JP2000117139A - 自走式破砕機 - Google Patents

自走式破砕機

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JP2000117139A
JP2000117139A JP10291666A JP29166698A JP2000117139A JP 2000117139 A JP2000117139 A JP 2000117139A JP 10291666 A JP10291666 A JP 10291666A JP 29166698 A JP29166698 A JP 29166698A JP 2000117139 A JP2000117139 A JP 2000117139A
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crusher
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vehicle body
material supply
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JP10291666A
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Ko Nishihara
香 西原
Mitsunobu Yamada
光伸 山田
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投入された原料中の最大の粒度の原料を破砕
し、残りの原料を中粒度、小粒度の原料に選別して別々
に車体外に排出できるようにする。 【解決手段】 車体1に、上篩52と下篩53を備えた
フィード機能を有する振動式の篩14を取付け、上篩5
2を通過しない最大粒度の原料を破砕機10に供給して
破砕し、上篩52を通過した中粒度の原料を第2シュー
タ63で車体外部に排出し、下篩53を通過した最小粒
度の原料を第3シュータ80で車体外部に排出する自走
式破砕機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、採掘現場で採取さ
れた岩石や、建物取り壊し現場で取り壊しされた建物廃
棄物等を破砕する自走式破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−138060号公報に示す第
1の自走式破砕機が知られている。この第1の自走式破
砕機は走行体を備えた車体に破砕機、原料供給装置、排
出コンベヤ、振動篩等を取付けてある。前記原料供給装
置はグリズリ付振動フィーダで、原料を岩石と細粒や土
砂分に選別し、岩石のみを破砕機に供給する。破砕機で
破砕した破砕物は排出コンベヤ上に落下して車体外部に
排出される。
【0003】前記細粒や土砂分は振動篩で細粒と土砂分
に選別される。細粒は前述の排出コンベヤに落下されて
破砕物とともに車体外部に排出される。土砂分は補助の
排出コンベヤに落下し、その補助の排出コンベヤで車体
側方に排出される。
【0004】前述の第1の自走式破砕機は原料中の岩石
のみが破砕機に供給され、原料中の細粒と土砂分が破砕
機に供給されないので、破砕機の破砕効率を向上でき
る。また、原料中の細粒は破砕物とともに排出コンベヤ
で排出される。原料中の土砂分は独立して排出される。
【0005】このように、前述の第1の自走式破砕機で
あれば、破砕機の破砕効率を向上できる。原料中の細粒
は破砕物とともに排出できる。原料中の土砂分を独立し
て排出できる。
【0006】また、実開平5−22042号公報に示す
第2の自走式破砕機が知られている。この第2の自走式
破砕機は走行体を備えた車体に、破砕機、供給コンベ
ヤ、第1コンベヤ、第2コンベヤ、振動ふるい等を取付
けてある。
【0007】前述の第2の自走式破砕機によれば供給コ
ンベヤで新規原料が破砕機に供給される。破砕物は第1
コンベヤ、第2コンベヤで振動ふるいに供給される。こ
の振動ふるいで細粒物と大粒物に選別される。大粒物は
破砕機に再び供給され、細粒物は車体外部に排出され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の第1の自走式破
砕機は原料中の土砂分を選別して独立して排出できる
が、原料中の細粒は破砕物と混合して排出されるので、
原料中の細粒と土砂分と破砕物をそれぞれ独立して排出
することができない。
【0009】前述の第2の自走式破砕機は破砕物を再度
同一の破砕機で破砕することができる。破砕物中の細粒
物を選別して排出できる。しかしながら新規原料中の細
粒物、土砂分等が破砕機に供給されるので破砕効率が低
下する。破砕物と細粒物と土砂分をそれぞれ独立して排
出できない。
【0010】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした自走式破砕機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】第1の発
明は、走行体2を備えた車体1と、この車体1に取付け
た破砕機10と、前記車体1に取付けた原料供給装置1
2と、前記車体1に取付けられ走行体2、破砕機10、
原料供給装置12等を駆動する動力源18を備え、前記
原料供給装置12は、投入された原料を3種類以上の粒
度に選別し、かつ選別した粒度毎の出口を有し、最も大
きな粒度の原料を破砕機10に供給し、残りの粒度の原
料を別々に車体外部に排出する形状である自走式破砕機
である。
【0012】第1の発明によれば、原料供給装置12に
投入された原料の中の最も大きな粒度の原料のみを破砕
機10で破砕する。前記投入された原料の中の最も大き
な粒度の原料以外は複数の粒度の原料に選別して破砕機
10による破砕物とは別にそれぞれ単独に車体外部に排
出される。
【0013】したがって、投入された原料を破砕物と、
粒度の異なる複数の原料、例えば細粒と、土砂分にそれ
ぞれ選別できる。また破砕機10の破砕効率が良い。
【0014】第2の発明は、第1の発明において、最も
大きな粒度の原料を破砕機10に供給ガイドする第1の
シュータと、最も大きな粒度以外の原料を粒度毎に排出
する複数の第2のシュータを設け、前記第2のシュータ
は原料供給装置12よりも下方に突出し、排出部が走行
体2の長手方向一端部よりも外方に位置する形状である
自走式破砕機である。
【0015】第2の発明によれば、最も大きな粒度の原
料を破砕機10に確実に供給できる。最も大きな粒度以
外の原料は複数の異なる粒度毎に第2のシュータで走行
体2の長手方向一端部よりも外方に排出されるので、そ
の原料が車体や走行体に衝突することがなく車体や走行
体を破損することがない。また排出された原料をコンベ
ア等で2次搬送することが可能である。
【0016】第3の発明は、第2の発明において前記第
2のシュータにおける少なくとも車体長手方向先端部の
シュータを、格納姿勢に折り畳み自在とした自走式破砕
機である。
【0017】第3の発明によれば、折り畳み自在なシュ
ータを作業姿勢とすれば排出部が地上に近くなるので、
2次搬送用のコンベア等に原料をこぼれたり、周囲に飛
散せずに落下供給できる。前記のシュータを格納姿勢に
折り畳みすれば地上からシュータまでが高くなるので、
けん引式トレーラに載せて輸送する際にそのシュータが
邪魔にならない。
【0018】第4の発明は、走行体2、破砕機10、動
力源18、及び原料供給装置取付部11を有する車体1
と、投入された原料を3種類以上の粒度に選別し、かつ
選別した粒度毎の出口を有し前記原料供給装置取付部1
1に着脱自在な第1の原料供給装置12と、グリズリ振
動フィーダ140を有し、前記原料供給装置取付部11
に着脱自在な第2の原料供給装置12を備え、前記第1
の原料供給装置12と第2の原料供給装置12の一方を
車体1の原料供給装置取付部11に取付けた自走式破砕
機である。
【0019】第4の発明によれば、車体1に第1の原料
供給装置12を取付ければ投入した原料を破砕物と、異
なる複数粒度の原料に選別できる。車体1に第2の原料
供給装置12を取付ければ投入した原料の細粒や土砂分
が破砕機10に供給されないから破砕効率が良い。
【0020】このように、車体1、走行体2、破砕機1
0、動力源18等を共通として異なる機能の自走式破砕
機とすることができるので、汎用性が向上する。
【0021】第5の発明は、走行体2を備えた車体1
と、この車体1に取付けた破砕機10と、前記車体1に
取付けられ、投入された原料を3種類以上の粒度に選別
し、かつ選別した粒度毎の出口を有し、最も大きな粒度
の原料を破砕機10に供給し、残りの粒度の原料を別々
に車体外部に排出する形状の原料供給装置12と、前記
車体1に取付けられ走行体2、破砕機10、原料供給装
置12等を駆動する動力源18と、最も大きな粒度以外
で一種類の粒度の原料を排出し、かつ原料供給装置12
よりも下方に突出し、排出部が走行体2の長手方向一端
部よりも外方に位置する第1のシュータと、前記の粒度
とは異なる粒度の原料を排出し、かつ原料供給装置12
よりも下方に突出し、排出部が走行体2の長手方向一端
部よりも内方に位置する第2のシュータと、前記第2の
シュータの下方に設けられたサイドコンベア130を備
えた自走式破砕機である。
【0022】第5の発明によれば、原料供給装置12に
投入された原料の中の最も大きな粒度の原料のみを破砕
機10で破砕する。
【0023】前記投入された原料の中の最も大きな粒度
の原料以外は複数の粒度の原料に選別して破砕機10に
よる破砕物とは別にそれぞれ単独に車体外部に排出され
る。
【0024】したがって、投入された原料を破砕物と、
粒度の異なる複数の原料、例えば細粒と、土砂分にそれ
ぞれ選別できる。また破砕機10の破砕効率が良い。
【0025】また、最も大きな粒度以外の原料の1つの
粒度の原料は第1のシュータで走行体2の長手方向一端
部よりも外方に排出され、他の粒度の原料は第2のシュ
ータとサイドコンベア130で車体側方に排出されるの
で、その原料が車体や走行体に衝突することがなく車体
や走行体を破損することがない。
【0026】
【発明の実施の形態】図1に示すように、車体1の左右
両側に左右一対の走行体2が取付けてある。この走行体
2は車体1に取付けたトラックフレーム3に駆動輪4と
従動輪5を取付け、その駆動輪4と従動輪5に無端状の
履帯6を巻掛けた履帯式である。なお、走行体は車体の
左右両側に車輪を取付けた車輪式でも良い。
【0027】前記車体1の長手方向中間部に破砕機10
が取付けてある。車体1の破砕機10よりも長手方向一
側寄りを原料供給装置取付部11としてあり、この原料
供給装置取付部11に破砕機10に原料を供給する原料
供給装置12が取付けてある。以上の説明で長手方向と
は走行体2の走行方向、つまり図1において左右方向で
ある。以下長手方向とは本意味である。
【0028】前記原料供給装置12は取付架台13にフ
ィード機能を有する振動式の篩14と原料ホッパ15を
取付けてある。この取付架台13が車体1の原料供給装
置取付部11にボルト等で着脱自在に取付けてある。前
記篩14と原料ホッパ15は走行体2の長手方向一端部
2aよりも外方に突出している。
【0029】前記車体1に排出コンベヤ16が長手方向
に向けて取付けてある。この排出コンベヤ16の搬送方
向一端寄り部は左右一対の走行体2間に位置し、破砕機
10で破砕された破砕物が落下されるようにしてある。
排出コンベヤ16の搬送方向他端部は走行体2の長手方
向他側部2bよりも外方に突出し、前述の破砕物を走行
体2の長手方向他側部2bより外方に排出する。
【0030】前記車体1の破砕機10よりも長手方向他
側寄りが動力源取付部17としてあり、この動力源取付
部17に前記走行体2(駆動輪4)、破砕機10、原料
供給装置12の篩14、排出コンベヤ16等を駆動する
動力源18、例えば、エンジン、そのエンジンで駆動さ
れる油圧ポンプ等が取付けてある。この動力源18はカ
バー体19で覆われている。
【0031】前記篩14の下方には自走式破砕機と別体
の第1・第2可搬式コンベア20,21が車体1の長手
方向に間隔を置いて別置きしてある。第1可搬式コンベ
ア20は図2に示すように左右一方の走行体2よりも左
右一側方に突出して別置され、第2可搬式コンベア21
は図2に示すように左右他方の走行体2より左右他側方
に突出して別置きしてある。この第1・第2可搬式コン
ベア20,21は車輪22を備え、その向きを自由に変
えることができるし、簡単に移動できる。
【0032】前記破砕機10は図3に示すように、ハウ
ジング30内に固定ジョー31と可動ジョー32を設
け、その可動ジョー32を偏心軸33の回転で揺動する
ジョータイプの破砕機であり、その固定ジョー31と可
動ジョー32の間の上部が入口34で、その入口34か
ら被破砕物が投入される。固定ジョー31と可動ジョー
32間の下部が出口35で、この出口35は車体1の図
示しない開口部から左右の走行体2間に突出し、この出
口35から破砕物を排出コンベア16に落下する。な
お、破砕機は回転衝撃タイプ、コーンタイプでも良い。
【0033】前記入口34の左右両側に左右の側板36
が設けてある。この左右の側板36に第1・第2ガイド
プレート37,38が斜め上向きに取付けてあり、この
第1・第2ガイドプレート37,38に沿って被破砕物
が入口34まで落下供給される。前記第2ガイドプレー
ト38の上部寄りと連続して第3ガイドプレート39が
斜め下向きに取付けてあり、この第3ガイドプレート3
9と第1ガイドプレート37は長手方向一側方に向けて
略V字形状となっている。
【0034】前記取付架台13は車体取付部40と、こ
の車体取付部40に固着した左右一対の第1・第2支柱
41,42と、この各支柱の上部間に固着した平面形状
方形状の枠43と、この枠43の左右両側部と第2支柱
42に亘って斜めに連結した左右一対のステー44と、
このステー44と枠43に亘って取付けた左右一対の複
数の補助柱45を備えている。前記枠43の左右両側部
上面にブラケット46が取付けてある。
【0035】車体取付部40が車体1の原料供給装置取
付部11にボルトで着脱自在に取付けられ、枠43は車
体1及び走行体2よりも長手方向一側方に突出してい
る。
【0036】前記篩14は平面形状ほぼコ字形状の篩枠
体50を備え、この篩枠体50が前記枠43のブラケッ
ト46にスプリング等の弾性体51を介して取付けてあ
る。篩枠体50の開口部50aは破砕機10と対向して
いる。この篩枠体50には上篩52と下篩53が上下に
離隔してほぼ水平に取付けてある。上篩52と下篩53
は網篩で、粉粒体が通過することができる最小のふるい
目の開きは上篩52が大きく、下篩53が小さい。なお
上篩52、下篩53は金属板に孔をあけた板ふるいとし
ても良い。
【0037】前記篩枠体50に振動発生器54が取付け
てあり、この振動発生器54で篩枠体50は斜め上向き
の振動が付与される。これによって上篩52と下篩53
上の原料は破砕機10に向けて搬送され、篩14はフィ
ード機能を有する振動篩となっている。前記振動発生器
54は枠43に固着したブラケット55に取付けたモー
タ56と、このモータ56で回転駆動され篩枠体50に
取付けた図示しない一対の軸と、この一対の軸に設けた
図示しない偏心重りから成る従来公知の構造で、その具
体形状の説明は省略する。
【0038】前記原料ホッパ15は平面形状略コ字状
で、枠43の長手方向一側寄りに取付けた取付柱57に
取付けてある。この原料ホッパ15は篩枠体50の長手
方向一側寄りに位置し、この原料ホッパ15部分に原料
が投入される。
【0039】前記篩枠体50の開口部50a寄り部分に
第1シュータ60が取付けてある。この第1シュータ6
0は底板61と左右の縦板62で断面略上向きコ字状で
ある。その底板61が上篩52よりも若干下方位置で、
かつ第1ガイドプレート37よりも若干上方位置であ
る。前記左右の縦板62は図5に示すように平面ハ字状
となっている。
【0040】このようであるから、原料ホッパ15部分
から篩14に投入された原料中の上篩52のふるい目の
開きよりも大きな大粒度の原料、例えば大きな岩石は上
篩52に沿って送られて開口部50a側の端部(つまり
第1の出口)から第1シュータ60に落下し、その第1
シュータ60から第1ガイドプレート37上に落下し、
第2ガイドプレート38を経て破砕機10の入口34に
供給される。
【0041】前記上篩52を通過した原料は下篩53上
に落下する。下篩53のふるい目の開きよりも大きな中
粒度の原料は下篩53に沿ってフィードされて開口部側
の端部(つまり、第2の出口)から第2シュータ63に
落下する。なお、下篩53に沿ってフィードされた中粒
度の原料の一部は前記第3ガイドプレート39上に落下
し、その第3ガイドプレート39に沿って第2シュータ
63に落下する。第2シュータ63に落下した中粒度の
原料は走行体2の長手方向一端部2aよりも外側に別置
きされた第1可搬式コンベア20上に落下する。
【0042】前記第2シュータ63は原料供給装置12
(篩14)よりも下方に突出した上部シュータ64と、
この上部シュータ64と連続した下部シュータ65より
成る。上部シュータ64は底板66と左右の縦板67で
断面略上向きコ字状で、縦板67に固着したブラケット
68が篩枠体50の下部にボルト69で取付けてある。
前記底板66が水平に対して斜めとなり、その底板66
の上部寄りに第3ガイドプレート39が突出している。
前記篩枠体50の開口部50a寄りに左右一対の板状の
カバー70が取付けてある。このカバー70は下篩53
から上部シュータ64まで連続し、下篩53から落下し
た原料が側方に飛散しないようにしてある。
【0043】前記下部シュータ65は底板71と左右の
縦板72で断面ほぼ上向きコ字状で、前記第2支柱42
のブラケット42aとステー44のブラケット44aに
ボルト73でそれぞれ取付けてある。この下部シュータ
65の底板71は水平に対して斜めで、その上部寄りに
上部シュータ64の下部が突出している。下部シュータ
65の下部が排出部で、この排出部は走行体2の長手方
向一端部2aよりも外方に突出している。
【0044】前記下部シュータ65の下端部にゴムシュ
ータ74がボルト75で着脱自在に取付けてある。この
ゴムシュータ74の下面74aは第1可搬式コンベア2
0の水平に対する角度に対応した角度で、そのゴムシュ
ータ74の下面74aが第1可搬式コンベア20の上面
と接近して第2シュータ63に沿って排出された原料が
こぼれることなしに第1可搬式コンベア20上に落下す
るようにしてある。なお、第1可搬式コンベア20を下
部シュータ65の落下口に接近した高さとした場合等に
はこのゴムシュータ74は取付けなくとも良い。
【0045】前記下篩53のふるい目の開きよりも小さ
な小粒度の原料、例えば土砂や小石は下篩53(つま
り、第3の出口)から第3シュータ80に落下し、第3
シュータ80に沿って前記第2可搬式コンベア21上に
落下する。前記第3シュータ80は篩枠体50の開口部
50a寄りに設けられた開口部寄りシュータ81と篩枠
体50の開口部50aと反対側寄りに設けられた開口部
反対側寄りシュータ82を備えている。この第3シュー
タ80は原料供給装置12(篩14)よりも下方に突出
している。
【0046】前記開口部寄りシュータ81は底板83と
左右の縦板84で断面ほぼ上向きコ字状で、その縦板8
4に固着したブラケット85が篩枠体50の下部にボル
トで取付けてある。この開口部寄りシュータ81の底板
83は水平に対して斜めで、下篩53における開口部寄
り部分の下方と対向している。この底板83の下部が篩
枠体50の下部よりも若干下方に突出している。
【0047】前記開口部反対寄りシュータ82は開口部
寄りの第1部材86と開口部反対寄りの第2部材87と
左右一対の第3部材88で平面形状略矩形状である。第
1部材86は底板89と左右の縦板90で断面略上向き
コ字状の板状で、左右の縦板90がステー44のブラケ
ット91にピン92で縦向き姿勢と横向き姿勢に亘って
上下揺動自在に取付けてある。
【0048】図6に示すように、前記第1部材86の縦
板90の下部寄りに固定用ピン孔93を有する第1ブラ
ケット94が固着され、上部寄りにピン孔95を有する
第2ブラケット96が固着してある。第1ブラケット9
4に支持杆97の一端部がピン98で取付けてある。こ
の支持杆97の他端部に第1・第2ピン孔99,100
が形成してある。前記ステー44にはピン孔101を有
するブラケット102が固着してある。前記支持杆97
の第1ピン99とピン孔101にピン103を嵌合する
ことで第1部材86は図6に実線で示す第1の縦向き姿
勢となる。前記支持杆97の第2ピン孔100とピン孔
101にピン103を嵌合するとで第1部材86は図6
に一点鎖線で示すように第2の縦向き姿勢となる。
【0049】このように第1部材86を第1・第2の縦
向き姿勢とすることで第3シュータ80の排出部の中心
が車体長手方向に変位するので、第2可搬式コンベア2
1との位置合せが容易である。
【0050】ピン103を抜いて第1部材86を上方に
揺動し、固定用ピン孔93とピン孔101にピン103
を嵌合するとで第1部材86は図6に二点鎖線で示す横
向き姿勢となる。この時、支持杆97の第1ピン孔99
と第2ブラケット96のピン孔95にピンを嵌合して支
持杆97を保持する。
【0051】前記第2部材87は図4に示すように枠4
3の下面にヒンジ104で縦向き姿勢と横向き姿勢とに
亘って上下揺動自在に吊り下げて取付けてある。
【0052】前記第3部材88は板状の主部材105
と、この主部材105にヒンジ107で水平面方向に揺
動自在に連結した板状の副部材106を備えている。主
部材105が枠43の下面にヒンジ108で縦向き姿勢
と横向き姿勢に上下揺動自在に吊り下げて取付けてあ
る。前記主部材105はボルト109で第2部材87の
端面に固着してある。前記副部材106は第1部材86
の縦板90に重なり合うと共に、ステー44にボルトで
固着してある。
【0053】このようであるから、第1・第2・第3部
材86,87,88を縦向き姿勢と横向き姿勢に上下揺
動できる。また、第3部材88の副部材106をヒンジ
107を支点として揺動して主部材105に重ね合せれ
ば、主部材105と第1部材80との間から篩14の下
部を見ることができ、篩14の点検、清掃等ができる。
【0054】前記枠43のヒンジ104を取付けた部分
に第1ゴムカバー110が取付けてあり、枠43には左
右一対の第2ゴムカバー111が取付けてある。図4に
点線で示すように第2ゴムカバー111の一方の縦縁部
111aが第1ゴムカバー110の左右縦縁部に重なり
合って枠43と第1・第2・第3部材86,87,88
の上縁部の間の隙間を閉塞し、かつ主部材105と副部
材106の間の隙間を閉塞している。
【0055】また、第2支柱42と補助柱45の間、補
助柱45間にカバー112が取付けてある。このカバー
112によって第2支柱42と補助柱45間、補助柱4
5間から原料が周囲に飛散しないようにしている。な
お、第2支柱42と補助柱45と補助柱45間に取付け
たカバー112は着脱自在で、取り外して篩14を点
検、清掃できるようにしてある。
【0056】このようであるから、ボルト109を弛め
ることで第2部材87をヒンジ104を支点として上方
に揺動することで図3に仮想線で示す横向き姿勢とする
ことができる。この時第1ゴムカバー110は第2部材
87とともに上方に持ち上げられる。第2部材87を前
述の横向き姿勢で固着具、例えば篩枠体50に吊り下げ
たフック113を第2部材87に係止して固定する。
【0057】副部材106をヒンジ107を支点として
揺動することで主部材105に重ね合せる。この状態で
主部材105をヒンジ108を支点として上方に揺動す
ることで図4に仮想線で示すように左右の第3部材88
を一部を重ね合せて横向き姿勢とすることができる。こ
の時第2ゴムカバー111は主部材105とともに上方
に持ち上げられる。左右の第3部材88を横向き姿勢で
固着具により固定する。例えば索条114を第3部材8
8の下面に掛け渡し、その索条114の両端部を枠43
に連結して固定する。
【0058】第1部材86を前述のようにして横向き姿
勢とする。
【0059】このように第1・第2・第3部材86,8
7,88を横向き姿勢とすることで、開口部反対側寄り
シュータ82が平面矩形状で垂下した作業姿勢から篩1
4の下部寄りに偏平となった格納姿勢に折り畳みされ、
地上から開口部反対側寄りシュータ82までが高くな
る。
【0060】したがって、例えば図7に示すように自走
式破砕機をけん引式トレーラ120のけん引台車121
に載せて運搬する際に走行体2をけん引台車121の連
結部122に接近させて排出コンベア16がけん引台車
121から後方に突出する長さを短くしたときに、開口
部反対寄りシュータ82が連結部122と干渉すること
がない。
【0061】前記第1部材86の下部と第2部材87、
主部材105の下部にゴムシュータ115がボルト11
6で着脱自在に取付けてある。このゴムシュータ115
は横断面コ字状で、それぞれが嵌まり合っている。この
ゴムシュータ115の下面115aは第2可搬式コンベ
ア21の水平に対する角度に対応した角度で、そのゴム
シュータ115の下面115aが第2可搬式コンベア2
1の上面と接近して開口部反対側寄りシュータ82に沿
って排出された原料がこぼれることなしに第2可搬式コ
ンベア21上に落下するようにしてある。なお、第2可
搬式コンベア21を開口部反対側寄りシュータ82の落
下口に接近した高さとした場合等にはこのゴムシュータ
115は取付けなくとも良い。
【0062】以上の説明において、第2シュータ63を
作業姿勢から格納姿勢に折り畳みするようにしても良
い。例えば下部シュータ65を第2支柱42のブラケッ
ト42aを支点として上方に揺動自在として格納姿勢に
折り畳みできるようにする。
【0063】つまり、篩14よりも下方に突出した第2
シュータ63と第3シュータ80は車体1と走行体2の
長手方向一端部よりも外方に突出しているので、けん引
式トレーラで輸送する時に邪魔になることがある。この
場合には邪魔になるシュータを折り畳み自在とする。図
3に示す場合には第3シュータ80の開口部反対側寄り
シュータ82が邪魔になるので、そのシュータ82を折
り畳み自在としてある。すなわち、少なくとも車体長手
方向先端のシュータを格納姿勢に折り畳み自在とすれば
良い。
【0064】次に第2の実施の形態を説明する。図8に
示すように、第2シュータ63の落下口を取付架台13
の第1支柱41と第2支柱42との間に位置させる。第
2シュータ63の落下口は走行体2の長手方向一端部よ
りも内方に位置させる。この第2シュータ63の下部に
サイドコンベア130を取付ける。これにより中粒度の
原料を第2シュータ63からサイドコンベア130に落
下し、そのサイドコンベア130で車体側方に排出す
る。
【0065】次に第3の実施の形態を説明する。図1に
示した自走式破砕機における車体1の原料供給装置取付
部11から原料供給装置12を取り外しする。この車体
1の原料供給装置取付部11に図9に示すようにグリズ
リ振動フィーダ140を備えた原料供給装置12の取付
架台13を取付ける。
【0066】前記取付架台13は図1に示すものと略同
様で、車体取付部40と、この車体取付部40に固着し
た左右一対の第1・第2支柱41,42と、この各支柱
の上部間に固着した平面形状方形状の枠43と、この枠
43の左右両側部と第2支柱42に亘って斜めに連結し
た左右一対のステー44を備えている。そして、車体取
付部40が車体1の原料供給装置取付部11にボルトで
着脱自在に取付けてある。
【0067】グリズリ振動フィーダ140は枠体141
にグリズリバーと振動発生器142を取付けた従来公知
のもので、その枠体141がスプリング等の弾性体14
3を介して取付架台13の枠43に取付けてある。
【0068】前記グリズリバー144は図10に示すよ
うに第1ガイドプレート37よりも若干破砕機10側に
突出し、グリズリバー144に沿ってフィードされた原
料中の大粒度の原料が第1ガイドプレート37、第2ガ
イドプレート38に沿って入口34に供給される。ま
た、グリズリバー144間から落下した土砂を含む小粒
度の原料はシュータ145に落下し、このシュータ14
5で排出コンベア16上に落下する。
【0069】このようであるから、車体1に篩43を備
えた原料供給装置12と、グリズリ振動フィーダ140
を備えた原料供給装置12を交替して取付けできる。し
たがって、破砕作業に応じた自走式破砕機とすることが
できる。例えば、原料を破砕して破砕物と土砂等を一緒
に排出する場合にはグリズリ振動フィーダ140を備え
た原料供給装置12を取付ける。前述のように破砕した
破砕物を2次破砕して大粒度、中粒度、小粒度(土砂
等)の3種類の粒度に選別する場合は篩43を備えた原
料供給装置12を取付ける。
【0070】また、走行体2、破砕機10、動力源1
8、排出コンベア16を共通として篩43を備えた原料
供給装置12を有する自走式破砕機、グリズリ振動フィ
ーダ140を備えた原料供給装置12を有する自走式破
砕機を製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す自走式破砕機の側面図
である。
【図2】自走式破砕機の正面図である。
【図3】原料供給装置部分の一部破断詳細側面図であ
る。
【図4】図3の正面図である。
【図5】図3の平面図である。
【図6】第3シュータの第1部材取付部の拡大側面図で
ある。
【図7】自走式破砕機をトレーラに載せた状態の側面図
である。
【図8】第2の実施の形態を示す第2シュータ部分の側
面図である。
【図9】第3の実施の形態を示す自走式破砕機の側面図
である。
【図10】破砕機に原料を供給する部分の拡大側面図で
ある。
【符号の説明】
1…車体 2…走行体 10…破砕機 11…原料供給装置取付部 12…原料供給装置 13…取付架台 14…篩 15…原料ホッパ 16…排出コンベア 18…動力源 20…第1可搬式コンベア 21…第2可搬式コンベア 34…破砕機の入口 50…篩枠体 52…上篩 53…下篩 60…第1シュータ 63…第2シュータ 64…上部シュータ 65…下部シュータ 80…第3シュータ 81…開口部寄りシュータ 82…開口部反対側寄りシュータ 86…第1部材 87…第2部材 88…第3部材 105…主部材 106…補助部材 120…けん引式トレーラ 121…けん引台車 122…連結部 130…サイドコンベア 140…グリズリ振動フィーダ 144…グリズリバー 145…シュータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体(2)を備えた車体(1)と、こ
    の車体(1)に取付けた破砕機(10)と、前記車体
    (1)に取付けた原料供給装置(12)と、前記車体
    (1)に取付けられ走行体(2)、破砕機(10)、原
    料供給装置(12)等を駆動する動力源(18)を備
    え、 前記原料供給装置(12)は、投入された原料を3種類
    以上の粒度に選別し、かつ選別した粒度毎の出口を有
    し、最も大きな粒度の原料を破砕機(10)に供給し、
    残りの粒度の原料を別々に車体外部に排出する形状であ
    る自走式破砕機。
  2. 【請求項2】 最も大きな粒度の原料を破砕機(10)
    に供給ガイドする第1のシュータと、最も大きな粒度以
    外の原料を粒度毎に排出する複数の第2のシュータを設
    け、 前記第2のシュータは原料供給装置(12)よりも下方
    に突出し、排出部が走行体(2)の長手方向一端部より
    も外方に位置する形状である請求項1記載の自走式破砕
    機。
  3. 【請求項3】 前記第2のシュータにおける少なくとも
    車体長手方向先端部のシュータを、格納姿勢に折り畳み
    自在とした請求項2記載の自走式破砕機。
  4. 【請求項4】 走行体(2)、破砕機(10)、動力源
    (18)、及び原料供給装置取付部(11)を有する車
    体(1)と、 投入された原料を3種類以上の粒度に選別し、かつ選別
    した粒度毎の出口を有し前記原料供給装置取付部(1
    1)に着脱自在な第1の原料供給装置(12)と、 グリズリ振動フィーダ(140)を有し、前記原料供給
    装置取付部(11)に着脱自在な第2の原料供給装置
    (12)を備え、 前記第1の原料供給装置(12)と第2の原料供給装置
    (12)の一方を車体(1)の原料供給装置取付部(1
    1)に取付けた自走式破砕機。
  5. 【請求項5】 走行体(2)を備えた車体(1)と、こ
    の車体(1)に取付けた破砕機(10)と、前記車体
    (1)に取付けられ、投入された原料を3種類以上の粒
    度に選別し、かつ選別した粒度毎の出口を有し、最も大
    きな粒度の原料を破砕機(10)に供給し、残りの粒度
    の原料を別々に車体外部に排出する形状の原料供給装置
    (12)と、前記車体(1)に取付けられ走行体
    (2)、破砕機(10)、原料供給装置(12)等を駆
    動する動力源(18)と、 最も大きな粒度以外で一種類の粒度の原料を排出し、か
    つ原料供給装置(12)よりも下方に突出し、排出部が
    走行体(2)の長手方向一端部よりも外方に位置する第
    1のシュータと、 前記の粒度とは異なる粒度の原料を排出し、かつ原料供
    給装置(12)よりも下方に突出し、排出部が走行体
    (2)の長手方向一端部よりも内方に位置する第2のシ
    ュータと、 前記第2のシュータの下方に設けられたサイドコンベア
    (130)を備えた自走式破砕機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006061787A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 自走式破砕機
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CN111744641A (zh) * 2019-03-29 2020-10-09 克磊镘有限公司 预处理设备、尤其是破碎设备、尤其是岩石破碎机

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