JP2597510Y2 - 磁気センサ - Google Patents

磁気センサ

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JP2597510Y2
JP2597510Y2 JP1993022775U JP2277593U JP2597510Y2 JP 2597510 Y2 JP2597510 Y2 JP 2597510Y2 JP 1993022775 U JP1993022775 U JP 1993022775U JP 2277593 U JP2277593 U JP 2277593U JP 2597510 Y2 JP2597510 Y2 JP 2597510Y2
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JP
Japan
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magnetic sensor
sensitive element
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magnetic
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JP1993022775U
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JPH0676864U (ja
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貞一 川上
敦史 近藤
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転数等を検出するた
めに用いる磁気センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転数を検出する磁気センサとし
ては、実開平4−21962号公報に開示されているも
のがある。これらは、磁気感応素子およびこの磁気感応
素子で検出した電気信号を外部に出力する端子を内蔵す
るハウジングを樹脂で一体に形成したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記磁気セン
サにおいては、磁気感応素子と電子部品を端子に取り付
け、この磁気感応素子と電子部品および端子の主要部を
樹脂で一体に被って成形するため、その使用条件下の温
度変化による樹脂の膨張、収縮などによって各部品に応
力が加わりやすく、この応力によって端子と各部品との
半田付け箇所が短絡してしまうことがあり、また熱、圧
力に弱い磁気感応素子を樹脂成形するために、磁気感応
素子を破壊しないようハウジングに用いられる樹脂材料
が限定され、さらに前記磁気センサの用途も高温、高圧
の条件下では使用できない等の制限があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は従来の
問題点を解決するために、磁気感応素子で検出した磁気
変化に対応する電気信号を外部に出力する端子を有し、
前記磁気感応素子を先端部に配設し、マグネットを収納
する収納室と前記端子を導出するコネクタ部とを備えた
インナーケースと、前記インナーケースが組みつけられ
る有底筒状体のアウターケースと、を備えた磁気センサ
において、前記インナーケースと前記アウターケースと
の間に空隙部を備え、前記空隙部内で前記アウターケー
ス内面底部と前記インナーケースの先端部との間に前記
磁気感応素子を配設し、前記収納室側面に引き回し配設
された前記端子に電気的接続される電子部品を前記空隙
部内に配設したことを特徴とし、また、前記アウターケ
ースの開口部と、この開口部に隣接する前記インナーケ
ースの一部との近傍全周を樹脂で成形した封止部材で覆
ったことを特徴とする。
【0005】
【作用】前記構成により、磁気センサ製造時に、磁気感
応素子の熱、圧力などによる影響が少なくなり、さらに
磁気センサに用いる樹脂材料に制限がなくなる。
【0006】
【実施例】以下、本考案について図1〜6に基づいて説
明する。図1は、本考案の一実施例の断面図、図2は同
実施例の側面図、図3は同実施例のインナーケースの断
面図、図4は同実施例のインナーケースの電子部品等を
組みつけた側面図、図5は同実施例の磁気センサを本体
に組みつけた断面図である。
【0007】図1〜4で示すように、本考案の磁気セン
サ1は、合成樹脂製のインナーケース2と、同じく合成
樹脂製のアウターケース3と、このインナーケース2と
アウターケース3とを組みつけた後に樹脂で成形される
封止部材4とで構成されている。
【0008】このインナーケース2は、マグネット5を
収納する収納室2Aとコネクタ部2Bとを形成し、磁気
感応素子であるホールIC6により出力される電気信号
をコネクタ部2Bを介して外部に出力する端子7の一部
を内蔵している。そしてインナーケース2とアウターケ
ース3とを組みつけた時に形成される空隙部8で、アウ
ターケース3内面底部3Aとインナーケース2の先端部
2Cの位置に、本体6Aがヨーク9で三方を囲まれたホ
ールIC6を配設し、端子7の端部にホールIC6のリ
ード6Bを電気的に接続する。またこの空隙部8で、収
納室2A側面に引き廻し配設された端子7間に電子部品
であるチップ部品10を配設し、半田付けなどの手段によ
って電気的に接続する。
【0009】また、アウターケース3は収納室2A側を
収納する有底筒状体で、このアウターケース3にインナ
ーケース2を組みつける。この組みつけられたインナー
ケース2とアウターケース3とを、アウターケース3の
筒状体の開口部3Bとそれに隣接するインナーケース2
の一部近傍との全周に合成樹脂の封止部材4を成形す
る。この封止部材4により磁気センサ1の封止をおこな
う。このため樹脂モールド材等で、特別に封止をおこな
わなくともよく、さらに、封止部材4を成形する位置が
ホールIC6から離れた位置であるので、封止部材4成
形時に生じる圧力や熱がホールIC6に伝わりにくいの
で、インナーケース2とアウターケース3との間に形成
される空隙部8に、熱硬化性樹脂等を注入してホールI
C6の保護及び位置固定をおこなわなくともよいので、
工数の削減が図れる。
【0010】図5は、本考案の磁気センサ1を本体11、
たとえば車両のミッションに組みつけた図であり、封止
部材4の全周に設けられた凹部4AにOリング12を嵌合
し、この磁気センサ1を本体11に圧入し、本体の爪部11
Aをかしめて、磁気センサ1を固定する。そして組みつ
け後、図示しない車両側から回転がロータ13に伝達さ
れ、その回転により生じる磁気変動を磁気センサ1のホ
ールIC6が検出し、図示しない配線部材により、図示
しない計器などの表示装置に出力する。
【0011】なお、本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく、本考案の要旨の範囲内で種々変形可能であ
り、たとえば、磁気感応素子は、ホールIC6にのみ限
定されるものではなく、磁気に反応するものであるなら
ば、どのような部材でもよい。
【0012】
【考案の効果】インナーケースとアウターケースとを組
みつけ、ケース間の空隙部内に各部品を配設し、アウタ
ーケースの開口部と、この開口部に隣接するインナーケ
ースの一部との近傍全周に、封止部材を成形することに
より、磁気センサの製造工程で生じる熱や圧力等の磁気
感応素子への影響がすくなく、安定した品質の磁気セン
サを得ることができ、さらに工程の削減が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図。
【図2】同実施例の側面図。
【図3】同実施例のインナーケースの断面図。
【図4】同実施例のインナーケースの電子部品等を組み
つけた側面図。
【図5】同実施例の磁気センサを本体に組みつけた断面
図。
【符号の説明】
1 磁気センサ 2 インナーケース 2A 収納室 2B コネクタ部 2C 先端部 3 アウターケース 3A 底部 3B 開口部 4 封止部材 5 マグネット 6 ホールIC(磁気感応素子) 7 端子 8 空隙部 10 チップ部品(電子部品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01P 1/00 - 3/80 G01D 5/12 - 5/252

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気感応素子で検出した磁気変化に対応
    する電気信号を外部に出力する端子を有し、前記磁気感
    応素子を先端部に配設し、マグネットを収納する収納室
    と前記端子を導出するコネクタ部とを備えたインナーケ
    ースと、前記インナーケースが組みつけられる有底筒状
    体のアウターケースと、を備えた磁気センサにおいて、
    前記インナーケースと前記アウターケースとの間に空隙
    部を備え、前記空隙部内で前記アウターケース内面底部
    と前記インナーケースの先端部との間に前記磁気感応素
    子を配設し、前記収納室側面に引き回し配設された前記
    端子に電気的接続される電子部品を前記空隙部内に配設
    したことを特徴とする磁気センサ。
  2. 【請求項2】 前記アウターケースの開口部と、この開
    口部に隣接する前記インナーケースの一部との近傍全周
    樹脂で成形した封止部材で覆ったことを特徴とする請
    求項1記載の磁気センサ。
JP1993022775U 1993-04-05 1993-04-05 磁気センサ Expired - Lifetime JP2597510Y2 (ja)

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JPH0676864U JPH0676864U (ja) 1994-10-28
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6064200A (en) * 1995-07-21 2000-05-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic sensor with detection block, connector block and cap/cover
KR101864433B1 (ko) * 2016-12-28 2018-06-04 주식회사 현대케피코 회전체 검출 센서 구조물

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JPH0676864U (ja) 1994-10-28

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