JP3342138B2 - ショーケース - Google Patents

ショーケース

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JP3342138B2 JP32603093A JP32603093A JP3342138B2 JP 3342138 B2 JP3342138 B2 JP 3342138B2 JP 32603093 A JP32603093 A JP 32603093A JP 32603093 A JP32603093 A JP 32603093A JP 3342138 B2 JP3342138 B2 JP 3342138B2
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裕 高倉
教泰 塩地
修司 樫出
俊明 宮武
佳久 石田
善一 柿沼
治信 井口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生鮮食品や冷凍食品な
どを所定温度に保ちながら陳列するショーケースに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種のショーケースとして、例えば図
4に示したような、開口部1が形成された接客面2の側
に冷気によるエアカーテン3を形成し、温度調節される
べき庫内4と外気とを遮断するように構成したオープン
ショーケースと称されるショーケースがあり、主にスー
パーマーケットやコンビニエンスストアなどで生鮮食品
や冷凍食品などに販売に広く使用されている。
【0003】エアカーテン3は、接客側のケース上部に
下向きに設けられたエア吐出口5から冷気を吹き出し、
接客側のケース下部に上向きに設けられたエア吸入口6
に吸い込まれる冷気によって形成されるものであり、エ
ア吐出口5から吹き出した他の冷気は庫内4に供給され
て、棚7などに陳列した図示しない生鮮食品や冷凍食品
などの商品を冷却した後、エアカーテン3を形成した冷
気と共にエア吸入口6に吸入される。
【0004】そして、エア吸入口6に吸入されたエア
は、ケース本体の外壁8と庫内壁9との間に形成された
エア循環路10に設置してあるファン11により強制循
環させられて、冷却器12に触れて冷却され、エア吐出
口5から再び吐出する循環を行う。
【0005】なお、多量の商品が陳列でき、消費者が購
入し易いように、ケース本体の下部側の奥行が上部側の
奥行より大きく形成されているので、図示したように上
部側のエア吐出口5は斜め前方に向けて開口し、下部側
のエア吸入口6はケース背面側に傾いた開口となってい
る。
【0006】上記のように庫内4が外気と遮断されて庫
内温度が調節されるショーケースにおいて、接客面2が
図5に示すようにコーナ部13を介して複数形成される
ゴンドラタイプのオープンショーケースが、陳列効果が
高いとして近年盛んに使用されるようになってきてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、接客面2が図
5に示すようにコーナ部13を介して複数形成されるゴ
ンドラタイプのショーケースにおいては、図6に符号A
で示す下部側コーナ部13aに近い領域の温度が、冷気
の供給が不足するために庫内4の他の部位より高くなる
と云った問題点があり、この点の解決が課題となってい
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するための具体的手段として、コーナ部を介
して接客面が複数形成された陳列室の接客側上部に設け
たエア吐出口から温度調節したエアを吐出し、この吐出
したエアの一部を陳列室の接客側下部に設けたエア吸込
口に流入させて陳列室の前面に末広がり状のエアカーテ
ンを形成すると共に、残余のエアを陳列室内に供給して
陳列室内を所定の温度に調節維持するショーケースにお
いて、コーナ近傍におけるエア吐出口を複数個のエアを
吐出する小孔から構成すると共に、その小孔をコーナ部
の頂点側に漸次方向付けしてコーナ近傍のエア吐出口を
そのコーナ部の頂点側に漸次方向付けしたショーケース
を提供することにより、前記した従来技術の課題を解決
するものである。
【0009】
【作用】コーナ近傍におけるエア吐出口がそのコーナ部
の頂点側に漸次方向付けされているので、接客側下部の
コーナまで十分な量の冷気が供給され、エア吐出口から
最も離れたコーナの温度も他の部位と同様に低下する。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図3に基づいて本発明になるシ
ョーケースを詳細に説明する。なお、理解を容易にする
ためこれらの図においても図4〜図6で説明した機能と
同様の機能を有する部分には同一の符号を付すと共に、
必要に応じて前記図4〜図6も本発明の説明に用いた
が、本発明の理解を妨げない範囲で従来技術と同一であ
る機構の説明は省略した。
【0011】図1〜図3に示した本発明になるショーケ
ースは、上側のコーナ部13bの近傍において、ハニカ
ム状に配設されて冷気を吐出する多数の小孔5aの開口
方向がコーナ部13bの頂点13cの側に傾くように湾
曲させた整流器18を配置することにより、エア吐出口
5が形成されたショーケースである。
【0012】このため、本発明のショーケースにおいて
は、下側のコーナ部13aに近い庫内4の領域Aに多量
の冷気が供給されるので、この部分の冷却が十分行われ
る結果、庫内4の他の部位と同様の温度にまで冷却され
る。
【0013】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨に沿って
各種の変形実施が可能である。
【0014】例えば、小孔5aの開口している下端が、
同一水平面に収まるように形成した整流器を整流器18
に代えて使用することが可能である。また、エア吐出口
5を複数のスリットにより形成することも可能である。
また、エアの温度を調節するための冷却器12などは、
ケース本体以外に設置されていても良い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、コーナ部
を介して接客面が複数形成された陳列室の接客側上部に
設けたエア吐出口から温度調節したエアを吐出し、この
吐出したエアを陳列室の接客側下部に設けたエア吸込口
に流入させて陳列室の前面に末広がり状のエアカーテン
を形成し、陳列室内を所定の温度に調節維持するショー
ケースにおいて、コーナ近傍におけるエア吐出口を複数
個のエアを吐出する小孔から構成すると共に、その小孔
をコーナ部の頂点側に漸次方向付けしてコーナ近傍のエ
ア吐出口をそのコーナ部の頂点側に漸次方向付けしたシ
ョーケースであるので、コーナ部のエア吐出口から温度
調節されたエアが多量に吐出する。
【0016】したがって、エア吐出口から最も遠く離れ
た接客側下部のコーナ部にまで温度調節されたエアが十
分供給されるので、従来は温度管理し難かったコーナ部
についても庫内の他の部位と同様の温度に調節すること
ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるショーケースの説明図。
【図2】本発明になるショーケースを接客面側から見た
説明図。
【図3】エア吐出口の構成を示す説明図。
【図4】従来技術の説明図。
【図5】図4のショーケースを斜視図で示した説明図。
【図6】図4のショーケースを平面図で示した説明図。
【符号の説明】
1 開口部 2 接客面 3 エアカーテン 4 庫内 5 エア吐出口 5a 小孔 6 エア吸入口 7 棚 8 外壁 9 庫内壁 10 エア循環路 11 ファン 12 冷却器 13・13a・13b コーナ部 13c 頂点 18 整流器 A 領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮武 俊明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 石田 佳久 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 柿沼 善一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 井口 治信 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−174275(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 17/08 320

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーナ部を介して接客面が複数形成され
    た陳列室の接客側上部に設けたエア吐出口から温度調節
    したエアを吐出し、この吐出したエアを陳列室の接客側
    下部に設けたエア吸込口に流入させて陳列室の前面に末
    広がり状のエアカーテンを形成し、陳列室内を所定の温
    度に調節維持するショーケースにおいて、コーナ近傍に
    おけるエア吐出口を複数個のエアを吐出する小孔から構
    成すると共に、その小孔をコーナ部の頂点側に漸次方向
    付けしてコーナ近傍のエア吐出口をそのコーナ部の頂点
    側に漸次方向付けしたことを特徴とするショーケース。
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