下面部には、前車輪9
と後車輪10がそれぞれ左右に、また後方中央部にロー
ラー11が配設される5点車輪としている。これは、吸
口体1の下面部と掃除面との間隔を安定させ、羽根を兼
ねる清掃体16に均一に空気が流れるように構成するこ
とで、回転清掃体5の回転数を安定化させ、集塵効率が
低下するのを防いである。
【0090】図13は、本発明の更に他の実施例に係る
吸口体の縦断面を示す。通風路23の前後に回転清掃体
5を収納する羽根車室22をそれぞれ設けた構成となっ
ている。前後2個所の入口ノズル21から空気が二つの
羽根車室22に吹き込まれ、各回転清掃体5を回転させ
て、それぞれの2個所の出口ノズル24から出て中央部
の通風路23を通り、吸口継手8を通って掃除機本体1
00へ導かれる。
【0091】二つの回転清掃体5は、掃除面に対応して
それぞれ異なる構造の回転清掃体とすることも可能で、
一本は絨毯専用、もう一本は床拭き専用等とすることが
できる。また、二つの回転清掃体5の回転を互いに逆方
向にすることにより、吸口体1を前後方向に移動させる
時、二つの回転清掃体5のどちらかがゴミのかき上げ力
の強い掃除面に対してさかなでる回転となるため、往復
どちらでも有効に集塵できる。
【0092】図14は、本発明の更に他の実施例に係る
吸口体の断面を示す。羽根車室22の前方に通風路23
を設けた構成となっている。入口ノズル21は羽根車室
22の後方に設けられており、入口ノズル21から導入
された空気が羽根車室22に吹き込まれ、各回転清掃体
5を矢印方向に回転させ、出口ノズル24から通風路2
3を通り、ケーシング7,吸口継手8を通って掃除機本
体100へ導かれる。このような構成にすると、回転清
掃体5の回転が、吸口体1を前進させた時掃除面に対し
てさかなで方向となり、よくゴミが取れる。
【0093】図15は、本発明の更に他の実施例に係る
吸口体の断面を示す。前述した実施例と異なる部分のみ
を以下説明する。
【0094】まず、回転清掃体5を回転させるための空
気は、吸口本体1の前方に設けた複数または幅の広い開
口部から吸い込まれ入口ノズル21を通り回転清掃体5
を納めた羽根車室22に吹き込まれる。
【0095】次に、羽根車室22に吹き込まれた高速の
気流は、羽根車の羽根の役割を果たす清掃体16に向っ
てほぼ直角に吹付け回転清掃体5を回転させ、高速のま
ま出口ノズル24を通り羽根車室22の後方の通風路2
3へ吸引される。さらに通風路23のほぼ中央部に位置
するケーシング7,吸口継手8を通って掃除機本体10
0へ導かれる。
【0096】図15に示すように、羽根車室22の後方
の通風路23を羽根車室22に沿って吸口本体1の幅方
向に長く形成し、羽根車室22と通風路23をつなぐ出
口ノズル24を幅方向に幅広く形成することで、羽根車
室22から外へ流れる気流の方向を羽根の役割を果たす
清掃体16に対してほぼ直角にでき、かつ吸口の中央や
両端の出口ノズル24での気流速度差を減少できる。
【0097】また、出口ノズル24を巻き付き角に応じ
てその断面積を変化させたスクロールノズル状にしたこ
とで、回転清掃体5を逆向きに回転させようとする気流
の発生は減少する。また出口ノズル24により気流の速
度を上げられる。これらにより、回転清掃体5は入口ノ
ズル21から羽根車室22に吹き込む気流に加え、羽根
車室22から外へ流れる気流によっても回転トルクを発
生することができる。
【0098】本実施例によれば、羽根車室22の前方に
入口ノズル21、後方に出口ノズル24を設けているた
め吸口本体1の前方からのゴミ吸込性能が良く、特に吸
口本体1を前進させているときや壁際に吸口前面を押し
付けた時の前側の集塵性能が良い。
【0099】さらに、本実施例の吸口体1は、吸口体1
を持ち上げた時や掃除面の種類によって自動的に回転清
掃体5の回転数が変化するようになっている。
【0100】使用中に吸口本体1を掃除面から持ち上げ
た場合には、図15に示すように、出口ノズル24に吸
引される気流は入口ノズル21と羽根車室22の下方の
両方から入るため回転清掃体5の両側を通る気流によっ
て駆動力は大きく低下し、静音化や安全性を確保でき
る。
【0101】つぎに、掃除中に吸口本体1を床面あるい
は畳に置いた場合には(図示せず)、吸口本体1の下面
に配設された前車輪9と後車輪10、及びローラー11
によって、吸口本体1の下面と床面あるいは畳に所定の
隙間が生じ、かつ通風路23の底部開口が掃除面によっ
て覆われることにより、吸口前側に開口部を持つ入口ノ
ズル21から流入する風量が羽根車室22の下方から流
入する風量より大きくなる。
【0102】これにより、吸口前側のゴミは舞い上げら
れ集塵される。さらに回転清掃体5も低速で回転する。
【0103】つぎに、掃除中に吸口本体1を絨毯に置い
た場合には(図示せず)、吸口本体1の下部は掃除面に
接触し羽根車室22の下方から流入する風量しはほとん
どなく、吸口前側に開口部を持つ入口ノズル21から流
入する風量がより大きくなる。これにより、吸口前側の
ゴミは強く舞い上げられ集塵される。さらに回転清掃体
5も高速で回転し絨毯上のゴミをかき上げる。
【0104】本実施例の吸口体1は、上述したように、
掃除面の種類によって自動的に回転清掃体5の回転数が
変化するようになっており、操作性が向上する。
【0105】図16は、本発明の更に他の実施例に係る
吸口体の断面を示す。羽根車の羽根と羽根の間に掃除面
と接触するブレードや刷毛等を設けた実施例で、4枚の
固定翼27と一対のブレード14’と一対の刷毛15を
先端に設けたブレード14によって回転清掃体5が形成
されている。
【0106】固定翼27、ブレード14’、刷毛15の
先端直径はそれぞれ異なり、固定翼27、ブレード1
4’、刷毛15の順番に直径は大きく構成することで、
固定翼27に掃除面や指等がぶつかる前にブレード14
や刷毛15がぶつかるため掃除面や指を傷つけることが
ない。
【0107】図17は、本発明の更に他の実施例に係る
吸口体の断面を示す。羽根車の羽根を兼ねる複数の帯状
の清掃体16を一体に形成した実施例で、部品点数を減
らし組立性向上、コスト低減を計ることができ、また水
分を含むゴミや洗った場合でも清掃体16の付け根部に
水分が入らず、清潔で洗いやすく、水が溜まることもな
い。
【0108】図18は、本発明の更に他の実施例に係る
吸口体の断面を示す。羽根車の羽根を兼ねる6枚の帯状
の清掃体16を一体に形成した実施例で、駆動トルク向
上のため清掃体16の枚数を増やしても部品点数が変わ
らず組立性も良い。
【0109】また、清掃体16の先端部28は他の部分
と異なる材質からなり色相も異なる。これにより、先端
部28を清掃体16の付け根付近をより柔らかい材質
や、磨滅しにくい材質や、ゴミのかき出し性のよい材質
とすることができる。
【0110】また、掃除面と摺動する先端部28の色の
みを汚れが目立たない色にしたり、先端部28のみ色を
変えることでブレード14の磨滅した量をわかりやすく
し取り替え時期を使用者に知らせることができる。
【0111】また、突起29を塵埃掻き上げのためのブ
レード14の幅方向にわたって形成することにより、集
塵性能を向上させることができる。
【0112】図19は、本発明の更に他の実施例に係る
吸口体の断面を示す。羽根車の羽根を兼ねる6枚の帯状
の清掃体16を曲げずに一体に形成した実施例で、回転
数が変化しても清掃体の先端直径が変化しない構成とな
っており、駆動トルク向上のため清掃体16の枚数を増
やしても部品点数が変わらず組立性も良い。
【0113】
【発明の効果】本発明によれば、吸口体に、外部から吸
引する気流により回転する回転清掃体を内蔵し、かつ気
流を通す入口ノズル、気流を導き通す出口ノズル及び通
風路を吸口体の幅方向両端部近くまで広く形成すること
により、吸口体の吸塵性能の向上が図れると共に小型化
が図れ、更に、静かさ、安全性、メンテナンス性の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る吸口体の縦断面図であ
る。
【図2】図1における回転清掃体中心での吸口体の水平
断面図である。
【図3】図1の吸口体の側面図である。
【図4】図1の吸口体の上面図である。
【図5】図4における吸口体の正面図である。
【図6】図1の吸口体の下面図である。
【図7】持ち上げた場合の図1の吸口体の縦断面図であ
る。
【図8】床上に置いた場合の図1の吸口体の縦断面図で
ある。
【図9】絨毯上に置いた場合の図1の吸口体の縦断面図
である。
【図10】床上に置いた場合の本発明の他の実施例に係
る吸口体の縦断面図である。
【図11】絨毯上に置いた場合の本発明の他の実施例に
係る吸口体の縦断面図である。
【図12】持ち上げた場合の本発明の他の実施例に係る
吸口体の縦断面図である。
【図13】本発明の更に他の実施例に係り、二つの羽根
車室を設けた吸口体の縦断面図である。
【図14】本発明の更に他の実施例に係り、羽根車室の
前方に通風路を設けた吸口体の縦断面図である。
【図15】本発明の更に他の実施例に係り、羽根車室の
前方に開口部及び入口ノズルを設けた吸口体の縦断面図
である。
【図16】本発明の更に他の実施例に係り、回転清掃体
のブレードの構成を変えた吸口体の縦断面図である。
【図17】本発明の更に他の実施例に係り、回転清掃体
の清掃体の構成を変えた吸口体の縦断面図である。
【図18】本発明の更に他の実施例に係り、回転清掃体
の清掃体を一体形成した吸口体の縦断面図である。
【図19】本発明の更に他の実施例に係り、回転清掃体
の清掃体を曲げずに一体に形成した吸口体の縦断面図で
ある。
【図20】本発明の一実施例に係る吸口体を備えた電気
掃除機の外観の斜視図である。
【符号の説明】
1…吸口体、2…下ケース、3…上ケース、5…回転清
掃体、6…カバー、7…ケーシング、8…吸口継手、9
…前車輪、10…後車輪、11…ローラー、13…開閉
レバー、14,14’…ブレード、15…刷毛、16,
16’…清掃体、21…入口ノズル、22…羽根車室、
23…通風路、24…出口ノズル、100…掃除機本
体、101…ホース、102…ホース手元部、103…
延長管、104…スイッチ操作部、105…第一の赤外
線発光部、106…第二の赤外線発光部、107…赤外
線受光部、108…室内天井
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−234629(JP,A) 実開 昭57−69665(JP,U) 登録実用新案3019056(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケース及び下ケースを有する吸口本体
    と、該吸口本体の掃除面側に形成され外部から吸引する
    気流を通す入口ノズルと、該入口ノズルと連通し前記掃
    除面側に向けて開口を有する羽根車室と、該羽根車室内
    に配設され前記掃除面に対し平行な回転軸を有し前記通
    された気流を直接の駆動源として回転する回転清掃体と
    を有する電気掃除機用吸口体において、 前記入口ノズルは、前記吸口本体の掃除面側に前記吸口
    本体の幅方向両端部近くまで形成され、かつ、前記羽根
    車室の後方に前記吸口本体の幅方向両端部近くまで延び
    た通風路を形成し、さらに前記羽根車室と前記通風路の
    間に前記吸口本体の幅方向両端部近くまで延びかつ前記
    羽根車室と前記通風路とを連通する出口ノズルを形成し
    たことを特徴とする電気掃除機用吸口体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記回転清掃体は、前
    記気流により回転する部材と掃除面を清掃する部材とを
    兼用する部材で構成されていることを特徴とする電気掃
    除機用吸口体。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記部材は、可撓性を
    持つ弾性体で形成されていることを特徴とする電気掃除
    機用吸口体。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記羽根車室は、略円
    筒状に形成されていることを特徴とする電気掃除機用吸
    口体。
  5. 【請求項5】 上ケース及び下ケースを有する吸口本体
    と、該吸口本体の掃除面側に形成され外部から吸引する
    気流を通す入口ノズルと、該入口ノズルと連通し前記掃
    除面側に向けて開口を有する羽根車室と、該羽根車室内
    に配設され前記掃除面に対し平行な回転軸を有し前記通
    された気流を直接の駆動源として回転する回転清掃体と
    を有する電気掃除機用吸口体において、 前記入口ノズルは、前記吸口本体の掃除面側に前記吸口
    本体の幅方向両端部近くまで形成され、かつ、前記羽根
    車室の後方に前記吸口本体の幅方向両端部近くまで延び
    た通風路を形成し、さらに前記羽根車室と前記通風路の
    間に前記吸口本体の幅方向両端部近くまで延びかつ前記
    羽根車室と前記通風路とを連通する出口ノズルを形成
    し、前記通風路は前記吸口本体の掃除面側に開口を有す
    ることを特徴とする電気掃除機用吸口体。
  6. 【請求項6】 掃除面の塵埃を吸い込む吸口体と、該吸口
    体を先端に接続し前記吸い込んだ塵埃を運ぶ延長管と、
    前記運んだ塵埃を掃除機本体に送るホースと、前記吸口
    体に前記塵埃を吸い込む吸込力を与える前記掃除機本体
    とを有する電気掃除機において、 前記吸口体は、上ケース及び下ケースを有する吸口本体
    と、該吸口本体の掃除面側に形成され外部から吸引する
    気流を通す入口ノズルと、該入口ノズルと連通し前記掃
    除面側に向けて開口を有する羽根車室と、該羽根車室内
    に配設され前記掃除面に対し平行な回転軸を有し前記通
    された気流を直接の駆動源として回転する回転清掃体と
    を有し、 前記入口ノズルは、前記吸口本体の掃除面側に前記吸口
    本体の幅方向両端部近くまで形成され、かつ、前記羽根
    車室の後方に前記吸口本体の幅方向両端部近くまで延び
    た通風路を形成し、さらに前記羽根車室と前記通風路の
    間に前記吸口本体の幅方向両端部近くまで延びかつ前記
    羽根車室と前記通風路とを連通する出口ノズルを形成し
    たことを特徴とする電気掃除機。
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