JP3364110B2 - フォークリフト - Google Patents

フォークリフト

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JP3364110B2
JP3364110B2 JP10833197A JP10833197A JP3364110B2 JP 3364110 B2 JP3364110 B2 JP 3364110B2 JP 10833197 A JP10833197 A JP 10833197A JP 10833197 A JP10833197 A JP 10833197A JP 3364110 B2 JP3364110 B2 JP 3364110B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトに
関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のフォークリフトは、車体と、車体
の前部に設けた垂直なマストと、マストに沿って昇降す
るフォークとを備え、車体とマストとの間にチルト用の
油圧シリンダを設け、マストが車体に対して油圧シリン
ダにより前後にチルトするようになっていた。 【0003】ところが、従来のフォークリフトでは、畝
のある畑,建設現場等の不整地において、車体が水平な
地面に対して傾くと、マストが地面と直交する鉛直方向
に対して傾いてしまい、マストが傾いたままの状態で、
フォークをマストに沿って昇降させることになり、畑の
作物,建築資材等の荷物をトラック等の車両へ安定した
状態で荷積みまたは荷降ろしすることができなかった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
する問題点に対処して、不整地において、車体が水平な
地面に対して傾いた場合に、マストを鉛直方向に保持し
、フォークをマストに沿って安定した状態で昇降さ
、荷物の車両へのフォークによる荷積みまたは荷降ろ
しを安定した状態で行うことが可能なフォークリフトを
提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のフォークリフト
は、車体と、前記車体の前部に設けた垂直なマストと、
前記マストに沿って昇降するフォークとを備え、前記車
体にその前後方向と交差する方向に沿って水平なシャフ
トを回動可能に設け、該シャフトに挿通して前記車体の
前後方向に沿う水平軸を設けると共に、該水平軸に前記
マストを固設し、前記シャフトに設けたブラケット及び
前記マストに設けたブラケットに、前記マストを前記水
平軸を介して前記シャフトに対して揺動させるアクチュ
エータの両端をそれぞれ支持及び連結したものである。 【0006】不整地において、車体が水平な地面に対し
て傾いた場合に、マストが地面と直交する鉛直方向に対
して傾いても、アクチュエータがマストを常に左右方向
において地面と垂直な状態となるように揺動させ、フォ
ークがマストの揺動に伴って垂直な状態となる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。 【0008】図1は本発明のフォークリフトの側面図を
示し、フォークリフトは、車体1と、車体1のフロント
フレーム2の前部に設けた垂直なマスト3と、マスト3
に沿って昇降するフォーク4とを備えている。 【0009】車体1のフロントフレーム2には、図2に
示すように、マスト3が車体1の前後方向に沿った水平
軸5に対して揺動自在に設けられ、車体1のフロントフ
レーム2とマスト3との間には、図3に示すように、マ
スト移動手段としてアクチュエータである油圧シリンダ
6が配設され、油圧シリンダ6はマスト3を水平軸5の
芯軸を中心として揺動させるようになっている。 【0010】車体1のフロントフレーム2の前縁には、
図4に示すように、前方に向って張出した互いに平行な
ブラケット7,7がそれぞれ設けられ、ブラケット7,
7の間には車体1の前後方向と交差する方向に沿って水
平なシャフト8が横架され、シャフト8の中央には中心
軸線と交差する水平方向に貫通孔9が設けられ、シャフ
ト8の両端には中心軸線上に沿って小径の軸部10,1
0がそれぞれ形成され、シャフト8には、図3に示すよ
うに、上方に向って張出したブラケット11が設けら
れ、シャフト8は軸部10,10を介してブラケット
7,7にそれぞれ回動自在に支持されている。 【0011】シャフト8の前部には、図3に示すよう
に、マスト3が配設され、マスト3の水平な台板12の
両端部の上部には、図4に示すように、鉛直方向に沿っ
て互いに平行な固定マスト部材13,13がそれぞれ立
設され、固定マスト部材13,13の上端寄りの外側に
は、図5に示すように、後方に向って張出した側板1
4,14がそれぞれ設けられると共に、側板14,14
の後端の間には接続板15が設けられ、接続板15には
前方に向って張出した水平なチェーン取付板16,16
がそれぞれ設けられている。 【0012】固定マスト部材13,13の内側には、図
3及び図4に示すように、長手方向に沿って可動マスト
部材17,17がそれぞれ移動自在に配設され、可動マ
スト部材17,17の上端部には、図5に示すように、
後方に向って張出した支持板18,18がそれぞれ設け
られると共に、支持板18,18の内側にはスプロケッ
ト19,19がそれぞれ回転自在に設けられ、可動マス
ト部材17,17の上端寄りには、図6に示すように、
後方に向って張出した水平な固定板20,20がそれぞ
れ設けられている。 【0013】固定マスト部材13,13の上端部の内側
には、図5に示すように、可動マスト部材17,17の
外方に向って開口する溝21,21に係合するローラ2
2,22がそれぞれ回転自在に設けられている。 【0014】マスト3の台板12の後縁の上部には、図
3に示すように、垂直な背板23が立設され、背板23
の裏面中央には、図4に示すように、後方に向って突出
した水平軸5が固設されると共に、背板23の上縁寄り
の裏面の適宜な箇所には、図6に示すように、ブラケッ
ト24が固設されている。 【0015】シャフト8の貫通孔9には、図4に示すよ
うに、マスト3の背板23に固設した水平軸5が挿通さ
れ、マスト3は水平軸5を介して車体1のフロントフレ
ーム2の前部に配置したシャフト8に対して揺動自在に
支持され、マスト3のシャフト8に対する揺動は油圧シ
リンダ6により行われるようになっている。 【0016】また、マスト3はシャフト8の両端の軸部
10,10を支点として車体1のフロントフレーム2の
ブラケット7,7に対して前後方向に揺動自在に支持さ
れている。 【0017】シャフト8のブラケット11とマスト3の
背板23のブラケット24との間には、図7に示すよう
に、油圧シリンダ6が配置され、油圧シリンダ6のシリ
ンダチューブ25の基端がブラケット11に揺動自在に
支持され、油圧シリンダ6のピストンロッド26の先端
がブラケット24にピンを介して連結されている。 【0018】マスト3の台板12の両端寄り上部には、
図1及び図6に示すように、可動マスト部材17,17
の後部に鉛直方向に沿って互いに平行なリフト用の油圧
シリンダ27,27がそれぞれ立設され、油圧シリンダ
27のピストンロッド28の先端が可動マスト部材17
の固定板20に固定されている。 【0019】マスト3の前部には、図1及び図2に示す
ように、可動マスト部材17,17に沿って昇降するフ
ォーク4が配置され、フォーク4には、図5に示すよう
に、可動マスト部材17,17の内側に互いに平行なキ
ャリアプレート29,29がそれぞれ配設され、キャリ
アプレート29,29の後縁にはチェーン取付部材3
0,30がそれぞれ固設され、キャリアプレート29,
29の外側には可動マスト部材17,17の内方に向っ
て開口する溝31,31に係合する一対のローラ32,
32がそれぞれ回転自在に設けられている。 【0020】フォーク4のキャリアプレート29はマス
トの固定マスト部材及び可動マスト部材17に対して摩
擦抵抗を小さくするようにローラ32,32を介して支
持されている。 【0021】マスト3の可動マスト部材17,17の下
端寄りの前側には、図1及び図5に示すように、上下に
間隔を置いて固定マスト部材13の側壁の前縁に係合す
る一対のローラ33,33がそれぞれ回転自在に設けら
れている。 【0022】可動マスト部材17は固定マスト部材13
に対して摩擦抵抗を小さくするようにローラ22及びロ
ーラ33,33を介して支持されている。 【0023】支持板18,18の内側の設けたスプロケ
ット19,19には、図1及び図5に示すように、2条
のチェーン34,34がそれぞれ巻き掛けられ、マスト
3の接続板15のチェーン取付板16,16にはスプロ
ケット19,19から下方に向うチェーン34,34の
一端がそれぞれ連結されると共に、フォーク4のキャリ
アプレート29,29のチェーン取付部材30,30に
はスプロケット19,19から可動マスト部材17,1
7に沿って下方に向うチェーン34,34の他端がそれ
ぞれ連結されている。 【0024】マスト3の背板23の上縁寄りの前面中央
には、図3に示すように、前方に向って固定部材35が
固設され、固定部材35の上部には、図6に示すよう
に、ブラケット36が設けられている。 【0025】車体1のフロントフレーム2の上端寄りの
中央には、図1及び図2に示すように、前方に向ってブ
ラケット37が設けられ、フロントフレーム2の後縁に
は、図3に示すように、上下に間隔を置いて互いに平行
な後方に向って張出した水平突片38,38がそれぞれ
形成されている。 【0026】フロントフレーム2のベースプレート39
の前縁寄りの下部には、図3に示すように、車体1の前
後方向と交差する方向に水平な車軸40が回動自在に横
架され、車軸40の両端には、図4に示すように、前輪
41,41がそれぞれ設けられている。 【0027】フロントフレーム2のブラケット37とマ
スト3のブラケット36との間には、図3に示すよう
に、チルト用の油圧シリンダ42が配設され、ブラケッ
ト37には、図8に示すように、クレビス部材43がピ
ンを介して回動自在に連結され、ブラケット36にはジ
ョイント72がピンを介して回動自在に連結され、クレ
ビス部材43には油圧シリンダ42のシリンダチューブ
45の基端がピンを介して揺動自在に支持され、ジョイ
ント72には油圧シリンダ42のピストンロッド46の
先端に固定したクレビス部材44がピンを介して連結さ
れている。 【0028】車体1のフロントフレーム2の後部には、
図1及び図2に示すように、リヤフレーム47が配設さ
れ、リヤフレーム47のベースプレート48の前縁の上
部には、図3に示すように、立上った垂直板49が立設
され、垂直板49には、図4に示すように、車体1の前
後方向に貫通孔50が設けられている。 【0029】リヤフレーム47のベースプレート48の
中央付近の下部には、図3に示すように、フロントフレ
ーム2の車軸40と平行な車軸51が回動自在に横架さ
れ、車軸51の両端には、図4に示すように、後輪5
2,52がそれぞれ設けられている。 【0030】フロントフレーム2の水平突片38,38
の間には、図3に示すように、連結部材53が配設さ
れ、連結部材53には、図4に示すように、一側方に向
って張出した突片54が形成され、連結部材53の端縁
の中央には後方に向って突出した水平軸55が固設さ
れ、連結部材53はフロントフレーム2の水平突片3
8,38に垂直軸56を介して揺動自在に連結され、連
結部材53の水平軸55はリヤフレーム47の垂直板4
9の貫通孔50に回動自在に支持されている。 【0031】フロントフレーム2の上側の水平突片38
の一側寄りの上部には、図4に示すように、油圧シリン
ダ57が配設され、連結部材53の突片54には油圧シ
リンダ57のシリンダチューブ58の基端が揺動自在に
支持され、フロントフレーム2には油圧シリンダ57の
ピストンロッド59の先端が連結されている。 【0032】リヤフレーム47のベースプレート48の
後縁寄りの上部には、図3に示すように、エンジン60
が配設されると共に、エンジン60の前部には静油圧ト
ランスミッション61が配設され、静油圧トランスミッ
ション61の前部にはリヤフレーム47のベースプレー
ト48の下部に露出するトランスミッション62が配設
されている。 【0033】フロントフレーム2の車軸40とトランス
ミッション62の前側との間には、図3に示すように、
車体の前後方向に沿って水平なフロントプロペラシャフ
ト63が配設され、車軸40の中央及びフロントプロペ
ラシャフト63の前端には前輪ディファレンシャル装置
64が設けられている。 【0034】リヤフレーム47の車軸51とトランスミ
ッション62の後側との間には、図3に示すように、車
体の前後方向に沿って水平なリヤプロペラシャフト65
が配設され、車軸51の中央及びリヤプロペラシャフト
65の後端には後輪ディファレンシャル装置66が設け
られている。 【0035】リヤフレーム47の上部には、図1及び図
2に示すように、ステアリングホイール67,座席68
及び各種のコントローラがそれぞれ配設されている。 【0036】ステアリングホイール67の回転角度はス
トッパ(図示せず)により限界を有している。 【0037】フォーク4は鉛直方向に沿う互いに平行な
縦材69,69によって支持される。縦材69,69に
は、図5に示すように、前方に向って張出したブラケッ
ト70,70がそれぞれ固設され、ブラケット70,7
0の間には水平な支持棒71が横架され、支持棒71に
はフォーク4が揺動自在に支持されている。 【0038】図9は本発明のフォークリフトの油圧回路
図を示し、油圧シリンダ6の切換弁V1とリフト用の油
圧シリンダ27の切換弁V2とチルト用の油圧シリンダ
42の切換弁V3とを備え、切換弁V1,切換弁V2及
び切換弁V3はリヤフレーム47の座席68において運
転者が容易に操作を行えるようになっている。 【0039】次に、この実施の形態の作用について説明
する。 【0040】まず、エンジン60を始動すると、エンジ
ン60の動力を静油圧トランスミッション61,トラン
スミッション62を介してフロントプロペラシャフト6
3及びリヤプロペラシャフト65にそれぞれ伝達し、フ
ロントプロペラシャフト63がトランスミッション62
の出力を前輪ディファレンシャル装置64を介してフロ
ントフレーム2の車軸40に伝達し、フロントフレーム
2の前輪41,41を駆動すると同時に、リヤプロペラ
シャフト65がトランスミッション62の出力を後輪デ
ィファレンシャル装置66を介してリヤフレーム47の
車軸51に伝達し、リヤフレーム47の後輪52,52
を駆動することにより、車体1は4輪駆動となってい
る。 【0041】車体1のフロントフレーム2は連結部材5
3の水平軸55を介してリヤフレーム47の垂直板49
に揺動自在に支持されており、不整地においては、フロ
ントフレーム2とリヤフレーム47とが連結部材53の
水平軸55により相対回転運動を行い、車体1のフロン
トフレーム2及びリヤフレーム47の4輪駆動を確保
し、フロントフレーム2の連結部材53の水平軸55を
介したリヤフレーム47の垂直板49に対する揺動角度
の限界をストッパ(図示せず)により設定している。 【0042】また、油圧シリンダ27,27のピストン
ロッド28,28を可動マスト部材17,17の長手方
向に沿って伸縮すると、マスト3の可動マスト部材1
7,17が固定マスト部材13,13に沿って昇降し、
固定マスト部材13のローラ22が可動マスト部材17
の溝21に係合しながら転動すると同時に、ローラ3
3,33が可動マスト部材17の昇降に伴って固定マス
ト部材13の側壁の前縁に係合しながら転動して、可
マスト部材17,17の固定マスト部材13,13に対
する昇降はローラ22及びローラ33,33により安定
した状態でスムーズに行うことができる。 【0043】可動マスト部材17,17の固定マスト部
材13,13に沿った昇降により、スプロケット19,
19が可動マスト部材17,17の昇降に伴って回転し
ながら上下方向に移動し、2条のチェーン34,34が
スプロケット19,19の回転に伴ってフォーク4のキ
ャリアプレート29,29を吊り下げた状態のまま上下
方向に移動する。 【0044】2条のチェーン34,34の上下方向への
移動により、フォーク4のキャリアプレート29,29
が可動マスト部材17,17に沿って上下方向に移動
し、ローラ32,32がキャリアプレート29の移動に
伴って可動マスト部材17の溝31に係合しながら転動
し、フォーク4がキャリアプレート29,29の移動に
伴いながら可動マスト部材17,17と共にマスト3の
固定マスト部材13,13に対して昇降する。 【0045】さらに、車体1の操向はステアリングホイ
ール67の操作により行われ、油圧シリンダ57のピス
トンロッド59を伸縮することにより、車体1のフロン
トフレーム2が油圧シリンダ57のピストンロッド59
の伸縮に伴いながら連結部材53の垂直軸56を支点と
してリヤフレーム47に対して揺動し、車体1のフロン
トフレーム2とリヤフレーム47とはアーティキュレー
トフレームタイプとなっている。 【0046】油圧シリンダ42のピストンロッド46を
伸縮すると、マスト3が油圧シリンダ42のピストンロ
ッド46の伸縮に伴いながら、車体1のフロントフレー
ム2のブラケット7,7に対して前後方向に揺動し、フ
ォーク4がマスト3の揺動に伴って上下方向に移動し、
マスト3及びフォーク4は車体1のフロントフレーム2
に対してチルト状態となる。 【0047】そして、マスト3の軸部10,10を支点
とした前後方向への揺動角度は油圧シリンダ42により
制御することができる。 【0048】マスト3は油圧シリンダ6のピストンロッ
ド26の伸縮により車体1のフロントフレーム2に対し
て任意の角度に傾斜させることができる。 【0049】不整地において、車体1のフロントフレー
ム2が水平な地面に対して任意の角度θで傾き、マスト
3が地面と直交する鉛直方向に対して傾いても、油圧シ
リンダ6のピストンロッド26を伸縮することにより、
マスト3が水平軸5を介して油圧シリンダ6のピストン
ロッド26の伸縮に伴いながら車体1のフロントフレー
ム2のシャフト8に対して揺動し、マスト3の固定マス
ト部材13,13及び可動マスト部材17,17が地
に対して垂直な状態となるように制御することができ
る。従って、図10に示すように、マスト3及びフォー
ク4の車体1のフロントフレーム2に対する姿勢が常に
鉛直な状態となり、フォーク4のマスト3に対する昇降
を安定した状態でスムーズに行え、マスト3のシャフト
8に対する揺動角度の限界は油圧シリンダ6のピストン
ロッド26のストロークにより予め設定されている。 【0050】さらに、マスト3の水平軸5を介した車体
1のフロントフレーム2のシャフト8に対する揺動を妨
げないようにするために、油圧シリンダ42のシリンダ
チューブ45を、クレビス部材43を用いてフロントフ
レーム2のブラケット37に取付けると共に、油圧シリ
ンダ42のピストンロッド46を、クレビス部材44を
用いてマスト3のブラケット36に取付け、これによ
り、フロントフレーム2とマスト3との相対的な動きを
無理なく行える構造となっている。 【0051】なお、車体の車軸の水平な地面に対する傾
斜角とマストの地面と直交する鉛直方向に対する傾斜角
との差を検出してΔθを求めたり、または、車体の車軸
とマストとの交角90°に対してΔθを求め、このΔθ
を0にする油圧制御回路と組み合わせることにより、不
整地におけるマストの姿勢の自動制御を簡単に行うこと
も可能である。 【0052】 【発明の効果】以上に述べたように、本発明のフォーク
リフトによれば、不整地において、車体が水平な地面に
対して傾いた場合に、マストが地面と直交する鉛直方向
に対して傾いても、マストを車体の前後方向に沿う水平
軸を介してシャフトに対して揺動させることにより垂直
方向に保持することができるので、フォークを垂直なマ
ストに沿って安定した状態で昇降させることができ、荷
物の車両へのフォークによる荷積みまたは荷降ろしを安
定した状態で行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態を示すフォークリフトの側
面図 【図2】図1の平面図 【図3】図1の要部側面図 【図4】図3の要部平面図 【図5】図1の正面図 【図6】図2の要部拡大断面図 【図7】図3の要部拡大平面図 【図8】図3の要部拡大図 【図9】本発明のフォークリフトの油圧回路図 【図10】不整地におけるマストの油圧シリンダによる
車体に対する揺動状態を示す要部背面図 【符号の説明】 1 車体 2 フロントフレーム 3 マスト 4 フォーク 5 水平軸 6 油圧シリンダ 7 ブラケット 8 シャフト 9 貫通孔 10 軸部 11 ブラケット 12 台板 13 固定マスト部材 14 側板 15 接続板 16 チェーン取付板 17 可動マスト部材 18 支持板 19 スプロケット 20 固定板 21 溝 22 ローラ 23 背板 24 ブラケット 25 シリンダチューブ 26 ピストンロッド 27 油圧シリンダ 28 ピストンロッド 29 キャリアプレート 30 チェーン取付部材 31 溝 32 ローラ 33 ローラ 34 チェーン 35 固定部材 36 ブラケット 37 ブラケット 38 水平突片 39 ベースプレート 40 車軸 41 前輪 42 油圧シリンダ 43 クレビス部材 44 クレビス部材 45 シリンダチューブ 46 ピストンロッド 47 リヤフレーム 48 ベースプレート 49 垂直板 50 貫通孔 51 車軸 52 後輪 53 連結部材 54 突片 55 水平軸 56 垂直軸 57 油圧シリンダ 58 シリンダチューブ 59 ピストンロッド 60 エンジン 61 静油圧トランスミッション 62 トランスミッション 63 フロントプロペラシャフト 64 前輪ディファレンシャル装置 65 リヤプロペラシャフト 66 後輪ディファレンシャル装置 67 ステアリングホイール 68 座席 69 縦材 70 ブラケット 71 支持棒 72 ジョイント V1 切換弁 V2 切換弁 V3 切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体と、前記車体の前部に設けた垂直な
    マストと、前記マストに沿って昇降するフォークとを備
    えたフォークリフトにおいて、前記車体にその前後方向
    と交差する方向に沿って水平なシャフトを回動可能に設
    け、該シャフトに挿通して前記車体の前後方向に沿う水
    平軸を設けると共に、該水平軸に前記マストを固設し、
    前記シャフトに設けたブラケット及び前記マストに設け
    たブラケットに、前記マストを前記水平軸を介して前記
    シャフトに対して揺動させるアクチュエータの両端をそ
    れぞれ支持及び連結したことを特徴とするフォークリフ
    ト。
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