JP2003227842A - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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JP2003227842A
JP2003227842A JP2002028855A JP2002028855A JP2003227842A JP 2003227842 A JP2003227842 A JP 2003227842A JP 2002028855 A JP2002028855 A JP 2002028855A JP 2002028855 A JP2002028855 A JP 2002028855A JP 2003227842 A JP2003227842 A JP 2003227842A
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housing
rotation
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rotation detecting
detecting device
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JP2002028855A
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Yuji Oguro
裕司 小黒
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングとシール部材との当接個所に摩擦
が生じる場合であっても、被検出体を収納するハウジン
グ内の気密性を確保する。 【解決手段】 回転検出装置1は、車軸Sが挿通する挿
通部1aを備え、挿通部1aに被検出体5を装着すると
ともに被検出体5を収納するハウジング1を車輪(前輪
ホイール)10のハブ10aに装着し、車輪10の回転
って回転する被検出体5をハウジング1に収納された回
転検出手段(磁気検出素子)3によって検出する。ハウ
ジング1のハブ10aに装着されるシール部材4との対
向面に、シール部材4よりも硬質な当接部材6を備えて
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばオートバイ
または自転車等の二輪車用の車輪の回転を検出し、この
検出した信号をスピードメータ等へ伝達する電気式の回
転検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回転検出装置としては、特開平2
−264817号公報に開示されるものがあり、この回
転検出装置は、被検出体を検出するための検出面を有す
る略円筒形状の樹脂ケースに、回路基板に実装したホー
ルIC等からなる磁気検出素子と、マグネットとが、前
記検出面に沿うように配設され、前記回路基板及び前記
磁気検出素子,前記マグネットをエポキシ等からなる封
止部材により封止する構造が採用されている。この回転
検出装置を、二輪車用(例えば、オートバイ)の回転検
出装置として用いる場合は、回転検出装置を車両のミッ
ションケースやスプロケットカバー等に取り付け、その
内部で回転するミッションギアやスプロケット等を被検
出体として検出することが一般的である。
【0003】このような回転検出装置を用いて、ミッシ
ョンギアやスプロケット等を被検出体として検出する場
合、前記被検出体には多少のクリアランスが存在するた
め、車両(二輪車)のボディ剛性や排気量等から前記被
検出体に振動が生じ、前記被検出体と前記回転検出装置
との検出位置ギャップが変動してしまうことから、前記
回転検出装置に磁気の変化が生じ検出ノイズとなり、こ
の回転検出装置から出力される出力データに応じて、例
えばスピード表示する指示計器の誤動作の原因につなが
ると言った問題点を有していた。この問題点に着目し、
本願出願人は、特開平9−229714号公報に開示さ
れてる回転検出装置を提案している。
【0004】この回転検出装置は、オートバイ等の二輪
車における前輪ホイール(車輪)に装着されるものであ
り、前記前輪ホイールが装着される車軸が挿通する挿通
部を備えたハウジングを備え、前記挿通部に前記前輪ホ
イールとともに回転する複数の磁極を有し、プラスチッ
クマグネット等の磁性媒体から構成される被検出体を装
着し、前記被検出体の回転による前記磁極の変化をホー
ルIC等からなる磁気検出手段によって検出する構造で
ある。
【0005】前記被検出体は、前記磁極を有する円筒部
と、前記前輪ホイールの回転を前記円筒部に伝達するた
めの回転伝達片とがプラスチックマグネット等によって
一体に形成されてなるものである。前記回転伝達片は、
前記前輪ホイールのハブに設けられる凹部形状の取付部
に対応するように、前記ハウジングの開口部側の前記円
筒部から外方に引き出し形成されてなるもので、前記円
筒部周縁の複数箇所に設けられるものである。
【0006】かかる構成の回転検出装置は、前記前輪ホ
イールとフロントホークとの間に狭持された状態で配設
されるものである。即ち前記回転検出装置は、前記前輪
ホイールが装着されている前記車軸を前記挿通部に挿通
し、前記前輪ホイールの前記ハブに設けられる前記取付
部に前記回転伝達片を嵌め込むとともに、前記挿通部か
ら前記ハウジングの外方に向かって突出する前記車軸を
前記フロントホークを介してナット部材によって固定す
ることで、前記前輪ホイールと前記フロントホークとの
間において狭持される状態で配設される。また、かかる
回転検出装置は、前記被検出体を収納する前記ハウジン
グ内の気密性を確保するために、前記ハウジングの開口
端部と前記ハブとの間にゴム製材料からなるシール部材
が配設される。このシール部材によって、前記ハウジン
グ内に塗布されるオイルが前記ハウジング外部に漏れる
ことや、前記ハウジングの取付個所から塵あるいは埃等
の異物が前記ハウジング内に侵入すること等を防止する
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
回転検出装置においては、前記シール部材を先に前記ハ
ブに配設し、その後、前記ハウジングを前記シール部材
の所定位置に嵌め込む構成となる場合がある。この場
合、前記フロントホイールの回転に伴って前記シール部
材も回転することになり、前記弾性部材と前記ハブとの
当接個所に摩擦が生じる。このとき、前記ハウジング
は、樹脂材料によって構成されるために摩擦による発熱
で摩耗し、前記被検出体を収納する前記ハウジング内の
気密性が損なわれる恐れがあるという問題点があった。
【0008】本発明は前記問題点に着目し、ハウジング
とシール部材との当接個所に摩擦が生じる場合であって
も、被検出体を収納するハウジング内の気密性を確保す
ることが可能な回転検出装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、車軸が挿通する挿通部を備え、前記挿通部
に被検出体を装着するとともに前記被検出体を収納する
ハウジングを車輪のハブに装着し、前記車輪の回転に伴
って回転する前記被検出体を前記ハウジングに収納され
た回転検出手段によって検出する回転検出器であって、
前記ハウジングの前記ハブに装着されるシール部材との
対向面に、前記シール部材よりも硬質な当接部材を備え
てなることを特徴とする。
【0010】また、前記当接部材は、金属材料からなる
ことを特徴とする。
【0011】また、前記当接部材と前記ハウジングと
は、インサート成形によって一体的に形成されてなるこ
とを特徴とする。
【0012】また、前記ハウジングの開口端から前記車
輪方向に突出する突出片を形成し、前記突出片に前記当
接部材を備えてなることを特徴とする。
【0013】また、前記回転検出手段は、前記被検出体
の磁力の変化を検出する磁気検出手段からなることを特
徴とする。
【0014】また、前記被検出体は、前記挿通部が挿通
するとともに周縁に複数の磁極を有する円筒部を備えて
なることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき説明するが、例えば、オートバイの車輪の
回転数を検出する回転検出装置を例に挙げ説明する。
【0016】図1において、本発明の実施の形態である
回転検出装置Aは、樹脂材料からなるハウジング1と、
図示しない所定の配線パターンが施された回路基板2
と、磁気検出素子(回転検出手段,磁気検出手段)3
と、ゴム製材料からなる弾性部材(シール部材)4と、
被検出体5と、金属材料からなる当接部材6とから構成
されている。
【0017】ハウジング1は、ポリブチレンテレフタレ
ートやナイロン等の樹脂材料からなり、このハウジング
1の略中央には、車軸Sが挿通し、金属材料からなる円
筒状の挿通部1aがインサート成形されている。この挿
通部1aの周縁には、後で詳述する被検出体5が挿通部
1aの外周に対し回転自在に配設するための第一の収納
部1bが形成され、この第一の収納部1bの他端外方に
は、回路基板2と回路基板2に実装した磁気検出素子3
とを収納する第二の収納部1cが形成されている。ま
た、ハウジング1の周縁部には、前輪ホイール(車輪)
10方向に突出する突出片1dが形成され、さらに、突
出片1dから略直交方向に向かってフランジ部1eが形
成されている。
【0018】回路基板2は、ガラスエポキシ等の絶縁材
料からなる基板に所定の配線パターンが形成されてお
り、磁気検出素子3及びコンデンサ等からなる図示しな
い電子部品等が半田等により電気的に固定されている。
また、この回路基板2は、磁気検出素子3への電源供給
及び磁気検出素子3からの出力信号を図示しない指示計
器(例えば、スピードメータ)に伝達するための配線コ
ード(図示しない)が備えられ、この配線コードは回路
基板2の所定箇所に半田により電気的に接続されてい
る。かかる回路基板2は、第二の収納部1c内に配設し
た後、この第二の収納部1c内にエポキシ樹脂等からな
る封止部材11を充填することで配設固定される。
【0019】磁気検出素子3は、リードスイッチやホー
ルIC,MR素子(半導体磁気抵抗素子)等からなるも
ので、被検出体5の磁極の変化を検出する。
【0020】弾性部材4は、ニトリルやシリコン系等の
ゴム製材料からなるもので、この弾性部材4は薄型の円
筒形状からなるものである。弾性部材4の側端面には、
断面形状が略V字形状からなり、後述する当接部材6と
対向して回転検出装置Aのハウジング1を気密的にハブ
10aに配設するための溝部4aと、この溝部4aから
上方に向かって延長された立設部4bとが形成されてい
る。そして、この立設部4bの内側には断面形状が略L
字形状の金属材料からなる保持部材4cがインサート成
形されている。弾性部材4の立設部4bは、外周が前輪
ホール10のハブ10aの内径に対しやや径大となるよ
うに形成されることから、弾性部材4は、ハブ10aの
内周面側に圧入により配設固定されている。
【0021】被検出体5は、ハウジング1の挿通部1a
を挿通させるための円筒部(検出部)5aが形成され、
この円筒部5aの表面には、例えば8極の着磁がなされ
ている。尚、円筒部5aは、例えばプラスチックマグネ
ット等から構成される。また被検出体5には、ナイロ
ン,ポリアセタール,ポリイアミド等の樹脂系材料やバ
ネ材料綱,SPC圧延綱等の金属系材料からなる弾性部
材から構成され、前輪ホイール10のハブ10aに形成
される取付部10bに嵌め込まれる複数の片部5bを有
する弾性回転伝達部5cが備えられている。
【0022】当接部材6は、銅,アルミ等の金属材料か
らなるもので、この当接部材6は薄型の円筒形状からな
るものである。当接部材6は、ハウジング1の突出片1
dの外周側側面にインサート成形されてなる。また、当
接部材6は、弾性部材4の溝部4aの形成個所と当接
し、前輪ホイール10の回転に伴って回転する弾性部材
4との摩擦によって生じるハウジング1、特に突出片1
dの摩耗を防止する構造である。
【0023】以上の各部により回転検出装置Aが構成さ
れる。
【0024】かかる回転検出装置Aは、ハウジング1の
前輪ホイール10のハブ10aに装着される弾性部材4
との対向面に、弾性部材4よりも硬質な当接部材6を備
えることにより、ハウジング1がフロントホーク(図示
しない)に固定された状態で前輪ホイール10が回転す
るためにハウジング1の突出片1dと弾性部材4との当
接個所に摩擦が生じるが、当接部材6が、例えば金属材
料のような弾性部材4よりも硬質な材質で構成されるた
めに前記当接個所が摩耗することがなく、被検出体5を
収納するハウジング1内の気密性を確保することが可能
となる。
【0025】また、当接部材6が、ハウジング1にイン
サート成形されてなることにより、ハウジング1と当接
部材6とを組み付ける組み立て工程が不要となることか
ら生産性に優れた回転検出装置の構成を得ることが可能
となる。
【0026】尚、本発明の実施の形態においては、弾性
部材4に摩耗が生じる可能性があるが、本発明において
は、弾性部材4を消耗部品として定期的に交換すること
によって、回転検出装置Aのハウジング1内の気密性を
良好に確保することができる。
【0027】本発明の実施の形態において、当接部材6
は、金属材料からなる構成であったが、請求項1にかか
る本発明においては、当接部材はシール部材よりも硬質
な材質で構成されればよく、本発明の実施の形態に限定
されるものではない。
【0028】
【発明の効果】本発明は、例えばオートバイまたは自転
車等の二輪車用の車輪の回転を検出し、この検出した信
号をスピードメータ等へ伝達する電気式の回転検出装置
に関するものであり、ハウジングとシール部材との当接
個所に摩擦が生じる場合であっても、被検出体を収納す
るハウジング内の気密性を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の回転検出装置を示
す図。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 挿通部 1d 突出片 3 磁気検出素子(回転検出手段,磁気検出手段) 4 弾性部材(シール部材) 5 被検出体 5a 円筒部 5b 片部 5c 回転伝達部 6 当接部材 10 前輪ホイール(車輪) 10a ハブ 10b 取付部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸が挿通する挿通部を備え、前記挿通
    部に被検出体を装着するとともに前記被検出体を収納す
    るハウジングを車輪のハブに装着し、前記車輪の回転に
    伴って回転する前記被検出体を前記ハウジングに収納さ
    れた回転検出手段によって検出する回転検出装置であっ
    て、 前記ハウジングの前記ハブに装着されるシール部材との
    対向面に、前記シール部材よりも硬質な当接部材を備え
    てなることを特徴とする回転検出装置。
  2. 【請求項2】 前記当接部材は、金属材料からなること
    を特徴とする請求項1に記載の回転検出装置。
  3. 【請求項3】 前記当接部材と前記ハウジングとは、イ
    ンサート成形によって一体的に形成されてなることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の回転検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングの開口端から前記車輪方
    向に突出する突出片を形成し、前記突出片に前記当接部
    材を備えてなることを特徴とする請求項1から請求項3
    の何れかに記載の回転検出装置。
  5. 【請求項5】 前記回転検出手段は、前記被検出体の磁
    力の変化を検出する磁気検出手段からなることを特徴と
    する請求項1から請求項4の何れかに記載の回転検出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記被検出体は、前記挿通部が挿通する
    とともに周縁に複数の磁極を有する円筒部を備えてなる
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載
    の回転検出装置。
JP2002028855A 2002-02-06 2002-02-06 回転検出装置 Pending JP2003227842A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104097719A (zh) * 2013-04-11 2014-10-15 光阳工业股份有限公司 摩托车的轮速感应装置
JP2014198556A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 光陽工業股▲分▼有限公司 自動二輪車の車輪回転速度検出装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014198556A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 光陽工業股▲分▼有限公司 自動二輪車の車輪回転速度検出装置
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