JP3444568B2 - フリ―フロ―ト式スチ―ムトラップ - Google Patents

フリ―フロ―ト式スチ―ムトラップ

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、弁室内に自由状態で配
置したフロ―トで直接弁口を開閉し、蒸気配管系から復
水を自動的に排出するフリ―フロ―ト式スチ―ムトラッ
プに関し、特に弁口前後の圧力差が変動しても大きな排
出能力が得られるようにしたものに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のフリ―フロ―ト式スチ―ムトラッ
プの基本構成は、例えば特公昭55−47279号公報
に示されている。当該公報から理解されるように、トラ
ップケ―シングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出
口を連通する弁口を設けた弁座部材をトラップケ―シン
グに取り付け、弁口を開閉するフロ―トを弁室内に自由
状態で配置し、フロ―トの降下位置を定めるフロ―ト座
部材をトラップケ―シングに設けたもので、弁室内に溜
る復水の水位に応じてフロ―トが浮上降下し、フロ―ト
の外表面で直接弁口を開閉して復水を出口から排出する
ものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のトラップで
は、弁口前後の圧力差が変化する場合には、最高圧力差
を考慮して、小さな弁口面積を有する弁座部材を用いな
ければならず、排出可能な復水の量が少ないという問題
があった。これは、弁口前後の圧力差及び弁口面積に比
例して閉弁力が大きくなるために、弁口前後の圧力差が
大きくなると小さな弁口面積しか開弁できないためであ
る。 【0004】従って本発明の技術的課題は、弁口前後の
圧力差が変化する場合であっても、弁口面積を小さくせ
ずに大きな排出能力の得られるフリ―フロ―ト式スチ―
ムトラップを提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、トラップケ―
シングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通
する弁口を設けた弁座部材をトラップケ―シングに取り
付け、弁口を開閉するフロ―トを弁室内に自由状態で配
置し、フロ―トの降下位置を定めるフロ―ト座部材をト
ラップケ―シングに設けたものにおいて、弁室と出口を
連通する弁口を開けた弁座部材を球形に形成してトラッ
プケ―シングに回転自在に取り付け、球形弁座部材の弁
口の軸を水平方向あるいは鉛直方向に向かって外部から
回転操作せしめる弁軸を球形弁座部材に連結し、球形弁
座部材に球形弁座部材と一体に回転操作されるフロ―ト
座部材を取り付けたフリ―フロ―ト式スチ―ムトラップ
にある。 【0006】 【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
フリ―フロ―ト式スチ―ムトラップにおける開弁のメカ
ニズムを図3を用いて説明すると、フロ―ト14は重力
Wに対して浮力Fが増加すれば、弁面20が球形弁座部
材8の弁座面21上を転動して、弁座面21の上端点C
を中心に時計回り方向に回転して浮上しようとする。フ
ロ―ト14に作用する浮力Fから重力Wを差し引いた値
に浮力Fの作用する線と点Cまでの距離Lを乗じた値が
開弁力であり、この開弁力が弁口6前後の圧力差Pに弁
口6の面積Sを乗じた値すなわち弁面20を弁口6に押
し付ける流体力に弁口6の中心と点Cまでの距離Mを乗
じた値である閉弁力より大きくなると開弁が始まる。こ
こで、浮力Fの作用する線と点Cまでの距離Lは弁口6
の軸が水平方向に近付くほど大きくなり、逆に鉛直方向
に近付くほど小さくなる。 【0007】弁軸を外部から回転操作して球形弁座部材
の弁口の軸を水平方向あるいは鉛直方向に向かって変化
せしめることにより、フロ―トの浮力の作用する線と弁
座面の上端点までの距離を変化させて開弁力を変化させ
ることができる。したがって、弁口前後の圧力差が大き
くなった場合には、弁口の軸を水平方向に近付けること
により開弁力を大きくできるので、弁口面積を小さくす
る必要がなく大きな排出能力が得られる。 【0008】 【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1及び図2参照)。本体1に底蓋2を締結
し、内部に弁室3を有するトラップケ―シングを形成す
る。本体1の上部には入口4と出口5を同一軸上に形成
している。弁室3の上部に入口4が連通し、弁室3の下
部に下記の弁口6から出口通路7を通して出口5が連通
する。 【0009】弁室3の下部側壁に球形弁座部材8を回転
自在に取り付ける。球形弁座部材8には弁室3と出口5
を連通する弁口6を形成している。球形弁座部材8と下
部側壁の間に弁室3と出口通路7の間の気密を保つ環状
のシ―ルリング9を配置する。図2に示すように、球形
弁座部材8に溝10を形成し、底蓋2を貫通して配置し
た弁軸11を嵌め合せる。弁軸11と底蓋2の間にはガ
スケット12を介在させホルダ13で締付けることによ
って両者の間の気密を保つ。 【0010】弁室3内に中空球形のフロ―ト14を自由
状態で配置する。球形弁座部材8にフロ―ト座部材15
を溶接して固着する。フロ―ト座部材15は、弁口6の
軸からフロ―ト14の半径の長さ離れた、当該軸に平行
の二本の足を有する。図1に示す状態においては、フロ
―ト14の弁面20がフロ―ト座部材15の二本の足に
当接すると共に球形弁座部材8の弁座面21に当接して
弁口6を閉口している。弁軸11を当該軸を中心に外部
から回転操作することにより、図1において、球形弁座
部材8とフロ―ト座部材15が時計回り方向あるいは反
時計回り方向に回転し、弁口6の軸及びフロ―ト座部材
15の二本の足が平行状態で水平方向あるいは鉛直方向
に向かって変化する。 【0011】次に作用を説明する。図示していない蒸気
使用機器に入口4を接続することにより、弁室3内に蒸
気使用機器で発生した復水が流入する。弁室3内に復水
が溜るとフロ―ト14が浮き上がり弁口6を開口して、
復水を出口通路7を介して出口5に排出する。弁室3内
の復水が排出されるとフロ―ト14が降下して弁面20
がフロ―ト座部材15に当接すると共に球形弁座部材8
の弁座面21に当接して弁口6を閉口し、蒸気の出口5
への排出は防止される。 【0012】弁口6前後の圧力差が大きくなった場合に
は、弁軸11を当該軸を中心に外部から回転操作するこ
とにより、図1において、球形弁座部材8とフロ―ト座
部材15を反時計回り方向に回転させ、弁口6の軸及び
フロ―ト座部材15の二本の足を平行状態で水平方向に
近付けることにより、開弁力を大きくする。 【0013】 【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、弁口前後の圧力差が大きく
なった場合でも、球形弁座部材とフロ―ト座部材を一体
に回転させて、弁口の軸を水平方向に近付けることによ
り、開弁力を大きくできるので、弁口面積を小さくする
必要がなく大きな排出能力が得られるフリ―フロ―ト式
スチ―ムトラップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のフリ―フロ―ト式スチ―ムトラップの
実施例の断面図である。 【図2】図1におけるA−A線断面図である。 【図3】フロ―トの開弁メカニズムを説明するための説
明図である。 【符号の説明】 1 本体 2 底蓋 3 弁室 4 入口 5 出口 6 弁口 8 球形弁座部材 11 弁軸 14 フロ―ト 15 フロ―ト座部材

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 トラップケ―シングで入口と弁室と出口
    を形成し、弁室と出口を連通する弁口を設けた弁座部材
    をトラップケ―シングに取り付け、弁口を開閉するフロ
    ―トを弁室内に自由状態で配置し、フロ―トの降下位置
    を定めるフロ―ト座部材をトラップケ―シングに設けた
    ものにおいて、弁室と出口を連通する弁口を開けた弁座
    部材を球形に形成してトラップケ―シングに回転自在に
    取り付け、球形弁座部材の弁口の軸を水平方向あるいは
    鉛直方向に向かって外部から回転操作せしめる弁軸を球
    形弁座部材に連結し、球形弁座部材に球形弁座部材と一
    体に回転操作されるフロ―ト座部材を取り付けたことを
    特徴とするフリ―フロ―ト式スチ―ムトラップ。
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