JP3331059B2 - 硬性内視鏡 - Google Patents

硬性内視鏡

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JP3331059B2
JP3331059B2 JP20839494A JP20839494A JP3331059B2 JP 3331059 B2 JP3331059 B2 JP 3331059B2 JP 20839494 A JP20839494 A JP 20839494A JP 20839494 A JP20839494 A JP 20839494A JP 3331059 B2 JP3331059 B2 JP 3331059B2
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邦利 池田
星野  隆一
渉 村井
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、先端部近傍が湾曲し
た硬性の挿入部を有していて、挿入部の前方を観察する
ようにした硬性内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の硬性内視鏡を示しており、
先端部の近傍が湾曲して形成された硬性の挿入部100
の先端面には、前方を観察するための観察窓101と、
処置具類200を前方に向けて突出させるための処置具
類突出口102とが設けられている。
【0003】103は、観察窓101から入射した観察
光像を伝達するためのリレー光学系、104は、処置具
類200を挿通するために処置具類突出口102に連通
して設けられた処置具類挿通チャンネルである。
【0004】この図7に示されるように、従来の硬性内
視鏡においては、処置具類突出口102が観察窓101
に対して挿入部100の湾曲の外周側に配置されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7に示されるよう
に、処置具類突出口102のすぐ後ろ側に連通する処置
具類突出路105は、観察窓101の前方において観察
光軸Aに接近するように傾けて設けられている。したが
って、それに沿って処置具類200が突出されれば処置
具類200の先端は、破線で示されるように観察視野の
中央付近に向けて突出される。
【0006】しかし、処置具類突出口102が観察窓1
01に対して挿入部100の湾曲の外周側に配置されて
いるので、処置具類200の先端は、湾曲部分通過後に
真っ直ぐに戻ろうとする自己のシャフトの弾発性によっ
て、実線で示されるように、処置具類突出路105付近
における挿通ガタの分だけ外方にずれて、観察視野の中
央から遠ざかってしまう。
【0007】その結果、目標患部が観察視野の中央に来
るように内視鏡を誘導しても、目標患部を処置具類20
0で狙撃することができないので、処置を行う際の内視
鏡誘導に非常に時間がかかってしまう欠点があった。
【0008】そこで本発明は、処置具類を確実に観察視
野の中央に突出させて、目標患部を容易に狙撃すること
ができる硬性内視鏡を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の硬性内視鏡は、先端部近傍が湾曲した硬性
の挿入部を有し、その挿入部の先端面に、前方を観察す
るための観察窓と、処置具類を前方に向けて突出させる
ための処置具類突出口とを設けた硬性内視鏡において、
上記処置具類突出口を、上記観察窓に対して上記挿入部
の湾曲の内周側に配置したことを特徴とする。
【0010】なお、上記処置具類突出口のすぐ後側に連
通する処置具類突出路は、その軸線の延長線が、上記観
察窓の前方において観察光軸と交わるように傾けて設け
られているのがよい。
【0011】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は、
本発明の実施例の硬性内視鏡を示しており、断面が円形
の細長い管状に形成された挿入部1は、その先側の半部
が70度ないし80度程度に大きく湾曲して形成されて
いる。この挿入部1は可撓性がないので、その湾曲形状
は常に維持されている。
【0012】挿入部1の基端側は手元側本体6に連結さ
れている。手元側本体6には、手で握って支持するため
の握り部2と、挿入部1内を通って伝送されてきた観察
画像を覗くための接眼部3と、挿入部1の先端から突出
させる処置具類を送り込むための処置具類挿入口金4
と、照明光を伝送するためのライトガイド可撓管5が各
々突設されている。
【0013】III−III断面を拡大して示す図3にも示さ
れるように、ライトガイド可撓管5は手元側本体6から
側方に突出しており、その中に照明用ライトガイドファ
イババンドル(図3では図示省略)が挿通されている。
7は、ライトガイド可撓管5の基端部が急激に曲がるの
を防止するための折れ止めゴムである。
【0014】図2に示されるように、握り部2は、手元
側本体6に対して下方の少し斜め後ろ方向から、着脱自
在に取り付けられている。10は、手元側本体6にネジ
止め固定された金属製の取り付け座であり、取り付け座
10に形成された突出部分が、握り部2に形成された凹
部に嵌め込まれている。
【0015】そして、図2に示されるように、頭部が突
出した固定ピン11が取り付け座10と握り部2とに真
っ直ぐに穿設された透孔にまたがって差し込まれ、それ
によって握り部2が取り付け座10に連結されている。
【0016】そして、固定ピン11の先端部分は握り部
2に形成された雌ねじに螺合しており、固定ピン11を
締め込めば握り部2が取り付け座10にしっかりと固定
された状態になり、固定ピン11を緩めれば、手元側本
体6から握り部2を取り外すことができる。
【0017】図3に示されるように、ライトガイド可撓
管5の基端部は連結筒12を介して手元側本体6に固定
されており、手元側本体6の左右開口部には蓋体13,
14が取り付けられている。処置具類挿入口金4は、手
元側本体6に直接取り付けられてネジ止め固定されてい
る。
【0018】なお、外部に面する各部品間の境界面には
シール用のOリングが装着されていて、内部に水が侵入
しないようになっている。各Oリングは装着前の自然状
態の断面形状で図示されており、個々のOリングに符号
を付すのは省略されている(以下、同じ)。
【0019】図4は挿入部1の先端面を示しており、中
央部の上側、即ち挿入部1の湾曲の外周側に観察窓17
が配置され、中央部の下側、即ち挿入部1の湾曲の内周
側に処置具類突出口19が開口配置されている。18は
照明窓であり、その奥側にライトガイドファイババンド
ルの射出端が配置されている。
【0020】図1に示されるように、観察窓17内には
対物光学系20が配置されていて、対物光学系20によ
って得られた挿入部1前方の被写体の観察像を挿入部1
の先端側から基端側へ伝達するためのリレー光学系21
が、鏡枠22内に支持されて挿入部1内に配置されてい
る。
【0021】鏡枠22は、例えば真鍮のような硬質の金
属パイプによって形成された細長い剛体であり、先側半
部の湾曲部分と基側半部の直線部分とは異なる部品で形
成されていて、両部品が半田付け等によって一体に連結
され、挿入部1の湾曲の外周側寄りの位置に配置されて
いる。
【0022】リレー光学系21は、観察像を伝達するた
めの多数のレンズと、鏡枠22の湾曲形状に合わせて光
軸の向きを変えるためのプリズムとを含んでおり、各光
学部材が鏡枠22内に接着固定されている。
【0023】また挿入部1内には、基端側が処置具類挿
入口金4に連通接続され、先端側が処置具類突出口19
に連通接続された例えばフッ素樹脂チューブからなる処
置具類挿通チャンネル24が、鏡枠22と平行に挿入部
1の湾曲の内周側寄りの位置に全長にわたって挿通配置
されている。図1には図示されていないライトガイドフ
ァイババンドルも、それと平行に配置されている。
【0024】挿入部1は、可撓性のある外套管30によ
って外装被覆されている。その外套管30は、金属製の
内外二重の螺旋管の外周を網状管で被覆し、さらにその
外周を可撓性のあるポリウレタン樹脂チューブ等で被覆
して形成されている。
【0025】そのような外套管30は、単体では可撓性
があるので、挿入部1を外装するように容易に組み付け
ることができるが、内部に鏡枠22等の剛性の内蔵物が
挿通されると、内蔵物との間の僅かな隙間分程度自由に
動けるだけであり、挿入部1は全体として硬性になる。
【0026】図1及びV−V断面を示す図5に示される
ように、挿入部1の先端に配置された金属製の先端部本
体36には、鏡枠22と処置具類挿通チャンネル24及
びライトガイドファイババンドル27の各先端部が、後
方から差し込まれて接合固定されている。
【0027】外套管30の先端部分は、金属製の接続環
37に固定されていて、その接続環37は、図5に示さ
れるように、先端部本体36に対してネジ止め固定され
ている。
【0028】そして、外径が先側へ漸次細く滑らかなテ
ーパ状に形成された金属製の先端カバー38が、接続環
37の外周に螺合されて、挿入部1の先端部分の回りを
囲んでいる。先端カバー38の内面側にはシール用のO
リングが装着されている。
【0029】処置具類突出口19のすぐ後ろ側に連通し
て、先端部本体36には処置具類突出路25が貫通して
穿設されており、その処置具類突出路25の後端側に、
処置具類挿通チャンネル24の先端が差し込まれて固着
されている。処置具類突出路25は、図1に示されるよ
うに、その軸線の延長線が観察窓17の前方において観
察光軸Aと交わるように傾けて形成されている。
【0030】処置具類挿入口金4は、手元側本体6の後
半部の上面側に斜め後方に向けて突出固定されており、
手元側本体6内に配置された金属製の接続パイプ50に
よって、処置具類挿通チャンネル24の基端部と処置具
類挿入口金4とが連通接続されている。
【0031】ただし、処置具類挿通チャンネル24は挿
入部1の下半部にあり、処置具類挿入口金4は手元側本
体6の上面側にあるので、図1及び図3に示されるよう
に、接続パイプ50は、鏡枠22との干渉を避けるよう
に手元側本体6内で滑らかに曲げて配置されている。
【0032】そして接続パイプ50は、処置具類挿入口
金4に対して銀ロー付け等によって固着され、処置具類
挿通チャンネル24との接続部は金属線材によって緊縛
されている。また、接続パイプ50の手元側本体6内に
おける露出部分には、電気絶縁性のチューブが被覆され
ている。
【0033】手元側本体6の前後には、挿入部1を連結
するための金属製の挿入部連結筒41と接眼部3を連結
するための金属製の接眼部連結筒42とが、光軸方向に
突出して固着されている。それらの各嵌合部には、シー
ル用のOリングが装着されている。
【0034】挿入部連結筒41の突端付近には、可撓管
30の基端側に水密的に取り付けられた金属製の基端口
金43が、尖りネジによって固定されている。その連結
部の周囲は、挿入部連結筒41の外周に螺合する基端カ
バー44によって囲まれており、基端カバー44の内側
には、尖りネジによる連結部分に水が入らないようにシ
ール用のOリングが装着されている。
【0035】挿入部連結筒41の中間部分には、VI−VI
断面を示す図6に示されるように、鏡枠22を通すため
の孔46と、処置具類挿通チャンネル24の基端に連通
接続された接続パイプ50を通すための孔47とライト
ガイドファイババンドル27を通すための孔48が穿設
されている。
【0036】図6に示されるように、鏡枠22を通すた
めの孔46は鏡枠22の直径より少し太く形成されてい
て、三方向からその孔46の中心に向かって配置された
小ネジ53のやや細く形成された先端が、鏡枠22の表
面に当接している。鏡枠22側には、小ネジ53の先端
が嵌まり込む溝が形成されている。
【0037】したがって、三本の小ネジ53の締め具合
を調整することによって、鏡枠22の軸位置をずらすこ
とができ、鏡枠22に内蔵されたリレー光学系21と接
眼部3に内蔵された接眼光学系との間の粗い光軸合わせ
調整をすることができる。また、小ネジ53の先端が鏡
枠22外周の溝に嵌まり込むことにより、鏡枠22の回
転規制も行われる。
【0038】このように構成された硬性内視鏡におい
て、処置具類挿入口金4から処置具類挿通チャンネル2
4内に処置具類200を挿入して、図1に示されるよう
に処置具類200の先端を処置具類突出口19から前方
に突出させると、処置具類200は、挿入部1の湾曲部
分通過後に真っ直ぐに戻ろうとする自己のシャフトの弾
発性によって、処置具類突出路25付近における挿通ガ
タの分だけ傾く。
【0039】すると、本発明では観察窓17に対して処
置具類突出口19が挿入部1の湾曲の内側に位置してい
るので、処置具類200の先端は前方で観察光軸Aに接
近する側に傾き、その結果観察視野の中央に観察され
る。
【0040】また上記実施例では、処置具類突出路25
の軸線が前方で観察光軸Aに近づく方向に傾いて形成さ
れているので、処置具類200の先端は、より近くで観
察光軸Aの位置に達して観察画面の中央位置に観察され
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、処置具類突出口を、観
察窓に対して挿入部の湾曲の内周側に配置したので、処
置具類突出口から処置具類の先端を突出させると、処置
具類の先端は、挿入部の湾曲部分通過後に真っ直ぐに戻
ろうとする自己のシャフトの弾発性によって、観察光軸
に近づく方向に傾けられ、その結果、処置具類の先端が
観察画面の中央位置に観察される。
【0042】また、処置具類突出口のすぐ後側に連通す
る処置具類突出路の軸線を、観察窓の前方において観察
光軸に接近するように傾けて設けることにより、処置具
類の先端がより近くで観察光軸に達して観察画面の中央
位置に観察される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側面部分断面図である。
【図2】実施例の側面図である。
【図3】実施例のIII−III断面図である。
【図4】実施例の挿入部の先端面の正面図である。
【図5】実施例のV−V断面図である。
【図6】実施例のVI−VI断面図である。
【図7】従来例の側面部分断面図である。
【符号の説明】
1 挿入部 17 観察窓 19 処置具類突出口 24 処置具類挿通チャンネル 25 処置具類突出路 200 処置具類
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−304121(JP,A) 特開 昭63−250617(JP,A) 特開 平6−54799(JP,A) 特開 平5−305051(JP,A) 実開 昭59−48605(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部近傍が湾曲した硬性の挿入部を有
    し、その挿入部の先端面に、前方を観察するための観察
    窓と、処置具類を前方に向けて突出させるための処置具
    類突出口とを設けた硬性内視鏡において、 上記処置具類突出口を、上記観察窓に対して上記挿入部
    の湾曲の内周側に配置したことを特徴とする硬性内視
    鏡。
  2. 【請求項2】上記処置具類突出口のすぐ後側に連通する
    処置具類突出路は、その軸線の延長線が、上記観察窓の
    前方において観察光軸と交わるように傾けて設けられて
    いる請求項1記載の硬性内視鏡。
JP20839494A 1994-09-01 1994-09-01 硬性内視鏡 Expired - Lifetime JP3331059B2 (ja)

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