JP2000094413A - 高強度コンクリートpc製品の打設表面仕上げ型板、及び高強度コンクリートpc製品の打設表面仕上げ方法 - Google Patents

高強度コンクリートpc製品の打設表面仕上げ型板、及び高強度コンクリートpc製品の打設表面仕上げ方法

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JP2000094413A
JP2000094413A JP10266681A JP26668198A JP2000094413A JP 2000094413 A JP2000094413 A JP 2000094413A JP 10266681 A JP10266681 A JP 10266681A JP 26668198 A JP26668198 A JP 26668198A JP 2000094413 A JP2000094413 A JP 2000094413A
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strength concrete
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Tatsuya Wakizaka
達也 脇坂
Fumihiro Inoue
文宏 井上
Kazufusa Mitani
一房 三谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高強度コンクリートPC製品の打設表面を容
易に平滑に成形し得る打設表面仕上げ型板、及びその型
板を用いた打設表面仕上げ方法を提供する。 【解決手段】 多数の孔10aを有する高剛性な平板1
0と、その下面に着脱可能に設けた多数の小孔12aを
有する可撓性のある薄板12とで高強度コンクリートP
C製品の打設表面仕上げ型板14を構成する。この型板
14は型枠16内に打設した未硬化の高強度コンクリー
ト18の表面に載置し、平板10の重量でコンクリート
表面を押圧して平坦に均す。表面に浮き出す余剰水や空
気は孔10a,12aを通じて排除する。型板14上に
は起振機具22を設けてコンクリートを加振し、内部の
余剰水や残存空気を効率よく表面に浮き上がらせて充填
効率を高め、さらに型板14上に載置した真空吸引マッ
ト24を通じて真空ポンプ26で余剰水や空気を強制的
に排除することで、より一層の高品質化も図り得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高強度コンクリー
トを用いたPC製品のコンクリート打設表面を平坦に均
すときに用いる高強度コンクリートPC製品の打設表面
仕上げ型板、及びその打設表面仕上げ型板を用いた高強
度コンクリートPC製品の打設表面仕上げ方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、PC(プレキャストコンクリー
ト)製品は、型枠によって画成される天面が開放された
成形空間内にコンクリートを流し込んで打設し、その打
設表面をこてで平坦に均してから、所定の養生期間放置
して作製するが、近年、上記コンクリートに高強度コン
クリートを採用することが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記高強度
コンクリートはその水セメント比が著しく低く、打設に
際しての流動性は程々に有るが、粘着力に富み、また3
時間程度経過すると表面が乾燥して流動性を失い硬く変
質するという性質を持つ。
【0004】このため、コンクリートの打設直後にその
打設表面をこてで平坦に均そうとすると、こてにコンク
リートが粘着してしまい、その均し作業が行い難い。そ
こで、表面が有る程度硬化して、粘着力が低下した時点
でこてによる均し作業を行うことになるが、上記のよう
に表面は早期に乾燥して硬化し、その流動性を失うの
で、その均し作業に取りかかるにあたっては、コンクリ
ートの硬化状態を監視してその適切なタイミングを見極
めなければならず、面倒で手間がかかり、作業効率の面
で芳しくない。また、その適切な硬化状態のタイミング
を逸してしまった場合には、コンクリートの表面を叩い
たり、振動を与えたりしてコンクリート内部の水分を上
に浸出させ、コンクリート表面を再度軟らかくする必要
があり、これも甚だ面倒で手間のかかる作業となる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、高強度コンクリートを用いたPC製
品のコンクリート打設表面を容易に平坦に均すことがで
きる高強度コンクリートPC製品の打設表面仕上げ型
板、及びその打設表面仕上げ型板を用いた高強度コンク
リートPC製品の打設表面仕上げ方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の手段を以下請求項毎に述べる。
【0007】請求項1に示す高強度コンクリートPC製
品の打設表面仕上げ型板は、高強度コンクリートを用い
たPC製品のコンクリート打設表面を平坦に均すため
に、型枠内の未硬化の高強度コンクリートの打設表面上
に載置され、下面が平坦で全面に多数の孔が形成された
高剛性な平板と、該平板の下面に着脱可能に取り付けら
れる多数の小孔を有した可撓性のある薄板とからなるこ
とを特徴とする。
【0008】当該請求項1にかかる高強度コンクリート
PC製品の打設表面仕上げ型板では、下面が平面をなす
高剛性な平板の下面に着脱自在な薄板を取り付けてなる
構成としたので、型枠内に打設した高強度コンクリート
の未硬化の打設表面上に、型板を載置するだけで、平板
の重量でコンクリートを押圧してその下面によってコン
クリート打設面を平坦に均すことができる。また、薄板
には全面に多数の小孔が形成され、平板にもその全面に
多数の孔が形成ているので、高強度コンクリート硬化時
に表面に浮き上がる余分な水分や残存した空気を、前記
孔や小孔から除去することができ、強度ムラの少ない安
定した高強度コンクリートPC製品を得ることができ
る。
【0009】さらに、平板の下面には薄板を着脱可能に
設けて、高剛性板とコンクリート表面との間に介在させ
るようにしているので、高剛性な平板がコンクリートに
接する面積を小さくしてコンクリートと平板との固着力
を弱めることができ、よってコンクリート硬化後に型板
を撤去する際に、まず重量のある平板を薄板から分離し
て取り外した後に、軽量な薄板をコンクリート表面から
引き剥がして取り外すようにすることができ、その撤去
作業が容易に行えるようになる。
【0010】ここで、請求項2に示すように、前記薄板
は、前記平板から取り外した状態で超音波洗浄して繰り
返し使用する構成となし得る。
【0011】即ち、取り外した後の平板にはコンクリー
トはさほど付着せず、コンクリート表面に直接接してい
た薄板にはコンクリートが付着するが、薄板は可撓性を
有しているので、筒状に丸めて超音波洗浄槽に浸す等し
て、その付着したコンクリートを簡単に除去でき、容易
に繰り返し使用することが可能であり、極めて経済的で
ある。
【0012】請求項3に示す高強度コンクリートPC製
品の打設表面仕上げ方法は、高強度コンクリートを用い
たPC製品のコンクリート打設表面を平坦に形成する表
面仕上げ方法であって、型枠内に高強度コンクリートを
打設した後、未硬化の高強度コンクリートの打設表面上
に、下面が平坦で全面に多数の孔が形成された高剛性な
平板と、該平板の下面に着脱可能に取り付けられる多数
の小孔を有した可撓性のある薄板とからなる打設表面仕
上げ型板を載置し、該型板はコンクリートの硬化後に撤
去することを特徴とする。
【0013】当該請求項3にかかる高強度コンクリート
PC製品の打設表面の仕上げ方法では、高強度コンクリ
ートの打設直後にその硬化状態を気にすることなく、そ
の打設表面上に打設表面仕上げ型板を載置して放置する
だけで、コンクリート表面を平板の重量で平坦に均すこ
とができ、こてによる均し作業が不要になって作業が極
めて容易になると共に、上記平板の重量によってコンク
リートを押し固め、隙間のない高密度で高品質の高強度
コンクリートPC製品を形成することができる。また、
こてによる均し作業に必要とされた段取り工程や工程調
整等で費やされていた時間を他の作業に当てることがで
きるから、作業効率が極めて向上する。
【0014】請求項4に示す高強度コンクリートPC製
品の打設表面仕上げ方法は、前記請求項1において、前
記打設表面仕上げ型板上に起振器具を設け、前記高強度
コンクリートが未硬化のうちに、該起振器具により該打
設表面仕上げ型板を震動させることを特徴とする。
【0015】当該請求項4にかかる示す高強度コンクリ
ートPC製品の打設表面の仕上げ方法では、前記高強度
コンクリートが未硬化のうちに、該打設表面仕上げ型板
を起振器具で震動させるので、打設したコンクリートを
強制的に加振して、コンクリート内部に残存する余剰な
水分や空気などの隙間を詰めて密度を高め得ると共に、
その残存空気や余剰な水分を上部表面に効率よく浮き上
がらせて排除し得、強度が高く、かつ強度ムラの少ない
高品質な高強度コンクリートPC製品を得ることができ
る。
【0016】請求項5に示す高強度コンクリートPC製
品の打設表面仕上げ方法は、前記請求項3において、前
記打設表面仕上げ型板上に真空ポンプに接続された真空
吸引マットを敷設するとともに、該真空吸引マット上に
起振器具を設け、前記高強度コンクリートが未硬化のう
ちに該起振器具と真空ポンプとを作動させて、該打設表
面仕上げ型板の振動によりコンクリート表面に浮き上が
る残存空気や余剰な水分を真空吸引マットで真空除去す
ることを特徴とする。
【0017】当該請求項5にかかる高強度コンクリート
PC製品の打設表面の仕上げ方法では、起振器具による
打設コンクリートへの加振に加え、更に真空吸引マット
でコンクリート表面に浮き上がる残存空気や余剰な水分
を真空除去するので、より強度ムラの少ない高品質な高
強度コンクリートPC製品を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0019】本発明の高強度コンクリートPC製品の打
設表面仕上げ型板14は、図1に示すように、2層構造
をなし、上層側には下面を平面となす鋼板等の高剛性な
平板10が設けられ、その全面には空気抜き及び水抜き
用の多数の孔10aが開けられている。また下層側に
は、前記高剛性な平板10の下面に、同じく空気抜き及
び水抜き用の多数の小孔12aが形成された可撓性のあ
る薄板12が着脱可能に設けられている。
【0020】尚、仕上げ型板14の下側に着脱可能に設
けた薄板12は、本実施例では多数の小孔12aを設け
た可撓性のある薄板12としたが、これに限らず、細目
の網材やパンチングメタル等の可撓性を有する薄板材で
も良い。また、本実施形態において、高剛性の平板10
に形成する孔10a及び薄板12の小孔12aの形状
は、円形としているが、これに限らず、楕円形、四角形
等形状は問わず、それらの配列も、等間隔に縦横に配す
るもの、千鳥状に配するもの等いずれでも構わない。
【0021】図2は、本発明の高強度コンクリート表面
の仕上げ方法の概略を示す断面図である。本発明の高強
度コンクリートPC製品の打設表面仕上げ方法は、コン
クリートベッド20上に設置された型枠16内に高強度
コンクリート18を打設し、その表面に、前記打設表面
仕上げ型枠14の薄板12側の面(下面)が接するよう
にして打設表面仕上げ型板14を載置する。また、この
型板14の上側には吸引ホース27で真空ポンプ26に
接続された真空吸引マット24を敷設し、この真空吸引
マット24上に更に起振器具22を載置する。
【0022】そして、高強度コンクリート18が未硬化
のうちに起振器具22と真空ポンプ26とを作動させ、
起振器具22の振動でコンクリート内の余分な水分や残
存する空気をコンクリート表面に浮き上がらせるととも
に、その浮き上がってきた水分や空気を、薄板12の小
孔12aと平板10の孔10aとを通じて真空吸引マッ
ト24で吸い出して吸引除去した後、起振器具22と真
空ポンプ26とを停止させ、そのまま所定の養生期間放
置して硬化させる。そして、高強度コンクリート18が
硬化して所定の強度発現が生じたならば、起振器具22
と真空吸引マット24とを取り外すとともに、型枠16
と打設表面仕上げ型板14とを撤去して脱型する。な
お、起振器具22と真空マット24は吸引除去作業後に
直ちに取り外してもかまわない。
【0023】脱型にあたっては、型板14は高剛性な平
板10の下面に可撓性のある薄板12を着脱可能に設
け、平板10とコンクリート表面との間に薄板12を介
在させて高剛性な平板10がコンクリートに接する面積
が小さくなる構成となっているので、コンクリートと平
板10との固着力を弱めることができ、よってコンクリ
ート硬化後に型板14を撤去する際に、まず重量のある
平板10を薄板12から分離して取り外した後に、軽量
な薄板12をコンクリート表面から引き剥がして取り外
すようにすることができ、その撤去作業が容易に行い得
る。
【0024】また、コンクリート表面に直接接していた
薄板12にはその取り外し後に、コンクリートが付着し
ているが、薄板12は可撓性を有しているので、筒状に
丸めて超音波洗浄槽に浸すなどして、その付着したコン
クリートを簡単に除去して、容易に次のPC製品の製造
に備えることができ、よって容易に繰り返し使用するこ
とが可能で、極めて経済的である。一方、上側の高剛性
な平板10は、打設したコンクリート面に直接接しない
ため、コンクリートは殆ど付着せず、よって、そのまま
前記洗浄した薄板12を取り付けて型板14となし、次
のPC製品の製造時に打設コンクリート面に載置して簡
易に繰り返し使用し得る。
【0025】また、打設直後の高強度コンクリート18
の表面に打設表面仕上げ型板14を載置するだけで、真
空吸引マット24や起振器具22を設けなくても、平板
10の重量で高強度コンクリートを押圧して押し固め、
その充填密度を上げることができるとともに、その下面
によって高強度コンクリート18打設面を平坦に均すこ
とができ、この場合にも、薄板12には全面に多数の小
孔12aが形成され、平板10にもその全面に多数の空
気抜き孔10aまたは溝が形成されているので、高強度
コンクリート18の硬化時に表面に浮き上がる余分な水
分や内部に残存した空気を、前記孔12a,10aや溝
から除去することができ、強度ムラの少ない安定した高
強度コンクリートPC製品を得ることができる。そし
て、起振器具22による加振をすれば、打設した高強度
コンクリート18を強制的に加振して、高強度コンクリ
ート18内部に残存する空気や余剰な水分等の隙間を詰
めてより密度を高め、余剰な水分や残像する空気を効率
よく表面に浮き上がらせて排除することができ、より強
度ムラの少ない安定した高強度コンクリートPC製品が
得られ、更に真空除去を行えばより一層高品質な高強度
コンクリートPC製品が得られるようになる。つまり、
型板14上に起振器具22を設けて加振だけさせ、真空
除去は行わないようにしても良い。
【0026】また、本実施形態の高強度コンクリートP
C製品の打設表面仕上げ方法にあっては、打設直後の高
強度コンクリートの表面に打設表面仕上げ型板14を載
置し、そのまま放置するだけで、高強度コンクリート表
面を平滑に均すことができるから、こてによる均し作業
が不要で作業が極めて簡易になると共に、均し作業のよ
うに高強度コンクリート18の硬化状態を気にすること
なく表面を仕上げることができ、煩雑な均し作業だけで
なくその段取り工程や工程調整等も不要になるから、こ
れらに費やされていた時間を他の作業に当てることがで
き、作業効率が極めて向上する。
【0027】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明に
あっては、以下に述べるような優れた効果を奏する。
【0028】請求項1にかかる高強度コンクリートPC
製品の打設表面仕上げ型板では、下面が平面をなす高剛
性な平板の下面に着脱自在な薄板を取り付けてなる構成
としたので、型枠内に打設した高強度コンクリートの未
硬化の打設表面上に、型板を載置するだけで、平板の重
量でコンクリートを押圧してその下面によってコンクリ
ート打設面を平坦に均すことができる。また、薄板には
全面に多数の小孔が形成され、平板にもその全面に多数
の孔が形成ているので、高強度コンクリート硬化時に表
面に浮き上がる残存空気や余剰な水分を、前記孔及び小
孔から除去することができ、強度ムラの少ない安定した
高強度コンクリートPC製品を得ることができる。
【0029】さらに、平板の下面には薄板を着脱可能に
設けて、高剛性板とコンクリート表面との間に介在させ
るようにしているので、高剛性な平板がコンクリートに
接する面積を小さくしてコンクリートと平板との固着力
を弱めることができ、よってコンクリート硬化後に型板
を撤去する際に、まず重量のある平板を薄板から分離し
て取り外した後に、軽量な薄板をコンクリート表面から
引き剥がして取り外すようにすることができ、その撤去
作業が容易に行えるようになる。
【0030】また、型板の取り外し後には、平板には殆
どコンクリートが付着していないから、当該平板はその
まま再使用することができる。
【0031】ここで、コンクリート表面に直接接触して
いた薄板にはコンクリートが付着するが、当該薄板は平
板から取り外して分離でき、かつ可撓性を有しているの
で、請求項2に示すように、分離させた状態で筒状に丸
めて超音波洗浄槽に浸すなどして、その付着したコンク
リートを超音波洗浄により容易に除去でき、繰り返し使
用することが簡易に行え極めて経済的である。
【0032】請求項3にかかる高強度コンクリートPC
製品の打設表面の仕上げ方法では、高強度コンクリート
の打設直後にその硬化状態を気にすることなく、その打
設表面上に打設表面仕上げ型板を載置して放置するだけ
で、コンクリート表面を平板の重量で平坦に均すことが
でき、こてによる均し作業が不要になって作業が極めて
容易になると共に、上記平板の重量によってコンクリー
トを押し固め、隙間のない高密度で高品質の高強度コン
クリートPC製品を形成することができる。また、こて
による均し作業で必要とされた段取り工程や工程調整等
で費やされていた時間を他の作業に当てることができる
から、作業効率が極めて向上する。
【0033】請求項4にかかる高強度コンクリートPC
製品の打設表面の仕上げ方法では、前記高強度コンクリ
ートが未硬化のうちに、該打設表面仕上げ型板を起振器
具で振動させるので、打設したコンクリートを強制的に
加振して、コンクリート内部に残存する空気や余剰な水
分などの隙間を詰めて密度を高め得ると共に、その残存
空気や余剰な水分を上部表面に効率よく浮き上がらせて
排除し得、強度が高く、かつ強度ムラの少ない高品質な
高強度コンクリートPC製品を得ることができる。
【0034】請求項5にかかる高強度コンクリートPC
製品の打設表面の仕上げ方法では、起振器具による打設
コンクリートへの加振に加え、更に真空吸引マットでコ
ンクリート表面に浮き上がる残存空気や余剰な水分を真
空除去するので、より強度ムラの少ない高品質な高強度
コンクリートPC製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高強度コンクリート製品の打設表面仕
上げ型板の一実施形態を示す平面図である。
【図2】図1の打設表面仕上げ型板を用いた本発明に係
る高強度コンクリート製品の打設表面仕上げ方法の一実
施形態を説明するための概略断面図である。
【符号の説明】
10 平板 10a 孔 12 薄板 12a 小孔 14 打設表面仕上げ型板 16 型枠 18 高強度コンクリート 20 コンクリートベッド 22 起振器具 24 真空吸引マット 26 真空ポンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高強度コンクリートを用いたPC製品の
    コンクリート打設表面を平坦に均すために、型枠内の未
    硬化の高強度コンクリートの打設表面上に載置される型
    板であって、下面が平坦で全面に多数の孔が形成された
    高剛性な平板と、該平板の下面に着脱可能に取り付けら
    れる多数の小孔を有した可撓性のある薄板とからなるこ
    とを特徴とする高強度コンクリートPC製品の打設表面
    仕上げ型板。
  2. 【請求項2】 前記薄板は、前記平板から取り外された
    状態で超音波洗浄されて、繰り返し使用されることを特
    徴とする請求項1記載の高強度コンクリートPC製品の
    打設表面仕上げ型板。
  3. 【請求項3】 高強度コンクリートを用いたPC製品の
    コンクリート打設表面を平坦に形成する表面仕上げ方法
    であって、型枠内に高強度コンクリートを打設した後、
    未硬化の高強度コンクリートの打設表面上に、下面が平
    坦で全面に多数の孔が形成された高剛性な平板と、該平
    板の下面に着脱可能に取り付けられた多数の小孔を有し
    た可撓性のある薄板とからなる打設表面仕上げ型板を載
    置し、コンクリートの硬化後に該型板を撤去することを
    特徴とする高強度コンクリートPC製品の打設表面仕上
    げ方法。
  4. 【請求項4】 前記打設表面仕上げ型板上に起振器具を
    設け、前記高強度コンクリートが未硬化のうちに、該起
    振器具を作動させて該打設表面仕上げ型板を介してコン
    クリートに振動を加えることを特徴とする請求項3に記
    載の高強度コンクリートPC製品の打設表面仕上げ方
    法。
  5. 【請求項5】 前記打設表面仕上げ型板上に真空ポンプ
    に接続された真空吸引マットを敷設するとともに、該真
    空吸引マット上に起振器具を設け、前記高強度コンクリ
    ートが未硬化のうちに該起振器具と真空ポンプとを作動
    させて、該打設表面仕上げ型板を介してコンクリートに
    振動を加えるとともに、表面に浮き上がる水分や空気を
    真空吸引マットで真空除去することを特徴とする請求項
    3に記載の高強度コンクリートPC製品の打設表面仕上
    げ方法。
JP10266681A 1998-09-21 1998-09-21 高強度コンクリートpc製品の打設表面仕上げ型板、及び高強度コンクリートpc製品の打設表面仕上げ方法 Pending JP2000094413A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002087101A1 (fr) * 2001-04-18 2002-10-31 Nec Corporation Appareil recepteur cdma et procede de protection de trajet

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002087101A1 (fr) * 2001-04-18 2002-10-31 Nec Corporation Appareil recepteur cdma et procede de protection de trajet

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