JP3361463B2 - 缶状物搬送クレーン - Google Patents

缶状物搬送クレーン

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数のドラム缶等
の缶状物を縦積みするために使用する缶状物搬送クレー
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドラム缶搬送クレーンとしては、
例えば、特許第2520841号に示されるように、水
平に架設されたレール上を走行可能に装架された架空走
行フレームに、巻取ローラと、巻取ローラに巻き取られ
る少なくとも4本のワイヤにより昇降フレームの少なく
とも四箇所を水平に懸垂し、該昇降フレームに、縦に立
てられたドラム缶の天面を吸着する多数の真空吸着パッ
トを、ドラム缶1個について所定複数で吸着するように
所定複数個ずつ組にして上下動可能に装着したものが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ドラム缶搬送クレーンでは、まず、作業に多くの人手を
要し、さらにドラム缶1缶を複数のドラム缶吊り上げ用
吸着パットにより吸着して搬送するので、複数のパット
はいずれもドラム缶の給油口の位置を避けた位置で吸着
しなければならず、操作が繁雑であり、また、落下防止
手段を備えていないので、搬送時におけるドラム缶の落
下事故の発生を完全に防止することができず、さらにま
た、ドラム缶の高速搬送時にドラム缶が振れるという課
題を有していた。
【0004】本発明は、ドラム缶(缶状物)の縦積みに
使用する缶状物搬送クレーンにおいて、缶状物搬送作業
時における人手を減少でき、さらに缶状物の中央部を吸
着することによって、従来の缶状物吸着時における操作
の繁雑さを解消し、また、落下防止手段を備えることに
より、停電時においても缶状物が落下せず、さらにま
た、振れ止めガイドを設けることにより、高速搬送時に
おいても、缶状物の横振れの発生を防止することができ
る缶状物搬送クレーンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の缶状物搬送クレ
ーンは、走行レール上を走行し、巻上装置により昇降す
る昇降搬機により缶状物を吸着して搬送する搬送クレー
ンにおいて、昇降搬機は、昇降フレームの中央部で下方
に向けて開口し、缶状物を中央部で吸着保持する吸着パ
ットと、昇降フレームの下面に取着され、缶状物吸着時
に缶状物の天板と接合し、缶状物の振れを防止する缶状
物用ストッパーと、昇降フレームから下方に向けて延設
され、吸着パットによる缶状物の吸着時に缶状物の位置
ずれを補正し、吸着パットによる缶状物の搬送時に、缶
状物の振れを防止する複数のガイドシャフトを備えたこ
とを特徴とする。
【0006】本発明の搬送クレーンは、昇降搬機に、昇
降フレームの中央部で下方に向けて開口し、缶状物を中
央部で吸着保持する吸着パットを設けたので、缶状物は
搬送時に中央部で吸着されるため、従来装置に比べて吸
着操作が簡単であり、また昇降フレームの下面には缶状
物吸着時に缶状物の天板と接合し、缶状物の振れの発生
を防止する缶状物用ストッパーと、昇降フレームから下
方に向けて延設され、吸着パットによる缶状物の吸着時
に缶状物の位置ずれを補正し、吸着パットによる缶状物
の搬送時に缶状物の振れを防止する複数のガイドシャフ
トを備えたので、缶状物の搬送時における缶状物の横振
れの発生を防止し、缶状物の高速搬送を可能にする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、走行レール上を走行し、巻上装置により昇降する昇
降搬機により缶状物を吸着して搬送する搬送クレーンに
おいて、昇降搬機は、昇降フレームの中央部で下方に向
けて開口し、缶状物を中央部で吸着保持する吸着パット
と、昇降フレームの下面に取着され、缶状物吸着時に缶
状物の天板と接合し、缶状物の振れを防止する缶状物用
ストッパーと、昇降フレームから下方に張り出して、缶
状物のリブとは僅かの隙間を保って設けられ、吸着パッ
トによる缶状物の吸着動作に連動して缶状物のリブを挟
持する複数の落下防止爪と、昇降フレームから下方に向
けて延設され、吸着パットによる缶状物の吸着時に、缶
状物の位置ずれを補正し、吸着パットによる缶状物の搬
送時に、缶状物の振れを防止する複数のガイドシャフト
を備えたことを特徴とするもので、本発明によると、昇
降搬機に昇降フレームの中央部で下方に向けて開口し、
缶状物を中央部で吸着保持する吸着パットを設けたの
で、缶状物は搬送時に中央部で吸着されるため、従来装
置に比べて吸着操作が簡単であり、また昇降フレームの
下面には缶状物吸着時に缶状物の天板と接合し、缶状物
の振れの発生を防止する缶状物用ストッパーと、昇降フ
レームから下方に向けて延設され、吸着パットによる缶
状物の吸着時に缶状物の位置ずれを補正し、吸着パット
による缶状物の搬送時に缶状物の振れを防止する複数の
ガイドシャフトを備えたので、缶状物の搬送時における
缶状物の横振れを防止し、缶状物の高速搬送を可能にす
るとともに、故障により吸着パットの吸着力が減少して
も、落下防止爪が搬送中の缶状物のリブを挾持している
ので、安全に缶状物を所定の位置に搬送でき、吸着パッ
トによる缶状物の吸着時には、落下防止爪を缶状物を補
助的に挟持する状態に作動することにより、缶状物の搬
送をより確実に行うことができる作用を有する。
【0008】請求項2に記載の発明は、昇降搬機は、昇
降フレームから下方に向けて装着され、缶状物に接触し
て缶状物を検知する缶状物検出センサーと、缶状物の外
周位置から下方に向けて距離検出を行い、缶状物載置位
置の水平を検出する複数の下方缶状物検出センサーを備
えたことを特徴とするもので、検出センサーの指令によ
り吸着パットによる缶状物の吸着および解放を行うこと
により、缶状物搬送時に要する人手を減少することがで
き、また、缶状物載置の水平を確認することで、缶状物
搬送作業を確実に行うことができる作用を有する。
【0009】請求項3に記載の発明は、搬送クレーン
は、ACサーボモータにより走行駆動軸を介して駆動さ
れ、走行レールの下面に設けられたラックギヤに係合し
て駆動するピニオンギヤと、走行レール面を駆動する車
輪により駆動することを特徴とするもので、搬送クレー
ンをラック、ピニオンによる駆動機構により駆動するの
で、搬送クレーンを所定の位置に正確に停止することが
でき、吸着パットによる缶状物の吸着、搬送作業を正確
に行うことができる作用を有する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0011】図1は、本発明のドラム缶(以下、缶状物
という)搬送クレーンの正面図で、図1に基づき搬送ク
レーンの全体装置の概要を説明する。
【0012】1は缶状物搬送クレーンで、走行レール2
に沿って走行する。走行手段としては、その上部に倉庫
等の天井部に水平に架設されたH型鋼よりなる2本の走
行レール2に沿って走行する車輪3と、走行レール2の
下面に設けられたラックギヤ2aに係合駆動するピニオ
ンギヤ3aを備えている。そして図5に示すようにピニ
オンギヤ3aは、搬送クレーン本体フレーム1aに設け
られたACサーボモータ5、減速機6により走行駆動軸
4を介して駆動するように構成されている。
【0013】缶状物搬送クレーン1の下部には、昇降搬
機7がクレーン1のフレーム1aに取着した1対の巻上
装置8、巻上用ワイヤーロープ9を介して昇降可能に装
着されている。10は昇降搬機7の昇降をガイドするテ
レスコピック式昇降ガイドである。
【0014】図2は、本発明の缶状物搬送クレーンの昇
降搬機の缶状物吸着・ガイド部を示す拡大正面図であ
る。
【0015】図において、11は昇降搬機7のフレーム
下面に取着された支持フレームで、該フレーム11の下
面には缶状物吸着およびガイド部等が装備される昇降フ
レーム13が固設されている。
【0016】12は昇降フレーム13の下面に取着さ
れ、吸着パットによる缶状物の吸着時に、缶状物の天板
と接合し、缶状物の振れを防止する缶状物用ストッパー
である。
【0017】14は昇降フレーム13の中央部に装着さ
れた蛇腹状吸着パットで、吸着用ソレノイドバルブ17
により吸引力が制御され、缶状物の上面を吸着し持ち上
げて保持し、また吸着を緩やかに解除するように構成さ
れている。
【0018】16は吸着パット14の真空度を測定する
吸着確認センサーで、缶状物の吸着状態が十分である
か、否かを確認する。
【0019】18は、停電等で真空ポンプが停止した時
に、缶状物の吸着状態を保持する逆止弁である。
【0020】19は缶状物検出センサーで、吸着パット
14に近接して設けられ、昇降搬機が下降し、停止する
と、缶状物に接触して作動する缶状物検知部19aと、
該缶状物検知部19aの作動により上方に移動し、近接
センサー20により缶状物の存在を検知する検知体21
から構成されている。
【0021】22は下方缶状物検出センサーで、距離検
出が可能な光電スイッチまたは超音波センサーから形成
され、昇降搬機7の吸着パット14が吸着保持している
缶状物を載置する場所が水平か否かを検出する。この下
方缶状物検出センサー22は、昇降フレーム13から下
方に向けて装着され、缶状物25の外周部を4等分する
位置にそれぞれ1個ずつ計4個装備されている。
【0022】23は昇降フレーム13から下方に向けて
延設されたガイドシャフトで、下方検出センサー22と
同様に、缶状物25の外周部を4等分する位置に1個づ
つ、計4個設けられ、缶状物吸着時には缶状物の位置ず
れを補正し、缶状物搬送時には缶状物の振れを防止す
る。
【0023】24は昇降フレーム13から下方に張り出
して1対設けた落下防止爪で、昇降フレーム13に設け
られた支持体28に枢着され、吸着パット14の吸着動
作に連動して作動するエアシリンダー15により缶状物
25の天板16の縁部に形成されたリブ27を挾持し、
吸着パット制御部の故障や長時間の停電時等により、吸
着パット14による吸着力が弱まった場合に缶状物を引
掛けて保持し、所定位置に搬送する。
【0024】落下防止爪24の作動時には、落下防止爪
24の先端を缶状物25のリブ27の下方で、リブ27
とは僅かの隙間を保って位置するように構成し、缶状物
25が所定の保持位置より降下した時にのみ、缶状物2
5と接触し、これを挟持するように構成することによ
り、缶状物25の正常搬送時には落下防止爪24による
缶状物の損傷の発生を防止することができる。
【0025】次に、本発明による缶状物搬送クレーンの
缶状物の積み上げ動作について説明する。
【0026】缶状物昇降のために搬送クレーン1が停止
する位置および昇降搬機7が下降して停止する位置(距
離)は、予め昇降制御装置(図示せず)に入力されてお
り、該装置からの指令により制御される。
【0027】まず、クレーン1は走行レール2上を走行
し、予め一定間隔で一列に並べられた缶状物25の中心
部の真上位置で移動を停止し、巻上用ワイヤーロープ9
を下方に繰り出し、昇降搬機7を昇降ガイド10により
水平状態を維持して下降させる。昇降搬機7は、予め入
力されている距離だけ缶状物25に向けて下降し、缶状
物の直前で停止すると、まず、缶状物検出センサー19
の缶状物検知部19aが缶状物25の天板26に接触
し、検知体21を上方に移動させ、近接センサー20が
検知体21を検知し、吸着すべき缶状物25が存在する
ことを検知する。近接センサー20が缶状物25を検知
すると、吸着用ソレノイドバルブを開き、吸着パット1
4は缶状物25の中心部を吸着保持する。
【0028】この時吸着確認センサー16は吸着パット
14の真空度を測定し、吸着状態が充分であることを確
認する。
【0029】次に、巻上装置8が巻上用ワイヤーロープ
9を巻き取り、昇降搬機7を上昇させ、昇降搬機7は吸
着パット14が缶状物25を吸着保持したまま吊り上げ
られ、搬送クレーン1は走行レール2に沿って予め定め
られた缶状物25の積み上げ位置まで移動して停止す
る。この状態で、巻上装置8はエンコーダに予め入力さ
れた位置(例えば、吸着パット14に吸着されている缶
状物25の下面が積み重ねる缶状物の天板面に接触する
直前位置)まで巻上用ワイヤーロープ9を再び下方に繰
り出し、昇降搬機7を停止させる。
【0030】次に、下方缶状物検出センサー22は吸着
パット14に吸着されている缶状物25の下方に、該缶
状物を載置する水平な場所があるか否かを検出し、例え
ば、下方に積み重ねられる缶状物が水平な状態で存在す
る等缶状物を載置する場所があることを検出すると、解
放用ソレノイドバルブを開き、吸着パット14による缶
状物25の吸着を解放し、缶状物25を予め定められた
位置に載置する。
【0031】上記の実施例においては、クレーン1の走
行にはACサーボモータ5により駆動され、走行レール
2下面に形成した走行用ラックギヤ2aに係合して駆動
するピニオンギヤ3aを用いたラックピニオン方式によ
る駆動方式を採用しているので、クレーン1の停止位置
決めをより正確に行うことができる。
【0032】また、昇降フレーム13から下方に張り出
して固設されたガイドシャフト23を設けているので、
クレーン1による缶状物の昇降動作時における缶状物の
位置づれや振れを防止する。
【0033】また、落下防止爪24は、吸着パット14
による缶状物25の吸着動作に連動して、エアシリンダ
ー15を作動し、落下防止爪により缶状物25のリブ2
7を引掛けて保持するが、落下防止爪24の作動時に
は、落下防止爪24の先端が缶状物25のリブ27と接
触しないように構成することによって、缶状物の損傷の
発生を防止することができる。
【0034】また、昇降搬機7はテレスコピック式昇降
ガイド10により、その昇降がガイドされるので昇降搬
機7を水平に昇降することができる。
【0035】なお、上記の実施例において、缶状物とし
てドラム缶を対象としたが、缶状物としてはドラム缶に
限定されるものではない。
【0036】
【発明の効果】本発明は、昇降搬機に昇降フレームの中
央部で下方に向けて開口し、缶状物を中央部で吸着保持
する吸着パットを設けたので、缶状物の搬送時に缶状物
は中央部で吸着されるため従来装置に比べて吸着操作が
簡単であり、また昇降フレームの下面には缶状物吸着時
に缶状物の天板と接合し、缶状物の振れを防止する缶状
物用ストッパーと、昇降フレームから下方に向けて延設
され、吸着パットによる缶状物の吸着時に缶状物の位置
ずれを補正し、吸着パットによる缶状物の搬送時に缶状
物の振れを防止する複数のガイドシャフトを備えたの
で、缶状物の搬送時における、缶状物の横振れの発生を
防止し、缶状物の高速搬送を可能にし、さらに昇降フレ
ームから下方に向けて装着され、缶状物に接触して缶状
物を検知する缶状物検出センサーと、缶状物の外周部か
ら下方に向けて距離検出を行う複数の下方缶状物検出セ
ンサーを備えたので、検出センサーの指令により吸着パ
ットによる缶状物の吸着および解放を行うことにより、
缶状物搬送時に要する人手を減少することができ、ま
た、缶状物搬送作業を確実に行うことができる効果を有
する。
【0037】さらに、昇降フレームから下方に張り出し
て、缶状物のリブを挾持する複数の落下防止爪を備えた
ので、停電時において吸着パットの吸着力が減少して、
缶状物の吸着力が減少しても、落下防止爪が缶状物のリ
ブを挾持するので、安全に缶状物を所定の位置に搬送で
き、さらに、落下防止爪を作動時において、缶状物のリ
ブの下方で、リブに接触しない位置に回動するように構
成することによって、落下防止爪による缶状物の損傷の
発生を防止でき、さらに、搬送クレーンをACサーボモ
ータにより駆動され、走行レールの下面に設けられたラ
ックギヤに係合するピニオンギヤにより駆動するので、
搬送クレーンは所定の位置に正確に停止することがで
き、吸着パットによる缶状物の吸着、搬送作業を正確に
行うことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の缶状物搬送クレーンの正面図である。
【図2】本発明の缶状物搬送クレーンの昇降搬機の拡大
正面図である。
【図3】本発明の缶状物搬送クレーンの平面図である。
【図4】本発明の缶状物搬送クレーンのセンサー部の詳
細図である。
【図5】本発明の缶状物搬送クレーンの駆動装置の概要
図である。
【符号の説明】
1 缶状物搬送クレーン 1a フレーム 2 走行レール 2a ラックギヤ 3 車輪 3a ピニオンギヤ 4 走行駆動軸 5 ACサーボモータ 6 減速機 7 昇降搬機 8 巻上装置(ワイヤーロープホイスト) 9 巻上用ワイヤーロープ 10 テレスコピック式昇降ガイド 11 支持フレーム 12 缶状物用ストッパー 13 昇降フレーム 14 吸着パット 15 エアシリンダー 16 吸着確認センサー 17 ソレノイドバルブ 18 逆止弁 19 缶状物検出センサー 19a 缶状物検出部 20 近接センサー 21 検知体 22 下方缶状物検出センサー 23 ガイドシャフト 24 落下防止爪 25 缶状物(ドラム缶) 26 缶状物天板 27 リブ 28 支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安野木 竹夫 山梨県中巨摩郡昭和町築地新居2000 株 式会社 キトー内 (56)参考文献 特開 平9−240999(JP,A) 実開 昭54−114274(JP,U) 実開 平2−97322(JP,U) 実開 平3−53919(JP,U) 実開 平6−63568(JP,U) 実開 平5−9725(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 1/02 B66C 13/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行レール上を走行し、巻上装置により
    昇降する昇降搬機により缶状物を吸着して搬送する搬送
    クレーンにおいて、昇降搬機は、昇降フレームの中央部
    で下方に向けて開口し、缶状物を中央部で吸着保持する
    吸着パットと、昇降フレームの下面に取着され、缶状物
    吸着時に缶状物の天板と接合し、缶状物の振れを防止す
    る缶状物用ストッパーと、昇降フレームから下方に張り
    出して、缶状物のリブとは僅かの隙間を保って設けら
    れ、吸着パットによる缶状物の吸着動作に連動して缶状
    物のリブを挟持する複数の落下防止爪と、昇降フレーム
    から下方に向けて延設され、吸着パットによる缶状物の
    吸着時に、缶状物の位置ずれを補正し、吸着パットによ
    る缶状物の搬送時に、缶状物の振れを防止する複数のガ
    イドシャフトを備えたことを特徴とする缶状物搬送クレ
    ーン。
  2. 【請求項2】 昇降搬機は、昇降フレームから下方に向
    けて装着され、缶状物に接触して缶状物を検知する缶状
    物検出センサーと、缶状物の外周位置から下方に向けて
    距離検出を行い、缶状物載置位置の水平を検出する複数
    の下方缶状物検出センサーを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の缶状物搬送クレーン。
  3. 【請求項3】 搬送クレーンは、ACサーボモータによ
    り走行駆動軸を介して駆動され、走行レールの下面に設
    けられたラックギヤに係合して駆動するピニオンギヤ
    と、走行レール面を駆動する車輪により駆動することを
    特徴とする請求項1または2記載の缶状物搬送クレー
    ン。
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