JP3342932B2 - ディスク選択式ディスク装置 - Google Patents

ディスク選択式ディスク装置

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JP3342932B2 JP25377593A JP25377593A JP3342932B2 JP 3342932 B2 JP3342932 B2 JP 3342932B2 JP 25377593 A JP25377593 A JP 25377593A JP 25377593 A JP25377593 A JP 25377593A JP 3342932 B2 JP3342932 B2 JP 3342932B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のディスクを保持
するディスク保持部が筐体内に移動できるように設けら
れ、且つディスク保持部内からディスクが選択されて引
き出され再生駆動されるディスク選択式ディスク装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来のマガジン選択式のディ
スク装置を示している。このディスク装置は、例えば特
開平4−113552号公報などに開示されている。こ
のディスク装置は、筐体91に対しマガジン92が内外
に移動自在に保持されており、このマガジン92内に複
数のディスクDが収納されている。図14に示すよう
に、マガジン92が筐体91の外方へ突出している状態
にて、モータで駆動される送りローラ93と、これに圧
接される従動ローラ94とが図示上下に移動して、いず
れかのディスクを選択できる位置に移動する。選択され
たいずれかのディスクはマガジン92内から押し出され
て、送りローラ93と従動ローラ94とで挟持される。
送りローラ93の回転によりディスクDが引き出される
と、これが再生ユニットのシャーシ95とこれに支持さ
れたクランプアーム96との間に導かれる。そしてクラ
ンプアーム96が下降し、ディスクDがターンテーブル
97とクランパ98とで挟持される。その後にマガジン
92が筐体91内に引き込まれ、下降しているクランプ
アーム96の上方位置にマガジン92が収納される。こ
のマガジン収納状態にて、ターンテーブル97と共にデ
ィスクDが回転駆動され、再生動作が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造のディスク装
置では、マガジン92が筐体91の内外に移動させら
れ、クランプアーム96が昇降駆動され、また送りロー
ラ93と従動ローラ94とがディスク選択のために図示
上下方向へ移動させられ、さらに送りローラ93自体も
正逆両方向へ駆動される。このように駆動される部分が
多く、またその駆動タイミングも異なるため、多くのモ
ータによりそれぞれの部材を駆動しなければならず、部
品点数が非常に多くなっている。
【0004】さらに、従来は送りローラ93と従動ロー
ラ94を支持している部材が、スクリュー軸により図示
上下方向へ駆動されるようになっていたため、この両ロ
ーラ93と94を昇降させるために高精度な部品が多く
必要となっている。さらに両ローラをマガジン92の前
方のディスク選択位置に高精度に停止させるため、従来
は両ローラ93と94が最下段のイニシャライズ位置に
移動したことを検知する検知部材が設けられ、またこの
検知部材による検知出力が得られた位置からスクリュー
軸の回転数を計数して、両ローラ93,94の停止位置
を割り出していた。そのため、検知部材の数が多く、ま
た電気的な制御も複雑になっていた。
【0005】またクランプアーム96が上昇してクラン
プ解除されたディスクDは、送りローラ93の回転によ
りマガジン92内に戻されるが、このときディスクの先
端が振れて例えばマガジン92の下側へ入り込むおそれ
がある。そのため従来は、図14に示すようにマガジン
92が筐体91から突出しているときに、マガジン92
の開口部付近にてマガジン92の下方を覆う遮蔽部材9
9を設けることが考えられていた。ところがマガジン9
2が左右方向へ移動するため、この移動の際にマガジン
92と遮蔽部材99とが摺動し、移動負荷が大きくなる
とともに両部材が磨耗する問題が生じる。そこで図14
に示すように遮蔽部材99にローラ100を設け、この
ローラ100がマガジン92の底面を転動する構造にし
なければならなくなる。よってローラ100を設ける分
だけ部品点数がさらに多くなる問題があった。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、最少限の動力源により上記各部の駆動ができ、ま
たイニシャライズ位置の検出を不要にでき、さらに遮蔽
部材をマガジンに摺動することなく配置できるようにし
たディスク選択式ディスク装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のディス
クを収納して筐体内を移動するディスク保持部と、ディ
スク保持部が所定位置に停止したときにいずれかのディ
スクに対向する位置に選択的に移動するディスク送り部
材と、このディスク送り部材により引き出されたディス
クをクランプして駆動するディスク駆動部とが設けられ
ているディスク選択式ディスク装置において、モータに
より往復駆動される駆動部材と、この駆動部材の往復移
動の一部の範囲でその移動力を前記ディスク保持部の移
動力として伝達する動力伝達部と、ディスク保持部が
所定位置へ至ったときに前記動力伝達部をロックして
前記ディスク保持部を前記所定位置に停止させるロック
機構と、前記動力伝達部がロックされた後の前記駆動部
材の往復移動力により前記ディスク送り部材を各ディス
クの選択位置へ移動させる選択駆動部材と、が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0008】また、上記手段において、ディスク保持部
が移動させられているときの前記駆動部材の移動力を、
ディスク駆動部でのディスククランプ動作とディスクの
クランプ解除動作に変換するクランプ解除駆動部が設け
られ、
【0009】また、ディスク保持部が前記所定位置に至
ったときと、前記所定位置と逆の移動方向の終端位置に
至ったときの双方において、前記ロック機構により前記
動力伝達部がロックされるものである。
【0010】上記において、前記動力伝達部は、前記駆
動部材の移動量よりも前記ディスク保持部の移動量を大
きくする増速歯車列を有していることが望ましい。
【0011】さらに本発明は、上記において、ディスク
保持部が所定位置に停止したときに、このディスク保持
部のディスク出入り部の外部に弾圧しディスクがディス
ク保持部以外の位置へ入り込むのを防止する遮蔽部材が
設けられており、前記ディスク保持部の移動中は、前記
ディスク送り部材により、遮蔽部材がディスク保持部か
ら離れる位置に保持されるものである。
【0012】
【作用】上記手段では、単一のモータにより駆動部材が
進退駆動される。この駆動部材の進退動作は例えば増速
歯車列を有する動力伝達部によりディスク保持部の移動
力となり、ディスク保持部が移動させられる。またこの
ときに前記駆動部材によりディスク駆動部のディスクク
ランプまたはクランプ解除動作が行われる。そしてディ
スク保持部が所定の位置に停止した後の駆動部材の移動
力により、ディスク送り部材が移動させられ、ディスク
送り部材がいずれかのディスクを選択する位置へ移動さ
せられる。
【0013】また、ディスク保持部のディスク出入り部
の外部に弾圧される遮蔽部材は、ディスク保持部の移動
中は、ディスク送り部材によりディスク保持部に当たら
ない位置に保持される。よって遮蔽部材とディスク保持
部とが摺動することがない。
【0014】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1と図2は、本発明の一実施例である車載用ディ
スク装置を動作別に示す透視側面図、図3は装置の下部
の構造の一部を示す分解斜視図、図4は装置の上部の構
造の一部を示す分解斜視図、図5は装置の内部構造の一
部を示す分解斜視図、図6は装置の一方の側面の一部を
示す部分斜視図である。図1と図2において符号1は、
筐体を示している。この筐体1は下部シャーシ2(図3
参照)と、上部シャーシ3(図4参照)とに分離されて
おり、両シャーシ2と3とがねじにより互いに接合され
るようになっている。筐体1の下部シャーシ2には、再
生ユニット4が設置されており、上部シャーシ3には、
マガジンホルダ5が(イ)−(ロ)方向へ移動自在に支
持されている。このディスク装置では、ディスクDが複
数枚(図の実施例では3枚)収納されたマガジンMがマ
ガジンホルダ5内へ、装置前方から(イ)方向へ装填さ
れる。図1はディスクDが再生駆動されている状態を示
している。このとき、マガジンM内のいずれかのディス
クDが再生ユニット4内にクランプされている。そして
マガジンホルダ5は、ディスクDをクランプした再生ユ
ニット4の上方に重なる状態にて筐体1内に収納されて
いる。
【0015】図2は、マガジンM内からのディスクDの
引出しまたはディスクDの戻し動作を行っている状態を
示している。このときにはマガジンホルダ5が(ロ)方
向へ前進してマガジンホルダ5とマガジンMの一部が筐
体1の外方へ突出しており、再生ユニット4ではディス
クDのクランプが解除されている。そして前進している
マガジンMに対して、再生終了後のディスクDの戻し、
またはマガジンM内からの選択されたディスクDの引出
しが行われる。なお、装置に対するマガジンMの装填、
または排出(イジェクト)は、図1に示すように、マガ
ジンホルダ5が再生ユニット4の上方に重ねられている
状態で行われる。
【0016】図3に示すように、筐体1の下部シャーシ
2内にはモータmが搭載されている。この実施例では、
この1つのモータmの動力により、マガジンホルダ5の
(イ)−(ロ)方向への駆動、ユニット4内でのディス
ククランプならびにクランプ解除動作、マガジンM内の
ディスクの選択動作、検知装置の駆動など、種々の駆動
が行われる。上記モータmの動力により上記の各部の動
作を行う駆動機構10は、図3と図4に示すように、下
部シャーシ2と上部シャーシ3とに分かれて設けられて
いる。図3に示すように、下部シャーシ2の側板2aの
内側には、第1駆動レバー11が(イ)−(ロ)方向へ
摺動自在に支持されている。第1駆動レバー11の図3
における図示左表面の下部にはラック11aが形成され
ている。下部シャーシ2の底面には前記ラック11aに
噛合うピニオンギヤ12が設けられており、モータmの
動力が減速されてピニオンギヤ12に伝達され、このピ
ニオンギヤ12の回転により第1駆動レバー11が
(イ)−(ロ)方向へ駆動される。
【0017】図4に示すように、上部シャーシ3の側板
3aの内側には、選択駆動レバー13が(イ)−(ロ)
方向へ移動自在に支持されている。この選択駆動レバー
13の下部には連結突起13aが、第1駆動レバー11
にはこれに対応する凹部11bが形成されている。前記
連結突起13aが凹部11bに嵌合することにより、第
1駆動レバー11と選択駆動レバー13とが一体となっ
て(イ)−(ロ)方向へ移動できるようになっている。
図3に示すように、下部シャーシ2の側板2aの外面に
は、第2駆動レバー14が(イ)−(ロ)方向に摺動自
在に支持されている。第2駆動レバー14の後端には、
ピン15により連結アーム16が回動自在に支持されて
いる。連結アーム16は二又形状であり、それぞれの腕
部に制御ピン17とロックピン18が固定されている。
制御ピン17は、下部シャーシ2の側板2aに形成され
た長溝2b内を通過して前記第1駆動レバー11に形成
されたクランク溝11c内に挿入されている。またロッ
クピン18は、側板2aに形成されたロック溝2c内に
挿入されている。
【0018】前記クランク溝11cは、上部水平部
(a)、傾斜部(b)および下部水平部(c)が連続し
て形成されたものであり、またロック溝2cには(イ)
側端部に上向きの凹部(d)が、(ロ)側端部に下向き
の凹部(e)が形成されている。図7に示すように、制
御ピン17がクランク溝11cの上部水平部(a)内に
位置しているときには、ロックピン18がロック溝2c
内の凹部(d)内に入り込んで、第2駆動レバー14は
側板2aに対してロックされる。制御ピン17がクラン
ク溝11cの傾斜部(b)内に位置すると、ロックピン
18が凹部(d)から外れて側板2aに対する第2駆動
レバー14のロックが解除されるとともに、第1駆動レ
バー11と第2駆動レバー14が一緒に(イ)−(ロ)
方向へ動けるようになる。さらに図9以降の図に示すよ
うに、制御ピン17がクランク溝11cの下部水平部
(c)に入ると、ロックピン18がロック溝2cの凹部
(e)内に入り、第2駆動レバー14が側板2aにロッ
クされる。
【0019】第2駆動レバー14にはラック14aが形
成されている。前記下部シャーシ2の側板2aには軸2
0が回動自在に支持されており、この軸20の先端に歯
車21が固定されている。歯車21は小径歯車21aと
大径歯車21bとが一体となっているものであり、小径
歯車21aがラック14aと噛合うことができるように
なっている。また側板2aには支持軸22が固定され
て、この支持軸22には歯車23が回転自在に支持され
ており、この歯車23が前記歯車21の大径歯車21b
と噛合っている。図4に示すように、筐体1の上部シャ
ーシ3の側板3aには(イ)−(ロ)方向に延びる一対
のガイド溝3b,3cが形成されている。上部シャーシ
3内に設けられた前記マガジンホルダ5の側面には一対
の突起5a,5bが形成され、それぞれがガイド溝3b
と3c内に摺動自在に挿入されている。上部シャーシ3
の側板3aの外側にはラック板24が設けられており、
このラック板24が前記突起5a,5bにねじ25によ
り固定され、これによりマガジンホルダ5とラック板2
4とが一体化され、共に(イ)−(ロ)方向へ移動でき
るようになっている。そして図3に示した歯車23は、
ラック板24のラック歯部24aと噛合っている。
【0020】前記第1駆動レバー11がモータmにより
(イ)または(ロ)方向へ駆動されると、連結アーム1
6により連結される第2駆動レバー14が一緒に(イ)
または(ロ)方向へ駆動される。このとき第2駆動レバ
ー14のラック14aにより、歯車21の小径歯車21
aに回転力が与えられる。この回転力は大径歯車21b
と噛合っている歯車23に伝達される。そしてこの歯車
23と噛合っているラック歯部24aに(イ)または
(ロ)方向の駆動力が与えられ、ラック板24と、これ
と一体のマガジンホルダ5が(イ)または(ロ)方向へ
駆動されることになる。ここで第2駆動レバー14のラ
ック14aの移動力が小径歯車21aに与えられ、さら
にこれと一体の大径歯車21bと歯車23を介してラッ
ク板24のラック歯部24aに移動力が与えられるた
め、第2駆動レバー14の移動速度ならびに移動量は増
速されてラック板24ならびにマガジンホルダ5に伝達
されることになる。
【0021】次に上記駆動機構10と、再生ユニット4
でのクランプおよびクランプ解除動作との関係について
説明する。図1、図2ならびに図3に示すように、筐体
1の下部シャーシ2の底部の複数箇所にはオイルダンパ
6が設置されており、前記再生ユニット4のユニットシ
ャーシ30は、このオイルダンパ6に支持されている。
図5に示すように、再生ユニット4のユニットシャーシ
30には、ディスクDが設置されるターンテーブル31
が設けられ、ユニットシャーシ30下部にはターンテー
ブル31を駆動するスピンドルモータが設置されてい
る。またユニットシャーシ30には光ヘッド32が設け
られ、この光ヘッド32をディスクDの記録面に沿って
移動させる機構もユニットシャーシ30の下面に設けら
れている。
【0022】ユニットシャーシ30上面の(イ)側端部
には、一対の支持板33,33が設けられ、それぞれの
支持板33,33の上部には支持軸34,34が固定さ
れている。ユニットシャーシ30の上方にはクランプア
ーム35が設けられ、このクランプアーム35の先部に
は、前記ターンテーブル31に対向するクランパ36が
回転自在に支持されている。クランプアーム35の基部
両側には支持穴35a,35aが穿設されてこの支持穴
35a,35aが前記支持軸34,34に回動自在に支
持されており、これによりクランプアーム35は図1に
示すクランプ姿勢と、図2に示すクランプ解除姿勢とに
回動できるようになっている。前記ユニットシャーシ3
0の側部には折曲片30aが形成されており、この折曲
片30aの外面にクランプ駆動レバー37が(イ)−
(ロ)方向へ摺動自在に取付けられている。クランプ駆
動レバー37は図示しないスプリングにより常に(イ)
方向へ付勢されている。このクランプ駆動レバー37に
は駆動穴37aが形成されている。前記クランプアーム
35の基部には脚部35bが一体に形成されており、こ
の脚部35bの下端に固定されたピン38が前記駆動穴
37a内に挿入されている。図3に示すように、下部シ
ャーシ2の底部には、移動レバー39が(イ)−(ロ)
方向へ直線的に移動自在に支持されている。この移動レ
バー39に固定された駆動ピン41が、前記クランプ駆
動レバー37の穴37b内に挿入されている。
【0023】図3に示すように、上記移動レバー39の
先端は揺動レバー42の中間部にピン44により連結さ
れている。揺動レバー42は支持ピン43により下部シ
ャーシ2の底部に揺動自在に支持され、その先端下面に
は連結ピン45が固定されている。下部シャーシ2の底
部には支持ピン43を中心とする所定半径の円弧溝2d
が形成されている。前記連結ピン45は円弧溝2dを通
過して下部シャーシ2の下方に延び、さらに連結ピン4
5は、前記第2駆動レバー14に形成された連結溝14
bに嵌合している。第2駆動レバー14が(イ)または
(ロ)方向へ移動すると、連結溝14bにより揺動レバ
ー42が支持ピン43を支点として揺動させられ、この
揺動レバー42により前記移動レバー39が(イ)また
は(ロ)方向へ駆動される。揺動レバー42でのピン4
4と支持ピン43との回動半径の違いにより、第2駆動
レバー14の(イ)−(ロ)方向への直線移動距離より
も、移動レバー39の直線移動距離の方が短くなる。こ
のようにして移動レバー39が(ロ)方向へ移動する
と、図2に示すように、移動レバー39に固定された駆
動ピン41によりクランプ駆動レバー37が(ロ)方向
へ駆動される。そしてクランプ駆動レバー37に対しピ
ン38にて連結されているクランプアーム35は支持穴
35aを支点として反時計へ回動し、よってクランパ3
6がターンテーブル31から離れて上昇し、ディスクD
のクランプが解除される。なお、このとき駆動ピン41
はクランプ駆動レバー37の穴37bの縁部に形成され
た拘束溝37c内に入り込むため、オイルダンパ6によ
り支持されているユニットシャーシ30は下部シャーシ
2に対してロック状態となる。
【0024】次に移動レバー39が(イ)方向へ移動す
ると、駆動ピン41は上記拘束溝37cから離れ、クラ
ンプ駆動レバー37は図示しないスプリングの付勢力に
より(イ)方向へ復帰する。この(イ)方向への復帰動
作により、クランプアーム35は支持穴35aを支点と
して時計方向へ回動し、図1に示すように、ターンテー
ブル31とクランパ36とでディスクDがクランプされ
再生駆動状態となる。図1に示すように、ディスクがク
ランプされた再生駆動状態では、駆動ピン41は、クラ
ンプ駆動レバー37の穴37bのほぼ中心に位置してい
る。よってユニットシャーシ30は駆動ピン41の拘束
を受けず、オイルダンパ6により弾性的に支持された状
態になる。ユニットシャーシ30とクランプアーム35
との間には、樹脂製のディスクガイド部材47が設けら
れている。このディスクガイド部材47には、ディスク
DがクランプされたときにディスクDの外周に対向する
円弧状の規制面47aと47bが形成されている。ユニ
ットシャーシ30の図示左側側面の中央よりもやや
(ロ)側位置には支持穴30bが穿設され、前記ディス
クガイド部材47の(ロ)側端部に設けられた支持ピン
47cが、支持穴30bに回動自在に挿入されている。
ディスクガイド部材47の(イ)側上部には左右一対の
連結ピン47d,47dが形成され、この連結ピン47
d,47dがクランプアーム35に形成された長穴35
c,35c内に挿入されている。
【0025】その結果、図1に示すように、クランプア
ーム35が(イ)側に位置する支持穴35aを支点とし
て時計方向へ回動してクランパ36によりディスクがク
ランプされているとき、ディスクガイド部材47は支持
ピン47cを支点として反時計方向へ回動する。このと
きディスクガイド部材47はユニットシャーシ30の上
面とほぼ平行になり、前記規制面47aと47bがクラ
ンプされて回転するディスクDの外周に対向する。また
図2に示すように、クランプアーム35が支持穴35a
を支点として反時計方向へ回動すると、ディスクガイド
部材47は支持ピン47cを支点として時計回りに立ち
上がる。またディスクガイド部材47の(イ)側端部に
は、金属線材によるガイドワイヤ48が回動自在に支持
されており、このガイドワイヤ48の他端部はユニット
シャーシ30の上面の支持穴30c内に可動状態に支持
されている。その結果、図2に示すように、クランプア
ーム35が上昇し、またディスクガイド部材47が支持
ピン47cを支点として上方へ回動すると、ガイドワイ
ヤ48が支持穴30cによる支持部を支点として上方へ
回動し、これによりクランプを解除されたディスクDの
(イ)側端部がユニットシャーシ30の上方へ持ち上げ
られる。
【0026】図3に示すように、下部シャーシ2の底部
には、ユニット拘束板51が設けられている。このユニ
ット拘束板51は板金製であり、その中央部には、オイ
ルダンパ6を上方へ臨ませる切欠き51aが形成されて
いる。ユニット拘束板51にはガイド溝51bが形成さ
れ、これが下部シャーシ2の底部に折曲げられたガイド
片2eと摺動自在に嵌合し、これによりユニット拘束板
51は下部シャーシ2の底面に沿って(イ)−(ロ)方
向へ移動自在に支持されている。下部シャーシ2の底部
に設けられた前記揺動レバー42の端部には駆動ピン5
2が一体に形成され、この駆動ピン52がユニット拘束
板51の溝51dに嵌合している。その結果、第2駆動
レバー14が(ロ)方向へ移動し、揺動レバー42が反
時計方向へ駆動されると、駆動ピン52によりユニット
拘束板51が(イ)方向へ駆動される。
【0027】ユニット拘束板51の(イ)側端部には一
対の拘束片51e,51eが形成されている。一方、図
5に示すように、ユニットシャーシ30の(ロ)側縁部
には下向きの折曲片30d,30dが形成され、この折
曲片30d,30dに拘束溝30e,30eが形成され
ている。ユニット拘束板51が(イ)方向へ駆動される
と、前記拘束片51e,51eが拘束溝30e,30e
に嵌合する。すなわち図2に示すように再生ユニット4
にてディスクのクランプが解除されたとき、前記駆動ピ
ン41によりユニットシャーシ30が拘束されるととも
に、前記ユニット拘束板51によってもユニットシャー
シ30が拘束され、再生ユニット4がロック状態にな
る。
【0028】図3に示すように、上記ユニット拘束板5
1には、一対の支持片51f,51fが折曲形成され、
それぞれの支持片51f,51fの上端に支持穴51
g,51gが形成されている。両支持片51fと51f
との間には、樹脂製の遮蔽部材53が設けられている。
この遮蔽部材53の左右上部には支持ピン53a,53
aが形成され、この支持ピン53a,53aが前記支持
穴51g,51gに回動自在に支持されている。また遮
蔽部材53はスプリング54により図1と図2などにお
いて時計方向へ付勢されている。またユニット拘束板5
1の一方の支持片51fには規制片51hが折曲形成さ
れており、この規制片51hが遮蔽部材53の一方の端
部53cに当たることにより、遮蔽部材53がスプリン
グ54の付勢力により回動する角度の限界が決められ
る。図2に示すように、マガジンホルダ5およびマガジ
ンMが(ロ)方向へ移動しているときに、前記遮蔽部材
53の上縁53b,53bがマガジンMの下面に当接
し、これによりマガジンM内に戻されるディスクDがマ
ガジンMの下側へ入り込むのが防止できるようになって
いる。
【0029】図1、図2および図3に示すように、下部
シャーシ2の内の(ロ)側には送りローラ55が設けら
れている。この送りローラ55の軸55aの両端は、ロ
ーラ支持板56に回動自在に支持されている。また下部
シャーシ2には前記駆動機構10の駆動源となるモータ
mとは別個のモータが設けられている。モータ支持板5
6の側部には、歯車列57が設けられており、上記モー
タの動力が歯車列57により軸55aに伝達され、送り
ローラ55が正逆両方向へ駆動される。ローラ支持板5
6の中央には切欠き56eが形成され、前記ユニット拘
束板51の支持片51f,51fと遮蔽部材53は、こ
の切欠き56eから上方へ臨むようになっている。また
ローラ支持板56の両側部の(ロ)側には支持穴56
a,56bが穿設され、一方の支持穴56aは、図3に
示すユニットシャーシ2の支持片2fに固定された支持
軸58aに支持されている。
【0030】図6は、筐体1を図3および図4の対称側
から見た斜視図である。図6では図示斜め手前方向へマ
ガジンホルダ5が突出し、よって(イ)−(ロ)の矢印
方向は図3と図4と逆向きである。図6では、下部シャ
ーシ2の他方の側板2gと、上部シャーシ3の他方の側
板3dとが互いに固定された状態を示している。下部シ
ャーシ2の側板2gの図示手前側内面に支持軸58bが
固定され、前記ローラ支持板56の支持穴56bは、こ
の支持軸58bに回動自在に支持されている。すなわち
ローラ支持板56はその両側が支持軸58aと58bと
により支持されて、(ハ)−(ニ)方向へ回動自在とな
っている。
【0031】図6に示すように、上部シャーシ3の側板
3dには、マガジンホルダ5を(イ)−(ロ)方向へ移
動自在に支持する長穴3e,3fが形成され、また上部
シャーシ3の上面の縁部には切欠き3gが形成されてい
る。この切欠き3gの直下にて、側板3dに付勢レバー
61が支持軸62により回動自在に支持されている。前
記ローラ支持板56の支持穴56bの下方には穴56c
が形成され、連結レバー63の端部に固定されたピン6
5がこの穴56cに回動自在に支持されている。連結レ
バー63の他方の端部には連結片63aが折曲げられ、
この連結片63aが前記付勢レバー61の穴61aに挿
入され、付勢レバー61と連結レバー63とが連結され
ている。連結レバー63の前記連結片63aと上部シャ
ーシ3の側板3dとの間にはスプリング64が掛けられ
ており、このスプリング64の引っ張り力により、連結
レバー63が(イ)方向へ引かれてローラ支持板56が
支持穴56a,56bを支点として(ニ)方向へ付勢さ
れるとともに、付勢レバー61が(ホ)方向へ付勢され
ている。付勢レバー61の上部には折曲片61bが形成
され、この折曲片61bは前記切欠き3g内から、マガ
ジンホルダ5の側板5cの上縁5dに摺動自在に弾圧さ
れている。
【0032】マガジンホルダ5の側板5cの上縁は直線
部(f)と(イ)側端部の傾斜部(g)となっている。
図6に示すように、付勢レバー61の折曲片61bが側
板5cの直線部(f)を摺動しているときは、付勢レバ
ー61は(へ)方向へ回動しており、よって連結レバー
63は(ロ)方向へ押し出され、ローラ支持板56が
(ハ)方向へ回動して、送りローラ55が下降してい
る。マガジンホルダ5が(ロ)方向へ移動して図2に示
す位置に至ると、前記付勢レバー61の折曲片61bが
マガジンホルダ5の側板5cの上縁5dの傾斜部(g)
に当たり、スプリング64の付勢力により付勢レバー6
1が(ホ)方向へ回動する。これにより連結レバー63
が(イ)方向へ引かれる。よって、ローラ支持板56は
支持穴56a,56bを支点として(ニ)方向へ回動
し、送りローラ55が持ち上げられる。
【0033】図1と図2に示すように、上記送りローラ
55の上方位置には従動ローラ71が設けられている。
図4に示すように、従動ローラ71の軸71aの両端部
はローラホルダ72の側部折曲片72a,72aに回動
自在に支持されている。ローラホルダ72の側部折曲片
72a,72aには支持軸73,73が固定されている
が、この支持軸73,73は、マガジンホルダ5の両側
板の内面に回動自在に支持されている。図4に示す部分
では、前記支持軸73が前記選択駆動レバー13に形成
された長穴13b内を通過して、マガジンホルダ5の側
板の支持穴5eに支持されている。これにより、マガジ
ンホルダ5に対し相対的に移動する選択駆動レバー13
の動きが阻害されないようになっている。
【0034】図4に示す部分では、前記ローラホルダ7
2の折曲片72aの先部に、ローラ軸71aと同軸の位
置制御軸74が設けられており、これが選択駆動レバー
13に形成された制御溝13c内に挿入されている。こ
の制御溝13cは(イ)−(ロ)方向に対して傾斜して
いるため、マガジンホルダ5に対して選択駆動レバー1
3が(イ)−(ロ)方向へ相対的に移動すると、前記位
置制御軸74が制御溝13c内を移動し、これによりロ
ーラホルダ72の(ト)−(チ)方向の回動角度が変化
する。またマガジンホルダ5に対する選択駆動レバー1
3の停止位置により、制御溝13c内での位置制御軸7
4の位置が決められるが、このときの位置制御軸74の
位置を(h)(i)(j)(k)(m)で示している。
【0035】図10は位置制御軸74が(i)の位置に
あるときを示している。このとき従動ローラ71はマガ
ジンM内の下段のディスクDを選択する位置となる。ま
た図11と図12では、位置制御軸74がそれぞれ
(j)と(k)の位置にあるが、このときの従動ローラ
71は、マガジンM内の中段のディスクDと上段のディ
スクDをそれぞれ選択する位置となる。また図3に示す
ように、下部シャーシ2の底部には、支持軸78により
イジェクト駆動レバー77が回動自在に支持されてい
る。マガジンホルダ5が図1に示すように上部シャーシ
3内に収納された状態で、さらに第1駆動レバー11が
(イ)方向へ駆動されると、第1駆動レバー11の
(イ)側端部により、イジェクト駆動レバー77の傾斜
部77aが押される。このときイジェクト駆動レバー7
7が時計方向へ駆動され、これにより図示しないイジェ
クト機構が動作し、マガジンホルダ5内からマガジンM
が(ロ)方向へ排出されるようになっている。上記の構
造では、第1駆動レバー11およびこれと一体となって
(イ)−(ロ)方向へ移動する選択駆動レバー13の移
動位置に応じて種々の動作が行われる。
【0036】そこで、図4と図13(A)に示すよう
に、前記選択駆動レバー13の移動位置を検出する検知
装置80が設けられている。選択駆動レバー13の
(イ)側端の上部には穴13dが形成され、この穴13
dに変動アーム82の端部に設けられた支持ピン83が
回動自在に支持されている。変動アーム82の他端には
上向きの摺動ピン84が設けられ、これが上部シャーシ
3に形成された変動溝81内に摺動自在に挿入されてい
る。この変動溝81は、平行部(p)、傾斜部(q)、
垂直部(r)が連続して形成されているものであり、選
択駆動レバー13が(ロ)側にて移動しているときは、
前記摺動ピン84が平行部(p)内を摺動している。こ
の位置から選択駆動レバー13が(イ)方向へ移動する
にしたがって、摺動ピン84は傾斜部(q)から垂直部
(r)内を摺動するに至る。
【0037】上記変動アーム82の下方には検知板85
が設けられている。検知板85から上方に折曲げられた
折曲片85a,85bは、それぞれ上部シャーシ3には
(イ)−(ロ)方向へ直線的に形成されたガイド溝86
a,86b内に摺動自在に挿入されており、これにより
検知板85は(イ)−(ロ)方向へ摺動自在に支持され
ている。またスプリング87により検知板85は常に
(イ)方向へ付勢されている。検知板85には、(イ)
−(ロ)方向と直交する方向に向く長穴85cが形成さ
れており、変動アーム82の中間部に設けられたピン8
8がこの長穴85cに挿入されている。よって検知板8
5は、ピン88の移動軌跡に追従して(イ)−(ロ)方
向へ駆動されることになる。検知板85には下向きの折
曲片が設けられて、この折曲片に保持溝85dが形成さ
れている。また筐体1内にはスライド式の可変抵抗器8
9が固定されており、この可変抵抗器89の可動接点を
移動させる移動ピン89aが前記保持溝85dに保持さ
れている
【0038】図13(A)に示すように、選択駆動レバ
ー13が(イ)−(ロ)方向へ移動すると、これに連結
されている変動アーム82が移動して変動アーム82に
設けられた摺動ピン84が変動溝81内を摺動する。こ
こで摺動ピン84が変動溝81の平行部(p)内を摺動
しているときには、選択駆動レバー13と変動アーム8
2とは互いの位置関係が同じ状態のままほぼ1対1の関
係で移動し、変動アーム82と連結されている検知板8
5もほぼ同じ比率で移動する。よってこのとき可変抵抗
器89の移動ピン89aの移動量は大きくなる。
【0039】これに対し、摺動ピン84が傾斜部(q)
からさらに垂直部(r)内を摺動するときには、変動ア
ーム82が摺動ピン84を支点として回動するようにな
り、よって連結ピン88により駆動される検知板85の
(イ)−(ロ)方向への移動量は低下する。よって可変
抵抗器89の移動ピン89aの移動量もわずかになる。
この実施例では、選択駆動レバー13の制御溝13cに
よりローラホルダ72が回動させられ、従動ローラ71
の高さが変わってマガジンM内のディスクの選択動作が
行われるときに、摺動ピン84が変動溝81の平行部
(p)内を摺動するようになっている。よってこのとき
の可変抵抗器89の移動ピン89aの移動量が大きくな
り、ディスクの選択動作を高精度に検知できるようにし
ている。また上記のディスク選択動作以外のときには、
摺動ピン84が、変動溝81内の傾斜部(q)内と垂直
部(r)内を移動するようにして、選択駆動レバー13
の(イ)−(ロ)方向への移動距離よりも可変抵抗器8
9の移動ピン89aの移動距離を小さくしている。これ
により、(イ)−(ロ)方向へある程度長い距離移動す
る選択駆動レバー13の位置検出を、この移動距離より
も短いストロークの可変抵抗器89により検知できるよ
うになる。
【0040】次に、上記ディスク装置の動作について説
明する。図7ないし図12は、各動作モード別に示すデ
ィスク装置の側面図、図13(A)は検知装置80の動
作を示す平面図、図13(B)は可変抵抗器89の抵抗
値の変化を示す線図である。 (ストップまたは再生モード)図1と図7は、ストップ
モードおよび再生モードを示している。このとき第1駆
動レバー11は(イ)方向の終点位置よりもやや(ロ)
方向へ前進した位置にある。よって連結アーム16に設
けられた制御ピン17は、第1駆動レバー11のクラン
ク溝11cの上部水平部(a)内に位置し、連結アーム
16はやや反時計方向へ回動させられ、ロックピン18
は、下部シャーシ2の側板2aに形成されたロック溝2
cの凹部(d)内に嵌合している。よって第2駆動レバ
ー14は(イ)方向の終端に位置して側板2aにロック
されている。
【0041】このとき図3に示す下部シャーシ2の底部
に設けられた揺動レバー42は時計方向へ回動してお
り、移動レバー39も(イ)方向へ移動している。そし
て移動レバー39に設けられた駆動ピン41は、再生ユ
ニット4のユニットシャーシ30に設けられたクランプ
駆動レバー37の拘束溝37cから離れ、クランプ駆動
レバー37は図示しないスプリングの付勢力により
(イ)方向へ移動している。よってクランプアーム35
は支持軸34,34を支点として時計方向へ回動し、ク
ランパ36がターンテーブル31に圧接されている。ま
たディスクガイド部材47は、支持ピン47cを支点と
して反時計方向へ回動しており、ガイドワイヤ48はユ
ニットシャーシ30の上面に沿う位置となり、またディ
スクガイド部材47に形成された円弧状の規制面47
a,47bはユニットシャーシ30の上面からやや離れ
て平行に位置している。再生モードでは図1と図7の状
態でターンテーブル31とクランパ36とでディスクD
が挟持されてクランプされている。そして前記ディスク
ガイド部材47の規制面47aと47bは、クランプさ
れたディスクDの外周に隙間を開けて対向している。
【0042】図1と図7に示すストップおよび再生モー
ドでは、マガジンホルダ5が(イ)方向へ移動し、再生
ユニット4のクランプアーム35の上方に重ねられ、マ
ガジンホルダ5に保持されたマガジンMはクランパ36
の上に収納されている。また、第1駆動レバー11と一
体となっている選択駆動レバー13に形成された制御溝
13cにより、ローラホルダ72に固定された位置制御
軸74が持ち上げられ、位置制御軸74は制御溝13c
の(m)の位置にある。よって位置制御軸74と同軸に
設けられた従動ローラ71は、最上位置に持ち上げられ
た状態となっている。一方、図6に示すように、マガジ
ンホルダ5が筐体1内に収納された状態では、マガジン
ホルダ5の側板5cの上縁5dの直線部(f)に付勢レ
バー61の折曲片61bが当たっており、付勢レバー6
1は支持軸62を中心として(へ)方向へ回動してい
る。よって連結レバー63は(イ)方向へ押し出され、
ローラ支持板56は支持軸58a,58bを支点として
(ハ)方向へ回動させられている。
【0043】そのため、図1と図7に示すように、送り
ローラ55はマガジンホルダ5から下方向へ離れた位置
に待機している。このとき、図1に示すようにローラ支
持板56の切欠き56eの前縁部56fによって、遮蔽
部材53のアーム部53d,53dが下に押され、遮蔽
部材53は、スプリング54の付勢力に対抗して反時計
方向へ回動させられている。したがって遮蔽部材53の
上縁部53b,53bはマガジンMから離れている。ま
た、下部シャーシ2の底部に設けられた揺動レバー42
が時計方向へ回動しているため、駆動ピン52によりユ
ニット拘束板51が(ロ)方向へ移動させられ、その拘
束片51e,51eがユニットシャーシ30の拘束溝3
0e,30eから離れている。また図1に示すように、
駆動ピン41はクランプ駆動レバー37の穴37bの中
心に位置し、駆動ピン41によりユニットシャーシ30
は拘束されていない。ストップまたは再生モードではこ
のようにユニットシャーシ30の拘束が全て解除され、
再生ユニット4はオイルダンパ6により弾性的に支持さ
れている。再生モードにて再生ユニット4が弾性支持さ
れることにより、車載用の場合の自動車の車体振動が再
生動作に影響を与えなくなる。
【0044】(マガジンイジェクト動作)このディスク
装置にマガジンMを装填するときは、図7に示す状態に
て、マガジンホルダ5内に対しマガジンMが(イ)方向
へ挿入される。挿入されたマガジンMは、マガジンホル
ダ5内に設けられたロック機構によりロックされる。図
8はマガジンホルダ5内にてロックされているマガジン
Mを排出するモードを示している。モータmによりピニ
オンギヤ12が駆動され第1駆動レバー11が図7に示
す位置よりも(イ)方向へわずかに駆動される。このと
き、第1駆動レバー11の(イ)側端部により、イジェ
クト駆動レバー77の傾斜部77aが押され、イジェク
ト駆動レバー77が時計方向へ駆動される。このイジェ
クト駆動レバー77によりマガジンホルダ5内でのロッ
クが解除され、マガジンホルダ5内からマガジンMが
(ロ)方向へ排出される。
【0045】(ディスク選択動作)再生が完了したディ
スクDをマガジンM内に戻し、またマガジンM内から所
望のディスクDを引き出すディスク選択動作では、図7
に示すストップまたは再生モードからマガジンホルダ5
が(ロ)方向へ移動して図9に示す選択開始状態まで進
む。この動作では、まず図7に示す状態からモータmが
始動してピニオンギヤ12が駆動され、ピニオンギヤ1
2と噛合うラック11aを有している第1駆動レバー1
1が(ロ)方向へ移動する。この移動の最初の段階で、
連結アーム16に設けられた制御ピン17がクランク溝
11cの傾斜部(b)に入って連結アーム16がやや時
計方向へ回動させられる。これにより連結アーム16に
設けられたロックピン18が側板2aのロック溝2cの
凹部(d)から抜け出て、第2駆動レバー14の側板2
aに対するロックが外れる。また制御ピン17はクラン
ク溝11cの傾斜部(b)に保持されるため、これ以降
は連結アーム16を介して第1駆動レバー11と第2駆
動レバー14が一体に連結された状態となり、第1駆動
レバー11と共に第2駆動レバー14が(ロ)方向へ移
動する。
【0046】第2駆動レバー14が(ロ)方向へ移動す
ると、第2駆動レバー14のラック14aにより歯車2
1の小径歯車21aが反時計方向へ駆動され、さらに小
径歯車21aと一体の大径歯車21bと噛合っている歯
車23が時計方向へ駆動される。この歯車23は図4に
示すラック板24のラック歯部24aと噛み合っている
ため、ラック板24とこれと一体に固定されているマガ
ジンホルダ5が(ロ)方向へ移動する。第2駆動レバー
14が図9に示す位置まで移動すると、連結アーム16
に設けられたロックピン18がロック溝2cの(ロ)方
向終端に至る。さらに第1駆動レバー11が(ロ)方向
へ移動すると、制御ピン17がクランク溝11cの傾斜
部(b)により下降させられて下部水平部(c)に至
る。よって連結アーム16は時計方向へわずかに回動し
てロックピン18がロック溝2cの端部の凹部(e)内
に入り、第2駆動レバー14は側板2aに対してロック
される。よって、第2駆動レバー14と歯車21,23
を介して噛合っているラック板24およびこれと一体に
固定されているマガジンホルダ5は図9に示す位置で停
止する。
【0047】第2駆動レバー14が図7に示す位置から
図9に示す位置まで(ロ)方向へ移動する間、第2駆動
レバー14に形成されている連結溝14bによって揺動
レバー42が反時計方向へ回動させられ、この揺動レバ
ー42に連結されている移動レバー39が(ロ)方向へ
移動させられる。よって移動レバー39に設けられた駆
動ピン41が、再生ユニット4のクランプ駆動レバー3
7の拘束溝37cに嵌合して、クランプ駆動レバー37
を(ロ)方向へ移動させる。その結果、クランプ駆動レ
バー37とピン38を介して連結されているクランプア
ーム35が支持軸34,34を支点として反時計方向へ
回動し、クランパ36がターンテーブル31から離され
る。よってディスクDがクランプされていた場合にはこ
のディスクDのクランプが解除される。クランプアーム
35が回動すると、ディスクガイド部材47が支持ピン
47cを支点として持ち上げ方向へ回動させられる。そ
してディスクガイド部材47に連結されているガイドワ
イヤ48が図2に示すように、ユニットシャーシ30の
支持穴30cを支点として持ち上げられる。このガイド
ワイヤ48の上昇により、クランプが解除されたディス
クDの(イ)側端部が持ち上げられ、ディスクDがマガ
ジンM内に戻されやすい姿勢となる。
【0048】このとき、図2に示すように駆動ピン41
がクランプ駆動レバー37の拘束溝37cに嵌合して、
ユニットシャーシ30が拘束される。一方、図3に示す
揺動レバー42の反時計方向への回動により、揺動レバ
ー42に設けられた駆動ピン52によってユニット拘束
板51が(イ)方向へ駆動され、ユニット拘束板51に
形成された拘束片51e,51eがユニットシャーシ3
0の拘束溝30e,30eに嵌合する。このユニット拘
束板51と駆動ピン41とによって、再生ユニット4が
拘束されロック状態となる。ディスクDを再生していな
い状態の再生ユニットがこのように拘束されてロックさ
れることになり、マガジンMと再生ユニット4との間で
ディスクDの受渡し動作を行いやすくなる。
【0049】また第1駆動レバー11と共に第2駆動レ
バー14が図7の位置から図9の位置へ移動する間、第
2駆動レバー14のラック14aが小径歯車21aを回
転させ、これと一体の大径歯車21bと歯車23を介し
てラック板24が(ロ)方向へ移動させられるため、移
動力が増速されることになり、第2駆動レバー14の
(ロ)方向への移動距離よりも、ラック板24と一体の
マガジンホルダ5の(ロ)方向への移動量の方が長くな
る。また選択駆動レバー13は第1駆動レバー11と一
体となって(ロ)方向へ移動するため、図7から図9に
至る間、選択駆動レバー13よりもマガジンホルダ5の
移動距離の方が長くなる。よってマガジンホルダ5に支
持されているローラホルダ72が、選択駆動レバー13
より先行して(ロ)方向へ移動することになり、図7か
ら図9に至る間、ローラホルダ72に設けられた位置制
御軸74が、選択駆動レバー13の制御溝13c内を
(ロ)方向へ相対的に摺動する。よって図7から図9の
状態に至る間に制御溝13cに沿って位置制御軸74が
下降し、図9の状態では位置制御軸74が制御溝13c
内の(h)の位置となる。よって図7の状態では上方位
置にあった従動ローラ71は、図9の状態で最下段に下
降する。
【0050】またマガジンホルダ5が図7の位置から
(ロ)方向へ前進する間、図6に示す付勢レバー61の
折曲片61bが、当初はマガジンホルダ5の側板5cの
上縁5dの直線部(f)を摺動するため、ローラ支持板
56は(ハ)方向へ回動したままであり、送りローラ5
5は図7に示すように下降位置に維持される。そしてマ
ガジンホルダ5が図9に示す位置まで前進する直前に、
前記折曲片61bがマガジンホルダ5の側板上縁5dの
傾斜部(g)に対向するに至る。このときスプリング6
4の付勢力により付勢レバー61が(ホ)方向へ回動さ
せられ、また連結レバー63が(イ)方向へ引かれるた
め、ローラ支持板56は(ニ)方向へ回動する。そして
ローラ支持板56に支持されている送りローラ55は、
スプリング64の付勢力により図9の位置にある従動ロ
ーラ71に圧接させられる。再生ユニット4にディスク
Dがクランプされていた場合には、クランプ解除された
ディスクDの(ロ)側端部が送りローラ55と従動ロー
ラ71とで挟持される。
【0051】このように図7の位置からマガジンホルダ
5が(ロ)方向へ前進しているときは、ローラ支持板5
6が(ハ)方向へ回動したままであるため、ローラ支持
板56の切欠き56eの前縁部56fにより遮蔽部材5
3は反時計方向へ押し下げられた姿勢を維持する(図1
参照)。よってマガジンホルダ5が移動する間、遮蔽部
材53の上縁部53b,53bはマガジンホルダ5の底
面から摺動することなく離れている。よって遮蔽部材5
3とマガジンホルダ5との摺動抵抗が生じることなく、
また摺動部の摩耗も生じない。そしてマガジンホルダ5
が図9の状態まで移動したときには、図2にも示すよう
に、ローラ支持板56が(ニ)方向へ回動するため、こ
のとき始めて遮蔽部材53はスプリング54の付勢力に
より時計方向へ回動し、遮蔽部材53の上縁部53b,
53bがマガジンMの(イ)側端部の下面に弾性的に当
接し、マガジンMの下部の隙間が遮蔽される。よってこ
れ以降のマガジン選択動作において、再生ユニット4か
らマガジンM内に戻されるディスクDが誤ってマガジン
Mの下へ入り込むことがない。
【0052】図9の状態では、連結アーム16に設けら
れたロックピン18が側板2aのロック溝2cの凹部
(e)に嵌合し、第2駆動レバー14がロックされるた
め、この第2駆動レバー14と歯車21および歯車23
を介して噛合っているラック板24およびマガジンホル
ダ5は図9の位置に止まったままとなる。よって図9の
状態からさらにモータmにより第1駆動レバー11およ
びこれと一体の選択駆動レバー13が(ロ)方向へ駆動
されると、停止したマガジンホルダ5に支持されたロー
ラホルダ72の位置制御軸74が選択駆動レバー13の
制御溝13c内を摺動し、この制御溝13cの形状に応
じてローラホルダ72が支持軸73を中心として回動さ
せられ、従動ローラ71の高さ位置が変えられる。例え
ば図10に示すように、位置制御軸74が制御溝13c
内の(i)の段差位置に保持された時点でモータmを停
止させ、第1駆動レバー11と選択駆動レバー13を停
止させると、従動ローラ71とこれにスプリング64の
力により圧接されている送りローラ55は、マガジンM
内の下段に収納されたディスクDに対向する。
【0053】また図10の状態にてモータmを停止させ
ず、図10の状態を通過してさらに第1駆動レバー11
および選択駆動レバー13を(ロ)方向へ移動させ、図
11の位置にてモータmを停止すると、ローラホルダ7
2の位置制御軸74が制御溝13cの(j)の位置に保
持される。このとき従動ローラ71とこれに圧接されて
いる送りローラ55はマガジンM内の中段のディスクD
に対向する。同様に、第1駆動レバー11と選択駆動レ
バー13を図12に示す位置まで前進させて停止させる
と、位置制御軸74は制御溝13cの(k)の位置に保
持される。このとき従動ローラ71と送りローラ55は
マガジンMの最上部にディスクを戻し、また最上部のデ
ィスクを引き出せるモードとなる。すなわち、図9に示
す位置にてマガジンホルダ5が停止した後に、選択駆動
レバー13をさらに(ロ)方向へ前進させ、図10、図
11、図12のいずれかの位置で停止させることによ
り、送りローラ55と従動ローラ71はマガジンM内の
いずれかのディスク選択位置に至る。
【0054】ここで図7の状態からマガジンホルダ5が
(ロ)方向へ前進し始めた時点で、再生ユニット4にデ
ィスクDがクランプされていた場合には、前述のように
第2駆動レバー14の移動によりディスクのクランプが
解除され、ディスクDの(イ)側端部が前記ガイドワイ
ヤ48により持ち上げられるが、図9の状態に至った時
点で、ディスクDの(ロ)側端部が送りローラ55によ
り持ち上げられ、送りローラ55と従動ローラ71とで
挟持される。よって図10、図11、図12のいずれか
の選択モードにおいて、ローラ駆動用のモータにより送
りローラ55が時計方向へ駆動されると、クランプが解
除されたディスクDがマガジンMのいずれかの収納位置
に送り込まれる。
【0055】またマガジンM内のいずれかのディスクD
が引き出されるときは、図10、図11または図12に
示す選択モードにて送りローラ55が反時計方向へ駆動
される。このときマガジンMの選択されたディスクDが
図示しない押出機構によりマガジンM内から(イ)方向
へわずかに突出させられる。そしてディスクDが送りロ
ーラ55と従動ローラ71とで挟まれ、送りローラ55
の反時計方向への回転によりディスクDが再生ユニット
4内に引き出される。その後に、モータmの動力により
第1駆動レバー11が(イ)方向へ駆動され、前記と逆
の動作により図1および図7に示すモードに至り、選択
されたディスクDが再生ユニット4内にてクランプさ
れ、またマガジンMはクランパ36の上方位置へ収納さ
れる。
【0056】(動作検知)次に図13(A)(B)に基
づいて、検知装置80による検知動作について説明す
る。前述のように駆動機構10では、単一のモータmに
より、第1駆動レバー11およびこれと一体の選択駆動
レバー13が(イ)−(ロ)方向へ駆動されるが、この
ときの移動範囲は、図8に示す最も(イ)方向へ移動し
たマガジンイジェクトモードから、図12に示す最も
(ロ)方向へ移動した最上部ディスク選択モードまでで
ある。検知装置80では1個のスライド式の可変抵抗器
89の抵抗値の変化によって前記選択駆動レバー13の
移動位置が検出され、これにより上記の各種モードへの
切換えの認識ができるようになっている。
【0057】この検知装置80では、選択駆動レバー1
3が(イ)−(ロ)方向へ移動するにしたがって、変動
アーム82に設けられた摺動ピン84が変動溝81内を
摺動する。図9に示した選択開始状態、図10から図1
2に示した下段、中段、および上段のディスク選択状態
の切換えのために選択駆動レバー13が移動する間、摺
動ピン84は変動溝81の平行部(p)内を移動する。
よって変動アーム82に設けられたピン88により駆動
される検知板85は、選択駆動レバー13とほぼ1対1
の関係で(イ)−(ロ)方向へ移動する。よってこの
間、可変抵抗器89の移動ピン89aの移動距離は長く
なり、図13(B)に示すように、この間に可変抵抗器
89のストロークのほぼ半分以上が使用される。よって
R1ないしR4で示すように、図9から図12に示す切
換状態での抵抗値の変化量が大きくなり、マガジンM内
のディスクの選択動作が高精度な検出に基づいて誤りな
く行われることになる。
【0058】また図8のイジェクトモード、図9のスト
ップおよび再生モードから図9に示す選択開始モードの
間は、摺動ピン84が変動溝81の傾斜部(q)と垂直
部(r)内を移動し、変動アーム82は摺動ピン84を
支点として回動するため、ピン88により駆動される検
知板85の移動距離が短縮される。図13(B)では、
図8に示すイジェクトモードのときの可変抵抗器89の
抵抗値をR6で示し、ストップおよび再生モードのとき
の抵抗値をR5で示している。すなわちR5からR4の
間の検出を必要としない動作の際には、移動ピン89a
の移動量がわずかになる。またこの可変抵抗器89の高
精度な検出動作を行うことにより、従動ローラ71の高
さ位置の検出、ディスクのクランプおよびクランプ解除
の検出、イジェクトモードの検出などにおいて別々の検
知手段を設ける必要がなくなる。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、モータにより
往復駆動される駆動部材の移動力により、ディスク保持
部の移動と、ディスク送り部材のディスク選択位置への
移動が行われる。よってモータ数と部品を削減できる。
また、ディスク保持部が、移動範囲の所定位置でロック
されるため、ディスク保持部の位置を固定した状態でデ
ィスク送り部材を各ディスク選択位置へ正確に移動させ
ることができる。
【0060】請求項2記載の発明では、ディスク保持部
が移動させられているときの前記駆動部材の移動力によ
り、ディスク駆動部でのディスククランプ動作とクラン
プ解除動作が行われるので、さらに動力源を削減できる
ことになる。
【0061】
【0062】請求項4記載の発明では、動力伝達部によ
り移動量が増速されるため、駆動部材の移動距離が短く
ても、ディスク保持部を充分な距離にて移動させること
ができる。
【0063】請求項5記載の発明では、ディスク保持部
が移動しているときに、遮蔽部材がこれに当たらない位
置へ保持されるため、遮蔽部材とディスク保持部の摺動
負荷が生じず、また摺動による摩耗も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクが再生ユニットにクランプされた状態
を示すディスク装置の側面図、
【図2】マガジン内のディスクの選択動作を示すディス
ク装置の側面図、
【図3】筐体の下部シャーシに設けられた部材を示す分
解斜視図、
【図4】筐体の上部シャーシに設けられた部材を示す分
解斜視図、
【図5】筐体内の再生ユニットの構造を示す分解斜視
図、
【図6】筐体の側面を図3と図4の逆側から示す斜視
図、
【図7】ストップおよび再生モードを示す側面図、
【図8】マガジンのイジェクトモードを示す側面図、
【図9】ディスク選択開始状態を示す側面図、
【図10】マガジン内の下段のディスク選択モードを示
す側面図、
【図11】マガジン内の中段のディスク選択モードを示
す側面図、
【図12】マガジン内の上段のディスク選択モードを示
す側面図、
【図13】(A)は検知装置の動作を示す平面図、
(B)は検知装置での検出出力を示す線図、
【図14】従来のディスク選択式ディスク装置の側面
図、
【符号の説明】
1 筐体 2 下部シャーシ 2c ロック溝 3 上部シャーシ 4 再生ユニット 5 マガジンホルダ 10 駆動機構 11 第1駆動レバー 11a ラック 11c クランク溝 12 ピニオンギヤ 13 選択駆動レバー 13c 制御溝 14 第2駆動レバー 14a ラック 16 連結アーム 17 制御ピン 18 ロックピン 21 歯車 23 歯車 24 ラック板 24a ラック歯部 30 ユニットシャーシ 31 ターンテーブル 32 光ヘッド 35 クランプアーム 36 クランパ 37 クランプ駆動レバー 39 移動レバー 41 駆動ピン 42 揺動レバー 47 ディスクガイド部材 47a,47b 規制面 48 ガイドワイヤ 53 遮蔽部材 55 送りローラ 56 ローラ支持板 61 付勢レバー 63 連結レバー 71 従動ローラ 72 ローラホルダ 74 位置制御軸 80 検知装置 81 変動溝 82 変動アーム 85 検知板 89 可変抵抗器 89a 移動ピン

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスクを収納して筐体内を移動
    するディスク保持部(5)と、ディスク保持部が所定位
    置に停止したときにいずれかのディスクに対向する位置
    に選択的に移動するディスク送り部材(71)と、この
    ディスク送り部材により引き出されたディスクをクラン
    プして駆動するディスク駆動部(31)とが設けられて
    いるディスク選択式ディスク装置において、モータ
    (m)により往復駆動される駆動部材(11)と、この
    駆動部材の往復移動の一部の範囲でその移動力を前記デ
    ィスク保持部の移動力として伝達する動力伝達部(1
    4,21,23)と、ディスク保持部が前記所定位置へ
    至ったときに前記動力伝達部をロックして前記ディスク
    保持部を前記所定位置に停止させるロック機構(18)
    と、前記動力伝達部がロックされた後の前記駆動部材
    (11)往復移動力により前記ディスク送り部材(7
    1)を各ディスクの選択位置へ移動させる選択駆動部材
    (13)と、が設けられていることを特徴とするディス
    ク選択式ディスク装置。
  2. 【請求項2】 ディスク保持部が移動させられていると
    きの前記駆動部材の移動力を、ディスク駆動部でのディ
    スククランプ動作とディスクのクランプ解除動作に変換
    するクランプ解除駆動部(37)が設けられている請求
    項1記載のディスク選択式ディスク装置。
  3. 【請求項3】 ディスク保持部(5)が前記所定位置に
    至ったときと、前記所定位置と逆の移動方向の終端位置
    に至ったときの双方において、前記ロック機構(18)
    により前記動力伝達部(14,21,23)がロックさ
    れる請求項1または2記載のディスク選択式ディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 前記動力伝達部は、前記駆動部材の移動
    量よりも前記ディスク保持部の移動量を大きくする増速
    歯車列(21,23)を有している請求項1ないし3の
    いずれかに記載のディスク選択式ディスク装置。
  5. 【請求項5】 ディスク保持部(5)前記所定位置に
    停止したときに、このディスク保持部のディスク出入り
    部の外部に弾圧しディスクがディスク保持部以外の位置
    へ入り込むのを防止する遮蔽部材が設けられており、前
    記ディスク保持部の移動中は、前記ディスク送り部材に
    より、遮蔽部材(53)がディスク保持部から離れる位
    置に保持される請求項1ないし4のいずれかに記載のデ
    ィスク選択式ディスク装置。
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