JP2820821B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JP2820821B2
JP2820821B2 JP3336162A JP33616291A JP2820821B2 JP 2820821 B2 JP2820821 B2 JP 2820821B2 JP 3336162 A JP3336162 A JP 3336162A JP 33616291 A JP33616291 A JP 33616291A JP 2820821 B2 JP2820821 B2 JP 2820821B2
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housing
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弘 阿部
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピックアップシャーシ
が筺体に対して弾性的に支持されている例えば車載用な
どに使用されるディスクプレーヤに係り、特にクランプ
アームを精度よく駆動できるようにしたディスクプレー
ヤに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の車載用の光ディスクプレー
ヤの概略構成を示す斜視図である。同図に示す光ディス
クプレーヤ1は、前面に光ディスク4の挿入孔2aが形
成された筐体2と、この筐体2内にダンパー9などの弾
性部材により弾性的に支持されたピックアップシャーシ
3とを備えている。上記挿入孔2aの奥部側には、挿入
された光ディスク4をピックアップシャーシ3上に取り
込むための一対の取り込みローラ7,8が設けられてい
る。
【0003】上記ピックアップシャーシ3の上面のほぼ
中央には挿入された光ディスク4が設置されるターンテ
ーブル3bが設けられ、側面3dには規制用のピン部材
3cが突出して形成されている。この側面3dに対向す
る筐体2の内壁には矢印A1,A2方向(光ディスク4
の挿入排出方向)へ摺動自在に支持された駆動部材6が
取り付けられ、図示しないモータ等で適宜摺動されるよ
うになっている。この駆動部材6は、図示左端部近傍に
切欠部6aが形成され、また、右端部近傍にはピン部材
6cが突出して形成されている。
【0004】上記切欠部6aは、同図に示すようにほぼ
雨滴形状からなるもので、そのA2方向側には摺動方向
と平行に上記ピン部材3cが挿入される規制用の溝部6
bが形成されている。上記溝部6bの機能は、駆動部材
6がA1方向に摺動して、溝部6b内に上記ピン部材3
cが挿入された時点で、上記ピックアップシャーシ3と
筐体2との図示上下方向などへの相対変位が生じないロ
ック状態となるように作用するものである。さらに、上
記駆動部材6がA1方向に移動して溝部6bとピン部材
3cとが嵌合したときに、駆動部材6のA1方向の移動
力によりピックアップシャーシ3が同方向に押され、ダ
ンパー9により支持されているピックアップシャーシ3
がA1方向へ移動してしまう。そのため、筺体2内に
は、溝部6bとピン部材3cが嵌合したときにピックア
ップシャーシ3がA1方向へ移動しないように規制する
規制部材(図示せず)が設けられている。このように、
ピックアップシャーシ3をロック状態とするのは、挿入
孔2aから光ディスク4を挿入しまたは排出するとき
に、上記ピックアップシャーシ3上に設けられているタ
ーンテーブル3b上に光ディスク4を正常に導いて載置
し、また、載置されている光ディスク4を正常に導いて
排出させるためである。従って、上記ピックアップシャ
ーシ3のロック動作は光ディスク4の挿入,排出時に行
なわれる。
【0005】上記ターンテーブル3bの左右両側部には
上方に延びる起立片3a,3aが形成され、この起立片
3a,3aに設けられた軸により、クランプアーム5が
回動自在に支持されて、このクランプアーム5は図示し
ないスプリングによりピックアップシャーシ3の方向へ
付勢されている。このクランプアーム5の先部にクラン
パ5aが回転自在に支持されている。クランプアーム5
が前記スプリング力により下降したときに、光ディスク
4はクランパ5aとターンテーブル3bとの間に挟持さ
れる。このクランプアーム5の基部には、図示下方に降
り曲げられた係止部5bが設けられており、この係止部
5bの下縁には前記駆動部材6に設けられたピン部材6
cにより持ち上げられる傾斜部5cが形成されている。
【0006】以上の構成では、駆動部材6がモータの動
力によりA1方向に駆動されると、ピン部材6cがクラ
ンプアーム5に設けられた係止部5bの傾斜部5cに当
接し且つ摺動する、このとき発生するモーメントにより
クランプアーム5は上方へ回動して開状態となり光ディ
スク4がアンクランプ状態となる。これと同時に駆動部
材6に形成された切欠部6aの溝部6bにピン部材3c
が相対移動して挿入され、ピックアップシャーシ3の上
下方向の動きが規制され、さらに図示しない規制部材に
よりピックアップシャーシ3のA1方向への移動が規制
される。筺体2内では、このようにして、ダンパー9に
より支持されているピックアップシャーシ3の動きが規
制されてロックされた状態で、クランパ5aがターンテ
ーブル3bから離れ、取り込ローラ7,8により送りこ
まれる光ディスク4を待ち受ける。
【0007】そして光ディスク4が筺体2内に挿入され
た時点で、駆動部材6がA2方向へ駆動され、ピン部材
6cが係止部5bの傾斜部5cから離れ、図示しないス
プリングの付勢力によりクランプアーム5が下降し、光
ディスク4がターンテーブル3b上にクランプされる。
同時に規制用の溝部6bがピン部材3cから離れ、また
ピックアップシャーシ3のA1方向の移動を規制してい
た規制部材が離れ、ピックアップシャーシ3がダンパー
9により弾性的に支持された状態となって、再生動作が
行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記構成で
は、クランパ5aをターンテーブル3bから離すアンク
ランプ動作において、駆動部材6をA1方向へ移動さ
せ、この駆動部材6に設けられたピン部材6cを係止部
5bの傾斜部5cに摺動させ、この摺動力によりクラン
プアーム5をスプリングによる付勢力に対抗させて上昇
させている。すなわち駆動部材6のA1方向の直線移動
力を傾斜部5cの傾斜角度の分力によりクランプアーム
5の持上げ力に変換している。そのため、クランプアー
ム5を下降方向に付勢しているスプリングの弾性力によ
り傾斜部5cとピン部材6cとの摺動摩擦力が非常に大
きくなり、駆動部材6をA1方向へ移動させるときの駆
動負荷が非常に大きくなる。
【0009】さらに、ピン部材6cと傾斜部5cとの摺
動によりクランプアーム5を持ち上げるときに、ダンパ
ー9により支持されているピックアップシャーシ3全体
が上方へ持ち上げられようとする。したがってクランプ
動作とほぼ同時に溝部6bがピン部材3cと嵌合すると
きにピックアップシャーシ3と共に持ち上げられようと
するピン部材3cと、筺体2の内側に設けられている駆
動部材6の溝部6bとの摺動摩擦力が非常に大きくな
り、駆動部材6のA1方向への駆動負荷がさらに大きく
なる。
【0010】また、図7に示す従来例では、クランプア
ーム5がピックアップシャーシ3に支持され且つ傾斜部
5cがクランプアーム5と一体に設けられており、また
クランプアーム5を持ち上げるための駆動部材6が筺体
2側に支持されている。そのため係止部5bに形成され
た前記傾斜部5cの形状の誤差、駆動部材6の取り付け
位置の誤差、駆動部材6に設けられたピン部材6cの位
置誤差などの累積公差により、クランプアーム5の持上
げ角度に製品ごとのばらつきが生じ、この累積公差が大
きい場合には、挿入されてくる光ディスク4の先端がク
ランパ5aなどに当ってしまうこともある。
【0011】そこで本発明は、クランパをターンテーブ
ルから離すときの駆動系に作用する駆動負荷を低減させ
るとともに、クランプアームの開閉動作の角度誤差を最
少にできる光ディスクプレーヤを提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、筺体内に弾性的に支持されているピ
ックアップシャーシと、ピックアップシャーシに回動自
在に支持されて前記ピックアップシャーシ上に設けられ
たディスク設置部との間でディスクを挟持するクランプ
アームが設けられているディスクプレーヤにおいて、前
記ピックアップシャーシにはその回動動作により前記ク
ランプアームをクランプとアンクランプ方向へ移動させ
るアーム開閉部材が設けられており、且つ筺体側にはそ
の動作により前記ピックアップシャーシを筺体に対して
移動しないように規制する駆動部材が設けられ、この駆
動部材には前記アーム開閉部材に当接してこのアーム開
閉部材を駆動する押圧部が設けられているものである。
【0013】
【作用】上記手段では、ディスクを挿入,排出するとき
には、筺体側に設けられた駆動部材が一方向へ駆動さ
れ、その押圧部がピックアップシャーシ側に設けられた
アーム開閉部材を回動させ、このアーム開閉部材の回動
力によって同じくピックアップシャーシに支持されたク
ランプアームがアンクランプ方向へ駆動される。また駆
動部材の前記一方向の動作により、前記アンクランプ動
作とほぼ同時にピックアップシャーシを規制する規制部
が動作させられ、筺体内にて弾性的に支持されているピ
ックアップシャーシが筺体内にて動かないように規制さ
れる。前記クランプアームとアーム開閉部材は同じピッ
クアップシャーシ側に設けられているので、クランプア
ームとアーム開閉部材との相対位置のばらつきを小さく
でき、よってクランプアームの開放角度の誤差を小さく
できるようになる。また例えば前記駆動部材の駆動方向
をピックアップシャーシに対して水平の向きにすれば、
駆動部材の駆動力によりピックアップシャーシに持上げ
力が作用するのを防止でき、この持上げ力に対する反力
が駆動部材に負荷として作用するのを防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、一実施例として車載用の光ディスクプレ
ーヤの構成を示す側面図、図2はその一部拡大図、図3
と図4はディスクアンクランプ動作を説明する動作説明
図、図5はピックアップシャーシを規制する規制機構の
一例を示す平面図、図6はこの規制機構の他の実施例を
示す部分側面図である。同図に示す光ディスクプレーヤ
10は、筐体2内にピックアップシャーシ3が複数のダ
ンパー16(図5参照)を介して支持されている。この
ダンパー16はオイルダンパーあるいはエアーダンパー
である。ダンパー16は、ピックアップシャーシ3の底
面と筺体2の底面との間に介装され、ピックアップシャ
ーシ3は筺体2内で弾性的に支持されている。
【0015】上記ピックアップシャーシ3の図示左端部
には起立片3a,3aが形成され、この起立片3a,3
aに設けられた軸3eを中心としてクランプアーム17
が回動自在に取り付けられている。このクランプアーム
17の先端にはクランパ5aが取り付けられている。上
記ピックアップシャーシ3の側面3dには軸12aが設
けられ、この軸12aにアーム開閉部材12が回動自在
に取り付けられている。このアーム開閉部材12は、ほ
ぼL字状からなる板状のもので、アーム上端部12bに
は円柱状のガイドピン12cが設けられ、アーム下端部
12dには詳細を後述する駆動部材11の一端部が当接
する円柱形状からなる当接ピン12eが設けられてい
る。アーム下端部12dとピックアップシャーシ3の側
面との間にはコイルスプリング13が掛けられ、このコ
イルスプリング13の弾性力によりアーム開閉部材12
は軸12aを中心として常に反時計方向へ付勢されてい
る。
【0016】アーム開閉部材12のアーム上端部12b
に設けられた前記ガイドピン12cは、ピックアップシ
ャーシ3上に回動自在に取り付けられている前記クラン
プアーム17の側面に形成されている開閉部14に挿入
されている。この開閉部14はクランプアーム17から
一体に折り曲げられた板状のもので、ここに上記ガイド
ピン12cをガイドするガイド溝15が形成されてい
る。このガイド溝15は、上部側15aが図1の状態に
て光ディスク4の挿入,排出方向A1,A2とほぼ直交
する方向に形成され、また下部側15bは、図3と図4
の状態においてアーム開閉部材12の軸12aを中心と
する半径Rの円弧軌跡にほぼ一致するように形成されて
いる。従って、上記アーム開閉部材12に形成されてい
るガイドピン12cが、上部側15aに位置するとき
は、アーム開閉部材12の回動によりクランプアーム1
7に回動力が与えられ、ガイドピン12cが下部側15
bに位置するときは、アーム開閉部材12の回動により
クランプアーム17に回動力は与えられない。
【0017】上記駆動部材11は、図5に示すように断
面がコの字形状に折り曲げられているものであり、その
底部が筺体2の底面に設けられたガイドピン21,21
によりA1とA2方向へ摺動自在に支持されている。駆
動部材11の図5における図示下側の折曲部11aには
紙面垂直方向に延びる溝11bが形成されている。一方
筺体2の側板には駆動カム22が設けられ、この駆動カ
ム22に設けられた駆動ピン23が前記溝11bに挿入
されている。図示しない動力伝達機構から切換ギヤ24
を介して駆動カム22に正逆ほぼ180度の回転が与え
られると、駆動ピン23により駆動部材11はA1また
はA2方向へ駆動される。駆動部材11の図5における
図示上方すなわち筺体2の内方側の折曲部11dには押
圧部11cが折り曲げられており、この押圧部11cが
アーム開閉部材12のアーム下端部12dに設けられた
当接ピン12eに図示右方向から対向している。
【0018】次に、筺体2内部に設けられたピックアッ
プシャーシ3をロックする規制機構を図5により説明す
る。同図に示すように前記駆動部材11の折り曲げ底部
の図示右側には連結ピン25が設けられ、筺体2の底面
に設けられた軸27に対して回動自在に設けられた連結
リンク26がこの連結ピン25により回動駆動される。
連結リンク26にはピン28が設けられ、このピン28
がロックレバー29に係合されている。ロックレバー2
9は筺体2の底面に設けられたガイドピン31,31に
よりほぼ円弧状の軌跡によりB1−B2方向へ移動自在
に設けられている。図5において駆動部材11がA1方
向へ駆動されると連結リンク26を介してロックレバー
29がB1方向へ駆動され、駆動部材11がA2方向へ
駆動されると、ロックレバー29はB2方向へ駆動され
る。
【0019】図5に示すように、筺体2の底面には軸3
2を介してロック部材33が回動自在に支持され、駆動
部材11がA2方向へ駆動されると、このロック部材3
3が反時計方向ヘ駆動され、ロック部材33の先端のピ
ン33aがピックアップシャーシ3に設けられた溝3f
に掛止される。また筺体2の底面には軸34を介してロ
ックアーム35が回動自在に支持され、このロックアー
ム35はロックレバー29がB2方向へ駆動されたとき
に時計方向へ駆動され、ロックアーム35の先端の二又
部35aによりピックアップシャーシ3の図示右側の支
持片3gが挟持される。また筺体2の底面に設けられた
軸36によりロック部材37が回動自在に支持され、ロ
ックレバー29がB2方向へ駆動されたときにこのロッ
ク部材37は反時計方向へ駆動される。このときロック
部材37の先端のピン37aがピックアップシャーシ3
の溝3hに掛止される。
【0020】また図5において筺体2の図示上側の側板
にはロックスライダー41が設けられており、前記ロッ
ク部材37が反時計方向へ駆動されたときに、ロック部
材37に設けられたアーム37bによりロックスライダ
ー41はA2方向へ駆動される。このとき、ロックスラ
イダー37に設けられた突起41aがピックアップシャ
ーシ3の溝3iに係止される。
【0021】以上の構成を備えた一実施例装置の動作に
ついて、図3及び図4をも参照して説明する。図1に示
す状態では、駆動部材11がA1方向ヘ移動してアーム
開閉部材12から離れ、アーム開閉部材12はスプリン
グ13により反時計方向へ付勢されている。そしてアー
ム開閉部材12に設けられたガイドピン12cがガイド
溝15の上部側15aに係合し、アーム開閉部材12の
反時計方向の付勢力によりクランプアーム17に対し軸
3eを中心として時計方向の付勢モーメントが与えら
れ、クランプアーム17の先端に設けられたクランパ5
aにより光ディスク4はターンテーブル3b上に挟持さ
れている。ディスクの排出モードが選択されると、図示
しないモータにより図5に示す切換ギヤ24に回転力が
与えられ、且つ取り込みローラ7が図1において時計方
向へ回転しながら上昇し、ローラ7と8とで光ディスク
4が挟持される。ローラ7と8とで光ディスクが挟持さ
れる前のタイミングにて切換ギヤ24の動力が駆動カム
22に与えられ、駆動カム22がほぼ180度回転して
駆動ピン23により駆動部材11がA2方向へ駆動され
始める。
【0022】A2方向へ移動する駆動部材11に設けら
れた押圧部11cは図3に示すように、アーム開閉部材
12のアーム下端部12dに設けられた当接ピン12e
に当り、この当接ピン12eをA2方向へ押圧する。よ
ってアーム開閉部材12は軸12aを中心として図示時
計方向に回転させられる。このアーム開閉部材12の回
転力は、ガイドピン12cとガイド溝15の上部側15
aとの摺動により開閉部14に伝達され、クランプアー
ム17はスプリング13の付勢力に対抗して軸3eを中
心とする反時計方向へ回転させられる。
【0023】このように駆動部材11のA2方向の移動
によりクランプアーム17が開放方向へ駆動されるが、
駆動部材11がA2方向へ移動する移動力は、ピックア
ップシャーシ3に対し同じくA2方向への押圧力を与え
るだけであり、ピックアップシャーシ3に対して図示上
方向への持上げ力を与えることはない。すなわち、クラ
ンプアーム17を回転させる力自体は、ピックアップシ
ャーシ3側に取り付けられたアーム開閉部材12及び開
閉部14によっていわば内力として発生するだけであ
る。
【0024】そして図3に示すように、アーム開閉部材
12のガイドピン12cがガイド溝15の上部側15a
と下部側15bとの境(イ)に位置したときに、クラン
プアーム17の開放角度が定まり、その後ガイドピン1
2cはガイド溝15の下部側15b内を移動する。ガイ
ド溝15の下部側15bは、図3と図4の状態のときに
軸12aを中心としたほぼ円周上に形成されているた
め、ガイドピン12cが下部側15bに移動した以後は
(図4の状態)、アーム開閉部材12の回動によってク
ランプアーム17に回動力は与えられない。このように
本実施例では、アーム開閉部材12とクランプアーム開
閉部14との相対的な位置関係に基づいてクランプアー
ム17の回動角度が決定されるため、駆動部材11の移
動位置とピックアップシャーシ3との相対的な位置関係
にばらつきがある場合であっても、駆動部材11のA2
方向への最終的な移動位置の誤差は、ガイド溝15の下
部側15bの円弧軌跡により吸収され、よってクランプ
アーム17を常に一定した角度に回動させることができ
る。
【0025】なお、上記駆動部材11がA2方向へ駆動
され始めた直後に、駆動部材11のA2方向の駆動力に
より図5に示すロック部材33が反時計方向へ駆動さ
れ、ピン33aによりピックアップシャーシ3がロック
される。また駆動部材11のA2方向の動力によりロッ
クレバー29がB2方向へ駆動される。このロックレバ
ー29の駆動力によりロックアーム35が時計方向へ駆
動されてその先端の二又部35aによりピックアップシ
ャーシ3の支持片3gが挟持され、さらにロック部材3
7が反時計方向へ駆動されてピン37aによりピックア
ップシャーシ3がロックされる。さらにロックスライダ
ー41がA2方向へ駆動されて、突起41aによりピッ
クアップシャーシ3がロックされる。
【0026】上記のように駆動部材11がA2方向へ駆
動され始めた直後に各ロック部材33,37、ロックア
ーム35ならびにロックスライダー41によりピックア
ップシャーシ3がA1−A2方向及び上下方向へ完全に
ロックされてから、前記クランプアーム17の開放動作
が行われる。よって駆動部材11の押圧部11cがアー
ム開閉部材12をA2方向へ押圧するときに、ピックア
ップシャーシ3が同方向へ押し出されることはない。図
4に示すように、クランプアーム17が回動すると、ク
ランパ5aによるクランプが解除された光ディスク4
は、取り込みローラ7と8とで挟持されローラ8の回転
により筺体外部へ排出される。
【0027】次に光ディスク4が挿入されるときは、上
記の動作と逆であり、ローラ8の反時計方向への回転に
より光ディスク4が筺体内方へ送られ、所定のタイミン
グにて駆動カム22が駆動されて、駆動部材11がA1
方向へ駆動され、押圧部11cがアーム開閉部材12か
ら離れる。よってアーム開閉部材12はスプリング13
により時計方向へ駆動され、クランプアーム17が時計
方向へ回動して光ディスク4がクランパ5aとターンテ
ーブル3bとで挟持される。また駆動部材11のA1方
向への移動および、ロックレバー29のB1方向への移
動により、各ロック部材33と37、ロックアーム3
5、ロックスライダー41によりピックアップシャーシ
3のロックが解除される。
【0028】次に図6はピックアップシャーシ3をロッ
クするための他の実施例を示している。この実施例で
は、押圧部11cを有する駆動部材11に穴51ならび
にロック溝51aが形成され、駆動部材11のA2方向
への移動力によりロック溝51aが、ピックアップシャ
ーシ3に設けられたピン42に嵌合する。また筺体2の
側板には軸44を中心として回動するロックアーム45
が設けられている。このロックアーム45に設けられた
ピン46は駆動部材11に形成されたガイド溝43に挿
入されている。駆動部材11がA2方向へ駆動される
と、ガイド溝43により筺体2側に設けられたロックア
ーム45が時計方向へ駆動され、その先端のロック溝4
5aが、ピックアップシャーシ3に設けられたピン47
に嵌合する。この構造では、駆動部材11の押圧部11
cがアーム開閉部材12の当接ピン12eをA2方向へ
押すときに、ピックアップシャーシ3に設けられたピン
42がロック溝51aに嵌合してピックアップシャーシ
3の上下方向の規制が行われ、またロック溝45aがピ
ン47に嵌合してピックアップシャーシ3の図示上方な
らびにA1−A2方向の規制が行われる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ピックア
ップシャーシに設けられたアーム開閉部材により同じく
ピックアップシャーシに設けられたクランプアームが開
放駆動されるため、クランプアームの開放角度は、同じ
ピックアップシャーシに設けられたアーム開閉部材とク
ランプアームとの組立精度のみにより決定され、よって
クランプアームの開放角度を高精度に設定できる。
【0030】また駆動部材の一方向の動作によりアーム
開放部材が駆動されるが、このアーム開放部材を押す方
向を例えば水平方向にすれば、駆動部材の動力によりピ
ックアップシャーシが持ち上げられることがなく、よっ
て駆動部材に作用する負荷を最小にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての車載用の光ディスクプレーヤ
の構成を示す側面図。
【図2】図1に示す光ディスクプレーヤの部分拡大詳細
図。
【図3】図1に示す光ディスクプレーヤの動作状態を示
す説明図。
【図4】図1に示す光ディスクプレーヤの動作状態を示
す説明図。
【図5】ピックアップシャーシをロックする規制機構を
示す平面図。
【図6】上記規制機構の他の実施例を示す説明図。
【図7】従来の光ディスクプレーヤの概略構成を示す斜
視図。
【符号の説明】
3 ピックアップシャーシ 3b ターンテーブル 3c ピン部材 4 光ディスク 5a クランパ 11 駆動部材 11c 押圧部 12 アーム開閉部材 12c ガイドピン 13 スプリング 14 開閉部 15 ガイド溝 17 クランプアーム 33,37 ロック部材 35 ロックアーム 41 ロックスライダー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筺体内に弾性的に支持されているピック
    アップシャーシと、ピックアップシャーシに回動自在に
    支持されて前記ピックアップシャーシ上に設けられたデ
    ィスク設置部との間でディスクを挟持するクランプアー
    ムが設けられているディスクプレーヤにおいて、前記ピ
    ックアップシャーシにはその回動動作により前記クラン
    プアームをクランプとアンクランプ方向へ移動させるア
    ーム開閉部材が設けられており、且つ筺体側にはその動
    作により前記ピックアップシャーシを筺体に対して移動
    しないように規制する駆動部材が設けられ、この駆動部
    材には前記アーム開閉部材に当接してこのアーム開閉部
    材を駆動する押圧部が設けられていることを特徴とする
    ディスクプレーヤ。
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