JPH0637275Y2 - パイロット式スチームトラップ - Google Patents

パイロット式スチームトラップ

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JPH0637275Y2
JPH0637275Y2 JP14520789U JP14520789U JPH0637275Y2 JP H0637275 Y2 JPH0637275 Y2 JP H0637275Y2 JP 14520789 U JP14520789 U JP 14520789U JP 14520789 U JP14520789 U JP 14520789U JP H0637275 Y2 JPH0637275 Y2 JP H0637275Y2
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JP
Japan
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orifice
valve
pressure
pilot
opening
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JP14520789U
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横山  武志
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Tlv Co Ltd
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Tlv Co Ltd
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  • Safety Valves (AREA)
  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出する
スチームトラップに関し、特に、入口側の液位をパイロ
ットのフロート弁で検出して圧力応動弁を駆動するよう
にしたパイロット式スチームトラップに関する。
この種のパイロット式スチームトラップは、圧力応動弁
の受圧変位壁で一部を形成された圧力室と、圧力室を入
口側に連通する第1オリフィスと、圧力室を出口側に連
通する第2オリフィスと、第1オリフィスを入口側の液
位に応じて開閉し圧力室内に復水を導入して圧力を制御
して圧力応動弁を駆動するパイロットフロート弁から成
る。
上記のものに於いて、圧力応動弁が閉弁遅れを生じない
ようにするためには、即ち、パイロットフロート弁が第
1オリフィスを閉じた後、圧力応動弁が瞬時に閉弁する
ためには、第2オリフィスの開口面積をできるだけ大き
く形成する必要がある。しかしながら、第2オリフィス
を大きく形成すると、パイロットフロート弁が全開して
も第2オリフィスからの圧力の逃げが大きいために、圧
力応動弁が開弁できなくなる。
従来の技術 そこで、従来は、実公昭53−746号公報に示されている
ような技術が用いられた。これは、圧力応動弁に形成し
た第2オリフィスを、圧力応動弁が開弁状態にあるとき
のみ開弁するようにしたものである。
上記のものは、パイロットフロート弁が第1オリフィス
を閉じた直後は圧力応動弁に開けた第2オリフィスが全
開状態にあるので、圧力室内の圧力を出口側に瞬時に逃
がすことができ、圧力応動弁は瞬時に閉弁することがで
きる。
本考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記のものは、パイロットフロート弁が
開弁して第1オリフィスを開け、閉弁状態の圧力応動弁
を開弁せしめようとするときは、第2オリフィスが閉じ
られているので、パイロットフロート弁が僅かに開弁し
た状態であっても圧力応動弁が開弁することとなる。こ
れは、復水の流入量が少なくて、パイロットフロート弁
の開閉のみで復水を排出できる場合にも、圧力応動弁が
頻繁に開弁してしまうことになり、圧力応動弁の寿命が
短くなったり、蒸気漏れにつながったりする。
従って、本考案の技術的課題は、圧力応動弁が閉弁遅れ
を生じないようにすると共に、復水流入量が少ない場合
には圧力応動弁が開弁しないようにすることである。
課題を解決するための手段 上記の技術的課題を解決するために講じた本考案の技術
的手段は、圧力応動弁の受圧変位壁で一部を形成された
圧力室と、圧力室を入口側に連通する第1オリフィス
と、圧力室を出口側に連通する第2オリフィスと、第1
オリフィスを入口側の液位に応じて開閉し圧力室内に復
水を導入して圧力を制御して圧力応動弁を駆動するパイ
ロットフロート弁とを備えたものに於いて、パイロット
フロート弁に第2オリフィスを開閉する弁部材を連結
し、パイロットフロート弁による第1オリフィスと第2
オリフィスの開閉弁作動が逆になるようにしたにした、
ものである。
作用 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
パイロットフロート弁によって第1オリフィスが開けら
れると第2オリフィスが閉じられ、逆に第1オリフィス
が閉じられると第2オリフィスが開けられる。即ち、第
1オリフィスの開度が大きくなれば第2オリフィスの開
度が小さくなり、逆に第1オリフィスの開度が小さくな
れば第2オリフィスの開度が大きくなる。従って、パイ
ロットフロート弁が第1オリフィスを閉じた直後は第2
オリフィスが全開状態にあるので、圧力室内の圧力を出
口側に瞬時に逃がすことができ、圧力応動弁は瞬時に閉
弁することができる。また、パイロットフロート弁が開
弁して第1オリフィスを僅かに開けたときは、第2オリ
フィスの開度は大きく、圧力応動弁が開弁することはな
い。そして、パイロットフロート弁が第1オリフィスを
より大きく開けるに従って、第2オリフィスの開度が小
さくなり、圧力室内の圧力が上昇して圧力応動弁が開弁
する。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(第
1図参照)。
本体1に蓋部材2をボルト(図示せず)で締結してトラ
ップケーシングを形成する。トラップケーシングの内部
は仕切壁3で、入口4の連通する復水溜り室5と出口6
の連通する圧力応動弁収容室7に隔てられている。入口
4と出口6はケーシングの上部に同一軸上に形成されて
いる。
圧力応動弁収容室7にシリンダ部材8と、シリンダ部材
8内に摺動可能に配置されたピストン部材9を配置す
る。仕切壁3に蓋部材10をボルト(図示せず)で締結
し、ピストン部材9の上面と蓋部材10の間に圧力室11を
形成する。蓋部材10に復水溜り室5と圧力室11を連通す
る第1オリフィス12を形成し、蓋部材10と仕切壁3に圧
力室11と出口6を連通する第2オリフィス13を形成す
る。
ピストン部材9の下端に主弁体14をナット15で固定す
る。主弁体15はピストン部材9に連動して復水溜り室5
を出口6に連通する弁口16を開閉する。弁口16はシリン
ダ部材8の下端に形成されている。主弁体14はスプリン
グ17で弁口16方向に付勢されている。シリンダ部材8に
は弁口16から流出する液体を出口7へ流すための開口18
が開けられている。ピストン部材9と主弁体14が圧力応
動弁を成す。
復水溜り室4内に球形のパイロットフロート19を配置す
る。パイロットフロート19にはレバー20が連結され、レ
バー20をピン21で蓋部材10に取付けている。従って、パ
イロットフロート19はピン21を支点にして回転すること
ができる。レバー20に第1オリフィス12を開閉する第1
弁体22と第2オリフィス13を開閉する第2弁体23を取り
付けている。第2弁体23は鎖24でレバー20に連結されて
いる。パイロットフロート19は復水溜り室5の液位に応
じて、ピン21を支点にして回転しながら浮上降下する。
浮上すると第1弁体22が第1オリフィス12を開弁せし
め、第2弁体23が第2オリフィス13を閉弁せしめる。降
下すると第1弁体22が第1オリフィス12を閉弁せしめ、
第2弁体23が第2オリフィス13を開弁せしめる。第1オ
リフィス12の開度が大きくなれば第2オリフィス13の開
度が小さくなり、逆に第1オリフィス12の開度が小さく
なれば第2オリフィス13の開度が大きくなる。
上記実施例の作動は下記の通りである。
入口4から流入する復水量が微少または無い場合、パイ
ロットフロート19は降下して第1弁体22で第1オリフィ
ス12を塞ぎあるいは僅かに開けている。このとき、第2
オリフィス13は第2弁体23によって大きく開けられてい
るので、圧力室11内の圧力は出口6と同圧化し、ピスト
ン部材9は主弁体14に作用する入口側圧力及びスプリン
グ17の弾性力で弁口16を塞いでいる。次に入口4から多
量の復水が流入する場合、パイロットフロート19は復水
溜り室5内の液位の上昇と共に大きく浮上し、第1弁体
22が1オリフィス12を大きく開ける。このとき、第2弁
体23は第2オリフィス13の開度を小さくあるいは全閉し
ているので、圧力室11内の圧力が上昇し、ピストン部材
9を押し下げて、主弁体14が弁口16を開き、入口4から
の復水を出口6へ排出する。
考案の効果 本考案は下記の特有の効果を生じる。
上記のように本考案によれば、圧力応動弁が閉弁遅れを
生じないので、蒸気を漏らすことがない。また、流入復
水量が少ない場合には圧力応動弁は開弁しないので、圧
力応動弁の摺動部の摩耗が少なく、所期の良好な作動が
長期間維持される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のパイロット式スチームトラッ
プの断面図である。 1:主体、4:入口 5:復水溜り室、6:出口 9:ピストン部材、11:圧力室 12:第1オリフィス、13:第2オリフィス 14:主弁体、16:弁口 19:パイロットフロート 22:第1弁体、23:第2弁体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力応動弁の受圧変位壁で一部を形成され
    た圧力室と、圧力室を入口側に連通する第1オリフィス
    と、圧力室を出口側に連通する第2オリフィスと、第1
    オリフィスを入口側の液位に応じて開閉し圧力室内に復
    水を導入して圧力を制御して圧力応動弁を駆動するパイ
    ロットフロート弁とを備えたものに於いて、パイロット
    フロート弁に第2オリフィスを開閉する弁部材を連結
    し、パイロットフロート弁による第1オリフィスと第2
    オリフィスの開閉弁作動が逆になるようにした、パイロ
    ット式スチームトラップ。
JP14520789U 1989-12-15 1989-12-15 パイロット式スチームトラップ Expired - Fee Related JPH0637275Y2 (ja)

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JPH0385798U JPH0385798U (ja) 1991-08-29
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