JP3381700B2 - 自動車のフロア構造 - Google Patents

自動車のフロア構造

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JP3381700B2
JP3381700B2 JP2000057302A JP2000057302A JP3381700B2 JP 3381700 B2 JP3381700 B2 JP 3381700B2 JP 2000057302 A JP2000057302 A JP 2000057302A JP 2000057302 A JP2000057302 A JP 2000057302A JP 3381700 B2 JP3381700 B2 JP 3381700B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のフロア構
造、とりわけ、車体前後方向に押出成形したフロントフ
ロアの車幅方向両側部に配置した車体前後方向骨格部材
であるサイドシルと、該フロントフロアの後端に結合し
たリヤフロアの車幅方向骨格部材であるリヤシートクロ
スメンバ、および該リヤフロアの車幅方向両側部に配置
した車体前後方向骨格部材であるリヤサイドメンバとの
結合部周りの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロア骨格部材の結合構造とし
て、例えば特開平7−165124号公報に示されてい
るように、リヤサイドメンバの前端部をサイドシルの後
端部内側面に沿って結合する一方、リヤシートクロスメ
ンバの車幅方向端部をこのリヤサイドメンバに直交状態
で貫通させて前記サイドシル内側面に突合わせて結合す
ることによって、これら3つのフロア骨格部材の集合部
分を固め、車室後部の強度・剛性を高めて振動の低減化
を図るようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、車体の軽量化と
剛性確保の両立を狙ってフロントフロアをアルミ合金等
の軽量金属材料により、例えば閉断面構造で車体前後方
向に押出成形することが試みられている。
【0004】このような押出材からなるフロントフロア
を用いた場合、車両の側面衝突に対してはサイドシル上
に立設したセンターピラーからの車幅方向の衝突入力が
押出材の押出方向と直交方向に作用するため、フロント
フロアの車幅方向の座屈変形を前後方向に広い範囲に拡
げられ、衝突エネルギー吸収量を増大できると共に、車
幅方向の変形量を極力小さく抑制して車室居住空間を確
保できる可能性がある。
【0005】これを実現させるためには、前記車幅方向
入力によってセンターピラー下端の基部が、車体の前後
方向軸線とほぼ平行を保ちながら、センターピラーの上
端部を支点として車室側へ回転して侵入するような変形
モードで座屈変形させることが最も理想とされるが、前
述のようにセンターピラーの後方でサイドシル、リヤシ
ートクロスメンバ、リヤサイドメンバの3フロア骨格部
材の集合部分を固めて高強度構造としてあると、前記車
幅方向衝突入力に対してこの高強度構造部分がサイドシ
ルおよびフロントフロアの後部の変形を妨げる可能性が
あり、万一変形を妨げた場合は、前記理想的な変形モー
ドでの座屈変形と異なる形態の変形になってしまう。
【0006】そこで、本発明は車体前後方向の押出材か
らなるフロントフロアの利点を最大に活かして、フロア
骨格部材の結合剛性を阻害することなく側面衝突時のエ
ネルギー吸収量の増大と車室居住空間の確保とを実現す
ることができる自動車のフロア構造を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、車体前後方向に押出成形したフロントフロアと、フ
ロントフロアの後端に結合したリヤフロアと、フロント
フロアの車幅方向両側部に車体前後方向に配置されると
共に、該フロントフロアの後方に延設されたサイドシル
と、リヤフロアのフロントフロアとの結合部に車幅方向
に配設されたリヤシートクロスメンバと、リヤフロアの
車幅方向両側部に車体前後方向に配設されたリヤサイド
メンバと、サイドシルの延設部とリヤシートクロスメン
バの車幅方向端部とリヤサイドメンバの前端部とを結合
する閉断面構造の連結部材と、リヤシートクロスメンバ
よりも車体前方部位で前記サイドシル上に結合したピラ
ーとを備え、前記連結部材をリヤシートクロスメンバの
車幅方向端部とサイドシルとの間に介在させると共に、
該連結部材の平面視して前記リヤシートクロスメンバの
車幅方向端部に対向する部分に低剛性領域部分を設定し
たことを特徴としている。
【0008】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載の連結部材の平面視してリヤシートクロスメンバの車
幅方向端部に対向しない部分に高剛性領域部分を設定す
ることによって、相対的に前記リヤシートクロスメンバ
の車幅方向端部に対向した部分を低剛性領域部分とした
ことを特徴としている。
【0009】請求項3の発明にあっては、請求項2に記
載の高剛性領域部分を、連結部材の閉断面部に複数の縦
リブを設けて構成したことを特徴としている。
【0010】請求項4の発明にあっては、請求項3に記
載の高剛性領域部分が、複数の縦リブによって複数の閉
断面構造に構成されていることを特徴としている。
【0011】請求項5の発明にあっては、請求項3,4
に記載の複数の縦リブを、リヤシートクロスメンバの車
幅方向端部との結合部から車体後方領域に配設し、最前
列の縦リブはその一端をリヤシートクロスメンバの車幅
方向端部相当部分に配置する一方、他端をサイドシルの
延設部の後端部に配置して、該縦リブを平面視してリヤ
シートクロスメンバの車幅方向端部からサイドシルの延
設部後端に向かう斜状に配置したことを特徴としてい
る。
【0012】請求項6の発明にあっては、請求項5に記
載の複数の縦リブの配置を、前側を疎らにして後側を密
集させた粗密配置としたことを特徴としている。
【0013】請求項7の発明にあっては、請求項2に記
載の高剛性領域部分と低剛性領域部分とを、連結部材の
肉厚変化によって構成したことを特徴としている。
【0014】請求項8の発明にあっては、請求項7に記
載の高剛性領域部分を、補強プレートの接合によって厚
肉として低剛性領域部分に対して肉厚変化させたことを
特徴としている。
【0015】請求項9の発明にあっては、請求項2に記
載の高剛性領域部分と低剛性領域部分とを、連結部材の
材質変化によって構成したことを特徴としている。
【0016】請求項10の発明にあっては、請求項2〜
9に記載の高剛性領域部分に、サスペンション取付部を
設けたことを特徴としている。
【0017】請求項11の発明にあっては、請求項2〜
9に記載の高剛性領域部分に、サブフレーム取付部を設
けたことを特徴としている。
【0018】請求項12の発明にあっては、請求項2〜
11に記載の高剛性領域部分に、タイダウンフック部を
設けたことを特徴としている。
【0019】請求項13の発明にあっては、請求項1〜
12に記載の低剛性領域部分は、車両側面衝突時におけ
る車幅方向入力に対して車幅方向の座屈変形を促す脆弱
部を設けて構成することを含むことを特徴としている。
【0020】請求項14の発明にあっては、請求項13
に記載の脆弱部をスリットで構成したことを特徴として
いる。
【0021】請求項15の発明にあっては、請求項13
に記載の脆弱部をビード部で構成したことを特徴として
いる。
【0022】請求項16の発明にあっては、車体前後方
向に押出成形したフロントフロアと、フロントフロアの
後端に結合したリヤフロアと、フロントフロアの車幅方
向両側部に車体前後方向に配置されると共に、該フロン
トフロアの後方に延設されたサイドシルと、リヤフロア
のフロントフロアとの結合部に車幅方向に配設されたリ
ヤシートクロスメンバと、サイドシルの延設部とリヤシ
ートクロスメンバの車幅方向端部とリヤサイドメンバの
前端部とを結合する閉断面構造の連結部材と、リヤシー
トクロスメンバよりも車体前方部位で前記サイドシル上
に結合したピラーとを備え、前記リヤシートクロスメン
バの車幅方向端部をサイドシルに直接結合すると共に、
前記連結部材をリヤシートクロスメンバの車幅方向端部
の後壁とサイドシルの延設部とでなす隅角部に結合し、
該リヤシートクロスメンバの車幅方向端部に低剛性領域
部分を設定したことを特徴としている。
【0023】請求項17の発明にあっては、請求項16
に記載の低剛性領域部分を、車両側面衝突時における車
幅方向入力に対して車幅方向の座屈変形を促す脆弱部を
設けて構成したことを特徴としている。
【0024】請求項18の発明にあっては、請求項17
に記載の脆弱部をスリットで構成したことを特徴として
いる。
【0025】請求項19の発明にあっては、請求項17
に記載の脆弱部をビード部で構成したことを特徴として
いる。
【0026】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、サイド
シルの延設部とリヤシートクロスメンバの車幅方向端部
とリヤサイドメンバの前端部との3つのフロア骨格部材
が集合する部分を閉断面構造の連結部材で結合して固め
てあるため、車体フロアに要求される高い結合剛性を確
保することができる。
【0027】一方、フロントフロアは車体前後方向に押
出成形した押出材を用いていることから、車両の側面衝
突に対してはピラーからサイドシルに作用する車幅方向
衝突入力によって、該サイドシルと共にピラー下端の基
部を中心にした車幅方向の座屈変形を車体前後方向に広
い範囲に波及させ易くなっており、しかも、前記連結部
材のリヤシートクロスメンバの車幅方向端部に対向する
部分には低剛性領域部分を設定してあるため、前記車幅
方向衝突入力によってこの低剛性領域部分をサイドシル
の曲げ変形を伴って積極的に車幅方向に座屈変形させ、
これによりピラー基部が車体の前後方向軸線とほぼ平行
を保ちながら、ピラー上端部を支点として車室側へ回転
して侵入するような理想的な変形モードが得られ、フロ
ントフロアを車体前後方向に拡がる広い範囲で車幅方向
に座屈変形させることができる。
【0028】この結果、衝突エネルギー吸収量を増大で
きると共に、フロントフロアが車幅方向へ局部的に大き
く座屈変形するのを抑制し、かつ、ピラー上部側の車室
内への侵入を抑制して広い車室居住空間を確保すること
ができる。
【0029】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、連結部材の低剛性領域部分は、
リヤシートクロスメンバの車幅方向端部に対向しない部
分に高剛性領域部分を設定することで相対的に低剛性と
してあるため、この高剛性領域部分によってサイドシル
とリヤサイドメンバとの結合剛性を高めることができ
る。
【0030】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
の発明の効果に加えて、高剛性領域部分を連結部材の閉
断面部に複数の縦リブを設けて構成しているため、上下
方向入力に対して該入力を縦リブの面内方向で受けるた
め、上下方向入力に対して高い結合剛性を持たせること
ができる。
【0031】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
の発明の効果に加えて、高剛性領域部分は複数の縦リブ
によって複数の閉断面構造に構成されているため、縦リ
ブと連結部材周壁との荷重分散効果が高く、上下方向入
力に対してより一層高い結合剛性を持たせることができ
る。
【0032】請求項5に記載の発明によれば、請求項
3,4の発明の効果に加えて、最前列の縦リブを平面視
してリヤシートクロスメンバの車幅方向端部からサイド
シルの延設部後端に向かう斜状に配置してあるため、低
剛性領域部分の車幅方向外側の領域を広げられ、車両側
面衝突時における該低剛性領域部分の車幅方向の座屈変
形をスムーズに行わせることができる。
【0033】また、リヤシートクロスメンバに作用する
上下方向入力に対して、この斜状配置した縦リブの面内
力としてサイドシルに荷重伝達できると共に、該リヤシ
ートクロスメンバと連結部材との結合部付近と、連結部
材とサイドシルとの結合部付近とを該縦リブで繋ぐこと
によってこれら両結合部間の相対変形を防止でき、車幅
方向入力および捩じり方向入力に対しても高い結合剛性
を持たせることができる。
【0034】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
の発明の効果に加えて、高剛性領域部分における複数の
縦リブの配置を、前側を疎らにして後側を密集させた粗
密配置としてあるため、車両側面衝突時における低剛性
領域部分の車幅方向の座屈変形を阻害することなくサイ
ドシルとリヤサイドメンバとの結合剛性を更に高めるこ
とができる。
【0035】請求項7に記載の発明によれば、請求項2
の発明の効果に加えて、高剛性領域部分と低剛性領域部
分とを、連結部材の肉厚変化によって構成しているた
め、構造が簡単で容易に構成することができる。
【0036】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
の発明の効果に加えて、補強プレートの接合によって高
剛性領域部分を容易に構成することができると共に、該
補強プレートの板厚の選定によって所望する剛性に容易
に調整することができる。
【0037】請求項9に記載の発明によれば、請求項2
の発明の効果に加えて、高剛性領域部分と低剛性領域部
分とを、連結部材の材質変化によって構成しているた
め、構造が簡単で容易に構成することができる。
【0038】請求項10,11に記載の発明によれば、
請求項2〜9の発明の効果に加えて、サスペンション又
はサブフレームからの上下方向、左右方向、および前後
方向の各入力に対して、該入力を高剛性領域部分で受け
てリヤサイドメンバ、サイドシルおよびリヤシートクロ
スメンバへ良好に荷重を分散、伝達することができて、
リヤサイドメンバへの加振力を低減し、振動を減少させ
ることができる。
【0039】請求項12に記載の発明によれば、請求項
2〜11の発明の効果に加えて、タイダウン時の荷重を
連結部材の高剛性部で受けてリヤサイドメンバ、サイド
シルおよびリヤシートクロスメンバへ良好に分散、伝達
することができて、タイダウン支持剛性を高めることが
できる。
【0040】請求項13に記載の発明によれば、請求項
1〜12の発明の効果に加えて、低剛性領域部分は車両
側面衝突時における車幅方向入力に対して車幅方向の座
屈変形を促す脆弱部を設けて構成することを含むため、
該脆弱部のみを設けて低剛性領域部分を容易に構成でき
る他、低剛性領域部分への脆弱部の付設によって、車両
側面衝突時における該低剛性領域部分の車幅方向への座
屈変形をスムーズに行わせることができる。
【0041】請求項14,15に記載の発明によれば、
請求項13の発明の効果に加えて、脆弱部をスリット又
はビード部を形成するといった簡単な加工手段によって
容易に構成できてコスト的に有利に得ることができる。
【0042】請求項16に記載の発明によれば、サイド
シルの延設部とリヤシートクロスメンバの車幅方向端部
とリヤサイドメンバの前端部との3つのフロア骨格部材
が集合する部分を閉断面構造の連結部材で結合して固め
てあるため、車体フロアに要求される高い結合剛性を確
保することができる。
【0043】一方、フロントフロアは車体前後方向に押
出成形した押出材を用いていることから、車両の側面衝
突に対してはピラーからサイドシルに作用する車幅方向
衝突入力によって、該サイドシルと共にピラー下端の基
部を中心にした車幅方向の座屈変形を車体前後方向に広
い範囲に波及させ易くなっており、しかも、サイドシル
に直接結合した前記リヤシートクロスメンバの車幅方向
端部には低剛性領域部分を設定してあるため、前記車幅
方向衝突入力によってこの低剛性領域部分をサイドシル
の曲げ変形を伴って積極的に車幅方向に座屈変形させ、
これによりピラー基部が車体の前後方向軸線とほぼ平行
を保ちながら、ピラー上端部を支点として車室側へ回転
して侵入するような理想的な変形モードが得られ、フロ
ントフロアを車体前後方向に拡がる広い範囲で車幅方向
に座屈変形させることができる。
【0044】この結果、衝突エネルギー吸収量を増大で
きると共に、フロントフロアが車幅方向へ局部的に大き
く座屈変形するのを抑制し、かつ、ピラー上部側の車室
内への侵入を抑制して車室居住空間を確保することがで
きる。
【0045】請求項17に記載の発明によれば、請求項
16の発明の効果に加えて、低剛性領域部分は車両側面
衝突時における車幅方向入力に対して車幅方向の座屈変
形を促す脆弱部を設けて構成してあるため、該低剛性領
域部分を容易に構成することができる。
【0046】請求項18,19に記載の発明によれば、
請求項17の発明の効果に加えて、脆弱部をスリット又
はビード部を形成するといった簡単な加工手段によって
構成できてコスト的に有利に得ることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0048】図5において、1はフロントフロア、2は
フロントフロア1の前端部を結合したダッシュクロスメ
ンバ、3はフロントフロア1の後端部に結合したリヤフ
ロア、4はリヤフロア3のフロントフロア1との結合部
に車幅方向に配設されたリヤシートクロスメンバ、5は
リヤフロア3の車幅方向両側部に車体前後方向に配設さ
れたリヤサイドメンバ、6はフロントフロア1の車幅方
向両側部に車体前後方向に配置されると共にフロントフ
ロア1の後方に延設されたサイドシルを示す。
【0049】リヤシートクロスメンバ4は図1に示すよ
うに略L字状断面に形成されて、リヤフロア3の前端部
を下向きに曲折して形成された段部の背面にフランジ部
4aを介して接合され、車幅方向に延在する閉断面部を
形成して車幅方向骨格部を構成し、また、リヤサイドメ
ンバ5は円筒形に形成されて車体前後方向骨格部を構成
し、更に、サイドシル6は後述するように閉断面構造に
形成されて車体前後方向骨格部を構成している。
【0050】ダッシュクロスメンバ2の外面側の車幅方
向両側部には、前方に突出するフロントサイドメンバ7
を結合固定してあって、それらの前端部はファーストク
ロスメンバ8、バンパーアーマチュア9により連結して
あり、これらフロントサイドメンバ7、ファーストクロ
スメンバ8、バンパーアーマチュア9等によってフロン
トコンパートメントF・Cの骨格を構成している。
【0051】11はフロントピラー、12はセンターピ
ラー、13はリヤピラー、14はリヤフェンダ、15は
ルーフパネル、16はフロントコンパートメントF・C
の主要骨格部を兼ねたストラットハウジングを示す。
【0052】前記フロントフロア1は図1〜4に示すよ
うに平坦なフロア一般部1Aと、車幅方向中央部のトン
ネル部1Bと、車幅方向側部のサイドシル部1Cとを備
え、本実施形態では前記各部1A,1B,1Cを一体と
してアルミ合金等の軽量金属材料により、例えば図1,
4に示すように内壁21と外壁22とこれら内,外壁2
1,22間に介在させた複数のリブ壁23とを有する閉
断面構造に車体前後方向に押出成形してある。
【0053】前記センターピラー12はその下端の基部
12Aに前後方向に延出するシルアウタ12Bを一体に
形成してあって、該シルアウタ12Bを前記サイドシル
部1Cの車外側の側面に溶接により接合して前記サイド
シル6を構成しており、該サイドシル6はこれらサイド
シル部1Cとシルアウタ部12Bとによって車幅方向に
2重の閉断面構造としている。
【0054】ここで、本発明で云うリヤシートクロスメ
ンバ4よりも車体前方部位でサイドシル6上に結合した
ピラーとは、このセンターピラー12を指している。
【0055】また、本実施形態では前記フロントフロア
1のフロア一般部1Aの前側部にトンネル部1Bとサイ
ドシル部1Cの各基部に亘って切欠部1Dを形成してあ
る一方、ダッシュクロスメンバ2をフロントフロア1と
同様の軽量金属材料により閉断面構造に車幅方向に押出
成形して、トーボード部2Aの傾斜下縁から後方に向け
て前記切欠部1Dに嵌合する平坦な連接部2Bを一体に
閉断面構造で延設し、これら切欠部1Dと連接部2Bと
を嵌合してそれらの継目部分を溶接により接合して、フ
ロア一般部1Aと整合した平坦なフロア面を構成してあ
る。
【0056】前記サイドシル部1Cの前端はこのダッシ
ュクロスメンバ2のトーボード部1Aの側縁に突合わせ
て溶接により接合してある(図3参照)。
【0057】25は前記サイドシル6の後方延設部6a
とリヤシートクロスメンバ4の車幅方向端部とリヤサイ
ドメンバ5の前端部とを結合する閉断面構造の連結部材
を示している。
【0058】この連結部材25は例えばフロントフロア
1と同様の軽量金属材料で鋳造により分割して成形した
ロアメンバ25Lとアッパメンバ25Uとで構成してい
る。
【0059】ロアメンバ25Lはリヤシートクロスメン
バ4の車幅方向端部と、サイドシル6の延設部6a、具
体的には前記サイドシル部1Cの延設部1C・Eとの間
に介在したメンバ主部25Lと、メンバ主部25L
よりも車幅方向内側にオフセットしてリヤサイドメンバ
5のほぼ前方延長上に形成されて、該リヤサイドメンバ
5の前端部を突合わせて結合したアーム部25Lと、
該アーム部25Lの前端から車幅方向外側に偏向して
該アーム部25Lをメンバ主部25Lに繋ぐアーム
基部25Lとを備えている。
【0060】メンバ主部25Lは底壁26と、車幅方
向内側の側壁27と、後壁28、および前記アーム基部
25Lとほぼ直交する向きに形成されて側壁27と後
壁28とを連設した斜壁29とを備えている。
【0061】アーム部25L、アーム基部25L
は、それぞれ一連に形成された底壁31と、車幅方向
内側の側壁32と、車幅方向外側の側壁33とを備えて
いて、底壁31はメンバ主部25Lの斜壁29の上縁
に連設し、側壁32はメンバ主部25Lの側壁27に
連設し、側壁33はメンバ主部25Lの後壁28に連
設している。
【0062】前記アーム基部25Lで底壁31がメン
バ主部25Lの斜壁29の上縁と連設する部分は、平
坦な棚部34として形成してある。
【0063】メンバ主部25Lの底壁26はフロント
フロア1のフロア一般部1Aの後端下面とサイドシル部
1Cの延設部1C・Eの下面とに亘って接合し、後壁2
8は該延設部1C・Eの後端面に突合わせて接合してあ
る。
【0064】メンバ主部25Lの側壁27の上縁から
アーム部25Lの側壁32の上縁に亘ってフランジ部
30を一連に形成してあって、これら側壁27,32を
該フランジ部30を介してリヤフロア3の車幅方向側縁
に接合し、該側壁27に前記リヤシートクロスメンバ4
の車幅方向端部をフランジ部4aを介して突合わせて接
合し、以って、ロアメンバ25Lをサイドシル部1Cの
延設部1C・Eとリヤシートクロスメンバ4とリヤサイ
ドメンバ5とに跨って結合してある。
【0065】アッパメンバ25Uは前壁35と、車幅方
向外側の側壁36と、ロアメンバ25Lのメンバ主部2
5Lからアーム部25Lに亘る領域の上方を覆う上
壁37とを備えて、ロアメンバ25Lの上側に外嵌する
カバー状に形成しており、この上壁37は車幅方向内側
の側縁から前後方向に亘ってほぼ同一の幅で形成してあ
る。
【0066】また、前壁35はリヤフロア3前端の段部
の曲折形状に揃えて略上半部を後方へ若干傾斜させて上
壁37に連設していると共に、側壁36はサイドシル部
1Cの延設部1C・Eの上縁部から上壁37の側縁に向
かう車幅方向内側へ若干傾斜させて該上壁37に連設し
ている。
【0067】このアッパメンバ25Uは、前述のように
ロアメンバ25Lを3つのフロア骨格部材4,5,6に
跨って結合配置した状態で該ロアメンバ25L上に外嵌
して、前壁35の下縁に形成したフランジ部35aをフ
ロア一般部1Aの後端上面に接合すると共に、側壁36
の下縁に形成したフランジ部36aをサイドシル部1C
の延設部1C・Eの上縁部に接合し、そして、上壁37
の車幅方向内側の側縁および後縁をリヤフロア3の車幅
方向側縁およびロアメンバ25のアーム部25Lの後
端部に接合すると共に、上壁37の車幅方向外側の側縁
から側壁36の後縁に亘って形成したフランジ部37a
を、ロアメンバ25Lのアーム部25L からアーム基
部25Lに亘る側壁33とメンバ主部25Lの後壁
28に接合して閉断面を構成している。
【0068】そして、このようにして構成された連結部
材25のリヤシートクロスメンバ4の車幅方向端部に対
向する部分に、低剛性領域部分Aを設けてある。
【0069】本実施形態では前記ロアメンバ25内のリ
ヤシートクロスメンバ4の車幅方向端部との結合部から
車体後方領域に複数の縦リブ41を一体に形成し、連結
部材25のリヤシートクロスメンバ4の車幅方向端部に
対向しない部分に高剛性領域部分Aを構成することに
よって、相対的に前記リヤシートクロスメンバ4の車幅
方向端部に対向する部分を低剛性領域部分Aとしてあ
る。
【0070】縦リブ41はアッパメンバ25Uに当接又
は近接する高さに立設されていて、高剛性領域部分A
を複数の閉断面構造に構成している。
【0071】具体的には、第1リブ41aはメンバ主部
25Lの底壁26上でその一端をリヤシートクロスメ
ンバ4の車幅方向端部の後縁との結合相当部分に配設す
る一方、他端をサイドシル部1Cの延設部1C・Eの後
端部側面と接する位置に配置して、該第1リブ41aを
平面視してリヤシートクロスメンバ4の車幅方向端部か
ら前記延設部1C・Eの後端に向かう斜状に車幅方向に
配置してあり、この他端にフランジ部42を一体成形し
て該フランジ部42を前記延設部1C・Eの側面に接合
してある。
【0072】第2リブ41bは同じくメンバ主部25L
の底壁26上で第1リブ41aの前記他端から側壁2
7と斜壁29との連接部に亘って車幅方向に配置してあ
る。
【0073】第3リブ41cはアーム基部25Lの棚
部34を含む底壁31上で、前記第2リブ41bの車幅
方向内側の端部から側壁33のアーム基部25Lとア
ーム部25Lとの連接部に亘って前後方向に配置して
ある。
【0074】第4リブ41dは前記棚部34上でアーム
基部25Lの側壁33とメンバ主部25Lの後壁2
8との連接部と、アーム基部25Lの側壁32とに亘
って前記第3リブ41cとの交点が棚部34のほぼ中央
位置となるように配置してある。
【0075】前記棚部34の第3リブ41cと第4リブ
41dとの交点部分にはボス部43を一体成形してあ
り、該ボス部43に棚部34の下面に突出するスタッド
ボルト44を植設してサブフレーム取付部とし、該スタ
ッドボルト44にサブフレーム45をナット46により
締結固定するようにしている。
【0076】以上の実施形態の構造によれば、サイドシ
ル6の延設部6aとリヤシートクロスメンバ4の車幅方
向端部とリヤサイドメンバ5の前端部との3つのフロア
骨格部材が集合する部分を閉断面構造の連結部材25で
結合して固めてあるため、車体フロアに要求される高い
結合剛性を確保することができる。
【0077】一方、フロントフロア1は車体前後方向に
閉断面構造に押出成形した押出材を用いていることか
ら、車両の側面衝突に対しては、センターピラー12か
らサイドシル6に作用する車幅方向入力によって、該サ
イドシル6と共にセンターピラー12下端のピラー基部
12Aを中心にした車幅方向の座屈変形を車体前後方向
に広い範囲に波及させ易くなっている。
【0078】しかも、前記連結部材25には、リヤシー
トクロスメンバ4の車幅方向端部に対向する部分に低剛
性領域部分Aを設定してあるため、車両の側面衝突時
には、図4に示すようにセンターピラー12に車幅方向
に作用する入力Fのうち、ピラー基部12Aを介してフ
ロントフロア1に作用する成分Fによって、図2に示
すように前記低剛性領域部分Aをサイドシル6の曲げ
変形を伴って積極的に車幅方向に座屈変形させる。
【0079】これにより、ダッシュクロスメンバ2と結
合したサイドシル6の前端部と、連結部材21のリヤシ
ートクロスメンバ4よりも後方に結合したサイドシル6
の後端部とを支点としてピラー基部12Aが車体の前後
方向軸線Oとほぼ平行を保ちながら、図2,4に示すよ
うにピラー上端部を支点として車室側へ回転して侵入す
るような理想的な変形モードが得られ、フロントフロア
1を車体前後方向に拡がる広い範囲で車幅方向に座屈変
形させることができる。
【0080】この結果、衝突エネルギー吸収量を増大で
きると共に、フロントフロア1が車幅方向へ局部的に大
きく座屈変形するのを抑制し、かつ、センターピラー1
2の上部側の車室内への侵入を抑制して車室居住空間を
確保することができる。
【0081】特に本実施形態では、連結部材25内には
リヤシートクロスメンバ4の車幅方向端部との結合部か
ら車体後方の領域に複数の縦リブ41を設けて、連結部
材25のリヤシートクロスメンバ4の車幅方向端部に対
向しない部分に高剛性領域部分Aを構成することによ
って、相対的に前記リヤシートクロスメンバ4の車幅方
向端部に対向する部分を低剛性領域部分Aとしてある
ため、この高剛性領域部分Aによってサイドシル6と
リヤサイドメンバ5との結合剛性を高めることができる
と共に、前記側面衝突時におけるピラー基部12Aに車
幅方向に作用する衝突入力Fに対して、サイドシル6の
延設部6a後端の支持剛性が高く保持されることから、
低剛性領域部分Aの車幅方向の座屈変形をスムーズに
行わせることができる。
【0082】しかも、前記縦リブ41のうち最前列の第
1リブ41aは平面視してリヤシートクロスメンバ4の
車幅方向端部からサイドシル6の延設部6aの後端に向
かう斜状に配置してあるため、低剛性領域部分Aの車
幅方向外側の領域を広げられ、前記側面衝突時における
該低剛性領域部分Aの車幅方向の座屈変形をより一層
スムーズに行わせることができる。
【0083】また、前記高剛性領域部分Aは複数の縦
リブ41により複数の閉断面構造に構成しているから、
該縦リブ41と連結部材25の周壁との荷重分散効果が
高く、上下方向入力、車幅方向入力に対してより一層高
い結合剛性を持たせることができる。
【0084】例えば、図外の後部シートや燃料タンク等
からリヤシートクロスメンバ4に作用する上下方向入力
に対して、この入力を縦リブ41の面内力としてサイド
シル6へ荷重伝達することができ、また、縦リブ41、
とりわけ第1,第2リブ41a,41bでリヤシートク
ロスメンバ4と連結部材25との結合部付近と、連結部
材25とサイドシル6との結合部付近とを繋ぐことによ
って、これら両結合部間の相対変位を防止でき、車幅方
向入力および捩じり方向入力に対しても高い結合剛性を
持たせることができる。
【0085】更に、前記高剛性領域部分Aの中でも、
特に棚部34上では車幅方向と前後方向の縦リブ41
c,41dを交差させて剛性を高め、該交差部分にサブ
フレーム45の取付部44を設定してあるため、サブフ
レーム45からの上下方向、左右方向、および前後方向
の各入力に対して前記高剛性とした棚部34で荷重を受
けて、高剛性領域部分A全体としてリヤサイドメンバ
5、サイドシル6、およびリヤシートクロスメンバ4へ
良好に荷重を分散、伝達することができるから、リヤサ
イドメンバ5への加振力を低減して振動を減少させるこ
とができる。
【0086】図6,7は本発明の第2実施形態を示すも
ので、前記連結部材25の高剛性領域部分Aに、サス
ペンション取付部51を設けて該サスペンション取付部
51にリヤサスペンション52の一端部を回動自在に軸
支して取付けるようにしてあると共に、該サスペンショ
ン取付部51の近傍にタイダウンフック部53を設けて
ある。
【0087】本実施形態ではロアメンバ25Lのメンバ
主部25Lの底壁26を、立上がり壁54,55を境
にして前側の低剛性領域部Aにおける底壁26aに対
して後側の高剛性領域部Aにおける底壁26bを高く
して多段状に有段成形してある。
【0088】立上がり壁54は前記第1実施形態におけ
る第1リブ41aとほぼ同じ傾斜配置角度で形成されて
いる一方、立上がり壁55はサイドシル部1Cの延設部
1C・Eと所要の間隔をおいて該延設部1C・Eと平行
に形成してある。
【0089】高剛性領域部分Aはこの実施形態の場合
も複数の縦リブ56を一体に設けて形成されており、第
1リブ56aは前記立上がり壁54の上縁に沿って斜状
に配置して該立上がり壁54の上方延設状態に配置して
ある。
【0090】第2リブ56bは底壁26a上で立上がり
壁54,55の連設部およびその上方延長上の第1リブ
56a端からサイドシル部1Cの延設部1C・Eの側面
に接する幅で該延設部1C・Eと直交状態に配置してあ
る。
【0091】第3リブ56cは底壁26b上で、第1リ
ブ56aと第2リブ56bとの連設部から該第2リブ5
6bの車幅方向延長上にメンバ主部25Lの側壁27
と直交して配置してある。
【0092】第4リブ56dは前記底壁26b上で、メ
ンバ主部25Lの後壁28とアーム基部25Lの側
壁33との連設部から該側壁33に対向した側壁32に
向けて、前記第3リブ56cと平行に配置してある。
【0093】また、底壁26bの下面には立上り壁55
と所要の間隔をおいて第5リブ56eを該立上り壁55
と同一幅でかつ平行に配置してあると共に、該第5リブ
56eの前端に連なって前記第3リブ56cの下側延長
上に第6リブ56fを、および後端に連なって第4リブ
56dの下側延長上に第7リブ56gをそれぞれ車幅方
向内側に向けて配置してある。
【0094】そして、前記立上り壁55と、これと幅方
向で対向する前記第5リブ56eにそれぞれリヤサスペ
ンション52を軸支する軸受孔57を設け、これら立上
り壁55と第5リブ56eとで前述のサスペンション取
付部51としてのブラケットを構成している。
【0095】従って、この実施形態ではメンバ主部25
L1の底壁26a,26bを隔成した立上り壁54,5
5を縦リブとして機能させていると共に、一方の立上り
壁55をサスペンション取付ブラケットとしても機能さ
せている。
【0096】また、タイダウンフック部53はサイドシ
ル部1Cの延設部1C・Eと、メンバ主部25Lの後
壁28と、前記立上り壁55、および第2リブ56bと
により囲まれた前記底壁26aの後方延長部分に開設し
てある。
【0097】前記第2リブ56bの上縁は第1,第3リ
ブ56a,56cとの連設部からサイドシル部1Cの延
長部1C・Eの上縁に向かって傾斜する傾斜縁として形
成してある一方、アッパメンバ25Uの側壁36の内面
には該傾斜縁に嵌合する嵌合溝58を形成して、第2リ
ブ56bとアッパメンバ25Uとを有機的に結合するよ
うにしている。
【0098】この嵌合溝58と第2リブ56bとの嵌合
部分には接着剤を充填して低級音等を防止するようにし
てもよい。
【0099】一方、メンバ主部25Lの低剛性領域部
分Aの底壁26aは、サイドシル部1Cの延設部1C
・Eの側面下縁側から該メンバ主部25Lの側壁27
におけるリヤシートクロスメンバ4の車幅方向端部下縁
の結合相当部に向けて傾斜して形成してあると共に、該
底壁26aに車両側面衝突時における車幅方向入力に対
して車幅方向の座屈変形を促す脆弱部61を設けてあ
る。
【0100】本実施形態では前記脆弱部61を、底壁2
6aの前記延設部1C・E寄りの側部に該延設部1C・
Eにほぼ沿って2条のビード部61aを車幅方向に並設
しているが、これはスリットであってもよい。
【0101】この第2実施形態の構成によれば、連結部
材25には前記第1実施形態と同様にリヤシートクロス
メンバ4の車幅方向端部に対向する部分に車幅方向外側
に向けて領域が拡がる低剛性領域部分Aを設け、その
後方部分に縦リブ56等で剛性が高められた高剛性領域
部分Aを設けてあるため、前記第1実施形態と同様に
高い結合剛性が得られると共に、車両の側面衝突に対し
ても前述と同様の理想的な変形モードが得られて、衝突
エネルギー吸収量の増大と車室居住空間の確保とを行う
ことができる。
【0102】特に、本実施形態では連結部材25の低剛
性領域部分Aには、メンバ主部25Lの底壁26a
に脆弱部61としてのビード部61aを設けて、車幅方
向入力に対して車幅方向に座屈変形を促すことができる
ようにしてあるため、前記車両側面衝突時における該連
結部材25の低剛性領域部分Aの車幅方向の座屈変形
をスムーズに行わせることができる。
【0103】また、高剛性領域部分Aの中でもその後
側の複数の縦リブ56が集合的に配置されて高剛性とし
た部分にサスペンション取付部51を設定してあるた
め、リヤサスペンション52からの上下方向、左右方
向、および前後方向の各入力に対して前記高剛性とした
部分で荷重を受けて、高剛性領域部分A全体としてリ
ヤサイドメンバ5,サイドシル6,およびリヤシートク
ロスメンバ4へ良好に荷重を分散、伝達して振動を減少
させることができ、特に、第2リブ56bをアッパメン
バ25Uに有機的に結合してあるため、該アッパメンバ
25Uへの入力伝達が良好に行われて前記荷重の分散、
伝達効果を高めることができる。
【0104】また、このサスペンション取付部51に隣
接してタイダウンフック53部を設けてあるため、同様
にタイダウン時の荷重の分散、伝達性が良好となって、
タイダウン支持剛性を高めることができる。
【0105】図8は本発明の第3実施形態を示すもの
で、本実施形態にあっては前記第2実施形態の構造を基
本構成として、高剛性領域部分Aにおける複数の縦リ
ブ56の配置を、前側を疎らにして後側を密集させた粗
密配置としてある。
【0106】具体的には、ロアメンバ25Lのメンバ主
部25Lに多段成形した後側の底壁26b上には、第
5リブ56eと同一線上に第1リブ56aの中間部とア
ーム基部25Lの側壁33の中間部とに跨って、第
3,第4リブ56c,56dと直交した第8リブ56h
を設けると共に、該第8リブ56hの前端と第1リブ5
6aとの連設部からメンバ主部25Lの側壁27に跨
って第3,第4リブ56c,56dと平行に第9リブ5
6iを設けることによって、高剛性領域部分Aの後側
の縦リブ密集度合いを前側よりも高くしてある。
【0107】従って、この第3実施形態の構成によれば
前記第2実施形態と同様の効果が得られる他、車両側面
衝突時における低剛性領域部分Aの車幅方向の座屈変
形を阻害することなくサイドシル6とリヤサイドメンバ
5との結合剛性を更に高めることができる。
【0108】本実施形態において、低剛性領域部分A
と高剛性領域部分Aとの剛性バランスを考慮して、例
えば図示するように低剛性領域部分Aにリヤシートク
ロスメンバ4の車幅方向端部の結合相当部の中央部分と
サイドシル部1Cの延設部1C・Eとに跨って車幅方向
に縦リブ56jを設けるようにしてもよい。
【0109】前記各実施形態では連結部材25の高剛性
領域部分を、ロアメンバ25Lのメンバ主部25L
複数の縦リブ41又は56を設けて構成しているが、こ
の他、低剛性領域部分Aと高剛性領域部分Aとを、
連結部材25の肉厚変化によって構成することもでき
る。
【0110】これは、例えば図9に示す第4実施形態の
ように、ロアメンバ25Lのメンバ主部25Lの底壁
26の所要部位に補強プレート62を接合配置すること
によって達成することができ、この補強プレート62の
接合配置により高剛性領域部分Aを厚肉として低剛性
領域部分Aに対して肉厚変化をもたらしている。
【0111】また、低剛性領域部分Aの脆弱部61の
設定については、同図に示すようにアッパメンバ25U
の前端側の車幅方向稜線に交差して複数条のスリット6
1bを設けて、車両側面衝突時における該低剛性領域部
分Aの車幅方向の座屈変形を促すことができる。
【0112】図10は前記第4実施形態と同様の趣旨に
より、ロアメンバ25Lを低剛性領域部分Aと高剛性
領域部分Aとに分割し、低剛性領域部分Aを薄肉に
形成する一方、高剛性領域部分Aを厚肉に形成して、
両者を繋ぎ合わせて溶接等により接合して一体化したも
ので、この第5実施形態ではメンバ主部25Lの略後
半分割部分からアーム部25Lまでを厚肉に一体成形
してある。
【0113】また、このように低剛性領域部分Aと高
剛性領域部分Aとを分割して構成する場合、それらの
材質変化によって硬度を異ならせて構成するようにして
もよく、例えば低剛性領域部分Aを前記各実施形態と
同様にアルミ合金等の軽量金属材料で鋳造成形し、高剛
性領域部分Aをアルミ合金よりも硬度の高い異種金属
材料で鋳造又はプレス成形して、前述と同様にこれら両
者を繋ぎ合わせて溶接等により接合して一体化するよう
にしてもよい。
【0114】従って、これら図9,10に示す各実施形
態にあっても、車両側面衝突に対して前記第1実施形態
と同様の理想的な変形モードで車幅方向の座屈変形を行
わせることが可能である。
【0115】図11は本発明の第6実施形態を示すもの
で、この実施形態にあってはリヤシートクロスメンバ4
の車幅方向端部をフランジ部4aを介してサイドシル部
1Cの側面に直接突合わせて結合してある。
【0116】71は前記リヤシートクロスメンバ4とサ
イドシル部1Cの延長部1C・Eとリヤサイドメンバ5
とを結合する連結部材で、前記第1〜第3実施形態にお
ける連結部材25と同様に例えばアルミ合金等の軽量金
属材料で鋳造成形してある。
【0117】この連結部材71はリヤシートクロスメン
バ4の後壁とサイドシル部1Cの延設部1C・Eの側面
とでなす隅角部に結合した主部71Aと、主部71Aよ
りも車幅方向内側にオフセットしてリヤサイドメンバ5
のほぼ前方延長上に形成されて、該リヤサイドメンバ5
の前端部を突合わせて結合したアーム部71Bと、該ア
ーム部71Bの前端から車幅方向外側に偏向して該アー
ム部71Bを主部71Aに繋ぐアーム基部71Cとを備
えている。
【0118】主部71Aは底壁72と車幅方向内側の側
壁73と後壁74とを備えて平面略方形に形成してあ
り、底壁72上には側壁73とサイドシル部1Cの延長
部1C・Eの側面に跨る複数の縦リブ75を車幅方向に
一体に設けてある。
【0119】アーム部71B、アーム基部71Cは、そ
れぞれ一連に形成された底壁76と、車幅方向内側の側
壁77と、車幅方向外側の側壁78とを備えていて、底
壁76はアーム基部71Cで主部71Aの底壁72に傾
斜して連設し、側壁77は主部71Aの側壁73に連設
し、側壁78は主部71Aの後壁74に連設している。
【0120】主部71Aの底壁72はリヤシートクロス
メンバ4の後端下面とサイドシル部1Cの延設部1C・
Eの側面にフランジ部72aを介して接合し、後壁74
は該延設部1C・Eの後端面に突合わせて接合してある
と共に、縦リブ75はその端縁に形成したフランジ部7
5aを前記延設部1C・Eの側面に突合わせて接合して
ある。
【0121】主部71Aの側壁73の上縁から前縁、お
よびアーム部71Bの側壁77の上縁に亘ってフランジ
部79を一連に形成してあって、該フランジ部79前端
側でリヤシートクロスメンバ4の後壁に突合わせると共
に、上縁側でリヤフロア3に重合して接合してある。
【0122】即ち、この実施形態では前記リヤフロア3
はリヤシートクロスメンバ4、サイドシル部1C、連結
部材71の連結部分の全体を覆って設けられ、リヤシー
トクロスメンバ4および連結部材71の配設部分にそれ
ぞれ閉断面部を構成している。
【0123】そして、前記リヤシートクロスメンバ4の
サイドシル部1Cと結合した車幅方向端部に低剛性領域
部分Aを設けてある。
【0124】低剛性領域部分Aは、車両側面衝突時に
おける車幅方向入力に対して車幅方向の座屈変形を促す
脆弱部61を設けることによって構成でき、本実施形態
ではリヤシートクロスメンバ4の後端下縁の車幅方向稜
線、およびリヤフロア3前側部の車幅方向稜線にそれぞ
れ交差して複数条のビード部61aを設けて脆弱部61
としているが、これはスリットであってもよい。
【0125】また、脆弱部61は場合によってリヤシー
トクロスメンバ4に設けるだけでもよい。
【0126】従って、この実施形態にあってもリヤシー
トクロスメンバ4とサイドシル6の延設部6aとリヤサ
イドメンバ5とが集合する部分を閉断面構造の連結部材
71で結合して固めてあると共に、リヤシートクロスメ
ンバ4の車幅方向端部には低剛性領域部分Aを設定し
てあるため、結合剛性を高められると共に、車両側面衝
突時にはリヤシートクロスメンバ4を低剛性領域部分A
で積極的に車幅方向に座屈変形させて、前述した理想
的な変形モードでフロントフロア1を車幅方向に座屈変
形させることができて、前記第1実施形態とほぼ同様の
効果を奏することができる。
【0127】なお、前記第1〜第3実施形態において、
連結部材25の低剛性領域部分Aは第6実施形態と同
様に脆弱部61を設けるだけで構成するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の要部を示す斜視図。
【図2】同実施形態の平面説明図。
【図3】同実施形態のフロントフロアとダッシュクロス
メンバとの結合部分を示す斜視図。
【図4】同実施形態の車両側面衝突時における座屈変形
モードを示す説明図。
【図5】本発明の対象とする自動車の外観斜視図。
【図6】本発明の第2実施形態の要部を示す斜視図。
【図7】同実施形態の平面図。
【図8】本発明の第3実施形態の要部を示す斜視図。
【図9】本発明の第4実施形態の要部を示す斜視図。
【図10】本発明の第5実施形態の要部を示す斜視図。
【図11】本発明の第6実施形態の要部を示す斜視図。
【符号の説明】
1 フロントフロア 3 リヤフロア 4 リヤシートクロスメンバ 5 リヤサイドメンバ 6 サイドシル 6a 延設部 12 センターピラー(ピラー) 12A ピラー基部 25,71 連結部材 41,56 縦リブ 44 サブフレーム取付部 51 サスペンション取付部 53 タイダウンフック部 61 脆弱部 61a ビード部 61b スリット 62 補強プレート A 低剛性領域部 A 高剛性領域部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−66864(JP,A) 特開 平7−165124(JP,A) 特開 平10−100937(JP,A) 特開 平11−59497(JP,A) 特開 平11−227639(JP,A) 特開 平4−59490(JP,A) 実開 昭63−155887(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/20 B62D 21/02 B62D 25/04

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前後方向に押出成形したフロントフ
    ロアと、 フロントフロアの後端に結合したリヤフロアと、 フロントフロアの車幅方向両側部に車体前後方向に配置
    されると共に、該フロントフロアの後方に延設されたサ
    イドシルと、 リヤフロアのフロントフロアとの結合部に車幅方向に配
    設されたリヤシートクロスメンバと、 リヤフロアの車幅方向両側部に車体前後方向に配設され
    たリヤサイドメンバと、 サイドシルの延設部とリヤシートクロスメンバの車幅方
    向端部とリヤサイドメンバの前端部とを結合する閉断面
    構造の連結部材と、 リヤシートクロスメンバよりも車体前方部位で前記サイ
    ドシル上に結合したピラーとを備え、 前記連結部材をリヤシートクロスメンバの車幅方向端部
    とサイドシルとの間に介在させると共に、該連結部材の
    平面視して前記リヤシートクロスメンバの車幅方向端部
    に対向する部分に低剛性領域部分を設定したことを特徴
    とする自動車のフロア構造。
  2. 【請求項2】 連結部材の平面視してリヤシートクロス
    メンバの車幅方向端部に対向しない部分に高剛性領域部
    分を設定することによって、相対的に前記リヤシートク
    ロスメンバの車幅方向端部に対向した部分を低剛性領域
    部分としたことを特徴とする請求項1に記載の自動車の
    フロア構造。
  3. 【請求項3】 高剛性領域部分を、連結部材の閉断面部
    に複数の縦リブを設けて構成したことを特徴とする請求
    項2に記載の自動車のフロア構造。
  4. 【請求項4】 高剛性領域部分が、複数の縦リブによっ
    て複数の閉断面構造に構成されていることを特徴とする
    請求項3に記載の自動車のフロア構造。
  5. 【請求項5】 複数の縦リブを、リヤシートクロスメン
    バの車幅方向端部との結合部から車体後方領域に配設
    し、最前列の縦リブはその一端をリヤシートクロスメン
    バの車幅方向端部相当部分に配置する一方、他端をサイ
    ドシルの延設部の後端部に配置して、該縦リブを平面視
    してリヤシートクロスメンバの車幅方向端部からサイド
    シルの延設部後端に向かう斜状に配置したことを特徴と
    する請求項3,4に記載の自動車のフロア構造。
  6. 【請求項6】 複数の縦リブの配置を、前側を疎らにし
    て後側を密集させた粗密配置としたことを特徴とする請
    求項5に記載の自動車のフロア構造。
  7. 【請求項7】 高剛性領域部分と低剛性領域部分とを、
    連結部材の肉厚変化によって構成したことを特徴とする
    請求項2に記載の自動車のフロア構造。
  8. 【請求項8】 高剛性領域部分を、補強プレートの接合
    によって厚肉として低剛性領域部分に対して肉厚変化さ
    せたことを特徴とする請求項7に記載の自動車のフロア
    構造。
  9. 【請求項9】 高剛性領域部分と低剛性領域部分とを、
    連結部材の材質変化によって構成したことを特徴とする
    請求項2に記載の自動車のフロア構造。
  10. 【請求項10】 高剛性領域部分に、サスペンション取
    付部を設けたことを特徴とする請求項2〜9の何れかに
    記載の自動車のフロア構造。
  11. 【請求項11】 高剛性領域部分に、サブフレーム取付
    部を設けたことを特徴とする請求項2〜9の何れかに記
    載の自動車のフロア構造。
  12. 【請求項12】 高剛性領域部分に、タイダウンフック
    部を設けたことを特徴とする請求項2〜11の何れかに
    記載の自動車のフロア構造。
  13. 【請求項13】 低剛性領域部分は、車両側面衝突時に
    おける車幅方向入力に対して車幅方向の座屈変形を促す
    脆弱部を設けて構成することを含む請求項1〜12の何
    れかに記載の自動車のフロア構造。
  14. 【請求項14】 脆弱部をスリットで構成したことを特
    徴とする請求項13に記載の自動車のフロア構造。
  15. 【請求項15】 脆弱部をビード部で構成したことを特
    徴とする請求項13に記載の自動車のフロア構造。
  16. 【請求項16】 車体前後方向に押出成形したフロント
    フロアと、 フロントフロアの後端に結合したリヤフロアと、 フロントフロアの車幅方向両側部に車体前後方向に配置
    されると共に、該フロントフロアの後方に延設されたサ
    イドシルと、 リヤフロアのフロントフロアとの結合部に車幅方向に配
    設されたリヤシートクロスメンバと、 サイドシルの延設部とリヤシートクロスメンバの車幅方
    向端部とリヤサイドメンバの前端部とを結合する閉断面
    構造の連結部材と、 リヤシートクロスメンバよりも車体前方部位で前記サイ
    ドシル上に結合したピラーとを備え、 前記リヤシートクロスメンバの車幅方向端部をサイドシ
    ルに直接結合すると共に、前記連結部材をリヤシートク
    ロスメンバの車幅方向端部の後壁とサイドシルの延設部
    とでなす隅角部に結合し、該リヤシートクロスメンバの
    車幅方向端部に低剛性領域部分を設定したことを特徴と
    する自動車のフロア構造。
  17. 【請求項17】 低剛性領域部分を、車両側面衝突時に
    おける車幅方向入力に対して車幅方向の座屈変形を促す
    脆弱部を設けて構成したことを特徴とする請求項16に
    記載の自動車のフロア構造。
  18. 【請求項18】 脆弱部をスリットで構成したことを特
    徴とする請求項17に記載の自動車のフロア構造。
  19. 【請求項19】 脆弱部をビード部で構成したことを特
    徴とする請求項17に記載の自動車のフロア構造。
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