JP3289777B2 - マルチステージ干渉キャンセラ - Google Patents

マルチステージ干渉キャンセラ

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JP3289777B2 JP12052099A JP12052099A JP3289777B2 JP 3289777 B2 JP3289777 B2 JP 3289777B2 JP 12052099 A JP12052099 A JP 12052099A JP 12052099 A JP12052099 A JP 12052099A JP 3289777 B2 JP3289777 B2 JP 3289777B2
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  • Signal Processing (AREA)
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  • Radio Transmission System (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(符号分
割多元接続:Code Division Multi
ple Access)通信システムに関し、特に拡散
変調された複数のユーザの信号が含まれている受信信号
からそれぞれの各ユーザの信号を他のユーザの信号成分
を除去して取り出すためのマルチステージ干渉キャンセ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信システムに用いられる通
信方式として、干渉や妨害に強いCDMA通信方式が注
目されている。このCDMA通信方式とは、送信側では
送信したいユーザ信号をその数十から数百倍の伝送速度
の拡散符号により拡散して送信し、受信側であるCDM
A受信機ではその拡散符号と同一の拡散符号を用いて逆
拡散を行うことにより元のユーザ信号を得る通信方式で
ある。ここで、情報として伝達するユーザ信号をシンボ
ルといい、拡散符号を構成している単位をチップとい
う。
【0003】このようなCDMA受信機としては、1ユ
ーザの信号のみを復調するシングルユーザ受信機が一般
的に用いられるが、複数のユーザの信号を同時に復調す
るマルチユーザ受信機も用いられている。そして、この
マルチユーザ受信機により複数ユーザの信号を同時に復
調する場合に、通話品質を向上させることを目的として
マルチステージ干渉キャンセラが提案されている。
【0004】このマルチステージ干渉キャンセラとは、
複数のユーザの信号が含まれている受信信号をあるユー
ザの拡散符号により復調する際に、そのユーザ以外の信
号成分と同じ信号であるシンボルレプリカ信号を生成
し、復調する前の受信信号から差し引くという動作を複
数回(マルチステージ)行うことにより他ユーザの干渉
の影響を低減する装置である。このマルチステージ干渉
キャンセラには、直列型及び並列型の2種類がある。
【0005】次に、図4を参照して従来の並列型のマル
チステージ干渉キャンセラの構成を説明する。
【0006】この従来の並列型マルチステージ干渉キャ
ンセラは、Mステージ、Nユーザの構成となっている。
図4に示されるように、この従来の並列型マルチステー
ジ干渉キャンセラは、M×N個(Mステージ×Nユー
ザ)のIEU(Interference Estimation Unit:干渉推
定ユニット)11〜1Nと、(M−1)個の遅延器(D)
1〜2M-1と、(M−1)個の減算器31〜3M-1と、N
個のパスサーチ部241〜24Nによって構成されてい
る。
【0007】遅延器(D)21〜2M-1は、受信信号rin
または残差信号7を入力して、一定時間遅延させてから
出力している。この遅延器21〜2M-1が、受信信号rin
または残差信号7を遅延させる時間は、IEU11〜1N
がシンボルレプリカ信号51〜5M-1およびチップレプリ
カ信号6を生成するのに必要な時間である。
【0008】減算器31〜3M-1は、遅延器21〜2M-1
ら出力された受信信号rinまたは残差信号7をから、各
ステージにおけるチップレプリカ信号6の和を差し引い
て(キャンセルして)次段への残差信号7として出力す
る。
【0009】図5に第1ステージにおけるIEU11
構成および入力信号を示し、図6に第2ステージにおけ
るIEU11の構成および入力信号を示す。IEU11
IEU1Nは設定されている拡散符号がそれぞれ第1〜
第Nユーザに対応したもであることが異なるのみで同様
な動作を行うものである。このため、以下ではIEU1
1を用いてその構成および動作を説明する。
【0010】IEU11は、逆拡散・伝送路推定部101
〜108と、レイク・ダイバーシティ合成部11と、シ
ンボルレプリカ生成部12と、チップレプリカ生成部1
3とから構成されている。ここでは、IEU1〜IEUN
は、2ブランチ×4パス構成であるものとして説明す
る。
【0011】第1ステージにおけるIEU11と、第2
ステージにおけるIEU11は、入力される信号が異な
るのみで基本的な構成は同じである。また、第Mステー
ジにおけるIEU11は、シンボルレプリカ生成部12、
チップレプリカ生成部13が削除されていること以外
は、他のステージにおけるIEU11と同様な構成となっ
ている。
【0012】逆拡散・伝送路推定部101〜108は、パ
スタイミング信号28によって示されるパスタイミング
に基づいて、各パス・ブランチ毎に逆拡散、前段からの
シンボルレプリカ信号の加算、伝送路推定を行なってい
る。
【0013】IEU11〜1Nは、第1〜第Nユーザの信
号にそれぞれ対応していて、逆拡散・伝送路推定部10
1〜108における逆拡散の際に用いられる拡散符号は、
それぞれ対応しているユーザの拡散符号となっている。
【0014】レイク・ダイバーシティ合成部11は、各
逆拡散・伝送路推定部101〜108からの信号をレイク
合成およびダイバーシティ合成して、1つの信号として
出力している。
【0015】シンボルレプリカ生成部12は、レイク・
ダイバーシティ合成部11からの信号に基づいてシンボ
ルレプリカ信号51を生成して次ステージのIEU11
出力している。
【0016】チップレプリカ生成部13は、シンボルレ
プリカ生成部12において生成されたシンボルレプリカ
信号51を再拡散することによりチップレプリカ信号6
を生成して出力している。
【0017】上記で説明したような構成により、第1ス
テージにおけるIEU11は、パスタイミング信号28
に基づいて受信信号rinから、第2ステージへのシンボ
ルレプリカ信号51と、チップレプリカ信号6を生成し
ている。また、第2ステージにおけるIEU11は、パ
スタイミング信号28に基づいて、残差信号7と第1ス
テージからのシンボルレプリカ信号51とから、第3ス
テージへのシンボルレプリカ信号52と、チップレプリ
カ信号6を生成している。
【0018】パスサーチ部241〜24Nは、設定されて
いる拡散符号がそれぞれ第1〜第Nユーザに対応したも
であることが異なるのみで同様な動作を行うものであ
る。このため、パスサーチ部241のみの説明を行う。
【0019】パスサーチ部241は、図7に示すように
パスタイミング検出部14を有していて、パスタイミン
グ検出部14は受信信号rinを入力してそれぞれのユー
ザに応じた拡散符号を用いてパスサーチを行ない、得ら
れたパスタイミングをパスタイミング信号28として出
力している。
【0020】次に、図4に示した従来のマルチステージ
干渉キャンセラの動作について説明する。
【0021】受信信号rinが入力されると、パスサーチ
部241では、パスタイミング検出部14により、第1
ユーザに応じた拡散符号を用いてパスサーチを行ない、
得られたパスタイミングをパスタイミング信号28とし
て出力する。第1ステージにおけるIEU11では、パ
スタイミング信号28によって示されるパスタイミング
に基づいて、各パスブランチ毎に、受信信号rinを逆拡
散し、さらに伝送路推定、レイク合成、ダイバーシティ
合成を行ないシンボルレプリカ信号51、チップレプリ
カ信号6を生成する。
【0022】減算器31では、遅延器21からの受信信号
inから、各IEU11〜1Nから出力されたチップレプ
リカ信号6の和を減算し残差信号7として第2ステージ
に出力している。
【0023】第2ステージにおけるIEU11では、パ
スタイミング信号28によって示されるパスタイミング
に基づいて、各パスブランチ毎に、残差信号7を逆拡散
し、逆拡散された残差信号7に対してシンボルレプリカ
信号51を加算し、さらに伝送路推定、レイク合成、ダ
イバーシティ合成を行ないシンボルレプリカ信号52
チップレプリカ信号6を生成する。
【0024】そして、第3ステージ以降は、第2ステー
ジと同様の動作が行われ、最終ステージである第Mステ
ージでは、IEU11〜1Nから、第1〜第Nユーザ信号
がそれぞれ出力される。
【0025】上記で説明した従来のマルチステージ干渉
キャンセラでは、パスサーチ部24 1〜24Nは第1ステ
ージにのみ配置され、各IEU11〜1Nは、パスサーチ
部241〜24Nによる一度のパスサーチにより生成され
たパスタイミング信号28を用いて最終ステージまでの
処理を行っている。しかし、あるユーザ信号の受信電界
が弱い場合、そのユーザ信号は他のユーザ信号による干
渉を受けることとなる。しかし、パスサーチ部241
24Nでは、他のユーザ信号からの干渉が除去されてい
ない受信信号rinを用いてパスサーチを行なっているた
め、受信電界の弱いユーザ信号のパスタイミングを検出
する場合に、正確なパスタイミングを検出することがで
きず誤検出してしまう場合が発生する。そして、パスタ
イミングの誤検出によりCDMA受信装置の受信性能が
劣化する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマルチ
ステージ干渉キャンセラでは、ユーザ信号の受信電界が
弱い場合には、パスタイミングを誤検出して受信性能が
劣化してしまうという問題点があった。
【0027】本発明の目的は、受信電界の弱いユーザ信
号に対しても正確なパスタイミングを検出して受信性能
を向上することができるマルチステージ干渉キャンセラ
を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のマルチステージ干渉キャンセラは、拡散変
調された複数のユーザの信号が含まれている受信信号か
ら前記各ユーザの信号を他のユーザの信号成分を除去し
て取り出すためのマルチステージ干渉キャンセラであっ
て、1次パスタイミングに基づいて、前記受信信号から
当該ユーザの信号成分と同じ信号であるシンボルレプリ
カ信号と前記シンボルレプリカ信号を再度拡散した信号
であるチップレプリカリ信号とを生成している前記各ユ
ーザ毎に設けられた複数の第1の干渉推定ユニットと、
前記受信信号を一定時間遅延させてから出力している第
1の遅延器と、前記第1の遅延器から出力された前記受
信信号から前記各干渉推定ユニットからの各チップレプ
リカ信号の和を減算して残差信号として出力している第
1の減算器とを有する第1のステージと、前記受信信号
を拡散符号を用いてパスサーチすることにより得られた
パスタイミングを前記1次パスタイミングとし、前記第
1のステージからの残差信号をパスサーチすることによ
り得られたパスタイミングをそのパスの仮の2次パスタ
イミングとし、前記1次パスタイミングのうち測定され
たSIRが予め設定された闘値よりも低いパスが存在
し、かつそのパスの1次パスタイミングと2次パスタイ
ミングの時間差が予め設定された闘値以下の場合に、前
記仮の2次パスタイミングをそのパスの2次パスタイミ
ングとし、それ以外のパスについては前記1次パスタイ
ミングを2次パスタイミングとして出力する、前記各ユ
ーザ毎に設けられた複数のパスサーチ部と、前記2次パ
スタイミングに基づいて、前段のステージからの残差信
号および前段のステージの前記第1の干渉推定ユニット
において生成されたシンボルレプリカ信号とから、当該
ユーザの信号成分と同じ信号であるシンボルレプリカ信
号と該シンボルレプリカ信号を再度拡散した信号である
チップレプリカリ信号とを生成している前記各ユーザ毎
に設けられた複数の第2の干渉推定ユニットと、前段ス
テージからの残差信号を一定時間遅延させてから出力し
ている第2の遅延器と、前記第2の遅延器から出力され
た残差信号から前記各干渉推定ユニットからの各チップ
レプリカ信号の和を減算して次段への新たな残差信号と
して出力している第2の減算器とを有する複数の第2の
ステージと、前記2次パスタイミングに基づいて、前段
のステージからの残差信号および前段のステージの前記
第2の干渉推定ユニットにおいて生成されたシンボルレ
プリカ信号とから、当該ユーザの信号成分である当該ユ
ーザの信号を生成している前記各ユーザ毎に設けられた
複数の第3の干渉推定ユニットを有する第3のステージ
とから構成されている。
【0029】本発明は、第2ステージにおいて第1ステ
ージからの残差信号を用いて再度パスサーチを行ない仮
の2次パスタイミングを得て、精度が低いと予想される
パスについては1次パスタイミングを仮の2次パスタイ
ミングに置き換え、第2ステージ以降の各干渉推定ユニ
ットではその2次パスタイミングを用いて処理を行うよ
うにしたものである。したがって、受信電界が弱く他の
ユーザからの干渉を受けているユーザの信号に対しても
より精度の高いパスタイミングを得ることできるので、
受信性能を向上することができる。
【0030】また、本発明のマルチステージ干渉キャン
セラは、拡散変調された複数のユーザの信号が含まれて
いる受信信号から前記各ユーザの信号を他のユーザの信
号成分を除去して取り出すためのマルチステージ干渉キ
ャンセラであって、1次パスタイミングに基づいて、前
記受信信号から当該ユーザの信号成分と同じ信号である
シンボルレプリカ信号と前記シンボルレプリカ信号を再
度拡散した信号であるチップレプリカリ信号とを生成し
ている前記各ユーザ毎に設けられた複数の第1の干渉推
定ユニットと、前記受信信号または入力された信号を一
定時間遅延させてから出力している直列に接続された複
数の第1の遅延器と、前記各第1の遅延器の後段に設け
られていて、前段の第1の遅延器から出力された信号か
ら前記各第1の干渉推定ユニットからの各チップレプリ
カ信号をそれぞれ減算して次段の第1の遅延器に出力し
ている複数の第1の減算器とを有する第1のステージ
と、前記受信信号を拡散符号を用いてパスサーチするこ
とにより得られたパスタイミングを前記1次パスタイミ
ングとし、前記第1のステージからの残差信号をパスサ
ーチすることにより得られたパスタイミングをそのパス
の仮の2次パスタイミングとし、前記1次パスタイミン
グのうち測定されたSIRが予め設定された闘値よりも
低いパスが存在し、かつそのパスの1次パスタイミング
と2次パスタイミングの時間差が予め設定された闘値以
下の場合に、前記仮の2次パスタイミングをそのパスの
2次パスタイミングとし、それ以外のパスについては前
記1次パスタイミングを2次パスタイミングとして出力
する、前記各ユーザ毎に設けられた複数のパスサーチ部
と、前記2次パスタイミングに基づいて、前段のステー
ジにおける最後の第1の減算器から出力された信号であ
る残差信号および前段のステージの前記第1の干渉推定
ユニットにおいて生成されたシンボルレプリカ信号とか
ら、当該ユーザの信号成分と同じ信号であるシンボルレ
プリカ信号と該シンボルレプリカ信号を再度拡散した信
号であるチップレプリカリ信号とを生成している前記各
ユーザ毎に設けられた複数の第2の干渉推定ユニット
と、前記第1のステージからの残差信号または入力され
た信号を一定時間遅延させてから出力している直列に接
続された複数の第2の遅延器と、前記各第2の遅延器の
後段に設けられていて、前段の第2の遅延器から出力さ
れた信号から前記各第2の干渉推定ユニットからの各チ
ップレプリカ信号をそれぞれ減算して次段の第2の遅延
器に出力している複数の第2の減算器とを有する複数の
第2のステージと、前記2次パスタイミングに基づい
て、前段のステージにおける最後の第1の減算器から出
力された信号である残差信号および前段のステージの前
記各第2の干渉推定ユニットにおいて生成されたシンボ
ルレプリカ信号とから、当該ユーザの信号成分である当
該ユーザの信号を生成している前記各ユーザ毎に設けら
れた複数の第3の干渉推定ユニットを有する第3のステ
ージとから構成されている。
【0031】上記のマルチステージ干渉キャンセラは、
直列型のマルチステージ干渉キャンセラに対して本発明
を適用したものであり、並列型のマルチステージ干渉キ
ャンセラと同様に受信性能を向上することができる。
【0032】また、本発明のマルチステージ干渉キャン
セラは、前記各パスサーチ部が、前記受信信号を入力し
てそれぞれのユーザに応じた拡散符号を用いてパスサー
チを行ない、得られたパスタイミングを1次パスタイミ
ングとしている第1のパスタイミング検出部と、前記残
差信号を入力してそれぞれのユーザに応じた拡散符号を
用いてパスサーチを行ない、得られたパスタイミングを
前記仮の2次パスタイミングとして出力している第2の
パスタイミング検出部と、前記受信信号における各パス
毎のSIRの測定を行なっているSIR測定部と、前記
第1のパスタイミング検出部において得られた前記1次
パスタイミングのうちから、前記SIR測定部により測
定されたSIRが予め設定されたSIR閾値より低いパ
スを選択し、該パスのパスタイミングと前記仮の2次パ
スタイミングとの時間差が修正時間差閾値以下のものを
検索し、もし存在すれば前記仮のパスタイミングを前記
2次パスタイミングとして出力し、それ以外のパスにつ
いては、前記1次パスタイミングをそのまま前記2次パ
スタイミングとして出力するパスタイミング選択部とか
ら構成されている。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0034】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態のマルチステージ干渉キャンセラの構成を示す
ブロック図である。図4〜図7中と同一の符号が付され
た構成要素は同一の構成要素を示す。本実施形態のマル
チステージ干渉キャンセラは、並列型のマルチステージ
干渉キャンセラに対して本発明を適用したものである。
【0035】本実施形態のマルチステージ干渉キャンセ
ラは、図4に示した従来のマルチステージ干渉キャンセ
ラにおいて、パスサーチ部241〜24Nの代わりにパス
サーチ部41〜4Nを備えたものである。
【0036】パスサーチ部41〜4Nは、1次パスタイミ
ング信号8と2次パスタイミング信号9を出力してい
て、第1ステージにおけるIEU11〜1Nには、1次パ
スタイミング信号8がそれぞれ入力され、第2〜第Mス
テージにおけるIEU11〜1Nには、2次パスタイミン
グ信号9がそれぞれ入力されている。
【0037】図2に本実施形態の特徴であるパスサーチ
部41の構成を示す。パスサーチ部42〜4Nは、パスサ
ーチ部41と設定されている拡散符号が各ユーザに対応
したものであることが異なる以外は同様なため、その構
造および動作の説明は省略する。
【0038】パスサーチ部41は、パスタイミング検出
部14、17と、SIR(Signal toInterference Rati
o:信号対干渉波比)測定部15と、パスタイミング選択
部16とから構成されている。
【0039】パスタイミング検出部14は、受信信号r
inを入力してそれぞれのユーザに応じた拡散符号を用い
てパスサーチを行ない、得られたパスタイミングを1次
パスタイミング信号8として出力している。
【0040】パスタイミング検出部17は、残差信号7
を入力してそれぞれのユーザに応じた拡散符号を用いて
パスサーチを行ない、得られたパスタイミングを仮の2
次パスタイミングとしてパスタイミング選択部16に出
力している。パスタイミング検出部17が、残差信号7
を用いてパスサーチを行なっている理由は下記のとおり
である。
【0041】他のユーザ信号による干渉が大きく無い場
合には、パスタイミング検出部14による、受信信号r
inを用いたパスタイミングの検出によって精度の高いパ
スタイミングを得ることができる。しかし、他のユーザ
信号からの干渉が大きい場合には、残差信号7を用いた
パスサーチによって得られたパスタイミングのほうが受
信信号rinを用いたパスサーチより得られたパスタイミ
ングよりも精度が高い場合がある。このような場合が発
生するには2つの理由があり、1つめの理由は、残差信
号7においては、受信信号rinから他のユーザ信号が減
算されることにより、受信電界の弱いユーザ信号への他
のユーザ信号からの干渉が少なくなるからである。2つ
めの理由は、第1ステージにおいて正確なパスタイミン
グが得られなかったことにより第1ステージにおけるI
EU11〜1Nにより生成された受信電界の弱いユーザの
信号の精度も低くなり、受信信号rinからそのユーザ信
号があまり減算されず、残差信号7の信号成分に残るか
らである。
【0042】SIR測定部15は、受信信号rinにおけ
る各パス毎のSIRの測定を行なっている。SIR測定
の方法は、例えばある一定区間(パイロットシンボル区
間等)受信信号の総電力を積分し(S+I)とする。次
に、各パスタイミングにて逆拡散した後の電力を同一区
間積分しSを求め、(S+I)−SよりIを計算し、S
とIの比を求めてSIRを計算する。
【0043】パスタイミング選択部16は、パスタイミ
ング検出部14において得られた複数の1次パスタイミ
ングのうちから、SIR測定部15により測定されたS
IRがSIR閾値αより低いパスを選択し、そのパスの
1次パスタイミングとパスタイミング検出部17におい
て得られた仮の2次パスタイミングとの時間差が修正時
間差閾値β以下のパスを検索し、もしそのようなパスが
存在すればその仮の2次パスタイミングをを2次パスタ
イミング信号9として出力する。SIRがSIR閾値α
以上のパスについては、パスタイミング検出部14にお
いて得られた1次パスタイミングをそのまま2次パスタ
イミング信号9として出力する。また、SIRがSIR
闘値αより小さいパスが存在していても、そのパスの1
次パスタイミングとパスタイミング検出部17において
得られた2次パスタイミングとの時間差が修正時間差閾
値β以下のパスが存在しない場合には、パスタイミング
検出部14において得られた1次パスタイミングをその
まま2次パスタイミング信号9として出力する。
【0044】次に、本実施形態のマルチステージ干渉キ
ャンセラの動作について図面を参照して詳細に説明す
る。
【0045】先ず、受信信号rinは、第1ステージにお
いてそれぞれのユーザのIEU11〜1N、パスサーチ部
1〜4N、および遅延器21に入力される。各パスサー
チ部41〜4Nでは、受信信号rinに対してそれぞれのユ
ーザの拡散符号を用いてパスサーチを行い、1次パスサ
ーチタイミング信号8としてIEU11〜1Nにそれぞれ
出力する。また、各パスサーチ部41〜4Nでは、SIR
測定部15にて各パス毎のSIRの測定が行なわれる。
【0046】第1ステージにおける各IEU11〜1N
は、1次パスタイミング信号8により示される1次パス
タイミングに基づいて、受信信号rinからシンボルレプ
リカ信号51〜5Nと、チップレプリカ信号6をそれぞれ
出力する。
【0047】そして、減算器31により、遅延器21によ
りIEU11〜1Nの処理時間分だけ遅延された受信信号
inから、各IEU11〜1Nから出力されるチップレプ
リカ信号6の和が減算され、残差信号7として第2ステ
ージに送られる。
【0048】第2ステージでは、まず残差信号7が再び
パスサーチ部41〜4Nにそれぞれ入力され、残差信号7
を用いた各ユーザ毎のパスサーチが行なわれる。次にパ
スタイミング選択部16では、パスタイミング検出部1
4により得られたパスタイミングの内、SIR測定部1
5により測定されたSIRがSIR閾値αより低いパス
を探す。さらに、該当するパスについて、パスタイミン
グ検出部17により得られたパスタイミングとの時間差
が閾値β以下のものを検索し、もし存在すればパスタイ
ミング検出部17により得られたパスタイミングをその
パスの2次パスタイミングとする。それ以外のパス(S
IRがSIR閾値αより高いパス)については、1次パ
スタイミングをそのまま2次パスタイミングとして使用
する。例えば、SIR闘値α=3[dB]、修正時間差
闘値β=2[チップ時間]の時、以下のようなパスがサ
ーチされたとする。ただし、パスタイミングの単位はス
ロット先頭からのチップ数とする。 1次パスタイミングおよび受信信号rinにおける各パスのSIR パスタイミング SIR 第1パス:10チップ 10dB 第2パス:25チップ 5dB 第3パス:35チップ 2.5dB 第2ステージに入力された残差信号7より計算したパスタイミング 第1パス:25チップ 第2パス:36チップ 上記例の場合、1次パスタイミングの内、第3パスのS
IRがSIR閾値αを下回っているので、この第3パス
について代替えパス候補を第2ステージに入力された残
差信号7より計算したパスタイミングより検索する。1
次パスタイミングにおける第3パスと、第2ステージ入
力された残差信号7より計算したパスタイミングの第2
パスとの時間差(36−35=1チップ時間)が、修正
時間差閾値β(2チップ時間)以下であるので1次パス
タイミングの入れ替えを行う。結果として、2次パスタ
イミングは以下の様に決定される。 第2ステージのIEU1〜IEUNでは、上記の様にして
得られた2次パスタイミングを示す2次パスタイミング
信号9と、残差信号7と、第1ステージからのシンボル
レプリカ信号51〜5Nを入力とし第1ステージと同様の
動作を行う。
【0049】本実施形態では、第2ステージ以降におけ
るIEU11〜1Nは2次パスタイミング信号9を用いて
逆拡散等を行う。
【0050】本実施形態では、受信信号rinを用いてパ
スサーチして1次パスタイミングを得て、第1ステージ
では各IEU11〜1Nは得られた1次パスタイミングを
用いて逆拡散等を行う。そして、パスサーチ部41〜4N
では、第2ステージに入力された残差信号7を用いて再
度パスサーチし、1次パスタイミングを求めたパスのS
IRがSIR闘値α以下の場合で、1次パスタイミング
と再度のパスサーチにより得られたパスタイミングの修
正時間差闘値β以下のパスが存在する場合には、再度の
パスサーチにより得られたタイミングを2次パスタイミ
ングとするようにしたものである。
【0051】また、本実施形態において、SIR閾値
α、および修正時間差閾値βを設けているのは、精度の
良いパスを誤修正してかえってパスタイミングの精度が
悪化させることがない様にするためである。つまり、1
次パスタイミングを得られたパスのSIRが高い場合に
は、その1次パスタイミングが変更されることがないよ
うにし、1次パスタイミングからあまり大幅なタイミン
グ変更がされることがないようにするものである。 (第2の実施形態)次に、本発明の第2の実施形態とし
て、直列型マルチステージ干渉キャンセラの構成を図3
に示す。
【0052】本実施形態の直列型マルチステージ干渉キ
ャンセラは、M×N個(Mステージ×Nユーザ)のIE
U(Interference Estimation Unit)11〜1Nと、(M
×N−1)個の遅延器(D)21〜2Nと、(M×N−
1)個の減算器31〜3Nと、N個のパスサーチ部41
Nによって構成されている。
【0053】本実施形態の直列型マルチステージ干渉キ
ャンセラの動作について以下に説明する。
【0054】先ず、第1ステージでは減算器31〜3N
よって、受信信号rinから各IEU11〜1Nにおいて生
成されたチップレプリカ信号6が順次減算され、減算器
Nからは残差信号7が出力される。そして、パスサー
チ部41〜4Nは、この残差信号7を用いて再度パスサー
チを行ない2次パスタイミング信号9を生成する。
【0055】本実施形態でも、上記の第1の実施形態と
同様に、第2ステージ以降のIEU11〜1Nは、2次パ
スタイミング信号9に基づいて逆拡散等の動作を行なっ
ている。このことにより、本実施形態のように直列型の
マルチステージ干渉キャンセラに対して本発明を適用し
た場合でも、図1に示した並列型のマルチステージ干渉
キャンセラと同様の効果を得ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第2ス
テージに入力された残差信号を用いて一度検出したパス
タイミングの修正を行うことにより、受信電界の弱いユ
ーザ信号に対しても正確なパスタイミングを検出して受
信性能を向上することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のマルチステージ干渉
キャンセラの構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のパスサーチ部4の構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明の第2の実施形態のマルチステージ干渉
キャンセラの構成を示すブロック図である。
【図4】従来の並列型マルチステージ干渉キャンセラの
構成を示すブロック図である。
【図5】図4中のIEU11(第1ステージ)の構成お
よび入力される信号を示すブロック図である。
【図6】図4中のIEU11(第2ステージ)の構成お
よび入力される信号を示すブロック図である。
【図7】図4中のパスサーチ部24の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1〜1N IEU(干渉推定ユニット) 21〜2M-1、2N 遅延器(D) 31〜3M-1、3N 減算器 41〜4N パスサーチ部 51〜5M-1 シンボルレプリカ信号 6 チップレプリカ信号 7 残差信号 8 1次パスタイミング信号 9 2次パスタイミング信号 101〜108 逆拡散・伝送路推定部 11 レイク・ダイバーシティ合成部 12 シンボルレプリカ生成部 13 チップレプリカ生成部 14 パスタイミング検出部 15 SIR測定部 16 パスタイミング選択部 17 パスタイミング検出部 241〜24N パスサーチ部 28 パスタイミング信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 7/713

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散変調された複数のユーザの信号が含
    まれている受信信号から前記各ユーザの信号を他のユー
    ザの信号成分を除去して取り出すためのマルチステージ
    干渉キャンセラであって、 1次パスタイミングに基づいて、前記受信信号から当該
    ユーザの信号成分と同じ信号であるシンボルレプリカ信
    号と前記シンボルレプリカ信号を再度拡散した信号であ
    るチップレプリカリ信号とを生成している前記各ユーザ
    毎に設けられた複数の第1の干渉推定ユニットと、前記
    受信信号を一定時間遅延させてから出力している第1の
    遅延器と、前記第1の遅延器から出力された前記受信信
    号から前記各干渉推定ユニットからの各チップレプリカ
    信号の和を減算して残差信号として出力している第1の
    減算器とを有する第1のステージと、 前記受信信号を拡散符号を用いてパスサーチすることに
    より得られたパスタイミングを前記1次パスタイミング
    とし、前記第1のステージからの残差信号をパスサーチ
    することにより得られたパスタイミングをそのパスの仮
    の2次パスタイミングとし、前記1次パスタイミングの
    うち測定されたSIRが予め設定された闘値よりも低い
    パスが存在し、かつそのパスの1次パスタイミングと2
    次パスタイミングの時間差が予め設定された闘値以下の
    場合に、前記仮の2次パスタイミングをそのパスの2次
    パスタイミングとし、それ以外のパスについては前記1
    次パスタイミングを2次パスタイミングとして出力す
    る、前記各ユーザ毎に設けられた複数のパスサーチ部
    と、 前記2次パスタイミングに基づいて、前段のステージか
    らの残差信号および前段のステージの前記第1の干渉推
    定ユニットにおいて生成されたシンボルレプリカ信号と
    から、当該ユーザの信号成分と同じ信号であるシンボル
    レプリカ信号と該シンボルレプリカ信号を再度拡散した
    信号であるチップレプリカリ信号とを生成している前記
    各ユーザ毎に設けられた複数の第2の干渉推定ユニット
    と、前段ステージからの残差信号を一定時間遅延させて
    から出力している第2の遅延器と、前記第2の遅延器か
    ら出力された残差信号から前記各干渉推定ユニットから
    の各チップレプリカ信号の和を減算して次段への新たな
    残差信号として出力している第2の減算器とを有する複
    数の第2のステージと、 前記2次パスタイミングに基づいて、前段のステージか
    らの残差信号および前段のステージの前記第2の干渉推
    定ユニットにおいて生成されたシンボルレプリカ信号と
    から、当該ユーザの信号成分である当該ユーザの信号を
    生成している前記各ユーザ毎に設けられた複数の第3の
    干渉推定ユニットを有する第3のステージと、 から構成されているマルチステージ干渉キャンセラ。
  2. 【請求項2】 拡散変調された複数のユーザの信号が含
    まれている受信信号から前記各ユーザの信号を他のユー
    ザの信号成分を除去して取り出すためのマルチステージ
    干渉キャンセラであって、 1次パスタイミングに基づいて、前記受信信号から当該
    ユーザの信号成分と同じ信号であるシンボルレプリカ信
    号と前記シンボルレプリカ信号を再度拡散した信号であ
    るチップレプリカリ信号とを生成している前記各ユーザ
    毎に設けられた複数の第1の干渉推定ユニットと、前記
    受信信号または入力された信号を一定時間遅延させてか
    ら出力している直列に接続された複数の第1の遅延器
    と、前記各第1の遅延器の後段に設けられていて、前段
    の第1の遅延器から出力された信号から前記各第1の干
    渉推定ユニットからの各チップレプリカ信号をそれぞれ
    減算して次段の第1の遅延器に出力している複数の第1
    の減算器とを有する第1のステージと、 前記受信信号を拡散符号を用いてパスサーチすることに
    より得られたパスタイミングを前記1次パスタイミング
    とし、前記第1のステージからの残差信号をパスサーチ
    することにより得られたパスタイミングをそのパスの仮
    の2次パスタイミングとし、前記1次パスタイミングの
    うち測定されたSIRが予め設定された闘値よりも低い
    パスが存在し、かつそのパスの1次パスタイミングと2
    次パスタイミングの時間差が予め設定された闘値以下の
    場合に、前記仮の2次パスタイミングをそのパスの2次
    パスタイミングとし、それ以外のパスについては前記1
    次パスタイミングを2次パスタイミングとして出力す
    る、前記各ユーザ毎に設けられた複数のパスサーチ部
    と、 前記2次パスタイミングに基づいて、前段のステージに
    おける最後の第1の減算器から出力された信号である残
    差信号および前段のステージの前記第1の干渉推定ユニ
    ットにおいて生成されたシンボルレプリカ信号とから、
    当該ユーザの信号成分と同じ信号であるシンボルレプリ
    カ信号と該シンボルレプリカ信号を再度拡散した信号で
    あるチップレプリカリ信号とを生成している前記各ユー
    ザ毎に設けられた複数の第2の干渉推定ユニットと、前
    記第1のステージからの残差信号または入力された信号
    を一定時間遅延させてから出力している直列に接続され
    た複数の第2の遅延器と、前記各第2の遅延器の後段に
    設けられていて、前段の第2の遅延器から出力された信
    号から前記各第2の干渉推定ユニットからの各チップレ
    プリカ信号をそれぞれ減算して次段の第2の遅延器に出
    力している複数の第2の減算器とを有する複数の第2の
    ステージと、 前記2次パスタイミングに基づいて、前段のステージに
    おける最後の第1の減算器から出力された信号である残
    差信号および前段のステージの前記各第2の干渉推定ユ
    ニットにおいて生成されたシンボルレプリカ信号とか
    ら、当該ユーザの信号成分である当該ユーザの信号を生
    成している前記各ユーザ毎に設けられた複数の第3の干
    渉推定ユニットを有する第3のステージと、 から構成されているマルチステージ干渉キャンセラ。
  3. 【請求項3】 前記各パスサーチ部が、 前記受信信号を入力してそれぞれのユーザに応じた拡散
    符号を用いてパスサーチを行ない、得られたパスタイミ
    ングを1次パスタイミングとしている第1のパスタイミ
    ング検出部と、 前記残差信号を入力してそれぞれのユーザに応じた拡散
    符号を用いてパスサーチを行ない、得られたパスタイミ
    ングを前記仮の2次パスタイミングとして出力している
    第2のパスタイミング検出部と、 前記受信信号における各パス毎のSIRの測定を行なっ
    ているSIR測定部と、 前記第1のパスタイミング検出部において得られた前記
    1次パスタイミングのうちから、前記SIR測定部によ
    り測定されたSIRが予め設定されたSIR閾値より低
    いパスを選択し、該パスのパスタイミングと前記仮の2
    次パスタイミングとの時間差が修正時間差閾値以下のも
    のを検索し、もし存在すれば前記仮のパスタイミングを
    前記2次パスタイミングとして出力し、それ以外のパス
    については、前記1次パスタイミングをそのまま前記2
    次パスタイミングとして出力するパスタイミング選択部
    とから構成される請求項1または2記載のマルチステー
    ジ干渉キャンセラ。
  4. 【請求項4】 前記各第1の干渉推定ユニットが、 前記1次パスタイミングに基づいて前記受信信号から、
    各パス・ブランチ毎に逆拡散と、伝送路推定を行なって
    いる複数の逆拡散・伝送路推定部と、 前記各逆拡散・伝送路推定部からの信号をレイク合成お
    よびダイバーシティ合成して、1つの信号として出力し
    ているレイク・ダイバーシティ合成部と、 前記レイク・ダイバーシティ合成部からの信号に基づい
    て前記シンボルレプリカ信号を生成して次ステージの前
    記第2の干渉推定ユニットに出力しているシンボルレプ
    リカ生成部と、 前記シンボルレプリカ生成部において生成された前記シ
    ンボルレプリカ信号を再拡散することにより前記チップ
    レプリカ信号を生成して出力しているチップレプリカ生
    成部とから構成されている請求項1から3のいずれか1
    項記載のマルチステージ干渉キャンセラ。
  5. 【請求項5】 前記各第2の干渉推定ユニットが、 前記2次パスタイミングに基づいて前記残差信号から、
    各パス・ブランチ毎に逆拡散と、前段のステージからの
    シンボルレプリカ信号の加算と、伝送路推定を行なって
    いる複数の逆拡散・伝送路推定部と、 前記各逆拡散・伝送路推定部からの信号をレイク合成お
    よびダイバーシティ合成して、1つの信号として出力し
    ているレイク・ダイバーシティ合成部と、 前記レイク・ダイバーシティ合成部からの信号に基づい
    て前記シンボルレプリカ信号を生成して次ステージの前
    記第2の干渉推定ユニットに出力しているシンボルレプ
    リカ生成部と、 前記シンボルレプリカ生成部において生成された前記シ
    ンボルレプリカ信号を再拡散することにより前記チップ
    レプリカ信号を生成して出力しているチップレプリカ生
    成部とから構成されている請求項1から4のいずれか1
    項記載のマルチステージ干渉キャンセラ。
  6. 【請求項6】 前記各第3の干渉推定ユニットが、 前記2次パスタイミングに基づいて前記残差信号から、
    各パス・ブランチ毎に逆拡散と、前段のステージからの
    シンボルレプリカ信号の加算と、伝送路推定を行なって
    いる複数の逆拡散・伝送路推定部と、 前記各逆拡散・伝送路推定部からの信号をレイク合成お
    よびダイバーシティ合成して、1つの信号として出力し
    ているレイク・ダイバーシティ合成部と、 前記レイク・ダイバーシティ合成部からの信号に基づい
    て前記各ユーザの信号を出力しているシンボルレプリカ
    生成部とから構成されている請求項1から5のいずれか
    1項記載のマルチステージ干渉キャンセラ。
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