JP3403816B2 - 転写搬送装置 - Google Patents

転写搬送装置

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JP3403816B2
JP3403816B2 JP15897194A JP15897194A JP3403816B2 JP 3403816 B2 JP3403816 B2 JP 3403816B2 JP 15897194 A JP15897194 A JP 15897194A JP 15897194 A JP15897194 A JP 15897194A JP 3403816 B2 JP3403816 B2 JP 3403816B2
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博之 大鍛冶
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00135Handling of parts of the apparatus
    • G03G2215/00139Belt
    • G03G2215/00143Meandering prevention
    • G03G2215/00151Meandering prevention using edge limitations

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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電転写方式を採用す
る複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に
適用することのできる転写搬送装置に関する。
【0002】
【従来技術】静電転写方式を採用する複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置において、像担持体と
接触し、像担持体上の画像が転写される無端状ベルト
と、該無端状ベルトを張架し、回動させる複数の支持手
段と、無端状ベルトに転写電荷を付与する電荷付与手段
と、無端状ベルトと接触し、該無端状ベルト表面を清掃
する清掃手段とを備えた転写搬送装置が知られている。
例えば特開平2−110586号公報に記載の通りであ
る。
【0003】図6に、上記転写搬送装置の一例を示す。
図6において、符号100は、無端状ベルトである転写
ベルトを示し、図中矢印の向きに回動する像担持体であ
る感光体99に対向し、該感光体99に所定の位置で接
触するように配置されている。転写ベルト100は、そ
の一端を複数の支持手段の一つである駆動ローラ102
と、その他端を複数の支持手段の一つである従動ローラ
101間に張架支持され、駆動ローラ102によって、
図中矢印の向きに回動する。電荷付与手段である転写ロ
ーラ103は、前記転写ベルト100と感光体99との
接触位置よりも下流位置にあって、該転写ベルトの裏側
に接触し、該転写ベルトに転写電荷を付与している。ま
た、駆動ローラ102と対向する位置に、転写ベルト1
00の表面を清掃する清掃手段であるクリーニングブレ
ード104が転写ベルト移動方向に対してカウンターで
設けられている。
【0004】転写のプロセスは、次の通りである。表面
にトナー画像が作られた感光体99が回転移動し、レジ
ストローラ105部で待機していた転写シートは、該シ
ート先端部とトナー画像先端部が転写位置で一致するタ
イミングで送り出される。シート先端が、感光体99と
転写ベルト100の接触部に形成されるニップ部に進入
するタイミングに合わせて転写ローラ103に転写バイ
アスが印加され、転写ベルト100上に静電吸着された
転写シートにトナーが静電気力により転写される。その
後、転写シートは、駆動ローラ102の部位にて曲率分
離され、図示しない定着部へ送られる。
【0005】一方、転写ベルト上に余分なトナーが付着
する事は、少ないものの、転写ベルトにトナーが付着し
た場合には、転写ベルトを感光体と同様にクリーニング
ブレードでクリーニングして転写ベルト上のトナーを除
去する必要が有る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記転写搬送装置にお
いては、転写ベルトのクリーニング性能を確保するため
に、転写ベルトの張架方向と直交する方向のクリーニン
グブレード幅を、同方向の転写ベルト幅よりも大きく設
定していた。一方、転写搬送装置を構成する構造体の寸
法公差、つまり、加工された物品自体及び物品の組み付
け寸法公差、転写ベルト等の経時劣化、環境変化等によ
り転写ベルトの蛇行又は片寄りが発生する。
【0007】ここで、クリーニングブレード幅は、転写
ベルト幅よりも大きいので、クリーニングブレードの転
写ベルトとの接触面は、転写ベルト端縁に常時摺擦さ
れ、且つ転写ベルトは蛇行又は片寄りを生ずるため、ク
リーニングブレードは転写ベルトにより摩耗される。ク
リーニングブレードに摩耗が生じると、摩耗部からのブ
レードめくれを発生し易くなり、ブレードがめくれる
と、クリーニングブレードが転写ベルトに過剰な力で押
圧され、転写ベルトの駆動負荷が増大し、駆動系に多大
な損害を与えてしまう。また、転写ベルトはクリーニン
グ不良の状態となる。
【0008】本発明は、上記の技術課題を解決し、転写
ベルトの蛇行又は片寄りを簡易な構成により極力抑え、
且つ転写ベルトによるクリーニングブレードの摩耗が発
生しない転写搬送装置を提供することを第1の目的とす
る。
【0009】更に、本発明は、上記第1の目的に加え、
クリーニングブレード全幅に渡りトナーがブレードに接
触するよう転写ローラを配置し、クリーニングブレード
と転写ベルトの接触摩擦状態がクリーニングブレード全
幅に渡り一定に保たれた転写搬送装置を提供することを
第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、次のように構成した。
【0010】無端状ベルトの張架方向と直交する方向の
幅(W)、像担持体の有効画像領域幅(I)、無端状ベ
ルトの張架方向と直交する方向の清掃手段の幅(C)、
及び無端状ベルトの張架方向と直交する方向の支持手段
の幅(S)を、I≦C<S<Wの関係に設定した(請求
項1)。
【0011】無端状ベルトの張架方向と直交する方向の
幅(W)、像担持体の有効画像領域幅(I)、無端状ベ
ルトの張架方向と直交する方向の清掃手段の幅(C)、
及び無端状ベルトの張架方向と直交する方向の電荷付与
手段の幅(T)を、I≦C<T<Wの関係に設定した
(請求項2)。
【0012】無端状ベルトの張架方向と直交する方向の
幅(W)、像担持体の有効画像領域幅(I)、無端状ベ
ルトの張架方向と直交する方向の清掃手段の幅(C)、
無端状ベルトの張架方向と直交する方向の支持手段の幅
(S)、及び無端状ベルトの張架方向と直交する方向の
電荷付与手段の幅(T)を、I≦C<T≦S<Wの関係
に設定した(請求項3)。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、転写ベルトの張架方向と
直交する方向の清掃手段の幅(C)を、転写ベルトの張
架方向と直交する方向の駆動、従動ローラの幅(S)よ
りも小さくし、且つ転写ベルトの張架方向と直交する方
向の幅(W)を、前記駆動、従動ローラの幅(S)より
も大きくすることによって、転写ベルトの蛇行又は片寄
りを簡易な構成により極力抑えつつ、且つ転写ベルトに
よる清掃手段の摩耗が発生することがない。
【0014】請求項2の発明では、転写ベルトの張架方
向と直交する方向の清掃手段の幅(C)を、転写ベルト
の張架方向と直交する方向の転写ローラの幅(T)より
も小さくし、且つ転写ベルトの張架方向と直交する方向
の幅(W)を、前記駆動、従動ローラの幅(S)よりも
大きくすることによって、転写ベルトの蛇行又は片寄り
を簡易な構成により極力抑えつつ、且つ清掃手段と転写
ベルトの接触摩擦状態が清掃手段全幅に渡り一定に保た
れ、ブレードめくれが発生することがない。
【0015】請求項3の発明では、転写ベルトの張架方
向と直交する方向の清掃手段の幅(C)を、転写ベルト
の張架方向と直交する方向の転写ローラの幅(T)より
も小さくし、該転写ローラの幅(T)を転写ベルトの張
架方向と直交する方向の駆動、従動ローラの幅(S)よ
りも小さくし、且つ転写ベルトの張架方向と直交する方
向の幅(W)を、前記駆動、従動ローラの幅(S)より
も大きくすることによって、転写ベルトの蛇行又は片寄
りを簡易な構成により極力抑えつつ、転写ベルトによる
清掃手段の摩耗及びブレードめくれが発生することがな
い。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の概略を示す。転
写搬送装置20の主な構成について説明する。符号21
は、無端状ベルトである転写ベルトを示し、図中矢印の
向きに回動する像担持体である感光体11に対向し、該
感光体11に所定の位置で接触するように配置されてい
る。転写ベルト21は、その一端を複数の支持手段の一
つである駆動ローラ22と、その他端を複数の支持手段
の一つである従動ローラ23間に張架支持され、ギア等
を介し駆動源に接続された駆動ローラ22によって、図
中矢印の向きに回転駆動される。電荷付与手段である転
写ローラ24は、高圧電源に接続され、前記転写ベルト
21と感光体11との接触位置よりも下流位置にあっ
て、該転写ベルトの裏側に接触し、該転写ベルトに転写
電荷を付与している。また、従動ローラ23と対向する
位置に、転写ベルト21の表面を清掃する清掃手段であ
るクリーニングブレード28が転写ベルト移動方向に対
してカウンターで設けられている。
【0017】作像プロセスについて、簡単に説明する。
感光体ドラム11は、図示しないモータにより回転駆動
されて帯電装置12により均一に帯電された後に光書き
込み部13による画像露光で光書き込みが行われて静電
潜像が形成される。この静電潜像は現像装置14により
所定の色、例えば黒色のトナーを含む現像剤で現像され
て黒色のトナー画像となる。
【0018】感光体11は、現像装置14を通過してか
ら帯電装置15により均一に帯電され、光書き込み部1
6による画像露光で光書き込みが行われて静電潜像が形
成される。この静電潜像は現像装置17により上記黒色
とは異なる色のトナーを含む現像剤で現像されて黒色と
は異なる色のトナー画像となる。このように2組の帯電
装置12,15、光書き込み部13,16及び現像装置
14,17は感光体11上にトナー画像を形成するトナ
ー画像形成手段を構成するが、これらのトナー画像形成
手段は1組の帯電装置、光書き込み部及び現像装置を用
いたものでも良い。感光体11は、現像装置17を通過
した後に転写前除電器18により除電される。
【0019】転写シートが給紙装置からレジストローラ
19に給紙され、レジストローラ19は、感光体11上
のトナー画像に合わせて転写シートを送り出す。転写ロ
ーラから印加された転写バイアスにより転写電界が発生
している転写ベルト21にレジストローラ19から転写
シートが送りこまれ、転写シートは転写ベルト21に静
電吸着し転写位置に搬送される。転写位置において、転
写電界により感光体11から転写シートへトナー画像が
静電転写され、その後転写シートは感光体11から分離
される。分離爪25は、感光体11から分離されなかっ
た転写シートを感光体11から物理的に分離する。
【0020】転写シートは、転写ベルト21により搬送
されて、駆動ローラ22のところで転写ベルト21から
分離される。分離された転写シートは、図示しない定着
装置によりトナー画像が定着されて外部に排出される。
【0021】ここで、転写ベルト上に直接付着する余剰
トナー量は、少ないものの、転写シートが不定形サイズ
であることにより感光体上のトナー画像と転写シートサ
イズが一致しない場合や、転写シートのジャムが発生し
た場合等に感光体から転写ベルトに直接転写されたり、
及び感光体表面の画像領域外の領域(例えば、紙間)に
付着している微量なトナーが感光体から転写ベルトに直
接転写される事が有り、クリーニングブレード28及び
クリーニングブラシ29を有するクリーニング装置30
が転写ベルト21における転写シート分離位置より回転
方向下流側に配置されている。クリーニングブレード2
8は、転写ベルト21に対してカウンタ方向に当接し、
クリーニングブレード28及びクリーニングブラシ29
は転写ベルト21を転写シート分離後にクリーニングし
て転写ベルト21上のトナー、紙粉等を除去する。
【0022】クリーニングブレード28は、ポリウレタ
ンゴムからなり、良好なクリーニング性能、転写ベルト
を傷つけない、優れた耐摩耗性、加水分解やオゾン劣化
に強く耐久性に優れている等の特性を備えている。
【0023】図2乃至図5に基づき、各請求項に記載の
発明の詳細を説明する。請求項1記載の発明に関して説
明する。図2及び図3より、転写ベルト21は、該転写
ベルト21のベルト張架方向と直交する方向の長さより
も短い寸法長さの駆動ローラ22及び従動ローラ23の
間に張架され支持されている。
【0024】図5(a)、(b)より、転写ベルト21
のベルト張架方向と直交する方向の長さが、駆動ローラ
22及び従動ローラ23のベルト張架方向と直交する方
向の長さよりも長いため、転写ベルト21の端部は、駆
動ローラ22及び従動ローラ23の端部より、両側に夫
々長さΔdはみ出し、所謂耳部が形成されている。転写
ベルト21における前記耳部での張力は駆動ローラ22
及び従動ローラ23との接触部での張力よりも小さくな
るため、この駆動ローラ22及び従動ローラ23からな
るベルト回動支持機構は、ベルト回動時転写ベルト21
の蛇行、寄り止めを抑制する機能を備えている。上記実
施例では、駆動ローラ22及び従動ローラ23を円筒形
状とし、従動ローラ23の端部周縁には所定Rを形成し
たが、ローラ形状は、太鼓状でも良い。
【0025】ここで、上記図5(a)、(b)の構成で
転写ベルトを長時間連続回動させると、経時変化により
転写ベルト21の前記駆動ローラ22及び従動ローラ2
3の端部の位置に相当する耳折れ部Aに、僅かなクラッ
クが発生する恐れが有る。
【0026】このクラックは、ベルトの耐久性自体に影
響を及ぼすものではないが、クリーニングブレードとク
ラックが恒常的に接触しつづけると、クリーニングブレ
ードの表面がクラックとの接触により摩耗し、当該摩耗
部よりブレードめくれが発生し易くなる。
【0027】従って、図2及び図3に示す通り、クリー
ニングブレード28のベルト張架方向と直交する方向の
寸法長さは、駆動ローラ22及び従動ローラ23のベル
ト張架方向と直交する方向の寸法長さよりも短く設定さ
れ、転写ベルト21の耳折れ部Aにクラックが発生した
場合でも、クリーニングブレード28がクラックとは接
触しない場所に配置されている。これによって、クリー
ニングブレード28端部の異常摩耗が防止され、クリー
ニング性を安定させることができる。
【0028】図4に、上記各部材の長さの関係を判り易
く示した。転写ベルト21の張架方向と直交する方向の
幅を(W)、感光体11の有効画像領域幅を(I)、転
写ベルト21の張架方向と直交する方向のクリーニング
ブレード28の幅を(C)、及び転写ベルトの張架方向
と直交する方向の駆動ローラ22の幅を(S)とする
と、各部材の長さの関係は、I≦C<S<Wに設定され
ている。実験では、(W)=342mm、(I)=304
mm、(C)=312mmS)=326mmに設定し、転写ベ
ルトを長時間連続回動させたところ、ベルトの蛇行や寄
りが抑制され且つクリーニングブレード端部の異常摩耗
が防止され、安定したクリーニング性を得ることができ
た。
【0029】請求項2記載の発明に関し説明する。図2
及び図3より、転写ベルト21は、該転写ベルト21の
ベルト張架方向と直交する方向の長さよりも短い寸法長
さの転写ローラ24と接触し且つ当該接触部を介して、
転写ローラ24により支持されている。
【0030】転写ベルト21のベルト張架方向と直交す
る方向の長さが、転写ローラ24のベルト張架方向と直
交する方向の長さよりも長いため、前述の請求項1の説
明と同じ理由により、転写ベルト21の端部には、耳部
が形成され、ベルト回動時の蛇行、寄り止め機能が付与
され、転写ベルト21は、転写ローラ24により、蛇行
や寄りがある程度抑制される。
【0031】また、転写ベルト21とクリーニングブレ
ード28は、当接状態に有るため当接部では摩擦力が発
生する。この摩擦力は、クリーニングブレード28に対
してブレード先端を転写ベルト回動方向につり、先端を
巻き込む方向に作用し、転写ベルト21に対しては、ベ
ルトの回動を抑制する力として作用するが、何れも過剰
に作用すると、転写搬送装置に不具合を及ぼすことにな
る。
【0032】この摩擦力は、結果的として転写ベルト上
に直接付着するトナーによって、低減されることが判明
しており、本願の転写搬送装置の場合、感光体11から
転写ベルト21上に保持された転写シートへの転写に際
し、微量なトナーが転写ベルト21上に直接転写され、
この転写トナーが転写ベルト21とクリーニングブレー
ド28間の摩擦力を低減させている。
【0033】上記付着トナーは、主に転写ベルトの有効
画像領域上に存在するためにクリーニングブレード28
の端部領域でのトナー付着は少なく、ブレード端部では
依然として摩擦力が十分に低減されていない恐れが有
る。
【0034】従って、図2及び図3に示す通り、転写ロ
ーラ24のベルト張架方向と直交する方向の寸法長さ
を、クリーニングブレード28のベルト張架方向と直交
する方向の寸法長さよりも若干長く設定し、クリーニン
グブレード28の両端部位置に対しても、転写ローラ2
4からの転写バイアスが印加され、転写電界が作用し
て、感光体11から微量な余剰トナーが転写される。こ
れによって、クリーニングブレード28の端部において
も、転写ベルト21との摩擦力は低減されブレードめく
れを防止することができる。
【0035】図4に、上記各部材の長さの関係を判り易
く示した。転写ベルト21の張架方向と直交する方向の
幅を(W)、感光体11の有効画像領域幅を(I)、転
写ベルト21の張架方向と直交する方向のクリーニング
ブレード28の幅を(C)、及び転写ベルト21の張架
方向と直交する方向の転写ローラ24の幅を(T)とす
ると、各部材の長さの関係は、I≦C<T<Wに設定さ
れている。実験では、(W)=342mm、(I)=30
4mm、(C)=312mm(T)=322mmに設定し、転
写ベルトを長時間連続回動させたところ、ベルトの蛇行
や寄りが抑制され且つブレードとベルト間の摩擦力が低
減され、ブレードめくれを防止でき、安定したクリーニ
ング性を得ることができた。
【0036】請求項3記載の発明に関し説明する。尚、
駆動ローラ22及び従動ローラ23と転写ローラ24双
方のベルト張架方向と直交する方向の寸法長さの関係以
外の各部材間の寸法長さ関係は、前述の請求項1及び請
求項2と同一である。
【0037】図2及び図3より、転写ローラ24のベル
ト張架方向と直交する方向の寸法長さは、駆動ローラ2
2及び従動ローラ23のベルト張架方向と直交する方向
の寸法長さよりも短く設定されている。
【0038】転写ローラ24のベルト張架方向と直交す
る方向の寸法長さが、駆動ローラ22のベルト張架方向
と直交する方向の寸法長さよりも短いため、転写ローラ
24と接触する転写ベルト21の接触領域は、転写ロー
ラ24の全幅に渡り一定の張力により均一に張り渡され
た状態となっている。従って、転写ローラ24は、うね
り、撓み等の無い均一な状態の転写ベルト21に対して
接触し、転写電荷を付与するので、均一な転写電界が形
成され、安定した転写性が得られる。
【0039】図4に、上記各部材の長さの関係を判り易
く示した。転写ベルト21の張架方向と直交する方向の
幅を(W)、感光体11の有効画像領域幅を(I)、転
写ベルト21の張架方向と直交する方向のクリーニング
ブレード28の幅を(C)、転写ベルト21の張架方向
と直交する方向の転写ローラ24の幅を(T)及び転写
ベルトの張架方向と直交する方向の駆動ローラ22の幅
を(S)とすると、各部材の長さの関係は、I≦C<T
≦S<Wに設定されている。実験では、(W)=342
mm、(I)=304mm、(C)=312mm、(T)=3
22mm、(S)=326mmに設定し、転写ベルトを長時
間連続回動させたところ、ベルトの蛇行や寄りが抑制さ
れ、ブレードとベルト間の摩擦力が低減され、ブレード
めくれを防止でき、安定した転写性とクリーニング性を
得ることができた。
【0040】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、転写搬送装置のベルトの蛇行や寄りが抑制され且つ
清掃手段端部の異常摩耗が防止され、安定したクリーニ
ング性を得ることができた。
【0041】請求項2記載の発明によれば、ベルトの蛇
行や寄りが抑制され且つ清掃手段とベルト間の摩擦力が
低減され、ブレードめくれを防止でき、安定したクリー
ニング性を得ることができた。
【0042】請求項2記載の発明によれば、ベルトの蛇
行や寄りが抑制され、清掃手段とベルト間の摩擦力が低
減され、ブレードめくれを防止でき、安定した転写性と
クリーニング性を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例を示す概略図である。
【図2】図2は同実施例を示す斜視図である。
【図3】図3は同実施例を示す平面図である。
【図4】図4は同実施例を示す側面図である。
【図5】図5は転写ベルトの張架構造を示す側面図であ
る。
【図6】図6は従来例を示す。
【符号の説明】
11 感光体 21 転写ベルト 22 駆動ローラ 24 転写ローラ 28 クリーニングブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 21/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と接触し、像担持体上の画像が
    転写される無端状ベルトと、端部の位置に耳折れ部を有
    し、前記無端状ベルトを張架し、回動させる複数の支持
    手段と、前記無端状ベルトと接触し、該無端状ベルト表
    面を清掃する清掃手段とを有する転写搬送装置におい
    て、 前記無端状ベルトの張架方向と直交する方向の幅
    (W)、前記像担持体の有効画像領域幅(I)、前記無
    端状ベルトの張架方向と直交する方向の前記清掃手段の
    幅(C)、及び前記無端状ベルトの張架方向と直交する
    方向の前記支持手段の幅(S)を、 I≦C<S<W の関係に設定したことを特徴とする転写搬送装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と接触し、像担持体上の画像が
    転写される無端状ベルトと、前記無端状ベルトを張架
    し、回動させる複数の支持手段と、前記無端状ベルトに
    転写電荷を付与する電荷付与手段と、前記無端状ベルト
    と接触し、該無端状ベルト表面を清掃する清掃手段とを
    有する転写搬送装置において、 前記無端状ベルトの張架方向と直交する方向の幅
    (W)、前記像担持体の有効画像領域幅(I)、前記無
    端状ベルトの張架方向と直交する方向の前記清掃手段の
    幅(C)、及び前記無端状ベルトの張架方向と直交する
    方向の電荷付与手段の幅(T)を、 I≦C<T<W の関係に設定したことを特徴とする転写搬送装置。
  3. 【請求項3】 像担持体と接触し、像担持体上の画像が
    転写される無端状ベルトと、前記無端状ベルトを張架
    し、回動させる複数の支持手段と、前記無端状ベルトに
    転写電荷を付与する電荷付与手段と、前記無端状ベルト
    表面を清掃する清掃手段とを有する転写搬送装置におい
    て、 前記無端状ベルトの張架方向と直交する方向の幅
    (W)、前記像担持体の有効画像領域幅(I)、前記無
    端状ベルトの張架方向と直交する方向の前記清掃手段の
    幅(C)、前記無端状ベルトの張架方向と直交する方向
    の前記支持手段の幅(S)、及び前記無端状ベルトの張
    架方向と直交する方向の電荷付与手段の幅(T)を、 I≦C<T≦S<W の関係に設定したことを特徴とする転写搬送装置。
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