JP3347143B2 - ローラーマッサージ機 - Google Patents
ローラーマッサージ機Info
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- JP3347143B2 JP3347143B2 JP51351594A JP51351594A JP3347143B2 JP 3347143 B2 JP3347143 B2 JP 3347143B2 JP 51351594 A JP51351594 A JP 51351594A JP 51351594 A JP51351594 A JP 51351594A JP 3347143 B2 JP3347143 B2 JP 3347143B2
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- JP
- Japan
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- shaft
- drive
- main shaft
- transmission gear
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H15/00—Massage by means of rollers, balls, e.g. inflatable, chains, or roller chains
- A61H15/0078—Massage by means of rollers, balls, e.g. inflatable, chains, or roller chains power-driven
- A61H15/0085—Massage by means of rollers, balls, e.g. inflatable, chains, or roller chains power-driven hand-held
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H15/00—Massage by means of rollers, balls, e.g. inflatable, chains, or roller chains
- A61H2015/0064—Massage by means of rollers, balls, e.g. inflatable, chains, or roller chains with freely rotating spheres
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Description
本発明は、ローラーマッサージ機に関する。
【背景技術】 従来、例えば家庭用のマッサージ機としては、ハウジ
ング上に左右一対のもみ玉を揺動自在に設けたもみ玉
式、片手で持てる筒体の先端に振動子を設けた振動式、
複数のマッサージローラーを回転テーブルに周設したロ
ーラー式、等がある。 このうちローラー式のマッサージ機では、主軸回りに
回転自在な回転テーブル上に、複数のマッサージローラ
ーが回転テーブルの周方向に一定の間隔をおいて配設さ
れ、この回転テーブルを回転させる電動モーター等の駆
動手段が設けられていて、この回転テーブルに伴って公
転するマッサージローラーを患部に押し当てることで患
部の血行を良好にし、マッサージ効果を得るようにして
いる（実開昭62−30827号公報、実開平４−114330号公
報参照）。 しかし、従来のローラーマッサージ機では、マッサー
ジローラーは回転テーブルに対して遊転自在に取り付け
られているだけであるため、ローラー作用によるマッサ
ージ効果しか得られない。従って、もみ作用によるマッ
サージ効果を得たい場合には別途もみ専用のマッサージ
機を購入しなければならなかった。 また、もみ専用のマッサージ機とローラー専用のマッ
サージ機の両者を有する場合でも、ローラー作用による
マッサージの途中にもみ作用に切り替えたいときはマッ
サージ機ごとに取り替えなければならず、両マッサージ
機の使い分けが非常に面倒であった。
ング上に左右一対のもみ玉を揺動自在に設けたもみ玉
式、片手で持てる筒体の先端に振動子を設けた振動式、
複数のマッサージローラーを回転テーブルに周設したロ
ーラー式、等がある。 このうちローラー式のマッサージ機では、主軸回りに
回転自在な回転テーブル上に、複数のマッサージローラ
ーが回転テーブルの周方向に一定の間隔をおいて配設さ
れ、この回転テーブルを回転させる電動モーター等の駆
動手段が設けられていて、この回転テーブルに伴って公
転するマッサージローラーを患部に押し当てることで患
部の血行を良好にし、マッサージ効果を得るようにして
いる（実開昭62−30827号公報、実開平４−114330号公
報参照）。 しかし、従来のローラーマッサージ機では、マッサー
ジローラーは回転テーブルに対して遊転自在に取り付け
られているだけであるため、ローラー作用によるマッサ
ージ効果しか得られない。従って、もみ作用によるマッ
サージ効果を得たい場合には別途もみ専用のマッサージ
機を購入しなければならなかった。 また、もみ専用のマッサージ機とローラー専用のマッ
サージ機の両者を有する場合でも、ローラー作用による
マッサージの途中にもみ作用に切り替えたいときはマッ
サージ機ごとに取り替えなければならず、両マッサージ
機の使い分けが非常に面倒であった。
本発明は、かかる実情に鑑み、それ一台でローラー作
用ともみ作用の双方のマッサージができ、しかもその切
替えを容易に行いうるローラーマッサージ機を提供する
ことを目的とする。 上記目的を達成すべく、本発明は次の技術的手段を講
じた。 即ち、本発明のローラーマッサージ機は、 ケーシングと、 このケーシングに回転自在に挿通された上下方向に向
く主軸と、 中央部が前記主軸の上端部に連結された回転テーブル
と、 前記主軸に平行な副軸を介して前記回転テーブルの上
面に回転自在に設けられた複数の回転体と、 この回転体上でかつ前記副軸から偏心した位置に設け
たマッサージローラーと、 前記各回転体を前記副軸回りに自転させる回転体操作
機構と、 前記各回転体の前記副軸回りの自転を阻止した状態で
前記回転テーブルを前記主軸回りに公転させる回転テー
ブル操作機構と、 前記回転操作機構又は前記回転テーブル操作機構のい
ずれか一方を作動させる駆動手段と、を備えている 本発明によれば、駆動手段によって回転体操作機構を
作動させると、各回転体が副軸回りにそれぞれ自転す
る。これにより、各回転体に設けたマッサージローラー
が回転テーブル上をそれぞれ独立して移動し、もみ運動
する。 一方、駆動手段によって回転テーブル操作機構を作動
させると、各回転体の副軸回りの自転を阻止した状態で
回転テーブルが主軸回りに公転する。これにより、各マ
ッサージローラーは主軸からの距離を一定に保ちながら
主軸回りに公転し、ローラー運動することになる。 このように、本発明によれば、一台のローラーマッサ
ージ機でローラー作用ともみ作用との双方の動作を行
え、従って少ない購入コストで多様なマッサージ効果が
得られる。 また、本発明は、それらの作用の切り替えを極めて容
易に行えるようにするための切替手段をも提供する。 この切替手段は、後述する最良の実施形態でも明らか
にされるように、モーターとその駆動軸とをケーシング
に対して上下動させるスライダーによってそれらの作用
の切り替えを行うもの（第一及び第二実施例の場合）
と、当該駆動手段は動かさず、ケーシングに設けた切替
スイッチを操作することでそれらの作用の切り替えを行
うもの（第三実施例の場合）とに大別される。 ［図面の簡単な説明］ 図１は、第一実施例に係るローラーマッサージ機の正
面断面図であり、もみ作用を示す。 図２は、図１の平面図である。 図３は、第一実施例に係るローラーマッサージ機の正
面断面図であり、ローラー作用を示す。 図４は、図３の平面図である。 図５は、第二実施例に係るローラーマッサージ機の正
面断面図である。 図６は、図５の平面図である。 図７は、マッサージローラーの変形例を示す断面図で
ある。 図８は、第三実施例に係るローラーマッサージ機の正
面断面図である。 図９は、図８の平面図である。 図10は、第三実施例に係るローラーマッサージ機の斜
視図である。
用ともみ作用の双方のマッサージができ、しかもその切
替えを容易に行いうるローラーマッサージ機を提供する
ことを目的とする。 上記目的を達成すべく、本発明は次の技術的手段を講
じた。 即ち、本発明のローラーマッサージ機は、 ケーシングと、 このケーシングに回転自在に挿通された上下方向に向
く主軸と、 中央部が前記主軸の上端部に連結された回転テーブル
と、 前記主軸に平行な副軸を介して前記回転テーブルの上
面に回転自在に設けられた複数の回転体と、 この回転体上でかつ前記副軸から偏心した位置に設け
たマッサージローラーと、 前記各回転体を前記副軸回りに自転させる回転体操作
機構と、 前記各回転体の前記副軸回りの自転を阻止した状態で
前記回転テーブルを前記主軸回りに公転させる回転テー
ブル操作機構と、 前記回転操作機構又は前記回転テーブル操作機構のい
ずれか一方を作動させる駆動手段と、を備えている 本発明によれば、駆動手段によって回転体操作機構を
作動させると、各回転体が副軸回りにそれぞれ自転す
る。これにより、各回転体に設けたマッサージローラー
が回転テーブル上をそれぞれ独立して移動し、もみ運動
する。 一方、駆動手段によって回転テーブル操作機構を作動
させると、各回転体の副軸回りの自転を阻止した状態で
回転テーブルが主軸回りに公転する。これにより、各マ
ッサージローラーは主軸からの距離を一定に保ちながら
主軸回りに公転し、ローラー運動することになる。 このように、本発明によれば、一台のローラーマッサ
ージ機でローラー作用ともみ作用との双方の動作を行
え、従って少ない購入コストで多様なマッサージ効果が
得られる。 また、本発明は、それらの作用の切り替えを極めて容
易に行えるようにするための切替手段をも提供する。 この切替手段は、後述する最良の実施形態でも明らか
にされるように、モーターとその駆動軸とをケーシング
に対して上下動させるスライダーによってそれらの作用
の切り替えを行うもの（第一及び第二実施例の場合）
と、当該駆動手段は動かさず、ケーシングに設けた切替
スイッチを操作することでそれらの作用の切り替えを行
うもの（第三実施例の場合）とに大別される。 ［図面の簡単な説明］ 図１は、第一実施例に係るローラーマッサージ機の正
面断面図であり、もみ作用を示す。 図２は、図１の平面図である。 図３は、第一実施例に係るローラーマッサージ機の正
面断面図であり、ローラー作用を示す。 図４は、図３の平面図である。 図５は、第二実施例に係るローラーマッサージ機の正
面断面図である。 図６は、図５の平面図である。 図７は、マッサージローラーの変形例を示す断面図で
ある。 図８は、第三実施例に係るローラーマッサージ機の正
面断面図である。 図９は、図８の平面図である。 図10は、第三実施例に係るローラーマッサージ機の斜
視図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳述する。 図１乃至図４は、本発明の第一実施例を示している。 同図において、本実施例に係るマッサージ機１は、ケ
ーシング５と、このケーシング５に回転自在に挿通され
た上下方向に向く主軸２と、中央部が主軸２の上端部に
連結された回転テーブル４と、主軸２に平行な副軸14を
介して回転テーブル４の上面に回転自在に設けられた複
数の回転体13と、この回転体13上でかつ前記副軸14から
偏心した位置に設けたマッサージローラー３と、を備え
ている。 また、このマッサージ機１は、更に、図１に示すよう
に各回転体13をその副軸14回りに自転させる回転体操作
機構Ａと、図３に示すように各回転体13の副軸14回りの
自転を阻止した状態で前記回転テーブル４を主軸２回り
に公転させる回転テーブル操作機構Ｂと、これら回転体
操作機構Ａ又は回転テーブル操作機構Ｂのいずれか一方
を作動させる駆動手段６と、を備えている。 回転テーブル４は、厚肉円盤状を呈するテーブル本体
７の外周にカバー体８を套嵌してなり、テーブル本体７
の中心部に設けた上下一対の軸受９に主軸２の上部を挿
通することにより、主軸２回りに回転自在に支持されて
いる。 主軸２の中央部には第一伝動ギア11が固着されてお
り、この第一伝動ギア11はその上の第二伝動ギア10と同
径でかつ同歯数とされている。テーブル本体７の下面に
は、上記第二伝動ギア10がテーブル本体７と同心状に固
着されており、この第二伝動ギア10の中心部に主軸２の
中央部が相対回転自在に挿通されている。 一方、テーブル本体７の上面側には、主軸２の上端部
に固着された中央ギア12と、四つの回転体13とが配設さ
れている。 この各回転体13は、主軸２と同じ方向の副軸14を介し
て回転テーブル４に対して相対回転自在に取り付けられ
ていると共に、回転テーブル４の回転方向に４分の１周
間隔おきに配設されている。 すなわち、軸受15を介してテーブル本体７に回転自在
に支持された副軸14が、テーブル本体７の半径方向中間
部でかつ周方向90度間隔おきに配置され、この各副軸14
の上端部に回転体13の中心部がそれぞれ固着されてい
る。 四つの回転体13は、回転テーブル４の半径より小さい
直径を有するギアで構成されている。すなわち、各回転
体13はその周囲にギア13Aを備えていて、この各ギア13A
はそれぞれ中央ギア12の外周に噛合されている。従っ
て、駆動手段６によって主軸２が回転すると、中央ギア
12を介してすべての回転体13を副軸14回りに回転できる
ようになっている。 従って、本実施例の場合、前記回転体操作機構Ａは、
各回転体13の周囲に形成したギア13Aと、回転テーブル
４を回転自在に支持する主軸２と、各ギア13Aに噛み合
いかつ主軸２の上端部に固定された中央ギア12と、回転
テーブル４の下方において主軸２に固定された第一伝動
ギア11と、によって構成されている。また、前記回転テ
ーブル操作機構Ｂは、上記回転体操作機構Ａに、回転テ
ーブル12の下面に固定されかつ主軸２に対して回転自在
とされた第二伝動ギア10を付加することによって構成さ
れている。 マッサージローラー３は、上部が二股状に形成された
短軸状の保持部材16と、この保持部材16の二股部間に横
軸17を介して遊転自在に取り付けられた転動子18とを備
えている。 保持部材16の下端には支持軸19が突設されており、こ
の支持軸19は回転体13の上面側でかつ副軸14と偏心した
位置に埋め込んだベアリング20に支持されている。従っ
て、マッサージローラー３は回転体13に対して支持軸19
回りに相対回転自在であり、これによって転動子18の向
きが自由に変えられる。 また、図２に示すように、各マッサージローラー３か
ら主軸２までの距離をそれぞれR1,R2,R3,R4とすると、
回転体13が副軸14回りに回転してこれらの距離R1,R2,
R3,R4が変化しても、常に概ねR1＝R2＝R3＝R4の関係が
成立するように各回転体13の中央ギア12に対する嵌合位
置が設定されている。 従って、あるマッサージローラー３が主軸２に近づく
方向（又は遠ざかる方向）に移動すると、他のマッサー
ジローラー３もそれと同じ方向に移動するようになって
いる。これにより、各回転体13の自転を介して各マッサ
ージローラー３がもみ運動することになる。 ケーシング５は、主軸２を支持する本体部21の上端に
蓋体22を固定することにより構成されている。主軸２
は、その下部を本体部21の内部に埋設した上下一対のベ
アリング23に挿通することで、ケーシング５に回転自在
に支持されている。このケーシング５内部の上側には前
記第一及び第二伝動ギア11,10が収容され、ケーシング
５内部の右側には、円筒状のガイド孔24が主軸２に平行
な方向に貫通して設けられている。 駆動手段６は、電動モーター26と、このモーター26に
直結された遊星歯車機構を内有する減速器27と、この減
速器27から突出した駆動軸29とを備えており、上記ガイ
ド孔24に上下スライド自在に挿通された円筒状のスライ
ダー25内に納められている。減速器27は、スライダー25
内の上部に配置され、駆動軸29はスライダー25の上板28
から上方へ突出している。 この駆動軸29の中間部には、第一伝動ギア11のみに噛
合される第一駆動ギア31が固着され、この駆動軸29の上
端部には、第二伝動ギア10又は第一伝動ギア11と噛合さ
れる第二駆動ギア30が固着されていて、この第二駆動ギ
ア30は第一駆動ギア31と同径でかつ同歯数とされてい
る。 本実施例では、この両駆動ギア31,30とスライダー25
とから、スそのライダー25の出し入れによって駆動軸29
の動力を第一伝動ギア11のみに伝える場合と、第一及び
第二伝動ギア11,10の双方に伝える場合とに切り替える
切替手段32を構成している。 すなわち、図１に示すように、スライダー25を操作し
て駆動軸29をガイド孔24内で下方にスライドさせると、
第二駆動ギア30が主軸２に固着された第一伝動ギア11に
噛合し、このとき回転テーブル４に固着の第二伝動ギア
10はフリー状態となる。ここで、第二伝動ギア10は主軸
２に対して遊転自在であるため、駆動軸29の駆動力は主
軸２を介して中央ギア12のみに伝達され、中央ギア12の
回転によって各回転体13が副軸14回りに自転し、各マッ
サージローラー３が回転テーブル４上で独立に移動して
もみ運動することになる。 一方、図３に示すように、スライダー25を操作して駆
動軸29をガイド孔24内で下方にスライドさせると、第二
駆動ギア30が回転テーブル４に固着された第二伝動ギア
10に噛合するとともに第一駆動ギア31は主軸２に固着さ
れた第一伝動ギア11に噛合する。ここで、各伝動ギア1
0,11の歯数と両駆動ギア30,31の歯数はそれぞれ同じ数
に設定されているため、図４に示すように、回転テーブ
ル４と中央ギア12とが主軸２回りに同じ角速度ｕで回転
する。 従って、各回転体13は回転テーブル４に対して副軸14
回りに自転せず、回転テーブル４に対する相対位置を一
定に保持した状態で主軸２回りに公転し、これにより、
各マッサージローラー３が主軸２回りに公転してローラ
ー運動することになる。 なお、図例では駆動ギア31,30を別体としているが、
第一及び第二伝動ギア11,10の双方に噛合しうる厚さを
有する一体の駆動ギアを採用してもよい。 また、もみ作用からローラー作用のマッサージに切り
替える場合において、第二伝動ギア10と第二駆動ギア30
との噛合を解除した状態で回転テーブル４を回すと、各
回転体13が主軸２回りに相対回転する。これにより、各
マッサージローラー３から主軸２までの距離R1,R2,R3,R
4を変えることができ、ローラー作用によるマッサージ
範囲を拡大又は縮小することができる。 次に、図５及び図６は、本発明の第二実施例を示して
いる。 この第二実施例では、四つの各回転体13の周囲に形成
されたギア13Bは隣接する他のギア13Bと互いに噛合され
ていて、第一実施例における中央ギア12は設けられてい
ない。 主軸２はその上端部が回転テーブル４に固定されてい
て、この主軸２の上部には、回転体操作機構Ａの構成部
材である第一伝動ギア33が遊転自在に設けられている。
一方、主軸２の中央部には、回転テーブル操作機構Ｂの
構成部材である第二伝動ギア34が固着されていて、この
第二伝動ギア34は第一伝動ギア33と同径でかつ同歯数で
ある。 また、四つの副軸14のうち、一つの副軸14の下端部に
は第一伝動ギア33と常に噛合する中継ギア35が固定さ
れ、この中継ギア35は第一伝動ギア33とともにテーブル
本体７の裏面側に形成した収納凹部36に収納されてい
る。一方、駆動手段６の駆動軸29には一つの駆動ギア37
のみが固着され、駆動手段６のガイド孔24内でのスライ
ドに伴って、この駆動ギア37が前記第一伝動ギア33又は
第二伝動ギア34に噛合するようになっている。 従って、本実施例の場合、回転体操作機構Ａは、各回
転体13の周囲に形成したギア13Bと、回転テーブル４が
上端部に固定された前主軸２と、回転テーブル４に回転
自在に挿通されかつ上端部に前記回転体13が固定された
各副軸14と、回転テーブル４の下面側において一つの副
軸14の下端部に固定された中継ギア35と、この中継ギア
35に常時噛み合いかつ前記主軸２に回転自在に設けられ
た第一伝動ギア33と、によって構成されている。また、
回転テーブル操作機構Ｂは、主軸２と、第一伝動ギア33
の下方において主軸２に固定された第二伝動ギア34と、
によって構成されている。 本実施例の切替手段32は、第一実施例と同様に、主軸
２に平行な駆動軸29に固定した駆動ギア37と、駆動主軸
６をケーシング５内部で上下動させるスライダー25とを
備えるが、当該切替手段32は、更に、駆動ギア37が第二
伝動ギア34に噛み合っているときに各回転体13の副軸14
回りの自転を阻止し、かつ駆動ギア37が第一伝動ギア33
に噛み合っているときにはその阻止を解除するストッパ
ー38を備えている。このストッパー38は回転テーブル４
のカバー体８の周側部に係脱自在に設けたピンよりな
り、このピンの先端を一つの回転体13のギア13Bに押し
当てると各回転体13の自転が阻止される。 図５で仮想線で示すように、駆動手段６をガイド孔24
内で上方にスライドさせると駆動ギア37が主軸２に対し
て回転自在な第一伝動ギア33に噛み合う。この際、スト
ッパー38を回転体13から解除させておくと、この第一伝
動ギア33と中継ギア35を介して各回転体13が副軸14回り
に自転し、各マッサージローラー３が回転テーブル４上
で独立に移動してもみ運動することになる。 一方、駆動手段６をガイド孔24内で下方にスライドさ
せて駆動ギア37を第二伝動ギア34に噛合させると、回転
テーブル４が主軸２回りに回転駆動される。ここで、第
一伝動ギア33は主軸２に対して回転自在であるため、ス
トッパー38が回転体13の自転を阻止しておくと、各回転
体13は回転テーブル４に対して副軸14回りに自転せずに
回転テーブル４に対する相対位置を一定に保持した状態
で主軸２回りに回転し、これにより、各マッサージロー
ラー３が主軸２回りに公転してローラー運動することに
なる。 なお、上記した第一及び第二実施例において、マッサ
ージローラー３は、図７に示すものを採用してもよい。
このマッサージローラー３は、上端部に収納部41が形成
された短軸状の保持部材40と、この収納部41に下半分が
転動自在に嵌合されたボール39とを備えている。 図８乃至図10は、本発明の第三実施例を示している。 この第三実施例では、回転体操作機構Ａ及び回転テー
ブル操作機構Ｂの構造は第一実施例の場合と同様である
が、もみ作用とローラー作用との切り替えをケーシング
５に設けた切替スイッチ42で行う点で、その切り替えを
スライダー25の出し入れで行う第一及び第二実施例と異
なる。 すなわち、この第三実施例の切替手段32は、主軸２に
平行に設けた駆動軸29に固定した駆動ギア43と、この駆
動ギア43に常時噛み合いかつこの駆動ギア43と第一及び
第二伝動ギア11,10との間に設けた中間ギア44と、この
中間ギア44を上下動させる切替スイッチ42とを備えてい
る。この切替スイッチ42を操作して、中間ギア44を下方
へ移動させると当該中間ギア44が第一伝動ギア11のみに
噛み合い、中間ギア44を上方へ移動させると当該中間ギ
ア44が第一及び第二伝動ギア11,10の双方に噛み合う。 従って、本実施例の場合、駆動手段６自体を上下動さ
せるものではないので、モーター26、減速機29及び駆動
軸29よりなる駆動手段６はケーシング５内に納められて
いる。 このケーシング５は、半球状の支持部45の下方に把手
部46を一体に設けてなるプラスチック製の中空箱体で、
この把手部46内に上記駆動手段６が組み込まれている。
支持部45の上短は円形に開口され、この開口縁部に中央
側へ開口する支持溝47が形成されている。また、ケーシ
ング５内には横方向の隔壁48が形成されていて、この隔
壁48の中央部に設けた軸受49に主軸２の下端部が支持さ
れている。 切替スイッチ42は、把手部46の側壁に上下動自在に設
けたつまみ50と、このつまみ50の内側に固定されかつ把
手部46内に突出するブラケット51と、このブラケット51
の内端部に固定したシャフト52とを備え、このシャフト
52に前記中間ギア44が回転自在に設けられている。な
お、図10に示す符号53はモーター26の電源を入り切りす
るためのスイッチを示す。 また、本実施例のマッサージローラー３は、上端部に
収納部54が形成された保持部材55と、この収納部54に転
動自在に嵌合されたボール56とを備えていて、この場合
の保持部材55は、側面の傾斜度が偏った円錐形を呈し、
内部に筒状孔57を備えている。回転体13の上面側でかつ
副軸14から偏心した位置にはボール56の受け台58が形成
されていて、この受け台58を上記筒状孔57に挿通させる
ようにして、当該保持部材55が止めねじ59によって各回
転体13に取り付けられている。 各回転体13と保持部材55との間には、その各回転体13
や回転テーブル４をケーシング５に支持するための支持
プレート60が設けられている。この支持プレート60は、
周端が前記支持溝47に嵌合されていて、内部に四つの円
形孔を有する。この各円形孔に各回転体13の上面に形成
した円形の座部61が嵌合されている。 また、この第三実施例のマッサージ機１は、更に、中
間ギア44が第一伝動ギア11のみに噛み合っている時に、
第二伝動ギア10を回動させて各マッサージローラー３間
の相対位置を変更する位置変更手段62を備えている。 この位置変更手段62は、ケーシング５内において横方
向に移動自在に支持された上下方向に向く操作軸63と、
この操作軸63の上端に固定された操作ギア64と、この操
作軸64の下端に固定された回動操作体65と、操作軸64を
主軸２から離れる方向に付勢するバネ66とを備えてい
る。 図８におけるケーシング５内の隔壁48の下方でかつそ
の右端側には、支持ボックス67がビス67Aによって固定
され、この支持ボックス67に前記操作軸63が横方向移動
自在に挿通されている。操作軸63の支持ボックス67内の
部分にはスリーブ68が嵌められており、支持ボックス67
内の左側に設けた前記バネ66はそのスリーブ68を右側へ
押圧する。 操作ギア64は、第二伝動ギア10とほぼ同じ高さに配置
され、隔壁48の上方まで延ばされた操作軸63の上端に固
定されていて、この操作軸63を主軸２に向かって移動さ
せたときに第二伝動ギア10に噛み合う。また、回動操作
体64は、円板状を呈し、その周端部がケーシング５の側
壁に設けた孔69を介してケーシング５の外部に露出して
いる。 この位置変更手段62を使用する場合は、先ず切替スイ
ッチ42を下にしたあと、回動操作体65をケーシング５内
側に押しつけながら回すようにする。すると、第一伝動
ギア11は中間ギア44と噛合しているので回動せず、操作
ギア64を介して第二伝動ギア10のみが回動される。従っ
て、主軸２が止まった状態で回転テーブル４が回転し、
これによって各マッサージローラー３間の相対位置を変
更することができる。 なお、この第三実施例のローラーマッサージ機１は、
図10に示すように、リング枠70に不織等よりなるカバー
シート71が張りつけられたカバー部材72を備え、このカ
バー部材72はリング枠70を支持部45の上端部に嵌合する
ことによってケーシング５に取り付けられている。 なお、この第三実施例においても、図１に示すマッサ
ージローラー３や図７に示すマサージローラー３を採用
できる。 この発明は、その必須の特徴事項から逸脱することな
く他のやり方で実施することができる。例えば、上記し
た実施例ではケーシングはすべて手持ち式のものを採用
したが、本発明にいうケーシングは床に設置される偏平
なケーシングや、椅子に組み込まれるケーシングをも含
むものである。 本明細書に記載した実施例は例示的なものであって限
定的なものではない。発明の範囲は以下に記載される請
求の範囲によって示され、それらの各請求項の意味に入
るすべての変形例は本願発明に含まれるものである。 なお、請求の範囲における「上下方向」は、図１、図
３、図５及び図８における上下方向を基準としたもの
で、マッサージ機１自体が横向きとなれば横方向を意味
することになる。
ーシング５と、このケーシング５に回転自在に挿通され
た上下方向に向く主軸２と、中央部が主軸２の上端部に
連結された回転テーブル４と、主軸２に平行な副軸14を
介して回転テーブル４の上面に回転自在に設けられた複
数の回転体13と、この回転体13上でかつ前記副軸14から
偏心した位置に設けたマッサージローラー３と、を備え
ている。 また、このマッサージ機１は、更に、図１に示すよう
に各回転体13をその副軸14回りに自転させる回転体操作
機構Ａと、図３に示すように各回転体13の副軸14回りの
自転を阻止した状態で前記回転テーブル４を主軸２回り
に公転させる回転テーブル操作機構Ｂと、これら回転体
操作機構Ａ又は回転テーブル操作機構Ｂのいずれか一方
を作動させる駆動手段６と、を備えている。 回転テーブル４は、厚肉円盤状を呈するテーブル本体
７の外周にカバー体８を套嵌してなり、テーブル本体７
の中心部に設けた上下一対の軸受９に主軸２の上部を挿
通することにより、主軸２回りに回転自在に支持されて
いる。 主軸２の中央部には第一伝動ギア11が固着されてお
り、この第一伝動ギア11はその上の第二伝動ギア10と同
径でかつ同歯数とされている。テーブル本体７の下面に
は、上記第二伝動ギア10がテーブル本体７と同心状に固
着されており、この第二伝動ギア10の中心部に主軸２の
中央部が相対回転自在に挿通されている。 一方、テーブル本体７の上面側には、主軸２の上端部
に固着された中央ギア12と、四つの回転体13とが配設さ
れている。 この各回転体13は、主軸２と同じ方向の副軸14を介し
て回転テーブル４に対して相対回転自在に取り付けられ
ていると共に、回転テーブル４の回転方向に４分の１周
間隔おきに配設されている。 すなわち、軸受15を介してテーブル本体７に回転自在
に支持された副軸14が、テーブル本体７の半径方向中間
部でかつ周方向90度間隔おきに配置され、この各副軸14
の上端部に回転体13の中心部がそれぞれ固着されてい
る。 四つの回転体13は、回転テーブル４の半径より小さい
直径を有するギアで構成されている。すなわち、各回転
体13はその周囲にギア13Aを備えていて、この各ギア13A
はそれぞれ中央ギア12の外周に噛合されている。従っ
て、駆動手段６によって主軸２が回転すると、中央ギア
12を介してすべての回転体13を副軸14回りに回転できる
ようになっている。 従って、本実施例の場合、前記回転体操作機構Ａは、
各回転体13の周囲に形成したギア13Aと、回転テーブル
４を回転自在に支持する主軸２と、各ギア13Aに噛み合
いかつ主軸２の上端部に固定された中央ギア12と、回転
テーブル４の下方において主軸２に固定された第一伝動
ギア11と、によって構成されている。また、前記回転テ
ーブル操作機構Ｂは、上記回転体操作機構Ａに、回転テ
ーブル12の下面に固定されかつ主軸２に対して回転自在
とされた第二伝動ギア10を付加することによって構成さ
れている。 マッサージローラー３は、上部が二股状に形成された
短軸状の保持部材16と、この保持部材16の二股部間に横
軸17を介して遊転自在に取り付けられた転動子18とを備
えている。 保持部材16の下端には支持軸19が突設されており、こ
の支持軸19は回転体13の上面側でかつ副軸14と偏心した
位置に埋め込んだベアリング20に支持されている。従っ
て、マッサージローラー３は回転体13に対して支持軸19
回りに相対回転自在であり、これによって転動子18の向
きが自由に変えられる。 また、図２に示すように、各マッサージローラー３か
ら主軸２までの距離をそれぞれR1,R2,R3,R4とすると、
回転体13が副軸14回りに回転してこれらの距離R1,R2,
R3,R4が変化しても、常に概ねR1＝R2＝R3＝R4の関係が
成立するように各回転体13の中央ギア12に対する嵌合位
置が設定されている。 従って、あるマッサージローラー３が主軸２に近づく
方向（又は遠ざかる方向）に移動すると、他のマッサー
ジローラー３もそれと同じ方向に移動するようになって
いる。これにより、各回転体13の自転を介して各マッサ
ージローラー３がもみ運動することになる。 ケーシング５は、主軸２を支持する本体部21の上端に
蓋体22を固定することにより構成されている。主軸２
は、その下部を本体部21の内部に埋設した上下一対のベ
アリング23に挿通することで、ケーシング５に回転自在
に支持されている。このケーシング５内部の上側には前
記第一及び第二伝動ギア11,10が収容され、ケーシング
５内部の右側には、円筒状のガイド孔24が主軸２に平行
な方向に貫通して設けられている。 駆動手段６は、電動モーター26と、このモーター26に
直結された遊星歯車機構を内有する減速器27と、この減
速器27から突出した駆動軸29とを備えており、上記ガイ
ド孔24に上下スライド自在に挿通された円筒状のスライ
ダー25内に納められている。減速器27は、スライダー25
内の上部に配置され、駆動軸29はスライダー25の上板28
から上方へ突出している。 この駆動軸29の中間部には、第一伝動ギア11のみに噛
合される第一駆動ギア31が固着され、この駆動軸29の上
端部には、第二伝動ギア10又は第一伝動ギア11と噛合さ
れる第二駆動ギア30が固着されていて、この第二駆動ギ
ア30は第一駆動ギア31と同径でかつ同歯数とされてい
る。 本実施例では、この両駆動ギア31,30とスライダー25
とから、スそのライダー25の出し入れによって駆動軸29
の動力を第一伝動ギア11のみに伝える場合と、第一及び
第二伝動ギア11,10の双方に伝える場合とに切り替える
切替手段32を構成している。 すなわち、図１に示すように、スライダー25を操作し
て駆動軸29をガイド孔24内で下方にスライドさせると、
第二駆動ギア30が主軸２に固着された第一伝動ギア11に
噛合し、このとき回転テーブル４に固着の第二伝動ギア
10はフリー状態となる。ここで、第二伝動ギア10は主軸
２に対して遊転自在であるため、駆動軸29の駆動力は主
軸２を介して中央ギア12のみに伝達され、中央ギア12の
回転によって各回転体13が副軸14回りに自転し、各マッ
サージローラー３が回転テーブル４上で独立に移動して
もみ運動することになる。 一方、図３に示すように、スライダー25を操作して駆
動軸29をガイド孔24内で下方にスライドさせると、第二
駆動ギア30が回転テーブル４に固着された第二伝動ギア
10に噛合するとともに第一駆動ギア31は主軸２に固着さ
れた第一伝動ギア11に噛合する。ここで、各伝動ギア1
0,11の歯数と両駆動ギア30,31の歯数はそれぞれ同じ数
に設定されているため、図４に示すように、回転テーブ
ル４と中央ギア12とが主軸２回りに同じ角速度ｕで回転
する。 従って、各回転体13は回転テーブル４に対して副軸14
回りに自転せず、回転テーブル４に対する相対位置を一
定に保持した状態で主軸２回りに公転し、これにより、
各マッサージローラー３が主軸２回りに公転してローラ
ー運動することになる。 なお、図例では駆動ギア31,30を別体としているが、
第一及び第二伝動ギア11,10の双方に噛合しうる厚さを
有する一体の駆動ギアを採用してもよい。 また、もみ作用からローラー作用のマッサージに切り
替える場合において、第二伝動ギア10と第二駆動ギア30
との噛合を解除した状態で回転テーブル４を回すと、各
回転体13が主軸２回りに相対回転する。これにより、各
マッサージローラー３から主軸２までの距離R1,R2,R3,R
4を変えることができ、ローラー作用によるマッサージ
範囲を拡大又は縮小することができる。 次に、図５及び図６は、本発明の第二実施例を示して
いる。 この第二実施例では、四つの各回転体13の周囲に形成
されたギア13Bは隣接する他のギア13Bと互いに噛合され
ていて、第一実施例における中央ギア12は設けられてい
ない。 主軸２はその上端部が回転テーブル４に固定されてい
て、この主軸２の上部には、回転体操作機構Ａの構成部
材である第一伝動ギア33が遊転自在に設けられている。
一方、主軸２の中央部には、回転テーブル操作機構Ｂの
構成部材である第二伝動ギア34が固着されていて、この
第二伝動ギア34は第一伝動ギア33と同径でかつ同歯数で
ある。 また、四つの副軸14のうち、一つの副軸14の下端部に
は第一伝動ギア33と常に噛合する中継ギア35が固定さ
れ、この中継ギア35は第一伝動ギア33とともにテーブル
本体７の裏面側に形成した収納凹部36に収納されてい
る。一方、駆動手段６の駆動軸29には一つの駆動ギア37
のみが固着され、駆動手段６のガイド孔24内でのスライ
ドに伴って、この駆動ギア37が前記第一伝動ギア33又は
第二伝動ギア34に噛合するようになっている。 従って、本実施例の場合、回転体操作機構Ａは、各回
転体13の周囲に形成したギア13Bと、回転テーブル４が
上端部に固定された前主軸２と、回転テーブル４に回転
自在に挿通されかつ上端部に前記回転体13が固定された
各副軸14と、回転テーブル４の下面側において一つの副
軸14の下端部に固定された中継ギア35と、この中継ギア
35に常時噛み合いかつ前記主軸２に回転自在に設けられ
た第一伝動ギア33と、によって構成されている。また、
回転テーブル操作機構Ｂは、主軸２と、第一伝動ギア33
の下方において主軸２に固定された第二伝動ギア34と、
によって構成されている。 本実施例の切替手段32は、第一実施例と同様に、主軸
２に平行な駆動軸29に固定した駆動ギア37と、駆動主軸
６をケーシング５内部で上下動させるスライダー25とを
備えるが、当該切替手段32は、更に、駆動ギア37が第二
伝動ギア34に噛み合っているときに各回転体13の副軸14
回りの自転を阻止し、かつ駆動ギア37が第一伝動ギア33
に噛み合っているときにはその阻止を解除するストッパ
ー38を備えている。このストッパー38は回転テーブル４
のカバー体８の周側部に係脱自在に設けたピンよりな
り、このピンの先端を一つの回転体13のギア13Bに押し
当てると各回転体13の自転が阻止される。 図５で仮想線で示すように、駆動手段６をガイド孔24
内で上方にスライドさせると駆動ギア37が主軸２に対し
て回転自在な第一伝動ギア33に噛み合う。この際、スト
ッパー38を回転体13から解除させておくと、この第一伝
動ギア33と中継ギア35を介して各回転体13が副軸14回り
に自転し、各マッサージローラー３が回転テーブル４上
で独立に移動してもみ運動することになる。 一方、駆動手段６をガイド孔24内で下方にスライドさ
せて駆動ギア37を第二伝動ギア34に噛合させると、回転
テーブル４が主軸２回りに回転駆動される。ここで、第
一伝動ギア33は主軸２に対して回転自在であるため、ス
トッパー38が回転体13の自転を阻止しておくと、各回転
体13は回転テーブル４に対して副軸14回りに自転せずに
回転テーブル４に対する相対位置を一定に保持した状態
で主軸２回りに回転し、これにより、各マッサージロー
ラー３が主軸２回りに公転してローラー運動することに
なる。 なお、上記した第一及び第二実施例において、マッサ
ージローラー３は、図７に示すものを採用してもよい。
このマッサージローラー３は、上端部に収納部41が形成
された短軸状の保持部材40と、この収納部41に下半分が
転動自在に嵌合されたボール39とを備えている。 図８乃至図10は、本発明の第三実施例を示している。 この第三実施例では、回転体操作機構Ａ及び回転テー
ブル操作機構Ｂの構造は第一実施例の場合と同様である
が、もみ作用とローラー作用との切り替えをケーシング
５に設けた切替スイッチ42で行う点で、その切り替えを
スライダー25の出し入れで行う第一及び第二実施例と異
なる。 すなわち、この第三実施例の切替手段32は、主軸２に
平行に設けた駆動軸29に固定した駆動ギア43と、この駆
動ギア43に常時噛み合いかつこの駆動ギア43と第一及び
第二伝動ギア11,10との間に設けた中間ギア44と、この
中間ギア44を上下動させる切替スイッチ42とを備えてい
る。この切替スイッチ42を操作して、中間ギア44を下方
へ移動させると当該中間ギア44が第一伝動ギア11のみに
噛み合い、中間ギア44を上方へ移動させると当該中間ギ
ア44が第一及び第二伝動ギア11,10の双方に噛み合う。 従って、本実施例の場合、駆動手段６自体を上下動さ
せるものではないので、モーター26、減速機29及び駆動
軸29よりなる駆動手段６はケーシング５内に納められて
いる。 このケーシング５は、半球状の支持部45の下方に把手
部46を一体に設けてなるプラスチック製の中空箱体で、
この把手部46内に上記駆動手段６が組み込まれている。
支持部45の上短は円形に開口され、この開口縁部に中央
側へ開口する支持溝47が形成されている。また、ケーシ
ング５内には横方向の隔壁48が形成されていて、この隔
壁48の中央部に設けた軸受49に主軸２の下端部が支持さ
れている。 切替スイッチ42は、把手部46の側壁に上下動自在に設
けたつまみ50と、このつまみ50の内側に固定されかつ把
手部46内に突出するブラケット51と、このブラケット51
の内端部に固定したシャフト52とを備え、このシャフト
52に前記中間ギア44が回転自在に設けられている。な
お、図10に示す符号53はモーター26の電源を入り切りす
るためのスイッチを示す。 また、本実施例のマッサージローラー３は、上端部に
収納部54が形成された保持部材55と、この収納部54に転
動自在に嵌合されたボール56とを備えていて、この場合
の保持部材55は、側面の傾斜度が偏った円錐形を呈し、
内部に筒状孔57を備えている。回転体13の上面側でかつ
副軸14から偏心した位置にはボール56の受け台58が形成
されていて、この受け台58を上記筒状孔57に挿通させる
ようにして、当該保持部材55が止めねじ59によって各回
転体13に取り付けられている。 各回転体13と保持部材55との間には、その各回転体13
や回転テーブル４をケーシング５に支持するための支持
プレート60が設けられている。この支持プレート60は、
周端が前記支持溝47に嵌合されていて、内部に四つの円
形孔を有する。この各円形孔に各回転体13の上面に形成
した円形の座部61が嵌合されている。 また、この第三実施例のマッサージ機１は、更に、中
間ギア44が第一伝動ギア11のみに噛み合っている時に、
第二伝動ギア10を回動させて各マッサージローラー３間
の相対位置を変更する位置変更手段62を備えている。 この位置変更手段62は、ケーシング５内において横方
向に移動自在に支持された上下方向に向く操作軸63と、
この操作軸63の上端に固定された操作ギア64と、この操
作軸64の下端に固定された回動操作体65と、操作軸64を
主軸２から離れる方向に付勢するバネ66とを備えてい
る。 図８におけるケーシング５内の隔壁48の下方でかつそ
の右端側には、支持ボックス67がビス67Aによって固定
され、この支持ボックス67に前記操作軸63が横方向移動
自在に挿通されている。操作軸63の支持ボックス67内の
部分にはスリーブ68が嵌められており、支持ボックス67
内の左側に設けた前記バネ66はそのスリーブ68を右側へ
押圧する。 操作ギア64は、第二伝動ギア10とほぼ同じ高さに配置
され、隔壁48の上方まで延ばされた操作軸63の上端に固
定されていて、この操作軸63を主軸２に向かって移動さ
せたときに第二伝動ギア10に噛み合う。また、回動操作
体64は、円板状を呈し、その周端部がケーシング５の側
壁に設けた孔69を介してケーシング５の外部に露出して
いる。 この位置変更手段62を使用する場合は、先ず切替スイ
ッチ42を下にしたあと、回動操作体65をケーシング５内
側に押しつけながら回すようにする。すると、第一伝動
ギア11は中間ギア44と噛合しているので回動せず、操作
ギア64を介して第二伝動ギア10のみが回動される。従っ
て、主軸２が止まった状態で回転テーブル４が回転し、
これによって各マッサージローラー３間の相対位置を変
更することができる。 なお、この第三実施例のローラーマッサージ機１は、
図10に示すように、リング枠70に不織等よりなるカバー
シート71が張りつけられたカバー部材72を備え、このカ
バー部材72はリング枠70を支持部45の上端部に嵌合する
ことによってケーシング５に取り付けられている。 なお、この第三実施例においても、図１に示すマッサ
ージローラー３や図７に示すマサージローラー３を採用
できる。 この発明は、その必須の特徴事項から逸脱することな
く他のやり方で実施することができる。例えば、上記し
た実施例ではケーシングはすべて手持ち式のものを採用
したが、本発明にいうケーシングは床に設置される偏平
なケーシングや、椅子に組み込まれるケーシングをも含
むものである。 本明細書に記載した実施例は例示的なものであって限
定的なものではない。発明の範囲は以下に記載される請
求の範囲によって示され、それらの各請求項の意味に入
るすべての変形例は本願発明に含まれるものである。 なお、請求の範囲における「上下方向」は、図１、図
３、図５及び図８における上下方向を基準としたもの
で、マッサージ機１自体が横向きとなれば横方向を意味
することになる。
本発明は、人体にもみ作用又はローラー作用によるマ
ッサージを行うマッサージ機に利用されるものである。
ッサージを行うマッサージ機に利用されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61H 15/00 340
Claims (11)
- 【請求項１】ケーシング（５）と、 このケーシング（５）に回転自在に挿通された上下方向
に向く主軸（２）と、 中央部が前記主軸（２）の上端部に連結された回転テー
ブル（４）と、 前記主軸（２）に平行な副軸（14）を介して前記回転テ
ーブル（４）の上面に回転自在に設けられた複数の回転
体（13）と、 この回転体（13）上でかつ前記副軸（14）から偏心した
位置に設けたマッサージローラー（３）と、 前記各回転体（13）を前記副軸（14）回りに自転させる
回転体操作機構（Ａ）と、 前記各回転体（13）の前記副軸（14）回りの自転を阻止
した状態で前記回転テーブル（４）を前記主軸（２）回
りに公転させる回転テーブル操作機構（Ｂ）と、 前記回転体操作機構（Ａ）又は前記回転テーブル操作機
構（Ｂ）のいずれか一方を作動させる駆動手段（６）
と、 を備えているローラーマッサージ機。 - 【請求項２】クレーム１に記載のローラーマッサージ機
において、 前記回転体操作機構（Ａ）は、前記各回転体（13）の周
囲に形成したギア（13A）と、前記回転テーブル（４）
に対して回転自在な前記主軸（２）と、前記各ギヤ（13
A）に噛み合いかつ前記主軸（２）の上端部に固定され
た中央ギア（12）と、前記回転テーブル（４）の下方に
おいて前記主軸（２）に固定された第一伝動ギヤ（11）
とを備え、 前記回転テーブル操作機構（Ｂ）は、前記回転体操作機
構（Ａ）に、前記回転テーブル（12）の下面側に固定さ
れかつ前記主軸（２）に対して回転自在とされた第二伝
動ギア（10）を付加してなり、この第二伝動ギヤ（10）
は前記第一伝動ギア（11）と同じ歯数を有する。 - 【請求項３】クレーム２に記載のローラーマッサージ機
において、 前記駆動手段（６）は、モーター（26）と、このモータ
ー（26）によって駆動される駆動軸（29）とを有し、 この駆動軸（29）の動力を前記第一伝動ギア（11）のみ
に伝える場合と前記第一及び第二駆動ギア（11,10）の
双方に伝える場合とに切り替える切替手段（32）が設け
られている。 - 【請求項４】クレーム３に記載のローラーマッサージ機
において、 前記切替手段（32）は、前記主軸（２）に平行に設けた
前記駆動軸（29）に固定した駆動ギア（31,30）と、前
記駆動手段（６）を前記ケーシング（５）の内部で上下
動させるスライダー（25）とを備え、 このスライダー（25）を操作して、前記駆動軸（29）を
下方へ移動させると前記駆動ギア（30）が前記第一伝動
ギア（11）のみに噛み合い、前記駆動軸（29）を上方へ
移動させると前記駆動ギア（31,30）が前記第一及び第
二駆動ギア（11,10）の双方に噛み合う。 - 【請求項５】クレーム３に記載のローラーマッサージ機
において、 前記切替手段（32）は、前記主軸（２）に平行に設けた
前記駆動軸（29）に固定した駆動ギア（43）と、この駆
動ギア（43）に常時噛み合いかつこの駆動ギア（43）と
前記第一及び第二伝動ギア（11,10）との間に設けた中
間ギア（44）と、この中間ギア（44）を上下動させる切
替スイッチ（42）とを備え、 この切替スイッチ（42）を操作して、前記中間ギア（4
4）を下方へ移動させると当該中間ギア（44）が前記第
一伝動ギア（11）のみに噛み合い、前記中間ギア（44）
を上方へ移動させると当該中間ギア（44）が前記第一及
び第二伝動ギア（11,10）の双方に噛み合う。 - 【請求項６】クレーム５に記載のローラーマッサージ機
は、更に、 前記中間ギア（44）が前記第一伝動ギア（11）のみに噛
み合っている時に、前記第二伝動ギア（10）を回転させ
て前記各マッサージローラー（３）間の相対位置を変更
する位置変更手段（62）を備えている。 - 【請求項７】クレーム６に記載のローラーマッサージ機
において、 位置変更手段（62）は、前記ケーシング（５）内におい
て横方向に移動自在に支持された上下方向に向く操作軸
（63）と、この操作軸（63）の一端に固定されかつ当該
操作軸（63）を前記主軸（２）に向かって移動させた時
に前記第二伝動ギア（10）と噛み合う操作ギア（64）
と、当該操作軸（63）の他端に固定された回動操作体
（65）と、通常時は前記操作ギア（64）を前記第二伝動
ギア（10）から離しておくために前記操作軸（63）を前
記主軸（２）から離れる方向に付勢するバネ（66）と、
備えている。 - 【請求項８】クレーム１に記載のローラーマッサージ機
において、 前記回転体操作機構（Ａ）は、前記各回転体（13）の周
囲に形成されかつ隣接するものと互いに噛み合うギア
（13B）と、前記回転テーブル（４）が上端部に固定さ
れた前記主軸（２）と、前記回転テーブル（４）に回転
自在に挿通されかつ上端部に前記回転体（13）が固定さ
れた前記各副軸（14）と、前記回転テーブル（４）の下
面側において前記一つの副軸（14）の下端部に固定され
た中継ギア（35）と、この中継ギア（35）に常時噛み合
いかつ前記主軸（２）に回転自在に設けられた第一伝動
ギア（33）とを備え、 前記回転テーブル操作機構（Ｂ）は、前記主軸（２）
と、前記第一伝動ギア（33）の下方において前記主軸
（２）に固定された第二伝動ギア（34）とを備えてい
る。 - 【請求項９】クレーム８に記載のローラーマッサージ機
において、 前記駆動手段（６）は、モーター（26）と、このモータ
ー（26）によって駆動される駆動軸（29）とを有し、 この駆動軸（29）の動力を前記第一伝動ギア（33）に伝
える場合と前記第二駆動ギア（34）に伝える場合とに切
り替える切替手段（32）が設けられている。 - 【請求項１０】クレーム９に記載のローラーマッサージ
機において、 前記切替手段（32）は、前記主軸（２）に平行に設けた
前記駆動軸（29）に固定した一つの駆動ギア（37）と、
前記駆動手段（６）を前記ケーシング（５）の内部で上
下動させるスライダー（25）とを備え、 このスライダー（25）を操作して、前記駆動軸（29）を
上方へ移動させると前記駆動ギア（37）が前記第一伝動
ギア（33）に噛み合い、前記駆動軸（29）を下方へ移動
させると前記駆動ギア（37）が前記第二伝動ギア（34）
に噛み合う。 - 【請求項１１】クレーム10に記載のローラーマッサージ
機において、 前記切替手段（32）は、更に、前記駆動ギア（37）が前
記第二伝動ギア（34）に噛み合っているときに前記各回
転体（13）の前記副軸（14）回りの自転を阻止し、かつ
前記駆動ギア（37）が前記第一伝動ギア（33）に噛み合
っているときにはその阻止を解除するストッパー（38）
を備えている。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP4-333175 | 1992-12-14 | ||
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