JP3371604B2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JP3371604B2
JP3371604B2 JP09280695A JP9280695A JP3371604B2 JP 3371604 B2 JP3371604 B2 JP 3371604B2 JP 09280695 A JP09280695 A JP 09280695A JP 9280695 A JP9280695 A JP 9280695A JP 3371604 B2 JP3371604 B2 JP 3371604B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱器への空気通路お
よび冷風通路を横断する方向に摺動するスライド式ドア
により、加熱器と冷風通路への風量割合を調整する自動
車用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスライド式ドアを有する
自動車用空調装置は、特開平1−172014号公報等
において提案されている。これらの従来装置では、スラ
イド式ドアを冷却器(蒸発器)と、その空気下流側に位
置する加熱器(ヒータコア)との間に配設し、このスラ
イド式ドアにリンク機構を介して、電動モータ等の操作
力を伝達して、スライド式ドアを摺動させる構成であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スライド式
ドアは加熱器への空気通路および冷風通路を横断する方
向に摺動するものであるため、通常の回動式ドアに比し
て設置スペースを大幅に縮小できる長所を有している反
面、この設置スペースの縮小化に伴って、冷却器(蒸発
器)と、加熱器(ヒータコア)との間の間隔が小さくな
るので、冷却器で発生した凝縮水が下方へ落下しないま
ま、スライド式ドアや加熱器に付着するという現象が生
じる。
【0004】この凝縮水の付着によりカビが発生して異
臭を生じたり、加熱器の腐食の原因になったりする。本
発明は上記点に鑑みてなされたもので、スライド式ドア
を有する空調ユニットにおいて、凝縮水の排水性を向上
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1記
載の発明では、送風空気を冷却する冷却器(4)と、こ
の冷却器(4)の空気下流側の下方側に設けられ、この
冷却器(4)で冷却された冷風を加熱する加熱器(5)
と、前記冷却器(4)の空気下流側の上方側に前記加熱
器(5)と並列に設けられ、前記加熱器(5)をバイパ
スして前記冷風を流す冷風通路(6)と、前記冷風と、
前記加熱器(5)を通過して加熱された温風とを混合す
る冷温風混合空間(13)と、この冷温風混合空間(1
3)の空気下流側に設けられ、この冷温風混合空間(1
3)からの空気を車室内吹出口に導く吹出空気通路(1
5、16、17、18)と、前記冷却器(4)と前記加
熱器(5)との間に、前記加熱器(5)への空気通路
(7)および前記冷風通路(6)を横断して上下方向に
摺動可能に設けられ、前記加熱器(5)と前記冷風通路
(6)への風量割合を調整するスライド式ドア(12)
とを具備し、更に、前記スライド式ドア(12)は、開
口(24a〜24d)を有する支持部材(21)と、こ
の支持部材(21)の空気下流側に支持部材(21)と
一体に移動可能に設けられ、かつ可撓性を有するフィル
ム部材(22)と、前記支持部材(21)を前記上下方
向に移動させるように前記支持部材(21)の動きを案
内する案内機構(32、33)とを有し、前記フィルム
部材(22)は前記支持部材(21)の前記開口(24
a〜24d)を通して受ける空気の風圧により前記加熱
器(5)への空気通路開口部(9)および前記冷風通路
(6)への開口部(8)の周縁部(38)に圧接し得る
ように構成されており、前記案内機構(32、33)に
より、前記スライド式ドア(12)の上方側が前記冷却
器(4)側へ傾斜した状態で、前記スライド式ドア(1
2)が上下方向 に摺動するように構成されていることを
特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1に記載
の自動車用空調装置において、前記冷却器(4)、前記
加熱器(5)、および前記スライド式ドア(12)を内
蔵する空調ユニットケース(3)において、前記冷却器
(4)の下方部位に凝縮水を排水する排水口(3a)が
設けられており、前記スライド式ドア(12)の下方部
位のケース底面に、前記排水口(3a)に向かって低下
する傾斜面(3b)が設けられていることを特徴とす
る。
【0007】請求項3記載の発明では、送風空気を冷却
する冷却器(4)と、この冷却器(4)の空気下流側の
下方側に設けられ、この冷却器(4)で冷却された冷風
を加熱する加熱器(5)と、前記冷却器(4)の空気下
流側の上方側に前記加熱器(5)と並列に設けられ、前
記加熱器(5)をバイパスして前記冷風を流す冷風通路
(6)と、前記冷風と、前記加熱器(5)を通過して加
熱された温風とを混合する冷温風混合空間(13)と、
この冷温風混合空間(13)の空気下流側に設けられ、
この冷温風混合空間(13)からの空気を車室内吹出口
に導く吹出空気通路(15、16、17、18)と、前
記冷却器(4)と前記加熱器(5)との間に、前記加熱
器(5)への空気通路(7)および前記冷風通路(6)
を横断して上下方向に摺動可能に設けられ、前記加熱器
(5)と前記冷風通路(6)への風量割合を調整するス
ライド式ドア(12)とを具備し、このスライド式ドア
(12)の上方側が前記冷却器(4)側へ傾斜した状態
で、このスライド式ドア(12)が上下方向に摺動する
ように構成されており、前記冷却器(4)、前記加熱器
(5)、および前記スライド式ドア(12)を内蔵する
空調ユニットケース(3)において、前記冷却器(4)
の下方部位に凝縮水を排水する排水口(3a)が設けら
れており、前記スライド式ドア(12)の下方部位のケ
ース底面に、前記排水口(3a)に向かって低下する傾
斜面(3b)が設けられていることを特徴とする。
【0008】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0009】
【発明の作用効果】請求項1〜3記載の発明によれば、
冷却器と加熱器との間の間隔が小さくなる、スライド式
ドアを有する自動車用空調装置において、スライド式ド
アをその上方側が冷却器側へ傾斜した状態で、上下方向
に摺動させているから、冷却器から送風空気の流れに乗
って空気下流側へ移動しようとする、凝縮水をスライド
式ドアの傾斜に沿って斜め下方に空気流れとともにスム
ーズに案内できる。
【0010】従って、スライド式ドアや加熱器に凝縮水
が付着して、カビが発生して異臭を生じたり、加熱器の
腐食の原因になったりする不具合を効果的に解消でき
る。また、請求項2または3記載の発明によれば、スラ
イド式ドアの傾斜に沿ってスライド式ドアの下方部に落
下した凝縮水を、ケース底面部に形成した傾斜面により
スムーズに排水口に導いて、この排水口から外部に排出
できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1において、1は自動車用空調装置のうち、車
室内計器盤の下方部に設置される空調ユニットで、2は
その空気流入口である。この空気流入口2には、車室内
計器盤の下方部で、助手席側前方に配設されている送風
ユニット(図示せず)から空気が送風され、流入する。
【0012】この送風ユニットは周知のごとく、車室内
または車室外の空気を切替導入する内外気切替箱と、こ
の内外気切替箱を通して導入された空気を送風する遠心
多翼送風機とから構成されている。3は空調ユニット1
の樹脂製ケースで、車室内計器盤の下方部において車室
内左右方向の略中央部に配置されている。このケース3
内の空気上流側には、空気冷却手段をなす蒸発器4が配
設され、空気下流側の下方側部位には空気加熱手段とし
てのヒータコア5が配設されている。また、ケース3内
には、蒸発器4で冷却された冷風がヒータコア5をバイ
パスして流れる冷風通路6が蒸発器4空気下流側の上方
側部位(ヒータコア5の上方側部位)に形成されてい
る。
【0013】上記蒸発器4は図示しない圧縮機,凝縮
器,受液器,減圧器とともに周知の冷凍サイクルを構成
する冷却器であり、ケース3内の空気を除湿冷却する。
上記圧縮機は自動車のエンジンにより電磁クラッチ(図
示せず)を介して駆動される。また、上記ヒータコア5
は自動車エンジンの冷却水を熱源とする加熱器であり、
上記蒸発器4にて冷却された冷風を再加熱する。
【0014】そして、蒸発器4の空気下流側部位におけ
るケース3内において、冷風通路6とヒータコア5への
加熱用通路7のそれぞれの入口部には、冷風通路6に蒸
発器4を通過した空気を送るための冷風用開口部8と、
加熱用通路7に蒸発器4を通過した空気を送るための加
熱用開口部9とが形成されている。冷風用開口部8およ
び加熱用開口部9は、図1に示すように同一平面P上に
開口しており、ケース3の内側壁から突出した突出壁部
10とケース3内の略中央部に位置する仕切壁11とに
より構成されている。
【0015】そして、これらの冷風用開口部8および加
熱用開口部9は、図1中矢印A方向から見ると開口形状
が略長方形状で、上下方向に並列に形成されている。仕
切壁11は、前記両開口部8、9の中間部位から空気下
流側に向かって水平に延びるように形成されており、冷
風通路6と加熱用通路7とを区画するためのものであ
る。これによって、加熱用開口部9から加熱用通路7に
取り入れられた空気は、全てヒータコア5に送られるよ
うになっている。また、逆に冷風用開口部8から冷風通
路6に取り入れられた空気は、全てヒータコア5を迂回
するようになっている。
【0016】蒸発器4の空気下流側で、冷風用開口部8
と加熱用開口部9の空気上流側には、蒸発器4を通過し
た空気のうち、冷風通路6と加熱用通路7のそれぞれに
送られる空気量を調節するスライド式ドア12が配設さ
れている。なお、このスライド式ドア12の詳細は、後
述する。冷風通路6および加熱用通路7の空気下流側部
位には、この冷風通路6と加熱用通路7とを通過した冷
風および温風を混合させるエアミックスチャンバー部
(冷温風混合空間)13が設けられている。このエアミ
ックスチャンバー部13にて冷風通路6を流れる冷風
と、加熱用通路7を流れる温風とが混合されることで、
所望の空調風温度を得ることができる。
【0017】そして、ケース3内の空間のうち、冷風通
路6から上記エアミックスチャンバー部13に至る部位
には、前記スライド式ドア12を作動させるリンク機構
14が配設されており、このリンク機構14は冷風通路
6および加熱用通路7から吹き出される冷風および温風
の空気流れ方向を調節する役割も兼ねるものであって、
このリンク機構14の詳細は、スライド式ドア12と同
様に後で詳しく説明する。
【0018】ケース3内において、エアミックスチャン
バー部13の空気下流側部位は2つの吹出空気通路1
5、16に分岐しており、そして、一方の通路15は、
図1に示すように上方に向かって延在しており、この通
路15の空気下流側には、車室内の乗員の上半身に向か
って空調風を吹き出すためのフェイス吹出口(図示せ
ず)に接続されるフェイス吹出空気通路17と、車両の
フロントガラスの内面に向かって空調風を吹き出すため
のデフロスタ吹出口(図示せず)に接続されるデフロス
タ吹出空気通路18が設けられている。
【0019】また、前記他方の通路16は、下方に向け
て延在しており、この通路16の空気下流側には、乗員
の下半身に向かって空調風を吹き出すためのフット吹出
口19が設けられている。そして、上記両通路15、1
6の分岐部には、ケース3内で空調された空調風を通路
15に送風するか、通路16に送風するかを選択する第
1切替ドア20aが設けられている。この第1切替ドア
20aは、図1中aで示す回動位置である場合、空調風
が全て通路15側に送られ、図1中bで示す回動位置で
ある場合は、空調風が全て通路16に送られ、フット吹
出口19から吹き出される。
【0020】さらに、通路15の空気下流側部位には、
第2切替ドア20bが配置されており、このドア20b
によって通路15に送られた空調風をフェイス吹出空気
通路17側に流すか、デフロスタ吹出空気通路18側に
流すかを選択するようになっている。具体的には、第1
切替ドア20aが図1中aで示す回動位置にあって、か
つ第2切替ドア20bが図1中cで示す回動位置の場合
は、空調風はデフロスタ吹出空気通路18側へ流れ、ま
た第1切替ドア20aが図1中aで示す回動位置にあっ
て、かつ第2切替ドア20bが図1中dで示す回動位置
にある場合は、空調風がフェイス吹出空気通路17側へ
流れる。
【0021】前記した冷風用開口部8および加熱用開口
部9が開口している平面Pは、垂直線に対して所定角度
θだけ傾斜して形成されている。この平面Pの傾斜方向
はこの平面Pの上方側が蒸発器4側へ接近する方向に傾
斜している。従って、スライド式ドア12はその上方側
が蒸発器4側へ傾斜した状態で、上下方向に摺動するよ
うに構成されている。ここで、平面Pおよびスライド式
ドア12の傾斜角度θは、後述する凝縮水の排水性、ド
ア12の設置スペースの制約等を考慮して、5〜30°
程度の範囲に設定することが好ましい。
【0022】また、空調ユニット1のケース3におい
て、蒸発器4の下方部位には、この蒸発器4で発生する
凝縮水を排水する排水口3aが一体成形で設けられてい
る。そして、スライド式ドア12の下方部位のケース底
面には、前記排水口3aに向かって低下する傾斜面3b
が一体成形で設けられている。次に、上述のスライド式
ドア12およびリンク機構14について詳しく説明す
る。
【0023】図2にスライド式ドア12の分解図を示
す。図3にスライド式ドア12の組付図を示す。図4に
スライド式ドア12がケース3内に取り付けられた取付
図を示す。スライド式ドア12は、支持部材21と、こ
の支持部材21の空気下流側の一平面部21aを覆うよ
うに配設されるフィルム部材22とからなる。
【0024】支持部材21は、例えばポリプロピレンな
どの樹脂材にて、外形が略長方形状に形成されている。
そして、支持部材21には、図2に示すように4つの貫
通穴(開口)24a〜24dが形成されていることか
ら、支持部材21は、田の字のような枠体状を呈し、十
字状の支持部21bを有している。支持部材21の両端
部(図2中手前側と奥側における両端部)には、その全
長にわたって前記一平面部21aから略垂直方向に折れ
曲がった取付部25a、25bが一体形成されている。
そして、この取付部25aおよび25bの外面には、そ
れぞれ等間隔に突出した複数(図示の例では3個)の円
柱状の突起部26が一体形成されている。これら取付部
25a、25bは、後述するが、フィルム部材22を支
持部材21に取り付けるためのものである。これら取付
部25a、25bは図1、4に示すようにスライド式ド
ア12の上端部および下端部に形成されている。
【0025】一方、図2左右方向における支持部材21
の両端面には、この両端面から突出し、支持部材21を
ケース3内に移動可能に保持するための円柱状の保持部
32がそれぞれ複数個(2個)一体形成されている。さ
らに、支持部材21の支持部21bの上面(図1では冷
風通路6側に臨んでいる面)には、U形状に形成された
係合溝23aを有するレバー片23が形成されている。
このレバー片23は図1に示すように支持部材21の空
気下流側の一平面部21aから冷風通路6側へ突出する
ように形成されている。
【0026】フィルム部材22は、可撓性(柔軟性)が
あって、通気性がなく、しかも摩擦抵抗が小さい樹脂材
料で形成することが好ましい。具体的には、例えば厚さ
75μmのポリエチレンテレフタレートで成形された樹
脂フィルムからなり、略長方形状を呈している。ここ
で、フィルム部材22の大きさについて述べると、フィ
ルム部材22の幅Zは、支持部材21の幅Wと同等とな
っている。一方、フィルム部材22の高さYは、支持部
材21の高さXと、取付部25a、25bの幅(図2中
Vで示す幅の2倍)とを合わせた寸法よりも所定量大き
く設定されている。
【0027】フィルム部材22の両端部には、支持部材
21に形成された複数の突起部26と同じ等間隔に複数
の取付穴28が形成されている。また、フィルム部材2
2には、上述のレバー片23が挿入される挿入穴30が
形成されている。このようなフィルム部材22を支持部
材21を取り付けるには、先ずフィルム部材22の一端
側に等間隔に並んだ3つの取付穴28を、支持部材21
の一端側の突起部26に嵌合(または遊嵌)させる。そ
の後、支持部材21のレバー片23を挿入穴30に挿入
させながら、他端側の3つの取付穴28を反対側の突起
部26に嵌合(または遊嵌)させる。
【0028】そして、例えば加熱装置(図示しない)に
て突起部26を溶融させることで、支持部材21の取付
部25a、25bにフィルム部材22を熱溶着させる。
これにより、フィルム部材22が支持部材21に固定さ
れる。図3はこのフィルム部材22が支持部材21に固
定された後の状態を示す。そして、上述したようにZ=
Wの関係にフィルム部材22の幅Zを設定しているか
ら、図3に示すように支持部材21とフィルム部材22
の左右方向の幅(図3中Eで示す幅)は両者とも同一と
なり、丁度重なり合う。一方、図3中上下方向の高さ
(図3中Fで示す寸法)は、フィルム部材22の寸法の
方が大きいことから、支持部材21の平面部21aとフ
ィルム部材22との間に空間ができるようにフィルム部
材22が撓んだ状態となる。
【0029】ここで、支持部材21およびフィルム部材
22のケース3内への取付構造を簡単に説明する。図1
に示す樹脂製のケース3は、紙面表側と紙面裏側とで2
つに分割されたケース体を金属クリップ、ねじ止め等の
手段にて一体に結合することにより構成されており、そ
してこのケース3の各分割ケース体の内壁には、図4に
示すように断面長穴形状のガイド溝33がケース3の上
下方向に形成されている。図4には、このガイド溝33
として図1中紙面裏側に位置するものが1箇所のみ示さ
れているが、実際には、このガイド溝33はケース3の
各分割ケース体の内壁の対向する部位に2箇所設けられ
ている。
【0030】また、このガイド溝33は、その溝の延在
方向がケース3内を流れる空気流れ方向に対し略垂直方
向に設定されているが、冷風用開口部8および加熱用開
口部9が開口した平面Pと平行に設定する必要があるの
で、このガイド溝33も前記平面Pと同じ傾斜角θでも
って蒸発器4側へ傾斜して形成されている。また、この
ガイド溝33の形成位置は、冷風用開口部8および加熱
用開口部9の空気上流側で、これら開口部の近傍に形成
されている。
【0031】そして、この支持部材21の保持部32
を、一方のケース体のガイド溝33内に挿入し、さらに
反対側の保持部32を他方のケース体のガイド溝33内
に挿入し、2つのケース体によって支持部材21が挟み
込まれるようにして支持部材21をケース3内に収納す
るとともに、ガイド溝33の延在方向に支持部材21を
摺動可能に保持する。
【0032】この収納状態では、支持部材21の一平面
部21aの延在方向が、ケース3内を流れる空気流れ方
向と略垂直(換言すれば、空気流れを横断する方向)と
なるように配置され、支持部材21がガイド溝33に沿
って移動することから、常に支持部材21は、このガイ
ド溝33の延在方向に移動することになる。また、図4
に示すように取付部25a、25bは、支持部材21の
移動方向の両端側に位置させるようにしてある。
【0033】次に、前述したリンク機構14を図4に基
づいて詳しく説明する。リンク機構14は、両端がケー
ス3に回動可能に支持される駆動軸37を有し、この駆
動軸37はポリプロピレンなどの樹脂材より形成されて
いる。この駆動軸37はケース3内のエアミックスチャ
ンバー部13に水平方向(車両左右方向)に延びるよう
にして配設されている。この駆動軸37には、ケース3
内のエアミックスチャンバー部13の空気流れ方向を調
節する空気ガイド板34と、レバー片35が一体成形さ
れている。このレバー片35はその一端側が駆動軸37
に連結され、駆動軸37の部位から支持部材21のレバ
ー片23側へ向かって延びるように配設されている。こ
のレバー片35の他端側は支持部材21のレバー片23
の係合溝23aと係合するようになっている。
【0034】また、駆動軸37の一端側(図4中図示さ
れていない側)はケース3内で外部へ突出しないように
してケース壁面に回動可能に支持されているが、他端側
はケース3の外部に突出し、この駆動軸37を駆動する
駆動手段としての駆動レバー27が連結されている。前
記空気ガイド板34は、駆動軸37の軸方向に沿った細
長い長方形の平板状に形成されており、そして、駆動軸
37と一体に回動してその向きが変更するようになって
いる。
【0035】レバー片35は、駆動軸37の軸方向にお
けるほぼ中間部位に形成され、その他端側には、円柱状
の係合部36が一体形成されており、この係合部36
は、支持部材21のレバー片23の係合溝23a内に回
動可能に挿入されている。以上の構成により、駆動軸3
7を回転させるに伴って、空気ガイド板34と一体にレ
バー片35も回転し、レバー片35の係合部36の位置
が図4中上下方向に移動する。この係合部36の移動に
よって、支持部材21がレバー片23を介して上下方向
の力を受けてガイド溝33に沿い図4中上下方向(ケー
ス3内を流れる空気流れ方向に対し略垂直な方向)に移
動するようになっている。。
【0036】なお、前記した駆動レバー27の駆動機構
は周知のものでよく、車室内計器盤部に設けられる空調
制御パネル(図示せず)の手動操作レバー(温度調節用
操作レバー)に加わる手動操作力をコントロールケーブ
ルを介して駆動レバー27に伝達することより、駆動レ
バー27を回動させる機構とする。あるいは、空調用制
御装置により自動制御されるサーボモータなどのアクチ
ュエータにより駆動レバー27を回動させるようにして
もよい。
【0037】次に、上記した構成において本実施例の作
動を説明する。先ず、図5に示すマックスホット(最大
暖房状態)時について説明する。図5に示す状態は、支
持部材21およびフィルム部材22が最も上方に位置す
る作動位置であり、この作動位置により加熱用開口部9
を全開し、冷風用開口部8を全閉する。その結果、蒸発
器4を通過して冷却された冷風が全てヒータコア5に送
られる。この状態でのフィルム部材22の形状を図6お
よび図7に模式的に示す。
【0038】なお、図6は送風機停止時のフィルム部材
22の状態を示すもので、図7は送風機作動時のフィル
ム部材22の状態を表すものである。図6に示すように
送風機停止時は、フィルム部材22は自然形状を維持
し、冷風用開口部8の周縁部38とフィルム部材22と
の間には、若干ながらの隙間が存在する。しかしなが
ら、図7に示すように送風機作動時においては、蒸発器
4を通過した空気(図7中矢印D)が、支持部材21の
貫通穴24a〜24dを通過してフィルム部材22の内
面に吹き付けられ、この風圧によってフィルム部材22
が図7中左方向に膨らむように撓み、冷風用開口部8の
周縁部38の全周にわたって圧接する。
【0039】これにより、冷風用開口部8がフィルム部
材22により確実に閉塞され、閉塞のシール効果を充分
高めることができる。それ故、マックスホット時におい
て冷風用開口部8から空気が漏れだすことが無くなり、
蒸発器4を通過した冷風は、全て加熱用開口部9から加
熱用通路7に送風されることになる。
【0040】また、このマックスホット状態において、
リンク機構14の空気ガイド板34は図5に示すように
加熱用通路7の出口側の開口面積を最大限広げるような
作動位置となる。次に、スライド式ドア12により、冷
風通路6および加熱用通路7の双方に蒸発器4を通過し
た空気が送られるエアミックス時(中間温度制御時)に
ついて、図8に基づき説明する。
【0041】この場合、支持部材21およびフィルム部
材22は、図8に示すようにケース3内の上下方向のほ
ぼ中間部に位置し、冷風用開口部8と加熱用開口部9と
の開口面積の割合を調節し、この両開口部8、9を通過
した空気をエアミックスチャンバー部13にて混合する
ことにより、所望の空調風温度を得る。ここで、もし、
冷風用開口部8から取り入れられた空気が、仕切部11
とフィルム部材22との間から漏れだし、加熱用通路7
に入り込むと所望の混合割合が得られないという問題が
生じる。また、逆に加熱用開口部9から取り入れられた
空気が、仕切部11とフィルム部材22との間から漏れ
だし、冷風通路6に入り込むと、やはり所望の混合割合
が得られないという問題が生じる。
【0042】しかしながら、本実施例においては、蒸発
器4を通過した空気は貫通穴24a〜24dを介して、
フィルム部材22に吹き付けられることから、フィルム
部材22が仕切部11側に膨らむように撓み、フィルム
部材22が仕切部11の端面に風圧により圧接するの
で、上記の問題の発生を確実に防止できる。従って、フ
ィルム部材22によって、冷風通路6および加熱用通路
7の開口面積を調節して、所望の空調風温度を得ること
ができる。。
【0043】また、この場合、リンク機構14の空気ガ
イド板34は、図5に示す状態から図8に示す状態まで
矢印G方向に回動し、加熱用通路7の出口側の開口面積
を小さくすると共に、空気ガイド板34により加熱用通
路7のうち、通路16との隔壁16aに近接した部分を
塞ぐような作動位置となる。これにより、加熱用通路7
を通過した空気は、空気ガイド板34により流れ方向が
変更されてフィルム部材22と空気ガイド板34との間
(図8参照)を流通して、冷風通路6側へ流れる。
【0044】従って、冷風通路6を流れる冷風に対し
て、フィルム部材22と空気ガイド板34との間から温
風が直交方向ないし若干逆方向より衝突することにな
り、冷温風の混合がし易くなり、冷温風をエアミックス
チャンバー部13において均一に混合することができ
る。次に、図1に示すマックスクール(最大冷房状態)
時について説明する。
【0045】図1に示す状態は、支持部材21が最も下
方に位置する状態であり、加熱用開口部9を全閉し、冷
風用開口部8を全開するため、蒸発器4を通過した空気
が全て冷風通路6に送られる。このマックスクール時に
おけるフィルム部材22の状態は、上述のマックスホッ
ト時と同様なため説明を省略する。
【0046】このマックスクール状態において、リンク
機構12の空気ガイド板34は、図8に示す回動位置よ
り矢印Gで示す方向にさらに回動し、加熱用通路7の出
口側の開口面積を最大限狭めるような作動位置となる。
ここで、加熱用通路7には空気は流れないが、ヒータコ
ア5からの放熱(ヒータコア5内にエンジン冷却水が常
時循環しているので自然対流による放熱がある)によっ
て、若干ながら暖められた温風が、図1中矢印Kで示す
ようにエアミックスチャンバー部13に混じり込み、冷
房性能を低下させるという不具合が生じる。
【0047】しかしながら、空気ガイド板34が加熱用
通路7の出口側の開口面積を最大限狭めるような作動位
置となり、さらに空気ガイド板34がヒータコア5にて
暖められた温風がエアミックスチャンバー部13に混入
することを抑制する遮断壁の役割を果たすことから、ヒ
ータコア5からの放熱による冷房性能の低下を最小限に
抑えることができる。
【0048】また、図1に示すように空気ガイド板34
が、左上がりにて傾斜(エアミックスチャンバー部13
の空気下流側が上方となる傾斜)していることから、冷
風通路6を通過した空気が加熱用通路7に流入しないよ
うに遮断すると共に、通路15または通路16側へこの
空気を導くガイドの役割も果たしている。ところで、上
述した空調装置の作動において、冷凍サイクルが運転さ
れ、蒸発器4において送風空気が冷却される際には、そ
の冷却作用により送風空気の水分が凝縮し、その凝縮水
が送風空気の流れに乗って空気下流側へ移動しようとす
る。特に、スライド式ドア12はヒータコア5への空気
通路7および冷風通路6を横断する方向に摺動するもの
であるため、通常の回動式ドアに比して設置スペースを
大幅に縮小できるため、蒸発器4と、ヒータコア5との
間の間隔が小さくなる。
【0049】その結果、図9に示すようにスライド式ド
ア12を垂直方向に配設する配置レイアウトの場合や、
図10に示すようにスライド式ドア12を蒸発器4と反
対側(空気下流側)へ傾斜して配設する配置レイアウト
の場合には、蒸発器4で発生した凝縮水が下方へ落下し
ないまま、スライド式ドア12やヒータコア5に付着す
るという現象が生じやすい。
【0050】しかるに、本実施例によれば、前記したよ
うに、冷風用開口部8および加熱用開口部9が開口して
いる平面Pを、その上方側が蒸発器4側へ所定角度θだ
け傾斜するように形成し、この平面Pの傾斜に沿って、
スライド式ドア12をその上方側が前記蒸発器4側へ傾
斜した状態で、上下方向に摺動するように構成している
から、蒸発器4から送風空気の流れに乗って空気下流側
へ移動しようとする凝縮水がスライド式ドア12の傾斜
に沿って斜め下方に空気流れとともにスムーズに案内さ
れる。
【0051】そして、スライド式ドア12の傾斜に沿っ
て、スライド式ドア12の下方部に落下した凝縮水はケ
ース3の底面部に形成された傾斜面3bにより排水口3
aに導かれ、この排水口3aから外部に排出される。以
上、まとめると平板状の支持部材21およびフィルム部
材22が、平板の延在方向と同じ方向であり、ケース3
内の空気流れ方向に対し略垂直な方向に移動することに
より、支持部材21およびフィルム部材22の作動スペ
ースを小さくすることが可能となる。具体的には、従来
のような回動式のエアミックスドアに比べ、図1中左右
方向(車両前後方向)の幅を大幅に短くすることが可能
となる。
【0052】しかも、支持部材21を作動させるリンク
機構14を、ケース3内の冷風通路6からエアミックス
チャンバー部13に至る空間に設置しているから、支持
部材21と蒸発器4とのクリアランスを必要最小限に縮
小できる。また、リンク機構14を、ケース3内に内蔵
しているから、ケース3外部にリンク機構14の設置ス
ペースを確保する必要もない。
【0053】その結果、車両用空調装置の体格を大幅に
小さくすることができる。また、フィルム部材22を風
圧によって撓ませ、周縁部38および仕切壁11に圧接
させることで確実にシールすることができる。また、こ
の際、風圧によってシールされているため、例えばパッ
キンなどで圧接させながら摺動させるよりもはるかに支
持部材21の操作力を低減することが可能となる。ま
た、支持部材21およびフィルム部材22が、空気流れ
方向と略垂直に移動するため、支持部材21およびフィ
ルム部材22をどの方向に移動させたとしても、風圧に
よって操作力の増加を引き起こすことは無い。
【0054】さらに、スライド式ドア12の傾斜に沿っ
て凝縮水の排出も良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例におけるマックスクール
時の状態を示す概略構成断面図である。
【図2】図1に示すスライド式ドアにおける支持部材と
フィルム部材との分解斜視図である。
【図3】図2に示す支持部材とフィルム部材との組付状
態の斜視図である。
【図4】スライド式ドアのケース内での収納保持状態を
示す斜視図である。
【図5】本発明装置の一実施例におけるマックスホット
時の状態を示す概略構成断面図である。
【図6】送風機停止時におけるフィルム部材の状態を示
す部分構造図である。
【図7】送風機作動時におけるフィルム部材の状態を示
す部分構造図である。
【図8】本発明装置の一実施例におけるエアミックス時
の状態を示す概略構成断面図である。
【図9】本発明装置の比較例におけるマックスクール時
の状態を示す概略構成断面図である。
【図10】本発明装置の他の比較例におけるマックスク
ール時の状態を示す概略構成断面図である。
【符号の説明】
1…空調ユニット、3…ケース、3a…排水口、3b…
傾斜面、4…蒸発器、5…ヒータコア、6…冷風通路、
7…加熱用通路、12…スライド式ドア、13…エアミ
ックスチャンバー部、14…リンク機構、15、16、
17、18…吹出空気通路、21…支持部材、22…フ
ィルム部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−112118(JP,A) 実開 平2−15508(JP,U) 実開 平3−1812(JP,U) 実開 平3−8014(JP,U) 実開 昭58−142121(JP,U) 実開 昭58−142122(JP,U) 実開 昭56−1815(JP,U) 実開 昭62−121117(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/32 613 B60H 1/00 102 B60H 1/32 B60H 1/00 103

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風空気を冷却する冷却器と、 この冷却器の空気下流側の下方側に設けられ、この冷却
    器で冷却された冷風を加熱する加熱器と、 前記冷却器の空気下流側の上方側に前記加熱器と並列に
    設けられ、前記加熱器をバイパスして前記冷風を流す冷
    風通路と、 前記冷風と、前記加熱器を通過して加熱された温風とを
    混合する冷温風混合空間と、 この冷温風混合空間の空気下流側に設けられ、この冷温
    風混合空間からの空気を車室内吹出口に導く吹出空気通
    路と、 前記冷却器と前記加熱器との間に、前記加熱器への空気
    通路および前記冷風通路を横断して上下方向に摺動可能
    に設けられ、前記加熱器と前記冷風通路への風量割合を
    調整するスライド式ドアとを具備し、 更に、前記スライド式ドアは、 開口を有する支持部材と、 この支持部材の空気下流側に支持部材と一体に移動可能
    に設けられ、かつ可撓性を有するフィルム部材と、 前記支持部材を前記上下方向に移動させるように前記支
    持部材の動きを案内する案内機構とを有し、 前記フィルム部材は前記支持部材の前記開口を通して受
    ける空気の風圧により前記加熱器への空気通路開口部お
    よび前記冷風通路への開口部の周縁部に圧接し得るよう
    に構成されており、 前記案内機構により、前記スライド式ドアの上方側が前
    記冷却器側へ傾斜した状態で、前記スライド式ドアが上
    下方向に摺動するように構成されている ことを特徴とす
    る自動車用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却器、前記加熱器、および前記ス
    ライド式ドアを内蔵する空調ユニットケースにおいて、
    前記冷却器の下方部位に凝縮水を排水する排水口が設け
    られており、 前記スライド式ドアの下方部位のケース底面に、前記排
    水口に向かって低下す る傾斜面が設けられている ことを
    特徴とする請求項1に記載の自動車用空調装置。
  3. 【請求項3】 送風空気を冷却する冷却器と、 この冷却器の空気下流側の下方側に設けられ、この冷却
    器で冷却された冷風を加熱する加熱器と、 前記冷却器の空気下流側の上方側に前記加熱器と並列に
    設けられ、前記加熱器をバイパスして前記冷風を流す冷
    風通路と、 前記冷風と、前記加熱器を通過して加熱された温風とを
    混合する冷温風混合空間と、 この冷温風混合空間の空気下流側に設けられ、この冷温
    風混合空間からの空気を車室内吹出口に導く吹出空気通
    路と、 前記冷却器と前記加熱器との間に、前記加熱器への空気
    通路および前記冷風通路を横断して上下方向に摺動可能
    に設けられ、前記加熱器と前記冷風通路への風量割合を
    調整するスライド式ドアとを具備し、 このスライド式ドアの上方側が前記冷却器側へ傾斜した
    状態で、このスライド式ドアが上下方向に摺動するよう
    に構成されており、 前記冷却器、前記加熱器、および前記スライド式ドアを
    内蔵する空調ユニットケースにおいて、前記冷却器の下
    方部位に凝縮水を排水する排水口が設けられており、 前記スライド式ドアの下方部位のケース底面に、前記排
    水口に向かって低下する傾斜面が設けられていることを
    特徴とする自動車用空調装置。
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