JP3331894B2 - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JP3331894B2
JP3331894B2 JP01718097A JP1718097A JP3331894B2 JP 3331894 B2 JP3331894 B2 JP 3331894B2 JP 01718097 A JP01718097 A JP 01718097A JP 1718097 A JP1718097 A JP 1718097A JP 3331894 B2 JP3331894 B2 JP 3331894B2
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • H04N5/12Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising
    • H04N5/126Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising whereby the synchronisation signal indirectly commands a frequency generator
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/14Details of the phase-locked loop for assuring constant frequency when supply or correction voltages fail or are interrupted
    • H03L7/143Details of the phase-locked loop for assuring constant frequency when supply or correction voltages fail or are interrupted by switching the reference signal of the phase-locked loop
    • H03L7/145Details of the phase-locked loop for assuring constant frequency when supply or correction voltages fail or are interrupted by switching the reference signal of the phase-locked loop the switched reference signal being derived from the controlled oscillator output signal
    • HELECTRICITY
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • H04N5/06Generation of synchronising signals
    • H04N5/067Arrangements or circuits at the transmitter end
    • H04N5/073Arrangements or circuits at the transmitter end for mutually locking plural sources of synchronising signals, e.g. studios or relay stations

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部から供給さ
れる信号に位相同期した信号を発生するPLL(Phase
Lock Loop;位相ロックループ)回路に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョンやビデオの映像に対し、画
像表示デバイスによって生成されたチャネル表示や時計
表示などの画像を重ねて表示するスーパーインポーズ
(Superimpose)の技術が知られている。このスーパー
インポーズ技術において、テレビジョン映像等の表示制
御は、映像信号中の水平同期信号に同期して行われる
が、チャネル表示等がその背景たるテレビジョン映像に
対して揺らがないようにするためには、チャネル表示等
の表示制御もこの水平同期信号に同期して行われる必要
がある。そこで、以下説明するように、水平同期信号に
同期したドットクロックをPLL回路によって生成し、
このドットクロックに同期して画像表示デバイスによる
画像信号の出力を行うという手段が一般的に用いられて
いる。
【0003】周知の通り、PLL回路は、位相比較器
と、ローパスフィルタ(Low Pass Filter;以下、LP
Fという。)と、電圧制御発振器(Voltage Controlled
Oscillator;以下、VCOという。)を主要な構成要
素とするループ回路である。上記映像信号の水平同期信
号に同期したドットクロックを得るため、このPLL回
路の位相比較器の一方の入力端に水平同期信号を供給す
る。また、VCOの出力信号を分周器によって分周し、
この分周器の出力信号を位相比較器の他方の入力端に供
給する。位相比較器からは、この分周器の出力信号と水
平同期信号との位相誤差に対応した位相誤差信号が出力
される。この位相誤差信号がLPFを介してVCOに供
給され、分周器の出力信号と同期信号との位相誤差を小
さくする方向にVCOの出力信号の発振周波数の制御が
行われる。同期信号が一定周波数で安定して供給される
状況下では、以上のような制御に進められることによ
り、分周器の出力信号と同期信号との位相誤差が減少
し、位相誤差がなくなった時点でVCOの発振周波数が
固定化(ロック)される。このロック状態では、VCO
の出力信号は水平同期信号に同期しているため、この出
力信号をドットクロックとして使用するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、昨今急速に
普及が進みつつある自動車車載用テレビジョンシステム
に車内情報(例えばカーオーディオやカーエアコン等の
制御情報)を表示するカーマルチビジョンと呼ばれるシ
ステムが搭載されつつある。
【0005】このようなシステムにおいて、上記スーパ
ーインポーズの技術を使用し、画像表示デバイスによっ
て生成された車内情報をテレビジョン映像に重ね表示さ
せる場合、テレビジョン電波の受信状態などによって
は、映像信号の水平同期信号が一定の周波数で受信され
ず、水平同期信号の周波数に一時的に大きなゆらぎが生
じることがある。
【0006】そして、PLL回路がロック状態となって
いるときに、このような水平同期信号の周波数のゆらぎ
が生じると、これによって位相比較器から出力される位
相誤差信号によりVCOの発振周波数が大きく変化し、
PLL回路の動作がロック状態から外れることとなる。
【0007】こうしてPLL回路の動作がロック状態か
ら外れてしまうと、水平同期信号が元の正常な周波数に
戻ったとしても、PLL回路がこの正常な周波数の水平
同期信号に位相同期するのにある程度の時間が掛かって
しまう。このため、PLL回路によって生成されるドッ
トクロックが水平同期信号に同期していない期間が生
じ、スーパーインポーズによって表示されている車内情
報の表示画像に乱れが生じることとなるのである。
【0008】以上、スーパーインポーズを例に説明した
が、この問題は、PLL回路をスーパーインポーズの制
御に用いる場合に限らず、PLL回路を用いた制御一般
において、位相同期の基準となる信号(外部同期信号)
自体に周波数のゆらぎが生じる場合に起こる一般的な問
題である。
【0009】この発明は以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、位相同期の基準となる外部同期信号に
一時的な周波数のゆらぎが生じたとしても、位相同期状
態から大きく外れることがなく、安定して外部同期信号
に位相同期した内部同期信号を発生することができるP
LL回路を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
位相比較器と、電圧制御発振器とを含み、前記電圧制御
発振器の発振により内部同期信号を発生するとともに、
外部同期信号と前記内部同期信号との位相差を前記位相
比較器によって検出し、該位相差に応じて前記電圧制御
発振器の周波数を制御することにより、前記内部同期信
号を前記外部同期信号に位相同期させるPLL回路にお
いて、前記外部同期信号が前記内部同期信号の発生タイ
ミングを含む所定の窓期間内に入力される場合には、当
該外部同期信号を前記位相比較器に供給し、前記外部同
期信号が前記窓期間内に入力されない場合には、前記外
部同期信号に代えて、前記窓期間の開始タイミングまた
は終了タイミングにおいて疑似同期信号を前記位相比較
器に供給する疑似同期制御手段を具備し、 前記疑似同期
制御手段は、前記内部同期信号の発生タイミングの所定
時間後のタイミングから前記窓期間の開始タイミングま
での期間に前記外部同期信号が入力された場合に、当該
窓期間の開始タイミングにおいて前記疑似同期信号を前
記位相比較器に供給し、前記内部同期信号の発生タイミ
ングの所定時間後のタイミングから前記窓期間の終了タ
イミングまでの期間に前記外部同期信号が入力されない
場合には、当該窓期間の終了タイミングにおいて前記疑
似同期信号を前記位相比較器に供給することを特徴とす
るPLL回路を要旨とする。
【0011】請求項2に係る発明は、位相比較器と、電
圧制御発振器とを含み、前記電圧制御発振器の発振によ
り内部同期信号を発生するとともに、外部同期信号と前
記内部同期信号との位相差を前記位相比較器によって検
出し、該位相差に応じて前記電圧制御発振器の周波数を
制御することにより、前記内部同期信号を前記外部同期
信号に位相同期させるPLL回路において、前記外部同
期信号が前記内部同期信号の発生タイミングを含む所定
の窓期間内に入力される場合には、当該外部同期信号を
前記位相比較器に供給し、前記外部同期信号が前記窓期
間内に入力されない場合には、前記外部同期信号に代え
て、前記窓期間の開始タイミングまたは終了タイミング
において疑似同期信号を前記位相比較器に供給する疑似
同期制御手段と、 前記内部同期信号が過去n(nは整
数)回発生される間に、前記外部同期信号が入力された
回数を計数する計数手段と、 所定周期の基準同期信号を
発生する基準同期信号発生手段と、 前記外部同期信号が
一定期間以上に亙って入力されていないか否かを前記計
数手段の計数結果に基づいて判定し、一定期間以上に亙
って入力されていない場合には、前記外部同期信号また
は前記疑似同期信号に代えて、前記基準同期信号を前記
位相比較器に供給する切換手段とを具備することを特徴
とするPLL回路を要旨とする。
【0012】請求項3に係る発明は、n(nは整数)個
のデータを蓄積する先入れ先出し方式の記憶手段と、計
数対象となる信号が入力された場合に、第1の値を前記
記憶手段に書込み、計数対象となる信号が入力されなか
った場合に第2の値を前記記憶手段に書込む書込み制御
手段と、 前記第1の値が前記書込み制御手段によって前
記記憶手段に書込まれ、かつ、前記第2の値が前記記憶
手段から読み出された場合にはカウント値を1だけ増加
させ、前記第2の値が前記書込み制御手段によって前記
記憶手段に書込まれ、かつ、前記第1の値が前記記憶手
段から読み出された場合にはカウント値を1だけ減少さ
せる計数手段と により前記計数手段が構成されてなる
とを特徴とする請求項2に記載のPLL回路を要旨とす
る。
【0013】請求項4に係る発明は、位相比較器と、電
圧制御発振器とを含み、前記電圧制御発振器の発振によ
り内部同期信号を発生するとともに、外部同期信号と前
記内部同期信号との位相差を前記位相比較器によって検
出し、該位相差に応じて前記電圧制御発振器の周波数を
制御することにより、前記内部同期信号を前記外部同期
信号に位相同期させるPLL回路において、 前記外部同
期信号が前記内部同期信号の発生タイミングを含む所定
の窓期間内に入力される場合には、当該外部同期信号を
前記位相比較器に供給し、前記外部同期信号が前記窓期
間内に入力されない場合には、前記外部同期信号に代え
て、前記窓期間の開始タイミングまたは終了タイミング
において疑似同期信号を前記位相比較器に供給する疑似
同期制御手段と、 前記内部同期信号が過去n(nは整
数)回発生される間に、前記外部同期信号が入力された
回数を計数する第1の計数手段と、 所定周期の基準同期
信号を発生する基準同期信号発生手段と、 前記内部同期
信号が過去n(nは整数)回発生される間に、前記外部
同期信号に代えて、前記疑似同期信号が前記疑似同期制
御手段から出力された回数を計数する第2の計数手段
と、 前記外部同期信号が一定期間以上に亙って入力され
ていないか否かを前記第1の計数手段の計数結果に基づ
いて判定し、一定期間以上に亙って入力されていない場
合には、前記外部同期信号または前記疑似同期信号に代
えて、前記基準同期信号を前記位相比較器に供給する切
換手段と、 前記外部同期信号が前記窓期間から外れたタ
イミングで継続的に入力されているか否かを前記第1の
計数手段および前期第2の計数手段の計数結果に基づい
て判定し、前記窓期間から外れたタイミングで継続的に
入力されている場合には、前記窓期間の幅を拡張する窓
期間自動調整手段と を具備することを特徴とするPLL
回路を要旨とする。
【0014】請求項5に係る発明は、n(nは整数)個
のデータを蓄積する先入れ先出し方式の記憶手段と、
数対象となる信号が入力された場合に、第1の値を前記
記憶手段に書込み、計数対象となる信号が入力されなか
った場合に第2の値を前記記憶手段に書込む書込み制御
手段と、前記第1の値が前記書込み制御手段によって前
記記憶手段に書込まれ、かつ、前記第2の値が前記記憶
手段から読み出された場合にはカウント値を1だけ増加
させ、前記第2の値が前記書込み制御手段によって前記
記憶手段に書込まれ、かつ、前記第1の値が前記記憶手
段から読み出された場合にはカウント値を1だけ減少さ
せる計数手段と により前記第1の計数手段および前期第
2の計数手段のいずれかもしくは両方が構成されてなる
ことを特徴とする請求項4に記載のPLL回路を要旨と
する。
【0015】請求項6に係る発明は、前記基準同期信号
発生手段は、一定周期のクロックを分周し前記基準同期
信号を出力する分周器を有し、該分周器が前記疑似同期
制御手段によって出力される信号によりリセットされる
ことを特徴とする請求項2または請求項4に記載のPL
L回路を要旨とする。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に理解しやすく
するため、実施の形態について説明する。かかる実施の
形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を
限定するものではなく、本発明の範囲で任意に変更可能
である。
【0018】A.全体構成 図1は、この発明の一実施形態であるPLL回路の構成
を示すブロック図である。本実施形態に係るPLL回路
は、テレビジョンの映像信号から分離される水平同期信
号(外部同期信号)HRESETNに位相同期したドッ
トクロックDCLKを生成するものである。
【0019】このPLL回路は、2つの部分に大別する
ことができる。1つは、位相比較回路1と、抵抗および
キャパシタからなる1次のLPF2と、VCO3と、分
周器4,4,…,4と、セレクタ5と、分周器6とによ
り構成されたループ回路10である。このループ回路1
0は、既に従来の技術の項において説明した一般的なP
LL回路としての機能を営む部分である。
【0020】そして、もう1つは、疑似同期制御部7、
分周器8およびセレクタ9からなる入力回路20であ
る。この入力回路20の機能を要約すると次の通りであ
る。
【0021】まず、上述した従来のPLL回路は、水平
同期信号を位相比較器(図1における位相比較器1)に
直接供給する構成となっていた。本実施形態におけるP
LL回路においても、入力回路20は、通常は水平同期
信号HRESETNを位相比較器1に供給し、ループ回
路10をこの水平同期信号HRESETNに位相同期さ
せる。
【0022】しかし、水平同期信号HRESETNの周
期に大きな揺らぎが生じたり、あるいは水平同期信号H
RESETNが継続して供給されない場合等、水平同期
信号HRESETNにループ回路10を位相同期させる
のが適当でない場合がある。
【0023】かかる場合、本実施形態では、このような
水平同期信号HRESETNに代る同期信号を位相比較
器1に供給することにより、ループ回路10が正常な動
作状態から大きく逸脱するのを防ぐ。そして、この水平
同期信号HRESETNに代る同期信号を位相比較器1
に与える役割を果すのが入力回路20なのである。
【0024】次に、ループ回路10、入力回路20の順
に、各々の構成および機能を説明する。
【0025】B.ループ回路 まず、ループ回路10において、VCO3は、LPF2
を介して供給される周波数制御電圧に応じた発振周波数
で発振し、分周器4,4,…,4はこのVCO3の出力
信号を各々所定の分周比で分周して出力する。セレクタ
5は、これらの分周器の各出力信号のうち1つを、図示
しない外部CPUから供給される選択信号HFRに従っ
て選択し、ドットクロックDCLKとして出力する。
【0026】分周器6は、外部CPUによって分周比デ
ータHTLが与えられ、ドットクロックDCLKについ
て分周比1/HTLでの分周を行い、その結果得られる
分周信号を内部同期信号HSYNCNとして出力する。
ここで、分周比1/HTLは、目的とするドットクロッ
クDCLKの周波数と、位相同期の対象となる水平同期
信号HRESETNの周波数との比により決定される。
このように分周器6がドットクロックDCLKを制御す
るための手段として用いられるのに対し、上述した分周
器4,4,…,4は、VCO3を安定した動作領域で発
振させ、かつ、任意の周波数のドットクロックDCLK
の発生を可能にするための手段として用いられる。すな
わち、仮に分周器4,4,…,4を使用せず、VCO3
の出力信号をドットクロックDCLKとして直接使用す
るものとすると、発生可能なドットクロックDCLKの
周波数は、安定したVCO3の発振動作が得られる周波
数範囲に制限されることとなる。そこで、VCO3の出
力信号を分周器4,4,…,4のいずれかによって分周
したものをドットクロックDCLKとすることにより、
ドットクロックDCLKの周波数の高低に拘らず、VC
O3をその特性が安定した周波数領域で発振させるよう
にしたものである。
【0027】図2は分周器6の構成を示すブロック図で
あり、図3は分周器6の動作を示すタイムチャートであ
る。図2に示すように、分周器6は、カウンタ61、比
較器62およびインバータ63によって構成されてい
る。カウンタ61は、セレクタ5(図1)から供給され
るドットクロックDCLKをカウントし、そのカウント
結果であるドットクロックカウント値HTを出力する。
比較器62は、このドットクロックカウント値HTがH
TLとなった時点で一致検出パルス(正パルス)HSY
NCを出力し、また、ドットクロックカウント値HTが
HTL/2となった時点で半周期同期信号HSYNCH
Fを出力する。
【0028】カウンタ61は、一致検出パルスHSYN
Cによってリセットされる。そして、カウンタ61は、
このリセット状態からドットクロックDCLKのカウン
トを継続し、ドットクロックカウント値HTがHTLに
到達する毎にリセットされるという動作を繰り返す。従
って、ドットクロックDCLKの周期のHTL倍の周期
で一致検出パルスHSYNCが比較器62から出力され
ることとなる。インバータ63は、この一致検出パルス
HSYNCを反転し、内部同期信号HSYNCNとして
出力する。また、半周期同期信号HSYNCHFは、一
致検出パルスHSYNCの発生周期の半周期の時点にお
いて発生されることとなる。図3はこのようにして発生
される一致検出パルスHSYNCと半周期同期信号HS
YNCHFの位相関係を示すものである。
【0029】図1において、位相比較器1は、以上のよ
うにして分周期6から出力される内部同期信号HSYN
CNと、セレクタ9を介して入力回路20側から供給さ
れる同期信号との位相誤差を検出し、位相誤差信号を出
力する。この位相誤差信号がLPF2を介すことにより
上述した周波数制御電圧としてVCO3に供給され、位
相誤差をなくすようにVCO3の発振周波数の制御が行
われる訳である。
【0030】C.入力回路 次に、以上説明したループ回路10に対し位相同期のた
めの基準となる同期信号を供給する入力回路20につい
て説明する。
【0031】(1)疑似同期制御部 本実施形態に係るPLL回路は、上記位相同期の基準と
なる同期信号を発生するための手段を2つ有している。
その1つが疑似同期制御部7である。この疑似同期制御
部7には、上述した分周器6から半周期同期信号HSY
NCHFおよびドットクロックカウント値HTが供給さ
れるとともに、テレビジョンの映像信号から分離された
水平同期信号HRESETNが外部から供給される。疑
似同期制御部7は、これらの各信号に基づき、同期信号
HRESETN2の出力を行う。
【0032】疑似同期制御部の機能概略 図4はこの疑似同期制御部7の同期信号HRESETN
2の出力動作を示すタイムチャートである。ここで、疑
似同期制御部7の詳細に立入る前に、理解の容易のた
め、このタイムチャートを参照し、疑似同期制御部7の
機能の概略について説明する。
【0033】まず、図4(a)は内部同期信号HSYN
CNの波形を例示している。この内部同期信号HSYN
CNは、ドットクロックDCLKを分周比1/HTLで
分周することにより得られるものであるため、ドットク
ロックDCLKの周期のHTL倍の周期のパルス列(本
実施形態では負パルスのパルス列)となる。
【0034】本実施形態では、この内部同期信号HSY
NCNの発生タイミング(負パルスの立ち下がりタイミ
ング)に対応し、かつ、これを含むように窓期間Wを設
ける。ここで、窓期間Wは、通常は、ループ回路10が
位相同期するために要求される水平同期信号HRESE
TNの位相のゆらぎの許容範囲に対応した時間幅に設定
される。疑似同期制御部7の内部では、この窓期間Wの
開始タイミングにおいて疑似同期信号DWSを、終了タ
イミングにおいて疑似同期信号DWEを各々発生してい
る(図4(c)および(d)参照)。そして、疑似同期
制御部7は、必要に応じてこれらの疑似同期信号を採用
し、以下のように同期信号HRESETN2の出力を行
う。
【0035】a.窓期間W内に水平同期信号HRESE
TNが入力される場合、疑似同期制御部7は、当該水平
同期信号HRESETNをそのまま同期信号HRESE
TN2として出力する。
【0036】b.窓期間W内に水平同期信号HRESE
TNが入力されない場合には、水平同期信号HRESE
TNに代えて、窓期間Wの開始タイミングまたは終了タ
イミングのいずれかのタイミングで発生する疑似同期信
号を同期信号HRESETN2として出力する。
【0037】さらに詳述すると、内部同期信号HSYN
CNの発生後、ドットクロック周期のHTL/2倍相当
の時間が経過した時点(すなわち、半周期同期信号HS
YNCHFの発生タイミング(図4(b)参照))から
窓期間Wの開始タイミングまでの期間A内に水平同期信
号HRESETNが入力された場合、この水平同期信号
HRESETNの代りに、窓期間Wの開始タイミングに
おいて発生される疑似同期信号DWSを同期信号HRE
SETN2として出力する(図4(c)および(e)参
照)。
【0038】また、内部同期信号HSYNCNの発生
後、ドットクロック周期のHTL/2倍相当の時間が経
過した時点からその直後の窓期間Wの終了タイミングま
での期間B内に水平同期信号HRESETNが入力され
ない場合、窓期間Wの終了タイミングにおいて発生され
る疑似同期信号DWEを同期信号HRESETN2とし
て出力する(図4(d)および(f)参照)。
【0039】この動作は、水平同期信号HRESETN
が窓期間Wの終了タイミングよりも後に入力される場合
の他、最終的に水平同期信号HRESETNが入力され
ない場合にも行われる。すなわち、窓期間Wの開始タイ
ミング以後は、窓期間Wの終了タイミングまでは水平同
期信号HRESETNが入力されるのを待つが、この終
了タイミングまでに水平同期信号HRESETNが入力
されない場合には、その後、水平同期信号HRESET
Nが入力されるか否かに拘らず、この終了タイミングに
おいて疑似同期信号DWEを同期信号HRESETN2
として出力するのである。
【0040】このように疑似同期制御部7は、原則とし
て、水平同期信号HRESETNと同位相の同期信号H
RESETN2を出力するが、内部同期信号HSYNC
Nに対して大きく位相のずれた水平同期信号HRESE
TNが入力される場合には、内部同期信号HSYNCN
に対する位相差が上限値(図4ではWFおよびWB)を
越えないよう位相を制限して同期信号HRESETN2
の出力を行うものである。
【0041】疑似同期制御部の構成例 図5は、以上説明した機能を営む疑似同期制御部7の構
成例を示すブロック図である。この疑似同期制御部7
は、べき乗回路71および72と、減算器73と、比較
器74および75と、同期信号出力制御部76と、モニ
タ部77とにより構成されている。
【0042】i)疑似同期信号発生手段 べき乗回路71および72には、窓期間設定情報DWF
およびDWBが各々供給される。これらの窓期間設定情
報DWFおよびDWBは、各々図4(b)における期間
WFおよびWBを指定する情報であり、外部CPUによ
って出力されるものである。べき乗回路71および72
は、これらの窓期間設定情報DWFおよびDWBが与え
られることにより、データ2DWFおよび2DWBを各々出力
する。減算器73は、分周比データHTLから2DWF
減算し、減算結果HTL−2DWFを出力する。
【0043】比較器74は、分周器6(図1)から出力
されるドットクロックカウント値HTを減算器73から
出力されるHTL−2DWFと比較する。そして、ドット
クロックカウント値HTがHTL−2DWFとなっている
期間、疑似同期信号DWSを出力する。既に説明したよ
うに、ドットクロックカウント値HTは、内部同期信号
HSYNCによってリセットされ、ドットクロックDC
LKが発生される毎に分周器6内のカウンタ61により
1ずつカウントアップされてゆく。従って、内部同期信
号HSYNCの発生後、HTL−2DWF個のドットクロ
ックDCLKが発生された時点で、ドットクロックDC
LKの1周期相当のパルス幅を有する疑似同期信号DW
Sが比較器74から出力される。このようにして、前掲
図4(c)に示したように、内部同期信号HSYNCの
発生タイミングよりも期間WFだけ前のタイミングで疑
似同期信号DWSが発生されるのである。この場合の期
間WFは、窓期間設定情報DWFにより任意に設定する
ことができ、ドットクロックDCLKの周期の2DWF
の長さとなる。
【0044】同様に、比較器75は、ドットクロックカ
ウント値HTをべき乗回路72から出力される2DWB
比較する。そして、ドットクロックカウント値HTが2
DWBとなった時点、すなわち、前掲図4(d)に示した
ように、内部同期信号HSYNCの発生タイミングから
期間WBだけ後のタイミングで疑似同期信号DWEを発
生する。この場合の期間WBは、ドットクロックDCL
Kの周期の2DWB倍の長さとなる。 ii)同期信号出力制御部
【0045】同期信号出力制御部76には、比較器74
および75から疑似同期信号DWSおよびDWEが供給
される他、外部から水平同期信号HRESETNが、分
周器6(図1)から半周期同期信号HSYNCHFが供
給される。同期信号出力制御部76は、これらの各信号
に基づき、既に図4を参照して説明した同期信号HRE
SETN2の出力を行う。
【0046】図6は、同期信号出力制御部76の構成例
を示すものである。また、図7はこの同期信号出力制御
部76の各部の波形を示すタイムチャートである。図6
において、フリップフロップ101は、半周期同期信号
HSYNCHFによってセットされ、疑似同期信号DW
Sによってリセットされる。従って、フリップフロップ
101の負論理出力端の出力信号DWHFSN(ローア
クティブ)は、図7に示すように、半周期同期信号HS
YNCHFの発生タイミングから疑似同期信号DWSの
発生タイミングまでの期間、すなわち、前掲図4におけ
る期間Aのみローレベルとなる。
【0047】また、フリップフロップ102は、疑似同
期信号DWSによってセットされ、疑似同期信号DWE
によってリセットされる。従って、フリップフロップ1
02の負論理出力端の出力信号DWSEN(ローアクテ
ィブ)は、図7に示すように、疑似同期信号DWSの発
生タイミングから疑似同期信号DWEの発生タイミング
までの期間、すなわち、前掲図4における窓期間Wのみ
ローレベルとなる。
【0048】ここで、フリップフロップ102の出力信
号DWSENは、ANDゲート104の一方の負論理入
力端に供給され、このANDゲート104の他方の負論
理入力端には水平同期信号HRESETNが供給され
る。上述のように、信号DWSENは、前掲図4におけ
る窓期間Wのみローレベルとなるので、この窓期間Wに
入力される水平同期信号HRESETNのみがANDゲ
ート104を通過することとなる。
【0049】一方、フリップフロップ101の出力信号
DWHFSNは、ANDゲート103の一方の負論理入
力端に供給され、このANDゲート103の他方の負論
理入力端には水平同期信号HRESETNが供給され
る。上述のように、信号DWHFSNは、前掲図4にお
ける期間Aのみローレベルとなるので、この期間Aに入
力される水平同期信号HRESETNのみがANDゲー
ト103を通過することとなる。
【0050】フリップフロップ105は、水平同期信号
HRESETNがANDゲート103を経由して供給さ
れることによってセットされ、疑似同期信号DWSによ
ってリセットされる。従って、フリップフロップ105
の出力信号は、前掲図4における期間A内に水平同期信
号HRESETNが入力された場合にハイレベルにな
り、その入力タイミングから期間Aの終了タイミングま
での間、ハイレベルを維持する。
【0051】このフリップフロップ105の出力信号
は、遅延106を介してANDゲート107の一方の正
論理入力端に供給され、このANDゲート107の他方
の正論理入力端には疑似同期信号DWSが供給される。
水平同期信号HRESETNによりハイレベルとされた
フリップフロップ105の出力信号は、その後、疑似同
期信号DWSの発生タイミングにおいてローレベルへと
変化するが、この変化は遅延106によってANDゲー
ト107に伝達される。従って、上記期間A内に水平同
期信号HRESETNが入力された場合には、疑似同期
信号DWSの発生タイミングにおいて遅延106の出力
信号は依然としてハイレベルを維持しており、疑似同期
信号DWSはANDゲート107を通過し、信号DAM
MY1として出力される。
【0052】フリップフロップ108は、半周期同期信
号HSYNCHFによりセットされる。また、フリップ
フロップ108のリセット端子には、ANDゲート10
3および104の各出力信号がORゲート109を介し
て供給される。
【0053】既に説明したように、期間A内に入力され
る水平同期信号HRESETNはANDゲート104を
通過し、窓期間W内に入力される水平同期信号HRES
ETNはANDゲート103を通過する。従って、前掲
図4における期間B内に水平同期信号HRESETNが
入力されれば、その水平同期信号HRESETNがAN
Dゲート103または104およびORゲート109を
介してフリップフロップ108のリセット端子に伝達さ
れ、フリップフロップ108がリセットされる。一方、
前掲図4における期間B内に水平同期信号HRESET
Nが入力されない場合、すなわち、水平同期信号HRE
SETNが期間B以降に入力されるか、あるいは全く入
力されない場合には、フリップフロップ108はリセッ
トされず、その出力信号はハイレベルを維持する。
【0054】フリップフロップ108の出力信号は、A
NDゲート110の一方の正論理入力端に供給され、こ
のANDゲート110の他方の正論理入力端には疑似同
期信号DWEが供給される。上記のように期間B内に水
平同期信号HRESETNが入力され、フリップフロッ
プ108がリセットされた場合には、疑似同期信号DW
EはANDゲート110によって通過が阻止される。し
かし、期間B内に水平同期信号HRESETNが入力さ
れない場合には、フリップフロップ108の出力信号は
ハイレベルを維持するため、疑似同期信号DWEはAN
Dゲート110を通過し、信号DAMMY2として出力
される。
【0055】ANDゲート104、107および110
の各出力信号は、NORゲート111を介することによ
り同期信号HRESETN2として出力される。この同
期信号HRESETN2の出力タイミングと、水平同期
信号HRESETNとの関係は次のようになる。
【0056】まず、期間A内に水平同期信号HRESE
TNが入力される場合には、疑似同期信号DWSがAN
Dゲート107を介してNORゲート111に供給され
る。従って、窓期間Wの開始タイミングにおいて同期信
号HRESETN2が出力される。
【0057】次に、窓期間W内に水平同期信号HRES
ETNが入力される場合には、この水平同期信号HRE
SETNがANDゲート104を介してNORゲート1
11に供給される。従って、水平同期信号HRESET
Nと全く同位相の同期信号HRESETN2が出力され
る。
【0058】そして、期間B内に水平同期信号HRES
ETNが入力されない場合には、疑似同期信号DWEが
ANDゲート110を介してNORゲート111に供給
される。従って、窓期間Wの終了タイミングにおいて同
期信号HRESETN2が出力される。
【0059】ORゲート112は、信号DAMMY1ま
たはDAMMY2がANDゲート107または110か
ら出力された場合に、それを信号DAMMYとして出力
する。この信号DAMMYは、図5におけるモニタ部7
7へ供給される。
【0060】iii)モニタ部 このモニタ部77は、同期信号出力制御部76の動作を
監視し、以下の情報を常時把握するための手段である。 a.半周期同期信号HSYNCHFが過去n回発生され
る間(すなわち、内部同期信号が過去n回発生される
間)に、水平同期信号HRESETNが入力された回数
K1 b.半周期同期信号HSYNCHFが過去n回発生され
る間に、水平同期信号HRESETNに代えて、疑似同
期信号DWSまたはDWEが同期信号HRESETN2
として出力された回数K2 この回数K2は、窓期間W外に水平同期信号HRESE
TNが入力された回数と、内部同期信号HSYNCNが
発生されてから次の内部同期信号HSYNCNが発生さ
れるまでの間に水平同期信号HRESETNが入力され
なかった回数との和である。
【0061】図8はモニタ部77の構成例を示すもので
ある。このモニタ部77は、上記回数K1を求める同期
信号モニタ部77Aと、上記回数K2を求める疑似同期
信号モニタ部77Bとからなる。
【0062】まず、同期信号モニタ部77Aについて説
明する。フリップフロップ201Aは、半周期同期信号
HSYNCHFによってリセットされ、水平同期信号H
RESETNがインバータ202Aを介して供給される
ことによりセットされる。従って、半周期同期信号HS
YNCHFの発生時点において、当該時点から1周期
(半周期同期信号HSYNCHFの周期)以内に水平同
期信号HRESETNが入力されている場合にはフリッ
プフロップ201Aから“1”が出力されており、1周
期以内に水平同期信号HRESETNが入力されていな
い場合にはフリップフロップ201Aから“0”が出力
されていることになる。
【0063】シフトレジスタ213Aは、n段(nは整
数であり、例えばn=64)のレジスタによって構成さ
れた先入れ先出し方式の記憶手段である。水平同期信号
HRESETNの入力回数K1の計数を開始する際、こ
のシフトレジスタ213Aには外部CPUからクリア信
号MCRが入力され、シフトレジスタ213Aの各レジ
スタの内容はすべて“0”とされる。以後、このシフト
レジスタ213Aでは、半周期同期信号HSYNCHF
に同期し、初段のレジスタへの入力データの書込みおよ
びレジスタ間のシフト動作が行われる。
【0064】上記フリップフロップ201Aの出力信号
は、XORゲート203A→ANDゲート204A→O
Rゲート205Aという第1の経路またはインバータ2
06A→ANDゲート207A→ANDゲート208A
→ORゲート205Aという第2の経路を介して、この
シフトレジスタ213Aの初段のデータ入力端に入力さ
れる。そして、半周期同期信号HSYNCHFによりシ
フトレジスタ213Aの初段のレジスタに書き込まれ
る。
【0065】ここで、いずれの経路を経由したデータが
この初段のレジスタに書込まれるかは、n+1周期前の
半周期同期信号HSYNCHFにより如何なるデータが
同レジスタに書込まれたかによることとなる。すなわ
ち、次の通りである。
【0066】まず、半周期同期信号HSYNCHFが発
生されると、シフトレジスタ213Aの最終段からは、
n周期前の半周期同期信号HSYNCHによって同シフ
トレジスタの初段に書込まれたデータが出力される。従
って、半周期同期信号HSYNCHFの発生時点では、
n+1周期前の半周期同期信号HSYNCHによってシ
フトレジスタ213Aに書込まれたデータが同シフトレ
ジスタから出力されている。
【0067】このシフトレジスタ213Aから出力され
ているn+1周期前のデータが“1”である場合には、
上記第1の経路のANDゲート204Aにはインバータ
209Aによって“0”が供給され、上記第2の経路の
NANDゲート207Aおよび208Aには“1”が供
給されるため、フリップフロップ201Aの出力信号は
上記第2の経路を介してシフトレジスタ213Aに供給
される。これに対し、n+1周期前のデータが“0”で
ある場合には、上記第1の経路を介してシフトレジスタ
213Aに供給される。このようにフリップフロップ2
01Aの出力信号は、2通りの経路を介してシフトレジ
スタ213Aに供給されることとなるが、いずれの経路
を辿る場合も、反転されることなく、そのままの値でシ
フトレジスタ213Aに供給される。従って、シフトレ
ジスタ213Aを構成するn個のレジスタには、常に、
当該時点に至るまでに発生されたn個の半周期同期信号
HSYNCHFの各々の発生タイミングにおけるフリッ
プフロップ201Aの各出力信号値が記憶されることと
なる。
【0068】カウンタ212Aは、水平同期信号HRE
SETNが入力される回数K1を計数するための手段で
ある。水平同期信号HRESETNが入力回数K1の計
数を開始する際、このカウンタ212Aにも上記クリア
信号MCRが供給される。これによりカウンタ212A
のカウント値は「0」とされる。以後、カウンタ212
Aでは、UP端子に対する入力信号が立上がることによ
りアップカウントが行われ、DOWN端子に対する入力
信号が立上がることによりダウンカウントが行われる。
【0069】ここで、カウンタ212AのUP端子に
は、上記第1の経路のANDゲート204Aが入力され
る。このANDゲート204Aの出力信号は、シフトレ
ジスタ213Aの最終段の出力信号が“0”となってい
る状態において水平同期信号HRESETNによってフ
リップフロップ201Aがセットされた場合に限り立上
がる。従って、シフトレジスタ213Aに記憶された最
も古いフリップフロップ201Aの出力信号値(その直
後の内部同期信号HSYNCNが発生されることにより
廃棄されるデータ)が“0”である状態において、水平
同期信号HRESETNが入力された場合に限り、カウ
ンタ212Aのアップカウントが行われる。
【0070】一方、カウンタ212AのDOWN端子に
はANDゲート211Aの出力信号が入力され、このA
NDゲート211Aには半周期同期信号HSYNCHF
と上記第2の経路のNANDゲート207Aの出力信号
をインバータ210Aによって反転した信号が入力され
る。ここで、インバータ210Aの出力信号は、シフト
レジスタ213Aに記憶された最も古いフリップフロッ
プ201Aの出力信号値が“1”であり、かつ、フリッ
プフロップ201Aの出力信号が“0”であるときに
“1”となる。そして、この状態において半周期同期信
号HSYNCHFが発生されると、これによりANDゲ
ート211Aの出力信号が立上がってカウンタ212A
のダウンカウントが行われ、フリップフロップ201A
の出力信号である“0”がシフトレジスタ213Aに書
込まれる。
【0071】以上のように、シフトレジスタ213Aに
記憶された過去n個分のフリップフロップ201Aの出
力信号の中から値が“0”であるものが1個減り、新た
に値が“1”であるものが1個加わる場合には、カウン
タ212Aのアップカウントが行われる。一方、シフト
レジスタ213Aに記憶された過去n個分のフリップフ
ロップ201Aの出力信号の中から値が“1”であるも
のが1個減り、新たに値が“0”であるものが1個加わ
る場合には、カウンタ212Aのダウンカウントが行わ
れる。従って、カウンタ212Aのカウント値は、シフ
トレジスタ213Aに記憶されたn個の信号のうち値が
“1”であるものの個数、すなわち、半周期同期信号H
SYNCHFが過去n回発生される間に、水平同期信号
HRESETNが入力された回数K1を常に示すことと
なる。このカウンタ212Aのカウント値は外部CPU
によって読み取られる。
【0072】疑似同期信号モニタ部77Bは、以上説明
した同期信号モニタ部77Aと殆ど同じ構成であり、疑
似同期信号モニタ部77Bを構成する要素201B〜2
13Bは、同期信号モニタ部77Aの構成要素201A
〜213Aと対応している。ただし、この疑似同期信号
モニタ部77Bでは、水平同期信号HRESETNでは
なく、信号DAMMYによってフリップフロップ201
Bがセットされる。
【0073】ここで、信号DAMMYは、疑似同期制御
部7の同期信号出力制御部76(図6参照)において、
水平同期信号HRESETNに代えて、疑似同期信号D
WSまたはDWEが同期信号HRESETN2として出
力として出力される場合に出力される信号である。従っ
て、この疑似同期信号モニタ部77Bにおけるカウンタ
212Bのカウント値は、半周期同期信号HSYNCH
Fが過去n回発生される間に、水平同期信号HRESE
TNに代えて、疑似同期信号DWSまたはDWEが同期
信号HRESETN2として出力された回数K2を常に
示すこととなる。このカウンタ212Bのカウント値も
外部CPUによって読み取られる。以上がモニタ部77
の詳細である。
【0074】(2)基準同期信号発生手段 ここで、再び図1に戻り、本実施形態に係るPLL回路
の他の構成要素について説明する。既に説明した通り疑
似同期制御部7は、ループ回路10が位相同期するため
の基準となる同期信号を発生するものであるが、本実施
形態に係るPLL回路は、この基準となる同期信号を発
生するための手段をさらにもう1つ有している。すなわ
ち、このPLL回路には、水晶発振器(図示略)が接続
されており、図1における分周器8は、この水晶発振器
の発振により得られる一定周波数のドットクロックDC
KINを分周し、基準同期信号を出力するのである。こ
の場合の分周比FCは、外部CPUによって分周器8に
設定される。また、分周器8は、疑似同期制御部7から
出力される同期信号HRESETN2によりリセットさ
れる。
【0075】(3)切換手段および窓期間自動調整手段 セレクタ9は、図示しない外部CPUから供給される選
択信号HRSに従って、疑似同期制御部7または分周器
8のいずれかの出力信号を選択し、位相比較器1へ供給
する。
【0076】外部CPUは、モニタ部77のカウンタ2
12Aおよび212B(図9)の各カウント値を参照
し、以下のようにPLL回路の各部の制御を行う。
【0077】a.カウンタ212Aのカウント値K1が
n若しくはこれに十分に近い値であり、かつ、カウント
212Bのカウント値K2が十分に小さい場合 この場合、水平同期信号HRESETNは安定してPL
L回路に入力されており、かつ、内部同期信号HSYN
CNが水平同期信号HRESETNに位相同期した状態
となっていると考えられる。従って、外部CPUは現状
を維持する。
【0078】この状態において、水平同期信号HRES
ETNの位相に過渡的にゆらぎが生じ、単発的に窓期間
Wから外れたタイミングで水平同期信号HRESETN
がPLL回路に入力されることが起こり得る。しかしな
がら、かかる場合には、水平同期信号HRESETNに
代えて、窓期間Wの開始タイミングまたは終了タイミン
グにおいて発生する疑似同期信号が水平同期信号HRE
SETNに代えてループ回路10の位相比較器1に供給
されるため、内部同期信号HSYNCNの位相がその後
到来する水平同期信号HRESETNの位相から大きく
逸脱してしまうのを防止することができ、安定して水平
同期信号HRESETNに位相同期した内部同期信号H
SYNCNを発生することができる。
【0079】b.カウンタ212Aのカウント値K1が
nに比べて極端に少ない場合 この場合、水平同期信号HRESETNが一定時間以上
継続して入力されていないものと考えられる。従って、
外部CPUは、分周器8の出力信号がセレクタ9によっ
て選択されるよう選択信号HRSの切り換えを行う。こ
の切り換えが行われると、水晶発振器から得られる安定
したドットクロックDCKINを分周器8によって分周
した基準同期信号がセレクタ9を介して位相比較器1に
入力される。従って、ループ回路10は、この基準同期
信号に位相同期することとなる。ここで、基準同期信号
への切り換え前において、分周器8は疑似同期制御部7
から発生される同期信号HRESETN2によってリセ
ットされているので、切り換え後は、この同期信号HR
ESETN2の位相とほぼ同位相の基準同期信号を位相
比較器1に供給することができ、切り換えに伴う位相誤
差信号の増大を防止することができる。このように本実
施形態によれば、入力が途絶える場合においても、安定
した内部同期信号HSYNCNを発生することができ
る。
【0080】c.カウンタ212Bのカウント値K2が
大きくなった場合 この場合、外部CPUは、カウンタ212Aのカウント
値K1を参照する。ここで、カウント値K1がn若しく
はこれに十分に近い値である場合には、水平同期信号H
RESETNは安定してPLL回路に入力されていると
考えられる。そして、この場合には内部同期信号HSY
NCNの位相が水平同期信号HRESETNの位相から
完全にずれており、水平同期信号HRESETNが窓期
間Wから外れたタイミングで継続して入力されている可
能性が強い。そこで、外部CPUは、窓期間指定情報D
WFおよびDWBを変更して窓期間Wの幅を広くし、ル
ープ回路10を水平同期信号HRESETNに追随させ
る。
【0081】d.上記c.において窓期間Wを拡張した
後、カウンタ212Bのカウント値K2が十分に小さく
なった場合 この場合、ループ回路10が水平同期信号HRESET
Nに追随し、水平同期信号HRESETNが常に窓期間
W内に入力されるようになったと考えられる。そこで、
外部CPUは、窓期間Wの幅を水平同期信号HRESE
TNの通常の位相ゆらぎ程度の幅に戻す。
【0082】このように本実施形態によれば、内部同期
信号HSYNCNと水平同期信号HRESETNとの位
相同期状態が崩れた場合には、窓期間Wが自動的に拡張
されることにより位相同期状態への復帰が促進され、位
相同期状態への復帰後は、窓期間Wが元の幅の狭い期間
に戻される。従って、水平同期信号HRESETNへの
追随性に対する要求と内部同期信号HSYNCNの位相
の安定性に対する要求の両方を満たすことができる。
【0083】以上、テレビジョンの水平同期信号に同期
したドットクロックを発生するPLL回路を例に本発明
の一実施形態を説明したが、本発明はこれに限定される
ことなく、他の用途に使用されるPLL回路にも適用可
能である。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、外部同期信号が内部同期信号から所定量以上位相の
ずれた状態で入力される場合に、PLL回路の位相比較
器に供給される外部同期信号の位相が内部同期信号の発
生タイミングを含む所定の窓期間内に制限されるため、
単発的に位相のずれた外部同期信号が入力されたとして
も、内部同期信号の位相がその後到来する外部同期信号
の位相から大きく逸脱してしまうのを防止することがで
きる。従って、安定して外部同期信号に位相同期した内
部同期信号を発生することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態であるPLL回路の構
成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態における分周器6の構成例を示す
ブロック図である。
【図3】 分周器6の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図4】 同実施形態における疑似同期制御部7の動作
を示すタイムチャートである。
【図5】 疑似同期制御部7の構成例を示すブロック図
である。
【図6】 疑似同期制御部7における同期信号出力制御
部76の構成例を示すブロック図である。
【図7】 同期信号出力制御部76の動作を示すタイム
チャートである。
【図8】 同疑似同期制御部7におけるモニタ部77の
構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……位相比較器、2……LPF、3……VCO、10
……ループ回路、7……疑似同期制御部、8……分周
器、9……セレクタ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相比較器と、電圧制御発振器とを含
    み、前記電圧制御発振器の発振により内部同期信号を発
    生するとともに、外部同期信号と前記内部同期信号との
    位相差を前記位相比較器によって検出し、該位相差に応
    じて前記電圧制御発振器の周波数を制御することによ
    り、前記内部同期信号を前記外部同期信号に位相同期さ
    せるPLL回路において、前記外部同期信号が前記内部同期信号の発生タイミング
    を含む所定の窓期間内に入力される場合には、当該外部
    同期信号を前記位相比較器に供給し、前記外部同期信号
    が前記窓期間内に入力されない場合には、前記外部同期
    信号に代えて、前記窓期間の開始タイミングまたは終了
    タイミングにおいて疑似同期信号を前記位相比較器に供
    給する疑似同期制御手段を具備し、 前記疑似同期制御手段は、前記内部同期信号の発生タイ
    ミングの所定時間後のタイミングから前記窓期間の開始
    タイミングまでの期間に前記外部同期信号が入力された
    場合に、当該窓期間の開始タイミングにおいて前記疑似
    同期信号を前記位相比較器に供給し、前記内部同期信号
    の発生タイミングの所定時間後のタイミングから前記窓
    期間の終了タイミングまでの期間に前記外部同期信号が
    入力されない場合には、当該窓期間の終了タイミングに
    おいて前記疑似同期信号を前記位相比較器に供給するこ
    を特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】 位相比較器と、電圧制御発振器とを含
    み、前記電圧制御発振器の発振により内部同期信号を発
    生するとともに、外部同期信号と前記内部同期信号との
    位相差を前記位相比較器によって検出し、該位相差に応
    じて前記電圧制御発振器の周波数を制御することによ
    り、前記内部同期信号を前記外部同期信号に位相同期さ
    せるPLL回路において、前記外部同期信号が前記内部同期信号の発生タイミング
    を含む所定の窓期間内に入力される場合には、当該外部
    同期信号を前記位相比較器に供給し、前記外部同期信号
    が前記窓期間内に入力されない場合には、前記外部同期
    信号に代えて、前記窓期間の開始タイミングまたは終了
    タイミングにおいて疑似同期信号を前記位相比較器に供
    給する疑似同期制御手段と、 前記内部同期信号が過去n(nは整数)回発生される間
    に、前記外部同期信号が入力された回数を計数する計数
    手段と、 所定周期の基準同期信号を発生する基準同期信号発生手
    段と、 前記外部同期信号が一定期間以上に亙って入力されてい
    ないか否かを前記計数手段の計数結果に基づいて判定
    し、一定期間以上に亙って入力されていない場合には、
    前記外部同期信号または前記疑似同期信号に代えて、前
    記基準同期信号を前記位相比較器に供給する切換手段と
    を具備することを特徴とするPLL回路。
  3. 【請求項3】 n(nは整数)個のデータを蓄積する先
    入れ先出し方式の記憶手段と、 計数対象となる信号が入力された場合に、第1の値を前
    記記憶手段に書込み、計数対象となる信号が入力されな
    かった場合に第2の値を前記記憶手段に書込む書込み制
    御手段と、 前記第1の値が前記書込み制御手段によって前記記憶手
    段に書込まれ、かつ、前記第2の値が前記記憶手段から
    読み出された場合にはカウント値を1だけ増加させ、前
    記第2の値が前記書込み制御手段によって前記記憶手段
    に書込まれ、かつ、前記第1の値が前記記憶手段から読
    み出された場合にはカウント値を1だけ減少させる計数
    手段と により前記計数手段が構成されてなる ことを特徴
    とする請求項2に記載のPLL回路。
  4. 【請求項4】 位相比較器と、電圧制御発振器とを含
    み、前記電圧制御発振器の発振により内部同期信号を発
    生するとともに、外部同期信号と前記内部同期信号との
    位相差を前記位相比較器によって検出し、該位相差に応
    じて前記電圧制御発振器の周波数を制御することによ
    り、前記内部同期信号を前記外部同期信号に位相同期さ
    せるPLL回路において、 前記外部同期信号が前記内部同期信号の発生タイミング
    を含む所定の窓期間内に入力される場合には、当該外部
    同期信号を前記位相比較器に供給し、前記外部同期信号
    が前記窓期間内に入力されない場合には、前記外部同期
    信号に代えて、前記窓期間の開始タイミングまたは終了
    タイミングにおいて疑似同期信号を前記 位相比較器に供
    給する疑似同期制御手段と、 前記内部同期信号が過去n(nは整数)回発生される間
    に、前記外部同期信号が入力された回数を計数する第1
    の計数手段と、 所定周期の基準同期信号を発生する基準同期信号発生手
    段と、 前記内部同期信号が過去n(nは整数)回発生される間
    に、前記外部同期信号に代えて、前記疑似同期信号が前
    記疑似同期制御手段から出力された回数を計数する第2
    の計数手段と、 前記外部同期信号が一定期間以上に亙って入力されてい
    ないか否かを前記第1の計数手段の計数結果に基づいて
    判定し、一定期間以上に亙って入力されていない場合に
    は、前記外部同期信号または前記疑似同期信号に代え
    て、前記基準同期信号を前記位相比較器に供給する切換
    手段と、 前記外部同期信号が前記窓期間から外れたタイミングで
    継続的に入力されているか否かを前記第1の計数手段お
    よび前期第2の計数手段の計数結果に基づいて判定し、
    前記窓期間から外れたタイミングで継続的に入力されて
    いる場合には、前記窓期間の幅を拡張する窓期間自動調
    整手段と を具備することを特徴とするPLL回路。
  5. 【請求項5】 n(nは整数)個のデータを蓄積する先
    入れ先出し方式の記憶手段と、 計数対象となる信号が入力された場合に、第1の値を前
    記記憶手段に書込み、計数対象となる信号が入力されな
    かった場合に第2の値を前記記憶手段に書込む書込み制
    御手段と、 前記第1の値が前記書込み制御手段によって前記記憶手
    段に書込まれ、かつ、前記第2の値が前記記憶手段から
    読み出された場合にはカウント値を1だけ増加させ、前
    記第2の値が前記書込み制御手段によって前記記憶手段
    に書込まれ、かつ、前記第1の値が前記記憶手段から読
    み出された場合にはカウント値を1だけ減少させる計数
    手段と により前記第1の計数手段および前期第2の計数
    手段のいずれかもしくは両方が構成されてなることを特
    徴とする請求項4に記載のPLL回路。
  6. 【請求項6】 前記基準同期信号発生手段は、一定周期
    のクロックを分周し 前記基準同期信号を出力する分周器
    を有し、該分周器が前記疑似同期制御手段によって出力
    される信号によりリセットされることを特徴とする請求
    項2または請求項4に記載のPLL回路。
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