JPH0788784A - ロボット作業車 - Google Patents

ロボット作業車

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Publication number
JPH0788784A
JPH0788784A JP34374493A JP34374493A JPH0788784A JP H0788784 A JPH0788784 A JP H0788784A JP 34374493 A JP34374493 A JP 34374493A JP 34374493 A JP34374493 A JP 34374493A JP H0788784 A JPH0788784 A JP H0788784A
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JP
Japan
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swivel
arm
work
base
traveling vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP34374493A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Ogawa
淳次 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYODO KUMIAI ASUNOMU
Original Assignee
KYODO KUMIAI ASUNOMU
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Filing date
Publication date
Application filed by KYODO KUMIAI ASUNOMU filed Critical KYODO KUMIAI ASUNOMU
Priority to JP34374493A priority Critical patent/JPH0788784A/ja
Publication of JPH0788784A publication Critical patent/JPH0788784A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J18/00Arms
    • B25J18/005Arms having a curved shape
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J5/00Manipulators mounted on wheels or on carriages
    • B25J5/005Manipulators mounted on wheels or on carriages mounted on endless tracks or belts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/0009Constructional details, e.g. manipulator supports, bases
    • B25J9/0027Means for extending the operation range

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 作業車のアタッチメント作動範囲を拡大さ
せ、従来不可能であった作業もできるようにする。 〔構成〕 走行車輌1上に、支点4を介して起倒体5を
取付ける。油圧シリンダ6により、起倒体5を水平位置
から垂直方向に揺動させる。起倒体5上に、旋回台7を
取付ける。この旋回台7に、揺動ブーム10とアーム本
体13とからなる作業アーム8を取付ける。アーム本体
13の先端にアイアンフォーク9を取付ける。起倒体5
を垂直方向に起こすと、アーム本体13が揺動ブーム1
0から垂直に下がった状態となる。このため、従来不可
能であった階下の作業を、階上から簡単に行なうことが
できる。走行車輌1と旋回台7の間、または、旋回台7
と作業アーム8の間に、水平軸廻りに揺動(傾斜)駆動
される揺動体21を設けてもよい。また、走行車輌と作
業アームの間に二段の旋回台を介装してもよい。作業ア
ーム8の揺動ブーム10の1ケ所又は二ケ所に旋回部を
設けてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アイアンフォーク等の
作業アタッチメントを備えたロボット作業車に係り、特
に建設用ロボットとして使用するのに好適な作業車に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の建設用ロボットは、走行車輌上に
旋回台を搭載するとともに、この旋回台に上下に揺動す
る揺動ブームを取付け、この揺動ブームの先端に、アー
ム本体を介してアイアンフォーク等のアタッチメントを
取付けた構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の建設用ロボ
ットにおいては、走行車輌の走行旋回台の旋回、揺動ブ
ームの揺動、および揺動ブームに対するアーム本体の揺
動あるいは旋回により、アタッチメントの作業自由度を
得ているが、各部の動きおよび寸法には一定の限界があ
るため、例えば階上から階下の作業を行なったり、ある
いは床面上から高い天井面の作業を行なったり、さらに
は柱等の陰になった個所の作業を行なったりする際に、
その動きが制約され、作業範囲が狭いという問題があ
る。
【0004】これを解決する方法としては、作業アーム
を、揺動ブームの先端に多数のアーム本体を取付けた多
関節構造とすることが考えられるが、作業アームが必然
的に長くなって通常の作業に支障を来たすおそれがある
とともに、構造が複雑になるため、コスト高、重量増大
となり、また故障の原因ともなるため実用的でない。
【0005】本発明は、かかる現況に鑑みなされたもの
で、簡単な構造でアタッチメントの大きな作業自由度を
得ることにより、作業範囲を拡大することができるロボ
ット作業車を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る発明は、走行車輌と;この
走行車輌上に搭載された旋回台と;この旋回台上に基端
が枢着されて揺動駆動され、先端側に作業アタッチメン
トが取付けられる作業アームと;前記走行車輌と旋回台
との間または旋回台と作業アームとの間に設けられ、一
端側を支点として水平位置から垂直方向に起倒駆動され
る起倒体と;をそれぞれ設けるようにしたことを特徴と
する。
【0007】また、本発明の請求項2に係る発明は、走
行車輌と;この走行車輌上に搭載された旋回台と;この
旋回台上に基端が枢着されて揺動駆動され、先端側に作
業アタッチメントが取付けられる作業アームと;前記走
行車輌と旋回台との間または旋回台と作業アームとの間
に設けられ、水平な軸廻りに揺動駆動される揺動体と;
をそれぞれ設けるようにしたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項3に係る発明は、走
行車輌、旋回台、作業アームおよび揺動体のうちのいず
れかで構成される上部材と下部材との間に設けられ、下
部材に枢着されている一端側を支点として上部材をほぼ
90度の範囲で起倒駆動する起倒体を設けるようにした
ことを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項4に係る発明は、走
行車輌と;この走行車輌上に搭載された第1旋回台と;
第1旋回台上に搭載され、第1旋回台と異なる軸線廻り
に旋回する第2旋回台と;第2旋回台上に基端が枢着さ
れて揺動駆動され、先端側に作業アタッチメントが取付
けられる作業アームと;前記両旋回台の間または第2旋
回台と作業アームとの間に設けられ、一端側を支点とし
て水平位置から垂直方向に起倒駆動される起倒体と;を
それぞれ設けるようにしたことを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項5に係る発明は、作
業アームは、中間部で屈曲してく字状をなす揺動ブーム
と、揺動ブームの先端に取付けられて揺動駆動されるア
ーム本体とで構成するようにしたことを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項6に係る発明は、走
行車輌と;この走行車輌上に搭載された旋回台と;この
旋回台上に基端が枢着されて揺動駆動され、先端側に作
業アタッチメントが取付けられる作業アームと;を備
え、前記作業アームを、中間部で屈曲してく字状をなす
揺動ブームと;揺動ブームの先端に取付けられて揺動駆
動されるアーム本体と;で構成し、かつ揺動ブームの前
記屈曲部よりも基端側の位置に、先端側を軸線廻りに旋
回させるブーム旋回部を設けるようにしたことを特徴と
する。
【0012】さらに、本発明の請求項7に係る発明は、
揺動ブームの前記屈曲部よりも先端側の位置に、先端側
を基端側の軸線廻りに旋回させるブーム先端旋回部を設
けるようにしたことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に係る発明においては、走行
車輌と旋回台との間または旋回台と作業アームとの間に
起倒体が設けられ、この起倒体は、一端を支点として水
平位置から垂直方向に起倒駆動される。このため、起倒
体を垂直方向に起こせば、例えば上下に揺動していた作
業アームは、水平方向に揺動したり前後方向に揺動する
ことになり、作業範囲を拡大することが可能となる。ま
た、起倒体を垂直方向に起こすことにより、作業アーム
の旋回台への取付け位置が実質的に高くなり、作業範囲
をより高所位置まで拡大することが可能となる。
【0014】また、本発明の請求項2に係る発明におい
ては、走行車輌と旋回台との間または旋回台と作業アー
ムとの間に揺動体が設けられ、この揺動体は、水平な軸
廻りに揺動駆動される。このため、揺動体を揺動させれ
ば、例えば垂直軸廻りに旋回していた旋回台が水平軸廻
りに旋回することになり、請求項1に係る発明と同様の
作動が得られる。
【0015】また、本発明の請求項3に係る発明におい
ては、旋回台および揺動体に加えて起倒体が設けられ、
この起倒体は、下部材に枢着されている一端側を支点と
して上部材をほぼ90度の範囲で起倒駆動する。このた
め、より大きな自由度が得られ、アタッチメントの作業
範囲を拡大することが可能となる。
【0016】また、本発明の請求項4に係る発明におい
ては、第1および第2の両旋回台の間または第2旋回台
と作業アームとの間に起倒体が設けられ、この起倒体
は、一端側を支点として水平位置から垂直方向に起倒駆
動される。また、前記両旋回台の旋回中心位置が相互に
異なっている。このため、特に後方や左右を向いた作業
範囲を拡大することが可能となる。
【0017】また、本発明の請求項5に係る発明におい
ては、作業アームが、く字状をなす揺動ブームと、揺動
ブームの先端に取付けられて揺動駆動されるアーム本体
とから構成されている。このため、階上から階下の作業
を行なったり、あるいは柱等の陰になった箇所の作業を
行なう際に特に有効である。
【0018】また、本発明の請求項6に係る発明におい
ては作業アームが、揺動ブームとアーム本体とから構成
され、かつ揺動ブームには、その屈曲部よりも基端側の
位置に、ブーム旋回部が設けられている。このため、よ
り簡単な構成で大きな自由度が得られ、経済性、操作性
を向上させることが可能となり、また油圧等を用いた駆
動源の能力の点からも有利である。
【0019】さらに、本発明の請求項7に係る発明にお
いては、揺動ブームの屈曲部よりも先端側の位置に、ブ
ーム先端旋回部が設けられている。このため、ブーム旋
回部のみの場合よりもさらに大きな自由度が得られる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して説明する。図
1乃至図3は本発明の第1実施例に係る作業車を示すも
ので、図中、符号1はクローラ2を有する走行車輌であ
り、この走行車輌1の両側には、作業時に走行車輌1の
安定を得るためのアウトリガストッパ3がそれぞれ設け
られている。
【0021】また、走行車輌1の上面には、図1乃至図
6に示すように、走行車輌1の走行方向一端を支点4と
して水平位置から垂直方向に揺動自在な起倒体5が搭載
されており、この起倒体5は、走行車輌1に組付けられ
た油圧シリンダ6の伸縮作動により、起倒駆動されるよ
うになっている。
【0022】すなわち、起倒体5は、図7に示すよう
に、その一端側の両側サイドを走行車輌1のトラックフ
レーム1aのブラケット1bに枢着し、枢着部を支点と
して揺動自在に取付られているとともに、起倒体5の他
端側はトラックフレーム1aに枢着した油圧シリンダ6
のシリンダロッド先端に枢着されており、これにより、
油圧シリンダ6の伸縮作動で水平位置から垂直方向へ、
また、その逆方向へ起倒されるようになっている。図7
の実施例では起倒体5の先端を油圧シリンダ6のシリン
ダロッドに連結しているが、図1乃至図6のように、起
倒体5の中間をシリンダロッドに連結して起倒させるこ
とも勿論可能である。
【0023】この起倒体5上には、図1乃至図3に示す
ように、起倒体5に直交する軸廻りに旋回駆動される旋
回台7が搭載されている。図7はその詳細な組立具体例
を示すもので、起倒体5の中央部に旋回台7の旋回ベア
リング7aが固定されるようになっているとともに、旋
回ベアリング7aの回転部材に旋回台7が結合され、旋
回台7に固定される旋回モータ7bの回転軸と旋回ベア
リングの固定部材の係合により、旋回台7が起倒体7に
対して旋回するようになっている。
【0024】前記旋回台7には、作業アーム8を介して
アイアンフォーク等の作業アタッチメント9が着脱交換
可能に取付けられるようになっている。この前記作業ア
ーム8は、図1、図4、図5、図6および図7に示すよ
うに、中間部で屈曲してく字状をなす揺動ブーム10を
備えており、この揺動ブーム10の基端部は、取付ピン
11を介し旋回台7上に枢着され、起倒体5の水平状態
において上下に揺動自在となっている。そしてこの揺動
ブーム10は、旋回台7と揺動ブーム10との間に組付
けられた油圧シリング12の伸縮作動により、揺動駆動
されるようになっている。
【0025】この揺動ブーム10の先端部には、アーム
本体13が取付ピン14を介して枢着されており、この
アーム本体13は、揺動ブーム10先端に組付けられた
油圧シリンダ15の伸縮作動により、揺動ブーム10に
対して揺動駆動されるようになっている。
【0026】このアーム本体13の先端部には、作業ア
タッチメント9として、アイアンフォークが取付ピン1
6を介して着脱交換可能に取付られており、このアタッ
チメント9は、アーム本体13に組付けられた油圧シリ
ンダ17の伸縮作動により、開閉駆動されるようになっ
ている。
【0027】次に、本実施例の作用について説明する。
建設用ロボットの通常の使用時には、図1乃至図3に示
すように、油圧シリンダ6が縮小限まで縮小作動した状
態になっており、したがって起倒体5は、水平状態で固
定された状態となっている。この状態では、起倒体5を
有しない従来の建設用ロボットと実質的に同一構成とな
り、従来の建設用ロボットと同一操作で同一の動きをさ
せることができる。
【0028】一方、例えば階上から階下の作業を行なう
場合には、図4に示すように、まず旋回台7を旋回させ
て、揺動ブーム10が走行車輌1の前方で上下に揺動駆
動されるようにし、この状態で、油圧シリンダ6を伸長
作動させる。すると、起倒体5は支点4を中心として水
平位置から垂直方向に次第に起き上がることになる。こ
のため、揺動ブーム10の先端側およびアーム本体13
は、図4に示すように、走行車輌1から垂直に下方に伸
びた状態となり、階下の作業を階上から容易に行なうこ
とができる。
【0029】また、床面上から天井面の作業を行なう場
合には、図5に示すように、まず旋回台7を旋回させ
て、揺動ブーム10が走行車輌1の後方で上下に揺動駆
動されるようにし、この状態で、油圧シリンダ6を伸長
作動させる。すると、起倒体5は支点4を中心として、
水平位置から垂直方向に次第に起き上がることになる。
このため、揺動ブーム10基端の取付ピン11の位置が
実質的に高くなり、従来不可能であった高所位置まで作
業範囲を拡大することができる。
【0030】また、柱等の陰になっている個所の作業を
行なう場合には、図6に示すように、まず旋回台7を旋
回させて、揺動ブーム10が走行車輌1の側方で上下に
揺動駆動されるようにし、この状態で、油圧シリンダ6
を伸長作動させる。すると、起倒体5は支点4を中心と
して、水平位置から垂直方向に次第に起き上がり、揺動
ブーム10が水平方向に揺動駆動されるようになる。こ
のため、図6に示すように、アタッチメント9を柱20
の背面側に挿入し、柱20の陰になっている個所の作業
を行なうことができる。
【0031】しかして、走行車輌1と旋回台7との間に
起倒体5を設置し、この起倒体5を、支点4を中心とし
て水平位置から垂直方向に揺動させるようにしているの
で、従来不可能であった作業も容易に行なうことがで
き、作業範囲を拡大することができる。しかも、起倒体
5を追設するだけでよいので、構造を簡素化でき、既存
の建設用ロボットにも容易に適用することができる。
【0032】なお、前記第1実施例においては、起倒体
5を、走行車輌1と旋回台7との間に設ける場合につい
て説明したが、旋回台7と上下位置を逆にし、旋回台7
を走行車輌1のフレームに回転自在に設けるとともに、
旋回台7の上に起倒体5を設けてもよい。この場合は、
起倒体5にステイを一体形成し、このステイに作業アー
ム8を軸着する。また、起倒体5を駆動する油圧シリン
ダ6は旋回台7と起倒体7に架設することは云うまでも
ない。このように構成することにより、起倒体5の起倒
方向を、走行車輌1の周囲の任意位置に設置することが
でき、走行車輌1の向きを変える回数を少なくすること
ができる。
【0033】図8および図9は、本発明の第2実施例を
示すもので、前記第1実施例における走行車輌1と起倒
体5との間に揺動体21を介装するようにしたものであ
る。
【0034】すなわち、前記揺動体21は、図8および
図9に示すように、走行車輌1の走行方向前後端にそれ
ぞれ設けた支持部材22に揺動支点軸23が支持されて
おり、この揺動体21は、図示しない油圧モータ等の駆
動により、図9における上下方向に、すなわち走行車輌
1の左右各々の方向に例えば90度ずつ合計180度の
範囲で傾斜もしくは揺動駆動されるようになっている。
なお、その他の点については、前記第1実施例と同一構
成となっており、作用も同一である。
【0035】しかして、起倒体5に加えて揺動体21も
設けられているので、前記第1実施例の場合よりも、上
下左右の作業範囲を拡大することができる。
【0036】なお、前記第2実施例においては、走行車
輌1上に揺動体21を搭載するとともに、揺動体21上
に起倒体5を搭載し、さらに起倒体5上に旋回台7を搭
載するようにした場合につき説明したが、揺動体21、
起倒体5および旋回台7の上下位置は、どのような順序
にしてもよく、使用目的等に合わせて適宜選択すること
ができる。例えば下側から、旋回台7、揺動体21、起
倒体5の順序でもよく、また起倒体5、旋回台7、揺動
体21の順序でもよく、また揺動体21、旋回台7、起
倒体5の順序でもよく、さらにはその他の順序でもよ
い。
【0037】また、前記第2実施例においては、起倒体
5と揺動体21とを両方設ける場合について説明した
が、前記第1実施例の場合と同程度の自由度でよい場合
には、起倒体5を省略するようにしてもよい。なおこの
場合にも、旋回台7と揺動体21との上下位置の順序に
は制限がないことは云うまでもない。
【0038】図10および図11は、本発明の第3実施
例を示すもので、前記第1実施例における走行車輌1と
起倒体5との間に、第2旋回台31を介装するようにし
たものである。
【0039】すなわち、前記第2旋回台31は、図10
および図11に示すように、走行車輌1と起倒体5との
間に介装されており、その旋回中心線O2は、旋回台7
の旋回中心線O1と異なる位置に設定されている。な
お、その他の点については、前記第1実施例と同一構成
となっており、作用も同一である。
【0040】しかして、起倒体5に加えて第2旋回台3
1も設けられているので、起倒体5の起倒方向を任意に
設定でき、連続作業できる範囲を拡大することができ
る。また、両旋回台7、31の旋回中心線O1、O2の位
置が異なっているので、そのオフセット量に応じて作業
範囲を拡大することができる。
【0041】なお、前記第3実施例においては、走行車
輌1と起倒体5との間に第2旋回台31を設定する場合
について説明したが、起倒体5と第2旋回台31との上
下位置を逆にしてもよい。また、起倒体5と第2旋回台
31との組合わせに限らず、例えば前記第2実施例にお
ける揺動体21と第2旋回台31とを組合わせたり、あ
るいは起倒体5と揺動体21と第2旋回台31とを組合
わせるようにしてもよい。そしてこの場合にも、起倒体
5、揺動体21あるいは第2旋回台31の上下位置の順
序には制限がないことは云うまでもない。
【0042】図12は、本発明の第4実施例を示すもの
で、前記第1実施例における起倒体5を省略するととも
に、揺動ブーム10のく字状の屈曲部よりも基端側の位
置にブーム旋回機構41を設けるようにしたものであ
る。
【0043】すなわち、前記ブーム旋回機構41は、図
12に示すように、揺動ブーム10のく字状の屈曲部よ
りも基端側の位置に設けられており、このブーム旋回機
構41の駆動により、ブーム旋回機構41の先端側の部
分が基端側の部分の軸線廻りに旋回するようになってい
る。なお、その他の点については、前記第1実施例と同
一構成となっており、作用も同一である。
【0044】しかして、ブーム旋回機構41を設けるこ
とにより、前記第3実施例の場合と同一の機能を、1軸
少ない構成で得ることができ、経済性および操作性を向
上させることができるとともに、油圧能力の点でも大き
なメリットがある。
【0045】図13は、本発明の第5実施例を示すもの
で、前記第4実施例の構成に加え、ブーム先端旋回機構
51を追設するようにしたものである。
【0046】すなわち、前記ブーム先端旋回機構51
は、図13に示すように、揺動ブーム10のく字状の屈
曲部よりも先端側の位置に設けられており、このブーム
先端旋回機構51の駆動により、ブーム先端旋回機構5
1の先端側の部分が基端側の部分の軸線廻りに旋回する
ようになっている。なお、その他の点については、前記
第4実施例と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
【0047】しかして、ブーム旋回機構41に加えてブ
ーム先端旋回機構51も設けられているので、作業アタ
ッチメント9の位置制御のみならず向きの制御も可能と
なり、作業性をより向上させることができる。
【0048】なお、前記第4実施例および第5実施例に
おいては、走行車輌1と作業アーム8との間に旋回台7
のみを設定する場合について説明したが、旋回台7に代
えて起倒体5、揺動体21あるいは第2旋回台31等を
適宜選択して用いるようにしてもよく、また旋回台7、
起倒体5、揺動体21および第2旋回台31を、適宜組
合わせて用いるようにしてもよい。そしてその場合に
は、前記各実施例の場合と同様、それらの上下位置の順
序には制限がないことは云うまでもない。
【0049】また、前記各実施例においては、建設用ロ
ボットに適用した場合について説明したが、運転席の水
平状態が常に確保されるのであれば、一般の土木機械に
も適用することができる。また、アタッチメント9も、
アイアンフォークに限らず、例えばバキューム、ゴンド
ラ、掘削具など多種多様の部材を適用することができ
る。
【0050】さらに、前記各実施例においては作業アー
ム8が、揺動ブーム10とアーム本体13とから構成さ
れる場合について説明したが、これ以外の構成の作業ア
ームを用いることもできることは云うまでもない。
【0051】
【効果】以上説明したように、本発明の請求項1に係る
発明は、走行車輌と旋回台との間または旋回台と作業ア
ームとの間に起倒体を設けるようにしているので、この
起倒体を水平位置から垂直方向に起倒させることによ
り、左右方向および上下方向の作業範囲を拡大すること
ができ、建設用ロボットとして使用するのに特に有効で
ある。
【0052】また、本発明の請求項2に係る発明は、走
行車輌と旋回台との間または旋回台と作業アームとの間
に揺動体を設けるようにしているので、この揺動体を揺
動させることにより、例えば垂直軸廻りに旋回していた
旋回台を水平軸廻りに旋回させることができ、前記請求
項1に係る発明と同様の効果が得られる。
【0053】また、本発明の請求項3に係る発明は、旋
回台および揺動体に加えて起倒体を設けるようにしてい
るので、より大きな自由度が得られ、アタッチメントの
作動範囲を拡大して走行車輌自体の移動を少なくするこ
とができる。
【0054】また、本発明の請求項4に係る発明は、第
1及び第2の両旋回台の間、または、第2旋回台と作業
アームとの間に起倒体を設け、かつ両旋回台の旋回中心
位置を異なる位置に設定しているので、特に後方や左右
を向いた作業範囲を拡大することができる。
【0055】また、本発明の請求項5に係る発明は、作
業アームを、く字状をなす揺動ブームと、揺動ブームの
先端に取付られて揺動駆動されるアーム本体とから構成
しているので、例えば階上から階下の作業を行なった
り、あるいは柱等の陰になった個所の作業を行なう際に
特に有効である。
【0056】また、本発明の請求項6に係る発明は、作
業アームを揺動ブームとアーム本体とから構成し、かつ
揺動ブームの屈曲部よりも基端側の位置に、ブーム旋回
部を設けるようにしているので、より簡単な構成で大き
な自由度が得られ、経済性および操作性を向上させるこ
とができるとともに、油圧等を用いた駆動源の能力の点
からも有利である。
【0057】さらに、本発明の請求項7に係る発明は、
揺動ブームの屈曲部よりも先端側の位置に、ブーム旋回
部を設けるようしているので、ブーム旋回部のみの場合
よりもさらに大きな自由度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る作業車を示す全体
構成図である。
【図2】 図1の要部平面図である。
【図3】 図1の要部右側面図である。
【図4】 階上から階下の作業を行なう際の状態を示す
説明図である。
【図5】 床面上から天井面の作業を行なう際の状態を
示す説明図である。
【図6】 柱の陰になっている個所の作業を行なう際の
状態を示す説明図である。
【図7】 本発明の第1実施例に係る作業車の組立構成
図である。
【図8】 本発明の第2実施例に係る作業車を示す全体
構成図である。
【図9】 図8の要部平面図である。
【図10】 本発明の第3実施例に係る作業車を示す全
体構成図である。
【図11】 図10の要部平面図である。
【図12】 本発明の第4実施例に係る作業車を示す全
体構成図である。
【図13】 本発明の第5実施例に係る作業車を示す全
体構成図である。
【符号の説明】
1…走行車輌、 1a…トラックフレーム、 1b…ブ
ラケット、 4…支点、 5…起倒体、 6、12、1
5、17…油圧シリンダ、 7…旋回台、 7a…旋回
ベアリング、 7b…旋回モータ、 8…作業アーム、
9…作業アタッチメント、 10…揺動ブーム、 1
1、14、16…取付ピン、 20…柱、 21…揺動
体、 22…支持部材、 23…揺動支点軸、 31…
第2旋回台、 41…ブーム旋回機構、 51…ブーム
先端旋回機構、 O1、O2…旋回中心線。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車輌と;この走行車輌上に搭載され
    た旋回台と;この旋回台上に基端が枢着されて揺動駆動
    され、先端側に作業アタッチメントが取付けられる作業
    アームと;前記走行車輌と旋回台との間または旋回台と
    作業アームとの間に設けられ、一端側を支点として水平
    位置から垂直方向に起倒駆動される起倒体と;を具備す
    ることを特徴とするロボット作業車。
  2. 【請求項2】 走行車輌と;この走行車輌上に搭載され
    た旋回台と;この旋回台上に基端が枢着されて揺動駆動
    され、先端側に作業アタッチメントが取付けられる作業
    アームと;前記走行車輌と旋回台との間または旋回台と
    作業アームとの間に設けられ、水平な軸廻りに揺動駆動
    される揺動体と;を具備することを特徴とするロボット
    作業車。
  3. 【請求項3】 走行車輌、旋回台、作業アームおよび揺
    動体のうちのいずれかで構成される上部材と下部材との
    間に設けられ、下部材に枢着されている一端側を支点と
    して上部材をほぼ90度の範囲で起倒駆動する起倒体を
    有していることを特徴とする請求項2記載のロボット作
    業車。
  4. 【請求項4】 走行車輌と;この走行車輌上に搭載され
    た第1旋回台と;第1旋回台上に搭載され、第1旋回台
    と異なる軸線廻りに旋回する第2旋回台と;第2旋回台
    上に基端が枢着されて揺動駆動され、先端側に作業アタ
    ッチメントが取付けられる作業アームと;前記両旋回台
    の間または第2旋回台と作業アームとの間に設けられ、
    一端側を支点として水平位置から垂直方向に起倒駆動さ
    れる起倒体と;を具備することを特徴とするロボット作
    業車。
  5. 【請求項5】 作業アームは、中間部で屈曲してく字状
    をなす揺動ブームと、揺動ブームの先端に取付けられて
    揺動駆動されるアーム本体とを備えていることを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載のロボット作業車。
  6. 【請求項6】 走行車輌と;この走行車輌上に搭載され
    た旋回台と;この旋回台上に基端が枢着されて揺動駆動
    され、先端側に作業アタッチメントが取付けられる作業
    アームと;を備え、前記作業アームは、中間部で屈曲し
    てく字状をなす揺動ブームと;揺動ブームの先端に取付
    けられて揺動駆動されるアーム本体と;を有し、かつ揺
    動ブームは、その屈曲部よりも基端側の位置に、先端側
    を軸線廻りに旋回させるブーム旋回部を有していること
    を特徴とするロボット作業車。
  7. 【請求項7】 揺動ブームは、その屈曲部よりも先端側
    の位置に、先端側を基端側の軸線廻りに旋回させるブー
    ム先端旋回部を有していることを特徴とする請求項6記
    載のロボット作業車。
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