JP3415256B2 - ブラウン管用パネル包装箱 - Google Patents
ブラウン管用パネル包装箱Info
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- JP3415256B2 JP3415256B2 JP08081594A JP8081594A JP3415256B2 JP 3415256 B2 JP3415256 B2 JP 3415256B2 JP 08081594 A JP08081594 A JP 08081594A JP 8081594 A JP8081594 A JP 8081594A JP 3415256 B2 JP3415256 B2 JP 3415256B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラウン管用パネルを
複数枚収納する包装箱に関するものである。 【従来の技術】 【０００２】従来、複数枚のブラウン管用パネルを包装
箱内に立てかけて収納する場合、パネル有効面の微細な
傷を防ぐため、外装箱（段ボール製）の中に対向する２
枚の樹脂製間仕切り材を収納し、この間仕切り材で各パ
ネルの両端を保持しているが、外装箱の中央が開き気味
になり、中央のパネルを充分に保持できない欠点があっ
た。 【０００３】そこで、図４の（Ａ）（Ｂ）に示すよう
に、外装箱（１１）の中央に段ボール製の仕切り材（１
２）を入れていた。（１３）は樹脂製の間仕切り材で外
装箱（１１）の両側に対向して収納される。（１４）は
底及び端面のパッドであって、外装箱（１１）の両側に
収納される。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、パ
ネル（１５）を保持する樹脂製の間仕切り材（１３）の
中央に前記仕切り材（１２）と交差するスリット状の溝
（１６）が必要となり、通い箱として使用した場合、樹
脂製の間仕切り材（１３）の中央のスリット状の溝（１
６）の部分よりの破損が著しく多かった。 【０００５】本発明の目的は、パネル表面の保護すべき
部位（有効面）に一切の物を接触させることなく、外装
箱における中央部の開きを無くし、中央部のパネルをも
十分に保持でき、しかも、間仕切り材の破損を著減させ
て通い箱として長期に亘って使用できるブラウン管用包
装箱を提供することにある。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、矩形箱状の外装箱と、コ字形に折り曲げ
可能な３面で構成され、コ字形に折り曲げた際、対向す
る２面にパネルの周縁部と当接してパネルを立てかけ状
態で支持する凸部をパネルの周縁部の幅と略等しい間隔
で複数個並設した形状を有し、全体を樹脂真空成型品で
構成した２枚の間仕切り材とからなり、この２枚の間仕
切り材を外装箱内にコ字形に折り曲げてそれぞれの中央
の面を背中合わせで、この背中合わせ部が外装箱の中央
部を仕切る状態で収納したものである。 【０００７】 【作用】本発明における２枚の間仕切り材は、従来のよ
うなスリット状の溝がないため、破損する恐れが少な
い。しかも、２枚の間仕切り材は、外装箱内にコ字形に
折り曲げてそれぞれの中央の面を背中合わせで、この背
中合わせ部が外装箱の中央部を仕切る状態で収納したか
ら、外装箱の中央部の開きを防止できる。そして、複数
枚のパネルを、コ字形に折り曲げた間仕切り材の対向す
る２面に、パネルの周縁部の幅と略等しい間隔で並設し
た複数個の凸部によって、立てかけ状態で、パネル表面
の保護すべき部位（有効面）に一切の物を接触させるこ
となく、外装箱内に収納保持させることができる。 【０００８】 【実施例】図１は本発明に係るブラウン管用包装箱の分
解斜視図、図２の（Ａ）は本発明に係る樹脂製の間仕切
り材の展開状態の正面図、（Ｂ）はそのＢ−Ｂ線断面
図、（Ｃ）はそのＣ−Ｃ線断面図、図３はパネル収納状
態の包装箱の平面図を示している。 【０００９】図１において、（１）は矩形箱状をなす段
ボール製の外装箱、（２）は樹脂真空成型品からなる間
仕切り材、（３）は段ボール製の底及び端面のパッドを
示している。この底及び端面のパッド（３）は、外装箱
（１）の底面と略同一の底面パッド部（３ａ）と、この
底面パッド部（３ａ）の両端に端面パッド部（３ｂ）を
一連に折り曲げ形成してあり、外装箱（１）内に収納さ
れる。 【００１０】間仕切り材（２）は、図２及び図３にも示
すように、コ字形に折り曲げ可能な３面（２ａ）（２
ｂ）（２ｃ）で構成され、コ字形に折り曲げた際、対向
する２面（２ａ）（２ｃ）にパネル（４）の周縁部（４
ａ）と当接してパネル（４）を立てかけ状態で支持する
凸部（２ｄ）をパネル（４）の周縁部（４ａ）の幅と略
等しい間隔で複数個（図面は３個の場合を例示してい
る）並設した形状を有し、この間仕切り材（２）を２枚
用意し、外装箱（１）内にコ字形に折り曲げてそれぞれ
の中央の面（２ｂ）（２ｂ）を背中合わせで、この背中
合わせ部が外装箱（１）の中央部を仕切る状態で収納す
る。 【００１１】上記間仕切り材（２）の３面（２ａ）（２
ｂ）（２ｃ）には、補強用リブ（２ｅ）が適宜の間隔で
形成してあり、かつ、コ字形に折り曲げた際、対向する
２面（２ａ）（２ｃ）の下部に、パネル（４）の周縁部
（４ａ）の下部コーナー部を保持する突条部（２ｆ）が
前記凸部（２ｄ）と一連に形成してある。上記３面（２
ａ）（２ｂ）（２ｃ）の境界部には、コ字形に折り曲げ
るための薄肉部（２ｇ）が形成してあり、また、両側端
部には補助面（２ｈ）が折り曲げ用の薄肉部（２ｇ）を
付随して延長形成されている。 【００１２】本発明は以上の構成からなり、次にパネル
（４）を包装する要領を説明する。先ず、外装箱（１）
内にパッド（３）を収納し、次に、２枚の間仕切り材
（２）（２）をコ字形に折り曲げて、その中央の面（２
ｂ）（２ｂ）を背中合わせで、この背中合わせ部が外装
箱（１）の中央部を仕切る状態で収納する。そして、各
間仕切り材（２）（２）の対向する２面（２ａ）（２
ｃ）間の各凸部（２ｄ）（２ｄ）で仕切られた空間にパ
ネル（４）を立てかけ状態で収納する。各パネル（４）
は、両側の間仕切り材（２）（２）でそれぞれパネル
（４）の前面（４ｂ）が外装箱（１）の中央部で相互に
向き合うように収納する。最後に、上面に段ボール製の
蓋をして結束紐等で結束梱包して出荷される。 【００１３】上記実施例は、６個のパネルを収納する場
合を例示しているが、パネルの収納個数は、これに制約
されるものではなく、適宜増減させ得る。 【００１４】 【発明の効果】本発明によれば、樹脂製間仕切り材の破
損を著減させることができ、通い箱として長期の使用を
可能とし、しかも、２枚の間仕切り材の中央の面を背中
合わせで外装箱の中央部を仕切る状態に収納しているた
め、外装箱の中央部の開きを防止できる。そして、複数
枚のパネルを、コ字形に折り曲げた間仕切り材の対向す
る２面に並設した複数個の凸部によって、立てかけ状態
で、パネル表面の保護すべき部位（有効面）に一切の物
を接触させることなく、外装箱内に収納保持させること
ができる。
複数枚収納する包装箱に関するものである。 【従来の技術】 【０００２】従来、複数枚のブラウン管用パネルを包装
箱内に立てかけて収納する場合、パネル有効面の微細な
傷を防ぐため、外装箱（段ボール製）の中に対向する２
枚の樹脂製間仕切り材を収納し、この間仕切り材で各パ
ネルの両端を保持しているが、外装箱の中央が開き気味
になり、中央のパネルを充分に保持できない欠点があっ
た。 【０００３】そこで、図４の（Ａ）（Ｂ）に示すよう
に、外装箱（１１）の中央に段ボール製の仕切り材（１
２）を入れていた。（１３）は樹脂製の間仕切り材で外
装箱（１１）の両側に対向して収納される。（１４）は
底及び端面のパッドであって、外装箱（１１）の両側に
収納される。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、パ
ネル（１５）を保持する樹脂製の間仕切り材（１３）の
中央に前記仕切り材（１２）と交差するスリット状の溝
（１６）が必要となり、通い箱として使用した場合、樹
脂製の間仕切り材（１３）の中央のスリット状の溝（１
６）の部分よりの破損が著しく多かった。 【０００５】本発明の目的は、パネル表面の保護すべき
部位（有効面）に一切の物を接触させることなく、外装
箱における中央部の開きを無くし、中央部のパネルをも
十分に保持でき、しかも、間仕切り材の破損を著減させ
て通い箱として長期に亘って使用できるブラウン管用包
装箱を提供することにある。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、矩形箱状の外装箱と、コ字形に折り曲げ
可能な３面で構成され、コ字形に折り曲げた際、対向す
る２面にパネルの周縁部と当接してパネルを立てかけ状
態で支持する凸部をパネルの周縁部の幅と略等しい間隔
で複数個並設した形状を有し、全体を樹脂真空成型品で
構成した２枚の間仕切り材とからなり、この２枚の間仕
切り材を外装箱内にコ字形に折り曲げてそれぞれの中央
の面を背中合わせで、この背中合わせ部が外装箱の中央
部を仕切る状態で収納したものである。 【０００７】 【作用】本発明における２枚の間仕切り材は、従来のよ
うなスリット状の溝がないため、破損する恐れが少な
い。しかも、２枚の間仕切り材は、外装箱内にコ字形に
折り曲げてそれぞれの中央の面を背中合わせで、この背
中合わせ部が外装箱の中央部を仕切る状態で収納したか
ら、外装箱の中央部の開きを防止できる。そして、複数
枚のパネルを、コ字形に折り曲げた間仕切り材の対向す
る２面に、パネルの周縁部の幅と略等しい間隔で並設し
た複数個の凸部によって、立てかけ状態で、パネル表面
の保護すべき部位（有効面）に一切の物を接触させるこ
となく、外装箱内に収納保持させることができる。 【０００８】 【実施例】図１は本発明に係るブラウン管用包装箱の分
解斜視図、図２の（Ａ）は本発明に係る樹脂製の間仕切
り材の展開状態の正面図、（Ｂ）はそのＢ−Ｂ線断面
図、（Ｃ）はそのＣ−Ｃ線断面図、図３はパネル収納状
態の包装箱の平面図を示している。 【０００９】図１において、（１）は矩形箱状をなす段
ボール製の外装箱、（２）は樹脂真空成型品からなる間
仕切り材、（３）は段ボール製の底及び端面のパッドを
示している。この底及び端面のパッド（３）は、外装箱
（１）の底面と略同一の底面パッド部（３ａ）と、この
底面パッド部（３ａ）の両端に端面パッド部（３ｂ）を
一連に折り曲げ形成してあり、外装箱（１）内に収納さ
れる。 【００１０】間仕切り材（２）は、図２及び図３にも示
すように、コ字形に折り曲げ可能な３面（２ａ）（２
ｂ）（２ｃ）で構成され、コ字形に折り曲げた際、対向
する２面（２ａ）（２ｃ）にパネル（４）の周縁部（４
ａ）と当接してパネル（４）を立てかけ状態で支持する
凸部（２ｄ）をパネル（４）の周縁部（４ａ）の幅と略
等しい間隔で複数個（図面は３個の場合を例示してい
る）並設した形状を有し、この間仕切り材（２）を２枚
用意し、外装箱（１）内にコ字形に折り曲げてそれぞれ
の中央の面（２ｂ）（２ｂ）を背中合わせで、この背中
合わせ部が外装箱（１）の中央部を仕切る状態で収納す
る。 【００１１】上記間仕切り材（２）の３面（２ａ）（２
ｂ）（２ｃ）には、補強用リブ（２ｅ）が適宜の間隔で
形成してあり、かつ、コ字形に折り曲げた際、対向する
２面（２ａ）（２ｃ）の下部に、パネル（４）の周縁部
（４ａ）の下部コーナー部を保持する突条部（２ｆ）が
前記凸部（２ｄ）と一連に形成してある。上記３面（２
ａ）（２ｂ）（２ｃ）の境界部には、コ字形に折り曲げ
るための薄肉部（２ｇ）が形成してあり、また、両側端
部には補助面（２ｈ）が折り曲げ用の薄肉部（２ｇ）を
付随して延長形成されている。 【００１２】本発明は以上の構成からなり、次にパネル
（４）を包装する要領を説明する。先ず、外装箱（１）
内にパッド（３）を収納し、次に、２枚の間仕切り材
（２）（２）をコ字形に折り曲げて、その中央の面（２
ｂ）（２ｂ）を背中合わせで、この背中合わせ部が外装
箱（１）の中央部を仕切る状態で収納する。そして、各
間仕切り材（２）（２）の対向する２面（２ａ）（２
ｃ）間の各凸部（２ｄ）（２ｄ）で仕切られた空間にパ
ネル（４）を立てかけ状態で収納する。各パネル（４）
は、両側の間仕切り材（２）（２）でそれぞれパネル
（４）の前面（４ｂ）が外装箱（１）の中央部で相互に
向き合うように収納する。最後に、上面に段ボール製の
蓋をして結束紐等で結束梱包して出荷される。 【００１３】上記実施例は、６個のパネルを収納する場
合を例示しているが、パネルの収納個数は、これに制約
されるものではなく、適宜増減させ得る。 【００１４】 【発明の効果】本発明によれば、樹脂製間仕切り材の破
損を著減させることができ、通い箱として長期の使用を
可能とし、しかも、２枚の間仕切り材の中央の面を背中
合わせで外装箱の中央部を仕切る状態に収納しているた
め、外装箱の中央部の開きを防止できる。そして、複数
枚のパネルを、コ字形に折り曲げた間仕切り材の対向す
る２面に並設した複数個の凸部によって、立てかけ状態
で、パネル表面の保護すべき部位（有効面）に一切の物
を接触させることなく、外装箱内に収納保持させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るブラウン管用包装箱の分解斜視
図。 【図２】（Ａ）は本発明に係る樹脂製の間仕切り材の展
開状態の正面図、（Ｂ）はそのＢ−Ｂ線断面図、（Ｃ）
はそのＣ−Ｃ線断面図。 【図３】パネル収納状態の包装箱の平面図。 【図４】（Ａ）は従来のブラウン管用包装箱の分解斜視
図、（Ｂ）はパネル収納状態の包装箱の平面図。 【符号の説明】 １ 外装箱 ２ 樹脂製の間仕切り材 ３ パッド ４ パネル
図。 【図２】（Ａ）は本発明に係る樹脂製の間仕切り材の展
開状態の正面図、（Ｂ）はそのＢ−Ｂ線断面図、（Ｃ）
はそのＣ−Ｃ線断面図。 【図３】パネル収納状態の包装箱の平面図。 【図４】（Ａ）は従来のブラウン管用包装箱の分解斜視
図、（Ｂ）はパネル収納状態の包装箱の平面図。 【符号の説明】 １ 外装箱 ２ 樹脂製の間仕切り材 ３ パッド ４ パネル
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 矩形箱状の外装箱と、コ字形に折り曲げ
可能な３面で構成され、コ字形に折り曲げた際、対向す
る２面にパネルの周縁部と当接してパネルを立てかけ状
態で支持する凸部をパネルの周縁部の幅と略等しい間隔
で複数個並設した形状を有し、全体を樹脂真空成型品で
構成した２枚の間仕切り材とからなり、この２枚の間仕
切り材を外装箱内にコ字形に折り曲げてそれぞれの中央
の面を背中合わせで、この背中合わせ部が外装箱の中央
部を仕切る状態で収納したことを特徴とするブラウン管
用パネル包装箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08081594A JP3415256B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | ブラウン管用パネル包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08081594A JP3415256B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | ブラウン管用パネル包装箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07291377A JPH07291377A (ja) | 1995-11-07 |
| JP3415256B2 true JP3415256B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=13728961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08081594A Expired - Fee Related JP3415256B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | ブラウン管用パネル包装箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3415256B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-20 JP JP08081594A patent/JP3415256B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07291377A (ja) | 1995-11-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030307 |
|
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