JP3412622B2 - Cdma受信装置及びパス保護処理方法 - Google Patents

Cdma受信装置及びパス保護処理方法

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JP3412622B2
JP3412622B2 JP2001119529A JP2001119529A JP3412622B2 JP 3412622 B2 JP3412622 B2 JP 3412622B2 JP 2001119529 A JP2001119529 A JP 2001119529A JP 2001119529 A JP2001119529 A JP 2001119529A JP 3412622 B2 JP3412622 B2 JP 3412622B2
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    • H04B1/7115Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers
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  • Signal Processing (AREA)
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCDMA受信装置及
びパス保護処理方法に関し、特に保護パス情報に応じた
最適なパス保護処理を行うことにより、受信特性をより
向上させるCDMA受信装置及びパス保護処理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CDMA(Code Divi
sion Multiple Access:符号分割
多元接続方式)受信装置は、複数の通信者が同一の周波
数帯を用いて通信を行うものであり、各々の通信者の識
別は拡散符号を用いて行われる。こうした移動通信では
多重波伝搬の各受信波の伝搬路長にばらつきがあるた
め、伝搬遅延時間の異なる多重波が干渉することにな
る。
【0003】移動局は基地局に対して移動するため、各
々の伝搬路であるパスの信号は見通し外ではレイリー変
動する。CDMA通信では伝搬遅延時間の異なる複数の
レイリー変動するマルチパス信号を収集して同相合成
(RAKE合成)することにより、ダイバーシティ効果
が得られ受信特性を向上させることができる。
【0004】受信信号のパスを検出する場合は、サーチ
ャー部からのサーチパスとトラッキング手段によるトラ
ッキングパスとを比較して、パスの一致検出に対しては
後方保護をかけ、パスの消滅検出にあたっては前方保護
をかけて、トラッキングパスのパス捕捉状態を、完全は
ずれ状態、後方保護状態、完全保護状態、前方保護状態
に区分してパス状態を求めている。
【0005】従来では、フィンガー部、相関器群、加算
器群及び加算後相関値からレベルの高い受信タイミング
を探し、フィンガー部で受信するべき受信タイミングを
決定するパスコントロール機能を備えたサーチャー部を
有するCDMA受信装置が知られている。
【0006】図19は従来の保護処理を示す保護パスの
状態遷移図である。
【0007】ここで保護処理とは、今回初めて検出した
パス(受信タイミング)を直ちには同期状態73のパス
とせずに後方保護状態71として保護し、指定した後方
保護段数72と同じ受信タイミングで検出した状態が続
いた場合に、初めて同期状態73のパスと判断する(後
方保護処理)。
【0008】同様に、前回の処理で検出したパスが今回
の処理で検出できない場合、直ちに削除してidle状
態76とせずに前方保護状態74として保護し、指定し
た前方保護段数75に対して連続して検出できない状態
が続いた場合に、初めて保護パスから削除する(前方保
護処理)。
【0009】このように、フェージング等によってレベ
ルが変動したり受信タイミングが多少変化したりして
も、保護パスの割り当てが頻繁に変わらないようにパス
の保護処理を行うことが必要である。
【0010】このような技術の一例として、特許第28
53705号記載の「スペクトラム拡散通信受信機」が
知られている。
【0011】この公報では、マルチパスフェージング下
の相関レベルが雑音レベルと同程度であるような小さい
パスが複数ある場合でも復調特性を改善する技術が記載
されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のCDM
A受信装置及びパス保護処理方法は、保護パスが全て前
方保護状態で埋まっていると、前方保護段数が検出でき
ない状態が続いて保護パスが削除されないので、レベル
の高いパスが新たに検出されてもこのパスを割り当てる
ことができないという欠点を有している。
【0013】また、使用セクタ数が増えるセクタ変更時
には新たにレベルの高いパスが検出される可能性が高い
が、保護パスに空きがない場合は空きができるまで、検
出したパスを割り当てることができないという欠点を有
している。
【0014】さらにまた、従来の保護処理方法では前方
保護状態に入ったパスは、前方保護段数が検出できない
状態が続くとパスが削除されないので、移動端末機がビ
ルの影からでてきたときに今まで検出できなかった直接
波が見えるような場合に対しても、保護パスに空きがな
い場合は空きができるまで、検出したパスを割り当てる
ことができないという欠点を有している。
【0015】本発明の目的は、保護パスが全て前方保護
状態の場合にレベルが一番小さい保護パスを削除し、サ
ーチャーが検出したしきい値以上のパスのうちレベルが
一番高いパスを登録できるので、保護パスが全て前方保
護状態のパスで埋まっているときに、前方保護段数が検
出されない状態が続いて削除されるまでは、レベルの高
いパスが新たに検出されてもこのパスを割り当てること
ができないといった問題を解消するとともに、保護パス
が全て前方保護状態のパスで埋まることを避けるための
保護パス数及びフィンガー数を多数用意しておく必要が
なく、装置の小型化を図るCDMA受信装置及びパス保
護処理方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のCDMA受信装
置及びパス保護処理方法は、入力された受信データに対
して、フィンガーパスタイミングで指示された受信タイ
ミングにより各々のパスの逆拡散を行い、シンボル同期
をとりフィンガー出力を出力する複数のフィンガー回路
を有するフィンガー部と;前記受信データの逆拡散のタ
イミングを少しずつずらしながら相関値レベルを求め、
最適な受信タイミングを探し、前記フィンガー部で受信
するべき受信タイミングとしての複数の前記フィンガー
パスタイミングを前記複数のフィンガー回路に各々出力
するサーチャー部と;前記フィンガー部の出力をそれぞ
れ加算し同相合成してRAKE合成データを出力するR
AKE合成部と;前記RAKE合成データを復号し、復
号データを出力する復号部と;を備え、最初に検出した
パスである受信タイミングを直ちには同期状態のパスと
せずに後方保護状態として保護し、指定した後方保護段
数と同じ受信タイミングで検出した状態が続いた場合
に、初めて前記同期状態のパスと判断する後方保護処理
を行い、前回の処理で検出したパスが今回の処理で検出
できない場合、直ちに削除してidle状態とせずに前
方保護状態として保護し、指定した前方保護段数の回数
分連続して見つからない状態が続いた場合に、初めて保
護パスから削除する前方保護処理を行うことを特徴とし
ている。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】前記保護パスが全て前記前方保護状態かど
うかを判定し、全てが前記前方保護状態であればレベル
が一番小さい保護パスを削除し、削除された個所にサー
チャー部がその回見つけたしきい値以上のパスのうち、
レベルが一番高いパスであるサーチパスを登録するパス
保護処理方法を特徴としている。
【0025】前記保護パスが全て前記前方保護状態のパ
スで埋まっているかどうかを判定し、前記保護パスが全
て前記前方保護状態のパスで埋まっている場合、前方保
護回数が一番大きく、かつレベルが一番低い保護パスを
削除し、削除された個所にサーチャーがその回見つけた
しきい値以上のパスのうち、レベルが一番高いパスを登
録するパス保護処理方法を特徴としている。
【0026】前記保護パスが全て前記前方保護状態のパ
スで埋まっているかどうかを判定し、前記保護パスが全
て前記前方保護状態のパスで埋まっている場合、レベル
が低い保護パスから順にN(Nは1以上の整数)個のパ
スを削除し、削除された個所にサーチャーがその回見つ
けたしきい値以上のパスのうち、レベルが高いサーチパ
スから順にN個登録するパス保護処理方法を特徴として
いる。
【0027】前記保護パスが、全て前記前方保護状態の
パスで埋まっているかどうかを判定し、前記保護パスが
全て前記前方保護状態のパスで埋まっている場合、前方
保護回数が大きくて、かつレベルが低い保護パスから順
にN個のパスを削除し、削除された個所にサーチャーが
その回見つけたしきい値以上のパスのうち、レベルが高
いサーチパスから順にN個登録するパス保護処理方法を
特徴としている。
【0028】前記サーチャーが、その回見つけたしきい
値以上のパスでかつ前記保護パスに割り当てられていな
いパスのうち、レベルが一番高いサーチパスのレベルが
所定のしきい値以上かどうかを判断し、所定のしきい値
以上の場合はレベルが一番低い保護パスを削除し、削除
された個所に前記サーチャーがその回見つけたしきい値
以上のパスのうち、レベルが一番高いパスを登録するパ
ス保護処理方法を特徴としている。
【0029】前記サーチャーが、その回見つけたしきい
値以上のパスでかつ前記保護パスに割り当てられていな
いパスのうち、レベルが一番高いサーチパスのレベルが
所定のしきい値以上かどうかを判断し、所定のしきい値
以上の場合は前記前方保護回数が一番大きく、かつレベ
ルが一番低い保護パスを削除し、削除された個所に前記
サーチャーがその回見つけたしきい値以上のパスのう
ち、レベルが一番高いパスを登録するパス保護処理方法
を特徴としている。
【0030】前記サーチャーが、その回見つけたしきい
値以上のパスでかつ前記保護パスに割り当てられていな
いパスのうち、レベルが高いサーチパスから順に所定の
しきい値以上のパス数=Nを数えて、N>=1かどうか
を判定し、N>=1パスの場合は、前方保護中で、かつ
レベルが低い保護パスから順に最大でN個のパスを削除
し、削除された個所に前記サーチャーがその回見つけた
しきい値以上のパスのうち、レベルが高いサーチパスか
ら順にN個登録するパス保護処理方法を特徴としてい
る。
【0031】前記サーチャーが、その回見つけたしきい
値以上のパスで、かつ前記保護パスに割り当てられてい
ないパスのうち、レベルが高いサーチパスから順に所定
のしきい値以上のパス数=Nを、N>=1かどうかを判
定し、N>=1パスの場合は前方保護中で、前記前方保
護回数が大きくてかつレベルが低い保護パスから順に最
大でN個のパスを削除し、削除された個所に前記サーチ
ャーがその回見つけたしきい値以上のパスのうち、レベ
ルが高いサーチパスから順にN個登録するパス保護処理
方法を特徴としている。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0033】図1は本発明のCDMA受信装置及びパス
保護処理方法の一つの実施の形態を示すブロック図であ
る。
【0034】図1に示す本実施の形態は、CDMA受信
装置1に入力された受信データ7に対して、フィンガー
パスタイミング6a,6nで指示された受信タイミング
により各々のパスの逆拡散を行い、シンボル同期をとり
フィンガー出力8a,8nとして出力するフィンガー回
路5a,5nを有するフィンガー部5と、受信データ7
の逆拡散のタイミングを少しずつずらしながら相関値レ
ベルを求め、最適な受信タイミングを探し、フィンガー
部5で受信するべき受信タイミングとしてのフィンガー
パスタイミング6a,6nをフィンガー回路5a,5n
に出力するサーチャー部2と、フィンガー部5の出力を
それぞれ加算し同相合成してRAKE合成データ9を出
力するRAKE合成部3と、RAKE合成データ9を復
号し復号データ10を出力する復号部4とから構成され
ている。
【0035】ここでフィンガー(finger)につい
て説明すると、CDMA受信装置では、複数のパスすな
わちマルチパスからの各受信信号を処理するために、フ
ィンガー部に含まれる複数のフィンガー回路が複数のパ
スに対応して設けられる。このフィンガーとは指状の信
号を意味し、これら指状の信号を処理することからフィ
ンガー部と称される。
【0036】また、RAKE合成部のRAKEとは「く
まで(熊手)」を意味し、各フィンガーから出力される
信号を熊手で集めるように処理することから、RAKE
合成部と称される。
【0037】次に図1を参照して動作を説明する。
【0038】CDMA受信装置1に入力された受信デー
タ7は、フィンガー部5とサーチャー部2にそれぞれ出
力される。サーチャー部2は、受信データ7の逆拡散の
タイミングを少しずつずらしながら相関値レベルを求
め、最適な受信タイミングを探し、フィンガー部5で受
信するべき受信タイミングをピークタイミングとして、
フィンガーパスタイミング6a,6nをフィンガー部5
のフィンガー回路5a,5nに出力する。
【0039】フィンガー部5では、フィンガーパスタイ
ミング6a,6nで指示された受信タイミングで受信デ
ータ7の逆拡散を行い、シンボル同期をとる検波処理を
行う。フィンガー部5が出力するフィンガー出力5a,
5nはRAKE合成部3にそれぞれ出力されて同相加算
されRAKE合成データ9として出力し、加算後のRA
KE合成データ9は復号部4で復号データ10として復
号される。ここで、フィンガー部5が有するフィンガー
回路5a,5nは、このCDMA受信装置1で処理する
パス数に応じて用意され、フィンガー部5でフィンガー
回路の数nがn=10であれば最大10パスのRAKE
合成が可能となる。
【0040】図2は図1のサーチャー部の一例を示す詳
細ブロック図である。
【0041】なお、図2において図1に示す構成要素に
対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その
説明を省略する。
【0042】サーチャー部2は、拡散符号16を生成出
力する拡散符号発生器24と、拡散符号16のタイミン
グを少しずつ異なる受信タイミングパルス17として各
々出力するサーチ用遅延回路25と、受信データ7をそ
れぞれ少しずつ異なる受信タイミング17で逆拡散を行
い相関値13a,13b,13c,13nを出力する相
関器11a,11b,11c,11nを有する相関器群
21と、相関値13a,13b,13c,13nを指定
回数加算(積分)し、遅延プロファイルとしての加算後
相関値15a,15b,15c,15nをそれぞれ出力
する加算器12a,12b,12c,12nを有する加
算器群22と、加算後相関値15a〜15nからレベル
の高い受信タイミングを探し、各パスの受信タイミング
をフィンガーパスタイミング6a,6nとしてフィンガ
ー部5に出力するパスコントロール部23とを有してい
る。
【0043】図2を参照すると、受信データ7は相関器
群21の相関器11a,11b,11c,11nに入力
され、相関器11a〜11nは受信タイミングパルス1
7のそれぞれ少しずつ異なる受信タイミングで逆拡散を
行う。相関器11a〜11nの出力である相関値13a
〜13nは、加算器群22の加算器12a〜12nにそ
れぞれ入力される。
【0044】加算器12a〜12nは、相関値13a〜
13nを指定回数(パラメータとして変更可能とする)
だけ加算(積分)し、加算後相関値(遅延プロファイ
ル)15a,15b,15c,15nをパスコントロー
ル部23にそれぞれ出力する。
【0045】拡散符号発生器24は相関器群21で逆拡
散するための拡散符号16を生成出力し、サーチ用遅延
回路25に出力する。サーチ用遅延回路25は拡散符号
16のタイミングを少しずつ異なる受信タイミングパル
ス17として相関器11a〜11nに各々出力する。
【0046】パスコントロール部23は、加算後相関値
15a〜15nからレベルの高い受信タイミングを探し
てピークを検出し、保護パスとするかどうかを判断し
て、保護パスと判定した各パスの受信タイミングをフィ
ンガーパスタイミング6a,6nとしてフィンガー部5
に出力する。
【0047】図3は図2のパスコントロール部の一例を
示す詳細ブロック図である。
【0048】なお、図3において図2に示す構成要素に
対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その
説明を省略する。
【0049】次に図3を参照して動作を説明すると、パ
スコントロール部23は、ピーク検出部31、しきい値
処理部32、保護処理部33及び保護パスメモリ部34
を有している。
【0050】ピーク検出部31は加算後相関値15a〜
15nからレベルの高い受信タイミングを指定ピーク数
分サーチしてピークを検出し、各々のパスのパスピーク
タイミング26とパスピークレベル27とをしきい値処
理部32に出力する。
【0051】なお、指定ピーク数はパラメータとして変
更可能とする。
【0052】しきい値処理部32は、入力されたパスピ
ークレベル27から各種しきい値以上のパスを選択する
しきい値処理を行い、しきい値以上のパスをサーチパス
タイミング28とサーチパスレベル29として保護処理
部33に出力する。
【0053】保護処理部33は、保護パスメモリ部34
から前回の保護処理の結果であるセクタ情報とブランチ
情報を含む保護パスタイミング36、保護パス回数を含
む保護パス状態37及び保護パスレベル38を読み出
し、今回検出したパスであるサーチパスタイミング28
及びサーチパスレベル29と比較して保護処理を行い、
保護パスを決定する。保護パスと判定した各パスの受信
タイミングをセクタ情報とブランチ情報を含むフィンガ
ーパスタイミング6a,6nとしてフィンガー部5に出
力するとともに、今回の保護処理の結果である保護パス
タイミング36、保護パス状態37及び保護パスレベル
38を保護パスメモリ部34に書き込む。
【0054】図4は図3のパスコントロール部動作を示
すフローチャートである。
【0055】図5は受信タイミングと相関値との関係を
示す遅延プロファイルの図である。
【0056】図5において横軸は受信タイミングを示
し、縦軸は加算後相関値のレベルを示す。
【0057】図5では各々受信タイミングの異なるパス
A,B,Cが3個存在し、マルチパスが存在することを
示している。図中の符号A,B,Cはそれぞれパスのレ
ベルが最大となる受信タイミングを表し、受信タイミン
グA〜CのうちBのパスのレベルが最大であることを表
している。
【0058】図3、図4及び図5を参照しながら、ピー
ク検出部31は加算後相関値15a〜15nからレベル
の高い受信タイミングを指定ピーク数分(パラメータと
して変更可能とする)サーチしてピークを検出し、各パ
スのピークタイミング26とパスピークレベル27とを
しきい値処理部32に出力するピーク検出処理を行う
(ステップ41:S41)。
【0059】次のステップでしきい値処理部32は、入
力されたパスピークレベル27から各種しきい値以上の
パスを選択するしきい値処理を行い、しきい値以上のパ
スをサーチパスタイミング28とサーチパスレベル29
として保護処理部33に出力する(ステップ42:S4
2)。
【0060】次のステップで保護処理部33は、保護パ
スメモリ部34から前回の保護処理の結果である保護パ
スタイミング36、保護パス状態37及び保護パスレベ
ル38を読み出し、今回検出したパスであるサーチパス
タイミング28及びサーチパスレベル29と比較して保
護処理を行って保護パスを決定し、保護パスと判定した
各パスの受信タイミングをフィンガーパスタイミング6
a,6nとしてフィンガー部5に出力する(ステップ4
3:S43)。
【0061】なお、ステップ43では、今回の保護処理
の結果である保護パスタイミング36、保護パス状態3
7及び保護パスレベル38を保護パスメモリ部34に書
き込む処理を行う。
【0062】図6は保護パス情報とサーチパス情報を説
明する図である。
【0063】図6を参照すると、保護パス#0の保護パ
スタイミングtmg#0は、サーチパス#0〜#mのサ
ーチパスタイミングtmg#0〜#mと比較して、サー
チパス#0のサーチパスタイミングtmg#0と一致し
た場合の例で、保護パス#0の保護パス状態は同期状態
から、継続して、同期状態となる。ここで、保護パスタ
イミングtmg#0はサーチパス#0のサーチパスタイ
ミングtmg#0で更新され、保護パスレベルleve
l#0はサーチパス#0のサーチパスレベル#0で更新
される。
【0064】また、保護パス#1の保護パスタイミング
tmg#1は、残りのサーチパス#0〜#mのサーチパ
スタイミングtmg#0〜#mと比較して、サーチパス
#2のサーチパスタイミングtmg#2と一致した場合
の例で、保護パス#1の保護パス状態は後方保護状態、
保護回数=1から、保護回数がインクリメントされて、
後方保護状態、保護回数=2となる。ここで、保護パス
タイミング#1はサーチパス#2のサーチパスタイミン
グtmg#2で更新され、保護パスレベルlevel#
1はサーチパス#2のサーチパスレベル#2で更新され
る。
【0065】また、保護パス#2の保護パスタイミング
tmg#2は、残りのサーチパス#0〜#mのサーチパ
スタイミングtmg#0〜#mと比較して、いずれとも
一致しない場合の例で保護パス#2の保護パス状態は同
期状態から、前方保護状態、保護回数=1となる。
【0066】図7は保護パスの状態遷移を説明する図で
ある。
【0067】図7を参照して、保護処理とは、今回初め
て検出したパス(受信タイミング)を直ちには同期状態
73のパスとせずに後方保護状態71として保護し、指
定した後方保護段数72と同じ受信タイミングで検出し
た状態が続いた場合に、初めて同期状態73のパスと判
断する後方保護処理を意味する。
【0068】最初idle状態76では、後方保護回数
カウンタ=0、前方保護回数カウンタ=0であり、受信
タイミングによりパスを検出する毎に後方保護回数カウ
ンタがインクリメントされる。後方保護回数カウンタが
後方保護段数72に満たないときは、後方保護状態71
が継続し、後方保護回数カウンタが後方保護段数72に
一致したときに同期状態73に遷移する。また、後方保
護状態71でパスが検出できない場合は、後方保護回数
カウンタを0にクリアしidle状態76に遷移する。
【0069】同様に、前回の処理で検出したパスが今回
の処理で検出できない場合、直ちに削除してidle状
態76とせずに前方保護状態74として保護し、指定し
た前方保護段数75の回数分連続して見つからない状態
が続いた場合に、初めて保護パスから削除する(前方保
護処理)。
【0070】同期状態73から、パスが検出できない毎
に前方保護回数カウンタがインクリメントされる。前方
保護回数カウンタが前方保護段数75に満たないとき
は、前方保護状態74が継続し、前方保護回数カウンタ
が前方保護段数に一致したときにidle状態76に遷
移する。
【0071】また、前方保護状態74でパスが検出でき
た場合は、前方保護回数カウンタを0にクリアし同期状
態73に遷移する このように、フェージング等によってレベルが変動した
り受信タイミングが多少変化したりしても、保護パスの
割り当てが頻繁に変わらないように保護処理を行うこと
が必要である。
【0072】図6及び図7を参照して、保護パスの状態
遷移を説明する。
【0073】保護処理における最大保護パス数はフィン
ガー部5のnの値に対応し、フィンガー部5でn=10
であれば、保護処理における最大保護パス数は最大10
パスとなる。
【0074】前述の通り、保護処理は今回初めて検出し
たパス(受信タイミング)を直ちには同期状態73のパ
スとせずに後方保護状態71として保護し、指定した後
方保護段数72と同じ受信タイミングで検出した状態が
続いた場合に、初めて同期状態73のパスと判断する
(後方保護処理)。
【0075】同様に、前回の処理で検出したパスが今回
の処理で検出できない場合、直ちには削除してidle
状態76とせずに、前方保護状態74として保護し指定
した前方保護段数75の回数分連続して見つからない状
態が続いた場合に、初めて保護パスから削除する(前方
保護処理)。後方保護段数72及び前方保護段数75
は、パラメータとして変更可能である。
【0076】従って、フェージング等によってレベルが
変動したり受信タイミングが多少変化したりしても保護
パスの割り当てが頻繁に変わらない保護処理が行われる
ことになる。
【0077】図8は保護パスが前方保護状態の場合の動
作を示すフローチャートである。
【0078】図7で、保護パスが全て前方保護状態かど
うかをステップ81で判定し(S81)、全てが前方保
護状態であればレベルが一番小さい保護パスを削除する
(ステップ82:S82)。次のステップ83で、削除
された個所にサーチャーがその回見つけたしきい値以上
のパスのうち、レベルが一番高いパスであるサーチパス
#0を登録する(S83)。
【0079】図9は保護パスが全て前方保護状態で埋ま
っている場合の保護パス情報とサーチパス情報を示す図
である。
【0080】図9を参照すると、保護パス#0〜#nの
保護パスタイミングtmg#0〜tmg#nが、サーチ
パス#0〜#mのサーチパスタイミングtmg#0〜t
mg#mのいずれとも一致しない場合の例で、サーチパ
スが1パスも割り当てられていないので保護パス#0〜
#nの保護パス状態は全て前方保護状態になる。
【0081】図10は図9でレベルの一番低い保護パス
削除を示す図である。
【0082】また、図11は図10でレベルが一番高い
サーチパス登録を示す図である。
【0083】図9の場合で保護パス#0〜#nの保護パ
ス状態が全て前方保護状態のとき、図10に示すように
レベルが一番低い保護パスを削除しidle状態とし、
図11に示すようにサーチパス情報のうち一番レベルが
高いパスであるサーチパス#0を登録することになる。
【0084】これにより、保護パスが全て前方保護状態
のパスで埋まっているときに、前方保護段数が見つから
ない状態が続いて削除されるまで、レベルの高いパスが
新たに見つかったとしても割り当てることができないと
いった従来の問題を解消できる。
【0085】次に、本発明の保護パスの他の動作例につ
いて説明する。
【0086】図12は図8の保護パスの他の動作を示す
フローチャートである。
【0087】図12を参照すると、保護パスが全て前方
保護状態のパスで埋まっているかどうかを判定し、保護
パスが全て前方保護状態のパスで埋まっている場合次の
ステップに進む(ステップ101:S101)。ステッ
プ102で、前方保護回数が一番大きく、かつレベルが
一番低い保護パスを削除する(S102)。次のステッ
プ103で、削除された個所にサーチャーがその回見つ
けたしきい値以上のパスのうち、レベルが一番高いパス
を登録する(S103)。図8とは、前方保護回数が一
番大きく、かつレベルが一番低い保護パスを削除する点
で異なる。
【0088】図13は図12の保護パスの他の動作を示
すフローチャートである。
【0089】図13を参照すると、保護パスが全て前方
保護状態のパスで埋まっているかどうかを判定し、保護
パスが全て前方保護状態のパスで埋まっている場合次の
ステップに進む(ステップ111:S111)。ステッ
プ112で、レベルが低い保護パスから順にN個のパス
(Nはパラメータとして変更可能とする)を削除する
(S112)。次のステップ113で、削除された個所
にサーチャーがその回見つけたしきい値以上のパスのう
ち、レベルが高いサーチパスから順にN個登録する(ス
テップ113:S113)。
【0090】図14は図12と図13とを組み合わせた
保護パスの動作を示すフローチャートである。
【0091】図14を参照すると、保護パスが全て前方
保護状態のパスで埋まっているかどうかを判定し、保護
パスが全て前方保護状態のパスで埋まっている場合次の
ステップに進む(ステップ121:S121)。ステッ
プ122で、前方保護回数が大きくてかつレベルが低い
保護パスから順にN個のパス(Nはパラメータとして変
更可能とする)を削除する(S122)。次のステップ
123で、削除された個所にサーチャーがその回見つけ
たしきい値以上のパスのうち、レベルが高いサーチパス
から順にN個登録する(ステップ123:S123)。
【0092】図15は保護パスの他の動作を示すフロー
チャートである。
【0093】図15を参照すると、ステップ131の判
定で、サーチャーがその回見つけたしきい値以上のパス
でかつ保護パスに割り当てられていないパスのうち、レ
ベルが一番高いサーチパスのレベルが所定のしきい値以
上かどうかを判定し、所定のしきい値以上の場合は次の
ステップに進む(S131)。ステップ132で、レベ
ルが一番低い保護パスを削除する(S132)。
【0094】次のステップ133で、削除された個所に
サーチャーがその回見つけたしきい値以上のパスのう
ち、レベルが一番高いパスを登録する(S133)。
【0095】所定のしきい値については、しきい値処理
部32の各種しきい値を使用しても良いし、これとは別
のしきい値を用意しても良い。
【0096】図16は図15の保護パスの他の動作を示
すフローチャートである。
【0097】図16を参照すると、ステップ141の判
定で、サーチャーがその回見つけたしきい値以上のパス
でかつ保護パスに割り当てられていないパスのうち、レ
ベルが一番高いサーチパスのレベルが所定のしきい値以
上かどうかを判断し、所定のしきい値以上の場合は次の
ステップに進む(S141)。
【0098】ステップ142で、前方保護回数が一番大
きく、かつレベルが一番低い保護パスを削除する(S1
42)。次のステップ143で、削除された個所にサー
チャーがその回見つけたしきい値以上のパスのうち、レ
ベルが一番高いパスを登録する(S143)。
【0099】図17は保護パスの他の動作を示すフロー
チャートである。
【0100】図17を参照すると、サーチャーがその回
見つけたしきい値以上のパスで、かつ保護パスに割り当
てられていないパスのうち、レベルが高いサーチパスか
ら順に所定のしきい値以上のパス数=Nを数える(ステ
ップ151:S151)。
【0101】次のステップで、N>=1かどうかを判定
し、N>=1パスの場合は次のステップに進む(ステッ
プ152:S152)。
【0102】ステップ153で、前方保護中で、かつレ
ベルが低い保護パスから順に最大でN個のパスを削除す
る(ただし、前方保護状態以外の場合は削除しない)
(S153)。
【0103】次のステップ154で、削除された個所に
サーチャーがその回見つけたしきい値以上のパスのう
ち、レベルが高いサーチパスから順にN個登録する(ス
テップ154:S154)。
【0104】図18は図16と図17とを組み合わせた
保護パスの動作を示すフローチャートである。
【0105】図18を参照すると、サーチャーがその回
見つけたしきい値以上のパスで、かつ保護パスに割り当
てられていないパスのうち、レベルが高いサーチパスか
ら順に所定のしきい値以上のパス数=Nを数える(ステ
ップ161:S161)。
【0106】次のステップで、N>=1かどうかを判定
し、N>=1パスの場合は次のステップに進む(ステッ
プ162:S162)。
【0107】ステップ163で、前方保護中で、前方保
護回数が大きくてかつレベルが低い保護パスから順に最
大でN個のパスを削除する(ただし、前方保護状態以外
の場合は削除しない)(S163)。
【0108】次のステップ164で、削除された個所に
サーチャーがその回見つけたしきい値以上のパスのう
ち、レベルが高いサーチパスから順にN個登録する(S
164)。
【0109】上述の通り、本発明によるCDMA受信装
置及びパス保護処理方法は、保護パス情報に応じた最適
なパス保護処理を行うことにより、受信特性をより向上
させるものである。
【0110】本発明は、保護処理部33において行う従
来の保護処理に、保護パスが全て前方保護状態の場合
は、レベルが一番小さい保護パスを削除し、保護パスに
空きを作ることで、サーチャーがその回見つけたしきい
値以上のパスのうち、レベルが一番高いパスであるサー
チパスを登録できるようにしたものである。
【0111】これにより、保護パスが全て前方保護状態
のパスで埋まっているときに、前方保護段数が検出され
ない状態が続いて削除されるまで、レベルの高いパスが
新たに検出されても割り当てることができないといった
従来の問題を解消することができる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のCDMA
受信装置及びパス保護処理方法は、保護パスが全て前方
保護状態の場合にレベルが一番小さい保護パスを削除
し、サーチャーが検出したしきい値以上のパスのうちレ
ベルが一番高いパスを登録できるので、保護パスが全て
前方保護状態のパスで埋まっているときに前方保護段数
の見つからない状態が続いて削除されなくても、レベル
の高いパスが新たに見つかると割り当てることができる
という効果を有している。
【0113】また、保護パスが全て前方保護状態のパス
で埋まることを避けるための保護パス数及びフィンガー
数を十分用意しておく必要がなく、装置の小型化を図る
という効果を有している。
【0114】さらに、フェ−ジングがゆっくり変動する
伝搬環境では、レベルが落ち込んだときもパスを離さな
いように前方保護段数を大きな値に設定した方が受信特
性は良くなるが、反面前方保護段数を大きな値に設定す
ると削除されるまでの時間がかかり、レベルの高いパス
が新たに見つかったときの割り当てが遅くなるため、前
方保護段数はある程度小さな値にしなければならないと
いう制約を除去できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCDMA受信装置及びパス保護処理方
法の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1のサーチャー部の一例を示す詳細ブロック
図である。
【図3】図2のパスコントロール部の一例を示す詳細ブ
ロック図である。
【図4】図3のパスコントロール部の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】受信タイミングと相関値との関係を示す遅延プ
ロファイルの図である。
【図6】保護パス情報とサーチパス情報を説明する図で
ある。
【図7】保護パスの状態遷移を説明する図である。
【図8】保護パスが前方保護状態の場合の動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】保護パスが全て前方保護状態で埋まっている場
合の保護パス情報とサーチパス情報を示す図である。
【図10】図9でレベルの一番低い保護パス削除を示す
図である。
【図11】図10でレベルが一番高いサーチパス登録を
示す図である。
【図12】図8の保護パスの他の動作を示すフローチャ
ートである。
【図13】図12の保護パスの他の動作を示すフローチ
ャートである。
【図14】図12と図13とを組合わせた保護パスの動
作を示すフローチャートである。
【図15】保護パスの他の動作を示すフローチャートで
ある。
【図16】図15の保護パスの他の動作を示すフローチ
ャートである。
【図17】図17は保護パスの他の動作を示すフローチ
ャートである。
【図18】図16と図17とを組み合わせた保護パスの
動作を示すフローチャートである。
【図19】従来の保護処理を示す保護パスの状態遷移図
である。
【符号の説明】
1 CDMA受信装置 2 サーチャー部 3 RAKE合成部 4 復号部 5 フィンガー部 5a,5n フィンガー回路 6a,6n フィンガーパスタイミング 7 受信データ 8a,8n フィンガー出力 9 RAKE合成データ 10 復号データ 11a,11b,11c,11n 相関器 12a,12b,12c,12n 加算器 13a,13b,13c,13n 相関値 15a,15b,15c,15n 加算後相関値 16 拡散符号 17 受信タイミングパルス 21 相関器群 22 加算器群 23 パスコントロール部 24 拡散符号発生器 25 サーチ用遅延回路 26 パスピークタイミング 27 パスピークレベル 28 サーチパスタイミング 29 サーチパスレベル 31 ピーク検出部 32 しきい値処理部 33 保護処理部 34 保護パスメモリ部 36 保護パスタイミング 37 保護パス状態 38 保護パスレベル
フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−324016(JP,A) 特開 平11−261528(JP,A) 特開2000−10549(JP,A) 特開2002−26767(JP,A) 特開2002−94413(JP,A) 特開2000−115030(JP,A) 特開 平7−231278(JP,A) 特許2853705(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 1/713 H04L 7/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された受信データに対して、フィン
    ガーパスタイミングで指示された受信タイミングにより
    各々のパスの逆拡散を行い、シンボル同期をとりフィン
    ガー出力を出力する複数のフィンガー回路を有するフィ
    ンガー部と; 前記受信データの逆拡散のタイミングを少しずつずらし
    ながら相関値レベルを求め、最適な受信タイミングを探
    し、前記受信データを前記フィンガー部で受信するべき
    受信タイミングとしての複数の前記フィンガーパスタイ
    ミングを前記複数のフィンガー回路に各々出力するサー
    チャー部と; 前記複数のフィンガー部の出力をそれぞれ加算し同相合
    成してRAKE合成データを出力するRAKE合成部
    と; 前記RAKE合成データを復号し、復号データを出力す
    る復号部と;を備えたCDMA受信装置のパス保護処理方法であっ
    、 最初に検出したパスである受信タイミングを直ちには同
    期状態のパスとせずに後方保護状態として保護し、指定
    した後方保護段数と同じ受信タイミングで検出した状態
    が続いた場合に、初めて前記同期状態のパスと判断する
    後方保護処理を行い、前回の処理で検出したパスが今回
    の処理で検出できない場合、直ちに削除してidle状
    態とせずに前方保護状態として保護し、指定した前方保
    護段数の回数分連続して見つからない状態が続いた場合
    に、初めて保護パスから削除する前方保護処理を行い、 前記保護パスが全て前記前方保護状態かどうかを判定
    し、全てが前記前方保護状態であれば少なくともレベル
    が一番小さい保護パスを削除し、サーチャーがその回見
    つけたしきい値以上のパスのうち、少なくともレベルが
    一番高いパスであるサーチパスを削除された個所に登録
    することを特徴とするCDMA受信装置のパス保護処理
    方法。
  2. 【請求項2】 前記保護パスが全て前記前方保護状態
    パスで埋まっているかどうかを判定し、全てが前記前方
    保護状態であればレベルが一番小さい保護パスを削除
    し、削除された個所にサーチャー部がその回見つけたし
    きい値以上のパスのうち、レベルが一番高いパスである
    サーチパスを登録することを特徴とする請求項1記載の
    CDMA受信装置のパス保護処理方法。
  3. 【請求項3】 前記保護パスが全て前記前方保護状態の
    パスで埋まっているかどうかを判定し、前記保護パスが
    全て前記前方保護状態のパスで埋まっている場合、前方
    保護回数が一番大きく、かつレベルが一番低い保護パス
    を削除し、削除された個所にサーチャーがその回見つけ
    たしきい値以上のパスのうち、レベルが一番高いパスを
    登録することを特徴とする請求項1記載のCDMA受信
    装置のパス保護処理方法。
  4. 【請求項4】 前記保護パスが全て前記前方保護状態の
    パスで埋まっているかどうかを判定し、前記保護パスが
    全て前記前方保護状態のパスで埋まっている場合、レベ
    ルが低い保護パスから順にN(Nは1以上の整数)個の
    パスを削除し、削除された個所にサーチャーがその回見
    つけたしきい値以上のパスのうち、レベルが高いサーチ
    パスから順にN個登録することを特徴とする請求項1記
    載のCDMA受信装置のパス保護処理方法。
  5. 【請求項5】 前記保護パスが、全て前記前方保護状態
    のパスで埋まっているかどうかを判定し、前記保護パス
    が全て前記前方保護状態のパスで埋まっている場合、前
    方保護回数が大きくて、かつレベルが低い保護パスから
    順にN個のパスを削除し、削除された個所にサーチャー
    がその回見つけたしきい値以上のパスのうち、レベルが
    高いサーチパスから順にN個登録することを特徴とする
    請求項1記載のCDMA受信装置のパス保護処理方法。
  6. 【請求項6】 前記サーチャーが、その回見つけたしき
    い値以上のパスでかつ前記保護パスに割り当てられてい
    ないパスのうち、レベルが一番高いサーチパスのレベル
    が所定のしきい値以上かどうかを判断し、所定のしきい
    値以上の場合はレベルが一番低い保護パスを削除し、削
    除された個所に前記サーチャーがその回見つけたしきい
    値以上のパスのうち、レベルが一番高いパスを登録する
    ことを特徴とする請求項1記載のCDMA受信装置のパ
    ス保護処理方法。
  7. 【請求項7】 前記サーチャーが、その回見つけたしき
    い値以上のパスでかつ前記保護パスに割り当てられてい
    ないパスのうち、レベルが一番高いサーチパスのレベル
    が所定のしきい値以上かどうかを判断し、所定のしきい
    値以上の場合は前記前方保護回数が一番大きく、かつレ
    ベルが一番低い保護パスを削除し、削除された個所に前
    記サーチャーがその回見つけたしきい値以上のパスのう
    ち、レベルが一番高いパスを登録することを特徴とする
    請求項1記載のCDMA受信装置のパス保護処理方法。
  8. 【請求項8】 前記サーチャーが、その回見つけたしき
    い値以上のパスでかつ前記保護パスに割り当てられてい
    ないパスのうち、レベルが高いサーチパスから順に所定
    のしきい値以上のパス数=Nを数えて、N>=1かどう
    かを判定し、N>=1パスの場合は、前方保護中で、か
    つレベルが低い保護パスから順に最大でN個のパスを削
    除し、削除された個所に前記サーチャーがその回見つけ
    たしきい値以上のパスのうち、レベルが高いサーチパス
    から順にN個登録することを特徴とする請求項1記載の
    CDMA受信装置のパス保護処理方法。
  9. 【請求項9】 前記サーチャーが、その回見つけたしき
    い値以上のパスで、かつ前記保護パスに割り当てられて
    いないパスのうち、レベルが高いサーチパスから順に所
    定のしきい値以上のパス数=Nを、N>=1かどうかを
    判定し、N>=1パスの場合は、前方保護中で、前記前
    方保護回数が大きくてかつレベルが低い保護パスから順
    に最大でN個のパスを削除し、削除された個所に前記サ
    ーチャーがその回見つけたしきい値以上のパスのうち、
    レベルが高いサーチパスから順にN個登録することを特
    徴とする請求項1記載のCDMA受信装置のパス保護処
    理方法。
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