JP3331969B2 - ビーズインダクタの製造方法及びビーズインダクタ - Google Patents
ビーズインダクタの製造方法及びビーズインダクタInfo
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
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- H01F17/00—Fixed inductances of the signal type
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- H01F17/045—Fixed inductances of the signal type with magnetic core with core of cylindric geometry and coil wound along its longitudinal axis, i.e. rod or drum core
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- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノイズ対策などの
目的で用いられるビーズインダクタの製造方法及びビー
ズインダクタに関するものである。
目的で用いられるビーズインダクタの製造方法及びビー
ズインダクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ノイズ対策用部品、特に大電流を流す必
要のあるマイクロプロセッサー等のノイズ対策用部品と
して、ビーズインダクタが用いられている。ビーズイン
ダクタとして、フェライト粉末等の磁性体粉末を含有し
た樹脂またはゴム中に導体コイルを埋め込んだビーズイ
ンダクタが知られている。このようなビーズインダクタ
においては、導体コイルを射出成形等によって樹脂また
はゴム中に埋め込み、得られた成形体の両端を切削し、
内部のコイルの両端部を露出させた後、これに金属キャ
ップを導電性樹脂ペーストやスポット溶接等により取り
付けて外部端子電極としている。
要のあるマイクロプロセッサー等のノイズ対策用部品と
して、ビーズインダクタが用いられている。ビーズイン
ダクタとして、フェライト粉末等の磁性体粉末を含有し
た樹脂またはゴム中に導体コイルを埋め込んだビーズイ
ンダクタが知られている。このようなビーズインダクタ
においては、導体コイルを射出成形等によって樹脂また
はゴム中に埋め込み、得られた成形体の両端を切削し、
内部のコイルの両端部を露出させた後、これに金属キャ
ップを導電性樹脂ペーストやスポット溶接等により取り
付けて外部端子電極としている。
【0003】図5及び図6は、このようなビーズインダ
クタの製造方法を説明するための断面図である。図5を
参照して、ビーズインダクタの成形体を製造するための
射出成形用金型は、上金型1及び下金型2から構成され
ている。上金型1には樹脂を成形する空間となるキャビ
ティ3が形成されている。また下金型2は、上金型1と
嵌合させたときキャビティ3内に配置されるピン4が設
けられている。上金型1には、キャビティ3内に溶融樹
脂を供給するためのゲート1aが形成されている。
クタの製造方法を説明するための断面図である。図5を
参照して、ビーズインダクタの成形体を製造するための
射出成形用金型は、上金型1及び下金型2から構成され
ている。上金型1には樹脂を成形する空間となるキャビ
ティ3が形成されている。また下金型2は、上金型1と
嵌合させたときキャビティ3内に配置されるピン4が設
けられている。上金型1には、キャビティ3内に溶融樹
脂を供給するためのゲート1aが形成されている。
【0004】図5に示す金型を用いてビーズインダクタ
の成形体を製造するには、まずピン4にポリエステル樹
脂等によって絶縁被覆された銅線等の金属線を巻回して
なる導体コイルが挿入される。次に、フェライト粉末等
の磁性体粉末を含有した溶融樹脂がゲート1aからキャ
ビティ3内に射出される。これによりピン4に挿入され
た導体コイルの外側の部分が溶融樹脂によって成形され
る。
の成形体を製造するには、まずピン4にポリエステル樹
脂等によって絶縁被覆された銅線等の金属線を巻回して
なる導体コイルが挿入される。次に、フェライト粉末等
の磁性体粉末を含有した溶融樹脂がゲート1aからキャ
ビティ3内に射出される。これによりピン4に挿入され
た導体コイルの外側の部分が溶融樹脂によって成形され
る。
【0005】図6は、以上のようにしてコイル5の外側
の部分を成形した状態を示す断面図である。次に、ピン
4を抜き取り、残った空間内にコイル5の外側と同じ樹
脂を射出成形し、コイル5の内側を溶融樹脂によって成
形し、コイル5を樹脂内に埋め込む。
の部分を成形した状態を示す断面図である。次に、ピン
4を抜き取り、残った空間内にコイル5の外側と同じ樹
脂を射出成形し、コイル5の内側を溶融樹脂によって成
形し、コイル5を樹脂内に埋め込む。
【0006】以上のようにして得られた成形体の両端部
をダイシングソー等によりカッティングすることによ
り、成形体の樹脂内に埋め込まれたコイルの端部を露出
させる。
をダイシングソー等によりカッティングすることによ
り、成形体の樹脂内に埋め込まれたコイルの端部を露出
させる。
【0007】図7は、以上のようなカッティング後の成
形体を示す側面図であり、図8は平面図である。成形体
7は、樹脂成形部6内に導体コイル5を埋め込むことに
より形成されている。成形体7の一方の切断面7aに
は、導体コイル5の端部5aが露出している。成形体7
の他方の切断面7bには、導体コイル5の端部5bが露
出している。従来の製造方法では、このような導体コイ
ル5の端部5a及び5bと導電性樹脂ペーストやスポッ
ト溶接により電気的に接続されるように、外部端子電極
としての金属キャップを取り付けている。また、半田に
よっても金属キャップを取り付けることができ、このよ
うな場合、成形体の端面に露出した導体コイルの端部ま
たは金属キャップにクリーム半田等を塗布することによ
り半田付けがなされている。
形体を示す側面図であり、図8は平面図である。成形体
7は、樹脂成形部6内に導体コイル5を埋め込むことに
より形成されている。成形体7の一方の切断面7aに
は、導体コイル5の端部5aが露出している。成形体7
の他方の切断面7bには、導体コイル5の端部5bが露
出している。従来の製造方法では、このような導体コイ
ル5の端部5a及び5bと導電性樹脂ペーストやスポッ
ト溶接により電気的に接続されるように、外部端子電極
としての金属キャップを取り付けている。また、半田に
よっても金属キャップを取り付けることができ、このよ
うな場合、成形体の端面に露出した導体コイルの端部ま
たは金属キャップにクリーム半田等を塗布することによ
り半田付けがなされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のビーズインダク
タにおいては、上述のように、導電性樹脂ペーストやス
ポット溶接等により成形体内部の導体コイルと外部端子
電極とを電気的に接続しているが、導体コイルと外部端
子電極との電気的な接続の信頼性が不十分であるという
問題があった。すなわち、図7に示すような成形体7の
切断面7a及び7bにおける導体コイル5の端部5a及
び5bには、これらがフラット面であるためスポット溶
接が付きにくく、金属キャップ等の外部端子電極を取り
付けても、接続信頼性が十分ではなかった。また、導電
性樹脂ペーストで金属キャップ等の外部端子電極を導体
コイル5の端部5a及び5bに接着させて取り付けた場
合にも、接着力が弱く、接続信頼性に乏しいという問題
があった。
タにおいては、上述のように、導電性樹脂ペーストやス
ポット溶接等により成形体内部の導体コイルと外部端子
電極とを電気的に接続しているが、導体コイルと外部端
子電極との電気的な接続の信頼性が不十分であるという
問題があった。すなわち、図7に示すような成形体7の
切断面7a及び7bにおける導体コイル5の端部5a及
び5bには、これらがフラット面であるためスポット溶
接が付きにくく、金属キャップ等の外部端子電極を取り
付けても、接続信頼性が十分ではなかった。また、導電
性樹脂ペーストで金属キャップ等の外部端子電極を導体
コイル5の端部5a及び5bに接着させて取り付けた場
合にも、接着力が弱く、接続信頼性に乏しいという問題
があった。
【0009】本発明の目的は、導体コイルと外部端子電
極の接続信頼性を高めることができるビーズインダクタ
の製造方法及びビーズインダクタを提供することにあ
る。
極の接続信頼性を高めることができるビーズインダクタ
の製造方法及びビーズインダクタを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、絶縁被覆された金属線を巻回してなる導体コイル
を、磁性体粉末を含有した樹脂またはゴム中に埋め込む
ように成形し、該成形体の両端部をカッティングした
後、該成形体の端面を削り取ることにより導体コイルの
端部が成形体の端面から突き出るように露出させて凸状
部を形成し、該凸状部と電気的に接続するように外部端
子電極を取り付けることを特徴としている。
は、絶縁被覆された金属線を巻回してなる導体コイル
を、磁性体粉末を含有した樹脂またはゴム中に埋め込む
ように成形し、該成形体の両端部をカッティングした
後、該成形体の端面を削り取ることにより導体コイルの
端部が成形体の端面から突き出るように露出させて凸状
部を形成し、該凸状部と電気的に接続するように外部端
子電極を取り付けることを特徴としている。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、導体コイ
ルの端部に凸状部が形成されているので、スポット溶接
や半田等による取り付けが容易となり、より確実に導体
コイル端部と外部端子電極とを電気的に接続することが
できる。従って、導体コイルと外部端子電極との接続信
頼性を高めることができる。
ルの端部に凸状部が形成されているので、スポット溶接
や半田等による取り付けが容易となり、より確実に導体
コイル端部と外部端子電極とを電気的に接続することが
できる。従って、導体コイルと外部端子電極との接続信
頼性を高めることができる。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における凸状部が、成形体の端面をサンドブラス
ト処理し該端面を削り取ることにより導体コイルの端部
を露出させて形成されることを特徴としている。成形体
の端面を削り取ることにより導体コイルの端部を突き出
るように露出させて凸状部を形成しているので、凸状部
が剥離するおそれがなく、接続信頼性もさらに高められ
る。なお、成形体端面をサンドブラスト処理する際、露
出する導体コイルの絶縁被覆もサンドブラスト処理によ
り除去され、良好な電気的な接続性が得られる。
の発明における凸状部が、成形体の端面をサンドブラス
ト処理し該端面を削り取ることにより導体コイルの端部
を露出させて形成されることを特徴としている。成形体
の端面を削り取ることにより導体コイルの端部を突き出
るように露出させて凸状部を形成しているので、凸状部
が剥離するおそれがなく、接続信頼性もさらに高められ
る。なお、成形体端面をサンドブラスト処理する際、露
出する導体コイルの絶縁被覆もサンドブラスト処理によ
り除去され、良好な電気的な接続性が得られる。
【0016】請求項3に記載の発明は、絶縁被覆された
金属線を巻回してなる導体コイルが、磁性体粉末を含有
した樹脂またはゴム中に埋め込まれており、両端部にお
いて該導体コイルの端部が露出している成形体と、該成
形体両端部において該成形体の端面を削り取ることによ
り導体コイルの露出端部が前記成形体の端面から突き出
るように形成された凸状部と、該凸状部と電気的に接続
するように成形体の両端部にそれぞれ取り付けられる外
部端子電極とを備えることを特徴としている。請求項3
に記載の発明のビーズインダクタは、請求項1に記載の
発明の製造方法により製造することができるビーズイン
ダクタである。
金属線を巻回してなる導体コイルが、磁性体粉末を含有
した樹脂またはゴム中に埋め込まれており、両端部にお
いて該導体コイルの端部が露出している成形体と、該成
形体両端部において該成形体の端面を削り取ることによ
り導体コイルの露出端部が前記成形体の端面から突き出
るように形成された凸状部と、該凸状部と電気的に接続
するように成形体の両端部にそれぞれ取り付けられる外
部端子電極とを備えることを特徴としている。請求項3
に記載の発明のビーズインダクタは、請求項1に記載の
発明の製造方法により製造することができるビーズイン
ダクタである。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明における外部端子電極が成形体の両端部に嵌めら
れる金属キャップであることを特徴としている。
の発明における外部端子電極が成形体の両端部に嵌めら
れる金属キャップであることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に従う一実施形態
における成形体を示す側面図であり、図2は平面図であ
る。図1及び図2に示す成形体は、従来と同様の製造工
程により製造された図7及び図8に示す成形体7の導体
コイル5の両端部5a及び5bの上に凸状部8a及び8
bを形成することにより得られる成形体である。凸状部
8a及び8bは、図2に示すように、導体コイルの端部
5aに沿って略円環状に形成されている。
における成形体を示す側面図であり、図2は平面図であ
る。図1及び図2に示す成形体は、従来と同様の製造工
程により製造された図7及び図8に示す成形体7の導体
コイル5の両端部5a及び5bの上に凸状部8a及び8
bを形成することにより得られる成形体である。凸状部
8a及び8bは、図2に示すように、導体コイルの端部
5aに沿って略円環状に形成されている。
【0019】
【0020】
【0021】凸状部8a及び8bを、サンドブラスト処
理により形成する場合には、成形体7の切断面7a及び
7bをそれぞれサンドブラスト処理する。このサンドブ
ラスト処理により、切断面7a及び7bにおける樹脂成
形部6の面が削り取られ、この結果、導体コイル5の端
部5a及び5bの部分が突出するように露出する。この
ようにして露出した端部5a及び5bがそれぞれ凸状部
8a及び8aとなる。なお、導体コイル5は絶縁被覆さ
れた金属線から形成されているので、露出する部分にも
絶縁被膜が設けられているが、このような絶縁被膜は、
サンドブラスト処理により取り除かれる。従って、凸状
部8a及び8bの表面は内部の金属線が露出した状態と
なっている。
理により形成する場合には、成形体7の切断面7a及び
7bをそれぞれサンドブラスト処理する。このサンドブ
ラスト処理により、切断面7a及び7bにおける樹脂成
形部6の面が削り取られ、この結果、導体コイル5の端
部5a及び5bの部分が突出するように露出する。この
ようにして露出した端部5a及び5bがそれぞれ凸状部
8a及び8aとなる。なお、導体コイル5は絶縁被覆さ
れた金属線から形成されているので、露出する部分にも
絶縁被膜が設けられているが、このような絶縁被膜は、
サンドブラスト処理により取り除かれる。従って、凸状
部8a及び8bの表面は内部の金属線が露出した状態と
なっている。
【0022】図3及び図4は、図1及び図2に示す成形
体7の両端部に金属キャップ9及び10を取り付けてビ
ーズインダクタとした状態を示す側面図及び平面図であ
る。図3に示すように、金属キャップ9は、導体コイル
5の端部5a上に設けられた凸状部8aと接触し、電気
的に接続されるように取り付けられている。金属キャッ
プ10も同様に、導体コイル5の端部5b上に設けられ
た凸状部8bと接触し、電気的に接続されるように取り
付けられている。
体7の両端部に金属キャップ9及び10を取り付けてビ
ーズインダクタとした状態を示す側面図及び平面図であ
る。図3に示すように、金属キャップ9は、導体コイル
5の端部5a上に設けられた凸状部8aと接触し、電気
的に接続されるように取り付けられている。金属キャッ
プ10も同様に、導体コイル5の端部5b上に設けられ
た凸状部8bと接触し、電気的に接続されるように取り
付けられている。
【0023】金属キャップ9及び10を電気的に接続す
るように取り付ける方法としては、スポット溶接や半田
による取り付け方法が挙げられる。また、導電性ペース
トを塗布することにより取り付けてもよい。
るように取り付ける方法としては、スポット溶接や半田
による取り付け方法が挙げられる。また、導電性ペース
トを塗布することにより取り付けてもよい。
【0024】図3に示すように、成形体7の両端部の凸
状部8a及び8bは、切断面7a及び7bから突き出た
状態であるので、スポット溶接や半田の付与が容易であ
り、また導電性ペースト等の塗布も容易である。従っ
て、金属キャップ9及び10との電気的な接続性を十分
に確保した状態で取り付けることができる。
状部8a及び8bは、切断面7a及び7bから突き出た
状態であるので、スポット溶接や半田の付与が容易であ
り、また導電性ペースト等の塗布も容易である。従っ
て、金属キャップ9及び10との電気的な接続性を十分
に確保した状態で取り付けることができる。
【0025】上述のように、凸状部8a及び8bに金属
キャップを取り付ける際には、スポット溶接、半田、導
電性ペースト等により取り付けることができるが、凸状
部を半田から形成した場合には、金属キャップを凸状部
に当接させ、この状態で加熱することにより半田を溶融
して金属キャップを取り付けることができる。
キャップを取り付ける際には、スポット溶接、半田、導
電性ペースト等により取り付けることができるが、凸状
部を半田から形成した場合には、金属キャップを凸状部
に当接させ、この状態で加熱することにより半田を溶融
して金属キャップを取り付けることができる。
【0026】上記実施例においては、磁性体粉末を含有
した樹脂として、フェライト粉末を含有した樹脂を例に
して説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、その他の磁性体粉末を含有した樹脂も用いることが
できる。さらには、磁性体粉末を含有したゴムを用いて
もよい。
した樹脂として、フェライト粉末を含有した樹脂を例に
して説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、その他の磁性体粉末を含有した樹脂も用いることが
できる。さらには、磁性体粉末を含有したゴムを用いて
もよい。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、カッテ
ィング後の成形体の導体コイルの端部の上に凸状部を形
成することにより、この凸状部と外部端子電極とを電気
的に接続することができる。従って、スポット溶接、半
田付与、導電性ペースト塗布などの、導体コイルと外部
端子電極との接続作業が容易となり、より確実に導体コ
イルと外部端子電極とを接続することができるようにな
る。従って、導体コイルと外部端子電極の接続信頼性を
高めることができる。
ィング後の成形体の導体コイルの端部の上に凸状部を形
成することにより、この凸状部と外部端子電極とを電気
的に接続することができる。従って、スポット溶接、半
田付与、導電性ペースト塗布などの、導体コイルと外部
端子電極との接続作業が容易となり、より確実に導体コ
イルと外部端子電極とを接続することができるようにな
る。従って、導体コイルと外部端子電極の接続信頼性を
高めることができる。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】請求項2に記載の発明によれば、成形体の
端面をサンドブラスト処理することにより成形体の端面
を削り取り、導体コイルの端部を露出させて凸状部を形
成することにより、請求項1に記載の発明と同様に、導
体コイルと外部端子電極との接続信頼性を高めることが
できる。
端面をサンドブラスト処理することにより成形体の端面
を削り取り、導体コイルの端部を露出させて凸状部を形
成することにより、請求項1に記載の発明と同様に、導
体コイルと外部端子電極との接続信頼性を高めることが
できる。
【0032】請求項3に記載の発明によれば、成形体両
端部における導体コイルの露出端部上に形成された凸状
部と電気的に接続するように外部端子電極が設けられる
ので、外部端子電極と導体コイルとの接続信頼性が高め
られる。
端部における導体コイルの露出端部上に形成された凸状
部と電気的に接続するように外部端子電極が設けられる
ので、外部端子電極と導体コイルとの接続信頼性が高め
られる。
【0033】請求項4に記載の発明によれば、外部端子
電極として従来から一般に用いられている金属キャップ
を用いて製造することができ、外部端子電極としての金
属キャップと導体コイルとの接続信頼性の高いチップイ
ンダクタとすることができる。
電極として従来から一般に用いられている金属キャップ
を用いて製造することができ、外部端子電極としての金
属キャップと導体コイルとの接続信頼性の高いチップイ
ンダクタとすることができる。
【図1】本発明に従う一実施形態の凸状部を形成した成
形体を示す側面図。
形体を示す側面図。
【図2】本発明に従う一実施形態の凸状部を形成した成
形体を示す平面図。
形体を示す平面図。
【図3】本発明に従う一実施形態のビーズインダクタを
示す側面図。
示す側面図。
【図4】本発明に従う一実施形態のビーズインダクタを
示す平面図。
示す平面図。
【図5】導体コイルを埋め込んだ成形体を成形するため
の射出成形金型を示す断面図。
の射出成形金型を示す断面図。
【図6】導体コイルを埋め込んだ成形体を成形するため
の射出成形金型及びコイル外側部分の成形体を示す断面
図。
の射出成形金型及びコイル外側部分の成形体を示す断面
図。
【図7】従来の成形体を示す側面図。
【図8】従来の成形体を示す平面図。
5…導体コイル 5a,5b…導体コイルの端部 6…樹脂成形部 7…成形体 7a,7b…成形体の両端の切断面 8a,8b…凸状部 9,10…金属キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−264324(JP,A) 特開 平8−250342(JP,A) 特開 平6−338417(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 41/00 - 41/10 H01F 17/00 - 17/08 H01F 27/29
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁被覆された金属線を巻回してなる導
体コイルを、磁性体粉末を含有した樹脂またはゴム中に
埋め込むように成形し、該成形体の両端部をカッティン
グした後、該成形体の端面を削り取ることにより導体コ
イルの端部が成形体の端面から突き出るように露出させ
て凸状部を形成し、該凸状部と電気的に接続するように
外部端子電極を取り付けることを特徴とするビーズイン
ダクタの製造方法。 - 【請求項2】 絶縁被覆された金属線を巻回してなる導
体コイルを、磁性体粉末を含有した樹脂またはゴム中に
埋め込むように成形し、該成形体の両端部をカッティン
グした後、該成形体の端面をサンドブラスト処理し該端
面を削り取ることにより導電コイルの端部を露出させて
凸状部を形成し、該凸状部と電気的に接続するように外
部端子電極を取り付けることを特徴とするビーズインダ
クタの製造方法。 - 【請求項3】 絶縁被覆された金属線を巻回してなる導
体コイルが、磁性体粉末を含有した樹脂またはゴム中に
埋め込まれており、両端部において該導体コイルの端部
が露出している成形体と、 前記成形体両端部において該成形体の端面を削り取るこ
とにより前記導体コイルの露出端部が前記成形体の端面
から突き出るように形成された凸状部と、 前記凸状部と電気的に接続するように前記成形体の両端
部にそれぞれ取り付けられる外部端子電極とを備えるビ
ーズインダクタ。 - 【請求項4】 前記外部端子電極が前記成形体の両端部
に嵌められる金属キャップであることを特徴とする請求
項3に記載のビーズインダクタ。
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