JP2001287549A - 自動車ドアのシール構造 - Google Patents

自動車ドアのシール構造

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JP2001287549A
JP2001287549A JP2000104933A JP2000104933A JP2001287549A JP 2001287549 A JP2001287549 A JP 2001287549A JP 2000104933 A JP2000104933 A JP 2000104933A JP 2000104933 A JP2000104933 A JP 2000104933A JP 2001287549 A JP2001287549 A JP 2001287549A
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weather strip
seal
clip
adhesive tape
door
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JP2000104933A
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English (en)
Inventor
Hideshi Tsuchida
英志 土田
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Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空シール部とシールリップを一体成形し、
コーナー部を型成形部としたドアウエザーストリップ
を、接着テープあるいは高発泡スポンジゴムをクリップ
と並用してドアパネルに取付けると、シール性が十分で
なく、手間を要しコストが嵩む。 【解決手段】 コーナー部を含む略全体を押出成形部4
0とし、ロア部で押出成形部の端部同士を型成形部41
で連結した環状のウエザーストリップ10を、ドアパネ
ル20の周端部に形成した固定面21に、クリップ16
と接着テープ18またはクリップと高発泡スポンジゴム
17とによって取付け、少なくともその中空シール部1
1をボディパネル30に弾接させ、ドアパネルのルーフ
側部において固定面の直上に形成した取付面22に、ウ
エザーストリップとは別体成形したサブシールウエザー
ストリップ14を取付け、そのリップ部15をボディパ
ネルの見切り部31に弾接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、自動車のプレス
ドアに取付けられ、ボディに弾接してシール性および遮
音性を発揮するシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 図1乃至図5を参照して説明する。従
来、自動車のプレスドアにおいては、ウエザーストリッ
プ50を固定するために、図3に示すようにリテーナー
53を介して行っていた。しかし、最近の傾向として、
自動車の軽量化および製造コストの低減化を図るため
に、リテーナー53に代えて、図4に示すように、接着
テープ18とクリップ16でウエザーストリップをドア
パネル60に固定する方法が採られるようになってい
る。また、図5に示すように、見掛け比重が0.1〜
0.3の高発泡スポンジゴム17とクリップ16で固定
する方法も採られている。
【0003】一方、従来のウエザーストリップは、図2
に示すように、遮音性の向上を図るために、ドアパネル
60のルーフ側部とボディパネル70のいわゆる見切り
部71を塞ぐシールリップ52を、中空シール部51に
一体成形している。こうしたシールリップ52を備えた
従来のウエザーストリップ50は、その断面形状が大型
化しているため、必然的にコーナー部におけるR追従性
(曲率半径に対する追従性)が十分でなくなる。そのた
め、フロントドアセンターピラー上部とリヤドアセンタ
ーピラー上部とリヤドアリヤピラー上部におけるコーナ
ー部は型成形によって形成した型成形部41としてい
る。
【0004】また、ルーフ部,フロントピラー部,リヤ
ピラー部以外の部位には車両構造上見切り部61から、
ウエザーストリップ50の中空シール部51のシール面
位置が離れている等の理由から、必ずしもシールリップ
52は必要ではない。そのため、フロントピラー下部と
リヤピラー下部にも型成形部41を必要としている。
【0005】自動車の軽量化および製造コストの低減化
のためには、こうした押出成形部40と型成形部41と
からなる従来のウエザーストリップ50を、接着テープ
18とクリップ16を並用することによってドアパネル
60に取付けることが望ましい。そうした場合、シール
性を確保するために、少なくともルーフ側部の押出成形
部40からコーナー部の型成形部41にわたって連続し
て接着テープ18を貼着する必要がある。しかし、押出
成形部40から型成形部41に至る部分の形状は徐変し
ているため、接着テープ18を貼付けても十分に満足出
来るシール性を得ることができないと共に、機械貼りす
ることが難しいのでコストも嵩んでしまうといった問題
が発生する。
【0006】また、見掛け比重が0.1〜0.3の高発
泡スポンジゴム17とクリップ16を並用して使用して
取付ける場合、当該高発泡スポンジゴム17は押出成形
部40と一体同時成形されるものであるため型成形部4
1にまで延長することが困難であり、よってシール性が
不十分である。技術的には、いわゆる段カット成形によ
って延長することは可能であるが、手間が掛かりコスト
も嵩むため好ましくない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 従来の、中空シール
部とシールリップを一体成形し、コーナー部を型成形部
としたドアウエザーストリップを、自動車の軽量化およ
び製造コストの低減化のために、接着テープを使用して
ドアパネルに取付けると、シール性が十分ではないと共
に機械貼りが困難なためコストが嵩む。また、高発泡ス
ポンジゴムを使用して取付けると、型成形部41まで延
長することが困難であるためシール性に欠けると共に、
手間が掛かりコストが嵩んでしまうことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 図1、図6乃至図8を
参照して説明する。本発明の自動車ドアのシール構造
は、コーナー部を含む略全体を押出成形によって形成し
た押出成形部40とし、ロア部において押出成形部40
の端部同士を型成形による型成形部41で連結した環状
のウエザーストリップ10を、自動車のドアパネル20
の周端部に沿って形成した固定面21に、クリップ16
と接着テープ18またはクリップ16と高発泡スポンジ
ゴム17とによって取付けると共に、少なくともその中
空シール部11をボディパネル30に弾接させ、さら
に、ドアパネル20のルーフ側部において固定面21の
直上に形成した取付面22に、ウエザーストリップ10
とは別体成形したサブシールウエザーストリップ14を
取付け、そのリップ部15をボディパネル30の見切り
部31に弾接させてなる。
【0009】
【発明の実施の形態】 本発明に係る自動車ドアのシー
ル構造の一実施形態を、図6および図7に示す。このシ
ール構造は、コーナー部を含む略全体を押出成形によっ
て形成した押出成形部40とし、ロア部において押出成
形部40の端部同士を型成形による型成形部41で連結
した環状のウエザーストリップ10を有する。当該ウエ
ザーストリップ10は、自動車のドアパネル20の周端
部に沿って形成した固定面21に、その基部12をクリ
ップ16と見掛け比重が0.1〜0.3の高発泡スポン
ジゴム17とによって取付けている。また、その中空シ
ール部11をボディパネル30に弾接させると共に、そ
のサブシール部13をドアパネル20に弾接させてい
る。
【0010】さらに、このシール構造は、ドアパネル2
0のルーフ側部において固定面21の直上に段状に形成
した取付面22に、ウエザーストリップ10とは別体成
形したサブシールウエザーストリップ14を接着テープ
18で貼着している。そして、そのリップ部15をボデ
ィパネル30の見切り部31に弾接させている。なお、
当該シール構造の下位には、ドアガラス24に弾接しシ
ール性を確保するグラスラン23が設けられている。こ
こで、サブシールウエザーストリップ14を接着テープ
18で貼着した例を示したが、接着テープ18の代わり
にクリップ止めして固定してもよい。
【0011】こうした構造のシール構造にあっては、中
空シール部11を有するウエザーストリップ10を、サ
ブシールウエザーストリップ14とは別個に成形してい
るので、当該ウエザーストリップ10をその断面形状に
おいて小型化することができる。これにより、コーナー
部におけるR追従性が大きく向上し、当該コーナー部を
型成形によって形成することなくシール性を向上させる
ことができる。
【0012】また、コーナー部も含めたほぼ全長を押出
成形部40で構成しているので、コーナー部において押
出成形部40から型成形部41に至る部分の形状が徐変
することがない。
【0013】従って、まず、本実施形態に示すような高
発泡スポンジゴム17に代えて、図8に示すような接着
テープ18を使用した場合においては、接着テープ18
をウエザーストリップ10のほぼ全周にわたって切れ目
なく貼付けることができ、シール性が大幅に向上する。
また、接着テープ18は、ウエザーストリップ10の形
状が除変しないので機械貼りで貼付けることができ、よ
って自動車の軽量化および製造コストの低減化と共に、
接着テープ18の貼付けに要する手間とコストを削減す
ることができる。
【0014】なお、ロア部における型成形部41は、押
出成形部40と直線的に連続するので形状の除変の程度
は小さい。よって、この部分においても機械貼りによっ
て接着テープ18を円滑に貼付けることができるので、
当該部分におけるシール性を良好に保つことができ、か
つ、手間とコストも削減することができる。また、ロア
部は車両構造上、ルーフ部ほどくぐり水もれ性も要求さ
れていないため、ロア部における型成形部には接着テー
プを省略することもできる。
【0015】また、図7の本実施形態に示すような高発
泡スポンジゴム17を使用した場合においては、当該高
発泡スポンジゴム17を押出成形部40と同時一体成形
するので、このウエザーストリップ10のコーナー部を
含むほぼ全長にわたって切れ目なく設けることができ
る。従って、接着テープ18を使用する場合と同様に、
その全長にわたってシール性が大幅に向上すると共に、
手間とコストを削減することができる。また、ロア部は
車両構造上、ルーフ部ほどくぐり水もれ性も要求されて
いないため、ロア部における型成形部には高発泡スポン
ジゴム17を省略することもできる。
【0016】なお、ウエザーストリップ10によってド
アパネル20の全周にわたるシール性を良好に確保する
ことができると共に、シールリップ14によってルーフ
側部における高水圧の直撃および雨だれによる水の侵入
を未然に防止することができる。
【0017】
【発明の効果】 本発明に係る自動車のシール構造は、
ウエザーストリップ10をサブシールウエザーストリッ
プ14とは別個に成形したので、当該ウエザーストリッ
プ10をその断面形状において小型化することができ、
コーナー部におけるR追従性を大きく向上させることが
できる。従って、コーナー部を型成形によって形成する
ことなくシール性を向上させることができる。
【0018】また、ウエザーストリップ10のコーナー
部を含めたほぼ全長を押出成形部40で構成しているの
で、コーナー部における形状が徐変することがなく、よ
って接着テープ18をウエザーストリップ10のほぼ全
周にわたって切れ目なく貼付けることができ、これによ
ってもシール性が大幅に向上する。
【0019】また、接着テープ18は、ウエザーストリ
ップ10の形状が徐変しないので機械貼りで貼付けるこ
とができ、よって自動車の軽量化および製造コストの低
減化と共に、接着テープ18の貼付けに要する手間とコ
ストを削減することができる。
【0020】高発泡スポンジゴム17を使用する場合に
おいては、当該高発泡スポンジゴム17を押出成形部4
0と同時一体成形するので、ウエザーストリップ10の
コーナー部を含むほぼ全長にわたって切れ目なく設ける
ことができる。従って、そのほぼ全長にわたってシール
性を大幅に向上させることができると共に、手間とコス
トを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シール構造を有する自動車を示す側面図であ
る。
【図2】 従来のウエザーストリップを示す概略側面図
である。
【図3】 従来のウエザーストリップを示すもので、図
1におけるA−A線断面図である。
【図4】 従来のウエザーストリップを示すもので、図
1におけるA−A線断面図である。
【図5】 従来のウエザーストリップを示すもので、図
1におけるA−A線断面図である。
【図6】 本発明に係る自動車のシール構造の一実施形
態を示す概略側面図である。
【図7】 本発明に係る自動車のシール構造の一実施形
態を示すもので、図1におけるA−A線断面図である。
【図8】 本発明に係る自動車のシール構造の他の実施
形態を示すもので、図1におけるA−A線断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ウエザーストリップ 11 中空シール部 12 基部 13 サブシール部 14 サブシールウエザーストリップ 15 リップ部 16 クリップ 17 高発泡スポンジゴム 18 接着テープ 20 ドアパネル 21 固定面 22 取付面 23 グラスラン 24 ドアガラス 30 ボディパネル 31 見切り部 40 押出成形部 41 型成形部 50 ウエザーストリップ 51 中空シール部 52 シールリップ 53 リテーナー 60 ドアパネル 70 ボディパネル 71 見切り部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーナー部を含む略全体を押出成形によ
    って形成した押出成形部(40)とし、ロア部において
    押出成形部(40)の端部同士を型成形による型成形部
    (41)で連結した環状のウエザーストリップ(10)
    を、自動車のドアパネル(20)の周端部に沿って形成
    した固定面(21)に、クリップ(16)と接着テープ
    (18)またはクリップ(16)と高発泡スポンジゴム
    (17)とによって取付けると共に、少なくともその中
    空シール部(11)をボディパネル(30)に弾接さ
    せ、さらに、ドアパネル(20)のルーフ側部において
    固定面(21)の直上に形成した取付面(22)に、ウ
    エザーストリップ(10)とは別体成形したサブシール
    ウエザーストリップ(14)を取付け、そのリップ部
    (15)をボディパネル(30)の見切り部(31)に
    弾接させてなる自動車ドアのシール構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083570A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Kasei Kogyo Kk 建設機械のサブシール部材を備えたウェザーストリップの構造
CN107298061A (zh) * 2017-06-30 2017-10-27 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种保险杠胶条卡接结构
JP7306808B2 (ja) 2018-09-25 2023-07-11 日立建機株式会社 作業機械のキャビン及び作業機械

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