JP3344857B2 - シートリクライニング装置 - Google Patents
シートリクライニング装置Info
- Publication number
- JP3344857B2 JP3344857B2 JP32523994A JP32523994A JP3344857B2 JP 3344857 B2 JP3344857 B2 JP 3344857B2 JP 32523994 A JP32523994 A JP 32523994A JP 32523994 A JP32523994 A JP 32523994A JP 3344857 B2 JP3344857 B2 JP 3344857B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- mounting shaft
- spiral spring
- base plate
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、シートクッションに
対してシートバックが渦巻スプリングによりフロント側
に回動付勢された車両用のシートリクライニング装置に
関する。
対してシートバックが渦巻スプリングによりフロント側
に回動付勢された車両用のシートリクライニング装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は、この種のシートリクライニング
装置１の一例を示したもので、シートクッション２側の
ベースプレート３に固定したアーム取付軸３ａにシート
バック４側のアーム５が前後方向に傾動可能に軸着され
ている。すなわち、アーム５の基部に形成した取付孔５
ａにアーム取付軸３ａが嵌挿されている。
装置１の一例を示したもので、シートクッション２側の
ベースプレート３に固定したアーム取付軸３ａにシート
バック４側のアーム５が前後方向に傾動可能に軸着され
ている。すなわち、アーム５の基部に形成した取付孔５
ａにアーム取付軸３ａが嵌挿されている。
【０００３】また、アーム取付軸３ａとアーム５の中間
部に固定した係止ピン５ｂとの間に渦巻スプリング６が
係止されている。すなわち、渦巻スプリング６のベース
プレート３側係止フック６ａはアーム取付軸３ａに形成
した係止溝３ｂに、アーム５側係止フック６ｂは係止ピ
ン５ｂにそれぞれ係止されており、この渦巻スプリング
６によってシートバック４はシートクッション２に対し
てフロントＦ側に回動するように付勢されている。
部に固定した係止ピン５ｂとの間に渦巻スプリング６が
係止されている。すなわち、渦巻スプリング６のベース
プレート３側係止フック６ａはアーム取付軸３ａに形成
した係止溝３ｂに、アーム５側係止フック６ｂは係止ピ
ン５ｂにそれぞれ係止されており、この渦巻スプリング
６によってシートバック４はシートクッション２に対し
てフロントＦ側に回動するように付勢されている。
【０００４】また、図５に示すように、アーム取付軸３
ａと係止ピン５ｂとの距離をＬ3 とし、図６に示すよう
に、渦巻スプリング６のアーム取付軸３ａと係止ピン５
ｂとに取付ける前の状態におけるベースプレート３側係
止フック６ａとアーム５側係止フック６ｂとの距離をＬ
4 とすると、Ｌ3 ＝Ｌ4 に設定されている。
ａと係止ピン５ｂとの距離をＬ3 とし、図６に示すよう
に、渦巻スプリング６のアーム取付軸３ａと係止ピン５
ｂとに取付ける前の状態におけるベースプレート３側係
止フック６ａとアーム５側係止フック６ｂとの距離をＬ
4 とすると、Ｌ3 ＝Ｌ4 に設定されている。
【０００５】なお、シートリクライニング装置１には、
シートバック４を所望の位置でロックするロック機構７
が設けられている。
シートバック４を所望の位置でロックするロック機構７
が設けられている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アーム取付
軸３ａをアーム５の軸着孔５ａに嵌挿した場合、図７に
示すように、アーム取付軸３ａと軸着孔５ａとの間に
は、約０．１ｍｍ位の隙間ａが存在するが、この隙間ａ
は、乗員が着座していない通常の状態では、上述の如く
Ｌ3 ＝Ｌ4 に設定された渦巻スプリング６の付勢力の作
用で、図７に示すように、アーム取付軸３ａのフロント
側に片寄って発生する。
軸３ａをアーム５の軸着孔５ａに嵌挿した場合、図７に
示すように、アーム取付軸３ａと軸着孔５ａとの間に
は、約０．１ｍｍ位の隙間ａが存在するが、この隙間ａ
は、乗員が着座していない通常の状態では、上述の如く
Ｌ3 ＝Ｌ4 に設定された渦巻スプリング６の付勢力の作
用で、図７に示すように、アーム取付軸３ａのフロント
側に片寄って発生する。
【０００７】この状態で、乗員が着座してシートバック
４が押圧されると、図８に示すように、軸着孔５ａがリ
ヤＲ側に移動し、この軸着孔５ａの移動は、乗員にシー
トバック４のガタ感として感じとられ、乗員の乗心地を
低下させるという問題があった。
４が押圧されると、図８に示すように、軸着孔５ａがリ
ヤＲ側に移動し、この軸着孔５ａの移動は、乗員にシー
トバック４のガタ感として感じとられ、乗員の乗心地を
低下させるという問題があった。
【０００８】この発明は、上述した従来技術の問題点を
解決すべくなされたもので、その目的とするところは、
着座時におけるシートバックのガタ感を可及的に減少で
きるシートリクライニング装置を提供することにある。
解決すべくなされたもので、その目的とするところは、
着座時におけるシートバックのガタ感を可及的に減少で
きるシートリクライニング装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、シートクッション側のベースプレート
に固定したアーム取付軸に、シートバック側のアームを
傾動可能に軸着すると共に、このアームと前記アーム取
付軸との間に渦巻スプリングを係止することにより、前
記シートバック側をフロント側に回動付勢するように構
成したシートリクライニング装置であって、前記ベース
プレート側の渦巻スプリング係止部である前記アーム取
付軸と前記アーム側の渦巻スプリング係止部との距離を
Ｌ1 とし、前記渦巻スプリングのベースプレート側とア
ーム側に取り付ける前の状態におけるベースプレート側
係止フックとアーム側係止フックとの距離をＬ2 とする
と、Ｌ1 ＜Ｌ2 に設定して構成し、前記渦巻スプリング
をアーム取付軸及び渦巻スプリング係止部に取付けた際
に、前記アーム取付軸に対してアームの軸着孔を上方に
押し上げ、アーム取付軸とアームのフロント側の隙間ｂ
を小さくするようにしたことを特徴としている。
め、この発明は、シートクッション側のベースプレート
に固定したアーム取付軸に、シートバック側のアームを
傾動可能に軸着すると共に、このアームと前記アーム取
付軸との間に渦巻スプリングを係止することにより、前
記シートバック側をフロント側に回動付勢するように構
成したシートリクライニング装置であって、前記ベース
プレート側の渦巻スプリング係止部である前記アーム取
付軸と前記アーム側の渦巻スプリング係止部との距離を
Ｌ1 とし、前記渦巻スプリングのベースプレート側とア
ーム側に取り付ける前の状態におけるベースプレート側
係止フックとアーム側係止フックとの距離をＬ2 とする
と、Ｌ1 ＜Ｌ2 に設定して構成し、前記渦巻スプリング
をアーム取付軸及び渦巻スプリング係止部に取付けた際
に、前記アーム取付軸に対してアームの軸着孔を上方に
押し上げ、アーム取付軸とアームのフロント側の隙間ｂ
を小さくするようにしたことを特徴としている。
【００１０】
【作用】上述したシートリクライニング装置によれば、
渦巻スプリングは、アームをフロント側へ回動するよう
に作用するだけでなく、アーム取付軸に対してアームの
軸着孔を上方に押し上げるように作用するので、アーム
取付軸とアームの軸着孔との隙間は、アーム取付軸の上
側に片寄って生ずるようになり、アーム取付軸とアーム
の軸着孔とのフロント側の隙間を小さくすることができ
る。これによって、着座時における乗員のガタ感を減少
することができ、乗員の乗心地を向上させることができ
る。
渦巻スプリングは、アームをフロント側へ回動するよう
に作用するだけでなく、アーム取付軸に対してアームの
軸着孔を上方に押し上げるように作用するので、アーム
取付軸とアームの軸着孔との隙間は、アーム取付軸の上
側に片寄って生ずるようになり、アーム取付軸とアーム
の軸着孔とのフロント側の隙間を小さくすることができ
る。これによって、着座時における乗員のガタ感を減少
することができ、乗員の乗心地を向上させることができ
る。
【００１１】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。
て説明する。
【００１２】図１は車両用シートのシートリクライニン
グ装置の正面視説明図、図２はベースプレート側とアー
ム側に取り付ける前の渦巻スプリングの正面視説明図、
図３はシート着座時におけるアーム取付軸とアームの軸
着孔との関係を示す説明図、図４はシート着座状態にお
けるアーム取付軸とアームの軸着孔との関係を示す説明
図である。
グ装置の正面視説明図、図２はベースプレート側とアー
ム側に取り付ける前の渦巻スプリングの正面視説明図、
図３はシート着座時におけるアーム取付軸とアームの軸
着孔との関係を示す説明図、図４はシート着座状態にお
けるアーム取付軸とアームの軸着孔との関係を示す説明
図である。
【００１３】図１において、Ｅはシートリクライニング
装置で、シートクッション１０側のベースプレート２０
に固定したアーム取付軸２１に、シートバック３０側の
アーム４０を軸着すると共に、このアーム４０とアーム
取付軸２１との間に渦巻スプリング５０を係止すること
により、シートバック３０側をシートクッション１０側
に対して傾動可能に構成してある。
装置で、シートクッション１０側のベースプレート２０
に固定したアーム取付軸２１に、シートバック３０側の
アーム４０を軸着すると共に、このアーム４０とアーム
取付軸２１との間に渦巻スプリング５０を係止すること
により、シートバック３０側をシートクッション１０側
に対して傾動可能に構成してある。
【００１４】そして、この発明は、特に、ベースプレー
ト２０側の渦巻スプリング係止部であるアーム取付軸２
１とアーム４０側の渦巻スプリング係止部４１との距離
をＬ1 とし、図２に示すように渦巻スプリング５０のベ
ースプレート２０側とアーム４０側に取付ける前の状態
におけるベースプレート２０側の係止フック５０ａとア
ーム４０側の係止フック５０ｂとの距離をＬ2 とする
と、Ｌ1 ＜Ｌ2 に設定したことを特徴としている。
ト２０側の渦巻スプリング係止部であるアーム取付軸２
１とアーム４０側の渦巻スプリング係止部４１との距離
をＬ1 とし、図２に示すように渦巻スプリング５０のベ
ースプレート２０側とアーム４０側に取付ける前の状態
におけるベースプレート２０側の係止フック５０ａとア
ーム４０側の係止フック５０ｂとの距離をＬ2 とする
と、Ｌ1 ＜Ｌ2 に設定したことを特徴としている。
【００１５】さらに、この発明の構成を詳細に説明す
る。
る。
【００１６】ベースプレート２０は、シートクッション
１０側に配置されており、このベースプレート２０に固
定したアーム取付軸２１に、シートバック３０側に配置
されたアーム４０の軸着孔４０ａが嵌挿されている。
１０側に配置されており、このベースプレート２０に固
定したアーム取付軸２１に、シートバック３０側に配置
されたアーム４０の軸着孔４０ａが嵌挿されている。
【００１７】渦巻スプリング５０は、基部をアーム取付
軸２１に巻装しており、ベースプレート２０側の係止フ
ック５０ａをアーム取付軸２１に形成した係止溝２１ａ
に、アーム４０側の係止フック５０ｂをアーム４０に固
定したアーム４０側の渦巻スプリング係止部としての係
止ピン４１にそれぞれ係止している。そして、この渦巻
スプリング５０によって、シートバック３０側はフロン
トＦ側に回動するように付勢されている。
軸２１に巻装しており、ベースプレート２０側の係止フ
ック５０ａをアーム取付軸２１に形成した係止溝２１ａ
に、アーム４０側の係止フック５０ｂをアーム４０に固
定したアーム４０側の渦巻スプリング係止部としての係
止ピン４１にそれぞれ係止している。そして、この渦巻
スプリング５０によって、シートバック３０側はフロン
トＦ側に回動するように付勢されている。
【００１８】ここで、図１に示すように、アーム取付軸
２１と係止ピン４１との距離をＬ1とし、図２に示すよ
うに、渦巻スプリング５０のアーム取付軸２１と係止ピ
ン４１に取り付ける前の状態における係止フック５０ａ
と係止フック５０ｂとの各係止中心の距離をＬ2 とする
と、Ｌ2 はＬ1 に対して１０３％〜１３０％大きく設定
されている。
２１と係止ピン４１との距離をＬ1とし、図２に示すよ
うに、渦巻スプリング５０のアーム取付軸２１と係止ピ
ン４１に取り付ける前の状態における係止フック５０ａ
と係止フック５０ｂとの各係止中心の距離をＬ2 とする
と、Ｌ2 はＬ1 に対して１０３％〜１３０％大きく設定
されている。
【００１９】また、このシートリクライニング装置Ｅに
は、シートバック３０を所望の傾動位置にロックするロ
ック機構６０が装着されており、このロック機構６０
は、例えばアッパーツース６１と、ロアーツース６２
と、作動部材６３と、操作レバー６４とからなってい
る。
は、シートバック３０を所望の傾動位置にロックするロ
ック機構６０が装着されており、このロック機構６０
は、例えばアッパーツース６１と、ロアーツース６２
と、作動部材６３と、操作レバー６４とからなってい
る。
【００２０】アッパーツース６１は、アーム４０に一体
的に取り付けられており、下縁部にアーム取付軸２１を
中心とする円弧状の歯部６１ａが形成されている。ロア
ーツース６２は、基部をベースプレート２０に固定した
ロアーツース取付軸２２に軸着してあり、自由端側上面
にアッパーツース６１の歯部６１ａと噛合する歯部６２
ａが形成されている。また、ロアーツース６２の自由端
側下面には、凹部６２ｂを挟んで左右に凸部６２ｃ，６
２ｄが形成されている。
的に取り付けられており、下縁部にアーム取付軸２１を
中心とする円弧状の歯部６１ａが形成されている。ロア
ーツース６２は、基部をベースプレート２０に固定した
ロアーツース取付軸２２に軸着してあり、自由端側上面
にアッパーツース６１の歯部６１ａと噛合する歯部６２
ａが形成されている。また、ロアーツース６２の自由端
側下面には、凹部６２ｂを挟んで左右に凸部６２ｃ，６
２ｄが形成されている。
【００２１】作動部材６３は、基部をベースプレート２
０に固定した作動部材取付軸２３に軸着しており、上部
のロアーツース６２の凸部６２ｃ，６２ｄの係脱するカ
ム部６３ａが形成されている。操作レバー６４は、作動
部材６３と一体的に作動部材取付軸２３に軸着されてお
り、この操作レバー６４に形成した係止凸部６４ａとベ
ースプレート２０に形成した係止孔２０ａとの間に張架
された引張スプリング６５により図中反時計方向に回動
するように付勢されている。
０に固定した作動部材取付軸２３に軸着しており、上部
のロアーツース６２の凸部６２ｃ，６２ｄの係脱するカ
ム部６３ａが形成されている。操作レバー６４は、作動
部材６３と一体的に作動部材取付軸２３に軸着されてお
り、この操作レバー６４に形成した係止凸部６４ａとベ
ースプレート２０に形成した係止孔２０ａとの間に張架
された引張スプリング６５により図中反時計方向に回動
するように付勢されている。
【００２２】また、アーム取付軸２１、ロアーツース取
付軸２２、及び作動部材取付軸２３にはホルダープレー
ト６６が取り付けられている。
付軸２２、及び作動部材取付軸２３にはホルダープレー
ト６６が取り付けられている。
【００２３】そして、図１に示すロック機構６０のロッ
ク状態からロック解除するには、操作レバー６４を引張
スプリング６５のスプリング力に孔して時計方向に回動
する。すると、作動部材６３のカム部６３ａとロアーツ
ース６２の凸部６２ｃとの係合が解かれ、さらに、カム
部６３ａによりロアーツース６２の凸部６２ｄが押圧さ
れる。これによりロアーツース６２が反時計方向に回動
し、その歯部６２ａとアッパーツース６１の歯部６１ａ
との係合が解かれ、ロック解除状態となり、シートバッ
ク３０側は渦巻スプリング５０によりフロントＦ方向に
回動する。
ク状態からロック解除するには、操作レバー６４を引張
スプリング６５のスプリング力に孔して時計方向に回動
する。すると、作動部材６３のカム部６３ａとロアーツ
ース６２の凸部６２ｃとの係合が解かれ、さらに、カム
部６３ａによりロアーツース６２の凸部６２ｄが押圧さ
れる。これによりロアーツース６２が反時計方向に回動
し、その歯部６２ａとアッパーツース６１の歯部６１ａ
との係合が解かれ、ロック解除状態となり、シートバッ
ク３０側は渦巻スプリング５０によりフロントＦ方向に
回動する。
【００２４】そして、シートバック３０側を渦巻スプリ
ング５０のスプリング力に抗して所望の傾動位置まで起
立させた時点で、操作レバー６４を離すと、再びロック
状態となる。
ング５０のスプリング力に抗して所望の傾動位置まで起
立させた時点で、操作レバー６４を離すと、再びロック
状態となる。
【００２５】上述のように構成されたシートリクライニ
ング装置Ｅによれば、図２に示すように、渦巻スプリン
グ５０をアーム取付軸２１及び係止ピン４１に取り付け
る前の状態における係止フック５０ａと係止フック５０
ｂとの各係止中心の距離Ｌ2は、アーム取付軸２１と係
止ピン４１との距離Ｌ1 に対して１０３％〜１３０％大
きく設定されているので、渦巻スプリング５０が、図３
に示すように、アーム取付軸２１に対してアーム４０の
軸着孔４０ａを上方に押し上げるように作用する。これ
によって、アーム取付軸２１とアーム４０の軸着孔４０
ａとの隙間は、アーム取付軸２１の上側に片寄って生ず
るようになり、アーム取付軸２１とアーム４０の軸着孔
４０ａとのフロントＦ側の隙間ｂを小さくすることがで
きる。
ング装置Ｅによれば、図２に示すように、渦巻スプリン
グ５０をアーム取付軸２１及び係止ピン４１に取り付け
る前の状態における係止フック５０ａと係止フック５０
ｂとの各係止中心の距離Ｌ2は、アーム取付軸２１と係
止ピン４１との距離Ｌ1 に対して１０３％〜１３０％大
きく設定されているので、渦巻スプリング５０が、図３
に示すように、アーム取付軸２１に対してアーム４０の
軸着孔４０ａを上方に押し上げるように作用する。これ
によって、アーム取付軸２１とアーム４０の軸着孔４０
ａとの隙間は、アーム取付軸２１の上側に片寄って生ず
るようになり、アーム取付軸２１とアーム４０の軸着孔
４０ａとのフロントＦ側の隙間ｂを小さくすることがで
きる。
【００２６】このような状態で、乗員が着座してシート
バック３０が押圧されると、図４に示すように、アーム
４０の軸着孔４０ａがリヤＲ側に移動するが、フロント
Ｆ側の隙間ｂが図７に示す従来の隙間ａと比較して小さ
くなっているので、軸着孔４０ａの移動量を小さくする
ことができる。これによって、乗員に与えるシートバッ
ク３０のガタ感を大幅に減少することができる。
バック３０が押圧されると、図４に示すように、アーム
４０の軸着孔４０ａがリヤＲ側に移動するが、フロント
Ｆ側の隙間ｂが図７に示す従来の隙間ａと比較して小さ
くなっているので、軸着孔４０ａの移動量を小さくする
ことができる。これによって、乗員に与えるシートバッ
ク３０のガタ感を大幅に減少することができる。
【００２７】
【発明の効果】上述した通り、この発明に係るシートリ
クライニング装置によれば、渦巻スプリングが、アーム
取付軸に対してアームの軸着孔を上方に押し上げるよう
に作用するので、アーム取付軸とアームの軸着孔との隙
間は、アーム取付軸の上側に片寄って生ずるようにな
り、アーム取付軸とアームの軸着孔とのフロント側の隙
間を小さくすることができる。これによって、着座時に
おける乗員のガタ感を減少することができ、乗員の乗心
地を向上させることができる。
クライニング装置によれば、渦巻スプリングが、アーム
取付軸に対してアームの軸着孔を上方に押し上げるよう
に作用するので、アーム取付軸とアームの軸着孔との隙
間は、アーム取付軸の上側に片寄って生ずるようにな
り、アーム取付軸とアームの軸着孔とのフロント側の隙
間を小さくすることができる。これによって、着座時に
おける乗員のガタ感を減少することができ、乗員の乗心
地を向上させることができる。
【図１】この発明に係る車両用シートのシートリクライ
ニング装置の正面視説明図である。
ニング装置の正面視説明図である。
【図２】同じくベースプレート側とアーム側に取り付け
る前の渦巻スプリングの正面視説明図である。
る前の渦巻スプリングの正面視説明図である。
【図３】同じくシート着座前におけるアーム取付軸とア
ームの軸着孔との関係を示す説明図である。
ームの軸着孔との関係を示す説明図である。
【図４】同じくシート着座状態におけるアーム取付軸と
アームの軸着孔との関係を示す説明図である。
アームの軸着孔との関係を示す説明図である。
【図５】従来例に係る車両用シートの正面視説明図であ
る。
る。
【図６】同じくベースプレート側とアーム側に取り付け
る前の渦巻スプリングの正面視説明図である。
る前の渦巻スプリングの正面視説明図である。
【図７】同じくシート着座前におけるアーム取付軸とア
ームの軸着孔との関係を示す説明図である。
ームの軸着孔との関係を示す説明図である。
【図８】同じくシート着座状態におけるアーム取付軸と
アームの軸着孔との関係を示す説明図である。
アームの軸着孔との関係を示す説明図である。
１０ シートクッション ２０ ベースプレート ２１ アーム取付軸 ３０ シートバック ４０ アーム ４０ａ 軸着孔 ４１ アーム側の渦巻スプリング係止部（係止ピン） ５０ 渦巻スプリング ５０ａ ベースプレート側係止フック ５０ｂ アーム側係止フック ６０ ロック機構 Ｅ シートリクライニング装置
Claims (1)
- 【請求項１】 シートクッション側のベースプレートに
固定したアーム取付軸に、シートバック側のアームを傾
動可能に軸着すると共に、このアームと前記アーム取付
軸との間に渦巻スプリングを係止することにより、前記
シートバック側をフロント側に回動付勢するように構成
したシートリクライニング装置であって、 前記ベースプレート側の渦巻スプリング係止部である前
記アーム取付軸と前記アーム側の渦巻スプリング係止部
との距離をＬ1 とし、前記渦巻スプリングのベースプレ
ート側とアーム側に取り付ける前の状態におけるベース
プレート側係止フックとアーム側係止フックとの距離を
Ｌ2 とすると、Ｌ1 ＜Ｌ2 に設定して構成し、前記渦巻
スプリングをアーム取付軸及び渦巻スプリング係止部に
取付けた際に、前記アーム取付軸に対してアームの軸着
孔を上方に押し上げ、アーム取付軸とアームのフロント
側の隙間ｂを小さくするようにしたことを特徴とするシ
ートリクライニング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32523994A JP3344857B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | シートリクライニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32523994A JP3344857B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | シートリクライニング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08175239A JPH08175239A (ja) | 1996-07-09 |
| JP3344857B2 true JP3344857B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=18174587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32523994A Expired - Fee Related JP3344857B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | シートリクライニング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3344857B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030037734A (ko) * | 2001-11-05 | 2003-05-16 | 대원정밀공업 주식회사 | 자동차시트용 등받이 폴딩장치 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP32523994A patent/JP3344857B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08175239A (ja) | 1996-07-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4674797A (en) | Angular position adjustable headrest | |
| CA2338514C (en) | A recliner assembly | |
| US6502903B2 (en) | Seat integrated latch recliner assembly with inertial locking mechanism | |
| JP3313590B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
| KR100192623B1 (ko) | 시트용 조정 가능 힌지 장착부 | |
| US6604793B2 (en) | Device for the detachable attachment of an object, in particular a child's safety seat, on a motor vehicle seat | |
| US5224759A (en) | Double lock recliner for automotive seat | |
| US20040135415A1 (en) | Recliner adjuster | |
| US6971720B2 (en) | Simplified linear recliner having a fixed pawl | |
| JP3344857B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
| JPH05105028A (ja) | シートのバツクル干渉防止装置 | |
| JPH07315088A (ja) | 車両用シート | |
| JP3581574B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
| EP0415781B1 (en) | Double lock recliner for automotive seat | |
| JP2000025498A (ja) | 自動車用シート | |
| JP2577493Y2 (ja) | リクライニング機構 | |
| JPH048818Y2 (ja) | ||
| JPS6345959Y2 (ja) | ||
| JPS5849863Y2 (ja) | 車輛用シ−ト | |
| JP3186447B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
| JP4136552B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
| JPH0644449U (ja) | 車両用シート | |
| JPH059860Y2 (ja) | ||
| JP3555173B2 (ja) | 車両用シート | |
| JPH0618840Y2 (ja) | 車両用シートのロック装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080830 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080830 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090830 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100830 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |