JP3332039B2 - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP3332039B2
JP3332039B2 JP2000582471A JP2000582471A JP3332039B2 JP 3332039 B2 JP3332039 B2 JP 3332039B2 JP 2000582471 A JP2000582471 A JP 2000582471A JP 2000582471 A JP2000582471 A JP 2000582471A JP 3332039 B2 JP3332039 B2 JP 3332039B2
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ventilation
stator core
cooling medium
cooler
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一正 井出
憲一 服部
昭義 小村
光則 山品
正 園部
章臣 仙波
淳二 佐藤
亮一 塩原
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K9/00Arrangements for cooling or ventilating
    • H02K9/10Arrangements for cooling or ventilating by gaseous cooling medium flowing in closed circuit, a part of which is external to the machine casing
    • H02K9/12Arrangements for cooling or ventilating by gaseous cooling medium flowing in closed circuit, a part of which is external to the machine casing wherein the cooling medium circulates freely within the casing

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  • Power Engineering (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却媒体を冷却す
る冷却器を機内に設置した回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】冷却媒体を冷却する冷却器を機内に設置
した回転電機としては、例えば特開平7−177705
号公報,特開平10−146022号公報に記載された
ものが知られている。これら公報に記載させた回転電機
は、固定子枠と固定子鉄心との間を低温の冷却媒体が供
給される低温ガス室及び加熱された冷却媒体が流入する
高温ガス室に仕切り、軸方向に複数分散された冷却器を
回転電機の下側の基礎ピット内に配置している。そし
て、複数の冷却器によって冷却され通風機によって昇圧
された冷却媒体を鉄心や巻線などの熱源に低温ガス室を
介して導き、冷却し終えた冷却媒体を冷却器に高温ガス
室を介して導いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
回転電機では、1つ又は2つ以上の熱源を経由した冷却
媒体を鉄心の軸方向中央部に導いているので、鉄心の軸
方向中央部に導かれる冷却媒体の温度がその部分に到達
前に上昇する。このため上記の回転電機では、発電容量
の増加又は損失密度の増加に伴って鉄心や巻線などの熱
源から発生する熱負荷が増加した場合、鉄心の軸方向中
央部に導かれる冷却媒体の冷却効果が著しく低下する。
従って、上記の回転電機では、固定子鉄心と回転子鉄心
との間の空隙に局所的な発熱部分が生じ、回転子の軸方
向に不均一な熱伸びに起因する回転子の熱振動ストロー
クの増加に至る恐れがある。
【0004】上記の解決手段として冷却媒体の風量の増
加又は通風抵抗の調整による各通風路への風量配分の最
適化が考えられる。しかし、前者の手段ではファンの昇
圧によって冷却媒体の通風損失がさらに大きくなり、冷
却媒体の総損失が増加する。後者の手段では限られた空
間において所望の電気的特性及び機械的特性を満足させ
ながら通風抵抗を調整しなければならず、各通風路への
風量配分の最適化は難しい。
【0005】本発明の目的は、機内の軸方向の温度上昇
分布を平準化できる回転電機の提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため
に、本発明では、エアギャップを介して回転子鉄心を内
周側に囲む固定子鉄心と、固定子枠と前記固定子鉄心と
の間に形成され且つ前記固定子鉄心の軸方向中央部と連
通する第1の通風路と、前記固定子枠と前記固定子鉄心
との間に形成され且つ前記第1の通風路より軸方向外側
に設けられた第2及び第3の通風路と、少なくとも前記
第1の通風路に対応して設置された第1の冷却器と、前
記第1の冷却器より軸方向外側に設けられた第2及び第
3の冷却器と、冷却媒体を昇圧する昇圧装置と、前記昇
圧装置によって昇圧された冷却媒体が前記第1の冷却器
によって冷却され、前記第1の通風路を介して前記固定
子鉄心の軸方向中央部に前記固定子鉄心の外周側から内
周側に向かい、前記エアギャップを介して前記固定子鉄
心の内周側から外周側に向かい、さらに、前記第2の通
風路を介して前記第2の冷却器で冷却され前記昇圧装置
に向かって流通されるように構成した第1の通風回路
と、前記第1の通風回路から分岐して前記第3の通風路
に向かい再び第1の通風回路と合流する第2の通風回路
を有し、前記冷却媒体は空気であり、前記第1,第2及
び第3の冷却器は前記固定子枠と前記固定子鉄心との間
に配置されたものであり、前記第3の冷却器を前記第2
の通風回路の前記分岐した部分に配置するように構成し
た。
【0007】ここで、鉄心の軸方向中央部と連通する通
風路とは、通風路の個数が偶数の場合、複数の通風路の
うち中央の2個乃至4個の通風路を指す。通風路の個数
が奇数の場合、複数の通風路のうち中央の1個乃至3個
の通風路を指す。通風路の個数は回転電機の容量によっ
て決まるが、例えば発電機の場合、発電容量が100M
Wクラスの発電機では少なくとも3個の通風路を設置す
る。発電容量が350MWクラス以上の発電機では7個
乃至10個或いはそれ以上の通風路を設置する。
【0008】本発明は、上記特徴により機内の軸方向の
温度上昇分布を平準化できるという効果を達成できる。
特にこの効果は軸長が長く冷却媒体として空気を用いる
回転電機、例えば大容量の空冷式の発電機に有効であ
る。空気は水素よりも粘性が大きいので、発電機内部を
流れるとき通風抵抗が生じ温度上昇する。通風抵抗は空
気の流通距離が長いほど大きくなるので、軸長の長い大
容量の発電機ほど空気の温度上昇が顕著になると共に鉄
心の軸方向中央部の空気の風量が減る。
【0009】従って、鉄心の軸方向両端部から遠い鉄心
の軸方向中央部には温度上昇した少量の空気が供給さ
れ、鉄心の軸方向両端部と鉄心の軸方向中央部との間に
温度差が生じる。しかし、鉄心の軸方向中央部に冷却さ
れた冷却媒体を供給する本発明によれば、鉄心の軸方向
中央部の温度上昇を許容温度以下とし、機内の軸方向の
温度上昇分布を平準化することができる。
【0010】ここで、機内の軸方向の温度上昇分布の平
準化とは、鉄心の軸方向中央部の温度上昇を許容温度以
下とし、鉄心の軸方向両端部と鉄心の軸方向中央部との
温度上昇差を縮めることを意味する。従って、機内の軸
方向の温度上昇分布には多少のバラツキがある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づき説明する。 (実施例1) 図1〜図4は本発明の第1実施例であるタービン発電機
の構成を示す。本実施例のタービン発電機は機内に封入
された冷却媒体によって機内を冷却する密閉型(或いは
全閉型)のものである。図中符号1は固定子枠である。
固定子枠1の内側には円筒状の固定子鉄心2を設けてい
る。固定子鉄心2の内周部には軸方向に連続したスロッ
ト3を周方向に複数形成している。スロット3には固定
子巻線4を収納している。固定子鉄心2には径方向に放
射状に連続した通風ダクト5を軸方向に等間隔に複数形
成している。
【0012】固定子鉄心2の内周側にはエアギャップ6
を介して回転子鉄心7を設けている。回転子鉄心7の外
周部には軸方向に連続したスロット(図示せず)を周方
向に複数形成している。回転子鉄心7のスロットには回
転子巻線(図示せず)を収納している。回転子鉄心7の
両端には回転子巻線の両端を押圧する円筒状のリテイニ
ングリング8を設けている。回転子鉄心7の中心軸上に
は軸方向両側に延伸する回転軸9を一体に設けている。
【0013】固定子枠1の軸方向両端には円環状の閉塞
部材であるエンドブラケット10を設けている。エンド
ブラケット10の内周側には回転軸9を回転自在に支承
する軸受装置11を設けている。回転軸9の一方端(軸
受装置11よりも外側)には回転中の回転子巻線に電力
を供給する集電装置12を設けている。集電装置12は
回転軸9の一方端(軸受装置11よりも外側)に設けた
集電環にカーボン製のブラシを押圧接触させて固定側と
回転側を電気的に接続するものである。回転軸9の他方
端(軸受装置11よりも外側)には発電機の回転源であ
るタービンとの連結部を形成している。
【0014】回転軸9の両端(軸受装置11よりは内
側)には機内に封入された冷却媒体を昇圧させ機内循環
させるファン13を設けている。本実施例では冷却媒体
の昇圧装置としてファン13を用いた場合について説明
したが、これ以外の昇圧装置を用いても構わない。回転
軸9の両端(軸受装置11よりは内側)に設けられたフ
ァン13は中央線14に対して左右対称な配置関係にあ
る。中央線14は回転軸9に対して直角に交わる交線で
あり、エンドブラケット10間を左右対称に等分する2
等分線である。
【0015】固定子枠1の上面には上面から突出するよ
うに上方に延びた端子15を3相分設けている。端子1
5は電気的に接続された固定子巻線4から発電電力を外
部に取り出すためのものである。固定子枠1の正面の2
ヶ所及び背面の2ヶ所には吊具16を設けている。吊具
16は例えば発電機本体の基礎ピット17への据付けの
際、クレーンによる発電機本体の吊上げに用いる。
【0016】固定子枠1と固定子鉄心2との間には周方
向に連続した通風路18a乃至18gを軸方向に並列に設
けている。通風路18a乃至18gは固定子枠1と固定
子鉄心2との間の空間を軸方向に仕切る複数の環状の仕
切板19と、固定子枠1の内面と、固定子鉄心2の外周
面から形成したものであり、それぞれ通風ダクト5と連
通している。通風路18a乃至18gは中央線14に対
して左右対称な配置になっている。
【0017】固定子枠1の下面には軸方向に延びた通風
ダクト22a乃至22cを軸方向に対して直角な方向に
並列に設けている。通風ダクト22a,22cは軸方向
に連続した通風路20を形成している。通風路20は風
通路18b,18d,18fと連通している。通風ダク
ト22bは軸方向に連続した通風路21を形成してい
る。通風路21は通風路18a,18c,18e,18
gと連通している。
【0018】固定子鉄心2とエンドブラケット10との
間には径方向に連続した通風路23乃至26を設けてい
る。通風路23乃至26は固定子鉄心2とエンドブラケ
ット10との間の空間をファン13の外周側と対向する
環状の仕切板27によって仕切り形成している。通風路
23,24はファン13の排気側と通風路20とを連通
するものであり、中心線14に対して左右対称な配置に
なっている。通風路25,26はファン13の入気側と
通風路21を連通するものであり、中心線14に対して
左右対称な配置になっている。
【0019】通風路18a乃至18gのそれぞれには機
内に封入された冷却媒体を冷却する冷却器28を設けて
いる。冷却器28a乃至28gは軸方向に列構成を成す
ように発電機下部に配置している。尚、冷却器28a乃
至28gは発電機上部に配置しても構わない。冷却器2
8a乃至28gは中央線14に対して左右対称な配置に
なっている。冷却器28a乃至28gには冷却水を供給
するための配管29及び冷却水を排出するための配管3
0を接続している。冷却器28a乃至28gは同じ冷却
容量のものであるが、その外観の大きさは通風路18の
大きさによって異なっている。本実施例では通風路18
b,18fの軸方向の幅が他の通風路18よりも小さ
く、これに合わせて冷却器28b,28fの軸方向の幅
を他の冷却器28よりも小さくしている。
【0020】発電機内部には上述した通風路などによっ
て構成した通風回路を複数形成している。中央線14の
一方側(図面に向かって左側)には第1の通風回路2
9,第2の通風回路30,第3の通風回路31の3つの
通風回路を形成している。中央線14の他方側(図面に
図って右側)にも3つの通風回路を形成している。中央
線14の一方側に形成された3つの通風回路と中央線1
4の他方側に形成された3つの通風回路は中央線14に
対して左右対称な配置になっており、冷却媒体の流れ及
び温度上昇特性も左右対称な関係にある。従って、以下
においては中央線14の一方側の通風回路構成及び冷却
媒体の流れについて説明する。
【0021】第1の通風回路29は図中実線の矢印で示
した閉ループであり、ファン13の排気側からエアギャ
ップ6を介して通風ダクト5に至り、通風ダクト5から
通風路18aを介して冷却器28aに至り、冷却器28
aから通風路21,25を介してファン13の入気側に
至る回路である。また、第1の通風回路29は通風路1
8a,エアギャップ6,通風ダクト5の熱源と冷却器2
8aが直列に配置されるように構成した回路である。
尚、エアギャップ6及び通風路18aの熱源は鉄損を発
生する固定子鉄心2であり、通風ダクト5の熱源は鉄損
を発生する固定子鉄心2及び銅損を発生する固定子巻線
4である。
【0022】第2の通風回路30は図中点線の矢印で示
した閉ループであり、ファン13の排気側から通風路2
3を介して冷却器28bに至り、冷却器28bから通風
路18b,通風ダクト5,エアギャップ6,通風ダクト
5,通風路18cを介して冷却器28cに至り、冷却器
28cから通風路21,25を介してファン13の吸気
側に至る回路である。また、第2の通風回路30は通風
路23の熱源の次に冷却器28b、この次に通風路18
b,18c,エアギャップ6,通風ダクト5の熱源、こ
の次に冷却器28cというように熱源と冷却器が交互に
直列に配置されるように構成した回路である。尚、エア
ギャップ6及び通風路18b,18cの熱源は鉄損を発
生する固定子鉄心2であり、通風ダクト5及び通風路2
3の熱源は鉄損を発生する固定子鉄心2及び銅損を発生
する固定子巻線4である。
【0023】第3の通風回路31は図中点線の矢印で示
した閉ループであり、ファン13の排気側から通風路2
3を介して冷却器28dに至り、冷却器28dから通風
路18d,通風ダクト5,エアギャップ6,通風ダクト
5,通風路18cを介して冷却器28cに至り、冷却器
28cから通風路21,25を介してファン13の吸気
側に至る回路である。また、第2の通風回路30は通風
路23の熱源の次に冷却器28d、この次に通風路18
d,18c,エアギャップ6,通風ダクト5の熱源、こ
の次に冷却器28cというように熱源と冷却器が交互に
直列に配置されるように構成した回路である。尚、エア
ギャップ6及び通風路18d,18cの熱源は鉄損を発
生する固定子鉄心2であり、通風ダクト5及び通風路2
3の熱源は鉄損を発生する固定子鉄心2及び銅損を発生
する固定子巻線4である。
【0024】次に冷却媒体の流れについて説明する。回
転軸9の回転により機内に封入されている冷却媒体は昇
圧され、ファン13の排気側から各通風回路に流れる。
第1の通風回路29では、ファン13によって昇圧され
た冷却媒体はエアギャップ6を通風路18aと連通する
通風ダクト5に向かって軸方向に流れる。通風路18aと
連通する通風ダクト5に至った冷却媒体は固定子鉄心2
の内部及び固定子巻線4を冷却しながら通風ダクト5を
固定子鉄心2の内周側から外周側、すなわち通風路18
aに向かって流れる。通風路18aに至った冷却媒体は
固定子鉄心2の外周側を冷却し、冷却器28aに向かっ
て流れる。冷却器28aに至った冷却媒体は冷却器28
aによって冷却され、通風路21,通風路25を介して
ファン13の吸気側に流れる。
【0025】第2の通風回路30では、ファン13によ
って昇圧された冷却媒体は固定子鉄心2の端部及び固定
子巻線4のコイルエンド部を冷却しながら通風路23を
通風路20に向って径方向に流れる。通風路20に至っ
た冷却媒体は冷却器28bに向って軸方向に流れる。冷
却器28bに至った冷却媒体は冷却器28bによって冷
却され、固定子鉄心2の外周側を冷却しながら通風路1
8bを周方向に流れ、通風路18bと連通する通風ダク
ト5に流れる。通風路18bと連通する通風ダクト5に
至った冷却媒体は固定子鉄心2の内部及び固定子巻線4
を冷却しながら通風ダクト5を固定子鉄心2の外周側か
ら内周側、すなわちエアギャップ6に向かって流れる。
【0026】エアギャップ6に至った冷却媒体は固定子
鉄心2の内周側を冷却しながら通風路18cと連通する
通風ダクト5に向かって軸方向に流れる。通風路18c
と連通する通風ダクト5に至った冷却媒体は固定子鉄心
2の内部及び固定子巻線4を冷却しながら通風ダクト5
を固定子鉄心2の内周側から外周側、すなわち通風路1
8cに向かって流れる。通風路18cに至った冷却媒体
は固定子鉄心2の外周側を冷却し、冷却器28cに向か
って流れる。冷却器28cに至った冷却媒体は冷却器2
8cによって冷却され、通風路21,通風路25を介し
てファン13の吸気側に流れる。
【0027】第3の通風回路31では、ファン13によ
って昇圧された冷却媒体は固定子鉄心2の端部及び固定
子巻線4のコイルエンド部を冷却しながら通風路23を
通風路20に向って径方向に流れる。通風路20に至っ
た冷却媒体は冷却器28dに向って軸方向に流れる。冷
却器28dに至った冷却媒体は冷却器28dによって冷
却され、固定子鉄心2の外周側を冷却しながら通風路1
8dを周方向に流れ、通風路18dと連通する通風ダク
ト5に流れる。通風路18dと連通する通風ダクト5に
至った冷却媒体は固定子鉄心2の内部及び固定子巻線4
を冷却しながら通風ダクト5を固定子鉄心2の外周側か
ら内周側、すなわちエアギャップ6に向かって流れる。
【0028】エアギャップ6に至った冷却媒体は固定子
鉄心2の内周側を冷却しながら通風路18cと連通する
通風ダクト5に向かって軸方向に流れる。通風路18c
と連通する通風ダクト5に至った冷却媒体は固定子鉄心
2の内部及び固定子巻線4を冷却しながら通風ダクト5
を固定子鉄心2の内周側から外周側、すなわち通風路1
8cに向かって流れる。通風路18cに至った冷却媒体
は固定子鉄心2の外周側を冷却し、冷却器28cに向か
って流れる。冷却器28cに至った冷却媒体は冷却器2
8cによって冷却され、通風路21,通風路25を介し
てファン13の吸気側に流れる。
【0029】以上のように構成した本実施例によれば、
ファン13によって昇圧された冷却媒体を固定子鉄心2
の軸方向中央部に位置する通風路18dに導き、導かれ
た冷却媒体を冷却器28dによって冷却し、冷却された
冷却媒体を固定子鉄心2の外周側から内周側に向かって
流通するようにしたので、冷却された冷たい冷却媒体を
固定子鉄心2の軸方向中央部に供給することができる。
【0030】従って、供給される冷却媒体の温度が最も
高くなり、供給される冷却媒体の風量が最も少なくなる
固定子鉄心2の軸方向中央部を冷たい冷却媒体によって
冷却することができ、エアギャップ6に生じる局所的な
発熱を抑え、機内の軸方向の温度上昇分布を平準化し、
回転子の熱振動ストロークを抑制することができる。 (実施例2) 図5及び図6は第2実施例のタービン発電機の構成を示
す。本実施例のタービン発電機は第1実施例と同様に密
閉型(或いは全閉型)のものであるが、第1実施例より
軸長が短い(第1実施例より発電容量が小さい)。ま
た、本実施例のタービン発電機では第1実施例において
発電機下部に設けていた冷却器28及び通風路20,2
1を発電機上部に設けている。
【0031】固定子枠1と固定子鉄心2との間には周方
向に連続した通風路18a乃至18dを軸方向に並列に設
けている。通風路18b,18cは通風路20と連通し
ている。通風路18a,18bは通風路21と連通して
いる。通風路21には冷却器28a,28dを中央線1
4に対して左右対称に設けている。通風路20には冷却
器28b,28cを中央線14に対して左右対称に設け
ている。冷却器28a乃至28dは軸方向に列構成を成
すように配置している。
【0032】冷却器28,28cは冷却器28a,28
dよりも小型、すなわち冷却容量が小さい。ここで、冷
却器28b,28cの冷却容量を冷却器28a,28d
よりも小さくしたのは、冷却器28b,28cは冷却器
28a,28dによって冷却された冷却媒体の一部を冷
却するものであり、冷却器28a,28dよりも冷却容
量が小さくて済むし、この方が冷却効率が良いからであ
る。また、冷却器28b,28cを設けた通風路20が冷
却器28a,28dを設けた通風路21よりも小さく、
小型な冷却器しか設置できないからである。尚、冷却器
28a乃至28dは発電機下部に配置しても構わない。
【0033】この他の構成は前例と同様であり、その説
明は省略する。また、通風路及び冷却器は中央線14に
対して左右対称な配置になっており、冷却媒体の流れ及
び温度上昇特性も同様に左右対称な関係にあるので、以
下においては中央線14の一方側について説明する。
【0034】次に、冷却媒体の流れについて説明する。
回転軸9と共にファン13が回転すると、機内に封入さ
れている冷却媒体は昇圧され、各通風路を流通する。フ
ァン13の排気側に排気された冷却媒体は通風路23側
とエアギャップ6側に分岐する。エアギャップ6側に分
岐した冷却媒体は固定子鉄心2の内周側を冷却しながら
エアギャップ6を通風路18aと連通する通風ダクト5
に向かって流れる。
【0035】通風路18aと通風ダクト5に至った冷却
媒体は固定子鉄心2の内部と固定子巻線4を冷却しなが
ら通風ダクト5を固定子鉄心2の内周側から外周側、す
なわち通風路18aに向かって流れる。通風路18aに
至った冷却媒体は固定子鉄心2の外周側を冷却し、通風
路21を介して冷却器28aに向って流通する。冷却器
28aに至った冷却媒体は冷却器28aによって冷却さ
れ、通風路25を介してファン13の吸気側に向かって
流れる。
【0036】通風路23側に分岐した冷却媒体は固定子
鉄心2の端部と固定子巻線4のコイルエンド部を冷却し
ながら通風路23を通風路20に向かって径方向に流れ
る。通風路20に至った冷却媒体は冷却器28bに向か
って軸方向に流れる。冷却器28bに至った冷却媒体は
冷却器28bによって冷却され、通風路18bに向かっ
て流れる。通風路18bに至った冷却媒体は固定子鉄心
2の外周側を冷却し、通風路18bと連通する通風ダク
ト5に流れる。
【0037】通風路18bと連通する通風ダクト5に至
った冷却媒体は固定子鉄心2の内部と固定子巻線4を冷
却しながら通風ダクト5を固定子鉄心2の外周側から内
周側、すなわちエアギャップ6に向かって流れる。エア
ギャップ6に至った冷却媒体は固定子鉄心2の内周側を
冷却しながらエアギャップを通風路18aと連通する通
風ダクト5に向かって軸方向に流れる。通風路18aと
連通する通風ダクト5に至った冷却媒体はファン13の
排気側からエアギャップ6側に分岐した冷却媒体と共に
通風ダクト5を流れる。
【0038】本実施例によれば、冷却器28a,28d
によって冷却され、ファン13によって昇圧された冷却
媒体の一部を分岐し、冷却器28b,28cによって冷
却し、固定子鉄心2の軸方向中央部に位置する通風路1
8b,18cに導き、導かれた冷却媒体を固定子鉄心2
の外周側から内周側に向かって流通するようにしたの
で、冷却された冷たい冷却媒体を固定子鉄心2の軸方向
中央部に供給することができる。
【0039】従って、本実施例によれば、供給される冷
却媒体の温度が最も高くなり、供給される冷却媒体の風
量が最も少なくなる固定子鉄心2の軸方向中央部を冷た
い冷却媒体によって冷却することができ、エアギャップ
6に生じる局所的な発熱を抑え、機内の軸方向の温度上
昇分布を平準化することができる。 (実施例3) 図7は第3実施例のタービン発電機の構成を示す。本実
施例は第2実施例の変形例であり、第2実施例より軸長
が長い。固定子枠1と固定子鉄心2との間には周方向に
連続した通風路18a乃至18eを軸方向に並列に設け
ている。通風路18a,18b,18d,18eは通風
路21と連通している。通風路18cは通風路20と連
通している。通風路21には中央線14に対して左右対
称に冷却器28a,28cを設けている。通風路20の
通風路18cとの連通部分には冷却28bを設置してい
る。冷却器28bは冷却器28a,28cよりも冷却容
量が小さい小型なものである。
【0040】この他の構成は前例と同様であり、その説
明は省略する。また、通風路及び冷却器は中央線14に
対して左右対称な配置になっており、冷却媒体の流れ及
び温度上昇特性も同様に左右対称な関係にあるので、以
下においては中央線14の一方側について説明する。
【0041】次に、冷却媒体の流れについて説明する。
回転軸9と共にファン13が回転すると、機内に封入さ
れている冷却媒体は昇圧され、各通風路を流通する。フ
ァン13の排気側に排気された冷却媒体は通風路23側
とエアギャップ6側に分岐する。エアギャップ6側に分
岐した冷却媒体は固定子鉄心2の内周側を冷却しながら
エアギャップ6を通風路18a,18bと連通する通風
ダクト5に向かって流れる。
【0042】通風路18a,18bと通風ダクト5に至
った冷却媒体は固定子鉄心2の内部と固定子巻線4を冷
却しながら通風ダクト5を固定子鉄心2の内周側から外
周側、すなわち通風路18a,18bに向かって流れ
る。通風路18a,18bに至った冷却媒体は固定子鉄
心2の外周側を冷却し、通風路21を介して冷却器28
aに向って流通する。冷却器28aに至った冷却媒体は
冷却器28aによって冷却され、通風路25を介してフ
ァン13の吸気側に向かって流れる。
【0043】通風路23側に分岐した冷却媒体は固定子
鉄心2の端部と固定子巻線4のコイルエンド部を冷却し
ながら通風路23を通風路20に向かって径方向に流れ
る。通風路20に至った冷却媒体は冷却器28bに向か
って軸方向に流れる。冷却器28bに至った冷却媒体は
冷却器28bによって冷却され、通風路18cに向かっ
て流れる。通風路18cに至った冷却媒体は固定子鉄心
2の外周側を冷却し、通風路18cと連通する通風ダク
ト5に流れる。
【0044】通風路18cと連通する通風ダクト5に至
った冷却媒体は固定子鉄心2の内部と固定子巻線4を冷
却しながら通風ダクト5を固定子鉄心2の外周側から内
周側、すなわちエアギャップ6に向かって流れる。エア
ギャップ6に至った冷却媒体は固定子鉄心2の内周側を
冷却しながらエアギャップを通風路18a,18bと連
通する通風ダクト5に向かって軸方向に流れる。通風路
18a,18bと連通する通風ダクト5に至った冷却媒
体はファン13の排気側からエアギャップ6側に分岐し
た冷却媒体と共に通風ダクト5を流れる。
【0045】本実施例によれば、冷却器28a,28c
によって冷却され、ファン13によって昇圧された冷却
媒体の一部を分岐し、冷却器28cによって冷却し、冷
却された冷却媒体を固定子鉄心2の軸方向中央部に対応
する通風路18cに導き、導かれた冷却媒体を固定子鉄
心2の外周側から内周側に向かって流通するようにした
ので、冷却された冷たい冷却媒体を固定子鉄心2の軸方
向中央部に供給することができる。
【0046】従って、本実施例によれば、供給される冷
却媒体の温度が最も高くなり、供給される冷却媒体の風
量が最も少なくなる固定子鉄心2の軸方向中央部を冷た
い冷却媒体によって冷却することができ、エアギャップ
6に生じる局所的な発熱を抑え、機内の軸方向の温度上
昇分布を平準化することができた。 (実施例4) 図8は第4実施例のタービン発電機の構成を示す。本実
施例は第2実施例と第3実施例の組合例であり、第3実
施例よりもさらに軸長が長い。固定子枠1と固定子鉄心
2との間に周方向に連続した通風路18a乃至18gを
軸方向に並列に設けている。通風路18a,18c,1
8e,18gは通風路21と連通している。通風路18
dは通風路20と連通している。また、固定子枠1と固
定子鉄心2との間には通風路23と通風路18bを連通
する通風路31と、通風路24と通風路18fを連通す
る通風路32を中央線14に対して左右対称に設けてい
る。
【0047】通風路21には中央線14に対して左右対
称に冷却器28a,28eを設けている。通風路20の
通風路18dとの連通部分には冷却器28cを設けてい
る。冷却器28cは冷却器28a,28eよりも冷却容
量が小さい小型なものである。通風路31には中央線1
4に対して左右対称に冷却器28b,28dを設けてい
る。冷却器28b,28dは冷却器28a,28eより
も冷却容量が小さい小型なものである。
【0048】この他の構成は前例と同様であり、その説
明は省略する。また、通風路及び冷却器は中央線14に
対して左右対称な配置になっており、冷却媒体の流れ及
び温度上昇特性も同様に左右対称な関係にあるので、以
下においては中央線14の一方側について説明する。
【0049】次に、冷却媒体の流れについて説明する。
回転軸9と共にファン13が回転すると、機内に封入さ
れている冷却媒体は昇圧され、各通風路を流通する。フ
ァン13の排気側に排気された冷却媒体は通風路23側
とエアギャップ6側に分岐する。エアギャップ6側に分
岐した冷却媒体は固定子鉄心2の内周側を冷却しながら
エアギャップ6を通風路18a,18cと連通する通風
ダクト5に向かって流れる。
【0050】通風路18a,18cと通風ダクト5に至
った冷却媒体は固定子鉄心2の内部と固定子巻線4を冷
却しながら通風ダクト5を固定子鉄心2の内周側から外
周側、すなわち通風路18a,18cに向かって流れ
る。通風路18a,18cに至った冷却媒体は固定子鉄
心2の外周側を冷却し、通風路21を介して冷却器28a
に向って流通する。冷却器28aに至った冷却媒体は冷
却器28aによって冷却され、通風路25を介してファ
ン13の吸気側に向かって流れる。
【0051】通風路23側に分岐した冷却媒体は固定子
鉄心2の端部と固定子巻線4のコイルエンド部を冷却し
ながら通風路23を通風路20,31に向かって径方向
に流れる。通風路20に至った冷却媒体は冷却器28c
に向かって軸方向に流れる。冷却器28cに至った冷却
媒体は冷却器28cによって冷却され、通風路18dに
向かって流れる。通風路18dに至った冷却媒体は固定
子鉄心2の外周側を冷却し、通風路18dと連通する通
風ダクト5に流れる。
【0052】通風路18dと連通する通風ダクト5に至
った冷却媒体は固定子鉄心2の内部と固定子巻線4を冷
却しながら通風ダクト5を固定子鉄心2の外周側から内
周側、すなわちエアギャップ6に向かって流れる。エア
ギャップ6に至った冷却媒体は固定子鉄心2の内周側を
冷却しながらエアギャップを通風路18a,18cと連
通する通風ダクト5に向かって軸方向に流れる。通風路
18a,18cと連通する通風ダクト5に至った冷却媒
体はファン13の排気側からエアギャップ6側に分岐し
た冷却媒体と共に通風ダクト5を流れる。
【0053】通風路31に至った冷却媒体は冷却器28
bに向かって軸方向に流れる。冷却器28bに至った冷
却媒体は冷却器28bによって冷却され、通風路18b
に向かって流れる。通風路18bに至った冷却媒体は固
定子鉄心2の外周側を冷却し、通風路18bと連通する
通風ダクト5に流れる。
【0054】通風路18bと連通する通風ダクト5に至
った冷却媒体は固定子鉄心2の内部と固定子巻線4を冷
却しながら通風ダクト5を固定子鉄心2の外周側から内
周側、すなわちエアギャップ6に向かって流れる。エア
ギャップ6に至った冷却媒体は固定子鉄心2の内周側を
冷却しながらエアギャップを通風路18a,18cと連
通する通風ダクト5に向かって軸方向に流れる。通風路
18a,18cと連通する通風ダクト5に至った冷却媒
体はファン13の排気側からエアギャップ6側に分岐し
た冷却媒体と共に通風ダクト5を流れる。
【0055】本実施例によれば、冷却器28a,28e
によって冷却され、ファン13によって昇圧された冷却
媒体の一部を分岐し、冷却器28cによって冷却し、冷
却された冷却媒体を固定子鉄心2の軸方向中央部に対応
する通風路18dに導き、導かれた冷却媒体を固定子鉄
心2の外周側から内周側に向かって流通するようにした
ので、冷却された冷たい冷却媒体を固定子鉄心2の軸方
向中央部に供給することができる。
【0056】従って、本実施例によれば、供給される冷
却媒体の温度が最も高くなり、供給される冷却媒体の風
量が最も少なくなる固定子鉄心2の軸方向中央部を冷た
い冷却媒体によって冷却することができ、エアギャップ
6に生じる局所的な発熱を抑え、機内の軸方向の温度上
昇分布を平準化することができた。 (実施例5) 図9は第5実施例のタービン発電機の構成を示す。本実
施例は第1実施例の改良例であり、固定子鉄心2の軸長
が長くなった場合に有効な例である。本実施例では固定
子鉄心2に設けた通風ダクト5の軸方向間隔を、第1の
通風回路29では大きくとり、第1の通風回路29より
も通風距離が大きく、かつ熱負荷が大きい第2の通風回
路30及び第3の通風回路31では小さくしている。
尚、この他の構成は前例と同様であり、その説明は省略
する。
【0057】本実施例によれば、通風ダクト5の軸方向
間隔を通風回路によって変えたので、ファン13に近く
通風距離の短い第1の通風回路29の風量が抑制され、
その分、ファン13から遠く通風距離の大きい第2の通
風回路30及び第3の通風回路31の風量を増加するこ
とができ、さらに鉄心の軸方向中央部付近の冷却効果を
向上することができる。
【0058】また、本実施例によれば、通風ダクト5の
軸方向間隔を通風回路によって変えたので、熱負荷の小
さい第1の通風回路29における固定子鉄心2と固定子
巻線4の露出面積を小さく、通風距離が大きく熱負荷の
大きい第2の通風回路20及び第3の通風回路31にお
ける固定子鉄心2と固定子巻線4の露出面積を大きく
し、鉄心の軸方向中央付近の冷却面積を増加することが
できるので、さらに鉄心の軸方向中央部付近の冷却効果
を向上することができる。
【0059】尚、本実施例は第1実施例の改良例として
説明したが、他の実施例に適用しても構わない。 (実施例6) 図10乃至図12は第6実施例のタービン発電機の構成
を示す。本実施例は第1実施例の変形例であり、第1実
施例において発電機下部に設けていた冷却器28及び通
風路20,21を発電機前部(発電機の正面側)と発電
機後部(発電機の背面側)に分けて設けている。外観上
発電機の正面及び背面には縦置きの冷却器が正面及び背
面から突出するように軸方向に列構成を成している。
【0060】発電機前部には通風路18aに設置した冷
却器28a,通風路18cに設置した冷却器28c,通
風路18eに設置した冷却器28e,通風路18gに設
置した冷却器28gを中央線14に対して左右対称な配
置となるように設けている。また、発電機前部には通風
路18a,18c,18e,18gと連通する通風路2
1を設けている。
【0061】発電機後部には通風路18bに設置した冷
却器28b,通風路18dに設置した冷却器28d,通
風路18fに設置した冷却器28fを中央線14に対し
て左右対称な配置となるように設けている。また、発電
機前部には通風路18b,18d,18eと連通する通
風路20を設けている。尚、この他の構成は第1実施例
と同様であり、その説明は省略する。
【0062】本実施例によれば、回転軸9を境に対向す
る固定子枠1と固定子鉄心2との間の一方側(発電機前
部)に冷却器28a,28c,28e,28gを配置
し、他方側(発電機後部)に冷却器28b,28d,2
8fを配置したので、第1の通風回路29,第2の通風
回路30,第3の通風回路31のうち、冷却媒体が固定
子鉄心2の内周側から外周側に流通した後に冷却器28
を通過する部分を発電機前部に形成し、冷却媒体が冷却
器28を通過した後に固定子鉄心2の外周側から内周側
に流通する部分を発電機後部に形成することができる。
これにより、冷却媒体が流通する通風路の交差を無くす
ことができ、冷却媒体の通風抵抗を減らすことができ
る。従って、鉄心の軸方向中央部付近に供給される冷え
た冷却媒体の風量を増やすことができ、さらに鉄心の軸
方向中央部付近の冷却効果を向上することができる。
【0063】尚、本実施例では発電機前部と発電機後部
に冷却器を分けて配置した場合について説明したが、発
電機下部と発電機上部に冷却器を分けて配置しても同様
の効果を達成できる。 (実施例7) 図13は第7実施例のタービン発電機の構成を示す。本
実施例のタービン発電機は機内に取り込んだ外気によっ
て機内を冷却する開放型のものである。図中符号50は
固定子枠である。固定子枠50の内側には円筒状の固定
子鉄心51を設けている。固定子鉄心51の内周部には
軸方向に連続したスロットを周方向に複数形成してお
り、そのスロットには固定子巻線52を収納している。
固定子鉄心51には径方向に放射状に連続した通風ダク
ト53を軸方向に等間隔に複数形成している。
【0064】固定子鉄心51の内周側にはエアギャップ
54を介して回転子鉄心55を設けている。回転子鉄心
55の外周部には軸方向に連続したスロットを周方向に
複数形成しており、そのスロットには回転子巻線を収納
している。回転子鉄心55の両端には回転子巻線の両端
を押圧する円筒状のリテイニングリング56を設けてい
る。回転子鉄心55の中心軸上には軸方向両側に延伸す
る回転軸57を一体に設けている。
【0065】固定子枠50の軸方向両端には円環状の閉
塞部材であるエンドブラケット58を設けている。エン
ドブラケット58の内周側には回転軸57を回転自在に
支承する軸受装置を設けている。回転軸57の一方端
(軸受装置よりも外側)には回転中の回転子巻線に電力
を供給する集電装置を設けている。回転軸57の他方端
(軸受装置よりも外側)には発電機の回転源であるター
ビンとの連結部を形成している。
【0066】回転軸57の両端(軸受装置よりは内側)
には機内に封入された冷却媒体を昇圧させ機内循環させ
るファン59を設けている。本実施例では冷却媒体の昇
圧装置としてファン59を用いた場合について説明した
が、これ以外の昇圧装置を用いても構わない。回転軸5
7の両端(軸受装置よりは内側)に設けられたファン5
9は中央線60に対して左右対称な配置関係にある。中
央線60は回転軸57に対して直角に交わる交線であ
り、エンドブラケット58間を左右対称に等分する2等
分線である。
【0067】エンドブラケット58の内周部側には機内
に外気を取り込むための入気孔61をファン59と対向
するように設けている。エンドブラケット58の外周部
側には機内に取り込んだ外気を機外に排出するための排
出孔62を設けている。
【0068】固定子枠50と固定子鉄心51との間には
周方向に連続した通風路63a乃至63gを軸方向に並
列に設けている。通風路63a乃至63gは固定子枠5
0と固定子鉄心51との間の空間を軸方向に仕切る複数
の環状の仕切板64と、固定子枠50の内面と、固定子
鉄心51の外周面から形成したものであり、それぞれ通
風ダクト53と連通している。通風路63a乃至63g
は中央線60に対して左右対称な配置になっている。
【0069】固定子鉄心51とエンドブラケット58と
の間には径方向に連続した通風路65,66を設けてい
る。通風路65と通風路66は中心線60に対して左右
対称な配置になっている。エンドブラケット58とファ
ン59との間には入気孔61とファン59の入気側を連
通し、軸方向に連続した通風路67,68を設けてい
る。通風路67,68は固定子鉄心51とエンドブラケ
ット58との間の空間を円筒状の仕切板69によって仕
切り形成したものであり、中心線60に対して左右対称
な配置になっている。
【0070】発電機下部には通風路65,66と通風路
63b,63d,63fとを連通し、軸方向に連続した
通風路70を設けている。また、発電機下部には排気孔
62と通風路63a,63c,63e,63gとを連通
し、軸方向に連続した通風路71を設けている。
【0071】通風路63b,63d,63fのそれぞれ
には機外から取り込んだ冷却媒体を冷却する冷却器72
を設けている。冷却器72a乃至72cは軸方向に列構
成を成すように発電機下部に配置している。尚、冷却器
72a乃至72cは発電機上部に配置しても構わない。
冷却器72a乃至72cは中央線60に対して左右対称
な配置になっている。冷却器72a乃至72cには冷却
水を供給するための配管及び冷却水を排出するための配
管を接続している。冷却器72a乃至72cは同じ冷却
容量のものである。
【0072】発電機内部には上述した通風路などによっ
て構成した通風回路を複数形成している。中央線60の
一方側(図面に向かって左側)には第1の通風回路7
3,第2の通風回路74,第3の通風回路75の3つの
通風回路を形成している。中央線60の他方側(図面に
向かって右側)にも3つ通風回路を形成している。中央
線60の一方側に形成された3つの通風回路と中央線6
0の他方側に形成された3つの通風回路は中央線60に
対して左右対称な配置になっており、冷却媒体の流れ及
び温度上昇特性も左右対称な関係にある。従って、以下
においては中央線60の一方側の通風回路構成及び冷却
媒体の流れについて説明する。
【0073】第1の通風回路73は図中実線の矢印で示
した開ループであり、入気孔61から通風路67を介し
てファン59に至り、ファン59からエアギャップ5
4,通風ダクト53,通風路63a,通風路71を介し
て排気孔62に至る回路である。
【0074】第2の通風回路74は図中実線の矢印で示
した開ループであり、入気孔61から通風路67を介し
てファン59に至り、ファン59から通風路65,通風
路70を介して冷却器72aに至り、冷却器72aから
通風路63b,通風ダクト53,エンドブラケット5
4,通風ダクト53,通風路63c,通風路71を介し
て排気孔62に至る回路である。
【0075】第3の通風回路75は図中実線の矢印で示
した開ループであり、入気孔61から通風路67を介し
てファン59に至り、ファン59から通風路65,通風
路70を介して冷却器72bに至り、冷却器72bから
通風路63d,通風ダクト53,エンドブラケット5
4,通風ダクト53,通風路63c,通風路71を介し
て排気孔62に至る回路である。
【0076】次に、冷却媒体の流れについて説明する。
ファン59の回転により入気孔61から外気が機内に取
り込まれ、通風路67を介してファン59の入気側に至
る。外気はファン59によって昇圧され、ファン59の
排気側から各通風回路に流れる。
【0077】第1の通風回路73では、ファン59によ
って昇圧された外気は固定鉄心51の内周側を冷却しな
がらエアギャップ54を通風路63aと連通する通風ダ
クト53にに向かって軸方向に流れる。通風路63aと
連通する通風ダクト53に至った外気は固定子鉄心51
の内部及び固定子巻線52を冷却しながら通風ダクト5
3を固定子鉄心51の内周側から外周側、すなわち通風
路63aに向かって流れる。通風路18aに至った外気
は固定子鉄心51の外周側を冷却し、通風路71を介し
て排気孔62に流れる。
【0078】第2の通風回路74では、ファン59によ
って昇圧された外気は固定鉄心51の端部及び固定子巻
線52のコイルエンド部を冷却しながら通風路65を通
風路70に向って径方向に流通する。通風路70に至っ
た外気は冷却器72aに向って軸方向に流れる。冷却器
72aに至った外気は冷却器72aによって冷却され、
固定子鉄心51の外周側を冷却しながら通風路63bを
周方向に流れ、通風路63bと連通する通風ダクト53
に流れる。
【0079】通風路63bと連通する通風ダクト53に
至った外気は固定子鉄心51の内部及び固定子巻線52
を冷却しながら通風ダクト53を固定子鉄心51の外周
側から内周側、すなわちエアギャップ54に向かって流
れる。エアギャップ54に至った外気は固定子鉄心51
の内周側を冷却しながらエアギャップ54を通風路63
cと連通する通風ダクト53に向かって軸方向に流れ
る。
【0080】通風路63cと連通する通風ダクト53に
至った外気は固定子鉄心51の内部及び固定子巻線52
を冷却しながら通風ダクト53を固定子鉄心2の内周側
から外周側、すなわち通風路63cに向かって流れる。
通風路63cに至った外気は固定子鉄心51の外周側を
冷却し、通風路71を介して排気孔62に流れる。
【0081】第3の通風回路75では、ファン59によ
って昇圧された外気は固定子鉄心51の端部及び固定子
巻線52のコイルエンド部を冷却しながら通風路65を
通風路70に向って流通する。通風路70に至った外気
は冷却器72bに向って軸方向に流れる。冷却器72b
に至った外気は冷却器72bによって冷却され、固定子
鉄心51の外周側を冷却しながら通風路63dを周方向
に流れ、通風路63dと連通する通風ダクト53に流れ
る。
【0082】通風路63dと連通する通風ダクト53に
至った外気は固定子鉄心51の内部及び固定子巻線52
を冷却しながら通風ダクト53を固定子鉄心51の外周
側から内周側、すなわちエアギャップ54に向かって流
れる。エアギャップ54に至った外気は固定子鉄心51
の内周側を冷却しながらエアギャップ54を通風路63
cと連通する通風ダクト53に向かって軸方向に流れ
る。
【0083】通風路63cと連通する通風ダクト53に
至った外気は固定子鉄心51の内部及び固定子巻線52
を冷却しながら通風ダクト53を固定子鉄心2の内周側
から外周側、すなわち通風路63cに向かって流れる。
通風路63cに至った外気は固定子鉄心51の外周側を
冷却し、通風路71を介して排気孔62に流れる。
【0084】以上のように構成した本実施例によれば、
機外から取り込まれファン59によって昇圧された外気
を固定子鉄心51の軸方向中央部に位置する通風路63
dに導き、この導かれた外気を冷却器72bによって冷
却し、この冷却された外気を固定子鉄心51の外周側か
ら内周側に向かって流すようにしたので、冷却された冷
たい外気を固定子鉄心51の軸方向中央部に供給するこ
とができる。
【0085】従って、供給される外気の温度が最も高く
なり、供給される外気の風量が最も少なくなる固定子鉄
心51の軸方向中央部を冷たい外気によって冷却するこ
とができ、エアギャップ54に生じる局所的な発熱を抑
え、機内の軸方向の温度上昇分布を平準化し、回転子の
熱振動ストロークを抑制することができる。 (実施例8) 図14は第8実施例のタービン発電機の構成を示す。本
実施例は第7実施例の変形例であり、第7実施例のよう
に開放型のタービン発電機である。本実施例では冷却器
72a,72bを中央線60に対して左右対称に通風路
70の端部側に設けている。この他の構成は第7実施例
と同様であり、その説明は省略する。
【0086】このような構成においても第7実施例と同
様の通風回路及び外気の流れを構成できて、第7実施例
と同様の効果を達成できると共に、冷却器の数を1個減
らして発電機の構成をシンプルにすることができ、低コ
スト化を図ることができる。
【0087】
【発明の効果】本発明は、空気又は水素ガスなどの冷却
媒体を冷却する冷却器を機内に設置した回転電機に有効
である。特に冷却媒体として空気を用いる回転電機、す
なわち空冷式の発電機に有効であり、水素冷却式のよう
に発電機の大容量化が可能になる。 [図面の簡単な説明]
【図1】本発明の第1実施例であるタービン発電機の外
観及び内部構成の一部分を示す一部切欠き断面斜視図で
ある。
【図2】図1のII方向の外観構成を示す平面図である。
【図3】図2のIII 方向の外観構成を示す平面図であ
る。
【図4】図1の回転軸に対して下側の内部構造を示すIV
−IV矢視断面図である。
【図5】本発明の第2実施例であるタービン発電機の外
観構成を示す斜視図である。
【図6】図5の回転軸に対して上側の内部構成を示すVI
−VI矢視断面図。
【図7】本発明の第3実施例であるタービン発電機の回
転軸に対して上側の内部構成を示す断面図である。
【図8】本発明の第4実施例であるタービン発電機の回
転軸に対して上側の内部構成を示す断面図である。
【図9】本発明の第5実施例であるタービン発電機の回
転軸に対して下側の内部構成を示す断面図である。
【図10】本発明の第6実施例であるタービン発電機の
外観構成を示す正面図である。
【図11】図10のXI方向の外観構成を示す側面図で
ある。
【図12】図11の上方から見たときの内部構成を示す
XII−XII矢視断面図である。
【図13】本発明の第7実施例であるタービン発電機の
回転軸に対して下側の内部構成を示す断面図である。
【図14】本発明の第8実施例であるタービン発電機の
回転軸に対して下側の内部構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1…固定子枠、2…固定子鉄心、5…通風ダクト、8…
…回転子、13……ファン、15,18…通風路、28
…冷却器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 園部 正 日本国茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立事業所内 (72)発明者 仙波 章臣 日本国茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立事業所内 (72)発明者 佐藤 淳二 日本国茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立事業所内 (72)発明者 塩原 亮一 日本国茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立事業所内 審査官 下原 浩嗣 (56)参考文献 特開 昭60−162432(JP,A) 特開 昭52−1402(JP,A) 特開 昭52−1403(JP,A) 特開 平8−331781(JP,A) 実開 昭58−121166(JP,U) 実開 平4−6271(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 9/00 - 9/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアギャップを介して回転子鉄心を内周側
    に囲む固定子鉄心と、固定子枠と前記固定子鉄心との間
    に形成され且つ前記固定子鉄心の軸方向中央部と連通す
    る第1の通風路と、前記固定子枠と前記固定子鉄心との
    間に形成され且つ前記第1の通風路より軸方向外側に設
    けられた第2及び第3の通風路と、少なくとも前記第1
    の通風路に対応して設置された第1の冷却器と、前記第
    1の冷却器より軸方向外側に設けられた第2及び第3の
    冷却器と、冷却媒体を昇圧する昇圧装置と、前記昇圧装
    置によって昇圧された冷却媒体が前記第1の冷却器によ
    って冷却され、前記第1の通風路を介して前記固定子鉄
    心の軸方向中央部に前記固定子鉄心の外周側から内周側
    に向かい、前記エアギャップを介して前記固定子鉄心の
    内周側から外周側に向かい、さらに、前記第2の通風路
    を介して前記第2の冷却器で冷却され前記昇圧装置に向
    かって流通されるように構成した第1の通風回路と、前
    記第1の通風回路から分岐して前記第3の通風路に向か
    い再び第1の通風回路と合流する第2の通風回路を有
    し、前記冷却媒体は空気であり、前記第1,第2及び第
    3の冷却器は前記固定子枠と前記固定子鉄心との間に配
    置されたものであり、前記第3の冷却器を前記第2の通
    風回路の前記分岐した部分に配置したことを特徴とする
    回転電機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記冷却器は、回転電
    機の上部又は下部に設置されていることを特徴とする回
    転電機。
  3. 【請求項3】請求項1乃至2において、前記冷却媒体は
    機外から取り込んだ外気であり、これによって機内を冷
    却することを特徴とする回転電機。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記固定子鉄心は、径
    方向に連続した通風ダクトを軸方向に複数有すると共
    に、前記固定子鉄心の軸方向中央部に位置する通風ダク
    ト間の軸方向間隔を他の部分に位置する通風ダクト間の
    軸方向間隔よりも小さくしたことを特徴とする回転電
    機。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記固定子鉄心は、径
    方向に連続した通風ダクトを軸方向に複数有すると共
    に、前記第1の通風回路を構成する通風ダクト間の軸方
    向間隔を前記第2の通風回路を構成する通風ダクト間の
    軸方向間隔よりも小さくしたことを特徴とする回転電
    機。
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