JP3456888B2 - 貯蔵庫の扉 - Google Patents
貯蔵庫の扉Info
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Description
貯蔵庫の扉に関する。
の扉の従来構成の一例を図8及び図9に示す。この扉の
扉本体1は、矩形状の前面板部2aを有すると共に、こ
の前面板部2aの左右の2辺に後方側へ折り曲げられた
折曲片部2bを有する扉外板2と、この扉外板2の上下
の2辺に装着されたプラスチック製のキャップ3,4
と、扉外板2の背部側に配置された扉内板5と、これら
扉外板2とキャップ3,4と扉内板5とにより形成され
た空間部に、いわゆる現場発泡により充填された硬質発
泡ポリウレタンからなる発泡断熱材6とにより構成され
ている。そして、この扉本体1の前面の左部にハンドル
7(図9参照)が取り付けられている。
されたねじ挿通孔7a及び扉外板2の前面板部2aに形
成されたねじ挿通孔8を挿通したねじ9を、前面板部2
aの裏面側に設けられた当て板10のねじ穴10aにね
じ込むことにより、扉本体1の前面に取付固定されてい
る。ハンドル7には、ねじ9を隠すように飾り部材11
が取り付けられている。
は、次のような欠点がある。まず、ハンドル7を取り付
けるために、当て板10を別途必要としているため、そ
の分、部品点数が多いと共に、コストが高くなる。ま
た、ハンドル7を引っ張ったときの強度は、基本的には
当て板10と発泡断熱材6との間の接着力に依存してい
る。このため、当て板10の発泡断熱材6と接触する面
積が小さい場合には、扉を開放する際の負荷に耐えられ
ず、それら当て板10と発泡断熱材6との間の接着が剥
がれ、扉の開閉動作に支障を来たすことがある。
と接触する面積を大きくした場合には、その当て板10
が存する部分では扉外板2の前面板部2aと発泡断熱材
6との間は接着されず、その接着されない面積が大きく
なるため、発泡後の発泡断熱材6の収縮に伴い、それら
が接着していない部分と接着している部分との間で歪み
が発生し、ひいては前面板部2aの表面に歪みが発生し
やすいという問題がある。
のであり、その目的は、ハンドルを取り付けるについ
て、部品点数を少なくできると共に、取付強度を確保で
き、また、扉表面に歪みが発生することも抑えることが
できる貯蔵庫の扉を提供するにある。
めに、本発明の貯蔵庫の扉は、矩形状をなし、左右また
は上下の対向する2辺に後方側へ折り曲げられた折曲板
部を有する金属板製の扉外板と、この扉外板の4辺のう
ち前記折曲板部が存しない残りの2辺に装着されたキャ
ップと、前記扉外板の背部側に配置された扉内板と、こ
れら扉外板とキャップと扉内板とにより形成された空間
部に充填された発泡断熱材と、前記キャップに一体に設
けられた、ねじ穴を有するボス部と、前記ねじ穴にねじ
込まれるねじにより前記ボス部に取付固定されたハンド
ルと、前記キャップのボス部周辺部に設けられ、前記扉
外板に対して交差する方向に延びると共に、先端部がそ
の扉外板の裏面に当接もしくは近接するリブとを具備し
たことを特徴とするものである。
ップに一体に設けられたボス部にねじ止めする構成とし
たので、ハンドルを取り付けるについて、当て板などを
別途必要としない。また、ハンドルをねじ止めするボス
部は、扉の外殻の一部を構成するキャップに一体に設け
ているので、ボス部と発泡断熱材との間の接着力に頼ら
ずとも、十分な取付強度を確保することができる。さら
に、キャップのボス部周辺部にリブを設けることによ
り、そのキャップと扉外板との組付け性を向上でき、ま
た、発泡断熱材の充填時にその発泡断熱材がボス部のね
じ穴側へ進むことを極力防止でき、発泡断熱材が外部へ
漏れ出ることを極力防止できるようになる。
した第1実施例について、図1ないし図6を参照して説
明する。まず、図1において、扉本体21は、矩形状の
前面板部22aを有すると共に、この前面板部22aの
左右の2辺に後方側へ折り曲げられた折曲片部22b
(図1に一方のみ示す)を有する扉外板22と、この扉
外板22の上下の2辺に装着されたプラスチック製のキ
ャップ23,24と、扉外板22の背部側に配置された
扉内板(図示せず)と、これら扉外板22とキャップ2
3,24と扉内板とにより形成された空間部に、現場発
泡により充填された硬質発泡ポリウレタンからなる発泡
断熱材26(図3参照)とにより構成されている。上下
の各キャップ23,24には、扉外板22の上縁部及び
下縁部に対応するように溝部27(図5参照)が形成さ
れていて、これら溝部27を扉外板22の上縁部及び下
縁部に嵌合させることにより扉外板22に装着されてい
る。
うち、下側のキャップ24の左側の前部には、図5及び
図6にも示すように、後方側へ窪む凹部28が形成され
ていると共に、この凹部28の左右両側に位置してボス
部29が一体成形により設けられている。各ボス部29
には、前面が開放すると共に、前後方向へ延びるねじ穴
30が形成されている。また、各ボス部29の周辺部に
は、扉外板22の前面板部22aと交差する方向である
前後方向に延びる複数本のリブ31が一体に設けられて
いると共に、これらリブ31と交差する補助リブ32も
一体に設けられている。
とほぼ面一となっていて、扉外板22の前面板部22a
の裏面に当接もしくは近接するようになっている。補助
リブ32は前面板部22aの裏面に対して隙間を存して
対向している。扉外板22の前面板部22aには、図4
にも示すように、前記凹部28と対応する部分に指挿入
用の凹部35が形成されていると共に、この凹部35の
左右両側に位置して各ボス部29のねじ穴30と対応す
る円形のねじ挿通孔36が形成されている。
左右両側部には、前面板部22aのねじ挿通孔36と対
応してねじ挿通孔38が形成されており、このハンドル
37は、これらねじ挿通孔38及び36を挿通したねじ
39を各ボス部29のねじ孔30にねじ込むことによ
り、凹部35及び28を跨ぐようにして両ボス部29の
前部に取付固定されている。
納凹部40が形成されていて、この収納凹部40には、
図示はしないが操作パネルが収納されるようになってい
る。また、下側のキャップ24の前面部には、その操作
パネル部分を除いて前方から覆うように飾り部材41が
取り付けられており、この飾り部材41によりハンドル
37が前方から覆われている。キャップ24の前面部の
右側には、補助用のカバー42が取り付けられている。
図3において、ボス部29周囲のリブ31の上部部分に
は、リブ31,31間の開口部31aを覆うように、発
泡断熱材26を充填する前に予めテープ43が取り付け
られている。
ある。ハンドル37を、扉本体21の外殻の一部を構成
する下側のキャップ24に一体に設けられたボス部29
にねじ39により取り付ける構成としたので、ハンドル
37を取り付けるについて、従来必要としていた当て板
などを別途必要としない。よって、その分部品点数を少
なくできると共に、コストも低減できるようになる。
は、扉本体21の外殻の一部を構成するキャップ24に
一体に設けているので、ボス部29と発泡断熱材26と
の間の接着力に頼らずとも、十分な取付強度を確保する
ことができる。また、扉外板22の前面板部22aに対
するボス部29の接触面積も小さくすることができるの
で、発泡後の発泡断熱材26の収縮に伴い前面板部22
aの表面に歪みが発生するということも抑えることがで
きる。
1を設けていて、そのリブ31は扉外板22の下縁部を
キャップ24の溝部27に挿入する際のガイドになるだ
けでなく、発泡断熱材26の発泡充填時にその発泡断熱
材26がボス部29のねじ穴30側へ進む際の勢いを和
らげる堰になる。この場合、リブ31としては、ボス部
29の全周にわたるように枠状に設けることが好ましい
が、キャップ24を成形する際の型構造上、ボス部29
の上部側に開口部31aが形成されることになるため、
この開口部31aをテープ43で覆っている。また、リ
ブ31と交差する補助リブ32も設けているので、発泡
断熱材26がボス部29のねじ穴30側へ侵入すること
を一層確実に防止できるようになり、ボス部29と扉外
板22の前面板部22aとの間に発泡断熱材26が侵入
することを防止でき、ひいては発泡断熱材26が前面板
部22aのねじ挿通孔36から外部へ漏れ出ることを防
止できるようになる。
板部22aとの間に、収縮しやすい発泡断熱材26が侵
入した場合、ハンドル37を取付固定した固定力を著し
く劣化させる要因となるため、上記ボス31及び補助リ
ブ32、並びにテープ43は、その固定力を安定化させ
る効果がある。なお、テープ43は必要に応じて設けれ
ば良い。
扉外板22の前面板部22aを挟み込む構造としている
ので、発泡断熱材26がねじ挿通孔36から外部へ漏れ
出ることを一層防止できるようになる。しかもこの場
合、前面板部22aのねじ挿通孔36は周りが閉じた状
態の円形の孔になっているので、ハンドル37とその前
面板部22aとの接触面積を大きくでき、ハンドル37
をねじ39の周り全周においてほぼ均等の圧力で固定す
ることができる。これにより、扉開閉の繰り返し応力が
そのねじ39の締め付け部分に掛かったとしても、その
締め付け力が劣化することを極力防止できる。
あり、この第2実施例は上記した第1実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、扉外板22の前面板部22
aにおけるねじ挿通部45は、円形の孔に代えて、一部
が開放された切欠部により形成している。
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。ハンドル37を取り付けるボス部29は、上
側のキャップ23に設けることもできる。
の2辺ではなく、左右の2辺に装着する構成の扉にも適
用できる。また,扉としては、冷蔵庫の扉に限られず、
例えば温蔵庫の扉にも適用できる。
によれば次のような効果を得ることができる。請求項1
の貯蔵庫の扉によれば、ハンドルを、扉の外殻の一部を
構成するキャップに一体に設けたボス部にねじ止めする
構成としたので、ハンドルを取り付けるについて、当て
板などを別途必要とせず、その分部品点数を少なくで
き、コストを低減することができるようになる。また、
ボス部と発泡断熱材との間の接着力に頼らずとも、十分
な取付強度を確保することができると共に、扉表面に歪
みが発生することも抑えることができる。
設けることにより、そのキャップと扉外板との組付け性
を向上でき、また、発泡断熱材の充填時にその発泡断熱
材がボス部のねじ穴側へ進むことを極力防止でき、発泡
断熱材が外部へ漏れ出ることを極力防止できるようにな
る。
ハンドルとの間で扉外板を挟み込む構造としたことによ
り、発泡断熱材が外部へ漏れ出ることを一層防止できる
ようになる。
bは折曲板部、23,24はキャップ、26は発泡断熱
材、29はボス部、30はねじ穴、31はリブ、37は
ハンドル、39はねじ、41は飾り部材を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 矩形状をなし、左右または上下の対向す
る2辺に後方側へ折り曲げられた折曲板部を有する金属
板製の扉外板と、 この扉外板の4辺のうち前記折曲板部が存しない残りの
2辺に装着されたキャップと、 前記扉外板の背部側に配置された扉内板と、 これら扉外板とキャップと扉内板とにより形成された空
間部に充填された発泡断熱材と、 前記キャップに一体に設けられた、ねじ穴を有するボス
部と、 前記ねじ穴にねじ込まれるねじにより前記ボス部に取付
固定されたハンドルと、 前記キャップのボス部周辺部に設けられ、前記扉外板に
対して交差する方向に延びると共に、先端部がその扉外
板の裏面に当接もしくは近接するリブと を具備したこと
を特徴とする貯蔵庫の扉。 - 【請求項2】 ボス部とハンドルとの間で扉外板を挟み
込む構造としたことを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫
の扉。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32817497A JP3456888B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 貯蔵庫の扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32817497A JP3456888B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 貯蔵庫の扉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11159945A JPH11159945A (ja) | 1999-06-15 |
JP3456888B2 true JP3456888B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=18207315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32817497A Expired - Fee Related JP3456888B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 貯蔵庫の扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3456888B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
JP2002213863A (ja) * | 2001-01-15 | 2002-07-31 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却貯蔵庫 |
KR100454059B1 (ko) * | 2002-07-31 | 2004-10-26 | 위니아만도 주식회사 | 김치저장고의 도어 구조 |
KR100812364B1 (ko) * | 2006-10-23 | 2008-03-11 | 위니아만도 주식회사 | 김치냉장고용 이중도어구조 |
JP2008261588A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Toshiba Corp | 冷蔵庫扉 |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP32817497A patent/JP3456888B2/ja not_active Expired - Fee Related
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