JP3441136B2 - 締付バンド - Google Patents

締付バンド

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は締付バンドに関し、更に
詳細には、帯状体をホース等の被締付物に巻き付けて形
成したリング状体を縮径し、被締付物を締め付ける締付
バンドに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスホースや自動車用ブーツ等のホース
の接続部分を締め付けて所定の機器と接続する締付バン
ドとして、図6に示す金属製締付バンドが使用されてい
る。この締付バンドを図6に示す。図6に示す締付バン
ドは、帯状体7をパイプ等の被締結物の接続部分に巻き
付けて両端を重ね合わせて形成するリング状体と、帯状
体7の外周部分7aに外周方向に門形に突出する耳8が
設けられている。かかる耳8は、押し潰されたとき、被
締結物を締め付ける方向にリング状体を縮径する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す締付バンド
を使用することによって、被締結物とパイプ等との接続
が為された後にでも、帯状体7を被締結物の接続部に巻
き付けて被締結物を締め付けることができる。しかし、
図6の締付バンドは、耳8を潰すことによって被締結物
に対して予定した締付力が発揮できるように、帯状体7
を被締結物に緊縛状態で巻き付けた後、緊縛状態を保持
しつつ帯状体7の両端部を固着することは、複雑な手順
を必要とするため、締付作業を煩雑化する。一方、帯状
体7を被締結物に緩く巻き付けて重複した両端部を固着
した場合、耳8を潰しても被締結物を予定していた締付
力で締め付けることができない。また、押し潰した耳8
は、図6に示す矢印方向へのスプリングバック現象を伴
い、リング状体の初期の締付力を保持できない欠点もあ
る。そこで、本発明の目的は、帯状体を被締結物に巻き
付けて形成されたリング状体を縮径することによって容
易に所定の締結力を発揮でき、且つ初期締付力を保持で
きる締付バンドを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記本発明
の目的を達成すべく検討した結果、帯状体を被締結物に
巻き付けた際に、帯状体の重複した両端部の一方に形成
した係合部によって帯状体の重複した両端部を仮止めし
てリング状体を形成し、次いで締付工具を利用してリン
グ状体を縮径した際に重複した両端部に形成された嵌合
部を嵌合させることによって、被締結物の締付作業を容
易に行うことができ、初期締結力を保持できることを見
い出し、本発明に到達した。
【0005】本発明は、以下の構成を備える。 金属製の
帯状体本体10aの一端部に当該帯状体本体10aより
短く板厚の厚い金属製の帯状小片体10bが連結された
帯状体10をリング状に仮止めし、両端を引き寄せて縮
径することにより被締付物を締め付ける締付バンドにお
いて、前記帯状小片体10bは、帯状体本体10aの内
周面側に連結され、当該帯状小片体10bの中途部に門
形孔22b、18bが先端部に向かってこの順に形成さ
れ、前記帯状本体10aの帯状小片体10bとの連結部
近傍に長孔状の係止孔14が穿設され、他端部に連結部
方向に向く開口孔が形成された突起部24、18a、2
2a及びフック部12が他端部に向かってこの順に形成
されており、前記フック部12を係止孔14に係止さ
せ、突起部18aを門形孔18bに突起部22aを門形
孔22bに各々係止させて帯状体10がリング状に仮止
めされ、突起部24及び門形孔18bに工具を係止して
引き寄せることにより、突起部18aと門形孔22bと
を嵌合させ、突起部22aを帯状小片体10bの連結端
部25に係止させて縮径が行われることを特徴とする。
【0006】また、帯状体本体10aと連結された帯状
小片体10bの板厚を厚くして剛性を向上できるため、
帯状体本体10aを薄くでき、嵌合部の変形を防止でき
る。 また、帯状小片体10bの連結端部25に帯状本体
10aの突起部22aが進入可能な凹部26を形成した
場合、或いは凹部26に突起部22aの開口部へ進入可
能な突起30が形成されている場合には、戻り止めを確
実に行える。
【0007】
【作用】本発明によれば、フック部12を係止孔14に
係止させ、突起部18aを門形孔18bに突起部22a
を門形孔22bに各々係止させて帯状体10がリング状
に仮止めされ、突起部24及び門形孔18bに工具を係
止して引き寄せることにより、突起部18aと門形孔2
2bとを嵌合させ、突起部22aを帯状小片体10bの
連結端部25に係止させて縮径が行われる。この際に、
帯状体本体10aと帯状小片体10bとの重なり合う部
位に形成された突起部18aと門形孔22bとの嵌合に
より縮径状態を維持し、突起部22aと連結端部25と
の係止により帯状体10の縮径状態の戻りを防止し、
状体10の初期縮径状態の維持を図ることができる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について図面を用いて更に詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す部分正
面図〔図1(a)〕及び部分縦断面図〔図1(b)〕で
ある。図1(a)に示す、帯状体10は、金属製の帯状
体本体10a一方の端部内周面側に、帯状体本体10
aよりも短い金属製の帯状小片体10bの一方の端部が
スポット溶接等によって連結されているものである。か
かる帯状体10を構成する帯状小片体10bの連結端部
25には凹部26が形成されていると共に、帯状小片体
10bの中途部に門形孔22b、18bが先端部に向か
ってこの順に設けられている。更に、帯状小片体10a
の他方の端部には、連結部方向に向く開口孔が形成され
た突起部20も設けられている。
【0009】この帯状小片体10bと連結された帯状体
本体10aには、帯状小片体10bとの連結部近傍に長
穴状の係止孔14が設けられ、帯状体本体10aの他方
の端部には、連結部方向に向く開口孔が形成された突起
部24、18a、22aが他方の端部先端方向に直列に
配列されている。また、帯状体本体10aの突起部2
4、18aとの間には、コ字状をした止め具16が固着
され、更に帯状体本体10aの他方に端部先端近傍に
は、帯状体本体10aの一部が切り起こされたフック部
12が形成されている。この様に本実施例においては、
帯状体本体10aに連結されている帯状小片体10bの
厚さが、図1(b)に示す様に、帯状体本体10aの厚
さよりも厚く、剛性が向上されている。このため、帯状
体本体10aを薄板化しても、リング状体を構成する帯
状体10の重複部分の剛性を保持でき、後述する嵌合部
等の変形を防止できるため、リング状体を縮径して発生
した締付力を維持できる。
【0010】図1に示す帯状体10を使用して被締結物
を締め付ける際には、図2に示す様に、帯状体10を被
締結物に巻き付けて帯状小片体10aの端部に形成され
たフック部12を長穴状の係止孔14に係合し、帯状体
10をリング状体とする。かかる係合によって帯状体1
0を巻き付ける際に加えていた力を開放しても、帯状体
10はリング状体の形態を保持でき、リング状体を縮径
する作業を容易に行うことができる。このリング状体を
縮径する縮径作業おいて、図2に示す様に、工具係止部
である帯状小片体10bの門形孔18bと帯状体本体1
0aの突起部24とに締付工具30の先端を係止し、図
2に示す矢印A方向に帯状体本体10a及び帯状小片体
10bを締付工具30によって移動させる。
【0011】かかる縮径作業は、帯状小片体10bの
結端部25に、図3及び図4(b)に示す様に、帯状体
本体10aの突起部22a当接するまで行う。このた
め、突起部22aは、リング状体を縮径する際のストッ
パー的な役割も奏する。ここで、連結端部25の凹部2
6に突起部22a当接すると、図3に示す様に、帯状
小片体10bの門形孔22bと帯状体本体10aの突起
部18aとが嵌合すると共に、止め具16の起立片16
a、16b間に帯状小片体10bの突起部20と門形孔
18bとの部分が位置する。尚、図2に示す矢印A方向
に帯状体本体10a及び帯状小片体10bを締付工具3
0によって移動する際に、フック部12は長穴状の係止
孔14中を帯状体本体10aと共に移動する。次いで、
止め具16の起立片16a、16bを押し倒して帯状小
片体10bを固定すると、図4(a)に示す様に、止め
具16の押し倒した起立片16a、16bと帯状小片体
10bの突起部20とが当接し、帯状小片体10bの端
部が止め具16から抜けることを防止する。
【0012】この様に縮径されたリング状体は、帯状体
本体10aの突起部18aと帯状小片体10bの門形孔
22bとの嵌合、及び止め具16と帯状小片体10bの
突起部20との当接によって縮径状態を保持でき、初期
の締付力を維持できるのである。また、本実施例の締付
バンドによって形成されたリング状体においては、図6
に示す従来の締付バンドに比較して、リング状体の外周
方向に突出する突出高さを可及的に低くできるため、締
付バンドが装着された部品の他の部分、或いは締付バン
ドが装着された部品と隣接する他の部品に接触して損傷
を与えることも回避できる。
【0013】以上、述べてきた本実施例において、止め
具16を構成する起立片16a、16bの端面を平坦に
したが、図5(a)に示す様に、起立片16a、16b
の端面を傾斜端面とし、起立片を押し倒した際に、起立
片の一部が帯状体本体10aの突起部20の開口部から
内部に進入可能としてもよい。また、帯状小片体10b
連結端部25も、図5(b)に示す様に、帯状体本体
10aの突起部22aが凹部26に当接した際に、当該
凹部26の底部に形成した突起30が突起部22aの開
口部から内部に進入するようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、被締付物の締付バンド
による締付作業を容易に行うことができ、締付作業効率
を向上できる。また、被締付バンドによる被締付物に対
する初期締付力を維持することができ、締付バンドの信
頼性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す部分正面図及び部分縦
断面図である。
【図2】図1に示す締付バンドをリング状体とした状態
を示す部分断面図である。
【図3】図2に示すリング状体を縮径した状態を示す部
分断面図である。
【図4】図2に示す止め具16及び帯状小片体10bの
端面状態を示す部分平面図である。
【図5】他の実施態様を示す部分平面図である。
【図6】従来の締付バンドの装着状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 締付バンド 12 係合部 14 係止部 16 止め具 18b、24 工具係止部 18a、22b 嵌合部 30 締付工具

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の帯状体本体10aの一端部に当
    該帯状体本体10aより短く板厚の厚い金属製の帯状小
    片体10bが連結された帯状体10をリング状に仮止め
    し、両端を引き寄せて縮径することにより被締付物を締
    め付ける締付バンドにおいて、 前記帯状小片体10bは、帯状体本体10aの内周面側
    に連結され、当該帯状小片体10bの中途部に門形孔2
    2b、18bが先端部に向かってこの順に形成され、 前記帯状本体10aの帯状小片体10bとの連結部近傍
    に長孔状の係止孔14が穿設され、他端部に連結部方向
    に向く開口孔が形成された突起部24、18a、22a
    及びフック部12が他端部に向かってこの順に形成され
    ており、 前記フック部12を係止孔14に係止させ、突起部18
    aを門形孔18bに突起部22aを門形孔22bに各々
    係止させて帯状体本体10がリング状に仮止めされ、突
    起部24及び門形孔18bに工具を係止して引き寄せる
    ことにより、突起部18aと門形孔22bとを嵌合さ
    せ、突起部22aを帯状小片体10bの連結端部25に
    係止させて縮径が行われる ことを特徴とする締付バン
    ド。
  2. 【請求項2】 前記帯状小片体10bの連結端部25に
    は、帯状本体10aの突起部22aが進入可能な凹部2
    6が形成されていることを特徴とする請求項1記載の締
    付バンド。
  3. 【請求項3】 前記凹部26には突起部22aの開口部
    へ進入可能な突起30が形成されていることを特徴とす
    る請求項2記載の締付バンド。
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