JP3425972B2 - 引張り式の摩擦クラッチのためのレリーズシステム - Google Patents

引張り式の摩擦クラッチのためのレリーズシステム

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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引張り式のクラッチの
ためのレリーズシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式のクラッチではレリーズ
動作は次のように、すなわち、クラッチレリーズ手段が
ばね手段の力に抗してクラッチ板から離反運動もしくは
離反旋回させられるように、行われる。クラッチレリー
ズ手段とばね手段とがただ1つのエレメント、つまり皿
ばねによって形成されているシステムでは、皿ばねの舌
片は、結合手段例えば引張りディスクによって、後ろか
ら係合されており、すなわち、皿ばねは、半径方向外側
においてクラッチカバーのようなエレメントに支持され
ていて、半径方向さらに内側において、軸方向運動可能
なプレッシャプレートに支持されている。ばねシステム
とレリーズ手段とが切り離されている、レバー操作形式
の「引張り式」クラッチも、同様な形式でレリーズされ
る。
【0003】このような「引張り式」クラッチは、「押
圧式」クラッチに比べて一連の利点を有しているが、し
かしながら、ユニットつまり機関及び伝動装置のような
機関と被駆動側との組立て及び分解は、極めて複雑かつ
面倒である。
【0004】ユニットの組立てすなわち機関と被駆動側
との組立てつまり機関と伝動装置との組立てを容易にす
るために、ドイツ連邦共和国特許第2613952号明
細書及びドイツ連邦共和国特許第2639766号明細
書に基づいて公知の「引張り式」摩擦クラッチのための
レリーズシステムでは、レリーズシステムが、被駆動側
に設けられている軸方向の案内に沿って滑動可能な案内
部分と、該案内部分と、皿ばねの舌片のようなクラッチ
レリーズ手段との間に設けられたころがり軸受と、クラ
ッチレリーズ手段にレリーズシステムを枢着させるため
の結合手段とから成っており、この場合ころがり軸受
が、クラッチレリーズ手段と共に転動するように規定さ
れた軸受レースと、転動しないように規定されていて案
内部分と結合されている軸受レースとを備えている。上
に挙げた2つのドイツ連邦共和国特許明細書では、案内
は、伝動装置側に設けられた案内管であり、案内部分
は、案内管に沿ってかつレリーズフォークによってシフ
ト可能なガイドスリーブである。案内はしかしながらま
た、例えばハイドロリック式のレリーズシステムではガ
イドシリンダであってもよく、案内部分は、ハイドロリ
ック式のレリーズシステムの、油圧によって負荷される
ピストンであってもよい。
【0005】このようなレリーズシステムでは、レリー
ズシステムの一方の部分が、ロック結合部の構成部分を
有していて、切欠き又は自由空間内に沈込み可能もしく
は移動可能な少なくとも1つの係止手段を備えており、
レリーズシステムの他方の部分が、係止手段によるレリ
ーズ方向における形状接続的な後ろからの係合のための
係合輪郭を有していて、レリーズシステムが、機関と被
駆動装置との組立て前に、部分的にかつ、機関における
ロック結合部の少なくとも一部と前組立て可能であり、
しかも、部分的にかつ、被駆動装置におけるロック結合
部の他方の部分と前組立て可能であり、さらに、係止手
段(開放した線材リング又は個々の玉又は拡開可能な
爪)が次のように、すなわち、機関と被駆動装置との組
立て時に、機関及び被駆動装置の位置に関連してかつ/
又は組立て後に外側から加えられる力に関連して、例え
ばレリーズ方向とは逆方向におけるレリーズフォークの
操作によって、自動的に係合輪郭内にスナップ式に結合
するように、構成もしくは配置されている。
【0006】ロック解除動作を容易にするためもしくは
改善するために、種々様々なシステムが公知である。
【0007】例えば、フランス国特許出願公開第258
8337号明細書及びヨーロッパ特許出願公開第164
871号明細書に基づいて公知のシステムでは、自動的
なロックは、上に述べた2つのドイツ連邦共和国特許明
細書に相応して、スナップリングを介して行われ、かつ
ロック解除も同様に自動的に行われる。しかしながらこ
の場合スライドスリーブは軸線方向に、つまりレリーズ
方向とは逆向きに、すなわち、クラッチ板において摩耗
が生じた場合に、レリーズ体もしくはスライドスリーブ
が運動する方向に、オーバトラベル(Ueberwe
g)しなくてはならない。
【0008】レリーズ方向とは逆の方向におけるオーバ
トラベルによってロック解除が行われる装置には、しか
しながら一連の欠点がある。例えば、ロック中に係合方
向における運動が極めて激しく行われると、この場合に
生じるオーバトラベルを回避することができず、直ちに
ロック解除が行われる。前記フランス国特許出願公開明
細書に開示された装置では、ロック解除後に、外部から
の作用なしに再びロックを行うことができるのに対し
て、前記ヨーロッパ特許出願公開明細書に開示された装
置では、一度行われたロック解除の後で外部からの作用
なしにロックを行うことは不可能であり、再びロックを
行うためには、機関と伝動装置とをもう一度分解しなく
てはならない。しかしながらまた、強い振動が生じて、
この結果係合方向におけるレリーズ体のオーバトラベル
が生じた場合には、自動車において運転中に、不本意な
ロック解除の生じることがある。このことは同様に、ク
ラッチペダルから足が滑り落ちてクラッチペダルのスナ
ッピングが生じた場合にも、発生することがあり、この
場合機関及び伝動装置は、慣性力に基づいて相応に大き
く振動することがある。この結果、公知のレリーズシス
テムは、走行中にロック解除してしまう。このような欠
点に基づいて、上に述べた公知のレリーズシステムは実
施されなかった。
【0009】ヨーロッパ特許出願公開第44691号明
細書、フランス国特許出願公開第2540585号明細
書及びドイツ連邦共和国特許出願公開第3539889
号明細書に基づいて公知の別のシステムでは、案内管を
介して自動的なロック及びロック解除が行われるように
なっている。この場合機関と伝動装置とが互いに衝突し
た場合もしくは互いに引き離された場合には、ロックエ
レメントが案内管から半径方向にシフトされ、ひいては
機関と伝動装置とがロックもしくはロック解除される。
このような形式のシステムの欠点として次のことが挙げ
られる。すなわちこの場合、レリーズシステムの結合す
べき両部分はそれぞれ、相対的に極めて正確な軸方向ポ
ジションにもたらされかつ保たれねばならず、しかも同
時に機関と伝動装置とは相対的にシフトされ得るように
なっている。つまり、伝動装置と機関とが相対的にシフ
トされる時に、同時にレリーズフォークと一方のレリー
ズシステム半部とは、他方のレリーズシステム半部に向
かって移動させられて、正確なポジションに保たれねば
ならない。これによってロックエレメントは実際にその
休止ポジション内にシフトすることができる。
【0010】このことが必要とされる極めて正確な形式
で行われない場合には、レリーズ管が機関と伝動装置と
の衝突を阻止し、構成部分は損傷してしまうことがあ
る。上に述べたシステムの別の欠点としては次のことが
ある。すなわちこの公知のシステムでは、伝動装置が機
関と衝突する前に、レリーズシステムの連結すべき両エ
レメントを一緒にするために、レリーズフォークを極め
て大きく旋回運動させる必要がある。しかしながら通
常、このような必要な旋回運動は行われない。このシス
テムの最初に述べた2つの装置では、さらに、ロック装
置が次いで行われるレリーズ運動時に案内管に支持され
るようになっており、これによって摩擦損失もしくは摩
耗が生じることになる。
【0011】米国特許第4778039号明細書に基づ
いて公知の別の形式のレリーズシステムでは、操作に関
連してロックするようになっている、引張り式のクラッ
チ用のリングシリンダが設けられている。この場合機関
と伝動装置との組立ての前に、レリーズ軸受はロックリ
ングのための操作肩部で皿ばねに固定され、リングシリ
ンダはリングピストン及び案内と共に伝動装置に固定さ
れている。ロックエレメント及びロック解除エレメント
は、ピストンにもしくはピストンと案内管との間に取り
付けられている。前組立てされた状態において、ピスト
ンは最大移動距離を右に向かって移動させられ、このポ
ジションにおいてエレメント22,25,27によって
係止され、この場合スリーブ25は2つのリング22と
21との間において案内管に固定されている。機関と伝
動装置とが組み立てられた後で、ピストンは接続部13
を介した圧力負荷によって左に向かってシフトさせら
れ、この場合スリーブ25はボール32の下にシフト
し、この際にボールを半径方向外側に向かって押す。そ
してこれによって拡開リング31が肩部37と30との
間におけるロックを生ぜしめる。さらに圧力負荷される
と、次いでリング22は溝から外に左に向かってシフト
させられる。この状態から後では、ピストンは軸受レリ
ーズ体と連結され、この連結状態は、機関と伝動装置と
が組み立てられた状態にある限り、維持される。分解
時、つまり、機関と伝動装置とを互いに離したい場合に
は、レリーズ軸受が皿ばねに引っ掛かり、ワイヤリング
31を介してピストンを再びその右側の終端ポジション
に引張り、次いで拡開リング21を介してスリーブ25
は軸線方向において左に向かって押し離され、そしてボ
ール32ひいては拡開リング31を再び半径方向内側に
向かって解放し、これによって両半部の最終的な切離し
が達成される。
【0012】しかしながら切離しが行われた後では、再
びロックを行うことは不可能である。それというのは、
拡開リング22をその本来の位置に戻すことはもはや不
可能であり、ひいてはスリーブ25をロックポジション
にもたらすことももはや不可能だからである。そして新
たな組立ては、機関と伝動装置とが切り離され、次いで
リングシリンダが案内管等と共に完全に分解された場合
にしか、可能でない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、従来公知のシステムにおける欠点を有していない、
すなわち従来必要であったオーバトラベル及びそのため
のスペースを必要としない、自動的にロック及びロック
解除可能なレリーズシステムを提供することであり、こ
の場合不都合なロック解除を回避することが望まれてお
り、ロック解除後におけるロック動作の繰返しは、外部
からの作用なしにかつなんらの分解及び組立て作業なし
に可能であることが望まれており、ロック及びロック解
除は、自動的に難無く可能であること、特に、レリーズ
システムの両部分を特別なポジションに保つ必要なし
に、実施できることが望まれており、しかも本発明によ
るレリーズシステムは、その構成において単純かつ安価
で、機能確実でかつあまり摩耗しないことが望ましい。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、機関と伝動装置のような被駆動側
との間に設けられる引張り構造形式の摩擦クラッチを備
えた自動車のためのレリーズシステムであって、該レリ
ーズシステムが、被駆動側に設けられている軸方向の案
内に沿って滑動可能な案内部分と、該案内部分と、皿ば
ねの舌片のようなクラッチレリーズ手段との間に設けら
れたころがり軸受と、クラッチレリーズ手段にレリーズ
システムを枢着させるための少なくとも1つの結合手段
とから成っており、ころがり軸受が、クラッチレリーズ
手段と共に転動するように規定された軸受レースと、転
動しないように規定されていて案内部分と結合されてい
る軸受レースとを備えており、この場合、レリーズシス
テムの一方の部分が、ロック結合部の構成部分を有して
いて、切欠き内に沈込み可能な少なくとも1つの係止手
段を備えており、レリーズシステムの他方の部分が、係
止手段によるレリーズ方向における形状接続的な後ろか
らの係合のための係合輪郭を有していて、レリーズシス
テムが、少なくとも2つの構成部分から成っていて、機
関と被駆動装置との組立て前に、ロック結合部の少なく
とも1つの部分を有する1つの構成部分が、機関に前組
立て可能であり、かつロック結合部の別の部分を有する
第2の構成部分が、被駆動装置に前組立て可能であり、
さらに、係止手段が、機関と被駆動装置との組立て時
に、機関及び被駆動装置の位置に関連してかつ/又は組
立て後に外側から加えられる力に関連して、自動的に係
合輪郭内にスナップ式に結合するように構成されている
形式のものにおいて、係止手段を、機関と伝動装置のよ
うな被駆動装置との分解時に相対的な所定の位置が得ら
れたことに関連して、係合輪郭から押し出して切欠きも
しくは自由空間内に沈み込ませるもしくは移動させるロ
ック解除部材が、設けられている。
【0015】すなわち本発明によるレリーズシステムで
は係止手段は、機関と被駆動装置との離反運動中におけ
る係止手段と係合輪郭との軸方向における離反運動を保
証する後退させられたポジションに、自動的に押し込ま
れるようになっている。
【0016】本発明によるレリーズシステムの構造上特
に簡単かつ有利な構成では、ロック解除部材が、伝動装
置側における案内に堅く設けられていて、レリーズシス
テムの組み立てられた状態において、ロック解除部材の
操作輪郭が、係止手段の機関側に配置され、かつ該係止
手段から軸方向に間隔をおいて配置されている。このよ
うに構成されていると、比較的わずかな構成部材しか必
要ないので、レリーズシステムを経済的にかつ機能確実
に製造することが可能になる。
【0017】例えば組込み特性に基づく別の使用例のた
めの別の有利な構成では、ロック解除部材が、係止手段
を有する構成部分によって保持されていて、軸方向にお
いて該構成部分に対して制限されて移動可能であり、か
つ、伝動装置側と結合されたストッパによって操作可能
である。この場合有利な構成では、結合部の組み立てら
れた状態において、ロック解除部材の操作輪郭が、係止
手段に、軸方向において機関に向いた側に、対向して位
置していて、ストッパが、ロック解除部材から間隔をお
いて位置している。このように構成されていると、例え
ば、ロックされた状態を、クラッチの全摩耗移動距離に
わたって確実に維持することが可能であり、ストッパに
よるロック解除部材の意図しない作動によって、係止手
段が不都合にその係合輪郭から押し出されることはなく
なる。
【0018】さらに本発明の有利な構成では、ロック解
除部材が、蓄力器によって、該ロック解除部材を保持す
る構成部分に対して、該構成部分に設けられたストッパ
に向かって機関の方向に負荷されている。すなわち、軸
方向において作用するように、ロック解除部材と、該ロ
ック解除部材を保持している構成部分、つまり例えばこ
ろがり軸受の内レースとの間に、波形ばねのようなばね
弾性的な手段が設けられており、この場合波形ばねは、
両部分を、ストッパによって制限される規定された間隔
をおいて保つ。本発明のさらに別の有利な構成では、ロ
ック解除部材が、該ロック解除部材を保持する構成部分
に対して、ストッパによって制限されたポジションから
軸方向に移動可能であり、つまり、ロック解除部材を保
持する構成部分に対してレリーズ方向において、機関の
側から離れる方向に運動可能である。
【0019】本発明によるレリーズシステムの別の有利
な構成では、ロック解除部材の操作輪郭が、クラッチの
係合状態において、係止手段の機関側において、摩擦ラ
イニングの最大摩耗時においても、ロックポジションに
影響を与えないポジションを占めている。このように構
成されていると、例えば、申し分のない機能とロック状
態の確実な維持とを、クラッチの耐用寿命全体にわたっ
て達成することができる。
【0020】本発明の別の有利な構成では、係止手段
が、半径方向外側に向けられたプレロード下にある。こ
のように構成されていると、同様に、係止手段はその形
状に基づいてロックを保証することができ、ロック解除
手段の不作用時に、ロックを保証するポジションを占め
ることができる。つまり係止手段は、案内又は案内管に
よって、ロックを保証するポジションにもたらされるの
ではなく、自動的に、ロックを保証するポジションを占
め、ロック解除手段を介して、ロック解除を可能にする
ポジションにもたらされる。この場合有利な構成では、
係止手段の運動可能性が、半径方向外側に向かって制限
されており、この場合特に有利には、係止手段の半径方
向における移動が、ロックされたポジションにおいて該
係止手段がプレロード下で係合輪郭に接触しているよう
に、寸法設定されている。プレロードに関するこの余剰
は、例えば、場合によっては生じる係止手段のプレロー
ドの減退を、レリーズシステムの耐用寿命にわたって補
償することができ、システム全体の騒音特性に対して有
利に作用することができる。
【0021】幾つかの使用例において特に有利な構成で
は、係止手段の半径方向外側に方向付けられた移動は制
限するが、しかしながら、係合輪郭によって許される半
径方向のポジションに対するわずかな相対移動は可能に
するような手段が設けられている。このように構成され
ていると同様に、既に述べたように、プレロードにおけ
る余剰を上に記載の作用効果をもって得ることができ
る。
【0022】本発明によるレリーズシステムの特に経済
的な有利な構成では、係止手段が、溝内に保持された開
放した線材リングであり、この場合線材リングの両端部
は該線材リングの分割部において、少なくとも該線材リ
ングの弛緩された位置において、互いに間隔を有してい
る。
【0023】本発明によるレリーズシステムの別の有利
な構成では、切欠きが、円錐形に構成された輪郭を備え
た溝であり、該溝が、クラッチに向かう方向で上昇する
ように構成されている。すなわちこの場合、斜めのもし
くは円錐状の溝壁の延長部によって周面として形成され
ている円錐の先端は、伝動装置もしくは被駆動装置の方
向を示している。
【0024】本発明によるレリーズシステムの別の有利
な構成では、線材リングがそれ自体ばね弾性的である。
しかしながら別の場合には、線材リングが、溝の上昇す
る輪郭に向かって方向付けられた軸方向におけるプレロ
ード下にあり、しかもこの場合、線材リングが、波形ば
ねや皿ばねのような軸方向に弾性的な手段によって、溝
の上昇する輪郭に向かって押圧されていると、有利であ
ることが判明している。このように構成されていると、
線材リングを、少なくともほぼセンタリングされた状態
において維持することができる。
【0025】レリーズシステムを本発明のように構成す
ることによって、機関と被駆動装置もしくは伝動装置と
の組立て及び分解を次のように行うことができる。すな
わち、機関と被駆動装置との組み立て時には、被駆動装
置側において案内に設けられているレリーズシステム構
成部分と、クラッチレリーズ手段に機関側において設け
られているレリーズシステム構成部分とが、クラッチの
操作を可能にする部材、例えば被駆動側に設けられたレ
リーズフォーク又はピストンのような部材を介してロッ
ク可能であり、かつ機関と被駆動装置との分解時には、
係止手段が、案内に対するその軸方向ポジションに関連
してかつこの案内を用いて、半径方向において移動可能
もしくは変形可能であり、これによって、レリーズシス
テムの両構成部分の間におけるロック解除を保証するポ
ジションを占めることができる。つまりロックは、摩擦
クラッチのための操作力をレリーズシステムに導入する
操作部材によって、作動させられ、この場合被駆動装置
側に設けられているレリーズシステム構成部分は、機関
側に設けられている構成部分に向かって軸線方向に移動
させられ、この結果係止手段は、例えば係止輪郭又はア
ンダカット部のような係合輪郭に係合することができ
る。被駆動装置側つまり伝動装置側に設けられたレリー
ズシステム構成部分と操作部材とは、有利には次のよう
に、すなわち、被駆動装置側におけるレリーズシステム
構成部分もしくはロック結合部が、操作部材によって両
軸線方向において移動可能であるように、構成されてい
る。
【0026】機関と被駆動装置との組立て及び分解を特
に簡単かつ有利に行うために、本発明の別の構成では、
機関と伝動装置との組立て時に、レリーズシステムの、
伝動装置側に設けられた前組立てされた構成部分が、操
作部材を介して、機関側の構成部分とロック可能であ
り、機関と伝動装置との分解時に係止手段が自動的にロ
ック解除され、この場合係止手段が、伝動装置側におけ
る案内に対してあらかじめ規定された軸方向ポジション
が得られたことに関連して、かつ該案内を用いて、レリ
ーズシステムの両構成部分の間におけるロック解除を可
能にする半径方向のポジションへと、半径方向において
運動可能である。つまりレリーズシステムの両構成部分
の間におけるロックは、操作部材によって作動させられ
ることが可能であり、この場合伝動装置側の構成部分
は、機関側の構成部分に向かって軸線方向に移動させら
れ、この結果、係止手段は係止輪郭もしくはアンダカッ
ト部に係合もしくはスナップ結合可能である。被駆動装
置側に設けられているレリーズシステム構成部分と操作
部材とは、このために互いに対して次のように、すなわ
ち、レリーズシステムの構成部分が操作部材によって両
軸線方向に移動可能であるように、構成されていなくて
はならない。操作部材が例えばシリンダ・ピストンユニ
ットのような圧力媒体負荷可能な操作手段によって形成
されている構成では、操作部材は、被駆動装置側におけ
るレリーズシステム構成部分に一体に組み込まれていて
もよく、つまりこの構成部分の一部を形成していてもよ
い。操作部材としてレリーズフォークが使用される場合
には、このレリーズフォークを、被駆動装置側における
レリーズシステム構成部分と一緒に被駆動側において前
組立てすることができる。
【0027】本発明の課題を解決する別の構成では、機
関と伝動装置のような被駆動装置との間に設けられる引
張り構造形式の摩擦クラッチを備えた自動車のためのレ
リーズシステムであって、該レリーズシステムが、被駆
動側に設けられていて圧力媒体によって負荷可能な、例
えばピストン・シリンダユニットのような操作手段と、
該操作手段の軸方向移動可能な構成部分と、皿ばねの舌
片のようなクラッチレリーズ手段との間に設けられたこ
ろがり軸受と、クラッチレリーズ手段にレリーズシステ
ムを枢着させるための少なくとも1つの結合手段とから
成っており、ころがり軸受が、クラッチレリーズ手段と
共に回転するように規定された軸受レースと、操作手段
の軸方向移動可能な構成部分と結合されていて転動しな
いように規定されている軸受レースとを備えており、こ
の場合レリーズシステムが、少なくとも2つの構成部分
から成っており、該構成部分が、少なくとも1つのロッ
ク結合部を介して互いに結合可能であり、前記構成部分
のうちの一方の構成部分が、圧力媒体によって負荷可能
な操作手段を有していて、この場合機関と被駆動装置と
の組立ての前に、一方の構成部分が被駆動装置に、かつ
他方の構成部分が機関に前組立て可能であり、各構成部
分がそれぞれ、ロック結合部のエレメントを有してい
て、この場合これらのエレメントが、少なくとも1つの
係止手段と係合輪郭とを有しており、該係合輪郭が、レ
リーズ方向において形状接続的に係止手段によって後ろ
から係合可能である形式のものにおいて、ロック装置が
設けられており、該ロック装置が、操作手段の軸方向移
動可能な構成部分を、機関と被駆動装置との分解時に、
機関と被駆動装置との間においてあらかじめ規定された
位置が得られたことに関連して、あらかじめ規定された
軸方向のポジション、つまり操作手段の、被駆動装置に
軸方向固定の構成部分に対して、あらかじめ規定された
軸方向のポジションにおいて固定するように構成されて
いる。
【0028】すなわち機関と被駆動装置との分解時に、
圧力媒体負荷可能な操作手段の軸方向移動可能な構成部
分は、被駆動装置側もしくは伝動装置から離れる方向に
引っ張られ、被駆動装置に対するあらかじめ規定された
軸方向位置において固定され、これによって操作手段の
軸方向移動可能な構成部分は、機関と被駆動装置との間
における作業準備状態の組立てを著しく容易にする軸方
向位置を占める。レリーズシステムの両構成部分の間に
おいて有効なロック結合部は、自動的にロック可能及び
ロック解除可能な結合部によって形成することが可能で
あり、この結合部はさらに、既に述べたように構成する
ことが可能であり、従って同様に、機関と被駆動装置と
の分解時にこのユニットがあらかじめ規定された位置に
達したことに関連して、自動的にロック解除可能であ
る。
【0029】レリーズシステムの機能のため及び機関と
被駆動装置との組立てを簡単化するために、操作手段の
軸方向移動可能な構成部分がロックされる軸方向ポジシ
ョンは、次のように、すなわち、機関と被駆動装置との
組立て時にレリーズシステムの両構成部分の自動的なロ
ックが保証されているように、選択されていると有利で
あり、この場合、場合によってはロック結合部の最終的
な機能準備状態を、操作手段の圧力媒体負荷によって生
ぜしめることが可能である。つまり、操作手段の軸方向
移動可能な構成部分のロックは次のように行うことがで
きる。すなわち、機関と被駆動装置との組立て時にまず
初め、係止手段と所属の係合輪郭との間においてある程
度のオーバトラベルが行われ、この場合このオーバトラ
ベルは操作手段の圧力媒体負荷によってまず初め克服さ
れねばならず、これによってロック結合部を、摩擦クラ
ッチを操作するために運転準備状態にもたらすことがで
きる。つまり本発明の別の有利な構成では、操作手段の
軸方向移動可能な構成部分がロック装置によって固定さ
れるあらかじめ規定された軸方向のポジションが、次の
ように、すなわち、機関と被駆動装置との組立て時に係
止手段と係合輪郭とが、ロックを生ぜしめるために必要
な距離よりも大きな距離を互いに対して進むように、規
定されている。
【0030】しかしながら少なくとも、次のことが保証
されていなくてはならない。すなわち、機関と伝動装置
との組立て時に、レリーズシステムの一方の構成部分に
よって保持されている係止手段が、軸方向において少な
くとも、レリーズシステムの他方の構成部分によって保
持されている係合輪郭に接触することが、保持されてい
なくてはならない。
【0031】本発明の別の有利な構成では、ロック装置
が、外部から導入される力、特に操作手段の圧力媒体負
荷によって生ぜしめられ得る力によって、解除可能であ
る。また、レリーズシステムの機能のため及び機関と被
駆動装置との組立てのためには、レリーズシステムの両
構成部分の間におけるロックが、操作手段の圧力媒体負
荷によって行われるようになっていると、有利である。
【0032】さらにまた、レリーズシステムの構造を特
に簡単化するためには、ロック装置が、形状接続的な自
動的なロック結合部によって形成されていると有利であ
る。つまりロック装置は、適当な構成部分の間における
該構成部分の単純な移動によって、例えば半径方向にお
いてばね弾性的なリングが溝にスナップ結合することに
よって、ロックが行われるようになっていると有利であ
る。この場合この溝が次のように構成されていると有利
である。すなわち、例えば半径方向にばね弾性的なリン
グのような係止手段が、この溝内において、軸方向にお
けるある程度の移動可能性を有しており、これによっ
て、係止手段を保持する構成部分と溝を有する構成部分
との間に、係止手段と溝との間における軸方向遊びに相
当する運動可能性が与えられる。このような運動は、レ
リーズシステムの両構成部分が自動的なロック結合部に
よって、分解動作中に機関と被駆動装置との間において
あらかじめ規定された位置が得られたことに関連して、
互いにロック可能でありかつ互いから切離し可能である
場合に、特に有利である。それというのはこれによっ
て、レリーズシステムの両構成部分のロック解除が容易
になり、しかも、このようなロック解除中にロック装置
の機能を確実に維持することができるからである。
【0033】機関と被駆動装置との分解時に自動的にロ
ック解除可能なロック結合部が、レリーズシステムの両
構成部分の間において使用されている場合に、ロック装
置を作動させるために必要な、機関と伝動装置との間に
おける分解距離が、レリーズシステムの両構成部分の間
におけるロック解除を保証するために、機関と被駆動装
置との間において進められねばならない距離に比べて小
さく設定されていると、有利である。
【0034】本発明の別の有利な構成では、ロック装置
が、レリーズシステムの両構成部分の間におけるロック
結合部よりも小さな直径に配置されている。さらにま
た、ロック装置が、被駆動側に設けられたピストン・シ
リンダユニットのピストンと、被駆動側に設けられてい
て軸方向に延在しているスリーブとの間に配置されてい
ると、有利である。この場合本発明の特に有利な構成で
は、ピストンがスリーブを取り囲んでおり、少なくとも
1つの案内区分を有していて、この案内区分を介してス
リーブにおいて位置決め及びセンタリングされるように
なっている。軸方向における案内区分の範囲に、ロック
装置の係止手段又は係合輪郭を設けることが可能であ
る。さらに、案内区分の軸方向における延びの範囲もし
くは該案内区分に隣接して、レリーズシステムの両構成
部分の間におけるロック結合部のための係止手段が設け
られていてもよい。つまり、ロック装置とロック結合部
とは少なくともほぼ等しい軸方向高さに位置している
か、又は実質的に隣接していることが可能である。
【0035】スリーブとピストンとの間においてはさら
に蓄力器が張設されていてもよく、この蓄力器はピスト
ンを被駆動装置の方向に、つまりクラッチのレリーズ方
向に負荷していて、かつ摩擦クラッチの操作距離全体及
び摩耗距離全体にわたって、ピストンとスリーブとの間
において有効である。例えばコイルばねであるこの蓄力
器は、例えばピストンとスリーブとの間における半径方
向範囲に設けられている。
【0036】レリーズシステムの特に有利な構成では、
伝動装置入力軸の周囲に配置された管状のスリーブが、
伝動装置側に固定されたシリンダの構成部分であるか、
又はこのようなシリンダと堅く結合されている。摩擦ク
ラッチを操作するための圧力室を制限している本来のシ
リンダは、例えばリング状の構成部分によって形成され
ており、この構成部分は、スリーブ状の範囲を有してい
て、半径方向内側の周面で、圧力媒体負荷可能なシリン
ダ室を制限している。このリング状の構成部分はスリー
ブを取り囲んでいてもよく、この場合スリーブとリング
状の構成部分との間にはクラッチに向かって開放するリ
ング室が形成されており、このリング室には操作ピスト
ンが進入している。
【0037】レリーズシステムの機能のため及び機関と
被駆動装置との分解のために特に有利な構成では、ピス
トンによって取り囲まれたスリーブが、レリーズシステ
ムの両構成部分の間におけるロック結合部のためのロッ
ク解除部材を有している。
【0038】本発明の別の有利な構成では、ピストンの
ためのロック装置が、切欠き内に沈込み可能な係止手段
と、該係止手段によって形状接続的に後ろから係合可能
な係合輪郭とを有している。そしてこの場合有利には、
切欠きが、ピストンによって取り囲まれたスリーブに設
けられていて、係合輪郭がピストンによって保持されて
いる。
【0039】ロック装置の機能準備のために特に有利な
構成では、係止手段が、ロック装置の不作用時に、該係
止手段を覆う構成部分によってその切欠き内において半
径方向に緊張させられて保持されるようになっている。
このためには、軸方向においてばね弾性的でかつピスト
ンによって変形可能な構成部分を使用することができ
る。この場合特に有利には、摩擦クラッチのレリーズ方
向におけるピストンの負荷によって、ロック装置の係止
手段がまず初め、ピストンに設けられていて回転軸線に
対して傾斜している面を介して、その切欠き内に押し戻
され、この後で、さらに続く軸方向におけるピストン運
動によって、係止手段がピストンから解放されるように
なっており、この場合この運動中に、ばね弾性的な構成
部分又は該構成部分によって負荷可能でかつ軸方向移動
可能なリングのような構成部分が、その切欠き内におい
てプレロードをかけられている係止手段を介してシフト
させられるようになっている。この場合、係止手段を覆
っている構成部分が、軸方向においてばね弾性的でかつ
ピストンによって変形可能であると、有利である。
【0040】レリーズシステムの両構成部分の分解及び
組立て並びに機関と被駆動装置との分解及び組立てのた
めに有利な本発明の別の構成では、摩擦クラッチを操作
するためにピストン・シリンダユニットが使用されてい
る場合に、該ピストン・シリンダユニットが、圧力媒体
を負荷可能な2つの室、つまり、クラッチレリーズ力を
もたらすために構成された室と、ピストン・シリンダユ
ニットの軸方向移動可能な構成部分をクラッチもしくは
機関に向かって移動させるために構成された室とを有し
ている。そしてこの場合、ピストン・シリンダユニット
の運動可能な構成部分が機関に向かって軸方向に移動す
ることを保証する室を介して、レリーズシステムの両構
成部分の間におけるロック及び/又はレリーズシステム
の軸方向移動可能な構成部分のロックが行われるように
なっていると、特に有利である。
【0041】本発明のさらに別の有利な構成では、クラ
ッチ操作のための室がハイドロリック式に、かつ第2の
室がニューマチック式に負荷可能である。
【0042】本発明によるロック装置によって次のこと
を保証することができる。すなわち、圧力媒体負荷可能
なクラッチ操作手段の、ピストンのような軸方向運動可
能な構成部分が、機関と被駆動装置との分解が行われた
後で、常に所定の軸方向位置を占めることができ、そし
てこの軸方向位置は、機関と被駆動装置との再組立て時
に、レリーズシステムの両構成部分の間に設けられてい
るロック結合部の自動的なロックを保証することができ
るような位置である。つまりこの場合機関と被駆動装置
との分解後に、ピストンを手によって、相応な軸方向ポ
ジションに固定する必要はなく、ピストンは、ユニット
の組立て後に再び外部からの係合によって解離させられ
る。
【0043】
【実施例】次に図面につき本発明の実施例を説明する。
【0044】図1〜図9に示されているレリーズシステ
ム1は、ロック可能でかつ解離可能な結合部Cを介して
2つの構成部分A,Bに分割可能である。
【0045】機関と伝動装置とを組み立てる前に機関側
に設けられる構成部分Aは、リング状のレリーズディス
ク2の形の作用部材を有しており、このレリーズディス
クは、引張り式のクラッチの皿ばね舌片3によって保持
されている。レリーズディスク2は、皿ばね舌片3の先
端4の範囲において、ばねリング5の形の保持部材を用
いて固定されている。
【0046】レリーズシステム1の、機関と伝動装置と
を組み立てる前に伝動装置側に設けられる構成部分B
は、ガイドスリーブもしくはスライドスリーブ6の形の
案内部分を有しており、このスライドスリーブ6は、案
内管7の形の、伝動装置によって保持された案内に沿っ
て、軸方向滑動可能に受容されている。スライドスリー
ブ6はころがり軸受8を有しており、このころがり軸受
は、スライドスリーブ6に対して制限されて半径方向に
移動可能であり、ひいてはセルフセンタリングするよう
になっており、この場合外レース9はスライドスリーブ
6と回動不能に結合されている。内レース10は、ロッ
ク結合部Cを介してレリーズディスク2と結合可能であ
り、機関と伝動装置との分解時にこのレリーズディスク
2から再び切離し可能である。
【0047】ロック結合部Cはロック部材11を有して
おり、このロック部材はばね弾性的に可撓性であり、係
止手段を形成している。図示の実施例では係止手段11
は次のように構成されている。すなわち、この係止手段
11は半径方向において弾性的に変形可能であり、両構
成部分A,Bの間におけるロックを保証するポジション
(図1参照)内にプレロードをかけられていて、この場
合開放した線材リングによって形成されている。
【0048】ロック部材11は、溝12のようなリング
状の凹設部に受容されており、この溝は、皿ばね舌片3
と共に回転する内レース10の自由な端部範囲に設けら
れている。ロック部材11は、図1に示されたそのロッ
クポジションに抗して、直径変化つまり直径減少を生ぜ
しめる弾性変形によって、溝12内に進入可能である。
図示の実施例では、線材リング11によって形成された
ロック部材自体は、弾性的な半径方向のプレロードの少
なくとも一部を、レリーズディスク2の軸方向範囲2a
もしくはアンダカット部15に向かってもたらすことが
できる。しかしながら線材リング11は次のように、す
なわち、該線材リング自体は実質的にそのようなプレロ
ードを有しておらず、従って自動的にはロックポジショ
ンを占めないように、設計されていてもよい。線材リン
グ11の半径方向における緊張力の不足している部分又
は全部分を、波形ばね13によってもたらすことが可能
であり、この場合この波形ばねは、一方では、溝12の
底から半径方向外側に向かって延びた支持面14に支持
され、かつ他方では、リングを、後でさらに述べる溝1
2の上昇する輪郭16に押し付ける。
【0049】レリーズディスク2は、軸方向範囲2aに
アンダカット部15を有しており、このアンダカット部
は、線材リング11によって軸方向で後ろから係合さ
れ、この結果クラッチレリーズ力はレリーズディスク2
に伝達されることができる。リング状の溝12は、斜め
にもしくは円錐状に又は円錐台形状に延びる面16を有
しており、この面は、ころがり軸受8もしくは伝動装置
からの間隔が増大するに連れて上昇するように、構成さ
れている。つまり、円錐先端は、伝動装置の方向に向い
ている。矢印Iの方向におけるレリーズ力をもたらすこ
とによって、ロックリング11は円錐台形状の面16に
よって、アンダカット部15の面に向かって押され、こ
の結果ロック装置の自己強化が行われる。
【0050】結合部Cをロック解除するために、ロック
解除部材17が設けられており、このロック解除部材
は、案内管7の自由端部の範囲に固定されている。ロッ
ク解除部材17は係止手段11の、ころがり軸受8とは
反対の側に設けられている。ロック解除部材17は、伝
動装置に向かって延びている環状のスリーブ状の縁部1
8と、別のスリーブ状の縁部19とを、案内管7の半径
方向内側に有している。ロック解除部材17は案内管7
に軸方向において固定されている。このために、内側の
脚19の範囲には、半径方向外側に向かって成形された
舌片20が設けられており、これらの舌片は、軸方向に
おいて案内管7の中に進入するために、傾けられて延び
ていてかつばね弾性的に変形可能である。これらの舌片
20は、案内管7のストッパ範囲21と協働し、このス
トッパ範囲は、案内管7からのロック解除部材17の軸
方向における滑り出しを阻止している。周面から周方向
において起立させられた舌片22が構成されている別の
実施例は、図9との関連において図8に示されている。
ロック解除部材の組立てを容易にするために、案内管7
は進入傾斜部7aを有しており、この進入傾斜部を介し
て舌片20;22も押し戻されることができる。
【0051】機関と伝動装置との組立てを容易にするた
め、もしくは、レリーズシステム1の両構成部分A,B
の間におけるロック動作を改善するために、レリーズデ
ィスク2は、円錐台形状のもしくは円錐状の進入傾斜部
23を有しており、この進入傾斜部は、組立て中に両構
成部分A,Bの間において場合によっては生じる中心ず
れを、補償することができる。
【0052】レリーズシステム1は、操作部材24を介
して軸方向に移動可能である。図示の実施例では操作部
材24は、略示されているレリーズフォークによって形
成されており、図面にはこのレリーズフォークのうちの
フォーク先端25だけが示されている。レリーズフォー
ク24を介して負荷範囲26は、矢印Iの方向につまり
伝動装置の方向に負荷されることができ、これによっ
て、引張り式の摩擦クラッチはロック解除される。図示
の実施例では、レリーズフォークの負荷範囲26はスリ
ーブ状の部分27によって保持されており、この部分
は、回転しない軸受レース9に、半径方向内側に向かっ
て突出している範囲26aを介して、軸方向で支持され
ている。
【0053】スリーブ状の部分27には、フォーク先端
25の、レリーズフォーク範囲26とは反対の側に、半
径方向に突出している複数の負荷範囲28が設けられて
おり、これらの負荷範囲は、機関と伝動装置との組立て
が行われた後で(図2〜図4)、レリーズフォーク24
の先端25によって、皿ばね舌片3の方向に負荷される
ことができ、これによって、両構成部分A,Bの間にお
ける結合部Cのロックを生ぜしめることができる(図
4、図5)。つまり、部分27から一体に成形された負
荷範囲28を介して、レリーズフォーク24によって、
構成部分Bに軸方向の力を、ロック結合部の係止を目的
として加えることが可能であり、この軸方向力は、摩擦
クラッチをレリーズするのに必要な操作力とは逆向きに
作用する。
【0054】組立ての個々の段階は、図2〜図5に示さ
れている。
【0055】機関と伝動装置との組立ての前に、レリー
ズディスク2から成っている構成部分Aは、ロック結合
部の一部、つまり係合輪郭15及び保持部材5と、機関
側においてあらかじめ組み立てられる。そして、スライ
ドスリーブ6及び軸受8から成っているレリーズシステ
ムの他方の構成部分Bは、ロック結合部の他方の部分つ
まり係止手段11と、伝動装置側においてつまり案内管
7においてあらかじめ組み立てられる。さらに案内管7
には、ロック解除部材17が固定されている(図2)。
レリーズフォーク24はレリーズシステムに固定されて
いて、被駆動側において、つまり例えば伝動装置ケーシ
ングに支承されている。
【0056】機関と伝動装置との組立て後に、つまり図
示されていない伝動装置軸がクランク軸のパイロット軸
受に位置しかつ、伝動装置軸のスプライン歯列がクラッ
チ板のスプライン成形部の内部に位置した後で、かつま
たロック解除部材17がレリーズディスク2を貫通案内
された後で(図3)、レリーズフォークを介して、結合
部Cのロックが行われる。この場合図4に相応して、レ
リーズフォーク24の先端25は手によって、矢印II
の方向に、つまりクラッチの係合方向に運動もしくは旋
回させられる。この場合まず初め、レリーズディスクを
介して、線材リング11が溝12の中に押し込まれ、波
形ばね13は扁平に押圧される(図4)。
【0057】矢印IIの方向にさらに運動させられる
と、線材リング11は、少なくとも波形ばね13によっ
て助成されて、アンダカット部の形の係合輪郭15の後
ろに、半径方向外側に向かって弾発し、円錐台形状に延
びる面16と係合輪郭15とによってクランプされ、こ
の結果レリーズシステムの両構成部分AとBとのレリー
ズ方向Iにおける堅い結合が達成され(図5)、この結
合は申し分のない係合・解離を保証する。線材リング1
1と、ロック解除部材17の環状の縁部18の、線材リ
ング11側の輪郭18aとは、互いに次のように離れて
いる。すなわち摩耗距離全体にわたって(この場合レリ
ーズシステムはクラッチライニングの摩耗に相応して、
矢印IIの方向つまり輪郭18aの方向に移動させられ
る)、輪郭18aと線材リング11との間において接触
が生じないようになっており、そしてこの場合間隔は次
のように、すなわち、摩擦ライニングの閉鎖時にも、場
合によっては必要な、ロック解除部材17の方向におけ
るレリーズシステムのオーバスイング時にも、ロック解
除が行われ得ないように、選択されている。このような
要求を満たすことは、本発明によるレリーズシステムで
は従って難無く可能である。なぜならば本発明によるレ
リーズシステムでは、ロック解除部材11に対する輪郭
18aの間隔を実質的に任意に大きく選択することがで
きるからである。
【0058】機関と被駆動装置(つまり例えば伝動装
置)とのあらかじめ規定された位置が得られたことに関
連して行われる自動的なロック解除動作、すなわち、案
内管に固定されたロック解除部材17が線材リング11
をレリーズディスク2の係止輪郭15から押し出して溝
12の中に沈み込ませるロック解除動作の個々の段階
は、図6及び図7に示されている。
【0059】機関と伝動装置とが軸方向において互いに
離されて、環状の縁部18が線材リング11を係止輪郭
15から半径方向内側に向かって溝12内に押し込ま
れ、この際に同時に波形ばね13が圧縮されて、線材リ
ング11の直径がレリーズディスク2の内径と同じか又
は該内径よりも小さくなるやいなや(図6)、機関と伝
動装置とがさらに引き離されると、線材リング11はレ
リーズディスク2から引き出され(図7)、ひいてはこ
れによって機関と伝動装置とは切り離される。例えば摩
擦クラッチの交換後における新たなロック動作は、特に
簡単に行うことができる。それというのは、ロック解除
後においてはロック準備が、そしてロック後にはロック
解除準備が常に維持されているからであり、この場合、
例えば分解作業又は組立て作業のような外からの係合
は、不必要である。
【0060】図10に示されたレリーズシステム101
は同様に、ロック可能でかつ解除可能な結合部Cを介し
て2つの構成部分A,Bに分割可能である。
【0061】レリーズシステム101が、図1に示され
たレリーズシステム1に対して異なってる主な点は、ロ
ック部材もしくは係止手段111の構成にある。すなわ
ち図10に示された実施例ではロック部材もしくは係止
手段111は、円錐状の扁平面取り部もしくは傾斜部1
29を有している。この平面129は、ロック解除部材
117の輪郭118aに向けられており、ロック解除動
作を容易にしている。その他の部材は、図1における部
材と同一であり、従って100を加えた符号で示されて
いる。
【0062】図11には、ロック解除部材17,117
の実施例が部分断面図で示されており、この実施例では
ロック解除部材17,117は、深絞り工程によって製
造され、この深絞り工程において、ロック解除部材1
7,117の半径方向外側の脚18,118は半径方向
のフランジ18b,118bに移行する。半径方向外側
の脚18,118からのこのフランジ18b,118b
の切離しによって、後における係止手段11,111の
ための接触範囲において、ロック解除動作の運動実行に
有利に作用する半径部もしくは丸み部18a,118a
が得られる。
【0063】図12〜図19に示されたレリーズシステ
ム201も、ロック可能及び解離可能な結合部Cを介し
て、同様に2つの構成部分A,Bに分割可能である。図
1に示された部材と等しい部材には、この場合200を
足した符号が付けられている。
【0064】ロック部材211は、軸受レース210の
軸方向における付加部に設けられたスリーブ230の形
をした保持部材によって、両構成部分A,Bが切り離さ
れている場合に(図13)、溝212内にプレロードを
かけられて保持される。ロック部材である線材リング2
11自体は、半径方向外側に方向付けられたプレロード
を有している。スリーブ230は、互いに直列にかつ背
中合わせに重ねられた2つの皿ばねの形をした蓄力器に
よって、軸方向においてロック解除部材211に向かっ
て負荷されている。構成部分A,Bが切り離されている
状態においてロック部材211を溝112内においてプ
レロードをかけて保持するスリーブ230は、少なくと
も、レリーズディスク202の側における端部におい
て、半径方向内側に傾斜部232を有しており、この傾
斜部は有利には、回転軸線に対して60゜よりも小さな
円錐角をもって延びており、この場合円錐角は、傾斜部
232の周面がロック部材211の方向において直径を
増大するように、設定されている。図12〜図18に示
されているように、線材リング211の線材直径と傾斜
部232もしくはこの傾斜部を有するスリーブ230と
は互いに、次のように調和させられている。すなわちこ
の場合線材リング211は、最大進入深さにおいて、軸
受レース210の軸方向における付加部210aの外周
面に対して、半径方向において幾分突出しており、この
結果スリーブ230は、傾斜部232を介して線材リン
グ211に軸方向において支持されることができ、これ
によって、線材リング211は一方では溝212内にプ
レロードをかけられて保持され、かつ他方では、軸方向
の付加部210aにおけるスリーブ230の軸方向にお
ける係止が保証されている。スリーブ230のこの状態
において、2つの皿ばねによって形成された蓄力器23
1が、なおある程度の軸方向力をスリーブ230にもた
らすようになっていると、有利である。スリーブ230
の軸方向における支持のために、レリーズディスク20
2は支持面233を有している。この支持面233にお
けるスリーブ230の支持によって、次のことが保証さ
れている。すなわちこの場合ロックが行われた後で(図
12)、ロック部材211はレリーズシステムの両構成
部分A,Bの間において皿ばね231の軸方向における
プレロードに基づいて緊定されており、この結果申し分
のないロックが維持されている。それというのはこの場
合、面もしくは乗上げランプ216の円錐角に基づい
て、線材リング211は係合輪郭215と面216との
間において緊定されるからである。
【0065】機関と伝動装置との組立て時にもしくはレ
リーズシステムの2つの構成部分A,Bのロック時に
(図13〜図16)、両構成部分はまず初め互いに接近
させられ(図13)、ロック解除部材217はレリーズ
ディスク202内に導入されて、スリーブ230は面2
33に沿って移動する(図14)。このポジションにお
いては機関と伝動装置も互いに接触している。図15に
示されているポジションでは、レリーズフォーク224
の旋回によって、スライドスリーブ206は軸受208
と一緒に矢印IIの方向に移動せしめられ、これによっ
て、スリーブ230が線材リング211に対してシフト
させられ、線材リングはいまやレリーズディスク202
によって溝212内に保持される。矢印IIの方向にお
いてレリーズ体がさらに運動させられた後で、図12に
相当する図16のポジションが得られ、これによって、
レリーズ方向Iにおいて不動のロック結合部が得られ
る。スリーブ230は支持面233において軸方向に支
持されることができ、これによって係止手段つまり線材
リング211が解放され、この結果、線材リングは、ア
ンダカット部215に達した場合に、有利にはその固有
のばね力に基づいて、拡大することができる。
【0066】機関と伝動装置とを分解するためには(図
17〜図18)、まず初め、機関と伝動装置との間に存
在するねじ結合部が緩められ、この結果次いで伝動装置
を機関から又はその逆に機関を伝動装置から、軸方向に
おいて引き離すことができる。この動作中に、案内管2
07はスライドスリーブ206に対して矢印Iの方向に
おいてずらされ、これによって、ロック解除部材217
は案内管207と一緒にレリーズディスク202に対し
て移動させられる。この移動によって、ロック解除部材
217の外側の脚218は線材リング211を矢印Iの
方向に負荷し、これによってこの線材リングは、アンダ
カット部215及び面216の幾何学的な構成に基づい
て、溝212内に押し戻される。すなわち線材リング2
11はアンダカット部215から押し出され、この結果
構成部分Bは構成部分Aに対して解放され、該構成部分
Aから矢印Iの方向において軸方向に引き出されること
ができる(図17)。この切離し動作中にスリーブ23
0は、蓄力器231の弛緩によって、溝212内に進入
する線材リング211の方向に押圧され、この線材リン
グを、ロック解除後にプレロードをかけられた状態にお
いて溝212内に保ち(図18)、この結果外部からの
作用なしに、両構成部分A,Bの間における新たなロッ
クが可能になる。
【0067】図19に示された実施例では、内レース2
10の軸方向の付加部210aに設けられている溝21
2の幾何学的な構成が、図12に示された実施例とは異
なっている。円錐状に又は円錐台形状に延びている面2
16は、この実施例では異なった複数の区分に分割され
ており、この場合半径方向外側には円形セクタ状の溝横
断面234が設けられている。そしてこの溝横断面23
4は、ロックされた状態では、アンダカット部215の
内レース210の軸方向における付加部210aに対向
して位置していて、係止手段211の半径線もしくは表
面輪郭に合わせられている。溝横断面234には、接線
方向に円錐形の面216が続いており、この面は、半径
方向内側に位置している溝底236に移行しており、こ
の場合この移行範囲は次のように構成されている。すな
わち、半径方向内側の溝横断面235は2つの面21
6,236に接していて、これによってカーブの連続的
な経過が生ぜしめられている。面の連続していない経過
を得るために、半径方向内側の円形セクタ状の溝横断面
235は、前方の押し出された半径方向内側の円形セク
タ235aとして構成されており、この場合半径方向内
側の円形セクタ状の溝横断面235aと半径方向外側の
円形セクタ状の溝横断面234とは、互いに交差して縁
部を形成している。しかしながらこの縁部は、平らに面
取りされていて、再び円錐台形状に延びる面216の一
部が形成されていてもよい。第3a図に示されているア
ンダカット部215における接線角度α1と、円錐台形
状に延びている面216の接線角度α2とは、次のよう
に、すなわち、α1≧α2であるように、つまりレリー
ズ方向に関して、アンダカット部215における接線角
度つまりリング状のレリーズディスク202における接
線角度が、内レース210の軸方向における付加部21
0aの斜めの面216における接線角度よりも小さくな
らないように、選択されている。これによってロック装
置を付加的に固定することが可能になる。
【0068】図20に示されているレリーズシステム3
01は、同様に、ロック可能及びロック解除可能な結合
部Cを介して2つの構成部分A,Bに分割可能である。
【0069】ロック部材311は、図12に示された実
施例におけるように、そのプレロードに抗して溝312
内に押込み可能であり、かつ軸受レース310の軸方向
付加部に設けられたスリーブ330の形をした保持部材
によって、構成部分A,Bが切り離された場合には、溝
312内に保持されるようになっている。スリーブ33
0はコイルばね331の形の蓄力器によって、軸方向で
ロック部材311に向かって負荷されている。
【0070】結合部Cをロック解除するために、ロック
解除部材317が、内レース310の自由端部の範囲に
受容されていて、係止手段311のころがり軸受309
とは反対の側に設けられている。ロック解除部材317
は、外側の縁部範囲318と半径方向内側の縁部範囲3
19とを有しており、軸受レース310に、一方の軸方
向においては、つまりクラッチをレリーズするための操
作時には、堅く配置されていて、他方の軸方向において
は移動可能に配置されている。このために内側の脚31
9の範囲には、半径方向外側に向かって突出するように
成形された舌片320が設けられており、これらの舌片
は、軸方向において傾けられて延びていて、かつばね弾
性的に変形可能である。これらの舌片320は、軸受レ
ース310のストッパ範囲321と協働し、このストッ
パ範囲は、軸受レース310からのロック解除部材31
7の軸方向における滑り落ちを阻止している。軸受レー
ス310の端面とロック解除部材317の底部との間に
は、波形ばね337の形の蓄力器が設けられており、こ
の蓄力器はロック解除部材317を、係止手段311を
解放するポジションへと押圧している。蓄力器337は
同様に、ストッパ範囲321と固定舌片320との間に
おける軸方向における緊張力を生ぜしめる。ロック解除
部材317はストッパ輪郭338を有しており、このス
トッパ輪郭は、機関と伝動装置との分解時に、案内管3
07に設けられた対応ストッパ輪郭339と協働して、
レリーズシステムの両構成部分A,Bの間におけるロッ
クを解除するために働く。図示の実施例ではストッパ輪
郭338は、ロック解除部材317の内側の脚319の
半径方向内側に向かって方向付けられた屈曲部によって
形成されている。対応ストッパ輪郭339は、案内管3
07の外周部に設けられた溝340に受容されている拡
開リングから成っている。
【0071】機関と伝動装置との組立てを容易にするた
めに、もしくはレリーズシステム301の両構成部分
A,Bの間におけるロック動作を改善するために、レリ
ーズディスク302は、円錐台形状のもしくは円錐形の
進入傾斜部323を有しており、この進入傾斜部は、場
合によっては両構成部分A,Bの間に存在する中心ずれ
を補償することができる。さらに構成部分Aもしくはレ
リーズディスク302は、支持範囲もしくは支持面33
3を有しており、この支持面にスリーブ330は、両構
成部分A,Bの組立て時に軸方向において支持され、こ
れによって係止手段もしくはロックリング311を解放
することができ、この結果ロックリング311は、アン
ダカット部315に達した時に、有利にはその固有のば
ね力に基づいて拡開することができる。
【0072】レリーズシステム301は、操作部材32
4を介して軸方向移動可能である。図示の実施例では操
作部材324は、図面には単にフォーク先端だけが示さ
れているレリーズフォークによって形成されている。こ
のレリーズフォーク324を介してレリーズフォーク負
荷範囲326は、矢印Iの方向につまり伝動装置に向か
って負荷されることができ、これによって引張り式の摩
擦クラッチのレリーズが可能になる。図示の実施例では
レリーズフォーク負荷範囲326は、スリーブ状の部分
327によって保持されており、この部分は、回転しな
い軸受レース309において軸方向に支持されている。
負荷範囲326は、位置固定の軸受レース309に対し
て軸方向において固定されている。
【0073】スリーブ状の部分327には、負荷範囲3
26とは反対の側におけるフォーク先端325の側に、
半径方向に突出した負荷範囲328が設けられており、
これらの負荷範囲は、機関と伝動装置との組立てが行わ
れた後で、操作部材324の先端325によって皿ばね
舌片303の方向に負荷されることが可能であり、これ
によって、レリーズシステム301の両構成部分A,B
の間における結合部のロックが可能になる。部分327
から突出するように該部分に一体に成形されている負荷
範囲328を介して、つまり、操作部材324によっ
て、摩擦クラッチのレリーズのために必要な操作力とは
逆向きの軸方向の力を、レリーズシステムの構成部分B
に作用させることが可能である。
【0074】機関と伝動装置とを分解するためには同様
に、機関と伝動装置との間に設けられているねじ結合が
緩められ、この結果、次いで伝動装置を機関から又は機
関を伝動装置から軸方向において引き離すことができ
る。この動作中に案内管307は、スライドスリーブ3
06に対してひいてはロック結合部Cに対して、矢印I
の方向で移動させられ、これによって対応ストッパ輪郭
339はストッパ輪郭338に接触し、相応な相対運動
が続けられると、ロック解除部材317が皿ばね337
の作用に抗して、案内管307と一緒にロック結合部C
に対して移動させられる。この移動によって、ロック解
除部材317の外側の脚318は、ロックリング311
を矢印Iの方向に負荷し、これによってロックリング
は、アンダカット部315と面316との幾何学的な構
成に基づいて、溝312内に押し戻され、つまりロック
リング311はアンダカット部315から押し出され、
この結果、レリーズシステムの構成部分Bは構成部分A
から解放され、この構成部分Aから矢印Iの方向で軸方
向に引き出されることができる。この切離し動作中にス
リーブ330は、蓄力器331が弛緩することに基づい
て、溝312内に進入するロックリング311の方向に
押圧され、このロックリング311をロック解除後にプ
レロードをかけられた状態において溝312内に保持す
る。この結果、外部からの係合なしに、ロック結合部C
を形成する構成部分の範囲において、構成部分A,Bの
間における新たなロックが可能になる。
【0075】構成部分Bの分解時に軸受レース310の
軸方向における付加部からスリーブ330が滑り落ちる
ことは、ロック解除部材317の半径方向外側の脚31
8においてスリーブ330が支持されていることによっ
て、回避される。
【0076】図21には、リングシリンダ・リングピス
トン・ユニットを備えたハイドロリック作動式のレリー
ズシステムが示されている。ここに示されたレリーズシ
ステム401は、ロック可能及びロック解除可能な結合
部Cを介して2つの構成部分A,Bに分割可能である。
【0077】機関と伝動装置との組立ての前に機関側に
設けられる構成部分Aは、リング状のレリーズディスク
402の形の係合部材を有しており、このレリーズディ
スクは、引張り式のクラッチの皿ばね舌片によって保持
されており、この場合レリーズディスクは、舌片403
の先端404の範囲において、ばねリング405の形の
保持部材を用いて固定されている。レリーズディスク4
02は、半径方向内側において、軸方向に延びる範囲4
02aに移行しており、この範囲はその半径方向外側に
位置している周面で、ころがり軸受408の内レース4
10を形成している。ころがり軸受408の外レース4
09は、スリーブ状の部材458を有しており、この部
材は、横断面ほぼC字形に構成されていて、軸受408
を取り囲んでおり、この場合スリーブ状の部材458の
開放した側は、レリーズ方向とは反対の側にひいてはレ
リーズディスクに向いた側に配置されている。ころがり
軸受408とスリーブ状の部材458との間における半
径方向における制限された移動可能性によって、ここで
はセルフセンタリングする軸受が構成されている。
【0078】機関と伝動装置との組立て前に伝動装置側
に設けられるレリーズシステム401の構成部分Bは、
リングピストン406を備えたピストン・シリンダユニ
ットを有しており、このリングピストン406は、案内
部分の働きを引き受けていて、伝動装置によって保持さ
れていて内側の案内407の形をした案内に沿って、軸
方向滑動可能に受容されている。ピストン406の正確
な案内は、伝動装置によって保持されているシリンダ4
59によって、特にその内側の壁区分459aと外側の
壁区分459bとによって、保証されている。
【0079】ロック結合部Cは、図1に示されているよ
うに、ロック部材411を有しており、このロック部材
は、ばね弾性的に可撓性であり、かつ係止手段411を
形成している。この係止手段は、ピストン406によっ
て保持されているリング状の溝412に受容されてお
り、溝412の支持面414に支持された波形ばね41
3によって、軸方向に負荷されている。
【0080】スリーブ状の部材458はその軸方向範囲
458aにアンダカット部415を有しており、このア
ンダカット部はワイヤリング411によって軸方向で後
ろから係合され、この結果クラッチレリーズ力は、スリ
ーブ状の部材458にひいてはころがり軸受408を介
してレリーズディスク402に伝達されることができ
る。リング状の溝412は同様に、斜めにもしくは円錐
状に又は円錐台形に延びる面416を有しており、この
面は次のように、すなわち、円錐台形に構成された面4
16の直径が伝動装置の側から増大する間隔をもって大
きくなるように、構成されている。
【0081】結合部Cをロック解除するために、同様に
半径方向外側のスリーブ状の範囲418と半径方向内側
のスリーブ状の範囲419とを有しているロック解除部
材417は、案内管407の自由端部の範囲に受容され
ている。そしてロック解除部材417はその半径方向内
側の範囲419で、図1におけるように、内側の案内4
07に軸方向で固定されている。
【0082】図21〜図25と図27〜図29とにそれ
ぞれ示されている構成部分AとBとの間におけるロック
ポジション及びロック解除ポジションにおいて、一方で
はロック解除部材417の半径方向に延びる区分にかつ
他方ではリングピストン406に、波形ばね437の形
をした緊張させられた蓄力器が支持されており、この蓄
力器は、リングピストン406を伝動装置の側に向かっ
て押圧している。案内407に対する図示されたリング
ピストン406の軸方向ポジションは、開放したワイヤ
リング441の形をした保持手段によって固定されてお
り、このワイヤリングには、リングピストン406がワ
イヤリング441に形成されたリング溝443の斜めも
しくは円錐形の面443aで支持されている。保持手段
441はそのプレロードに抗してリング溝442内に押
込み可能であり、このリング溝は、内側のスリーブ状の
案内407の自由端部の範囲でかつ半径方向外側の周面
に、形成されている。リング溝443,442は、半径
方向において互いに向かい合って位置している。リング
ピストン406のこの図示されたポジションを固定する
ための別の部材もしくは別の手段は、圧縮コイルばね4
44の形をした蓄力器である。圧縮コイルばね444は
支持範囲445bに支持されており、この支持範囲は図
示の実施例では、案内管407の溝447に挿入された
固定リング446によって形成されていて、リングピス
トン406を伝動装置側に向かって負荷している。この
場合圧縮コイルばね444は突出部448に支持されて
おり、この突出部は、リングピストン406に設けられ
たリング溝450に受容されているワイヤリング449
によって形成されている。
【0083】溝443もしくは、ワイヤリング441と
協働する溝443の面443aは、次のように、すなわ
ち、ワイヤリング441を溝442内に押し戻すのに必
要な軸方向力が、プレロードをかけられた蓄力器43
7,444によってもたらされる力の総和よりも大きく
なるように、構成されていなくてはならない。
【0084】クラッチを操作するためのシリンダ室45
4を外部に対してシールするパッキン452,453
は、図示の実施例では、複数部分から成るパッキンとし
て構成されており、この場合図示された方形横断面を備
えたパッキン部分は、例えばPTFEのような耐摩耗性
でかつ耐熱性のプラスチック材料から製造することがで
きる。
【0085】リング状の部材458は進入輪郭423を
有している。組立て動作又はロック動作については、以
下において図22〜図25を参照しながら説明する。
【0086】図22には、レリーズシステム401のロ
ック結合部Cの、機関側に前組立てされた構成部分Aと
伝動装置側に前組立てされた構成部分Bとが、機関と伝
動装置とが1つのユニットに組み立てられる前における
状態で示されている。レリーズシステム401の、伝動
装置側において前組立てされた構成部分Bは、図21と
の関連において記載されたのと同一のポジションを占め
ている。つまりこの場合リングピストン406は、伝動
装置から離れている方の溝443の壁によって形成され
ているそのロック輪郭443aで、ワイヤリング441
に接触している。そしてロック部材もしくは係止手段4
11は、その係止ポジションを占めており、この場合波
形ばね413は弛緩状態にある。
【0087】図23に示されたポジションでは、伝動装
置ひいては該伝動装置に前組立てされた構成部分Bは、
矢印Iの方向にさらに移動させられており、つまり、係
止手段411が、レリーズシステムの機関側に前組立て
された構成部分Aにおけるスリーブ状の部材458の進
入輪郭423に接触するまで、移動させられている。
【0088】図24に示されたポジションでは、係止手
段411はスリーブ状の部材458によってその固有の
プレロードもしくは波形ばね413のプレロードに抗し
て、溝412内に押し込まれており、この結果ロック部
材411は、図1〜図7との関連において既に述べたの
と同様に、半径方向内側において、スリーブ状の部材4
58を貫いて案内されることができる。
【0089】図25に示されたポジションでは構成部分
A,Bは、機関と伝動装置とが1つのユニットに結合さ
れてはいるが、しかしながらクラッチもしくはレリーズ
システム401はなお操作されていない場合における相
対位置を占めている。レリーズシステム401の構成部
分Bの部材は、図21及び図22との関連において記載
されたのと同一の相対的なポジションを占めている。さ
らに図25から分かるように、構成部分A,Bはオーバ
トラベルXをもって組み立てられており、係止手段41
1はスリーブ状の部材458のアンダカット部又は係止
輪郭415には接触していない。クラッチの操作は、接
続部455を介して圧力負荷された液状媒体がシリンダ
室454に充填されることによって、行われる。そして
この圧力負荷に基づいて、リングピストン406はまず
初めに矢印Iの方向に移動し、この際にその傾斜したロ
ック輪郭443aでワイヤリング441をそのために設
けられた溝442内に押し込む。同時に波形ばね437
は弛緩され、その伝動装置に向いている半径方向内側に
位置している範囲で、ワイヤリング441の上に移動
し、この結果ワイヤリングはその固有のプレロードに抗
して溝442内に保持される。リングピストン406が
矢印Iの方向にさらに移動させられると、係止手段41
1はスリーブ状の部材458のアンダカット部415と
接触し、これによってレリーズシステム401が働くよ
うになる。このようなポジションはほぼ図26に示され
ているが、しかしながらこの場合に注意すべきことは、
図26に示された位置では既に、クラッチの最大摩耗が
生じた場合における構成部分A,Bの相対ポジションが
示されているということである。
【0090】機関と伝動装置とを分解するためには(図
27〜図29)、機関と伝動装置との間に存在するねじ
結合が再び緩められ、これによって、次いで伝動装置を
機関からまたはその逆に機関を伝動装置から軸方向に引
き離すことができる。リングピストン406は、係止手
段411がスリーブ状の部材458のアンダカット部又
は係止輪郭415に支持されていることによって、まず
初め、伝動装置ひいては案内407が矢印Iの方向で機
関側から離れる方向に移動させられる間中、図26に示
されたポジションにおいて機関側において組み立てられ
た構成部分Aに対して保持される。このために必要なこ
とは、シリンダ室454が接続部455を介して空にで
きるということである。案内407の運動によって、ロ
ック解除部材417も矢印Iの方向に移動させられ、こ
の移動は、波形ばね437が、リングピストン406
の、伝動装置とは反対側の端面と接触するまで、続けら
れる。運動がさらに続けられると、波形ばね437が圧
縮され、これによってワイヤリング441が解放され、
この結果ワイヤリング441は、溝443に達した時に
この溝内にスナップ係合し、リングピストン406のロ
ック輪郭443aと協働することができる(図27参
照)。伝動装置もしくは案内407に対するピストンも
しくは操作部材406の軸方向における固定は、レリー
ズシステムの両構成部分A,Bが切り離される前につま
りロック解除される前に、行われる。
【0091】図27では構成部分Bの部材が運動動作に
よって、リングシリンダ406と案内管407とが保持
手段441を介してロックされているポジションを占め
ている(図21及び図22も参照)。ロック解除部材4
17が案内管407と一緒に矢印Iの方向にさらに移動
させられると、ロック解除部材417の外側の脚418
は、係止手段411を矢印Iの方向に負荷し、これによ
って係止手段411は、係止輪郭415及び面416の
幾何学的な構成に基づいて、波形ばね413の作用に抗
して溝412の中に押し戻される。この動作時に波形ば
ね437もまたさらに圧縮される。
【0092】図28から分かるように、案内管407が
矢印Iの方向においてさらに移動させられた後では、係
止手段411はロック解除部材417の半径方向外側の
脚418によって、固有のプレロード及び波形ばね41
3のプレロードに抗して、溝412の中に押し込まれて
おり、つまり係止手段411はアンダカット部415か
ら押し出されており、この結果レリーズシステムの構成
部分Bは構成部分Aに対して解放され、構成部分Aから
矢印Iの方向で軸方向に引き離すことが可能である。
【0093】図29には、機関側に取り付けられた構成
部分Aと伝動装置側に取り付けられた構成部分Bとが、
切り離された状態で示されており、この状態は実質的
に、図22に示された状態と同じであり、すなわちこの
場合レリーズシステムは、外部からの作用なしに再びロ
ック準備状態にある。この状態を得るために、伝動装置
ひいては案内管407はさらに矢印Iの方向に移動させ
られている。係止手段411が半径方向内側において、
スリーブ状の部材458の最も狭い直径を通して案内さ
れた後で、波形ばね437は弛緩して、リングピストン
406を矢印Iの方向に押圧する。この動作は、リング
ピストン406の係止輪郭443が保持手段441に接
触するまで、続く。これによってロック解除部材417
の外側の脚418は係止手段418を解放し、この係止
手段は、波形ばね413の弛緩力によって助けられて、
半径方向外側に向かって、新たなロックを保証するポジ
ションへと弛緩する。
【0094】次に、ロックのための別の可能性につい
て、図21、図22及び図30を参照しながら述べる。
この場合レリーズシステム401の基本的な構造及び機
能は、既に述べた構成と同じである。以下に記載の構成
では、線材リング441ひいては溝442,443及び
圧縮コイルばね444並びにその支持範囲445,44
8は省かれている。そしてこれらの省かれた部材の代わ
りに、リングピストン406と案内管407との間にお
いて有効なパッキン451と、例えばニューマチック接
続部457である圧力媒体接続部とが設けられており、
この圧力媒体接続部によって、案内管407とピストン
406との間に形成されている内室456を圧力空気で
満たすことができる。
【0095】図23を起点として、ロック時における運
動経過は次のように行われる。リングピストン406
は、図23に示されているポジションにおいて係止手段
411によって保持され、この場合伝動装置ひいては案
内管407は、該案内管に固定されている部分と共に、
矢印Iとは逆の方向に移動させられ、この移動は、図3
0に示されたポジションが得られるまで続く。この後で
機関と伝動装置とは1つのユニットに結合される。係止
手段411をリング状の部材458の係止輪郭415内
にもたらすために、ニューマチック接続部457を介し
て内室456は圧力空気を充填される。これによってリ
ングピストン406は、矢印Iとは逆の方向に押圧さ
れ、係止部材411は、その機能ポジションにもたらさ
れる。この動作の後で、内室456への圧力空気の供給
が停止させられる。これに続く経過及び機能は、図25
及び図26との関連において既に述べた経過及び機能に
相当している。
【0096】本発明は図示及び記載の実施例に制限され
るものではなく、種々様々な変化実施例が可能であり、
例えば図30に示された実施例において、図21に記載
されているような蓄力器444を使用することも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレリーズシステムの第1実施例を
示す断面図である。
【図2】図1に示されたレリーズシステムにおける機関
と伝動装置との組立て時における第1段階を示す図であ
る。
【図3】図1に示されたレリーズシステムにおける機関
と伝動装置との組立て時における第2段階を示す図であ
る。
【図4】図1に示されたレリーズシステムにおける機関
と伝動装置との組立て時における第3段階を示す図であ
る。
【図5】図1に示されたレリーズシステムにおける機関
と伝動装置との組立て時における第4段階を示す図であ
る。
【図6】図1に示されたレリーズシステムにおいて、機
関と伝動装置とがあらかじめ規定された位置を占めたこ
とに関連して自動的に行われるロック動作の第1段階を
示す図である。
【図7】図1に示されたレリーズシステムにおいて、機
関と伝動装置とがあらかじめ規定された位置を占めたこ
とに関連して自動的に行われるロック動作の第2段階を
示す図である。
【図8】図1に示されたレリーズシステムにおいて用い
られる舌片の別の実施例を示す縦断面図である。
【図9】図8に示された別の実施例による舌片を示す横
断面図である。
【図10】本発明によるレリーズシステムの第2実施例
を示す断面図である。
【図11】ロック解除部材の1実施例を示す断面図であ
る。
【図12】本発明によるレリーズシステムの第3実施例
を示す断面図である。
【図13】図12に示されたレリーズシステムにおける
機関と伝動装置との組立て時における第1段階を示す図
である。
【図14】図12に示されたレリーズシステムにおける
機関と伝動装置との組立て時における第2段階を示す図
である。
【図15】図12に示されたレリーズシステムにおける
機関と伝動装置との組立て時における第3段階を示す図
である。
【図16】図12に示されたレリーズシステムにおける
機関と伝動装置との組立て時における第4段階を示す図
である。
【図17】図12に示されたレリーズシステムにおける
機関と伝動装置との分解時における第1段階を示す図で
ある。
【図18】図12に示されたレリーズシステムにおける
機関と伝動装置との分解時における第2段階を示す図で
ある。
【図19】図12に示されたレリーズシステムにおい
て、内レースの軸方向の付加部に設けられている溝の1
実施例を示す断面図である。
【図20】本発明によるレリーズシステムの第4実施例
を示す断面図である。
【図21】本発明によるレリーズシステムの第5実施例
を示す断面図である。
【図22】図22に示されたレリーズシステムにおける
機関と伝動装置との組立て時における第1段階を示す図
である。
【図23】図22に示されたレリーズシステムにおける
機関と伝動装置との組立て時における第2段階を示す図
である。
【図24】図22に示されたレリーズシステムにおける
機関と伝動装置との組立て時における第3段階を示す図
である。
【図25】図22に示されたレリーズシステムにおける
機関と伝動装置との組立て時における第4段階を示す図
である。
【図26】図22に示されたレリーズシステムにおい
て、レリーズシステムの両構成部分が、クラッチの最大
摩耗時に占めるポジションを示す図である。
【図27】図22に示されたレリーズシステムにおける
機関と伝動装置との分解時における第1段階を示す図で
ある。
【図28】図22に示されたレリーズシステムにおける
機関と伝動装置との分解時における第2段階を示す図で
ある。
【図29】図22に示されたレリーズシステムにおける
機関と伝動装置との分解時における第3段階を示す図で
ある。
【図30】図22に示されたレリーズシステムにおける
ロック時の運動経過における1段階を示す図である。
【符号の説明】
1,101,201,301,401 レリーズシステ
ム、 2,202,302,402 レリーズディス
ク、 3,403 皿ばね舌片、 4,404先端、
5,405 ばねリング、 6,206,406 スラ
イドスリーブ(リングピストン)、 7,207,30
7,407 案内管、 8,408 ころがり軸受、
9,309,409 外レース、 10,210,31
0,410 外レース、 11,111,211,31
1,411 ロック部材(係止手段)、 12,21
2,312,412 溝、 13,413 波形ばね、
14,414 支持面、 15,215,315,4
15 アンダカット部、 16,216,316,41
6 面(乗上げランプ)、 17,117,217,3
17,417 ロック解除部材、 18,118,31
8,418 縁部(脚)、 19,319,419 縁
部(脚)、 20,320 舌片、 21,321 ス
トッパ範囲、 22 舌片、 23,323,423
進入傾斜部(進入輪郭)、 24,224,324 操
作部材(レリーズフォーク)、 25,325 フォー
ク先端、 26,326 レリーズフォーク負荷範囲、
27,327 部分、 28,328 負荷範囲、
129 傾斜部、 230,330 スリーブ、 23
1,331 蓄力器、 232 傾斜部、 233,3
33 面(支持面)、 234,235 溝横断面、
236 溝底、 337,437 蓄力器(波形ば
ね)、 338 ストッパ輪郭、 339 対応ストッ
パ輪郭、 340 溝、 441 ワイヤリング、 4
42,443 リング溝、 444 圧縮コイルばね、
445 支持範囲、 447 溝、 448突出部、
449 ワイヤリング、 450 リング溝、 45
2,453 パッキン、 454 シリンダ室、 45
5 接続部、 458 スリーブ状の部材、 459
シリンダ、 A,B 構成部分、 C 結合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル シュヌル ドイツ連邦共和国 オッテンヘーフェン ツィーゼルマット 26 (56)参考文献 特開 昭49−49047(JP,A) 特開 昭56−73228(JP,A) 実開 平2−14836(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 11/00 - 25/14

Claims (49)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関と被駆動側との間に設けられる引張
    り構造形式の摩擦クラッチを備えた自動車のためのレリ
    ーズシステムであって、該レリーズシステムが、被駆動
    側に設けられている軸方向の案内(7)に沿って滑動可
    能な案内部分(6)と、該案内部分と、皿ばねの舌片の
    ようなクラッチレリーズ手段(3)との間に設けられた
    ころがり軸受(8)と、クラッチレリーズ手段(3)
    レリーズシステム(1)を枢着させるための少なくとも
    1つの結合手段とから成っており、ころがり軸受(8)
    が、クラッチレリーズ手段(3)と共に転動するように
    規定された軸受レース(10)と、転動しないように規
    定されていて案内部分と結合されている軸受レース
    (9)とを備えており、この場合、レリーズシステム
    (1)の一方の部分(10)が、ロック結合部(C)
    構成部分を有していて、切欠き(12)内に沈込み可能
    な少なくとも1つの係止手段(11)を備えており、レ
    リーズシステムの他方の部分(2)が、係止手段(1
    1)によるレリーズ方向における形状接続的な後ろから
    の係合のための係合輪郭(15)を有していて、レリー
    ズシステムが、少なくとも2つの構成部分(A,B)か
    ら成っていて、機関と被駆動装置との組立て前に、ロッ
    ク結合部(C)の少なくとも1つの部分(10,2)を
    有する1つの構成部分が、機関に前組立て可能であり、
    かつロック結合部(C)の別の部分(2,10)を有す
    る第2の構成部分が、被駆動装置に前組立て可能であ
    り、さらに、係止手段(11)が、機関と被駆動装置と
    の組立て時に、機関及び被駆動装置の位置に関連してか
    つ/又は組立て後に外側から加えられる力に関連して、
    自動的に係合輪郭(15)内にスナップ式に結合するよ
    うに構成されている形式のものにおいて、係止手段(1
    1)を、機関と被駆動装置との分解時に相対的な所定の
    位置が得られたことに関連して、係合輪郭(15)から
    押し出して切欠き(12)内に沈み込ませるロック解除
    部材(17)が、設けられていることを特徴とする、引
    張り式の摩擦クラッチのためのレリーズシステム。
  2. 【請求項2】 ロック解除部材(17)が、伝動装置側
    における案内(7)に堅く設けられていて、レリーズシ
    ステムの組み立てられた状態において、ロック解除部材
    (17)の操作輪郭(18a)が、係止手段(11)の
    機関側に配置され、かつ該係止手段から軸方向に間隔を
    おいて配置されている、請求項1記載のレリーズシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 ロック解除部材(317)が、係止手段
    (311)を有する構成部分(310)によって保持さ
    れていて、軸方向において該構成部分に対して制限され
    て移動可能であり、かつ、伝動装置側と結合されたスト
    ッパ(339)によって操作可能である、請求項1記載
    のレリーズシステム。
  4. 【請求項4】 結合部(C)の組み立てられた状態にお
    いて、ロック解除部材(317)の操作輪郭(318)
    が、係止手段(311)に、軸方向において機関に向い
    た側に、対向して位置していて、ストッパ(339)
    が、ロック解除部材(317)から間隔をおいて位置し
    ている、請求項3記載のレリーズシステム。
  5. 【請求項5】 ロック解除部材(317)が、蓄力器
    (337)によって、該ロック解除部材を保持する構成
    部分(310)に対して、該構成部分に設けられたスト
    ッパに向かって機関の方向に負荷されている、請求項3
    又は4記載のレリーズシステム。
  6. 【請求項6】 ロック解除部材(317)が、該ロック
    解除部材を保持する構成部分(310)に対して、スト
    ッパによって制限されたポジションから軸方向に移動可
    能である、請求項3から5までのいずれか1項記載のレ
    リーズシステム。
  7. 【請求項7】 ロック解除部材(17)の操作輪郭(1
    8)が、クラッチの係合状態において、係止手段(1
    1)の機関側において、摩擦ライニングの最大摩耗時に
    おいても、ロックポジションに影響を与えないポジショ
    ンを占めている、請求項1から6までのいずれか1項記
    載のレリーズシステム。
  8. 【請求項8】 係止手段(11)が、半径方向外側に向
    けられたプレロード下にある、請求項1から7までのい
    ずれか1項記載のレリーズシステム。
  9. 【請求項9】 係止手段(11)の運動可能性が、半径
    方向外側に向かって制限されている、請求項1から8ま
    でのいずれか1項記載のレリーズシステム。
  10. 【請求項10】 係止手段(11)の半径方向における
    移動が、ロックされたポジションにおいて該係止手段が
    プレロード下で係合輪郭(15)に接触しているよう
    に、寸法設定されている、請求項9記載のレリーズシス
    テム。
  11. 【請求項11】 係止手段(11)の半径方向外側に方
    向付けられた移動は制限するが、しかしながら、係合輪
    (15)によって許される半径方向のポジションに対
    するわずかな相対移動は可能にするような手段が設けら
    れている、請求項8から10までのいずれか1項記載の
    レリーズシステム。
  12. 【請求項12】 係止手段が、溝内に保持された開放し
    た線材リング(11)である、請求項1から11までの
    いずれか1項記載のレリーズシステム。
  13. 【請求項13】 切欠きが、円錐形に構成された輪郭
    (16)を備えた溝(12)であり、該溝が、クラッチ
    に向かう方向で上昇するように構成されている、請求項
    1から12までのいずれか1項記載のレリーズシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 線材リング(11)がそれ自体ばね弾
    性的である、請求項8から13までのいずれか1項記載
    のレリーズシステム。
  15. 【請求項15】 線材リング(11)が、溝(12)
    上昇する輪郭(16)に向かって方向付けられた軸方向
    におけるプレロード下にある、請求項12から14まで
    のいずれか1項記載のレリーズシステム。
  16. 【請求項16】 線材リング(11)が、波形ばねや皿
    ばねのような軸方向に弾性的な手段(13)によって、
    溝の上昇する輪郭(16)に向かって押圧されている、
    請求項15記載のレリーズシステム。
  17. 【請求項17】 係止手段(11)が、リング溝(1
    2)内にばね弾性的に緊張させられて保持される、請求
    項1から16までのいずれか1項記載のレリーズシステ
    ム。
  18. 【請求項18】 係止手段(211)が、該係止手段を
    取り囲むスリーブ状の部材(230)によって、半径方
    向に緊張させられて保持可能である、請求項1から17
    までのいずれか1項記載のレリーズシステム。
  19. 【請求項19】 ロック解除部材(17)が、伝動装置
    側に設けられた案内(7)に、軸方向不動に設けられて
    いる、請求項1から18までのいずれか1項記載のレリ
    ーズシステム。
  20. 【請求項20】 伝動装置側に設けられた案内(30
    7)を介して操作可能なロック解除部材(317)が、
    レリーズシステムの回転可能な軸受レース(310)
    よって保持されている、請求項1から18までのいずれ
    か1項記載のレリーズシステム。
  21. 【請求項21】 ロック解除部材が、軸方向において横
    断面U字形に構成されたリング状の構成部材(17)
    よって形成されており、該構成部材の、軸方向に延びる
    (18)のうちの1つが、係止手段(11)を負荷す
    るために構成されている、請求項1から20までのいず
    れか1項記載のレリーズシステム。
  22. 【請求項22】 ロック解除部材(317)が、レリー
    ズシステムの回転可能なころがり軸受レース(310)
    の、摩擦クラッチに向いた側の端部に、軸方向不動に受
    容されている、請求項20又は21記載のレリーズシス
    テム。
  23. 【請求項23】 ロック解除部材(317)がストッパ
    範囲(338)を有しており、該ストッパ範囲が、伝動
    装置側に設けられたガイドスリーブ(307)に設けら
    れた対応ストッパ範囲(339)と、機関と伝動装置と
    の分解時に、協働するようになっている、請求項3から
    22までのいずれか1項記載のレリーズシステム。
  24. 【請求項24】 ロック解除部材(317)が、蓄力器
    (337)によって、係止手段(311)を解放するポ
    ジションに押し込まれる、請求項1から23までのいず
    れか1項記載のレリーズシステム。
  25. 【請求項25】 機関と伝動装置との間に設けられる引
    張り式の摩擦クラッチのためのレリーズシステムであっ
    て、摩擦クラッチの皿ばねが、半径方向外側においてク
    ラッチ構成部分に支持され、かつ半径方向さらに内側に
    おいて、軸方向移動可能な別のクラッチ構成部分に支持
    されており、この場合レリーズシステムが、ロック結合
    部を介して互いに結合可能及び切離し可能な少なくとも
    2つの構成部分を有しており、該構成部分のうちの一方
    が、伝動装置側に設けられた案内に沿って滑動可能に受
    容されていて、レリーズフォークのような操作部材によ
    って軸方向移動可能であり、他方の構成部分が、皿ばね
    の舌片に前組立て可能であり、一方の構成部分に少なく
    とも1つの係止手段が設けられていて、該係止手段が、
    ロック結合部のロック時に、他方の構成部分に設けられ
    た係止輪郭に係合する形式のものにおいて、機関と伝動
    装置との組立て時に、レリーズシステムの、伝動装置側
    に設けられた構成部分(B)が、操作部材(24)を介
    して、機関側の構成部分(A)とロック可能であり、機
    関と伝動装置との分解時にロック解除が自動的に行わ
    れ、この場合係止手段(11)が、伝動装置側における
    案内(7)に対してあらかじめ規定された軸方向ポジシ
    ョンが得られたことに関連して、かつ該案内(7)を用
    いて、レリーズシステムの両構成部分(A,B)の間に
    おけるロック解除を可能にする半径方向のポジションへ
    と、半径方向において運動可能であることを特徴とす
    る、引張り式の摩擦クラッチのためのレリーズシステ
    ム。
  26. 【請求項26】 機関と被駆動装置との間に設けられる
    引張り構造形式の摩擦クラッチを備えた自動車のための
    レリーズシステムであって、該レリーズシステムが、被
    駆動側に設けられていて圧力媒体によって負荷可能な操
    作手段(406,459)と、該操作手段の軸方向移動
    可能な構成部分(406)、クラッチレリーズ手段
    (403)との間に設けられたころがり軸受(408)
    と、クラッチレリーズ手段(403)にレリーズシステ
    ムを枢着させるための少なくとも1つの結合手段(40
    2)とから成っており、ころがり軸受(408)が、ク
    ラッチレリーズ手段と共に回転するように規定された軸
    受レースと、操作手段の軸方向移動可能な構成部分(4
    06)と結合されていて転動しないように規定されてい
    る軸受レースとを備えており、この場合レリーズシステ
    ムが、少なくとも2つの構成部分(A,B)から成って
    おり、該構成部分が、少なくとも1つのロック結合部
    (C)を介して互いに結合可能であり、前記構成部分の
    うちの一方の構成部分が、圧力媒体によって負荷可能な
    操作手段(406,459)を有していて、この場合機
    関と被駆動装置との組立ての前に、一方の構成部分
    (B)が被駆動装置に、かつ他方の構成部分(A)が機
    関に前組立て可能であり、各構成部分がそれぞれ、ロッ
    ク結合部(C)のエレメントを有していて、この場合こ
    れらのエレメントが、少なくとも1つの係止手段(41
    1)と係合輪郭(415)とを有しており、該係合輪郭
    が、レリーズ方向において形状接続的に係止手段によっ
    て後ろから係合可能である形式のものにおいて、ロック
    装置(441,443a)が設けられており、該ロック
    装置が、操作手段の軸方向移動可能な構成部分 40
    6)を、機関と被駆動装置との分解時に、機関と被駆動
    装置との間においてあらかじめ規定された位置が得られ
    たことに関連して、あらかじめ規定された軸方向のポジ
    ション、つまり操作手段(407,459)の、被駆動
    装置に軸方向固定の構成部分に対して、あらかじめ規定
    された軸方向のポジションにおいて固定するように構成
    されていることを特徴とする、引張り式の摩擦クラッチ
    のためのレリーズシステム。
  27. 【請求項27】 操作手段の軸方向移動可能な構成部分
    (406)のあらかじめ規定された位置によって、レリ
    ーズシステムの両構成部分(A,B)の自動的なロック
    が、機関と被駆動装置との組立て時に保証されている、
    請求項26記載のレリーズシステム。
  28. 【請求項28】 操作手段の軸方向移動可能な構成部分
    (406)がロック装置によって固定されるあらかじめ
    規定された軸方向のポジションが、次のように、すなわ
    ち、機関と被駆動装置との組立て時に係止手段(41
    1)と係合輪郭(415)とが、ロックを生ぜしめるた
    めに必要な距離よりも大きな距離を互いに対して進むよ
    うに、規定されている、請求項26又は27記載のレリ
    ーズシステム。
  29. 【請求項29】 ロック装置(441,443a)が、
    操作手段の圧力媒体負荷によって解除可能である、請求
    項26から28までのいずれか1項記載のレリーズシス
    テム。
  30. 【請求項30】 レリーズシステムの両構成部分(A,
    B)の間におけるロックが、操作手段の圧力媒体負荷に
    よって行われる、請求項26から29までのいずれか1
    項記載のレリーズシステム。
  31. 【請求項31】 ロック装置が、形状接続的な自動的な
    ロック結合部(441,443a)によって形成されて
    いる、請求項26から30までのいずれか1項記載のレ
    リーズシステム。
  32. 【請求項32】 機関と被駆動装置との分解時に自動的
    にロック解除可能なロック結合部(C)が、レリーズシ
    ステムの両構成部分(A,B)の間において使用されて
    いる場合に、ロック装置(441,443a)を作動さ
    せるために必要な、機関と伝動装置との間における分解
    距離が、レリーズシステムの両構成部分(A,B)の間
    におけるロック解除を保証するために、機関と被駆動装
    置との間において進められねばならない距離に比べて小
    さく設定されている、請求項26から31までのいずれ
    か1項記載のレリーズシステム。
  33. 【請求項33】 ロック装置が、レリーズシステムの両
    構成部分(A,B)の間におけるロック結合部よりも小
    さな直径に配置されている、請求項26から32までの
    いずれか1項記載のレリーズシステム。
  34. 【請求項34】 ロック装置(441,443a)が、
    被駆動側に設けられたピストン・シリンダユニットのピ
    ストン(406)と、被駆動側に設けられていて軸方向
    に延在しているスリーブ(407)との間に配置されて
    いる、請求項26から33までのいずれか1項記載のレ
    リーズシステム。
  35. 【請求項35】 ピストンがスリーブを取り囲んでい
    る、請求項34記載のレリーズシステム。
  36. 【請求項36】 ピストン(406)が係止手段(41
    1)を有している、請求項26から35までのいずれか
    1項記載のレリーズシステム。
  37. 【請求項37】 ピストン(406)によって取り囲ま
    れたスリーブ(407)が、レリーズシステムの両構成
    部分(A,B)の間におけるロック結合部(C)のため
    のロック解除部材(417)を有している、請求項26
    から36までのいずれか1項記載のレリーズシステム。
  38. 【請求項38】 ロック装置が、切欠き(442)内に
    沈込み可能な係止手段(441)と、該係止手段によっ
    て形状接続的に後ろから係合可能な係合輪郭(443
    a)とを有している、請求項1から37までのいずれか
    1項記載のレリーズシステム。
  39. 【請求項39】 切欠き(442)が、ピストンによっ
    て取り囲まれたスリーブ(407)に設けられていて、
    係合輪郭(443a)がピストン(406)によって保
    持されている、請求項38記載のレリーズシステム。
  40. 【請求項40】 係止手段が、ロック装置の不作用時
    に、該係止手段を覆う構成部分(437)によってその
    切欠き(442)内において半径方向に緊張させられて
    保持されるようになっている、請求項38又は39記載
    のレリーズシステム。
  41. 【請求項41】 構成部分(437)が、軸方向におい
    てばね弾性的でかつピストンによって変形可能である、
    請求項40記載のレリーズシステム。
  42. 【請求項42】 摩擦クラッチを操作するためにピスト
    ン・シリンダユニットが使用されている場合に、該ピス
    トン・シリンダユニットが、圧力媒体を負荷可能な2つ
    の室(454,456)、つまり、クラッチレリーズ力
    をもたらすために構成された室(454)と、ピストン
    ・シリンダユニットの軸方向移動可能な構成部分(40
    6)をクラッチもしくは機関に向かって移動させるため
    に構成された室(456)とを有している、請求項1か
    ら41までのいずれか1項記載のレリーズシステム。
  43. 【請求項43】 ピストン・シリンダユニットの運動可
    能な構成部分(406)が機関に向かって軸方向に移動
    することを保証する室を介して、レリーズシステムの両
    構成部分(A,B)の間におけるロック及び/又はレリ
    ーズシステムの軸方向移動可能な構成部分のロックが行
    われる、請求項42記載のレリーズシステム。
  44. 【請求項44】 クラッチ操作のための室(454)
    ハイドロリック式に、かつ第2の室(456)がニュー
    マチック式に負荷可能である、請求項42又は43記載
    のレリーズシステム。
  45. 【請求項45】 ラッチレリーズディスク(402)
    を引張り力操作するためのレリーズシステムであって、
    該レリーズシステムが、第1の操作室(454)を制限
    するピストン・シリンダユニットを有するハイドロリッ
    ク式の操作部材(B)と、ピストン・シリンダユニット
    の可動部分(406)に結合されているレリーズ軸受
    (408)とを備えており、該レリーズ軸受がピストン
    ・シリンダユニットの可動部分(406)によって、レ
    リーズ方向である第1の軸方向(I)に操作可能であ
    り、これによって引張り力操作によってレリーズディス
    (402)に対してレリーズ力が伝達可能であり、さ
    らにハイドロリック式の操作部材(B)が第2の操作室
    (456)を有しており、該第2の操作室が第1の操作
    (454)から切り離されていて、少なくとも部分的
    にピストン・シリンダユニットによって制限され、しか
    も可動部分(406)が、第2の操作室(45 6)を用
    いて、軸方向においてレリーズ方向(I)とは逆方向に
    操作可能であることを特徴とするレリーズシステム。
  46. 【請求項46】 第2の操作室(456)が、ハイドロ
    リック式の操作部材(B)と所属のレリーズディスク
    (402)との結合のために、ニューマチック式に圧力
    負荷される、請求項45記載のレリーズシステム。
  47. 【請求項47】 可動部分(406)が、位置固定の部
    (459)と案内管(407)とによって制限される
    受容室(456)の内部において案内されており、可動
    部分(406)が受容室(456)の内部に、半径方向
    外側に向けられたリング状の拡大部を備えた端部を有し
    ており、該拡大部が第2の操作室(456)を制限して
    いる、請求項45記載のレリーズシステム。
  48. 【請求項48】 位置固定の部分(459)と案内管
    (407)とによって半径方向において制限される第2
    の操作室(456)が、さらに可動部分(406)のリ
    ング状の拡大部と案内管(407)における半径方向に
    向けられた範囲とによって、軸方向において制限され
    る、請求項47記載のレリーズシステム。
  49. 【請求項49】 両方の操作室(454,456)が、
    可動部分(406)によって互いに切り離されている、
    請求項45記載のレリーズシステム。
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