JP3389528B2 - インピーダンス/電圧変換装置 - Google Patents

インピーダンス/電圧変換装置

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JP3389528B2
JP3389528B2 JP11004799A JP11004799A JP3389528B2 JP 3389528 B2 JP3389528 B2 JP 3389528B2 JP 11004799 A JP11004799 A JP 11004799A JP 11004799 A JP11004799 A JP 11004799A JP 3389528 B2 JP3389528 B2 JP 3389528B2
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良浩 廣田
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Sumitomo Metal Industries Ltd
Hokuto Electronics Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、演算増幅器を用いてイン
ピーダンスを対応する電圧に変換するインピーダンス−
電圧(Z/V)変換装置に関し、特に、温度変化等によ
る環境変化や装置自身の発熱等による出力電圧のドリフ
トを防止することができるZ/V変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、特開昭61−14578号公報
に開示された静電容量−電圧(C/V)変換装置の構成
を示す概略図である。この従来例の装置は、未知の静電
容量CxをC/V変換装置に接続するための信号線に浮
遊容量が重畳されること、及び、該信号線の移動や折り
曲げ等により浮遊容量が変化すること等によって、正確
なC/V変換ができないというという課題を解決するた
めに提案されたものであり、図示のように、交流信号発
生器OSと演算増幅器OPとの間に、信号線L1及びL
2を介して未知の容量Cxを接続し、これらの信号線L
1及びL2をシールド手段s1及びs2でシールドする
ことにより、浮遊容量Cs1、Cs2、Cs3の影響を
低減しようとするものである。なお、演算増幅器OPの
出力端子と反転入力端子との間には、抵抗Rfとコンデ
ンサCfとの並列回路からなる帰還回路が接続され、反
転増幅器の非反転入力端子、交流信号発生器OSの他
端、及びシールドs1及びs2は、接地されている。
【0003】このような構成を有する図8のC/V変換
装置においては、負帰還回路を備えた演算増幅器の性質
上、演算増幅器OPの2つの入力端子はイマジナルショ
ート状態であり、これにより、2つの入力端子はほぼ同
一の電位(反転入力端子は仮想接地電位)となって浮遊
容量Cs2は充電されない。また、浮遊容量Cs3は、
2つのシールド手段s1及びs2の結合容量と考えられ
るが、該シールド手段は共に接地されているので、これ
もまた充電されることがない。したがって、未知の静電
容量Cxを接続するケーブルの浮遊容量による影響は低
減されるので、静電容量Cxに誘導される電荷と等しい
電荷が帰還回路のコンデンサCfに誘導され、結局、静
電容量Cxに比例する電圧 Vo=−(Cx/Cf)Vi ただし、Viは交流信号発生器OSの出力電圧が得られ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8の
C/V変換装置においては、未知の静電容量が小さくな
ると、浮遊容量の影響が顕在化し、正確なC/V変換が
できないという問題がある。また、演算増幅器OPの帰
還回路を抵抗RfとコンデンサCfとの並列回路で構成
しているため、実際に集積化して1チップ化するとき、
該並列回路を形成するプロセスが必要であり、製造プロ
セスが複雑化する上、チップ・サイズが増大するという
欠点がある。さらに、静電容量Cxの一方の電極がある
電位にバイアスされているときには、該静電容量に交流
を印加することができないため、C/V変換が不可能で
あるという問題もある。さらに図8に示したC/V変換
装置においては、温度変化等の環境変化や装置自身の発
熱、または装置の経年変化等による出力電圧Voのドリ
フトについての対策が講じられてない。このため、例え
ば、測定すべき静電容量Cxが変化していないにも拘わ
らず、測定環境が高温時と低温時とで出力電圧Voのレ
ベルが相違してしまい、結局、静電容量Cxに正確に対
応する出力電圧を得ることができない場合がある。本発
明は、このような問題点を解決するために提案されたも
のであり、その目的は、被測定インピーダンスを電圧に
変換するインピーダンス/電圧(Z/V)変換装置おい
て、周囲環境等によって生じる出力電圧のドリフトを効
果的に低減して、被測定インピーダンスに高精度に対応
する出力電圧を得ることができるようにすることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明のインピーダンス/電圧(Z/V)変換
装置は、入力端子に接続されたインピーダンスの値に対
応する振幅を有する交流電圧を出力する交流電圧出力手
段と、既知の値のダミー・インピーダンスと、ダミー・
インピーダンスと被測定インピーダンスとを選択的に交
流電圧出力手段の入力端子に接続するスイッチ回路と、
交流電圧出力手段からの交流電圧をその振幅に対応する
直流電圧に変換する交流/直流変換回路と、交流/直流
変換回路からの直流電圧をサンプリング・ホールドする
サンプルホールド回路と、交流/直流変換回路からの直
流電圧から、サンプルホールド回路にホールドされた電
圧を減算する減算回路と、スイッチ回路、サンプルホー
ルド回路、及び減算回路の動作を制御する制御回路であ
って、測定開始直後にスイッチ回路及びサンプルホール
ド回路を制御して、交流電圧出力手段の入力端子にダミ
ー・インピーダンスを接続すると共に、交流/直流変換
回路からのダミー・インピーダンスに対応する直流電圧
をサンプルホールド回路にホールドさせ、その後、スイ
ッチ回路及び減算回路を制御して、交流電圧出力手段の
入力端子に被測定インピーダンスを接続すると共に、交
流/直流変換回路からの被測定インピーダンスに対応す
る直流電圧からサンプルホールド回路にホールドされた
電圧を減算するよう制御する制御回路とからなり、ドリ
フト成分が除去された出力を得ることができるようにし
たことを特徴としている。
【0006】上記したインピーダンス/電圧変換装置に
おいて、サンプルホールド回路の代わりに、交流/直流
変換回路からの直流電圧と絶対値が同一で極性が反対の
電圧をバイアス電圧として発生するバイアス電圧発生回
路を用い、減算回路の代わりに加算回路を用いてもよ
い。また、被測定インピーダンス及びダミー・インピー
ダンスが共に同一特性であり、かつ同一の条件下に置か
れることが好ましい。これらのインピーダンスをキャパ
シタンスとすることにより、容量/電圧変換装置を構成
することができ、静電容量の検出に好適である。
【0007】さらに、交流電圧出力手段は、該交流電圧
出力手段の入力端子となる反転入力端子と出力端子との
間に帰還インピーダンスが接続された演算増幅器と、演
算増幅器の非反転入力端子に接続された発振器とを含
み、スイッチ回路と演算増幅器の反転入力端子とを接続
する第1の信号線の少なくとも一部に施されたシール
ド、スイッチ回路と被測定インピーダンスとを接続する
第2の信号線の少なくとも一部に施されたシールド、及
びスイッチ回路とダミー・インピーダンスとを接続する
第3の信号線の少なくとも一部に施されたシールドの
内、少なくとも1つのシールドが演算増幅器の非反転入
力端子に接続されていることが好ましい。このようにす
ることにより、演算増幅器の2つの入力端子のイマジナ
ルショート状態により、信号線の浮遊容量による影響を
効果的に排除することができる。
【0008】本発明の別の観点によるインピーダンス/
電圧変換装置においては、入力端子に接続されたインピ
ーダンスの値に対応する振幅を有する交流電圧を出力す
る交流電圧出力手段と、グランド端子と被測定インピー
ダンスとを選択的に交流電圧出力手段の入力端子に接続
するスイッチ回路と、交流電圧出力手段からの交流電圧
の振幅に対応する直流電圧に変換する交流/直流変換回
路と、交流/直流変換回路からの直流電圧と絶対値が同
一で極性が反対の電圧をバイアス電圧として発生するバ
イアス電圧発生回路と、交流/直流変換回路からの直流
電圧とバイアス電圧発生回路からのバイアス電圧とを加
算する加算回路と、スイッチ回路、バイアス電圧発生回
路及び加算回路を制御する制御回路であって、測定開始
直後にスイッチ回路及びバイアス電圧発生回路を制御し
て、交流電圧出力手段の入力端子にグランド端子を接続
すると共に、そのときの交流/直流変換回路からの直流
電圧に基づいてバイアス電圧を設定し、その後、スイッ
チ回路及び加算回路を制御して、交流電圧出力手段の入
力端子に被測定インピーダンスを接続すると共に、交流
/直流変換回路からの被測定インピーダンスに対応する
直流電圧にバイアス電圧を加算するよう制御する制御回
路とからなり、ドリフト成分が除去された出力を得るこ
とができるようにしたことを特徴としている。
【0009】上記のダミー・インピーダンスを使用して
いない本発明によれば、被測定インピーダンスの値のみ
に対応する電圧を出力することができる。なお、このイ
ンピーダンス/電圧変換装置においても、サンプルホー
ルド回路の代わりに、交流/直流変換回路からの直流電
圧と絶対値が同一で極性が反対の電圧をバイアス電圧と
して発生するバイアス電圧発生回路を用い、減算回路の
代わりに加算回路を用いてもよい。また、被測定インピ
ーダンスをキャパシタンスとすれば静電容量の検出に好
適であり、スッチ回路を介して交流電圧発生手段に接続
される被測定インピーダンス及びグランド端子を同一の
条件下に置くことが、ドリフトの低減により効果的であ
る。
【0010】さらに、上記したダミー・インピーダンス
使用していない本発明においても、信号線上の浮遊容量
による影響を効果的に排除するために、交流電圧出力手
段が、該交流電圧出力手段の入力端子となる反転入力端
子と出力端子との間に帰還インピーダンスが接続された
演算増幅器と、演算増幅器の非反転入力端子に接続され
た発振器とを含み、スイッチ回路と演算増幅器の反転入
力端子とを接続する第1の信号線の少なくとも一部に施
されたシールド、スイッチ回路と被測定インピーダンス
とを接続する第2の信号線の少なくとも一部に施された
シールド、及びスイッチ回路とダミー・インピーダンス
とを接続する第3の信号線の少なくとも一部に施された
シールドの内の少なくとも1つのシールドが演算増幅器
の非反転入力端子に接続されていることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のZ/V変換装置
の原理構成を示している。このZ/V変換装置において
は、インピーダンス値Zxを測定すべき対象物の被測定
インピーダンス6が、シールド7が施された信号線5を
介して演算増幅器1の反転入力端子に接続され、該演算
増幅器1の出力端子と反転入力端子(−)との間に既知
のインピーダンス値Zfの帰還インピーダンス3が接続
され、非反転入力端子(+)に発振器4及びシールド7
が接続されている。また、演算増幅器1の出力端子に
は、整流平滑回路等からなる交流/直流変換回路(AC
/DC)2が接続されている。図1に示したZ/V変換
装置においては、負帰還回路を有する演算増幅器の性質
上、演算増幅器1の反転及び非反転入力端子はイマジナ
ルショート状態であるため、これらは実質的に同一電位
となる。したがって、信号線5とシールド7とが同電位
となるから、これらの間に生じる浮遊容量が充電される
ことがなく、演算増幅器1の入力端子には浮遊容量によ
る影響が生じることがない。これは、信号線5の長さに
無関係に成立し、また、信号線5の移動、折り曲げ等に
関係なく成立する。
【0012】更に詳細に説明すると、図1に示したZ/
V変換回路において、演算増幅器1の2つの入力端子が
イマジナルショート状態であるため、その反転入力端子
の電圧Vmは、発振器4の発振出力電圧Viと等しくな
る。そして、被測定インピーダンス6を流れる電流i1
及び帰還インピーダンス3に流れる電流i2は、演算増
幅器1から出力される交流電圧をVoとすると、以下の
ように表される。 i1=−Vm/Zx=−Vi/Zx i2=(Vm−Vo)/Zf=(Vi−Vo)/Zf ここで、演算増幅器がその性質上、高入力インピーダン
ス特性を有しているから、i1=i2であり、 Vo=Vi(1+Zx/Zf) (1) が得られる。なお、被測定インピーダンスZxの回路要
素を静電容量Cxとし、帰還インピーダンスZfの回路
要素を抵抗Rfとすると、図7のZ/V変換装置はC/
V変換装置となり、その場合の交流電圧Voは、式
(1)から以下のように求めることができる。 Vo=Vi(1+jωCxRf) (2) [ただし、ωはViの角周波数]
【0013】したがって、図1のZ/V変換装置によれ
ば、式(1)で示される交流電圧Voを演算増幅器1か
ら出力することができ、しかも、演算増幅器の入力端子
のイマジナルショート状態により、信号線5に生じる浮
遊容量が該入力端子の間に現れることがないので、被測
定インピーダンスZxの値に正確に対応した交流電圧V
oを出力することができる。そして、演算増幅器1から
の交流電圧Voを整流平滑回路等の交流/直流(AC/
DC)変換回路2を介することにより、該交流電圧Vo
の振幅に対応した直流電圧Voutが出力される。この直
流出力電圧Voutのレベルの変化により、被測定インピ
ーダンスZxの変化の状態を検出することができ、更に
は、必要に応じて適宜の演算手段を付加することによ
り、被測定インピーダンスZxの値を逆算することがで
きる。上記したように、本出願人が提案した図1のZ/
V変換装置によれば、図7の公知のC/V変換装置に比
べて、より正確に被測定インピーダンスZxに対応する
交流電圧Vo及び直流電圧Voutを出力することができ
る。
【0014】図2は、本発明のZ/V変換装置の第1の
実施例を示す概略図であり、図2において、図1と同一
又は同様の構成要素には、同一の参照符号を付してい
る。本発明の第1の実施例においては、図1のZ/V変
換装置に、既知の固定インピーダンス値Zdのダミー・
インピーダンス8と、被測定インピーダンス6及びダミ
ー・インピーダンス8を選択的に演算増幅器1の反転入
力端子に接続するためのスイッチ回路9と、交流/直流
変換回路2の出力をサンプリングしてホールドするサン
プルホールド回路(SH)10と、該サンプルホールド
回路の出力並びに交流/直流変換回路2の出力Voutが
入力される減算回路11と、スイッチ回路9、サンプル
ホールド回路10及び減算回路11の動作を制御する制
御回路12とを付加したことを特徴とし、これにより出
力ドリフトを防止できようにしている。なお、帰還イン
ピーダンス3と並列接続されたスイッチ15は、スイッ
チ15は、Z/V変換装置を動作させる前に演算増幅器
の出力と反転入力端子とを同電位にすることにより初期
化を行うためのものである。
【0015】図2においては、スイッチ回路9は被測定
インピーダンス6と演算増幅器1とを接続する信号線の
中間部に接続されており、スイッチ回路9の両側の信号
線5 1、52にシールド71、72を施し、かつこれら信号
線とシールドとの間の浮遊容量による影響を低減するた
めに、シールド71及び72を発振器4に接続された演算
増幅器1の非反転入力端子に接続している。そして、ダ
ミー・インピーダンスを被測定インピーダンス6と同一
環境に置くことが好ましいため、スイッチ回路9とダミ
ー・インピーダンス8とを接続する信号線5dを、信号
線51と同一長とするとともに演算増幅器1の非反転入
力端子(及び発振器4)に接続したシールド7dでシー
ルドしている。なお、ダミー・インピーダンス8及び被
測定インピーダンス6は互いに抵抗同士か、又は容量同
士であることが好ましい。また、スイッチ回路9を、演
算増幅器1の入力端子の間近、または被測定インピーダ
ンス6及びダミー・インピーダンス8の間近に配置する
こともできる。前者の場合は、信号線52及びシールド
2が不要となり、後者の場合は、信号線5 1、5d及び
シールド71、7dが不要となる。
【0016】図3は、図2に示したZ/V変換装置の制
御回路13から出力される制御信号S9、S10、S11
出力タイミングを示している。制御信号S9は、スイッ
チ回路9に供給され、高レベルの場合にダミー・インピ
ーダンス8側に、低レベルの場合に被測定インピーダン
ス6側に、演算増幅器1の反転入力端子が接続されるよ
う、スイッチ回路を制御する。制御信号S10は、サンプ
ルホールド回路10に供給され、高レベルの場合にサン
プルホールド回路を動作させて、交流/直流変換回路2
の出力Voutのサンプリング・ホールドを行う。制御信
号S11は、減算回路11に供給され、高レベルの場合に
減算動作を実行するよう減算回路11を制御する。
【0017】図2及び図3を参照して、本発明の第1の
実施例の動作を説明する。まず、スイッチ15をオン・
オフして初期化を行った後、測定動作を時点t0で開始
すると、制御回路12は、制御信号S9を高レベルにし
て、スイッチ回路9をダミー・インピーダンス8側(点
線の位置)に切り替えるとともに、時点t 1において制
御信号S10を高レベルにして、サンプルホールド回路1
0中のゲートをオンにしてサンプリング及びホールド動
作を実行させる。これにより、ダミー・インピーダンス
Zdに対応する直流電圧Vout(=Vout-d(t))が、交
流/直流変換回路2から出力されてサンプルホールド回
路10のコンデンサに蓄積すなわちホールドされる。次
に、時点t2において、制御信号S9を低レベルに戻し
て、スイッチ回路9を被測定インピーダンス6側に接続
し、交流/直流変換回路2から被測定インピーダンスZ
xに対応する直流電圧Vout(=Vout-x(t))が出力され
る。このとき、制御信号S10が低レベルを保持している
ので、サンプルホールド回路10のゲートはオフ状態を
保持し、したがってホールド電圧はダミー・インピーダ
ンスZdに対応する電圧Vout-d(t)を保持する。
【0018】そして、制御回路12は、時点t3におい
て、制御信号S11を高レベルとし、これにより、減算回
路11が、被測定インピーダンスZxに対応する直流電
圧Vout-x(t)からサンプルホールド回路10にホールド
された電圧Vout-d(t)を差し引いて、差の電圧V V=Vout-x(t)−Vout-d(t) (3) を出力する。なお、時点t0とt1とのタイムラグ及び時
点t2とt3とのタイムラグは、スイッチ回路9を切り替
えてから交流/直流変換回路2の出力電圧が安定するま
でに時間を要するために、設けたものである。
【0019】ところで、式(3)におけるVout-x(t)及
びVout-d(t)には、環境温度の変化等によって生じるド
リフト成分が含まれているが、該ドリフト成分は、Vou
t-x(t)及びVout-d(t)共に同一の値ΔV(t)である。す
なわち、 Vout-x(t)=Vout-x+ΔV(t) Vout-d(t)=Vout-d+ΔV(t) ∴V=Vout-x−Vout-d (4) ただし、Vout-x及びVout-dは、出力電圧Voutにドリ
フト成分が含まない場合の真の被測定インピーダンスZ
x及びZdに対応する出力電圧を表すものとする。これ
は、被測定インピーダンスZx(及びダミー・インピー
ダンスZd)の値に拘わらず成り立つことである。した
がって、Vout-x及びVout-dの差で表される電圧V(式
(4))には環境変化等によって生じるドリフト成分が
含まれないので、減算回路11から、被測定インピーダ
ンスZxの変化に追随して変化する出力電圧Vを得るこ
とができる。なお、被測定インピーダンスZxの変化を
継続的に監視する必要がある場合は、サンプルホールド
回路10のホールド電圧Vout-d(t)が自然放電等により
低下することを考慮して、時点t4でスイッチ回路9を
ダミー・インピーダンスZd側に再度接続して、上記し
た動作を適宜の周期で繰り返せばよい。これにより、ホ
ールド電圧Vout-d(t)がダミー・インピーダンスZdに
常に正確に対応したものとなる。
【0020】図2に示した第1の実施例のZ/V変換装
置において、ダミー・インピーダンスZdに対応し、ド
リフト成分を含まない出力電圧Vout-dは、該装置を基
準温度(例えば、25℃)等の環境で用いることにより
予め得ることができる。したがって、式(4)から Vout-x=V−Vout-d (5) が得られ、式(5)により、被測定インピーダンスZx
に対応し、かつドリフト成分を含まない電圧Vout-xを
得ることができる。なお、被測定インピーダンスZxの
変化の状態のみを監視すればよい場合は、式(5)で表
される処理を必要とせずに出力Vを監視すればよいこと
は、言うまでもない。
【0021】図4は、本発明の第2の実施例のZ/V変
換装置を示している。第2の実施例においては、図2に
示した第1の実施例と相違する点は、サンプルホールド
回路10及び減算回路11の替わりにバイアス電圧発生
回路13及び加算回路14を用いていることである。バ
イアス電圧発生回路13は、制御回路12からの制御信
号S13が高レベルとなったときに、そのときの交流/直
流変換回路2の出力と絶対値が等しく極性が反対の電圧
をバイアス電圧を発生するためのものである。制御信号
13は、制御信号S10(図2及び図3)と同一のタイミ
ングで発生され、制御信号S9が高レベルのときに高レ
ベルとなるよう制御されるため、スイッチ回路9がダミ
ー・インピーダンス8側に切り替えられたときの出力電
圧Vout-d(t)と絶対値が同一で符号が反対のバイアス電
圧−Vout-d(t)が設定される。加算回路14は、制御信
号S11(図2及び図3)と同一のタイミングで発生さ
れ、制御信号S14が高レベルのときに加算動作を実行し
て、被測定インピーダンスZxに対応する電圧Vout-x
(t)にバイアス電圧−Vout-d(t)を重畳する。
【0022】すなわち、測定開始時に、制御信号S9
より信号線5dがダミー・インピーダンス8側に接続さ
れるようスイッチ回路9を切り替え、対応する出力電圧
Vout-d(t)を交流/直流変換回路2から出力する。出力
電圧Vout-d(t)が安定した後に、制御信号S13によりバ
イアス回路13に−Vout-d(t)が設定される。そして、
スイッチ回路9を被測定インピーダンス6側に切り替
え、交流/直流変換回路2から電圧Vout-x(t)を出力
し、加算回路14において、以下の加算が実行され、実
施例1の場合と同様にドリフト成分が除去され、被測定
インピーダンスZxの変化に追従して変化する出力電圧
Vを得ることができる。 V=Vout-x(t)+(−Vout-d(t))=Vout-x−Vout-d なお、バイアス電圧発生回路のバイアス電圧を、交流/
直流変換回路2の出力電圧の極性を反転させたものとし
て説明したが、同一極性とすることも可能であり、その
場合、加算回路14は減算回路として構成される。した
がって、図2の実施例と図4の実施例とは、実現手段が
相違しているが機能的には同一である。
【0023】図5は、本発明の第3の実施例を示してお
り、第3の実施例は、図4に示した第2の実施例と、信
号線5dをスイッチ回路9を介して接地する(すなわ
ち、ダミー・インピーダンスZd=0)ようにした点で
のみ相違している。この第3の実施例においては、スイ
ッチ回路9がグランド端子に切り換えられたときのゼロ
・インピーダンスに対応する出力電圧Vout-g(t)が交流
/直流変換回路2から出力され、バイアス回路13に−
Vout-g(t)がバイアス電圧として設定される。このとき
のVout-g(t)は、ゼロ・インピーダンスに対応している
からドリフト成分と発振器4の発振出力Viに相当する
直流成分Vidcのみであり(式(1)から)、したがっ
て、バイアス回路13は −Vout-g(t)=−ΔV(t)−Vidc をバイアス電圧として出力することになる。
【0024】そして、スイッチ回路9を被測定インピー
ダンス6側に切り替えたときに、加算回路14におい
て、以下の加算が実行される。 V=Vout-x(t)+(−Vout-g(t)) ∴V=Vout-x+ΔV(t)−ΔV(t)−Vidc =Vout-x−Vidc =Vidc(1+Zx/Zf)−Vidc =Vidc・Zx/Zf これにより、被測定インピーダンスZxに対応し、ドリ
フト成分を含まない電圧Vを得ることができる。なお、
バイアス電圧発生回路13及び加算回路14の代わり
に、図2に示すサンプルホールド回路10及び減算回路
11を用いてもよいことは、勿論である。
【0025】図6は、図2に示した本発明の第1の実施
例において、被測定インピーダンス6を静電容量等のキ
ャパシタンス成分とし、ダミー・インピーダンス8をキ
ャパシタンスとし、帰還インピーダンス3としてキャパ
シタンス31及び抵抗32の並列回路を採用して、容量/
電圧(C/V)変換装置とした場合を示している。この
ような構成のC/V変換装置によれば、演算増幅器等の
要因で出力Voに生じる位相のズレを補正することがで
きる。また、キャパシタンス31及び抵抗32の少なくと
も一方が可変であると、より好ましい位相補正を行うこ
とができる。なお、図4に示した本発明の第2の実施例
の被測定インピーダンス6及び帰還インピーダンス3
を、図6のように設定することにより、上記と同様な作
用効果を奏することができることは、言うまでもない。
【0026】図7は、図6に示した本発明のC/V変換
装置と、図1に示したZ/V変換装置をC/V変換装置
として構成したものとを、実機テストによりテストした
結果をグラフ表示している。なお、測定すべき静電容量
Cxは同一のものを用い、さらに条件を同一にしてCx
を測定し、その変化量を求めた。グラフにおいて、四角
(□)で示したプロット点は、本発明によるテスト測定
結果であり、ほぼ直線(A)沿って現れている。一方、
丸(○)で示したプロット点は、図1の装置によるテス
ト結果であり、ほぼ直線(B)に沿って現れている。こ
のグラフから明らかなように、本発明によれば、ほぼ一
定の測定値が得られているので、ドリフト成分を抑圧で
きることが分かる。
【0027】本発明は、上記したように構成されている
ので、Z/V変換装置において、測定環境の変化による
出力ドリフトを補償することができ、また、被測定イン
ピーダンスZxを接続するための信号線上の浮遊容量等
による影響を低減することができるので、極めて高精度
のZ/V変換が可能となり、実用性が極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のZ/V変換装置の原理構成を示す回路
図である。
【図2】本発明の第1の実施例のZ/V変換装置の構成
を示す回路図である。
【図3】図2に示したZ/V変換装置における制御信号
の発生タイミングを示すタイミング図である。
【図4】本発明の第2の実施例のZ/V変換装置の構成
を示す回路図である。
【図5】本発明の第3の実施例のZ/V変換装置の構成
を示す回路図である。
【図6】図2に示したZ/V変換装置を容量/電圧(C
/V)変換装置として用いた場合の構成を示す回路図で
ある。
【図7】図6に示したC/V変換装置と、図1に示した
Z/V変換装置をC/V変換装置とした場合とを、実機
テストした測定結果を示すグラフである。
【図8】従来例のC/V変換装置の構成を示す回路図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01D 5/24 K (72)発明者 松本 俊行 兵庫県尼崎市扶桑町1番8号 住友金属 工業株式会社エレクトロニクス技術研究 所内 (56)参考文献 特開 平9−280806(JP,A) 特開 平2−302628(JP,A) 特開 昭61−82103(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 27/26 G01R 27/02 G01R 35/00 G01D 5/24

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定インピーダンス値を電圧に変換す
    るインピーダンス/電圧変換装置において、 入力端子に接続されたインピーダンスの値に対応する振
    幅を有する交流電圧を出力する交流電圧出力手段と、 既知の値のダミー・インピーダンスと、 ダミー・インピーダンスと被測定インピーダンスとを選
    択的に交流電圧出力手段の入力端子に接続するスイッチ
    回路と、 交流電圧出力手段からの交流電圧をその振幅に対応する
    直流電圧に変換する交流/直流変換回路と、 交流/直流変換回路からの直流電圧をサンプリング・ホ
    ールドするサンプルホールド回路と、 交流/直流変換回路からの直流電圧から、サンプルホー
    ルド回路にホールドされた電圧を減算する減算回路と、 スイッチ回路及びサンプルホールド回路を制御して、交
    流電圧出力手段の入力端子にダミー・インピーダンスを
    接続すると共に、交流/直流変換回路からのダミー・イ
    ンピーダンスに対応する直流電圧をサンプルホールド回
    路にホールドさせ、その後、スイッチ回路及び減算回路
    を制御して、交流電圧出力手段の入力端子に被測定イン
    ピーダンスを接続すると共に、交流/直流変換回路から
    の被測定インピーダンスに対応する直流電圧からサンプ
    ルホールド回路にホールドされた電圧を減算するよう制
    御する制御回路とからなり、ドリフト成分が除去された
    出力を得ることができるようにしたことを特徴とするイ
    ンピーダンス/電圧変換装置。
  2. 【請求項2】 被測定インピーダンス値を電圧に変換す
    るインピーダンス/電圧変換装置において、 入力端子に接続されたインピーダンスの値に対応する振
    幅を有する交流電圧を出力する交流電圧出力手段と、 既知の値のダミー・インピーダンスと、 ダミー・インピーダンスと被測定インピーダンスとを選
    択的に交流電圧出力手段の入力端子に接続するスイッチ
    回路と、 交流電圧出力手段からの交流電圧をその振幅に対応する
    直流電圧に変換する交流/直流変換回路と、 交流/直流変換回路からの直流電圧と絶対値が同一で極
    性が反対の電圧をバイアス電圧として発生するバイアス
    電圧発生回路と、 交流/直流変換回路からの直流電圧とバイアス電圧発生
    回路からのバイアス電圧とを加算する加算回路と、 スイッチ回路及びバイアス電圧発生回路を制御して、交
    流電圧出力手段の入力端子にダミー・インピーダンスを
    接続すると共に、そのときの交流/直流変換回路からの
    直流電圧に基づいてバイアス電圧を設定し、その後、ス
    イッチ回路及び加算回路を制御して、交流電圧出力手段
    の入力端子に被測定インピーダンスを接続すると共に、
    交流/直流変換回路からの被測定インピーダンスに対応
    する直流電圧にバイアス電圧を加算するよう制御する制
    御回路とからなり、ドリフト成分が除去された出力を得
    ることができるようにしたことを特徴とするインピーダ
    ンス/電圧変換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のインピーダンス/
    電圧変換装置において、被測定インピーダンス及びダミ
    ー・インピーダンスが共に同一特性であることを特徴と
    するインピーダンス/電圧変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれかに記載のインピー
    ダンス/電圧変換装置において、被測定インピーダンス
    とダミー・インピーダンスとは同一の条件下に置かれる
    ことを特徴とするインピーダンス/電圧変換装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれかに記載のインピー
    ダンス/電圧変換装置において、 交流電圧出力手段は、該交流電圧出力手段の入力端子と
    なる反転入力端子と出力端子との間に帰還インピーダン
    スが接続された演算増幅器と、演算増幅器の非反転入力
    端子に接続された発振器とを含み、 スイッチ回路と演算増幅器の反転入力端子とを接続する
    第1の信号線の少なくとも一部に施されたシールド、ス
    イッチ回路と被測定インピーダンスとを接続する第2の
    信号線の少なくとも一部に施されたシールド、及びスイ
    ッチ回路とダミー・インピーダンスとを接続する第3の
    信号線の少なくとも一部に施されたシールドの内の少な
    くとも1つのシールドが演算増幅器の非反転入力端子に
    接続されていることを特徴とするインピーダンス/電圧
    変換装置。
  6. 【請求項6】 被測定インピーダンス値を電圧に変換す
    るインピーダンス/電圧変換装置において、 既知の値のダミー・インピーダンスと、 演算増幅器と、 ダミー・インピーダンスと被測定インピーダンスとを選
    択的に演算増幅器の反転入力端子に接続するスイッチ回
    路と、 演算増幅器の出力端子と反転入力端子との間に接続され
    た帰還インピーダンスと、 演算増幅器の非反転入力端子に接続された発振器とを備
    え、スイッチ回路と演算増幅器の反転入力端子とを接続
    する第1の信号線の少なくとも一部に施されたシール
    ド、スイッチ回路と被測定インピーダンスとを接続する
    第2の信号線の少なくとも一部に施されたシールド、及
    びスイッチ回路とダミー・インピーダンスとを接続する
    第3の信号線の少なくとも一部に施されたシールドの内
    の少なくとも1つのシールドが演算増幅器の非反転入力
    端子に接続されていることを特徴とするインピーダンス
    /電圧変換装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のインピーダンス/電圧変
    換装置において、被測定インピーダンス及びダミー・イ
    ンピーダンスが共に同一特性であることを特徴とするイ
    ンピーダンス/電圧変換装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載のインピーダンス/
    電圧変換装置において、被測定インピーダンス及びダミ
    ー・インピーダンスが共に同一の条件下に置かれること
    を特徴とするインピーダンス/電圧変換装置。
  9. 【請求項9】 被測定インピーダンス値を電圧に変換す
    るインピーダンス/電圧変換装置において、 入力端子に接続されたインピーダンスの値に対応する振
    幅を有する交流電圧を出力する交流電圧出力手段と、 グランド端子と被測定インピーダンスとを選択的に交流
    電圧出力手段の入力端子に接続するスイッチ回路と、 交流電圧出力手段からの交流電圧の振幅に対応する直流
    電圧に変換する交流/直流変換回路と、 交流/直流変換回路からの直流電圧と絶対値が同一で極
    性が反対の電圧をバイアス電圧として発生するバイアス
    電圧発生回路と、 交流/直流変換回路からの直流電圧とバイアス電圧発生
    回路からのバイアス電圧とを加算する加算回路と、 スイッチ回路及びバイアス電圧発生回路を制御して、交
    流電圧出力手段の入力端子にグランド端子を接続すると
    共に、そのときの交流/直流変換回路からの直流電圧に
    基づいてバイアス電圧を設定し、その後、スイッチ回路
    及び加算回路を制御して、交流電圧出力手段の入力端子
    に被測定インピーダンスを接続すると共に、交流/直流
    変換回路からの被測定インピーダンスに対応する直流電
    圧にバイアス電圧を加算するよう制御する制御回路とか
    らなり、ドリフト成分が除去された出力を得ることがで
    きるようにしたことを特徴とするインピーダンス/電圧
    変換装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のインピーダンス/電圧
    変換装置において、スイッチ回路を介して交流電圧発生
    手段に接続される被測定インピーダンス及びグランド端
    子は、同一の条件下に置かれることを特徴とするインピ
    ーダンス/電圧変換装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10記載のインピーダン
    ス/電圧変換装置において、 交流電圧出力手段は、該交流電圧出力手段の入力端子と
    なる反転入力端子と出力端子との間に帰還インピーダン
    スが接続された演算増幅器と、演算増幅器の非反転入力
    端子に接続された発振器とを含み、 スイッチ回路と演算増幅器の反転入力端子とを接続する
    第1の信号線の少なくとも一部に施されたシールド、ス
    イッチ回路と被測定インピーダンスとを接続する第2の
    信号線の少なくとも一部に施されたシールド、及びスイ
    ッチ回路とダミー・インピーダンスとを接続する第3の
    信号線の少なくとも一部に施されたシールドの内の少な
    くとも1つのシールドが演算増幅器の非反転入力端子に
    接続されていることを特徴とするインピーダンス/電圧
    変換装置。
  12. 【請求項12】 被測定インピーダンス値を電圧に変換
    するインピーダンス/電圧変換装置において、 演算増幅器と、 グランド端子と被測定インピーダンスとを選択的に演算
    増幅器の反転入力端子に接続するスイッチ回路と、 演算増幅器の出力端子と反転入力端子との間に接続され
    た帰還インピーダンスと、 演算増幅器の非反転入力端子に接続された発振器とを備
    え、スイッチ回路と演算増幅器の反転入力端子とを接続
    する第1の信号線の少なくとも一部に施されたシール
    ド、スイッチ回路と被測定インピーダンスとを接続する
    第2の信号線の少なくとも一部に施されたシールド、及
    びスイッチ回路とダミー・インピーダンスとを接続する
    第3の信号線の少なくとも一部に施されたシールドの内
    の少なくとも1つのシールドが演算増幅器の非反転入力
    端子に接続されていることを特徴とするインピーダンス
    /電圧変換装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のインピーダンス/電
    圧変換装置において、被測定インピーダンス及びグラン
    ド端子が共に同一の条件下に置かれることを特徴とする
    インピーダンス/電圧変換装置。
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