JP3441576B2 - 自動車のフロア構造 - Google Patents

自動車のフロア構造

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修一郎 岩月
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム等の
軽金属材料にて押出成形された中空押出材同士を互いに
溶接接続して構成される自動車のフロア構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車の車体構造におい
て、モノコックボディにあっては、複数の板材をプレス
成形し、それらを結合してボックス構造とし、車体のフ
ロア部分の剛性を確保していた。一方、車体の軽量化及
び製造コスト低減の要望はますます高まる傾向にあり、
アルミニウム等の軽金属材料にて一定の断面形状で押出
成形された長尺の中空材は、比較的自由に断面形状を設
定し得る上、横方向と縦方向との厚さを互いに異ならせ
て一体成形し得ることから、使用の部位に応じた所望の
強度特性を高効率に得ることができるので、近時、自動
車のフレーム構成材としての用途に注目が集まりつつあ
る。
【0003】このような軽金属(アルミ)ボディにあっ
ては、板材をプレス加工し、これに押出材からなるサイ
ドシルを結合することにより車体のフロア部分の剛性を
確保していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、板材をプレ
ス加工する場合、モノコックボディの場合と同様にプレ
ス材の加工、溶接設備が大型化するばかりでなく、上記
軽金属は鋼材に比べて線熱膨張率が大きいことから溶接
時に熱歪が生じ易く、その精度確保が厄介であった。
【0005】また、軽金属材料にて押出成形された複数
の中空押出材同士を車体の前後方向に延在させて車体の
左右方向について互いに溶接接続することも考えられる
が、車両に搭載する機器の配置との関係から各押出材を
互いに異なる断面形状にしなければならず、多くの金型
を必要とすることから、現状では製造コストが高騰化す
る。
【0006】本発明は、このような従来技術に課せられ
た問題を解決するべく案出されたものであり、その目的
とするところは、成形、加工設備の大型化を招くことな
軽量、安価に構成することのできる自動車のフロア構
造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明に於ては、アルミニウム等の軽金属材料
にて押出成形された複数の中空押出材(2〜6)を車体
の左右方向について互いに隣接させ且つ車体の前後方向
に延在させて構成される自動車のフロア構造であって、
車体の前後方向中心軸に対して左右対称位置に同一断面
形状の押出材を互いに前後反対の向きにして配設し、前
記複数の押出材には、互いに隣接するもの同士を互いに
仮止めするための弾発係合部(8)を形成し、前記弾発
係合部を仮止めした状態で該弾発係合部を溶接してなる
ことを特徴とする自動車のフロア構造を提供することと
した。これにより金型が大型化せず、且つ多くの金型を
必要とせずに済む上、溶接時の位置決めが容易となり、
溶接作業性が向上する。特にボルト(9)の頭を受容す
るTスロット(1c)を中空断面内に押出成形し、該T
スロットの中央部とフロア部の一部をなす水平方向に延
在する部分とを縦リブ(1d)で連結するものとすれ
ば、構造の複雑化、重量の増大、及び剛性の低下を招か
ずにボルトの取付部を形成することができる
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の構成を詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明が適用された自動車の車体
フレームのフロア部1を示している。この車体フレーム
は、アルミニウム等の軽金属材料にて押し出し成形され
たパイプ状の中空部材を互いに溶接接続してなるフレー
ムと樹脂内板とから構成されるスペースフレームのうち
剛性・強度・衝突性能に於て効率の良いストレートフレ
ームを採用した車体構造を有している。
【0010】図2は本発明によるフレームのフロア部1
の構成を示す平面図、図3は図2のIII−III線に
ついて見た断面図である。このフロア部1は、5本の中
空押出材2〜6を、その長手方向が車体の前後方向(図
2に於ける左右方向)に延在するように配置し、且つ
いに溶接することにより形成されている。また、サイド
シル2a、6aは、左右各側端に位置する押出材2、6
にそれぞれ一体的に形成されている。
【0011】ここで、右端押出材2と左端押出材6、
びに右側中間押出材3と左側中間押出材5は、車体の前
後方向中心軸に対して左右対称な断面形状を有してい
る。また中央の押出材4も、車体の前後方向中心軸に対
して左右対称の断面形状を有している。右端押出材2と
左端押出材6、並びに右側中間押出材3と左側中間押出
材5の対は、それぞれ同じ型から成形されて同一の断面
形状をなしており、これを前後反転させて中央押出材4
を中心として左右対称に配置し、それぞれを互いに結合
させることによりフロア部1を形成している。即ち、こ
れら5本の押出材2〜6は、3種類の金型で成形するこ
とができるようになっている。また、右端押出材2と左
押出材6の内側側面、右側中間押出材3と左側中間
押出材5及び中央押出材4の左右両側面には、互いに
接する押出材同士が精度良く整合すると共に仮止め及び
保持を容易にするための係合部8が一体的に形成されて
いる。これらのうち、外側に位置するものは、図4
(a)に示したように、材料自体の弾性を利用して弾発
的に係合するようになっている。また内側に位置するも
のは、図4(b)に示したように、テーパ面で係合する
ようになっている。従って、前後方向の位置決めをして
この係合部8で各押出材2〜6を仮止めすることで、
接時の位置精度及び作業容易性向上することができ
。尚、フロア部1にはその後端左右にホイールハウス
(左右後輪)を受容するべく切欠き部1a、1bが設け
られているが、実際には、右端押出材2と左端押出材6
とを切り出す時に他の押出材3〜5よりも短くするだけ
別途2次加工を必要としないことから、作業効率及び
材料の利用効率が向上している。
【0012】図2に示すように、押出材5の中空断面内
には、ボルト9の頭を受容するカーテンレール状のTス
ロット1cが形成されている。このように構成すること
で、従来押出材で最も厄介な作業の一つであったボルト
受容部の形成を、押し出し成形で一括して行うことがで
きる。また、Tスロット1cの中央部とフロア部1の一
部をなす水平方向に延在する部分との間には縦リブ1d
が設けられている。これにより簡単な構造で、軽量にな
ると共に剛性が低下する心配もない。
【0013】尚、適宜な凹部を各押出材2〜6に形成し
ておくことにより、燃料タンク10、シートレール1
1、サブフレーム取付用ボス12、ワイヤハーネス13
などをスペース効率良く配置できる(図2)。
【0014】
【発明の効果】このように本発明によれば、軽量な軽金
属材料にて押出成形された複数の中空押出材を車体の前
後方向に延在するように配置し、互いに溶接接続する構
造とし、車体中央を軸として左右対称に、同形をなす押
出材を配設し、溶接することで、押出材の種類を減らす
ことができ、成形、加工設備が小型化され、コストも低
減する。また、各押出材同士の側面に、隣接する押出材
を相対的に仮止めするための弾発係合片を設けること
で、溶接時に位置精度及び溶接作業容易性が向上する。
特にボルトの頭を受容するTスロットを中空断面内に押
出成形し、該Tスロットの中央部とフロア部の一部をな
す水平方向に延在する部分とを縦リブで連結するものと
すれば、構造の複雑化、重量の増大、及び剛性の低下を
招かずにボルトの取付部を形成することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された車体フレームのフロア部の
全体斜視図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図2のIII−III線について見た拡大断面
図。
【図4】(a)、(b)共に図3の要部拡大図。
【符号の説明】
1 フロア部 1a、1b 切欠き部 1c Tスロット 1d 縦リブ 2〜6 押出材 2a、6a サイドシル 8 係合部 9 ボルト 10 燃料タンク 11 シートレール 12 サブフレーム取付用ボス 13 ワイヤハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−144661(JP,A) 実開 昭57−158592(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム等の軽金属材料にて押出成
    形された複数の中空押出材を車体の左右方向について互
    いに隣接させ且つ車体の前後方向に延在させて構成され
    る自動車のフロア構造であって、車体の前後方向中心軸に対して左右対称位置に同一断面
    形状の押出材を互いに前後反対の向きにして配設し、 前記複数の押出材には、互いに隣接するもの同士を互い
    に仮止めし且つ保持するための弾発係合部を形成し、 前記弾発係合部を仮止めした状態で該弾発係合部を溶接
    してなる ことを特徴とする自動車のフロア構造。
  2. 【請求項2】 ボルトの頭を受容するTスロットを中空
    断面内に押出成形し、該Tスロットの中央部とフロア部
    の一部をなす水平方向に延在する部分とを縦リブで連結
    することを特徴とする請求項1に記載の自動車のフロア
    構造。
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JP3381703B2 (ja) * 2000-03-15 2003-03-04 日産自動車株式会社 自動車のフロア構造
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