JP2917596B2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2917596B2 JP18243591A JP18243591A JP2917596B2 JP 2917596 B2 JP2917596 B2 JP 2917596B2 JP 18243591 A JP18243591 A JP 18243591A JP 18243591 A JP18243591 A JP 18243591A JP 2917596 B2 JP2917596 B2 JP 2917596B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の車両用シート
に関する。
【0002】
【従来技術】従来、自動車等の車両に装備される車両用
シートの一例としては実開昭62−111227号公報
に開示されているものがある。
【0003】図5に示される如く、この車両用シート7
0は、鉄のプレス品で構成されたアッパアーム72とロ
アアーム74とを備えており、ロアアーム74の下側に
はシートトラック80のアッパレール76が図示を省略
したリベット等で固定されている。また、シートトラッ
ク80のロアレール78は、ブラケット81を介してフ
ロアに固定されており、アッパレール76の前後方向略
中央部に相当する部位には、ロックブラケット82がリ
ベット84によって固定されている。
【0004】図6に示される如く、ロアアーム74には
シートベルトのアンカ部86がウエルドボルト73とナ
ット75とで取付けられており、シートベルトのアンカ
部86を取付けるロアアーム74の部位には、補強用の
リインフォース88が溶接等で固定されている。さら
に、図5に示される如く、ロアアーム74は、クッショ
ンフレーム90の前後両端部にそれぞれ設けられたブラ
ケット92及びブラケット94に、ロアアーム74の前
後両端部近傍の2箇所でボルト96によってそれぞれ固
定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両用シート70においては、ロアアーム74が鉄のプレ
ス品で一体成形されており重量が重いという不具合があ
った。この不具合を改善する構造として、ロアアーム7
4をアルミ等の鉄に比べて軽い軽金属で一体成形するこ
とが考えられるが、この場合には、ロアアーム74の強
度が低下して入力をフロアに充分に伝達することが出来
ないという不具合がある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、ロアアームへ
の入力をフロアに充分に伝達することができると共に、
ロアアームを軽量化することができる車両用シートを得
ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の車両用
シートは、ロアアームの前部を構成するロアアームフロ
ントと、 ロアアームの後部を構成するロアアームリヤ
と、 該ロアアームリヤの前端部と前記ロアアームフロン
トの後端部との間に挿入され前記両者が共締めされた縦
壁部を有するアッパレールと、 該アッパレールをスライ
ド可能に支持し、フロアに固定されたロアレールと、
備え、前記ロアアームフロントに比べ前記ロアアームリ
ヤを引張強度及び圧縮強度が強い部材で構成したことを
特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、車両用シート
のロアアームへの入力、主にシートバックから入力さ
れる後方への入力と、シートベルトからの引張り入力
と、人体の重量による下方への入力の3つであり、これ
らの各入力主にロアアームの後部を構成するロアアー
ムリヤに入力され、アッパレールとロアレールを介して
フロアに伝達される。従って、ロアアームリヤを、ロア
アームの前部を構成するロアアームフロントと比べ引張
強度及び圧縮強度が強い部材、例えば、鉄板部材等で構
成することによって、ロアアームリヤの強度を高くで
き、ロアアームへの入力をフロアに充分に伝達すること
ができる。また、ロアアームフロントを比較的引張強度
及び圧縮強度が弱い、低重量の部材、例えば、アルミ等
の軽金属で構成することによって、ロアアーム全体の重
量を低減でき、ロアアームを軽量化することができる。
また、アッパレールに、ロアアームリヤの前端部とロア
アームフロントの後端部との間に挿入され前記両者が共
締めされた縦壁部を形成したことによって、シート前部
とシート後部の各骨格部材を別部材とし、適正な強度構
成としたうえで、シートレールの使用に対応可能であ
る。
【0009】
【実施例】本発明に係る車両用シートの一実施例を図1
〜図4に従って説明する。
【0010】図1に示される如く、本実施例の車両用シ
ート10のロアアーム12は、ロアアーム12の前部を
構成するロアアームフロント14と、ロアアーム12の
後部を構成するロアアームリヤ16とで構成されてい
る。また、ロアアームリヤ16は、比較的引張強度及び
圧縮強度の強い部材、例えば、鉄板のプレス成形品とさ
れており、ロアアームフロント14は、比較的低重量の
部材、例えば、アルミ等の軽金属のプレス成形品とされ
ている。
【0011】ロアアームリヤ16の後端部には、リクラ
イニングの機能部品としてのラチェット18、ポール2
0、スプリング22、ハンドル24等が取付けられてい
る。左右のロアアームリヤ16の後端下部には、アルミ
の押出材で構成されたリヤリインフォース25が架設さ
れており、このリヤリインフォース25の両端部はボル
ト27によって左右のロアアームリヤ16に固定されて
いる。
【0012】ロアアームリヤ16の下端部は、ロアレー
ル23とでシートトラック21の一部を構成するアッパ
レール28の縦壁部28Aにリベット29によって固定
されており、アッパレール28の基部28Bは、フロア
(図示省略)に固定されたロアレール23に摺動可能に
係合されている。また、車両用シート10の右側部のロ
アアームリヤ16のシート前後方向略中央部には、ラッ
プベルト26が取付けられており、このラップベルト2
6の下端部はアッパレール28の縦壁部28Aとロアア
ームリヤ16とにボルト31で共締めされている。
【0013】ロアアームリヤ16の前端部16Aは、ロ
アアーム12のシート前後方向略中央部に達している。
また、ロアアームフロント14の後端部14Aはロアア
ーム12のシート前後方向略中央部に達しており、ロア
アームフロント14の後端部14Aは、ロアアームリヤ
16の前端部16Aのシート幅方向外側に重ねられてい
る。
【0014】図2に示される如く、ロアアームリヤ16
の前端部16Aとロアアームフロント14の後端部14
Aとの間には、アッパレール28の縦壁部28Aが挿入
されており、ロアアームリヤ16の前端部16Aの内側
部(図2の右側部)には、ロックブラケット30が当接
されている。これらのロアアームリヤ16の前端部16
A、ロアアームフロント14の後端部14A、アッパレ
ール28の縦壁部28A及びロックブラケット30は、
リベット32によって共締めされている。
【0015】なお、図2の符号36はスライドハンドル
を、符号38はロックプレートを、符号41はシートト
ラックイコライジングワイヤをそれぞれ示している。
【0016】図1に示される如く、ロアアームフロント
14の下部はアッパレール28の縦壁部28Aのシート
幅方向外側に重られている。また、左右のロアアームフ
ロント14の前部14B間には、アルミの押出材で構成
されたフロントリインフォース32が架設されており、
図3に示される如く、フロントリインフォース32は、
ボルト34によってロアアームフロント14の前部14
Bとアッパレール28の縦壁部28Aとに共締めされて
いる。また、フロントリインフォース32とリヤリイン
フォース25との各ボルト締付け部32Aは押出成形時
には中空とされており、後加工でねじ部が形成されてい
る。
【0017】従って、図1に示される如く、フロントリ
インフォース32とリヤリインフォース25は、左右の
ロアアーム12をそれぞれ連結し左右のロアアーム12
とで枠構造を構成している。また、図4(A)及び図4
(B)に示される如く、リヤリインフォース25の後端
下部とフロントリインフォース32の前端下部は、シー
トカバー46の端末に固定されたフック48を固定でき
るように端末がU溝付又は薄間フラット面の処理がなさ
れている。さらに、図1に示される如く、ロアアームフ
ロント14、ロアアームリヤ16及びロックブラケット
38の各内側面には、それぞれ所定の位置に切り起こし
42が設けられており、これらの切り起こし42にシー
トばね40の枠部分40Aが係合されている。
【0018】次に、本実施例の作用について説明する。
上記構成の本実施例では、車両用シート10のロアアー
ム12への入力は、主にシートバックからリクライニン
グを介して入力される後方への入力と、シートベルトか
らラップベルト26を介して入力される引張り入力と、
シートばね40を介して入力される人体の重量による下
方への入力の3つであり、これらの各入力は主にロアア
ーム12の後部、即ち、ロアアームリヤ16に入力さ
れ、フロアに伝達される。従って、ロアアームリヤ16
を鉄板部材で構成したことによって、ロアアームリヤ1
6の引張強度及び圧縮強度を強くでき、ロアアームリヤ
16への入力をフロアに充分に伝達することができる。
また、前記各入力にあまり影響されないロアアーム12
の前部、即ち、ロアアームフロント14をアルミ等の引
張強度及び圧縮強度が弱い軽金属で構成したことによっ
て、ロアアーム12全体の重量を低減でき、ロアアーム
12を軽量化することができる。
【0019】また、本実施例では、アッパレール28の
縦壁部28Aを上方へ延設し、縦壁部28Aにロアアー
ムフロント14、ロアアームリヤ16、フロントリイン
フォース32及びリヤリインフォース25を直接、リベ
ット32、29、ボルト34、ボルト27で固定し全体
を枠形状とした。この結果、シート前部とシート後部の
各骨格部材(ロアアームフロント14、ロアアームリヤ
16)を別部材とし、適正な強度構成としたうえで、シ
ートレールの使用に対応可能であると共に、従来のクッ
ションフレームを廃止できる。また、フロントリインフ
ォース32やリヤリインフォース25をボルト締めした
ことにより、組付作業性の良い構造となった。また、本
実施例においては、フロントリインフォース32とリヤ
リインフォース25とに、シートカバーの端末を固定で
きるようなU溝付又は薄間フラット面の端末処理を行っ
たため、図5に示される従来構造に設けられたシートカ
バーの端末を固定するためのカバーセットプレート99
も廃止でき、構成部品が大幅に減りコスト低下及び軽量
化を行うことができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、ロアアー
ムへの入力をフロアに充分に伝達することができると共
に、ロアアームを軽量化することができるという優れた
効果を有する。また、シート前部とシート後部の各骨格
部材を別部材とし、適正な強度構成としたうえで、シー
トレールの使用に対応可能であるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車両用シートのシートラッ
クのアッセンブリ状態を示す斜め前方から見た斜視図で
ある。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】(A)は本発明の一実施例の車両用シートのリ
ヤリインフォースの後端下部を示す断面図であり、
(B)は本発明の一実施例の車両用シートのフロントリ
インフォースの前端下部を示す断面図である。
【図5】従来例の車両用シートのシートラックのアッセ
ンブリ状態を示す側面図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【符号の説明】
10 車両用シート 12 ロアアーム 14 ロアアームフロント(前部) 16 ロアアームリヤ(後部) 28 アッパレール 28A 縦壁部 27 ボルト 29 リベット 32 リベット 34 ボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロアアームの前部を構成するロアアーム
    フロントと、 ロアアームの後部を構成するロアアームリヤと、 該ロアアームリヤの前端部と前記ロアアームフロントの
    後端部との間に挿入され前記両者が共締めされた縦壁部
    を有するアッパレールと、 該アッパレールをスライド可能に支持し、フロアに固定
    されたロアレールと、 を備え、前記ロアアームフロントに比べ前記ロアアーム
    リヤを引張強度及び圧縮強度が強い部材で構成したこと
    を特徴とする車両用シート。
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