JP3029568B2 - コイルボビン - Google Patents

コイルボビン

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JP3029568B2
JP3029568B2 JP08087220A JP8722096A JP3029568B2 JP 3029568 B2 JP3029568 B2 JP 3029568B2 JP 08087220 A JP08087220 A JP 08087220A JP 8722096 A JP8722096 A JP 8722096A JP 3029568 B2 JP3029568 B2 JP 3029568B2
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coil
conductive wire
bobbin
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conductor
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明 藤本
和哉 苅野
猛 谷口
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Honda Lock Manufacturing Co Ltd
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Honda Lock Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソレノイドのコイ
ルボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁センサや、継電器あるいは電磁弁な
どに用いるソレノイドのボビンは、コイル導線の始端を
ターミナルへ案内し、かつ乱巻きを防止するために、導
線の始端部の位置を規定するための案内溝がフランジに
設けられている。この案内溝は、フランジの軸線方向の
内面に、単純な凹溝を径方向に延設したものが一般的で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、ボビンの巻軸に
巻回されたコイルの周囲に合成樹脂材をモールド成形し
たものに於いては、樹脂材の成形圧力がコイルに加わっ
て巻線部分が軸方向へ押圧されるが、上記の如き従来の
構成によると、この押圧力により導線の始端部に巻線部
分が押し付けられ、導線に作用する応力が過大になるお
それがあった。
【0004】本発明は、このような不都合を解消するべ
く、コイルをインサートモールドすることによるストレ
スが、導線のターミナルへ向けて導出された部分に加わ
り難くなるように改良されたコイルボビンを提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明に於いては、巻軸とフランジとを有し、
巻軸に巻回された導線の周囲に合成樹脂材がモールド成
形されるコイルボビンの構成を、その底面が、外周側へ
行くに従って徐々に深くなると共に導線の巻き方向につ
いて徐々に浅くなるようにされ、かつその軸線方向から
見た形状が巻軸の外周に頂点が接する扇形をなす案内溝
をフランジの内側面に形成し、該案内溝の最も深い部分
に導線の始端部を沿わせるものとした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の構成を詳細に説明する。
【0007】図1は、本発明が適用された電磁センサを
示している。この電磁センサ1は、後述する感応素子部
2の周囲を被覆したハウジング部3と、車体に対する取
付ステー部4と、ケーブル引出部5とを合成樹脂材にて
一体成形してなっている。なお、取付ステー部4には、
ボルト締付力を受けるための金属製カラー6がインサー
トされている。
【0008】感応素子部2は、図2及び図3に示すよう
に、合成樹脂材にて射出成形されたボビン7と、該ボビ
ン7の軸線方向一端面に圧入固定された一対のターミナ
ル部材8のそれぞれに各端を連結された上でボビン7に
巻回された導線からなるコイル9と、ボビン7の中心孔
に装着されたポールピース10、永久磁石11、及びヨ
ーク12と、車両の制御回路にコネクタ(図示せず)を
介して接続されるリード線13とからなっている。
【0009】図2に示すように、コイル9の導線14の
端末は、この端末が絡められたターミナル部材8の導線
保持部15に電極を当ててかしめながら電流を流すこと
により、導線表面の絶縁層が熱で溶け、導線14の銅層
とターミナル部材8にメッキされた錫層とが溶融し、導
線保持部15にヒュージング接合されている。
【0010】またリード線13は、ターミナル部材8の
リード線保持部16に電極を当ててかしめながら電流を
流すことにより、リード線13の心線の銅層とターミナ
ル部材8にメッキされた錫層とが溶融し、かつリード線
13の心線の端末に予め施されている半田が接合部全体
に溶け込み、リード線保持部16に強固に接合されてい
る。なお、半田は高温半田が使用される。
【0011】そしてボビン7の一端面に形成されている
保持溝17に各リード線13をそれぞれ軽圧入すること
により、リード線13のずれ止めがなされる。なお、リ
ード線13の被覆には、図3に示すように、ケーブル押
さえ18が予めモールド成形されている。
【0012】このように組み立てられた感応素子部2と
金属製カラー6とを、図3に示したように下型19内に
セットした後に上型20を閉じ、感応素子部2の外面と
下型19の内面間に形成されたキャビティにゲート21
から溶融樹脂を射出することにより、図4に示したよう
に、感応素子部2及びカラー6をインサートした状態で
ハウジング部3及びステー部4が一体成形される。
【0013】さて、上述の如くコイル9の周囲を合成樹
脂材にてモールド成形したものに於いては、樹脂材の成
形圧力がコイル9に加わるが、この押圧力が導線14の
始端部に加わると、導線14に作用する応力が過大にな
り、場合によっては、導線14をターミナル部材8の導
線保持部15へ向けて導出する部分(始端部)が損傷す
るおそれがあった。そこで本発明に於いては、図5に示
したように、ボビン7のフランジ7aの内側面に、導線
14の始端部を案内するための案内溝31を形成するも
のとした。
【0014】この案内溝31は、その軸線方向から見た
形状が、ボビン7の巻軸7bの外周に頂点が接する扇形
をなしており、その底面は、外周側へ行くに従って徐々
に深くなると共に、導線14の巻き方向について徐々に
浅くなるようにされている。そして導線14の始端部を
この案内溝31の最も深い部分に沿わせた上でボビン7
の巻軸7bに導線14を巻回してコイル9を構成するも
のとした。
【0015】これにより、図6に示すように、案内溝3
1の最も深い部分に導線14を安定的に沿わせることが
できると共に、コイル9の巻線部分の軸方向変位が小さ
くなり、しかも導線14が案内溝31の壁32にて保護
されるので、コイル9をインサートモールドする際の成
形圧力によるストレスが導線14の始端部に作用し難く
なる。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、コイルをイ
ンサートモールドした際の成形圧力が導線の始端部に加
わり難くなるので、同部分の断線に対する信頼性を高め
る上に大きな効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電磁センサの斜視図。
【図2】感応素子部並びにカラーを金型内にセットした
状態を示す縦断面図。
【図3】感応素子部の要部斜視図。
【図4】感応素子部並びにカラーを金型内でモールド成
形した状態を示す縦断面図。
【図5】ボビンのフランジ部の内側面を示す部分的な斜
視図。
【図6】案内溝と導線との関係を概念的に示す図5に於
けるVI−VI線に沿う部分的な断面図。
【符号の説明】
1 電磁センサ 2 感応素子部 3 ハウジング部 4 取付ステー部 5 ケーブル引出部 6 金属製カラー 7 ボビン 8 ターミナル部材 9 コイル 10 ポールピース 11 永久磁石 12 ヨーク 13 リード線 14 導線 15 導線保持部 16 リード線保持部 17 保持溝 18 ケーブル押さえ 19 下型 20 上型 21 ゲート 31 案内溝 32 壁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−17654(JP,A) 実開 平5−38813(JP,U) 実開 平4−15803(JP,U) 実開 昭58−22702(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 5/02 H01F 7/06 H01F 27/28 - 27/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻軸とフランジとを有し、巻軸に巻回さ
    れた導線の周囲に合成樹脂材がモールド成形されるコイ
    ルボビンであって、 その底面が、外周側へ行くに従って徐々に深くなると共
    に前記導線の巻き方向について徐々に浅くなるようにさ
    れ、かつその軸線方向から見た形状が前記巻軸の外周に
    頂点が接する扇形をなす案内溝を前記フランジの内側面
    に形成し、 該案内溝の最も深い部分に、前記導線の始端部を沿わせ
    るものとしたことを特徴とするコイルボビン。
JP08087220A 1996-03-14 1996-03-14 コイルボビン Expired - Fee Related JP3029568B2 (ja)

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