JP3337787B2 - 路上走行可能な破砕プラント車 - Google Patents

路上走行可能な破砕プラント車

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JP3337787B2
JP3337787B2 JP27297693A JP27297693A JP3337787B2 JP 3337787 B2 JP3337787 B2 JP 3337787B2 JP 27297693 A JP27297693 A JP 27297693A JP 27297693 A JP27297693 A JP 27297693A JP 3337787 B2 JP3337787 B2 JP 3337787B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の実施の形態】この発明は,建造物,構造物,掘
削等で発生するコンクリート,アスファルト,岩石等の
塊状物を所望なサイズに破砕して再利用可能な破砕物を
作る破砕プラントを車両に搭載して一般道路を走行でき
る路上走行可能な破砕プラント車に関する。
【0002】
【従来の技術】最近,特に都市,住宅街,市街地等で
は,中高層住宅,建造物,構造物等の取り壊し,建て替
え等が盛んに行われ,再開発が行われている。その際,
発生するコンクリート,アスファルト等の塊状物の処理
方法として,建造物,構造物等の廃材,コンクリート,
アスファルト等の塊状物を,その発生現場において破砕
機によって破砕処理し,破砕物を砂利等の路面材,建造
物,構造物等の基礎材,掘削後の埋戻材として再利用即
ちリサイクルして使用する方法が行われるようになって
きた。この方法によれば,塊状物を投棄する量自体を減
らすことができ,またこれらの塊状物の埋め立て処分
地,投棄場所を求めて,それらの塊状物を車両等で長距
離搬送する必要がなくなると共に,破砕物をリサイクル
可能にして限られた資源である砂利等の代用品として有
効利用でき,環境保護,資源保護にも貢献することがで
きる。
【0003】コンクリート,アスファルト,廃材等の塊
状物を破砕する破砕プラントとして処理場に設置して使
用する設置型の破砕プラントは,基本的には,かかる塊
状物を破砕する破砕機をトレーラに搭載して所定の処理
場へ搬送し,塊状物の処理場でトレーラから破砕機を降
ろして組み付け,配置することにより設置されるもので
ある。破砕機以外にも,破砕された破砕物を選別する振
動篩機,発電機等の駆動装置,及びコンベヤ等の搬送装
置等をトレーラに搭載することもできるが,いずれもト
レーラから降ろして組み付け,配置する必要があった。
破砕プラントをかかる塊状物の発生地と異なる処理場に
設置することは,搬送・組み付け作業が大仕事であり,
人手を多く要することから破砕処理に要するコストの上
昇の原因となっているばかりでなく,スペースの確保や
地価の観点から破砕処理場の確保自体が困難になってお
り,また,破砕処理場が塊状物発生地からの距離が遠い
程,塊状物を搬送するのに運搬コストがかかり過ぎると
いう問題がある。また,塊状物の発生地に近接して破砕
処理場を作ることができたとしても,破砕プラントの作
動によって騒音,振動等が発生することで好ましくない
ことであり,特に,市街地,住宅地等では好ましくな
い。
【0004】一方,車輪付きの移動型破砕プラント車も
開発されているが,処理場内だけの移動を目的とするも
のである。破砕プラントを搭載しつつ路上を走行するた
めには,道路運送車両法の保安基準(以下単に,保安基
準という)により車両の幅,高さ等の制限を満たす必要
があるが,普通に期待される塊状物処理能力を備えた移
動型破砕プラント車であれば,通常は,このような保安
基準による規制のため一般道路を走行できないものであ
った。
【0005】そこで,本出願人は,上部に建造物,構造
物等の廃材,コンクリート,アスファルト等の塊状物の
投入用ホッパを設けた塊状物を破砕し再利用するための
破砕機,該破砕された破砕物を選別する振動篩機,前記
破砕機で破砕された破砕物を前記破砕機から前記振動篩
機に搬送する搬送コンベヤ,前記振動篩機で選別した所
定以上のサイズの破砕物を再度破砕するため前記振動篩
機から前記破砕機へ回送する戻しコンベヤ,これらの機
器を駆動する発電機等の駆動装置から成る破砕プラント
を,保安基準に適合できるように,路上走行可能なトレ
ーラ上に設置し,しかも,都市部,市街地等で破砕プラ
ントを作動しても騒音,振動等の発生を極力低減するこ
とができる路上走行可能な破砕プラント車を既に提案し
ている〔例えば,特願平5−71214号(特開平6−
254429号公報参照)〕。
【0006】上記路上走行可能な破砕プラント車によれ
ば,トレーラに破砕プラントを設置したまま道路を走行
し,破砕プラントを設置したトレーラそのものをコンク
リート,アスファルト等の破砕物の発生現場に搬入する
ことができ,またトレーラに破砕プラントを設置した状
態のままで直ちに塊状物の破砕処理を行うことができる
と共に,作業の段取り等に時間をとることなく,効率的
に破砕処理を行うことができる等の利点がある。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】しかしながら,路上走行可能な破砕プラン
ト車において,破砕機への塊状物の投入と,前記振動篩
機から戻しコンベヤにより前記破砕機へ回送されて再度
破砕される前記振動篩機で選別した所定以上のサイズの
破砕物の投入について,それぞれ専用の投入案内のため
の構造を用意することなく,破砕機への被破砕物即ち塊
状物の投入機構を複雑化することなく,且つ広さに制限
ある車体フレーム上のスペースを有効に活用できれば,
更に好ましいものである。
【0008】また,塊状物は,乾いたコンクリート塊だ
けとは限らず,水分を含む粘土質等の滑らかな表面に付
着しやすい粘稠物を含む場合があり,前記振動篩機で選
別した所定以上のサイズの破砕物についても,元来水分
を含むものであったり,また粉塵飛散防止のために散水
又は噴射されて水分を含むことになって,滑らかな表面
に付着しやすい粘稠物である場合がある。このような場
合には,前記破砕機の内壁面及びそのホッパの壁面に粘
稠物が付着して,以後の塊状物や前記所定以上のサイズ
の破砕物の破砕機内への投入が妨げられることがある。
更に,付着した粘稠物がホッパの重量のバランスを崩し
てホッパの振動を助長する虞もあった。したがって,破
砕機のホッパへ投入される塊状物や破砕物が,壁面に付
着しやすい粘稠物を含んでいても,かかる粘稠物が内壁
面に付着しないようにする必要がある。
【0009】また,前記破砕機の破砕処理は,元来相当
の振動を伴うものであり,そのため破砕機の上部に設け
たホッパの振動もかなりなものとなる。一方,前記戻し
コンベヤも振動することはあってもホッパの振動とは無
関係に振動するので,ホッパと戻しコンベヤとの相対振
動が大きくなり,前記振動篩機で選別され戻しコンベヤ
によって回送される所定以上のサイズの破砕物が,破砕
機のホッパの所定位置に投入されないことがある。ホッ
パの外に排出されてしまった破砕物は,破砕プラント車
の車体フレーム上や周囲の環境を汚したり,車体フレー
ム上で作業している作業員の安全を脅かすものであり,
また,車体フレーム上の機器の故障の原因ともなる。し
たがって,ホッパと戻しコンベヤとの相対振動を防止
し,振動したとしても両者が一体に振動し,戻しコンベ
ヤからの所定以上のサイズの破砕物が破砕機上部のホッ
パに確実に投入されるようにする必要がある。
【0010】更に,前記戻しコンベヤの搬出端から前記
ホッパに投入される前記所定以上のサイズの破砕物は,
落下するときに前記ホッパに衝撃を与え,前記ホッパに
変形や損傷を与えることがあるため,前記衝撃を緩和し
てホッパ本来の構造を保護する必要があるという課題も
あった。
【0011】この発明の目的は,上記の課題を解決する
ことであり,建造物,構造物等の廃材,コンクリート,
アスファルト等の塊状物を破砕し再利用するための破砕
機,該破砕された破砕物を選別する振動篩機,戻しコン
ベヤ,搬送コンベヤ,これらの機器を駆動する発電機等
の動力源から成る破砕プラントを,保安基準に適合でき
るように,路上走行可能なトレーラ上に設置し,しか
も,破砕機の上部に,塊状物と,戻しコンベヤから前記
破砕機へ回送される前記所定以上のサイズの破砕物とに
対して,共通の投入用の構造を設けるようにし,また破
砕機のホッパへ投入される塊状物や破砕物が滑らかな表
面に付着しやすい粘稠物を含んでいても,かかる粘稠物
がホッパへ付着しないようにし,また,ホッパと戻しコ
ンベヤとの相対振動を防止して戻しコンベヤからの所定
以上のサイズの破砕物が破砕機の上部のホッパに確実に
投入されるようにし,更に,戻しコンベヤの搬出端から
ホッパに投入される前記所定以上のサイズの破砕物が,
ホッパに落下するときに衝撃を緩和してホッパ本来の構
造を保護することができる路上走行可能な破砕プラント
車を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は,タイヤにエ
アクッション及び板ばねを介して支持された車両の車体
フレーム上で且つ前記タイヤの後輪の近傍に塊状物を破
砕する破砕機が設置されたエンジンを搭載した路上走行
可能な破砕プラント車において,前記車体フレーム上に
設置された前記塊状物を破砕する破砕機,該破砕機に前
記塊状物をスムースに投入して破砕するため前記破砕機
に取り付けられた加振機,前記車体フレーム上に設置さ
れた前記破砕機によって破砕された破砕物を選別する振
動篩機,前記破砕機で破砕された前記破砕物を前記破砕
機から前記振動篩機に搬送する搬送コンベヤ,前記振動
篩機で選別した所定以上のサイズの破砕物を再度破砕す
るため前記振動篩機から前記破砕機に回送する戻しコン
ベヤ,及び前記振動篩機で選別した所定以下のサイズの
破砕物排出する破砕物排出手段を具備し,前記破砕機
には塊状物投入用ホッパが設けられ,前記加振機は前記
ホッパの外壁面に設けられ,前記ホッパと前記戻しコン
ベヤとの相対振動を防止するため前記戻しコンベヤの搬
出部と前記ホッパとを連結する振止め金具が設けられて
いることを特徴とする路上走行可能な破砕プラント車に
関する。
【0013】前記車体フレーム上には,前記破砕機,前
記振動篩機,前記搬送コンベヤ及び前記戻しコンベヤを
作動するための駆動装置が設置されている。
【0014】前記振止め金具は,前記ホッパの縁部に係
止する挟持片と前記戻しコンベヤのフレームに係止する
挟持片とを有し,且つ前記ホッパ又は前記戻しコンベヤ
に連繋されている。
【0015】この路上走行可能な破砕プラント車は,前
記戻しコンベヤの搬出端から前記ホッパに投入される前
記破砕物が落下する位置に対応するホッパ上面を覆うこ
とができるホッパ保護カバーを移動可能に取り付けたも
のである。更に,前記ホッパ保護カバーは,前記戻しコ
ンベヤの作動時には破砕物の落下する位置に対応する前
記ホッパ上面へと移動可能であり,また前記戻しコンベ
ヤの非作動時には前記ホッパ上面から離れた位置へ移動
可能である。
【0016】また,この発明は,タイヤにエアクッショ
ン及び板ばねを介して支持された車両の車体フレーム上
で且つ前記タイヤの後輪の近傍に塊状物を破砕する破砕
機が設置されたエンジンを搭載した路上走行可能な破砕
プラント車において,前記車体フレーム上の前部に設置
され且つ前記破砕機で前記塊状物を破砕した破砕物を選
別する振動篩機,前記破砕機で破砕された前記破砕物を
前記破砕機から前記振動篩機に搬送するため前記車体フ
レーム上に設置され且つ前記破砕機の下部の排出シュー
トから前記振動篩機のホッパへと上方へ傾斜して一方向
にダイレクトに延びる搬送コンベヤ,前記振動篩機で選
別した所定以上のサイズの前記破砕物を再度破砕するた
め前記車体フレーム上に設置され且つ前記振動篩機の排
出部から前記破砕機の塊状物投入用ホッパへと上方へ傾
斜して一方向にダイレクトに延びる戻しコンベヤ,前記
振動篩機で選別した所定以下のサイズの前記破砕物を排
出する破砕物排出手段,並びに前記破砕機に前記塊状物
をスムースに投入して破砕するため前記破砕機に取り付
けられた加振機を具備し,前記タイヤを接地させた状態
で前記破砕機,前記振動篩機,前記搬送コンベヤ,前記
戻しコンベヤ及び前記破砕物排出手段を駆動させ,少な
くとも前記破砕機で発生する衝撃力及び振動を前記エア
クッション,前記板ばね及び前記タイヤで緩衝すること
を特徴とする路上走行可能な破砕プラント車に関する。
【0017】前記車体フレーム上には,前記破砕機,前
記振動篩機,前記搬送コンベヤ及び前記戻しコンベヤを
作動するための駆動装置が設置されていると共に,前記
加振機は前記破砕機の外壁面に設けられている。
【0018】この路上走行可能な破砕プラント車は,上
記のように構成されているので,塊状物を前記破砕機へ
投入する際には,前記ホッパに投入すれば,塊状物は前
記破砕機のホッパを介して破砕機に至り,また,前記戻
しコンベヤからの前記所定以上のサイズの破砕物を破砕
機に回送する際にも,破砕物が前記戻しコンベヤから前
記ホッパに投入され,該ホッパを介して破砕機に送られ
る。特に,この路上走行可能な破砕プラント車は,前記
破砕機壁面及び前記破砕機のホッパ壁面に加振機を取り
付けたので,塊状物や振動篩機で選別した所定以上のサ
イズの破砕物に,内壁面等の滑らかな面に付着しやすい
水分を含む粘土質等の粘稠物が含まれる場合に,破砕機
のホッパに投入される粘稠物が,破砕機を構成する板材
の滑らかな面に衝突して付着するか,或いは付着しよう
としても,破砕機に取り付けた加振機が破砕機を振動さ
せるので,粘稠物は破砕機に付着することなく破砕機に
落とし込まれることになる。したがって,破砕機の重量
分布自体が付着した粘稠物によって崩れることがなく,
破砕機の振動が助長されることもない。
【0019】また,この路上走行可能な破砕プラント車
は,前記戻しコンベヤの搬出端と前記ホッパとを連結し
て前記ホッパと前記戻しコンベヤとの相対振動を防止す
る振止め金具を設けた場合には,破砕機の上部に設けた
ホッパの振動と,戻しコンベヤも振動とは相互に無関係
に振動することができなくなる。このことは,ホッパに
加振機を取り付けて粘稠物のホッパへの付着を防止しよ
うとする場合にも特に有効である。ホッパと戻しコンベ
ヤとの相対振動が前記金具によって抑制されるので,戻
しコンベヤによって回送される所定以上のサイズの破砕
物は,破砕機のホッパの所定の場所に常に投入され,破
砕機に落とし込まれることになる。
【0020】また,この路上走行可能な破砕プラント車
は,前記ホッパの構造部分のうち,前記戻しコンベヤの
搬出端の直下に位置する部分に,該部分を覆うホッパ保
護カバーを取外し自在に設けたものである場合は,前記
戻しコンベヤを稼働して前記振動篩機で選別した前記所
定以上のサイズの破砕物を破砕機に回送して再度破砕し
ようとするときに,前記ホッパ保護カバーを戻しコンベ
ヤの搬出端の直下に移動させて,その位置においてホッ
パに固定される。このとき,前記所定以上のサイズの破
砕物は,戻しコンベヤの搬出端からホッパ内へ落下した
ときに前記ホッパ保護カバーに衝突するので,前記ホッ
パに直接衝撃を与えることはなく,ホッパに対しては衝
撃が緩和される。一方,戻しコンベヤの稼働時には搬出
端が保安基準を満たさない高さにある場合でも,破砕プ
ラント車が路上走行をする場合等の前記戻しコンベヤの
非稼働時には,前記ホッパ保護カバーは,戻しコンベヤ
の搬出端の直下から取り外すことができるので,戻しコ
ンベヤの排出端の高さを支障なく保安基準を満たす高さ
まで低下させることができる。
【0021】
【発明の属する技術分野】以下,図面を参照して,この
発明による路上走行可能な破砕プラント車の実施例を説
明する。この発明による路上走行可能な破砕プラント車
は,コンクリート,アスファルト,廃材等の塊状物を破
砕して砂利等の粒状物即ち破砕物としてリサイクルする
のに適用できる破砕プラントをトレーラにセット即ち設
置し,一般道路を走行して塊状物発生現場へ直接運び込
み,そこで,塊状物を破砕してリサイクルできる破砕物
に処理できるものである。
【0022】この路上走行可能な破砕プラント車は,図
1,図2及び図3に示すように,エンジン1Eを搭載し
たトラクタ1,及びトラクタ1に連結されて牽引される
トレーラ2から成る路上走行用の車両である。この路上
走行可能な破砕プラント車において,トレーラ2を構成
する車体フレーム4の後部は,トレーラ2が元来有して
いるエアクッションと板ばね(図示せず。)を介して後
輪3に支持され,また,前部はカプラ等の連結装置77
によってトラクタ1に連結される。車体フレーム4は,
詳細には図示しないが,トレーラ自体が元来有している
シャシとこのシャシを補強する種々の補強フレームから
構成され,シャシと補強フレーム間には,鋼板,孔明き
鋼板,金網等を配置することができる。
【0023】この路上走行可能な破砕プラント車では,
特に,車体フレーム4上の後輪3の近傍には塊状物を破
砕する破砕機6がセット即ち設置されている。破砕機6
は,インパクトクラッシャ,ジョクラッシャ等のタイプ
を使用でき,車体フレーム4に衝撃力,振動等が直接作
用しないように,ゴム等の防振材を介して車体フレーム
4に設置することが好ましい。破砕機6には,破砕機6
内へ被破砕物を投入するためホッパ16,破砕物を排出
するため排出ホッパ11,排出シュート12等が設けら
れている。排出シュート12は,車体フレーム4の下方
に延びている。破砕機6は,モータ195からベルト伝
動により駆動されるが,ベルト伝動部はカバー196で
覆われており,作業員の安全と,破砕機6のホッパ16
等から飛散する粉塵からの保護の働きをしている。
【0024】車体フレーム4上の前部には振動篩機7が
セット即ち設置されており,塊状物が破砕機6で破砕さ
れることにより生成した破砕物は,搬送コンベヤ10に
よって振動篩機7に搬送される。振動篩機7で選別した
所定以上のサイズの破砕物は,戻しコンベヤ14によっ
て再び破砕機6へ回送され,そこで,リサイクルに適し
たサイズの破砕物にまで再度破砕される。振動篩機7で
選別した所定以下のサイズの破砕物は,破砕物排出手段
である搬出コンベヤ54を通じて外部へ搬出される。ま
た,破砕機6,振動篩機7,搬送コンベヤ10,戻しコ
ンベヤ14,搬出コンベヤ54等を駆動するため,車体
フレーム4上にはエンジン,油圧発生器,発電機等の駆
動源8,操作盤9等の駆動装置が搭載されている。更
に,破砕機6の作動時に,車体フレーム4を支持するた
め,車体フレーム4の前部にはアウトリガ5が設けられ
ている。
【0025】破砕機6,振動篩機7等は後輪3の接地状
態で作動され,特に,破砕機6でコンクリート,アスフ
ァルト等の被破砕物の破砕で発生する衝撃力,振動等の
力の一部は,トレーラ2自体が備えているエアクッショ
ンと板ばねとで緩衝吸収するように構成されている。従
って,破砕機6で発生する衝撃力,振動等の力の一部が
エアクッションと板ばねとで緩衝吸収されることで,破
砕プラント車の作動で発生する騒音,振動は最低限に低
減することができると共に,後輪3には,瞬間的な過大
な力が作用するのを防止することができる。また,トレ
ーラ2には,破砕機6で発生する所定以上の衝撃力,振
動等の力を支持するために,車体フレーム4の後部に
は,油圧,リンク,ねじ等で伸縮できる後部支柱78が
設けられている。従って,後部支柱78は,破砕機6の
作動時には殆ど接地状態,或いは敷板等で接地状態に伸
長させており,破砕機6によって過大な負荷がトレーラ
2にかかる場合には,車体フレーム4を支持し,トレー
ラ2のエアクッションと板ばねを保護することができ
る。
【0026】この路上走行可能な破砕プラント車は,図
1及び図2に示すように,車体フレーム4の後部等の適
宜のスペースに駆動源8,操作盤9等がバランスよく配
置されている。搬送コンベヤ10は,バケットコンベヤ
タイプであり,破砕機6から排出された処理材即ち破砕
物を振動篩機7に搬送するため,破砕機6の下部に設け
た排出ホッパ11及び排出シュート12と振動篩機7の
ホッパ13とを接続するように車両前方向に向かって上
昇する傾斜状態に延びている。搬送コンベヤ10は,特
に,車体フレーム4上に設置され,破砕機6の下部の排
出シュート12から振動篩機7のホッパ13へと上方へ
傾斜して一方向にダイレクトに延びている。また,戻し
コンベヤ14は,破砕機6で破砕された破砕物のサイズ
が所定の大きさより大きい場合には,再度,その破砕物
を破砕機6に戻して破砕するため,振動篩機7の排出部
15と破砕機6のホッパ16とを接続するように車両後
方向に向かって上昇する傾斜状態に延びている。戻し用
コンベヤ14は,特に,車体フレーム4上に設置され,
振動篩機7の排出部15から破砕機6の塊状物投入用ホ
ッパ16へと上方へ傾斜して一方向にダイレクトに延び
ている。振動篩機7に近接した車体フレーム4上のスペ
ースには,塊状物を破砕機6で破砕する際,或いは振動
篩機7で破砕物を選別する際に発生する粉塵の飛散を防
止のために粉塵に対して散水する水を貯留する水タンク
17が設けられている。
【0027】搬送コンベヤ10は,図1に示すように,
車両前方側,即ち上方側の固定フレーム部21と,該固
定フレーム部21に対して移動可能であり車両後方側,
即ち下方側に位置する移動フレーム23部と,及び両フ
レーム部に掛け渡されたコンベヤベルト20から構成さ
れている。両フレーム部には複数のローラから成るロー
ラ群が設けてあり,コンベヤベルト20を支持してい
る。ローラ群は,その内の1つ,例えば,搬送コンベヤ
10における上端部のドライビングベルトローラ26を
駆動軸と一体回転する駆動ローラとすることにより,搬
送コンベヤ10を作動することができる。更に,搬送コ
ンベヤ10は,コンベヤベルト20を上部で幅方向に水
平に支持する複数のキャリヤロール28,及びコンベヤ
ベルト20の下部を支えるリターンキャリヤ29を有し
ている。
【0028】更に,この路上走行可能な破砕プラント車
では,振動篩機7の排出部15の下方と破砕機6のホッ
パ16の上部との間に延びる戻しコンベヤ14が設けら
れている。戻しコンベヤ14は,振動篩機7を通過でき
なかった所定以上の大きさの破砕物を排出部15で受け
取って該破砕物を破砕機6へ再び戻す機能を果たす。戻
しコンベヤ14には,破砕機6のホッパ16内へ破砕物
を投入する戻しコンベヤ14の頂部側の高さを変更する
ため,戻しコンベヤ14の傾斜角度を変更する傾斜変更
装置42が設けられている。傾斜変更装置42について
は,後で詳細に説明する。
【0029】また,破砕機6のホッパ16の上端縁の地
上高は,車両が路上走行する場合の保安基準に適合した
高さに設定してあり,許容できる最大の処理能力を得る
ように設定されている。戻しコンベヤ14は,作動時に
はホッパ16へ破砕物を投入するため,二点鎖線で示す
ように,ホッパ16の上端縁より上昇した状態になる
が,戻しコンベヤ14の上部がホッパ16の上端縁より
高位置になると,路上を走行できなくなるので,路上走
行時には戻しコンベヤ14の上部がホッパ16の上端縁
より下方位置に納まるようにホッパ16には切欠部18
が形成されている。従って,破砕プラントの作動時に
は,切欠部18を閉鎖するために,図4に示すように,
ホッパ16の上縁に係合するフック19を備えた切欠部
18より大きいサイズの閉鎖板18aを別途準備してお
くことが好ましい。場合によっては,ホッパ16を破砕
機6から取り外して戻しコンベヤ14の上部を下げるこ
とにより保安基準に適合するように構成してもよい。
【0030】この路上走行可能な破砕プラント車は,基
本的には本出願人による先願に係る発明(特開平6−2
54429号公報参照)のものと同じである。
【0031】コンクリート,アスファルト,廃材等の塊
状物は,この破砕プラント車以外の専用の把持手段を用
いるか,あるいはこの破砕プラント車に搭載した把持手
段(図示せず)を用いて,ホッパ16に投入され,次い
で破砕機6に落とし込まれる。振動篩機7により選別さ
れた所定以上のサイズの破砕物についても,戻しコンベ
ヤ14により,同じホッパ16に投入され,再度破砕機
6に落とし込まれる。このように,ホッパ16は,2つ
の手段による破砕機6への投入に共用され,スペースが
限られた車体フレーム4上を効率良く利用することがで
きる。次に,この路上走行可能な破砕プラント車におい
て採用されている戻しコンベヤ14の搬出端と,破砕機
6のホッパ16とに関連して取られた改良について実施
例に基づいて説明する。
【0032】この路上走行可能な破砕プラント車は,図
5及び図6に示すように,破砕機6の上部に設けられた
ホッパ16の側板204の外面にバイブレータ即ち加振
機200を設けたことである。ホッパ16は,底部が開
放し頂部を斜めに切り落とした略四角錐を逆さに配置し
た形状をした金属板のものであり,閉鎖板18aは別に
して,四つの側板204,205,206,207(図
2)から構成される。ホッパ16の最下部は斜めに破砕
機6のインパクトクラッシャに接続している。加振機2
00は,四つの側板のうち車両後方側に位置する側板2
04に溶接等の手段により固定されたモータベース20
1と,モータベース201にボルト等で固定された振動
モータ202とから構成される。加振機200は,それ
自体周知の構造のものを用いることができる。加振機2
00を設けたホッパ16の側板は,スペース上の制約か
ら側板204とした例を示したが,この側板に限ること
はない。また,ホッパ16の板金構造も上記の例に限る
ものではない。破砕機6であるインパクトクラッシャの
外板209にも,ホッパ16の場合と同じ理由で,同じ
構造の加振機200を,同じ態様で設けることができ
る。
【0033】破砕処理をすべき現場において塊状物がク
レーン等の把持手段により直接に破砕機6に投入される
場合,及び戻しコンベヤ14から破砕機6に回送される
所定以上のサイズの破砕物が戻しコンベヤ14の排出端
から破砕機6に落下投入される場合に,塊状物や破砕物
に含まれることがある粘稠物が,ホッパ16の外側20
4〜207の内面と,インパクトクラッシャの外板20
9の内面に付着し易い。破砕機6の上部に設けられるホ
ッパ16の側板204と,インパクトクラッシャの外板
209に設けられた加振機200は,ホッパ16の側板
とインパクトクラッシャの外板を強制的に振動させるの
で,粘稠物がホッパ16の側板の内面及びインパクトク
ラッシャの外板209の内面に付着しようとしても,こ
れを妨げ,また,粘稠物が付着してしまった後でも,こ
れを振り落とすことができる。
【0034】また,この路上走行可能な破砕プラント車
は,特に,図7及び図8に示すように,戻しコンベヤ1
4の搬出端220とホッパ16とを連結可能とする振止
め金具210を設けたことである。図7及び図8は,破
砕プラント車における戻しコンベヤのレイアウトが図1
乃至図3に示したものと左右が反転したタイプのもの,
即ち,戻しコンベヤ14を車両の進行方向右側に配置し
たタイプを示している。勿論,これらのレイアウトは,
破砕機,振動篩機の位置,タイプに応じて位置設定すれ
ばよいものである。図7及び図8は,戻しコンベヤ14
の搬出端220とホッパ16とに対して振止め金具21
0を使用した状態を示す図である。振止め金具210
は,例えば,幅の狭い金属板を折り曲げた概略L字状の
本体211を有し,本体211の各端部にそれぞれ,ホ
ッパ16の側板206の縁部208に係合可能な係合部
212と戻しコンベヤ14の搬出端220に位置するフ
レーム221に係合可能な係合部213とを備えてい
る。縁部208は,例えば,側板206から戻しコンベ
ヤ14の搬送方向に折り曲げられているが,いずれの側
板204,205,206,207の縁部でもよく,最
も係止し易い位置のホッパ16の側板の縁部でもよく,
場合によっては,側板204,205,206,207
に設けたブラケットでもよいことは勿論である。係合部
212は,本体211の一端と挟持片214とから成
り,側板206の縁部208の上縁を挟み込むことによ
り係合する。また,係合部213は,本体211の他端
と挟持片215とからなり,戻しコンベヤ14の排出端
220に伸びている左右フレームの一方83と一体的な
フレーム221を挟み込むことにより係合する。
【0035】戻しコンベヤ14とホッパ16とが所定サ
イズ以上の破砕物を破砕機6に回送するときの所定の位
置関係にあるとき,振止め金具210の両係合部21
2,213は,それぞれホッパ16と戻しコンベヤ14
とに係合する。チェーン216は,その一端217がホ
ッパ16の側板206の上縁に,他端218が振止め金
具210に固定されている。戻しコンベヤ14の高さを
低くして路上走行可能にするために,戻しコンベヤ14
とホッパ16との連結を解く必要があるが,振止め金具
210の両係合部212,213をホッパ16と戻しコ
ンベヤ14とから外しても,振止め金具210は,チェ
ーン216によりホッパ16に吊り下げられた状態にな
って紛失することがない。
【0036】破砕機6の破砕能力は,コンクリート塊等
を砕く処理をすることができるものであり,相当の振動
を伴う。そのため破砕機6の上部に設けたホッパ16の
振動もかなりなものとなる。また,ホッパ16の側板に
は,塊状物や戻しコンベヤ14からの破砕物に含まれる
ことがある粘稠物が付着するのを防止するために加振機
200が設けられたりもするから,ホッパ16の振動は
より大きくなることがある。一方戻しコンベヤ14も振
動することがあり,戻しコンベヤ14はホッパ16の振
動と無関係に振動するので,ホッパ16と戻しコンベヤ
14との相対振動は更に大きくなることがある。このた
め,振動篩機7で選別した所定以上のサイズの破砕物が
戻しコンベヤ14によって回送されても,破砕機6のホ
ッパ16に正しく投入されないことがある。破砕物がホ
ッパ16の外に溢れてしまうと,破砕プラント車の車体
フレーム4上や周囲の環境を汚したり,車体フレーム4
上で作業している作業員の安全を脅かすことになり,ま
た,車体フレーム4上の機器の故障の原因ともなる。振
止め金具210は,ホッパ16と戻しコンベヤ14との
相対振動を防止するので,戻しコンベヤ14からの所定
以上のサイズの破砕物は,破砕機6の頂部に設けたホッ
パ16に確実に投入されることになる。
【0037】図9及び図10には,ホッパ16の構造部
分のうち,戻しコンベヤ14の搬出端220の直下に位
置する部分に取り付けられるホッパ保護カバー230が
示されているが,図7及び図8は,破砕プラント車にお
ける戻しコンベヤのレイアウトが図1乃至図3に示した
ものと左右が反転したタイプのもの,即ち,戻しコンベ
ヤ14を車両の進行方向右側に配置したタイプのものに
おいて,ホッパ保護カバー230を使用した状態を示す
図である。図9に示された実施例では,戻しコンベヤ1
4の稼働時においても,戻しコンベヤ14の搬出端22
0が位置する破砕機6のホッパ16からは,閉鎖板18
aが取り外されており,その取り外されて開いた空間の
一部を通して搬出端220がホッパ16の上部に位置し
ている。振動篩機7で選別された所定以上のサイズの破
砕物は,戻しコンベヤ14の搬出端220から落下して
ホッパ16に投入されるが,この落下時に破砕物がホッ
パ16に与える衝撃を緩和するために,落下する際に衝
突するホッパの領域に対してホッパ保護カバー230が
進退自在に設けられている。即ち,ホッパ保護カバー2
30は,斜面部分231と,斜面部分231の上縁から
下方へ折り曲げられた垂直面部分232とからなってい
る。斜面部分231は,側板207の斜面部分234と
略平行であり,垂直面部分232は,側板207の垂直
面部分235と平行に沿っている。
【0038】ホッパ保護カバー230は,ホッパ16の
側板207に対して,側板207の斜面部分231のう
ち,所定以上のサイズの破砕物が戻しコンベヤ14の搬
出端220から落下する際に衝突することとなる領域を
覆うような位置において,側板207の垂直面部分23
2にボルト233,233により取外し自在に固定され
ている。ホッパ保護カバー230は図9で矢印Zで示す
方向に側板207に沿って進退自在に設けられており,
戻しコンベヤ14の非作動時には,搬出端220から後
退させて側板207の別の位置でボルトで同様に取り付
けてよい。また,側板207に限らず,車体フレーム4
上の別の場所に保管しておいてもよい。以上,破砕機6
のホッパ16から閉鎖板18aを取り外した状態でホッ
パ保護カバー230を設けた例を説明したが,ホッパ保
護カバー230は,破砕機6に回送される破砕物を受け
落とすことのないように,閉鎖板18aの働きもしてい
る。しかし,これに限らず,閉鎖板18aを取り付けた
まま,更にその上に部分的又は全面的に重ねるようにホ
ッパ保護カバー230を取り付けるようにして,閉鎖板
18aを保護するようにしてもよい。
【0039】振動篩機7で選別した所定以上のサイズの
破砕物は,戻しコンベヤ14の搬出端220からホッパ
16に投入される際に,ホッパ16内で落下してホッパ
16の側板に直接衝突して衝撃を与え,ホッパ16に変
形や損傷を与えることがあったが,戻しコンベヤ14の
搬出端220の直下位置においてホッパ保護カバー23
0をホッパに固定したので,前記所定以上のサイズの破
砕物は,搬出端220から落下すると,一旦,ホッパ保
護カバー230に衝突し,ホッパ16の側板には直接衝
突しない。したがって,ホッパ16に直接衝撃を与える
ことはなく,ホッパに対する衝撃が緩和される。一方,
破砕プラント車が路上走行をする場合等,戻しコンベヤ
14を稼働しないときには,ホッパ保護カバー230
は,戻しコンベヤ14の搬出端220の直下から別の場
所へと退出移動されるので,戻しコンベヤ14の搬出端
220を切欠部18内に収納することができる。即ち,
戻しコンベヤ14の稼働時には搬出端220の高さ位置
をホッパ16の高さよりも高くするために保安基準を満
たさなくなっても,路上走行時にはホッパ保護カバー2
30を取り外して戻しコンベヤ14の高さを低くし,保
安基準を満たすことができる。
【0040】この路上走行可能なプラント車における搬
送コンベヤ10,振動篩機7,戻しコンベヤ14等の詳
細については,本出願人による上記の先願に開示した発
明と同様に構成することができるものであり,以下これ
らの詳細について説明する。移動フレーム部23を固定
フレーム部21に対して上方に移動させることによっ
て,搬送コンベヤ10はその長手方向に収縮移動可能に
構成される。搬送コンベヤ10の下部即ち搬送コンベヤ
10の下端部に配置したローラ軸24及びテールベルト
ローラ27は上方に移動され,路上走行可能な破砕プラ
ント車が路上を走行する場合に保安基準に規定される最
低地上高が確保される。コンベヤベルト20が若干弛む
状態になっても,路上の障害物に衝突して走行できなく
なることはない。場合によっては,破砕プラント車の走
行時には,コンベヤベルト20をロープ等で吊り上げて
いてもよい。
【0041】図11に示すように,搬送コンベヤ10を
伸縮させる作動機構33は,一対の傘歯車36,37,
ハンドル34,ボールねじ31,ねじロッド32等から
構成されている。移動フレーム部23は,テールベルト
ローラ27を遊嵌したローラ軸24と一対の移動フレー
ム23a,23aと横フレーム25とから成る。移動フ
レーム23a,23a間に架け渡された二つの挟持杆3
0,30間には,雌ねじを形成した摺動筒即ちボールね
じ31が挟持されており,断面コ字状の固定フレーム2
1a,21aに摺動自在に嵌合される。固定フレーム2
1aに挿通されたハンドル軸35の先端にはハンドル3
4が設けられている。ハンドル軸35の先端に固着され
た傘歯車36と,ボールねじ31に螺合する螺杆32の
先端に固定された傘歯車37とは噛合している。該傘歯
車37が一体回転するように固着されているねじロッド
32は,固定フレーム21部の支柱22に回転自在に軸
心方向の移動が規制される状態で支承され,且つ移動フ
レーム部23に設けたボールねじ31に螺合しており,
ねじロッド32の先端には,ナット32aが螺入され,
挟持杆30が長手方向に固着されている。
【0042】作動機構33を作動して搬送コンベヤ10
を伸縮させるには,ハンドル34を回転させることによ
って,傘歯車36,37を通じてねじロッド32を回転
させる。ねじロッド32の回転はねじロッド32上でボ
ールねじ31を移動させることになり,挟持杆30を通
じて移動フレーム23部を,矢印Sで示すように,固定
フレーム部21上で移動させることになる。移動フレー
ム23部が移動すれば,移動フレーム部23の取り付け
たテールベルトローラ27が移動し,それによって搬送
コンベヤ10が伸縮可能になる。搬送コンベヤ10を伸
縮させる機構は上記のような機械式の機構に代えて,例
えば油圧シリンダ機構のような作動機構を用いてもよ
い。油圧シリンダ機構のシリンダとピストンロッドとを
それぞれ移動フレーム部と固定フレーム部とに直接連結
して両フレームを伸縮させることができる。
【0043】図12に示すように,振動篩機7は,ゴム
等の防振部材(図示せず)を介在させて車体フレーム4
に脚38を通じて設置されており,脚38にはフレーム
39が取り付けられ,このフレーム39に対してスプリ
ング等を介して設けた篩40が取り付けられている。篩
40には,搬送コンベヤ10から送り込まれる破砕物を
ホッパ13を通じて投入される。篩40は,ホッパ13
の投入口側が高く,車両の幅方向に下方へ傾斜した状態
に設置されて低い側の終端には排出部15が形成されて
いる。従って,破砕物は,篩40の高い領域から低い側
の排出部15へ振動で進むに従って篩40で選別され,
所定以下のサイズに破砕された破砕物は篩40を通過し
て落下し,所定以上の大きさの破砕物は篩40の排出部
15へと進行する。篩40を通過して落下した破砕物
は,ホッパ41を通じて搬出コンベヤ54に落下し,搬
出コンベヤ54によって搬出シュート75へ次いで,破
砕プラント車の外部に設けたコンベヤ76等で所定の場
所へ搬出される。
【0044】搬出コンベヤ54は,車体フレーム4の幅
方向にスライドすることができる。振動篩機7からの破
砕物を排出するときには,図12で矢印Uで示すよう
に,搬送コンベヤ54は一側が車体フレーム4の外側に
突出するようにスライドされ,その一側が搬出シュート
75に接続され,破砕物を排出することができる。車体
フレーム4の外側に取り付けた搬出シュート75は,車
両の走行時には取り外される。
【0045】図13に示す傾斜変更装置42は,支柱機
構43及び昇降機構44を有している。支柱機構43に
ついては,例えば,一対の固定ロッド48と,固定ロッ
ド48に対して上下方向に移動可能な昇降ロッド46か
ら構成されている。昇降ロッド46は,途中を横杆47
で連結されており,その上部は戻しコンベヤ14の左右
フレーム83に設けた取付部79にピン等の取付金具4
5,45を介して枢着されている。各固定ロッド48は
クロスバー80によって連結されており,クロスバー8
0には昇降機構44が設けられている。昇降機構44に
ついては,クロスバー80に設けたブラケット81に回
転自在に取り付け且つハンドル49によって回転できる
回転軸50,及び該回転軸50の端部に一体回転できる
ように固着された傘歯車51,傘歯車51と噛み合う傘
歯車52,及び傘歯車52を通じて昇降する螺杆53が
備わっている。また,クロスバー80には,軸心部に雌
ねじ82が形成されている傘歯車52が回転自在に取り
付けられている。更に,傘歯車52には,昇降ロッドを
固定している横杆47に固着された昇降用螺杆53が螺
合されている。
【0046】コンベヤ傾斜変更装置42は,上記の構成
であるので,ハンドル49を回転させると,回転軸50
及び傘歯車51が回転し,次いで傘歯車51に噛合して
いる傘歯車52が回転する。傘歯車52の回転は,昇降
用螺杆53を上下方向に移動させることになる。昇降用
螺杆53が上下方向に移動すれば,図13で矢印Vで示
すように,昇降ロッド46が固定ロッド48に対して上
下動し,従って戻しコンベヤ14の傾斜角度が変更さ
れ,戻しコンベヤ14の上部の高さを低くすることがで
きるようになる。戻しコンベヤ14の傾斜を変更する機
構は上記のような機械式の機構に代えて,例えば油圧シ
リンダ機構のような作動機構を用いてもよい。油圧シリ
ンダ機構のシリンダとピストンロッドとをそれぞれ車体
フレーム4と戻しコンベヤ14の左右フレーム83,8
3とに直接連結して戻しコンベヤ14の傾斜を変更する
ことができる。
【0047】更に,この路上走行可能な破砕プラント車
では,図14に示すように,車体フレーム4の周縁の少
なくとも両側の扉即ちあおりプレート60を作業足場に
利用することができる構造を有している。車体フレーム
4の長手方向外側壁面に,水平断面で見てコ字型の非円
形金具等の装着金具61を隔置して複数個取り付け,こ
れらの装着金具61に別途用意しているL字状金具62
を着脱自在に装着できるように構成する。装着金具61
にL字状金具62を装着した状態で,車体フレーム4に
設けた傾倒可能なあおりプレート60を鎖線で示すよう
に倒せば,あおりプレート60は水平状態に保持され,
該あおりプレート60を足場に利用できるようになる。
L字状金具と装着金具との組み合わせは,図15に示す
ように,内側にリブ63を備える点以外はL字状金具6
2と同じL字状金具62aと,リブ用スリット64を形
成する以外は装着金具61と同じ装着金具61aにして
もよい。また,荷台周縁の車体フレーム4に横穴(図示
せず)を形成し,該横穴に棒状支持具(図示せず)を嵌
合し,あおりプレート60を水平に支持するように構成
してもよい。このように,破砕作業現場で足場を形成す
るに際して,必要なL字状金具を別途,車体フレーム4
に取り付けるようにしているから,路上走行するのにL
字状金具の寸法を考慮することがないので,保安基準を
満たしつつ,車両の幅を十分確保することができる。
【0048】この路上走行可能な破砕プラント車につい
て,上記実施例では,搬送コンベヤ10の伸縮のための
作動機構33及び戻しコンベヤ14の昇降機構44につ
いての実施例を説明したが,これらの機構については,
上記実施例に限定されることなく,ウインチ等の機器を
用いて構成することもできる。上記実施例では,搬送コ
ンベヤ10のテールベルトローラ27の地上からの高さ
が,保安基準に規定される最低地上高を確保するため,
搬送コンベヤ10の下部を長手方向に伸縮する構成にし
たが,搬送コンベヤ10全体を搬送コンベヤ10の長手
方向にスライドさせてもよい。振動篩機7の大きさによ
っては,搬送コンベヤ10の上端が保安基準に規定され
る高さを越えてしまうことがあるが,この場合,搬送コ
ンベヤ10の上部を分割して折り畳み式にしてもよい。
また,この手段は,戻しコンベヤ14の高さ対策にも用
いることもできる。また,搬送コンベヤ10の分割技術
は,搬送コンベヤ10の下部の扛上対策としても利用で
きる。
【0049】また,加振機については,ホッパ16と破
砕機6の側板に取り付ける例を示したが,振動篩機7に
ついても外板外側に設けることができ,粘稠物が振動篩
機7の内部に付着するのを防止することができる。ま
た,戻しコンベヤ14と破砕機6のホッパ16との間に
設けられた振止め金具210についても,同じような状
況にある搬送コンベヤ10と振動篩機7のホッパ13と
の間を連結するのに用いてもよい。更に,ホッパ保護カ
バー230についても,破砕機6のホッパ16に設ける
のと同様にして,振動篩機7のホッパ13に対して設け
てもよい。
【0050】
【発明の効果】この発明による路上走行可能な破砕プラ
ント車は,上記のように構成されているので,塊状物を
前記破砕機へ投入する際には,前記ホッパに投入すれ
ば,塊状物は前記ホッパを介して破砕機に至り,また,
前記戻しコンベヤからの前記所定以上のサイズの破砕物
を破砕機に回送する際にも,この破砕物は,前記戻しコ
ンベヤから前記ホッパに投入され当該ホッパを介して破
砕機に送られる。したがって,塊状物と前記戻しコンベ
ヤからの前記所定以上のサイズの破砕物とに対して,そ
れぞれ専用の投入案内のための構造を用意する必要がな
く,破砕機への被破砕物の投入機構が簡素化され,制限
ある車体フレーム上のスペースが有効に活用される。
【0051】また,この路上走行可能な破砕プラント車
が,前記ホッパに加振機を取り付けたものであるとき
は,塊状物や振動篩機で選別した所定以上のサイズの破
砕物に,金属板等の滑らかな面に付着しやすい水分を含
む粘土質等の粘稠物が含まれる場合に,粘稠物がホッパ
を構成する板材の滑らかな面に衝突して付着するか,或
いは付着しようとしても,ホッパに取り付けた加振機が
ホッパを振動させるので,粘稠物は,ホッパに長時間に
わたって付着することなく,破砕機に落とし込まれるこ
とになる。したがって,ホッパに付着する粘稠物のため
に,新たな塊状物や振動篩機で選別した所定以上のサイ
ズの破砕物の破砕機への投入が妨げられることがなく,
破砕処理を途中で中止してホッパに付着した粘稠物を取
り除くための清掃作業をするというような事態が回避さ
れ,破砕処理を連続的に且つ効率的に行うことができ
る。
【0052】また,この路上走行可能な破砕プラント車
は,前記戻しコンベヤの搬出端と前記ホッパとを連結し
て前記ホッパと前記戻しコンベヤとの相対振動を防止す
る振止め金具を設けたものであるときは,破砕機の上部
に設けたホッパの振動と,戻しコンベヤも振動とは相互
に無関係に振動することができなくなる。このことは,
ホッパに加振機を取り付けて粘稠物のホッパへの付着を
防止しようとする場合にも特に有効である。ホッパと戻
しコンベヤとの相対振動が前記金具によって抑制される
ので,戻しコンベヤによって回送される所定以上のサイ
ズの破砕物は,破砕機のホッパに正しく投入され,破砕
機に落とし込まれることになる。したがって,戻しコン
ベヤによって回送される所定以上のサイズの破砕物が,
破砕機のホッパの外に落とされて破砕プラント車の車体
フレーム上や破砕機に関連する機器又は周囲の環境を汚
したり,該車体フレーム上で作業をしている作業員の安
全を脅かしたりすることがなく,また前記車体フレーム
上の関連機器の故障を引き起こす原因を作ることもな
い。
【0053】また,この路上走行可能な破砕プラント車
は,前記ホッパの構造部分のうち,前記所定以上のサイ
ズの破砕物を破砕機に回送する前記戻しコンベヤの搬出
端の直下に位置する部分に,該部分を覆うホッパ保護カ
バーを取外し自在に設けたものである場合は,前記戻し
コンベヤを稼働して前記振動篩機で選別した前記所定以
上のサイズの破砕物を破砕機に回送して再度破砕しよう
とするときには,前記ホッパ保護カバーは戻しコンベヤ
の搬出端の直下に位置するホッパ部分の上を覆うように
置かれ,その位置においてホッパに固定される。このと
き,前記所定以上のサイズの破砕物は,戻しコンベヤの
搬出端からホッパ内へ落下したときに前記ホッパ保護カ
バーに衝突するので,前記ホッパに直接衝撃を与えるこ
とはなく,ホッパに対しては衝撃が緩和される。したが
って,ホッパは衝撃に伴う変形や損傷を被ることがな
く,長期にわたってホッパの機能を維持することができ
る。一方,戻しコンベヤの稼働時には搬出端が保安基準
を満たさない高さにある場合でも,破砕プラント車が路
上走行をする場合等の前記戻しコンベヤの非稼働時に
は,前記ホッパ保護カバーは,ホッパから取り外して搬
出端の直下から退出させることができるので,戻しコン
ベヤの排出端の高さを支障なく保安基準を満たす高さま
で低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による路上走行可能な破砕プラント車
の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の破砕プラント車の平面図である。
【図3】図1の破砕プラント車の背面図である。
【図4】図1の破砕プラント車における破砕機のホッパ
に形成した切欠部を閉鎖する閉鎖板を示す斜視図であ
る。
【図5】図1の路上走行可能な破砕プラント車における
破砕機のホッパと破砕機本体に加振機を設けた一例を示
す側面図である。
【図6】図6は図5に示した加振機を示す図である。
【図7】図1の路上走行可能な破砕プラント車における
戻しコンベヤとホッパとを振止め金具で連結した状態を
示す図である。
【図8】図7の矢印X方向から見た振止め金具を示す図
である。
【図9】図1の路上走行可能な破砕プラント車におい
て,破砕機のホッパの構造部分のうち,戻しコンベヤの
搬出端からの破砕物が落下する位置における部分にホッ
パ保護カバーを設けた状態を示す図である。
【図10】図9の矢印Y方向から見たホッパにホッパ保
護カバーを設けた状態を示す図である。
【図11】図1の破砕プラント車における搬送コンベヤ
の伸縮機構の一例を示す平面図である。
【図12】図1の破砕プラント車における振動篩機の排
出部の一実施例を示す正面図である。
【図13】図1の破砕プラント車における戻しコンベヤ
の傾斜角変更装置の一例を示す正面図である。
【図14】図1の破砕プラント車におけるあおりプレー
トの水平支持部の一例を示す断面図である。
【図15】あおりプレートの水平支持金具の別の実施例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 トレーラ 3 後輪 4 車体フレーム 5 前部アウトリガ 6 破砕機 7 振動篩機 8 発電機 9 操作盤 10 搬送コンベヤ 14 戻しコンベヤ 16 ホッパ 21 固定フレーム部 23 移動フレーム部 40 篩 42 コンベヤ傾斜変更装置 54 搬出コンベヤ 60 あおりプレート 200 加振機 208 縁部 210 振止め金具 214,215 挟持片 221 フレーム 230 ホッパ保護カバー

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤにエアクッション及び板ばねを介
    して支持された車両の車体フレーム上で且つ前記タイヤ
    の後輪の近傍に塊状物を破砕する破砕機が設置されたエ
    ンジンを搭載した路上走行可能な破砕プラント車におい
    て, 前記 破砕機に前記塊状物をスムースに投入して破砕する
    ため前記破砕機に取り付けられた加振機,前記破砕機に
    よって破砕された前記破砕物を選別する振動篩機,前記
    破砕機で破砕された前記破砕物を前記破砕機から前記振
    動篩機に搬送する搬送コンベヤ,前記振動篩機で選別し
    た所定以上のサイズの前記破砕物を再度破砕するため前
    記振動篩機から前記破砕機に回送する戻しコンベヤ,及
    び前記振動篩機で選別した所定以下のサイズの前記破砕
    排出する破砕物排出手段を具備し,前記破砕機には
    塊状物投入用ホッパが設けられ,前記加振機は前記ホッ
    パの外壁面に設けられ,前記ホッパと前記戻しコンベヤ
    との相対振動を防止するため前記戻しコンベヤの搬出部
    と前記ホッパとを連結する振止め金具が設けられている
    ことを特徴とする路上走行可能な破砕プラント車。
  2. 【請求項2】 前記車体フレーム上には,前記破砕機,
    前記振動篩機,前記搬送コンベヤ及び前記戻しコンベヤ
    を作動するための駆動装置が設置されていることを特徴
    とする請求項1に記載の路上走行可能な破砕プラント
    車。
  3. 【請求項3】 前記振止め金具は,前記ホッパの縁部に
    係止する挟持片と前記戻しコンベヤのフレームに係止す
    る挟持片とを有し,且つ前記ホッパ又は前記戻しコンベ
    ヤに連繋されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の路上走行可能な破砕プラント車。
  4. 【請求項4】 前記戻しコンベヤの搬出端から前記ホッ
    パに投入される前記破砕物が落下する位置に対応するホ
    ッパ上面を覆うことができるホッパ保護カバーを移動可
    能に取り付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の路上走行可能な破砕プラント車。
  5. 【請求項5】 前記ホッパ保護カバーは,前記戻しコン
    ベヤの作動時には前記破砕物の落下する位置に対応する
    前記ホッパ上面へと移動可能であり,また前記戻しコン
    ベヤの非作動時には前記ホッパ上面から離れた位置へ移
    動可能であることを特徴とする請求項に記載の路上走
    行可能な破砕プラント車。
  6. 【請求項6】 タイヤにエアクッション及び板ばねを介
    して支持された車両の車体フレーム上で且つ前記タイヤ
    の後輪の近傍に塊状物を破砕する破砕機が設置されたエ
    ンジンを搭載した路上走行可能な破砕プラント車におい
    て, 前記車体フレーム上の前部に設置され且つ前記破砕機で
    前記塊状物を破砕した破砕物を選別する振動篩機,前記
    破砕機で破砕された前記破砕物を前記破砕機から前記振
    動篩機に搬送するため前記車体フレーム上に設置され且
    つ前記破砕機の下部の排出シュートから前記振動篩機の
    ホッパへと上方へ傾斜して一方向にダイレクトに延びる
    搬送コンベヤ,前記振動篩機で選別した所定以上のサイ
    ズの前記破砕物を再度破砕するため前記車体フレーム上
    に設置され且つ前記振動篩機の排出部から前記破砕機の
    塊状物投入用ホッパへと上方へ傾斜して一方向にダイレ
    クトに延びる戻しコンベヤ,前記振動篩機で選別した所
    定以下のサイズの前記破砕物を排出する破砕物排出手
    段,並びに前記破砕機に前記塊状物をスムースに投入し
    て破砕するため前記破砕機に取り付けられた加振機を具
    備し,前記タイヤを接地させた状態で前記破砕機,前記
    振動篩機,前記搬送コンベヤ,前記戻しコンベヤ及び前
    記破砕物排出手段を駆動させ,少なくとも前記破砕機で
    発生する衝撃力及び振動を前記エアクッション,前記板
    ばね及び前記タイヤで緩衝することを特徴とする 路上走
    行可能な破砕プラント車。
  7. 【請求項7】 前記車体フレーム上には,前記破砕機,
    前記振動篩機,前記搬送コンベヤ及び前記戻しコンベヤ
    を作動するための駆動装置が設置されていると共に,前
    記加振機は前記破砕機の外壁面に設けられていることを
    特徴とする請求項6に記載の路上走行可能な破砕プラン
    ト車。
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