JP3422609B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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JP3422609B2 JP29583795A JP29583795A JP3422609B2 JP 3422609 B2 JP3422609 B2 JP 3422609B2 JP 29583795 A JP29583795 A JP 29583795A JP 29583795 A JP29583795 A JP 29583795A JP 3422609 B2 JP3422609 B2 JP 3422609B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使い捨ておむつに
関し、更に詳細には、新規なテープファスナーを具備
し、生産性に優れた使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】使い捨
ておむつには、その使用時におけるウエスト開口部のフ
ィット性を向上させるために、おむつ止着用のテープフ
ァスナーとして弾性伸縮部材を用いたり、おむつの背側
のウエスト部に弾性伸縮部材を配するなどして、ウエス
トギャザーを形成することが多く行われていた。
【0003】しかし、上述の従来の手法によりウエスト
ギャザーを形成する場合には、すでに伸縮性が付与され
た弾性伸縮部材をおむつの所定の位置に配するに際し、
インラインで延伸する必要があり、他の部材と同様に部
材の搬送、固定、組立を行うことができず、生産性に劣
るという問題があり、更には加工工程が煩雑になり、コ
ストが上がるという問題もあった。
【0004】従って、本発明の目的は、生産性を低下さ
せたり、加工工程を煩雑にすることなく、おむつのウエ
スト部にギャザーが形成される使い捨ておむつを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意検討した結果、おむつのテープファ
スナーをその長手方向に引っ張ることにより伸縮性が発
現するようにすることにより、上記目的を達成し得るこ
とを知見した。
【0006】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
のであり、液透過性のトップシートと液不透過性のバッ
クシートと両シート間に介在する吸収体とを具備してな
り、腹側部と背側部と股下部とに区分されており、該背
側部の左右両側縁部におむつ止着用のテープファスナー
を有する使い捨ておむつにおいて、上記テープファスナ
ーは、その長手方向に引っ張ることにより伸縮性が発現
するようになされており、上記テープファスナーは、塑
性変形可能領域と伸縮性領域とが該テープファスナーの
幅方向に対して交互に多列状になるように、塑性変形可
能領域の形成材料からなるシート上に伸縮性領域の形成
材料を配した多列シートにより形成されている、ことを
特徴とする使い捨ておむつを提供するものである。
【0007】また、本発明は、上記テープファスナー
が、一面に第1締結手段が設けられた先端部と、該テー
プファスナーを長手方向に向けて引っ張ることにより伸
縮性が発現する中央部と、おむつの背側部に固定されて
いる固定部とを具備しており、上記バックシートが、そ
の表面に第2締結手段を有しており、上記第1締結手段
と上記第2締結手段とを係合させることにより、おむつ
が取り外し自在に止着される上記使い捨ておむつを提供
するものである。更に、本発明は、上記第1締結手段及
び上記第2締結手段のいずれか一方が、メカニカルファ
スナーのオス材により形成されており、他方がメカニカ
ルファスナーのメス材又は該オス材と係合可能な不織布
により形成されている上記使い捨ておむつを提供するも
のである更に、本発明は、上記塑性変形可能領域が、
透湿性領域である上記使い捨ておむつを提供するもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
使い捨ておむつの1形態について説明する。ここで、図
1は、本発明の使い捨ておむつの1形態を示す展開図で
あり、図2は、図1に示す使い捨ておむつを組み立てた
状態を示す斜視図である。図1及び図2に示すように、
本形態の使い捨ておむつ1は、液透過性のトップシート
2と液不透過性のバックシート3と両シート間に介在す
る吸収体4とを具備してなり、腹側部Aと背側部Bと股
下部Cとに区分されており、該背側部Bの左右両側縁部
B1,B2におむつ止着用のテープファスナー10を有
する。このような構造は、通常公知の使い捨ておむつと
同じである。
【0009】更に詳述すると、上記使い捨ておむつ1
は、上記トップシート2、上記バックシート3及び上記
吸収体4がそれぞれ長方形状になされており、全体の形
状も長方形状に形成されている。尚、上記トップシート
2、上記バックシート3及び上記吸収体4の形成材料と
しては、通常、使い捨ておむつに用いられるものを特に
制限なく用いることができるが、本形態においては、後
述するように第1締結手段としてメカニカルファスナー
を用いたため、上記バックシート3の形成材料として、
通常、おむつのバックシートに用いられる疎水性の不織
布を用いている。
【0010】而して、上記使い捨ておむつ1において
は、上記テープファスナー10は、その長手方向に引っ
張ることにより伸縮性が発現するようになされている。
ここで、上記の「長手方向に引っ張ることにより伸縮性
が発現するようになされている」とは、おむつの使用前
は伸縮性を有しないが、使用時において該テープファス
ナーをその長手方向に延伸して、その長さを延長するこ
とにより、伸縮性が発現する材料により、該テープファ
スナーが形成されていることを意味し、具体的には後述
する多列シート等により形成されている。
【0011】更に詳述すると、上記テープファスナー1
0は、図1に示すように、一面(トップシート側の面)
に第1締結手段11aとしてメカニカルファスナーであ
る「マジックテープ」(登録商標)のオス材が設けられ
た先端部11と、長手方向に向けて引っ張ることにより
伸縮性が発現する中央部12と、おむつの背側部Bに固
定されている固定部13とを具備してなる。また、上記
バックシート3は、疎水性の不織布により形成されてお
り、該不織布によりバックシート3の表面に第2締結手
段が形成されている。そして、上記第1締結手段11a
と上記第2締結手段である上記バックシート3を形成し
ている上記不織布とを係合させることにより、おむつが
取り外し自在に止着される。即ち、本形態の使い捨てお
むつ1においては、上記第1締結手段が、メカニカルフ
ァスナーのオス材により形成されており、上記第2締結
手段が該オス材と係合可能な不織布により形成されてい
る。
【0012】また、上記テープファスナー10は、塑性
変形可能領域としての透湿性領域(a)と伸縮性領域
(b)とを交互に多列状に配した多列シートにより形成
されている。尚、上記先端部11は、その一面に上記メ
カニカルファスナーのオス材が貼着されており、また、
上記固定部13は、接着剤を介して上記バックシート3
上に固定されているため、該先端部11及び該固定部1
3においては伸縮性が発現しないようになされており、
上記中央部のみが延伸により伸縮性が発現するようにな
されている。
【0013】上記多列シートにおける上記透湿性領域
(a)及び上記伸縮性領域(b)は、それぞれ延伸によ
り透湿性及び伸縮性が発現する領域である。また、上記
の「交互に多列状」とは、図1に示すように、上記透湿
性領域(a)と上記伸縮性領域(b)とが、交互に配さ
れていることを意味し、「交互に多列状に配されてなる
多列シート」としては、具体的には、上記透湿性領域
(a)の形成材料からなるシート上に上記伸縮性領域
(b)の形成材料を、線状、スパイラル状等の形状で配
してなる多列シート等が挙げられる。該多列シートにお
ける該透湿性領域(a)の面積と該伸縮性領域(b)の
面積との比(a:b)は、2:8〜8:2であるのが好
ましく、該透湿性領域(a)と該伸縮性領域(b)との
重量比(a:b)は、2:8〜8:2であるのが好まし
い。また、線状に設ける場合の上記伸縮性領域の線幅
は、1〜10mmとするのが好ましい。また、上記テープ
ファスナー10の幅は、おむつの大きさによって任意で
あるが、15〜50mmとするのが好ましい。
【0014】以下、上記透湿性領域(a)及び上記伸縮
性領域(b)の形成材料について説明する。
【0015】上記透湿性領域(a)の形成材料として
は、透湿性シートを形成する材料であれば特に制限はな
く、例えば熱可塑性樹脂と無機充填剤とから成る組成物
等を使用することができるが、下記組成物〜が特に
好ましく用いられる。 組成物:ポリオレフィン樹脂100重量部、充填剤5
0〜400重量部及び柔軟化剤0.1〜20重量部から
なる組成物。 組成物:結晶性ポリオレフィン65〜90重量部と、
該結晶性ポリオレフィンの融点以上の温度では、該結晶
性ポリオレフィンに対し混和性があり溶解するが、該結
晶性ポリオレフィンの融点以下の温度では、該結晶性ポ
リオレフィンに対し相分離を起こす化合物35〜10重
量部とを溶融混練することにより得られる組成物。 組成物:ポリオレフィン樹脂100重量部と、該ポリ
オレフィン樹脂に対し非相溶性の熱可塑性樹脂10〜1
00重量部とを溶融混練することにより得られる組成
物。
【0016】以下、上記組成物〜について詳細に説
明する。先ず、上記組成物について、説明する。上記
組成物に用いられる上記ポリオレフィン樹脂として
は、オレフィンのホモポリマー又はコポリマーやオレフ
ィンと他のモノマーとのコポリマーを使用することがで
きる。オレフィンとしてはエチレン又はプロピレンが好
適に使用される。上記ポリオレフィン樹脂としては、具
体的には、特に高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン及び線状低密度ポリエチレンが好ましく用いられ、な
かでも密度が0.910〜0.940g/cm3 でメル
トフローレート(MFR)が0.1〜5g/10分の線
状低密度ポリエチレンが好ましく用いられる。また、上
記ポリオレフィン樹脂としては、上記のホモポリマーや
コポリマーを2種類以上配合して用いることも好まし
い。特に、結晶性ポリオレフィンと、X線による結晶化
度5〜25%で且つ密度0.86〜0.90g/cm3
である(エチレン−α−オレフィン)コポリマーとの配
合物は、得られる多孔性シートに柔軟性が付与され、特
に引っ張り・引き裂き強度に優れるので、好ましく用い
られる。また、上記(エチレン−α−オレフィン)コポ
リマーの配合量は、一般に結晶性ポリオレフィン100
重量部に対して20〜100重量部の割合である。尚、
上記ポリオレフィン樹脂には、上記ポリオレフィン樹脂
の特性を失わない範囲で上述のポリオレフィン以外の他
の樹脂を配合してもよい。
【0017】上記組成物に用いられる上記充填剤とし
ては、通常、ゴム又はプラスチック中に混合される充填
剤であれば特に制限されずに用いることができるが、例
えば、炭酸カルシウム、石膏、硫酸カルシウム、燐酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、水和
けい酸、無水ケイ酸、ソーダ灰、塩化ナトリウム、硫酸
ナトリウム、硫酸バリウム、タルク、クレー、各種セメ
ント、火山灰、シラス、酸化チタン、酸化鉄及びカーボ
ンブラックのような無機充填剤;種々の金属粉;その他
の無機物及び無機物を主体とする有機金属塩等が挙げら
れる。また、フェノール樹脂、エポキシ樹脂及びポリア
クリル酸ソーダ等の熱硬化性樹脂;ポリエチレン、ポリ
プロピレン及びポリアクリル酸エステル等の熱可塑性樹
脂を放射線等で架橋した樹脂;或いは融解温度が多孔性
シートの成形温度よりも高い樹脂のようなポリマーを用
いることもできる。上記充填剤は、平均粒径が、好まし
くは50μm以下、更に好ましくは0.05〜30μm
の範囲、最も好ましくは0.1〜5μmの範囲である粉
粒体として用いることが望ましい。平均粒径がこれを超
える場合には、得られる透湿性シートの孔の緻密性が低
下し、また平均粒子径がこれ以下の場合には、延伸ムラ
が生じ易く良好な透湿性シートが得られないので上記範
囲内とするのが好ましい。
【0018】上記ポリオレフィン樹脂と上記充填剤との
配合割合は、ポリオレフィン樹脂100重量部に対して
充填剤が50〜400重量部、好ましくは60〜300
重量部であるのが望ましい。充填剤がこれ未満では、得
られる透湿性シートに形成される連通孔の数が少なくな
るため透湿性が小さくなり、充填剤がこれを超えると、
シートの成形及び延伸が困難になる。
【0019】上記組成物に用いられる柔軟化剤として
は、通常ゴムやプラスチックに配合される可塑剤や滑剤
を使用することができ、例えば、脂肪酸と脂肪族アルコ
ールとからなるモノエステル、芳香族カルボン酸と脂肪
族アルコールとからなるモノエステル又はポリエステ
ル、脂肪族ポリカルボン酸とポリアルコールとからなる
ポリエステル、モノカルボン酸及び/又はポリカルボン
酸とモノアルコール及び/又はポリアルコールとからな
るポリエステル、アルコール及び/又はカルボン酸の一
部を残したエステル又はポリエステル、脂肪族アミド、
芳香族アミド、脂肪酸の金属石鹸、芳香族カルボン酸の
金属石鹸、ブタジエンオリゴマー、ブテンオリゴマー、
イソブチレンオリゴマー、イソプレンオリゴマー、石油
樹脂、クマロン樹脂、ケトン樹脂、塩素化パラフィン、
シリコーン油、流動パラフィン、ポリエチレンワックス
が挙げられる。
【0020】上記ポリオレフィン樹脂と上記柔軟化剤と
の配合割合は、上記柔軟化剤と上記ポリオレフィン樹脂
との親和性、上記柔軟化剤と上記充填剤との親和性及び
多孔性シートに要求される柔軟性によって任意である
が、上記ポリオレフィン樹脂100重量部に対して、上
記柔軟化剤を好ましくは0〜20重量部、更に好ましく
は0.1〜10重量部である。柔軟化剤が20重量部よ
り多くなると多孔性シート表面に柔軟化剤がブリードア
ウトしてベタツキが生じるため上記範囲とするのが好ま
しい。
【0021】次に、上記組成物について説明する。上
記組成物に用いられる上記結晶性ポリオレフィンは、
主にポリプロピレン樹脂からなるが、その他にプロピレ
ンとエチレンとの共重合樹脂や、プロピレンとエチレン
及び/又は結晶性を阻害しない程度含まれる他のビニル
モノマーとの共重合樹脂でもよい。また、ポリプロピレ
ン樹脂またはエチレン、プロピレン共重合樹脂とポリエ
チレン樹脂のブレンド系でもよい。また、上記結晶性ポ
リオレフィン樹脂は、そのメルトインデックスが好まし
くは5g/10分以下、更に好ましくは0.2〜4g/
10分である。中でも一般に押出成形に用いられるメル
トインデックスが0.2〜3g/10分の結晶性ポリプ
ロピレン樹脂、結晶性エチレン−プロピレン共重合樹
脂、及び、これらの樹脂とポリエチレン樹脂とのブレン
ド系が特に好ましく用いられる。特に風合いと強度(降
伏点強度)との観点から吸収性物品の裏面材として用い
る場合には、エチレン−プロピレンブロック共重合樹
脂、該樹脂及び/またはポリプロピレン樹脂とポリエチ
レン樹脂とのブレンド系が好ましい。このようなブレン
ド系において、エチレンとプロピレンとのモノマー換算
重量比(エチレン重量/プロピレン重量)が4/96〜
40/60の結晶性樹脂組成が最も好ましい。また、上
記の如き重合体(樹脂)あるいは共重合体(共重合樹
脂)を2種以上混用することもできる。
【0022】上記結晶性ポリオレフィンのメルトインデ
ックスが5g/10分より大きいものを多孔性シートに
用いると、その強度が低下して使い捨てオムツ等の裏面
材としての必要な強度を得ることが難しくなる。また必
要な強度を得るために多孔性シートの厚みを厚くするこ
とが考えられるが、厚くするとその透湿性が低下すると
共にその製品のコストアップを招く。また、上記結晶性
ポリオレフィンのメルトインデックスが0.2g/10
分に満たない場合は、そのシート成形時の押出成形で大
きな動力を必要とする不都合が生じてくる。尚、上記メ
ルトインデックスは、ASTM D−1238に準拠し
て、ポリプロピレン樹脂及びポリプロピレン系共重合樹
脂は230℃、2.16Kgfで、ポリエチレン樹脂は
190℃、2.16Kgfで測定した値である。
【0023】上記組成物に用いられる上記化合物は、
上記結晶性ポリオレフィンの融点以上の温度では上記結
晶性ポリオレフィンに対して相溶性があり、且つ、上記
結晶性ポリオレフィンの融点以下の温度では上記結晶性
ポリオレフィンと相分離を起こすものである。このよう
な化合物としては、例えば鉱物油及び分子内にエステル
結合を有する化合物を挙げることができる。
【0024】上記鉱物油は、天然から採取され、低揮発
分を除去された芳香族/脂環族/脂肪族からなる炭素水
素、及びこれらを水素添加等により芳香族を除去した脂
環族/脂肪族からなる炭素水素が用いられる。更にま
た、合成鉱油と呼ばれるエチレン/αオレフィンオリゴ
マーが用いられる。
【0025】また、上記の分子内にエステル結合を有す
る化合物としては、脂肪族もしくは芳香族の一塩基もし
くは多塩基カルボン酸と脂肪族、脂環族もしくは芳香族
の一価もしくは多価アルコールの各々組み合わせ、また
は分子内にヒドロキシル基とカルボキシル基の両方を有
する化合物の組み合わせによる脱水縮合反応から得られ
るエステル化合物(つまり、モノ又はポリエステル)が
挙げられる。上記脂肪族及び芳香族カルボン酸として
は、多塩基カルボン酸が好ましく、特に芳香族多塩基カ
ルボン酸では芳香族ジカルボン酸、トリカルボン酸及び
テトラカルボン酸が好ましく、例えばフタル酸、トリメ
リット酸及びピロメリット酸等が挙げられる。脂肪族カ
ルボン酸としては、脂肪族ジカルボン酸及びトリカルボ
ン酸が好ましく、例えば、アジピン酸、セバチン酸若し
くはクエン酸等が挙げられる。上記アルコールとして
は、一価のアルキルアルコール等が好ましく、例えば、
オクチルアルコール、ラウリルアルコール、ステアリル
アルコール、オレイルアルコール等が挙げられる。
【0026】上記の分子内にエステル結合を有する化合
物としては、特に、芳香族多塩基カルボン酸と一価のア
ルキルアルコールから得られるエステル化合物(つま
り、モノ又はポリエステル)や、脂肪族多塩基カルボン
酸と一価のアルキルアルコールから得られるエステル化
合物(つまり、モノ又はポリエステル)が好ましい。ま
た、多価アルコール(特に多価のアルキルアルコール)
とモノカルボン酸(特に脂肪族モノカルボン酸)とのエ
ステル化合物(つまり、モノ又はポリエステル)も好ま
しく、具体的には例えば、グリセリン、ジグリセリン、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペ
ンタエリスリトール又はソルビタン等の多価アルコール
と、カプリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸又はオレイン酸等の脂肪族モノカルボン酸とから得
られるエステル化合物等が好ましく挙げられる。また、
得られたエステル化合物がゲル化しない程度に少量のア
ジピン酸等ポリカルポン酸をエステルに加えることもで
きる。更に、環境汚染防止、安全性の観点からは脂肪族
カルボン酸と脂肪族アルコールから得られるポリエステ
ルが好ましい。
【0027】上記の分子内にエステル結合を有する化合
物は、上記カルボン酸の1種又はそれ以上と上記アルコ
ールの1種又はそれ以上から調整することができ、調整
方法は特に制限されずに従来公知の如何なるエステル化
方法も用いることができる。また、上記の分子内にエス
テル結合を有する化合物はカルボン酸中のカルボキシル
基及びアルコール中のヒドロキシル基のすべてが完全に
反応したエステル化合物でなくてもよく、カルボン酸中
のカルボキシル基及び/又はアルコール中のヒドロキシ
ル基の一部が未反応のまま残された部分エステルであっ
てもよい。
【0028】また、上記化合物は、常圧での揮発温度が
好ましくは200℃以上、更に好ましくは240℃以
上、最も好ましくは260℃以上であり、また、融点は
好ましくは100℃以下、更に好ましくは80℃以下で
ある。本発明における上記組成物のシート成形温度は
好ましくは180〜250℃、更に好ましくは190〜
240℃であり、上記化合物の常圧での揮発温度が20
0℃未満であると、シート成形時に揮発物の発煙が生じ
易くなる。該揮発物の発煙は環境汚染や引火の危険性が
あるのみでなく、揮発物がダイリップに付着して通称
「目ヤニ」と呼ばれている焼け発生の原因となるため、
シート成形を一旦中断してダイリップの分解掃除をたび
たび行わねばならず、工業的な生産性が著しく劣る。
【0029】また、融点が100℃以下であるのが好ま
しいのは、成形されたシートを延伸処理する時、該化合
物が延伸温度で軟化又は溶融している方が、シートが容
易に微多孔化するためである。尚、本明細書で用いる
「揮発温度」とは熱天秤を用い、窒素気流中(30ml
/min)、昇温速度10℃/min、サンプル10m
gで測定、加熱減量曲線を描き、その減量1%の温度を
意味する。
【0030】上記化合物の好ましい具体例としては、鉱
物油としては石油各社から販売されている機械潤滑油、
ゴム用プロセスオイル、繊維用流動パラフィン等が挙げ
られ、分子内にエステル結合を有する化合物としては、
ジステアリルフタレート、トリオクチルトリメリテー
ト、テトラオクチルピロメリテート、ジステアリルアジ
ペート、ジステアリルセバテート、トリメチロールプロ
パントリラウレート、ペンタエリスリトールテトラカプ
レート等を挙げることができる。また、これらは結晶性
ポリオレフィンの溶解度パラメーターと数単位以内の組
み合わせから選ぶことができる。
【0031】上記結晶性ポリオレフィンと上記化合物と
の配合割合は、上記結晶性ポリオレフィン65〜90重
量部に対して、上記化合物35〜10重量部であるのが
好ましい。上記結晶性ポリオレフィンの配合割合がこれ
未満の場合には、マトリックスとなるポリマーの割合が
少ないために、延伸して得られた多孔性シートの微細孔
が潰れたり鉱油等の液状物がにじみ出したりする。ま
た、上記結晶性ポリオレフィンの配合割合がこれを超え
る場合には、シートを延伸しても透湿性を付与するよう
な微細孔を形成することができない。
【0032】また、組成物には、任意成分として、結
晶核剤、裂け防止用無機フィラー、無機フィラー及び/
又は着色剤を添加してもよい。上記結晶核剤としては、
結晶性ポリオレフィン、特に上記結晶性ポリプロピレン
の結晶の大きさを制御するものであり、例えばp−te
rt−ブチル安息香酸アルミニウム塩、1,2,3,4
−ジベンジリデンソルビトール及び1,2,3,4−ジ
−(p−エチルベンジリデン)ソルビトール等を使用す
ることができる。上記結晶核剤は、上記組成物の全量
に対して0.5wt%以下添加することが好ましい。上
記裂け防止用無機フィラーとしては、無水シリカやゼオ
ライト等を使用することができ、組成物の全量に対し
て1wt%以下添加することが好ましい。上記無機フィ
ラーは、透湿性シートに隠蔽性を付与するためのもので
あり、例えば酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム及びタルク等を使用することができる。無機フィラー
は、上記組成物の全量に対して20wt%以下添加す
ることが好ましい。上記着色剤としては、例えばフタロ
シアニンブルー、キナクリドンレッド、ジオキサンバイ
オレット及びイソインドリノン等を使用することがで
き、上記組成物の全量に対して0.05wt%以下添
加することが好ましい。
【0033】更に、上記組成物について説明する。上
記組成物に用いられる上記ポリオレフィン樹脂として
は、特に制限はなく、例えば上記組成物に用いられる
上記ポリオレフィン樹脂と同様のものを使用することが
できる。また、上記組成物に用いられる上記ポリオレ
フィン樹脂に対して非相溶性の上記熱可塑性樹脂として
は、例えば汎用ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、
アクリロニトリル−スチレン共重合体、ブタジエン−ス
チレン共重合体及びアクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体のようなスチレン系ポリマー;ポリメチ
ルメタクリレート;ポリエチレンテレフタレート及びポ
リブチレンテレフタレート等のポリエステル;ナイロン
6及びナイロン66等のポリアミド;ポリカーボネー
ト;ポリアクリロニトリル;並びにこれらの変成物及び
誘導体の中から少なくとも1種類以上を選んで用いるこ
とができる。また、上記熱可塑性樹脂には、熱可塑性エ
ラストマー、例えばスチレン系ポリマー、ポリオレフィ
ン類、ポリウレタン類、ポリエステル類、ポリアミド
類、ポリ(1,2−ブタジエン)、ポリ(トランス−
1,4−イソプレン)等から選択される1種又はそれ以
上のポリマーを添加することにより、該熱可塑性樹脂の
分散性を容易にコントロールできる。また、上記熱可塑
性樹脂は、上記ポリオレフィン樹脂との組成物とした際
に、平均粒径が好ましくは50μm以下、更に好ましく
は0.05〜30μmの範囲、特に好ましくは0.1〜
5μmの範囲で分散されるようにするのが望ましい。平
均粒径がこれを超える場合には、得られる透湿性シート
の孔の緻密性が低下し、平均粒子径がこれ未満の場合に
は、延伸ムラが生じ易く良好な透湿性シートが得られな
いので、上記範囲内とするのが好ましい。
【0034】また、上記組成物には、シートを延伸し
た際の孔の大きさや数をコントロールするために、エチ
レン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エス
テル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチ
レン−メタクリル酸エステル共重合体、エチレン−アク
リル酸−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタ
クリル酸−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−酢
酸ビニル−メタクリル酸グリシジル共重合体及びエチレ
ン−無水マレイン酸−アクリル酸エステル共重合体から
選ばれる1種又は2種以上のエチレン系共重合体を添加
することもできる。
【0035】上記熱可塑性樹脂の融解温度が上記ポリオ
レフィン樹脂のシート成形温度に近いに場合は、該ポリ
オレフィンの溶融粘度と該熱可塑性樹脂の溶融粘度とを
コントロールすることにより、シート成形の際に該ポリ
オレフィン樹脂にかかる該熱可塑性樹脂の剪断力を少な
くすることが重要である。この場合、組成物に柔軟化
剤を添加することにより、該ポリオレフィン及び該熱可
塑性樹脂の溶融粘度及び延伸開孔性を目的のものにする
ことができる。上記柔軟化剤としては、上記組成物に
用いられる上記柔軟化剤と同様のものを用いることがで
きる。
【0036】上記組成物における上記ポリオレフィン
樹脂と、上記熱可塑性樹脂との配合割合は、ポリオレフ
ィン100重量部に対して該熱可塑性樹脂が10〜10
0重量部、好ましくは20〜100重量部である。熱可
塑性樹脂の配合割合がこれ未満では、得られる透湿性シ
ートにおける連通孔が少なくなるため透湿性が小さくな
り、また熱可塑性樹脂の配合割合がこれを超えると、透
湿性シートのマトリックス相と分散相とが相反転するた
めに好ましくない。
【0037】上記組成物及び組成物は、一般にヘン
シェルミキサー等の高速攪拌(混合)機を用いて、各成
分を混合して調製することができ、好ましくは、混合後
に混合物を二軸押出機等によって溶融混練し、ストラン
ドに押し出して、切断し、ペレットにすることにより、
組成物として得ることができる。かかる調製において
は、少量の安定剤、着色剤及び/又は滑剤を同時にある
いは別途に混合することもできる。
【0038】上記組成物は、一般に二軸押出機を用い
て各成分を溶融混練し、ペレットに成形して調製するこ
とができる。調製の際には、二軸押出機中で溶融状態に
あるポリオレフィンに、上記化合物をギアポンプ等によ
り二軸押出機へ注入することにより、溶融混練に供する
ことができる。
【0039】本発明の多孔性シートを構成する前記伸縮
性領域(b)は、多孔性シートに伸縮性等を付与するた
めの領域であり、上記伸縮性領域(b)の伸縮性は50
%伸張後張力を解除した時の残留歪が20%以下である
のが好ましい。
【0040】本発明において、上記伸縮性領域(b)を
形成する形成材料としては、熱可塑性エラストマーが好
ましく、該熱可塑性エラストマーとしては、スチレン系
エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリブタジ
エン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポ
リアミド系エラストマー、ウレタン系エラストマー、塩
ビ系エラストマー、フッ素系エラストマー、その他アイ
オノマー樹脂、シリコーン樹脂及びこれらの混合物等が
挙げられ、中でも、スチレン系エラストマー又はオレフ
ィン系エラストマーが好ましい。
【0041】更に、前記伸縮性領域(b)を前記透湿性
領域(a)と同時に延伸した時、前記伸縮性領域(b)
が一時、収縮するのを防ぐ(固定する)ために、前記伸
縮性領域(b)の形成材料として上記熱可塑性エラスト
マーに、更に熱可塑性樹脂としてポリオレフィン系樹脂
を加えて組成物とするのが好ましい。この際、上記熱可
塑性エラストマーとしては、その中でも、上記ポリオレ
フィン系樹脂との親和性等からスチレン系エラストマー
又はオレフィン系エラストマーが好ましく用いられる。
また上記ポリオレフィン系樹脂としては、上述した上記
透湿性領域(a)の形成材料として用いられる上記ポリ
オレフィン樹脂と同じものを用いることができる。該ス
チレン系エラストマー又は該オレフィン系エラストマー
とポリオレフィン系樹脂との配合比(重量比)は、好ま
しくは80/20〜20/80、更に好ましくは70/
30〜30/70である。
【0042】上記スチレン系エラストマーとしては、シ
ェル化学製の商品名「クレイトン」、「カリフレック
ス」、旭化成工業製の商品名「タフプレン」、「ソルプ
レン」等が挙げられ、上記オレフィン系エラストマーと
しては三井石油化学工業製の商品名「ミラストマー」、
住友化学工業製の商品名「住友TPE」等が挙げられ
る。これらの熱可塑性エラストマーそれぞれの代表的グ
レードは、昭和57年5月31日に(株)シーエムシー
から発行されているテクニカルリポート(Technical Re
port) No21 「熱可塑性エラストマー」に記載されてい
る。また、工業調査会から発行されているプラスチック
スVol.44,No.11,39頁に「熱可塑性エラ
ストマーの物性と成形性」の項で新グレードを中心に、
同誌10頁に「熱可塑性エラストマー成形加工技術の現
状と課題」の項で欧米で市販されている最近の熱可塑性
エラストマーが記載されている。
【0043】また、前記伸縮性領域(b)の形成材料と
して、スチレン系エラストマーを用いた組成物を用いる
場合の該組成物の最も好ましい組成は、下記(イ)成分
0.3〜0.7重量部、下記(ロ)成分0.2〜0.6
重量部及び下記(ハ)成分0.05〜0.3重量部から
なる組成である。 (イ)成分;芳香族ビニル化合物の含有量が10〜40
重量%の芳香族ビニル化合物−共役ジエンブロック共重
合体で共役ジエン部分が水素添加されてなるスチレン系
エラストマー。 (ロ)成分;ポリオレフィン系樹脂。 (ハ)成分;融点又は軟化点が80℃以上で、平均分子
量が400〜2000の樹脂。
【0044】前記(イ)成分は、芳香族炭化水素重合体
系TPEであって、少なくとも一つの芳香族ビニル化合
物の重合体ブロックと、少なくとも一つの共役ジエンの
重合体ブロックの水素添加物を含むものである。また、
その構造は(A−B)n型、(A−B)n−A型、(A
−B)n−C型のいずれでもよく〔式中Aは芳香族ビニ
ル化合物の重合体ブロック(以下、「重合体ブロック
A」という)、Bは共役ジエンの重合体ブロックの水素
添加物(以下、「重合体ブロックB」という)、Cはカ
ップリング剤残基、nは1以上の整数を示す)、これら
は直鎖型でもランダム型でもよい。ジエン部分の水素添
加誘導体を得る方法については制限されないが、前記伸
縮性領域(b)に熱伸縮性を付与するためにはこれらの
共役ジエンブロックの80%以上が水素添加された水素
添加誘導体であることが好ましい。
【0045】上記重合体ブロックAを構成する単量体
は、スチレン系のモノビニル置換芳香族炭化水素であ
り、好ましくはスチレンであるがα−メチルスチレン等
も用いられる。また、上記重合体ブロックBを構成する
単量体は、共役ジエンであり、具体的には、ブタジエ
ン、イソプレン又は両者の混合物が好ましく用いられ
る。そして、上記重合体ブロックBにおける上記水素添
加の割合は、80%以上〔水素添加された重合体ユニッ
トの数/重合体ブロック全体のユニットの数)×100
(%)≧80%〕であるのが好ましい。また、重合体ブ
ロックAと重合体ブロックB(Cを含む組成の時はCも
Bに含める)との重量比は、10/90〜40/60で
ある。Aの重量比が10未満では伸縮性が劣り、40を
超えると熱伸縮性が低下するので上記範囲内とするのが
好ましい。また、重合体ブロックAと重合体ブロックB
とを合わせた分子量は、HPCによる数平均分子量で好
ましくは20000以上であり、更に好ましくは300
00〜250000であり、最も好ましくは40000
〜200000である。分子量が上記範囲外であると、
熱伸縮性が悪くなるので上記範囲内であるのが好まし
い。かかる(イ)成分としては、シェルジャパン(株)
1992年版「Shell Elastomers Cariflex TR / Krato
n G 」に記載の代表的な芳香族炭化水素重合体系TPE
である、「クレイトンG」シリーズ等が挙げられる。
【0046】前記(ロ)成分であるオレフィン系樹脂と
しては、エチレン、プロピレン、ブチレン等のα−オレ
フィンの単独または共重合体からなるオレフィン系熱可
塑性樹脂が用いられ、通常熱可塑成形に用いられる樹脂
が使用される。中でも、ポリエチレン、ポリプロピレン
の射出成形物又は押出成形物が好ましく、おむつのよう
に柔軟性を要求される用途には、ポリエチレンの中でも
低密度ポリエチレンが適しており、線状低密度ポリエチ
レン(L−LD−PE)が最も適している。
【0047】前記(ハ)成分である樹脂は、融点または
軟化点が好ましくは80℃以上、更に好ましくは100
℃以上で、平均分子量が好ましくは400〜2000、
更に好ましくは600〜1500の樹脂であり、具体的
には水添テルペン樹脂、脂環族添加水素樹脂等が用いら
れる。融点または軟化点が80℃未満であると、予伸張
状態での形状保持性が劣ると共に表面粘着性となるので
好ましくない。かかる樹脂の代表的なものとしては、安
原油脂(株)製,商品名「クリアロン」、荒川化学工業
(株)製,商品名「アルコン」が挙げられる。
【0048】上記多列シートを製造するには、上記透湿
性領域(a)の形成材料を押し出し成形して得られた透
湿性シート上に上記伸縮性領域(b)の形成材料を、線
状、スパイラル状等の形状で押し出して、部分的に積層
させる方法により、容易に得ることができる。
【0049】本形態の使い捨ておむつ1を使用するに
は、図2に示すように、上記テープファスナー10をそ
の長手方向(図1の矢印方向)に引っ張り、延伸させた
後、上記第1締結手段であるメカニカルファスナーを、
バックシート3に当接させて、おむつを該テープファス
ナーにより止着して、使用に供することができる。
【0050】本発明の使い捨ておむつは、上記テープフ
ァスナー10を具備しているので、製造時に弾性部材を
伸長させて配するなどの必要がなく、生産性に優れてい
る。また、おむつの使用前には伸縮性を有しないが、使
用時において、母親がテープを引っ張ることにより該テ
ープファスナー10に伸縮性が発現し、図2に示すよう
に、伸縮性が発現したテープファスナー10によりウエ
ストギャザー20が形成されるため、おむつの使用時に
は該ウエストギャザー20の伸縮性により、ウエスト部
のフィット性が向上する。
【0051】尚、本発明の使い捨ておむつは、上記の形
態のものには何ら限定されるものではなく、例えば、上
記多列シートとしては、上記透湿性領域(a)の形成材
料と上記伸縮性領域(b)の形成材料とを共押出により
交互に多列に配した多列シートを用いることもできる。
また、上記多列シートは、特に透湿性を有していなくて
もよく、該透湿性領域(a)の形成材料に代えて、単に
塑性変形可能なシート(透湿性を有しないシート)が得
られる合成樹脂組成物を用いて形成された、塑性変形可
能領域と伸縮性領域とが交互に多列に形成された多列シ
ートを用いることもできる。また、上記第1締結手段と
しては、上記メカニカルテープに代えて接着剤を用いる
こともでき、この場合には上記バックシートの形成材料
は上記不織布に制限されず、通常用いられるものであれ
ばいかなる材料も用いることができるが、粘着テープの
付け剥がしが可能なシート材を用いるか、又はバックシ
ートの表面に通常公知のランディングテープを付設する
必要がある。即ち、この場合には、上記付け剥がしが可
能なシート材自体若しくは上記ランディングテープが上
記第2締結手段を構成する。また、上記第2締結手段
は、上記バックシートの表面における所定位置に所定形
状のメカニカルテープのメス材又は不織布を貼着して形
成してもよい。また、上記第1締結手段をメカニカルテ
ープのメス材又は不織布を貼着して形成し、上記第2締
結手段をオス材をバックシート上に貼着して形成しても
よい。また、上記テープファスナーは、全体が伸縮性を
発現するようになされていても良く、更には、上記先端
部以外の部分に締結手段を有していてもよい。また、上
記先端部と上記中央部と上記固定部とは、図1及び2に
示すような形態ではなく、それぞれ別部材で形成された
ものを、それぞれの側縁で接合して形成されていてもよ
い。また、上記使い捨ておむつの形状も上記の長方形状
ではなく、上下方向中央部を括れて形成した、溢れた砂
時計状の形状とすることもできる。また、おむつの使用
時において足周り部を形成する部分に弾性部材を配して
もよい。また、上記中央部は、その前面が延伸されなく
てもよく、一部分でも延伸されて伸縮性を発現すればよ
い。
【0052】
【発明の効果】本発明の使い捨ておむつは、生産性を低
下させたり、加工工程を煩雑にすることなく、おむつの
ウエスト部にギャザーが形成されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の使い捨ておむつの1形態を示
す展開図である。
【図2】図2は、図1に示す使い捨ておむつを組み立て
た状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ 2 トップシート 3 バックシート 4 吸収体 10 テープファスナー 11 先端部 11a第1締結手段 12 中央部 13 固定部 20 ウエストギャザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−168901(JP,A) 特開 平3−47884(JP,A) 特開 昭61−207604(JP,A) 特開 平7−231913(JP,A) 実開 平4−50025(JP,U) 実開 昭63−170406(JP,U) 特表 平6−502355(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/15 - 13/84 A61F 5/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性のトップシートと液不透過性の
    バックシートと両シート間に介在する吸収体とを具備し
    てなり、腹側部と背側部と股下部とに区分されており、
    該背側部の左右両側縁部におむつ止着用のテープファス
    ナーを有する使い捨ておむつにおいて、 上記テープファスナーは、その長手方向に引っ張ること
    により伸縮性が発現するようになされており、 上記テープファスナーは、塑性変形可能領域と伸縮性領
    域とが該テープファスナーの幅方向に対して交互に多列
    状になるように、塑性変形可能領域の形成材料からなる
    シート上に伸縮性領域の形成材料を配した多列シートに
    より形成されている、 ことを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 【請求項2】 上記塑性変形可能領域が、透湿性領域で
    あることを特徴とする請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 【請求項3】 上記テープファスナーは、一面に第1締
    結手段が設けられた先端部と、該テープファスナーを長
    手方向に向けて引っ張ることにより伸縮性が発現する中
    央部と、おむつの背側部に固定されている固定部とを具
    備しており、 上記バックシートは、その表面に第2締結手段を有して
    おり 上記第1締結手段と上記第2締結手段とを係合させるこ
    とにより、おむつが取り外し自在に止着される、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の使い捨ておむ
    つ。
  4. 【請求項4】 上記第1締結手段及び上記第2締結手段
    のいずれか一方が、メカニカルファスナーのオス材によ
    り形成されており、他方がメカニカルファスナーのメス
    材又は該オス材と係合可能な不織布により形成されてい
    る、ことを特徴とする請求項記載の使い捨ておむつ。
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