JPH0219373Y2 - - Google Patents

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JPH0219373Y2
JPH0219373Y2 JP11720886U JP11720886U JPH0219373Y2 JP H0219373 Y2 JPH0219373 Y2 JP H0219373Y2 JP 11720886 U JP11720886 U JP 11720886U JP 11720886 U JP11720886 U JP 11720886U JP H0219373 Y2 JPH0219373 Y2 JP H0219373Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は包装箱に複数個の物品を収容する小室
を形成するための梱包用パツドに関する。
〔従来技術〕
一般に、互いに接触することが好ましくない複
数個の物品を1個の箱に充填する場合、該物品と
物品の間に隔壁を形成するための中仕切を装填す
ることは、既に周知のことである。
従来、この中仕切は、物品を箱に充填する直前
または直後に装填されてきたのであるが、近年物
品の自動箱詰め化の傾向が進むにつれ、あらかじ
め中仕切の装填された箱を自動箱詰ステージまで
自動搬送する方法が多く採られるようになつた。
そして、このような自動箱詰システムでは、中
仕切が倒れたり、あるいは、定位置より大幅にず
れたりした状態のままで物品が自動箱詰される
と、物品が中仕切によつてあるいは物品同志の接
触によつて損傷したりするので、自動箱詰システ
ムでは、中仕切に大きい安定性が要求されてい
る。
従来の梱包用パツドであつて、中仕切が安定性
を持ち、しかも自動箱詰システムに適したものと
しては、実公昭57−26822号公報に次のような梱
包用パツド21が開示されている。すなわち、そ
こには、第10図に示してあるように、同一の箱
22内に中仕切23を用いて複数個の小室25を
構成し、複数個の物品を各個毎に該小室25に収
容するため、一端部が水平に対してθの角度で上
方へ折曲げられかつ中仕切23の下端部と対応す
る位置に切欠部26が設けられた底板24を用い
て、該底板24の切欠部26の中仕切23の下端
部を嵌装保持せしめるようにしたものが開示され
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この従来の梱包用パツド21に
は、なお次のような問題点があつた。すなわち、
一枚の縦板27に複数枚の横板29をキ字形に交
差せしめた状態に組み付けてなる、第10図に示
されているような最も一般的な中仕切23の場合
には、この中仕切23は、それが底板24に組み
合わされるまでの間は、第11図に示してあるよ
うに、横板29が縦板27に対して任意の角度で
組み合わされたふらふらの状態になつているの
で、この中仕切23を包装箱22内に挿入したと
きの横板29の下端部は、その大部分がそれをそ
のまま前記切欠部26に嵌合せしめうる位置には
ない。したがつて、この包装パツド21の場合に
は、各横板29を一つ一つ把持して、縦板27に
対する交差角がほぼ90゜になるようにその姿勢を
修正してやるのでなければ、該横板29の両端部
をして前記底板24の切欠部26に嵌合せしめ得
ない。したがつて、中仕切23の底板24に対す
る組付け作業には大変手数がかかる、といつた問
題があつた。
また、この従来の梱包用パツド21は、横板2
9の両側の下端部つまりその角部を底板24の切
欠部26に嵌合せしめることで、この横板29を
縦板27に対して正しく交差せしめた状態に保持
しているものであるが、この角部は、素材にもよ
るが使用中又は保管中に最も損傷を受け易い部位
である。したがつて、この梱包用パツド21に
は、反覆再使用に適さないといつた問題もあつ
た。
また、この梱包用パツド21は、底板24の上
向きに折り曲げられた両側端部を所定の折曲げ角
θに保持するための手段として、底板の位置決め
用スペーサ34を必要としていた。
〔問題を解決するための手段〕
この考案は、上記の問題を解決するために、一
つの箱内に複数個の小室を形成するための梱包用
パツドを次のように構成することを提案するもの
である。すなわち、その構成を実施例に対応する
第1〜9図を用いて説明すると、この梱包用パツ
ド1も、上記従来例同様に、一枚の縦板7に複数
枚の横板9をキ字型に交差せしめて組み付けた中
仕切3と、この中仕切3に組み合わされた底板4
とからなるものであるが、この考案にしたがつて
梱包用パツド1にあつては、前記底板4が、前記
縦板7の下方位に、底板4をそれに付された下折
れ線aとこの下折れ線aを挟んでそれに付された
一対の平行な上折れ線b,bに沿いこの底板4の
一部を折り曲げてなる、突条12を備えており、
また、該突条12が、前記横板9と交差する部位
にその側面視の形状がY字もしくはV字状の横板
嵌合用の切欠13を有している。
〔作 用〕
この考案にしたがつた梱包用パツド1の底板4
には、中仕切3の縦板7の下方位に上記したよう
な突条12が形成されており、該突条12には、
中仕切3の横板9と交差する部位に横板嵌合用の
切欠13が形成されているので、梱包用の箱2内
に、先づ底板4を挿入した上で、次に中仕切3を
挿入し、中仕切3の各横板9の下端縁を底板4に
形成してある上記突条12の各切欠13に夫々嵌
合させると、この中仕切3の横板9は、この切欠
13によつて箱2内における姿勢を位置決めされ
る。すなわち、横板6が縦板7との交差部位を回
転中心として箱内でふらふら揺動しないように位
置決めされる。また、上記突条12に形成されて
いる横板嵌合用の切欠13は、その側面視の形状
を特にY字もしくはV字状の形成されているの
で、中仕切3の横板9は、上記中仕切3の箱2内
への挿入作業時においてそれが縦板7に対して正
しく90゜の角度で交差していなくても、中仕切3
を箱2内に挿入すると、横板9の下端縁9aがこ
のY字又はV字形の切欠13の上開きの斜面13
a,13aに案内されてそれが該切欠13内に深
く嵌合されたときには、上記せる如く位置決めし
て嵌合されることになる。
なお、箱2内に挿入された底板4は、少なくと
も底板4の両側縁4a,4aを箱2の内壁面に衝
合させておくと、上記突条12を所定の突出状態
に保形される。
〔実施例〕
一実施例を第1〜5図について説明すると、こ
の実施例の梱包用パツド1は、一つの梱包用の箱
2の中に収容する物品の数が8個の場合、つまり
箱2内に形成する小室5が8個の場合に関し、第
2図に示してあるような、何れも段ボール紙製の
中仕切3と底板4でもつて構成されている。底板
4は、段ボール紙4′を第5図に示してあるよう
な平面形状に打ち抜き、該段ボール紙4′の所要
箇所に突条形成部12′を残して所定巾wの溝1
0と切込み線11を形成すると共に突条形成部1
2′の所要個所に下折れ線aと一対の上折れ線b,
bを施しておくことで、この段ボール紙4′の一
部を上記下折れ線aと上折れ線b,bに沿つて
夫々下向き及び上向きに折曲げ、各溝10の両辺
10a,10aを互いに衝き合わせると、底板4
の大きさがそれを挿入しようとする箱2の底面を
ほぼ同一の大きさになり、この底板4の巾方向の
中央部に下折れ線aを頂点とする山形の突条12
が***されるようになつている。そしてこの突条
12の部分には、この段ボール紙4′の前記突条
形成部12′の適所に第5図に示してあるような
形状の孔13′をあけておくことで、突条12を
形成すると該突条12の適所に側面視がY字状の
横板嵌合用の切欠13が形成されるようになつて
いる。
この実施例の梱包用パツド1は、上記のような
構成の中仕切3と底板4とでもつて構成されてい
るので、箱2の中に、先づ、突起12が形成され
た状態の底板4をそれが箱2の底面に接する位置
まで挿入した上で、次に、中仕切3を箱2の中に
挿入すると、中仕切3の各横板9は、たとえそれ
が縦板7に対して90゜の角度で交差していなくて
も、その下端縁9aが突条12に形成してある横
板嵌合用の切欠13の上向きに開いた斜面13a
に接すると、該斜面13aに案内されて該切欠1
3のもつとも巾の狭い部位13bに誘導される。
そして該部位13bに嵌合すると、各横板9は、
縦板7に対して直交した状態に位置決めされる。
なお、上記実施例においては、突条12の形状
を、その断面形状が三角形の山形になるように形
成せしめたが、他の実施例においては、この突条
12を、第6図または第7図に示してあるような
形状に形成せしめてもよく、また、上記実施例に
おいては、横板嵌合用の切欠13の側面視の形状
をY字状に形成してある例を示したが、他の実施
例においては、この側面視の形状は第8図又は第
9図に示してあるようなV字状であつてもよい。
また、上記実施例においては、この考案の梱包
用パツドを、段ボール紙を素材として作つた例を
説明したが、この素材は段ボール紙に限定される
ものではなく、他の実施例においては、その全部
又は一部が板紙、プラスチツク板、プラスチツク
成形品又は金属板等であつてもよい。
〔考案の効果〕
この考案の梱包用パツド1は、作用について説
明したように、中仕切3を箱2内に挿入した時に
おいて該中仕切3の横板9が縦板7に対して正し
く90゜の角度で交差していなくても、横板9の下
端縁9aが底板4の突条12部分に形成してある
Y字型又はV字型の横板嵌合用の切欠13部位に
達すると、該下端縁9aが横板9の回転中心近く
をこの切欠13の上向きの斜面13a,13aに
案内されて、自動的に該切欠13の最も巾の狭い
部位13bに誘導されることになるので、それが
最も巾の狭い部位13bに嵌合された状態におい
ては、この横板9の巾方向のほぼ中央部が縦板7
の下方に位置する突条12の上記切欠13部位に
おいて縦板7に対して直交した状態にこの姿勢を
位置決めされるので、この中仕切3を箱2内に挿
入したときにおける各横板9の位置決めが非常に
容易である。何故なら、横板9は、それが縦板7
に対してふらふらの状態で交差していても、上記
横板嵌合用の切欠13の上位の回転中心の近くで
は、その下端縁9aが大きい回転角に亘つて該切
欠13の上向きの斜面13a,13a間に位置さ
れているからである。
そして、一旦上記の状態位置決めされた中仕切
は、この考案の梱包用パツドによつてそのまま箱
内の所定の位置に安定して保持されることになる
から、この考案の梱包用パツドは、自動箱詰シス
テム用として非常に好適している。
また、この考案の梱包用パツド1の横板9は、
それの下端縁9aが、使用中又は保管中に最も損
傷を受け易い角部においてではなく、負荷に対し
て最も強く且つ損傷され難い中間部において、上
記切欠13に係合されるようになつているので、
多数回の回収再使用が可能で、実質的に中仕切の
コストダウンを図ることができる。
また、この考案の梱包用パツドを構成している
底板4は、少なくとも底板4の両側縁4a,4a
を箱2の内壁面に衝合させると、突条12が保形
されるので、前記従来例のような底板の位置決め
用のスペーサ34を必要としない、といつた利点
ももつている。
また、この考案にしたがつて梱包用パツド1
は、上記せる如く、横板9の下端部の中央部を突
条12の切欠13に結合させることで横板9の縦
板7に対する交差角を位置決めできるようになつ
ているから、該横板9の横巾が箱2の内壁面間の
間隔より小であつても、支障なく横板9の縦板7
に対する交差角を位置決めできるのであつて、こ
の考案にしたがえば、横板9に必要最小限の横巾
wを与えておくことで、才数減を図ることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの考案の一実施例を示したもの
で、第1図は箱の一部を切欠いて梱包用パツドの
使用状態を示した斜視図、第2図は梱包用パツド
の側面図、第3図は同正面図、第4図は同分解斜
視図、第5図は底板の展開図、第6〜9図は夫々
他の実施例を示した底板の斜視図、第10図は梱
包用パツドの従来例を示した斜視図、第11図は
同中仕切の平面図である。 1……梱包用パツド、2……箱、3……中仕
切、4……底板、5……小室、7……縦板、9…
…横板、12……突条、13……切欠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一枚の縦板7に複数枚の横板9をキ字型に交差
    せしめて組み付けた中仕切3とこの中仕切3に組
    合わされた底板4とからなる、一つの箱内に複数
    個の小室5を形成するための梱包用パツドであつ
    て、前記底板4が、前記縦板7の下方位に、底板
    4の巾方向の中央部に付された下折れ線aとこの
    下折れ線aを挟んでそれに付された一対の平行な
    上折れ線b・bに沿いこの底板4の一部を折り曲
    げてなる、突条12を備えていること、および、
    該突条12が、前記横板9と交差する部位にその
    側面視の形状がY字もしくはV字状の、横板嵌合
    用の切欠13を有していること、を特徴とする梱
    包用パツド。
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JP2837111B2 (ja) * 1995-04-17 1998-12-14 カルトンアイ株式会社 収納用箱

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