JP3431013B2 - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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JP3431013B2 JP2000337276A JP2000337276A JP3431013B2 JP 3431013 B2 JP3431013 B2 JP 3431013B2 JP 2000337276 A JP2000337276 A JP 2000337276A JP 2000337276 A JP2000337276 A JP 2000337276A JP 3431013 B2 JP3431013 B2 JP 3431013B2
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自転車や自
動二輪車のごとき車両に搭載され、被検出対象として車
輪等からなる被検出体の回転数を検出する回転検出装置
に関し、特に被検出体と共に回転する回転磁石の回転を
検出体にて検出する回転検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平2−264817号
公報に開示されているように、合成樹脂製のケース体
に、ホールICからなる磁気変換素子(検出体)と磁気
変換素子に磁場を与える固定磁石とコンデンサや比較器
等の回路部品を搭載した回路基板を収納し、エポキシ樹
脂からなる封止材を注入・固化して回路基板全体を封止
してなり、磁気変換素子に対応するケース体の外面を被
検出体に対向する検出面となす電気式の回転検出装置が
ある。このような回転検出装置を自動二輪車(オートバ
イ)用に使用する場合、回転検出装置はケース体の検出
面が被検出体となるミッションギヤあるいはスプロケッ
トの歯先に対向するよう、ミッションカバーやスプロケ
ットカバーに装着され、ミッションギヤあるいはスプロ
ケットの歯先の回転移動に伴う地場の変化を磁気変換素
子を通じて検出し電気信号に変換するようになってい
る。そしてこのように変換された電気信号は電気コード
等を通じて速度計や走行距離計に送られ、これにより速
度計や走行距離計の駆動が行われる。
【0003】このように電気式の回転検出装置にあって
は、近年、検出体として前記公報記載のごときホールI
CやMR素子等の半導体磁気変換素子を用いたものが多
くなっているが、半導体磁気変換素子からなる検出体を
用いると、検出体と磁場形成用の固定磁石に加えて例え
ばノイズ対策用のコンデンサや出力信号形成用の比較器
等の回路部品を必要とするため、そのぶんコスト上昇を
招きやすいというデメリットがある。そこで、本出願人
は特開平12−241195号公報にて検出体としてガ
ラス管からなる封止管内に、回転磁石の回転に伴う磁極
変化に応じてオン・オフ動作する一対の接点部を封入し
たリードスイッチを用い、このリードスイッチからなる
検出体をケース体の収納部に収納しエポキシ樹脂からな
る封止体にて封止してなる回転検出装置を提案してい
る。このようにリードスイッチを用いることにより、リ
ードスイッチだけで検出体を構成できるため、部品点数
の削減を可能とし、しかもリードスイッチからなる検出
体をエポキシ樹脂にて封止することで、例えば自動二輪
車の回転検出装置のように過酷な環境条件下で使用され
る場合であっても、リードスイッチがケース体内で振動
しないように安定的に保持すると共に水分や湿気、塵埃
等からリードスイッチや回路基板を保護している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
12−241195号公報記載の回転検出装置では、リ
ードスイッチを搭載した回路基板をケース体の収納部に
収納した後、収納部内に高温の溶融状態の封止体(封止
剤)を注入し冷却・固化して封止する構造であるため、
封止体の固化時に封止体が膨脹または収縮することによ
り熱応力が発生し、その熱応力がリードスイッチの封止
管や封止管から外側に延びるリードに加わることで、封
止管が破損したり、リードが変形してスイッチ自体の動
作特性が変化するという問題がある。またこのような熱
応力は回路基板にも作用し、熱応力に伴って回路基板に
反りが生じ、この反りによってリードが変形することが
あった。
【0005】本発明はこの点に鑑みてなされたもので、
その主な目的は、リードスイッチに加わる熱応力による
悪影響を低減し得る回転検出装置を提供せんとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、被検出体に同期回転する回転磁石と、この
回転磁石の回転に応じて作動する検出体を搭載した回路
基板と、前記回転磁石を収納する第1の収納部と前記回
路基板を収納する第2の収納部とを有するケース体と、
前記第2の収納部内に注入され前記検出体と共に前記回
路基板を封止する封止体とを備え、前記検出体が封止管
内に一対の接点部を封入したリードスイッチからなり、
前記封止管はこれと前記回転磁石との間に介在する第2
の収納部の内壁部に所定距離を隔てて対向配置され、前
記内壁部の少なくとも前記封止管に対向する壁面領域に
前記封止管の外面形状に対応する対向面を形成し、前記
封止管と前記回路基板との間に間隙部を形成し、この間
隙部及び前記封止管と前記内壁部の対向面との間に前記
封止体を介在させたことを特徴とする。
【0007】
【0008】また本発明は、前記封止管が前記接点部の
延長方向に沿って延びる略円筒形であり、前記対向面が
前記封止管に沿って延びる曲面からなることを特徴とす
る。
【0009】また本発明は、前記曲面の中心軸が前記封
止管の中心軸に対し略同軸であることを特徴とする。
【0010】また本発明は、前記第2の収納部の内壁部
に前記回路基板の側部を挿入案内する溝部を有し、この
溝部に少なくとも前記回路基板の挿入方向先頭側と後端
側とを圧入保持する突出部を設けたことを特徴とする。
【0011】また本発明は、前記被検出体が二輪車の車
輪に同期して回転する車輪ハブであることを特徴とす
る。
【0012】また本発明は、前記ケース体と前記回転磁
石に前記車輪を支持する車軸を通す貫通部が形成される
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による回転検出装置は、被
検出体に同期回転する回転磁石と、この回転磁石の回転
に応じて作動する検出体を搭載した回路基板と、回転磁
石を収納する第1の収納部と回路基板を収納する第2の
収納部とを有するケース体と、第2の収納部内に注入さ
れ検出体と共に回路基板を封止する封止体とを備えてい
る。検出体は封止管内に一対の接点部を封入したリード
スイッチにて構成され、封止管はこれと回転磁石との間
に介在する第2の収納部の内壁部に所定距離を隔てて対
向配置され、内壁部の少なくとも封止管に対向する壁面
領域に封止管の外面形状に対応する対向面を形成したも
のである。このように第2の収納部においてその内壁部
の少なくとも封止管に対向する壁面領域を封止管の外面
形状に対応した対向面となすことにより、封止管と内壁
部との間における距離のばらつきを軽減でき、これによ
り体積比率の大きい封止管に加わる熱応力分布を均一化
し、リードスイッチに加わる熱応力による悪影響を低減
することができる。
【0014】また封止管と回路基板とを直接接触させず
に両者の間に隙間部を形成することも、熱応力からリー
ドスイッチを保護する上で有効であり、熱応力により回
路基板に反りやねじれ等の変形が生じても、間隙部によ
りリードスイッチに加わる応力を軽減することができ
る。
【0015】また封止管が接点部の延長方向に沿って延
びる略円筒形である場合、対向面は封止管に沿って延び
る曲面に形成すればよく、この際、曲面からなる対向面
の中心軸を略円筒形からなる封止管の中心軸に対し略同
軸に設定すると、封止管と内壁部との間の距離を略均一
となすことができ、これにより封止管に加わる熱応力分
布を均一化し、リードスイッチに加わる熱応力による悪
影響の低減効果を向上させることができる。なお対向面
の形状は、封止管の外面形状に対応して種々の形状を選
択することができる。
【0016】また第2の収納部の内壁部に回路基板の側
部を挿入案内する溝部を有し、この溝部に少なくとも回
路基板の挿入方向先頭側と後端側とを圧入保持する突出
部を設けたことにより、熱応力による回路基板の反りを
抑制でき、回路基板の反りに起因したリードスイッチへ
の悪影響を低減することができる。
【0017】また本発明による回転検出装置を二輪車に
装着する場合、検出体と回転磁石をケース体を通じて一
体化し、ケース体の収容部の開口側を二輪車の車輪に同
期して回転する車輪ハブに対向配置して回転磁石を車輪
ハブに連結し、車輪ハブの回転に同期回転する回転磁石
の回転を検出体にて検出するよう構成できる。
【0018】またこの際、ケース体と回転磁石に車輪を
支持する車軸を通す貫通部を設け、この貫通部を介して
車軸を貫通するように搭載することもできる。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に基づき本発明の実施例を説
明する。図1は本発明による回転検出装置を一部破断面
で示す分解斜視図、図2は図1に示した回転検出装置の
組み付け状態を示す側面図、図3は図2のA−A線に沿
った断面図、図4は図1に示した回転検出装置の組み付
け状態を一部破断面で示す斜視図、図5は検出体を示す
要部断面図、図6は回路基板の装着状態を示す要部断面
図、図7は本発明による回転検出装置の車体への取り付
け状態を示す図である。
【0020】図1において、回転検出装置は、ケース体
1と、スペーサ2と、回転磁石3と、シール部材4と、
回路基板5と、検出体6と、電気コード7とを主な構成
要素としている。
【0021】ケース体1は、ポリブチレンテレフタレー
トやナイロン等の合成樹脂からなり、その中央には、後
述する車軸を通す貫通部11を有する金属製の円筒体1
2がインサート成形により固定され、この円筒体12の
外側には、図1中、下方に開口し回転磁石3を収納する
第1の収納部13が形成され、また回路基板5に対応す
る位置には、第1の収納部13とは異なる方向(図1の
右斜め僅かに上方)に開口し、この開口より回路基板5
を収納する第2の収納部14が形成されている。また第
1の収納部13の開口端には、シール部材を圧入保持
するための載置部15が形成されている。
【0022】スペーサ2は、金属製のウエーブワッシャ
ーからなり、その中央にはケース体1の円筒体12が通
る孔部21を有し、ケース体1の第1の収納部13の底
部と回転磁石3との間に配設されることで、底部と回転
磁石3との両間において磨耗を防止するとともに、回転
検出装置が例えば二輪車の後述する前輪ホイールの車輪
ハブ(被検出体)に取り付けられた際に、回転磁石3を
車軸の軸方向に弾圧付勢可能な状態となり、前記車輪ハ
ブに取り付けられた際の回転磁石3のがたつきを防止す
ることができる。
【0023】回転磁石3は、その回転周面にN極とS極
とが回転方向に沿って交互に4極着磁された略円筒形の
プラスチックマグネットからなり、ケース体1の円筒体
12に挿入された状態で第1の収納部13内に回転自在
に収納されている。また回転磁石3の周面には外側に突
出して前記前輪ホイールの車輪ハブの取付部に結合し、
前記前輪ホイールの回転を回転磁石3自体に伝えるフラ
ンジ形状の結合部31が部分形成されている。
【0024】シール部材4は、ニトリルやシリコン系等
の弾性部材からなるもので、薄型の円筒形状を有してい
る。またシール部材4は、断面形状が略V字形状からな
る環状溝41が全周に渡って形成されている。このよう
に構成されるシール部材4は、その外径がケース体1の
載置部15における周壁の内径に対しやや径大となるよ
うに形成されることで、ケース体1の載置部15に圧入
保持される。
【0025】回路基板5は、紙フェノールやガラスエポ
キシ等の絶縁材料からなる基板に所定の図示しない配線
パターンが形成され、この配線パターンの所定箇所に形
成される図示しないランド部に検出体6と、電源コード
7とが半田付け固定されている。
【0026】検出体6は、図5に詳しく示すように、L
字状に屈曲して延びる例えば鉄ニッケル合金からなる一
対のリード61,62と、これらリード61,62の互
いに向き合う端部どうしにて形成される接点部63,6
4と、これら接点部63,64を封止する例えばガラス
製の略円筒形状を有する封止管65とを備えたリードス
イッチからなる。
【0027】このように構成されるリードスイッチ(検
出体)6は、接点部63,64を構成する側とは反対側
に位置するリード61,62の各端部が回路基板1に半
田付けされることにより、回路基板5に搭載され、図3
に示すように、回路基板5とは反対側に位置する封止管
65の外面が、第1の収納部13内に収納される回転磁
石3の回転周面に対向し、接点部63,64が回転磁石
3の回転に伴う磁極変化に応じてオン・オフ動作できる
ように、第2の収納部14内に収納される。
【0028】ケース体1の第2の収納部14は、図4に
示すように、奥行き方向に従って段階的に径小となる収
納空間からなり、第2の収納部14を構成する内壁部1
6には、回路基板5の挿入時にその両側を挿入案内する
一対の溝部17が両サイドに形成されている。この溝部
17には、図6に示すように、回路基板5の挿入方向先
頭側を圧入保持するリブ形状の第1の突出部17aと挿
入方向後端側を圧入保持する第2の突出部17bと第
,第2の突出部17a,17b間に位置する第3の突
出部17cとが形成され、一対の溝部17にて回路基板
5を挿入案内すると共に第1〜第3の突出部17a〜1
7cを通じて回路基板5を圧入保持できるように構成さ
れている。なおこのような突出部17a〜17cは、少
なくとも回路基板5の挿入方向先頭側と後端側とを圧入
保持する突出部を含む複数の突出部であれば、その形成
個数は任意であり、それら突出部の形成位置も本実施例
のように溝部17を形成する一対の壁面のうち、一方側
の壁面に所定間隔を空けて設けてもよいし、双方の壁面
に互い違いに設けることもできる。
【0029】このように溝部17を通じてリードスイッ
チ6を搭載した回路基板5を保持してなる第2の収納部
14の内部には、その開口側より、例えば溶融エポキシ
樹脂からなる高温の封止体(封止剤)Fが注入・充填さ
れた後、この封止体が冷却・固化することにより、リー
ドスイッチ(検出体)6及び回路基板5全体がケース体
1内に気密的・水密的に封止され、電気コード7が第2
の収納部14の開口を通じてケース体1の外部に導出さ
れる。
【0030】回路基板5と共に封止体Fを通じて封止さ
れたリードスイッチ6は、前記車輪と同期回転する回転
磁石3周面の磁極変化に応じて、接点部63,64がオ
ン・オフ作動し、このオン・オフ動作に伴う電気信号を
電気コード7を介して外部に出力する。
【0031】ここで、リードスイッチ6周辺部の構造に
注目すると、図3,図4に示すように、封止管65は、
これと回転磁石3との間に介在して第1,第2の収納部
13,14を区画すると共に内壁部16と連続して第2
の収納部14を形成する区画壁16aに対し所定距離
(例えば0.5mm)離れて対向配置され、封止管65
に対向する側の区画壁16aの壁面には、封止管65の
略円筒形の外面形状に対応した曲面からなる対向面16
bが形成され、この対向面16bは、封止管65に対向
する壁面領域を含んで回路基板5に沿って延びている。
なお対向面16bは、本実施例のように封止管65の長
手方向全長を超えて形成してもよいが、封止管65に対
向する所要箇所にのみ設けることもできる。
【0032】また略円筒形からなる封止管65の長手方
向に沿った中心軸と曲面からなる対向面16bの奥行き
方向に沿った中心軸とは、互いに略同軸となるよう設定
されている。
【0033】また封止管65と回路基板5との間には間
隙部8が形成され、この間隙部8は例えば0.5mmに
設定さている。
【0034】このようなリードスイッチ6周辺部の構造
は、封止体Fの形成時に発生する熱応力に対応したもの
であり、以上のように本実施例では、第2の収納部14
においてその内壁部16の少なくとも封止管65に対向
する壁面(区画壁16a)領域を封止管65の外面形状
に対応した対向面16bとなすことにより、封止管65
と内壁部16との間における距離のばらつきを軽減し、
これにより体積比率の大きい封止管65に加わる熱応力
分布を均一化し、リードスイッチ6に加わる熱応力によ
る悪影響(例えば封止管65の破損やリードスイッチ6
自体の動作特性の変化)を抑制することができる。
【0035】また本実施例では、封止管65と回路基板
5とを直接接触させずに両者の間に隙間部8を形成する
ことにより、熱応力により回路基板に反りやねじれ等の
変形が生じても、間隙部8によりリードスイッチ6に加
わる応力を軽減することができ、熱応力からリードスイ
ッチ6を保護する上で有効である。
【0036】また本実施例では、曲面からなる対向面1
6aの中心軸を略円筒形からなる封止管65の中心軸に
対し略同軸に設定したことにより、封止管65と内壁部
16との間の距離を略均一となすことができ、これによ
り封止管65に加わる熱応力分布を均一化し、リードス
イッチ(検出体)6に加わる熱応力による悪影響の低減
効果を向上させることができる。
【0037】また第2の収納部14の内壁部16に回路
基板5の側部を挿入案内する溝部17を有し、この溝部
17に少なくとも回路基板5の挿入方向先頭側と後端側
とを圧入保持する突出部17a,17cを設けたこと
も、封止体Fの形成時に発生する熱応力に対応したもの
であり、かかる構成により、熱応力による回路基板5の
反りを抑制し、回路基板5の反りに起因したリードスイ
ッチ6への悪影響を低減することができる。
【0038】なお、回転検出装置の二輪車への取り付け
について、図7を用いて説明すると、上述した回転検出
装置Sは、オートバイ等の前輪ホイール100のハブ1
01の中心に形成された貫通孔102に貫通された車軸
110をケース体1の円筒体12に挿通させるととも
に、回転磁石3に形成された結合部31を、ハブ101
に形成された図示しない係止部に嵌め込み、ケース体1
の載置部15が形成される部分(壁部に対応する箇所)
をハブ101に設けられた凹部103に嵌め込むことに
よって、フロントフォーク120と前輪ホイール100
との間に装着されるものである。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明は、被検出体に同期
回転する回転磁石と、この回転磁石の回転に応じて作動
する検出体を搭載した回路基板と、前記回転磁石を収納
する第1の収納部と前記回路基板を収納する第2の収納
部とを有するケース体と、前記第2の収納部内に注入さ
れ前記検出体と共に前記回路基板を封止する封止体とを
備え、前記検出体が封止管内に一対の接点部を封入した
リードスイッチからなり、前記封止管はこれと前記回転
磁石との間に介在する第2の収納部の内壁部に所定距離
を隔てて対向配置され、前記内壁部の少なくとも前記封
止管に対向する壁面領域に前記封止管の外面形状に対応
する対向面を形成し、前記封止管と前記回路基板との間
に間隙部を形成し、この間隙部及び前記封止管と前記内
壁部の対向面との間に前記封止体を介在させたことによ
り、リードスイッチに加わる熱応力による悪影響を低減
し得る回転検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による回転検出装置を一部破断面
で示す分解斜視図。
【図2】図1に示した回転検出装置の組み付け状態を示
す側面図。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図。
【図4】図1に示した回転検出装置の組み付け状態を一
部破断面で示す斜視図。
【図5】検出体を示す要部断面図。
【図6】回路基板の装着状態を示す要部断面図
【図7】本発明による回転検出装置の車体への取り付け
状態を示す図。
【符号の説明】
1 ケース体 2 スペーサ 3 回転磁石 4 シール部材 5 回路基板 6 リードスイッチ(検出体) 7 電気コード 8 間隙部 11 貫通孔 12 円筒体 13 第1の収納部 14 第2の収納部 15 載置部 16 内壁部 16a 区画壁 16b 対向面 17 溝部 17a〜17c 突出部 21 孔部 31 結合部 41 環状溝 61,62 リード 63,64 接点部 65 封止管 S 回転検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 3/487 G01D 5/245 G01P 1/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出体に同期回転する回転磁石と、 この回転磁石の回転に応じて作動する検出体を搭載した
    回路基板と、 前記回転磁石を収納する第1の収納部と前記回路基板を
    収納する第2の収納部とを有するケース体と、 前記第2の収納部内に注入され前記検出体と共に前記回
    路基板を封止する封止体とを備え、 前記検出体が封止管内に一対の接点部を封入したリード
    スイッチからなり、前記封止管はこれと前記回転磁石と
    の間に介在する第2の収納部の内壁部に所定距離を隔て
    て対向配置され、 前記内壁部の少なくとも前記封止管に対向する壁面領域
    に前記封止管の外面形状に対応する対向面を形成し、前
    記封止管と前記回路基板との間に間隙部を形成し、この
    間隙部及び前記封止管と前記内壁部の対向面との間に前
    記封止体を介在させたことを特徴とする回転検出装置。
  2. 【請求項2】 前記封止管が前記接点部の延長方向に沿
    って延びる略円筒形であり、前記対向面が前記封止管に
    沿って延びる曲面からなることを特徴とする請求項1記
    載の回転検出装置。
  3. 【請求項3】 前記曲面の中心軸が前記封止管の中心軸
    に対し略同軸であることを特徴とする請求項記載の回
    転検出装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の収納部の内壁部に前記回路基
    板の側部を挿入案内する溝部を有し、この溝部に少なく
    とも前記回路基板の挿入方向先頭側と後端側とを圧入保
    持する突出部を設けたことを特徴とする請求項1から請
    求項のうち何れか一つに記載の回転検出装置。
  5. 【請求項5】 前記被検出体が二輪車の車輪に同期して
    回転する車輪ハブであることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の回転検出装置。
  6. 【請求項6】 前記ケース体と前記回転磁石に前記車輪
    を支持する車軸を通す貫通部が形成されることを特徴と
    する請求項記載の回転検出装置。
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