JP3327651B2 - 視線検出機能付光学装置 - Google Patents

視線検出機能付光学装置

Info

Publication number
JP3327651B2
JP3327651B2 JP31753793A JP31753793A JP3327651B2 JP 3327651 B2 JP3327651 B2 JP 3327651B2 JP 31753793 A JP31753793 A JP 31753793A JP 31753793 A JP31753793 A JP 31753793A JP 3327651 B2 JP3327651 B2 JP 3327651B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
sight
function
input
finder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31753793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07146433A (ja
Inventor
山田  晃
良昭 入江
明彦 長野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP31753793A priority Critical patent/JP3327651B2/ja
Publication of JPH07146433A publication Critical patent/JPH07146433A/ja
Priority to US08/602,597 priority patent/US5600399A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3327651B2 publication Critical patent/JP3327651B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/02Viewfinders
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Viewfinders (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、対象物を観察する為
のファインダ手段と、該ファインダ手段を覗く観察者の
視線位置を検出する視線検出手段とを備えた視線検出機
能付光学装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、観察者がファインダ視野内の
どの位置を観察しているかを検出するいわゆる視線検出
装置が種々提案されている。
【0003】例えば、特開平1−274736号公報に
おいては、赤外発光ダイオード等で撮影者の眼球を照明
し、この反射光をCCD等のイメージセンサに導き、眼
球像を結像させ、角膜表面で発生する角膜反射像と瞳孔
中心との相対位置のズレ量を検出して眼球の回転角を検
出する装置が提案されている。
【0004】また、同一出願人にて特開平3−8781
8号公報に開示されているように、観察者の視線位置に
よって制御機能を選択可能とする装置が提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3−87818号にて開示される実施例装置におい
ては、ファインダ内に様々な異なる機能モードを表示さ
せ、これを視線にて選択して表示に対応した制御機能を
動作させるようになっており、非常にファインダ内が繁
雑で見苦しくなっていた。
【0006】特に撮影者は人によって用途が様々なの
で、殆ど使用しないような表示も常時表示される事にな
り、ファインダ視野が煩わしいばかりでなく、誤って撮
影者が意図しない機能を選択してしまうといった問題が
生じていた。又、表示素子が多く、コストアップにもつ
ながっていた。
【0007】一方、同一出願人にて開示された特願平4
−205419号公報の実施例装置においては、ファイ
ンダ視野内に視線入力指標を設け、撮影者が該指標を注
視すると、カメラに装着されているレンズの絞り込み動
作が行われ、被写界深度が確認できる一眼レフカメラが
提案され、また製品化されている。この場合、前述のよ
うにファインダ視野が煩わしかったり、誤動作を招くよ
うな事はなくなるが、機能が単一化されている為に、様
々な撮影者の要望を満足させる事はできなかった。
【0008】 (発明の目的) 本発明の第1の目的
は、ファインダ手段を繁雑にすることなく、低コストに
て、様々の機能を視線入力により任意に選択し動作させ
ることのできる視線検出機能付光学装置を提供すること
である。
【0009】本発明の第2の目的は、視線入力による機
能設定時の操作性を向上させることのできる視線検出機
能付光学装置を提供することである。
【0010】
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】 上記第1の目的を達成
するために、請求項1記載の発明は、対象物を観察す
る為のファインダ手段と、該ファインダ手段を覗く観察
者の視線位置を検出する視線検出手段とを備えた視線検
出機能付光学装置において、複数の機能のうちの何れか
を動作させる為に視認される単一の視線入力指標と、
視線検出手段によって前記視線入力指標もしくはその
近傍に観察者の視線があると検出された場合、選択され
る所定の機能を動作させる視線入力手段と、該視線入力
手段によって動作させるべき所定の機能を、前記複数の
機能の中より観察者に任意に選択させる為の選択手段と
設けたことを特徴とするものである。また、上記第2
の目的を達成するために、請求項5記載の発明は、
象物を観察する為のファインダ手段と、該ファインダ手
段を覗く観察者の視線位置を検出する視線検出手段と、
該装置の異なる複数の機能をそれぞれ動作させる為の複
数の操作手段とを備えた視線検出機能付光学装置におい
て、前記複数の機能のうちの何れかを動作させる為に視
認される単一の視線入力指標と、前記視線検出手段によ
って前記視線入力指標もしくはその近傍に観察者の視線
があると検出された場合、指示される所定の機能を動作
させる視線入力手段と、該視線入力手段の動作機能を設
定する設定手段と、該設定手段と前記何れか一つの操作
手段が同時に操作された場合、前記同時操作の操作手段
に対応する機能を、前記視線入力手段によって動作させ
るべき所定の機能として前記視線入力手段に指示する機
能指示手段とを設けたことを特徴とするものである
【0013】 また、上記第2の目的を達成するため
に、請求項6記載の発明は、対象物を観察する為のフ
ァインダ手段と、該ファインダ手段を覗く観察者の視線
位置を検出する視線検出手段と、該装置の異なる動作モ
ードを設定する為のモード設定手段とを備えた視線検出
機能付光学装置において、複数の機能のうちの何れかを
動作させる為に視認される単一の視線入力指標と、前記
視線検出手段によって前記視線入力指標もしくはその近
傍に観察者の視線があると検出された場合、前記モード
設定手段にて設定される動作モードに応じた所定の機能
を動作させる視線入力手段と、前記モード設定手段に
る動作モードの設定変更に応じて、前記視線入力手段に
よって動作させるべき前記複数の機能のうちの所定の機
能を変更する変更手段とを設けたことを特徴とするもの
である
【0014】
【0015】 また、上記第1の目的を達成するため
に、請求項8記載発明は、対象物を観察する為のフ
ァインダ手段と、該ファインダ手段を覗く観察者の視線
位置を検出する視線検出手段と、ファインダ視野内の複
数の領域にて焦点検出を行う焦点検出手段とを備えた視
線検出機能付光学装置において、観察者の視線位置によ
って前記複数の領域の何れかを焦点検出領域として選択
する視線選択手段と、複数の機能のうちの何れかを動作
させる為に視認される単一の視線入力指標と、前記視線
検出手段によって前記視線入力指標もしくはその近傍に
観察者の視線があると検出された場合、選択される所定
の機能を動作させる視線入力手段と、該視線入力手段に
よって動作させるべき所定の機能を、前記複数の機能の
中より観察者に任意に選択させる為の選択手段とを設
け、前記単一の視線入力指標を、前記視線選択手段によ
り焦点検出領域が選択される際に用いられる視線位置と
は別の位置に配置したことを特徴とするものである
【0016】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0017】図1は本発明を一眼レフカメラに適用した
ときの第1の実施例を示す要部構成図、図2は図1の後
方から見た断面図、図3は同じく図1の一眼レフカメラ
のファインダ内の説明図である。
【0018】これらの図において、1は撮影レンズで、
便宜上2枚のレンズで示したが、実際はさらに多数のレ
ンズから構成されている。2は主ミラーで、ファインダ
系による被写体像の観察状態と被写体像の撮影状態に応
じて撮影光路へ斜設され或は退去される。3はサブミラ
ーで、主ミラー2を透過した光束をカメラボディの下方
の後述する焦点検出装置6へ向けて反射する。
【0019】4はシャッタ、5は感光部材で、銀塩フィ
ルム或はCCDやMOS型等の固体撮像素子、或は、ビ
ディコン等の撮像管より成っている。
【0020】6は焦点検出装置であり、結像面近傍に配
置されたフィールドレンズ6a,反射ミラー6b及び6
c,二次結像レンズ6d,絞り6e、複数のCCDから
成るラインセンサ6f等から構成されている。
【0021】本実施例における焦点検出装置6は、周知
の位相差方式にて焦点検出を行うものであり、図3に示
すように、観察画面内(ファインダ視野内)の複数の領
域(200〜204の5箇所)を測距点として、該測距
点が焦点検出可能となるように構成されている。
【0022】7は撮影レンズ1の予定結像面に配置され
たピント板、8はファインダ光路変更用のペンタプリズ
ムである。9,10は各々観察画面内の被写体輝度を測
定するための結像レンズと測光センサであり、結像レン
ズ9はペンタプリズム8内の反射光路を介してピント板
7と測光センサ10を共役に関係付けている。
【0023】11は、ペンタプリズム8の射出後方に配
置される、光分割器11aを備えた接眼レンズ11であ
り、撮影者の眼15によるピント板7の観察に使用され
る。光分割器11aは、例えば可視光を透過し赤外光を
反射するダイクロイックミラーより成っている。
【0024】上記の主ミラー2,ピント板7,ペンタプ
リズム8,接眼レンズ11によってファインダ光学系が
構成されている。
【0025】次に、視線検出装置に関する構成について
説明する。
【0026】12は結像レンズ、14はCCD等の光電
変換素子列を二次元的に配したイメージセンサで、結像
レンズ12に関して所定の位置にある撮影者の眼球15
の瞳孔近傍と共役になるように配置されている。13a
〜13fは各々照明光源であるところの赤外発光ダイオ
ード(以下、IREDと記す)で、後述の図4(B)に
示すように接眼レンズ11の回りに配置されている。
【0027】これらと前述のダイクロイックミラー12
とによって視線検出装置が構成されている。
【0028】視線の検出方法は、先ず撮影者の眼球をI
RED(13a〜13f)で照明する。すると、眼球で
の反射光束が接眼レンズ11を通り、ダイクロイックミ
ラー11aで反射され、結像レンズ12によってイメー
ジセンサ14上に結像し、眼球像が形成される。次に、
この眼球像の瞳孔中心と角膜表面で反射したIREDの
反射像との相対的なズレ量を検出して眼球の回転角を求
め、撮影者がどこを見ているかを、つまり視線位置を検
出する。
【0029】イメージセンサ14の出力から視線位置を
求めるための具体的な処理については、既に本出願人に
よる特開平3−109029号等にて開示されている技
術を用いればよく、ここでの詳細説明は省く。
【0030】21は明るい被写体の中でも視認できる高
輝度のスーパーインポーズ用LEDで、ここから発光さ
れた光は投光用プリズム22を介し、主ミラー2で反射
されてピント板7の表示部に設けた微小プリズムアレイ
7aで垂直方向に曲げられ、ペンタプリズム8,接眼レ
ンズ11を通って撮影者の眼15に達する。
【0031】そこで、ピント板7の焦点検出領域に対応
する複数の位置(測距点)にこの微小プリズムアレイ7
aを枠状に形成し、これを各々に対応した5つのスーパ
ーインポーズ用LED21(各々をLED−L1,LE
D−L2,LED−C,LED−R1,LED−R2と
する)によって照明する。
【0032】これによって図3に示したファインダ視野
から判かるように、各々の測距点(マーク)200,2
01,202,203,204がファインダ視野内で光
り、焦点検出領域を表示させることができるものである
(以下、これをスーパーインポーズ表示という)。
【0033】図2に示す17はこれらのファインダ構成
要素、及び焦点検出装置を保持し、ミラーボックスを構
成する前板であり、該前板17の側面にはLED21と
同様な高輝度LED18(LED−S)が、光射出方向
を下に向けて取付けられている。このLED−Sで発せ
られた光は、同じくミラーボックス側面に取付けられた
透明樹脂性のミラーレンズ19に入射する。ミラーレン
ズ19は上面19aが凸面,下面19bが平面となって
おり、平面側はアルミニウムコーティングを施した反射
面である。ここで反射された光束は、ピント板7に導か
れ、前述と同様な方法で設けられた微小プリズム7bに
よって、撮影者の眼15に達する。
【0034】図3のファインダ視野内の図中左上に見ら
れる平行四辺形の枠体は視線入力指標205であって、
前述の視線検出装置が、この視線入力指標205上又は
その近傍に撮影者の視線があると検出した時に、カメラ
の所定機能、例えば被写界深度確認の為に撮影レンズ1
の絞りを実際に設定される口径まで絞り込む絞り込み機
能を発動する為のもので、入力された事を撮影者に示す
為に上記のLED18を所定時間点灯させ、該視線入力
指標205をファインダ内に表示させる。
【0035】206はパノラマ撮影時に撮影される領域
を示したパノラマ指標である。
【0036】23はファインダ視野領域を形成する視野
マスク、24はファインダ視野外に撮影情報を表示する
ためのファインダ内LCDで、照明用LED(F−LE
D)25によって照明される。
【0037】上記ファインダ内LCD24を透過した光
は三角プリズム26(図1参照)によって図3の207
で示した様にファインダ視野外に導かれ、撮影者は各種
の撮影情報を知ることができる。
【0038】27はカメラの姿勢を検知する為の公知の
水銀スイッチである。
【0039】31は撮影レンズ1内に設けた絞り、32
は後述する絞り駆動回路111を含む絞り駆動装置、3
3はレンズ駆動用モータ、34は駆動ギヤ等から成るレ
ンズ駆動部材である。35はフォトカプラで、前記レン
ズ駆動部材34に連動するパルス板36の回転を検知し
てレンズ焦点調節回路110に伝えており、該焦点調節
回路110は、この情報とカメラ側からのレンズ駆動量
の情報に基づいて前記レンズ駆動用モータ33を所定量
駆動させ、撮影レンズ1を合焦位置に移動させるように
なっている。37は公知のカメラとレンズとのインター
フェイスとなるマウント接点である。
【0040】38はカメラのアパーチャ前面に配置さ
れ、パノラマ撮影モード時にアパーチャの一部を遮光し
てパノラマ撮影範囲を規定する遮光板、39は遮光板3
8をアパーチャ部に進退させる為のプランヂャーであ
り、公知のリンク機構によって遮光板38を進退させ
る。
【0041】図4(A),(B)は図1の一眼レフカメ
ラの上面と後面の概略図である。
【0042】図4において、41はレリーズ釦である。
42は外部モニタ表示装置としてのモニタ用LCDで、
予め決められたパターンを表示する固定セグメント表示
部42aと、可変数値表示用の7セグメント表示部42
bとから成っている。43は測光値を保持するAEロッ
ク釦、44はモードダイヤルで、撮影モード等の選択を
行うためのものである。
【0043】図5はこのモードダイヤル44の詳細図で
あり、44aはカメラを不作動とするロックポジショ
ン、44bはカメラが予め設定した撮影プログラムや動
作機能で制御される自動撮影モードのポジションであ
り、この中の44cは既に任意設定した撮影内容をリセ
ットする機能をもった自動撮影モードである全自動モー
ドで、前記の視線検出は行われない。44dは絵文字で
示されたようなシーンに適した撮影プログラムが設定さ
れたイメージゾーンで、人物撮影に適したポートレート
モード,風景,記念撮影に適した風景モード,接写撮影
に適したクローズアップモード,動体写真に適したスポ
ーツの4種類が設定されている。
【0044】44eは撮影者が撮影内容を設定できるマ
ニュアル撮影モードで、プログラムAE,シャッタ優先
AE,絞り優先AE,被写体深度優先AE,マニュアル
露出の各撮影モードをもっている。44fは視線検出の
キャリブレーション個人差補正を行うキャリブレーショ
ンモードとなる「CAL」ポジションである。また、5
5は選択されたポジションを示す指標である。
【0045】図4に戻って、45は電子ダイヤルで、回
転してクリックパルスを発生させることによってモード
ダイヤル44で選択されたモードの中でさらに選択し得
る設定値を選択する為のものである。例えば、モードダ
イヤル44にてシャッタ優先の撮影モードを選択する
と、ファインダ内LCD24及びモニタ用LCD42に
は、現在設定されているシャッタ速度が表示される。こ
の表示を見て、撮影者が電子ダイヤル45を回転させる
と、その回転方向にしたがって現在設定されているシャ
ッタ速度から順次シャッタ速度が変化していくように構
成されている。
【0046】46は視線入力指標205を視認する事に
よって動作させる複数のカメラの制御機能のうちの1つ
を任意に選択する為のスライドスイッチ構成された視線
入力機能選択スイッチであり、“0”のポジションで
は、『視線入力機能不可』が、“1”のポジションで
は、前述の『被写界深度確認(絞り込み)』が、“2”
のポジションでは、『セルフタイマ始動』が、“3”の
ポジションでは、『パノラマ撮影モード切替え』が、そ
れぞれ制御機能の動作として選択できるようにしたもの
である。
【0047】47はセルフタイマ撮影モードに設定或は
解除を行う為のセルフ釦、48は内蔵されたストロボを
ポップアップさせる為のストロボ釦である。
【0048】図6は上記構成の一眼レフカメラに内蔵さ
れた電気的構成を示すブロック図であり、図1と同一の
ものは同一番号をつけている。
【0049】カメラ本体に内蔵されたマイクロコンピュ
ータの中央処理装置(以下、CPUと記す)100に
は、視線検出回路101,測光回路102,自動焦点検
出回路103,信号入力回路104,LCD駆動回路1
05,LED駆動回路106,IRED駆動回路10
7,シャッタ制御回路108,モータ制御回路109,
プランジ39が接続されている。また、撮影レンズ1内
に配置された焦点調節回路110,絞り駆動回路111
とは、図1で示したマウント接点37を介して信号の伝
達がなされる。
【0050】CPU100に付随したEEPROM10
0aは記憶手段としての視線の個人差を補正する視線補
正データの記憶機能を有している。
【0051】前記視線検出回路101は、イメージセン
サ14(CCD−EYE)からの眼球像の信号をA/D
変換し、この像情報をCPU100に送信する。CPU
100は後述するように視線検出に必要な眼球像の各特
徴点を所定のアルゴリズムにしたがって抽出し、さらに
各特徴点の位置から撮影者の視線を算出する。
【0052】前記測光回路102は、測光センサ10か
らの信号を増幅後、対数圧縮,A/D変換し、各センサ
の輝度情報としてCPU100に送信する。測光センサ
10は、図3に示した、ファインダ視野内の左側測距点
200,201を含む左領域210を測光するSPC−
Lと、測距点202を含む中央領域211を測光するC
SPC−Cと、右側の測距点203,204を含む右側
領域212を測光するSPC−Rと、これらの周辺領域
213を測光するSPC−Aの、4つの領域を測光する
フォトダイオードから構成されている。
【0053】ラインセンサ6fは、前述の図3に示すよ
うに、画面内の5つの測距点200〜204に対応した
5組のラインセンサCCD−L2,CCD−L1,CC
D−C,CCD−R1,CCD−R2から構成される公
知のCCDラインセンサである。
【0054】前記自動焦点検出回路103は、上記のラ
インセンサ6fから得た電圧をA/D変換し、CPU1
00に送る。
【0055】SW−1はレリーズ釦41の第1ストロー
クでONし、測光,AF,視線検出動作等を開始させる
為のスイッチ、SW−2はレリーズ釦41の第2ストロ
ークでONするレリーズスイッチである。SW−OPは
AEロック釦43,セルフタイマ撮影設定釦47,スト
ロボ釦等の操作釦が押された事でそれぞれONするスイ
ッチ(SW−AEL,SW−SELF,SW−ST,S
W−PA,SW−DATE)で、SW−OPとしてまと
めて記憶している。SW−SLは視線入力機能選択スイ
ッチ46に相当するスライドスイッチである。
【0056】SW−DIAL1とSW−DIAL2は、
既に説明した電子ダイヤル45内に設けられたダイヤル
スイッチで、信号入力回路104のアップダウンカウン
タに入力され、電子ダイヤル45の回転クリック量をカ
ウントする。SW−M1〜M4も既に説明したモードダ
イヤル44内に設けたダイヤルスイッチである。
【0057】これらスイッチの状態信号が信号入力回路
104に入力され、データバスによってCPU100に
送信される。
【0058】前記LCD駆動回路105は、液晶表示素
子であるLCDを表示駆動させるための公知の構成より
成るもので、CPU100からの信号にしたがい、絞り
値,シャッタ秒時,設定した撮影モード等の表示をモニ
タ用LCD42とファインダ内LCD24の両方に同時
に表示させることができる。
【0059】前記LED駆動回路106は、照明用LE
D(F−LED)25とスーパーインポーズ用LED1
8(LED−S),21を点灯,点滅制御する。
【0060】前記IRED駆動回路107は、赤外発光
ダイオード(IRED1〜6)13a〜13fを状況に
応じて選択的に点灯させる。
【0061】前記シャッタ制御回路108は、通電する
と先幕を走行させるマグネットMGー1と、後幕を走行
させるマグネットMGー2を制御し、感光部材に所定光
量を露光させる。前記モータ制御回路109は、フィル
ムの巻き上げ、巻き戻しを行うモータM1と主ミラー2
及びシャッタ4のチャージを行うモータM2を制御する
ためのものである。
【0062】上記シャッタ制御回路108とモータ制御
回路109によって一連のカメラのレリーズシーケンス
が動作する。
【0063】図7(A),(B)は、図3及び図4に示
したモニタ用LCD42とファインダ内LCD24の全
表示セグメントの内容を示したものである。
【0064】図7(A)において、固定セグメント表示
部42aには、公知の撮影モード表示以外に、視線検出
を行ってカメラのAF動作や撮影モードの選択などの撮
影動作を視線情報を用いて制御していることを示す視線
入力モード表示部61を設けている。可変数値表示用の
7セグメント表示部42bは、シャッタ秒時を表示する
4桁の7セグメント部62,絞り値を表示する2桁7セ
グメント部63と小数点部64,フィルム枚数を表示す
る限定数値表示セグメント部65と1桁の7セグメント
部66,セルフタイマモードマーク67等から構成され
ている。
【0065】図7(B)において、80は絞り込みマー
ク、81はパノラママーク、70はセルフタイママー
ク、71はストロボマーク、72はAEロックマーク、
73,74,75は前記のシャッタ秒時表示と絞り値表
示と同一の表示用セグメント部、76は露出補正設定マ
ーク、77はストロボ充電完了マーク、78は視線入力
状態であることを示す視線入力マーク、79は撮影レン
ズ1の合焦状態を示す合焦マークである。
【0066】次に、上記の一眼レフカメラの動作につい
て、図8乃至図12の図を用いて説明する。
【0067】先ず、図8のフローチャートにより、視線
入力機能選択スイッチ46にて“1”のポジションが選
択された際の、視線入力による『被写界深度確認』の動
作について説明する。
【0068】先ず、ステップ100においてカメラの電
源が投入されると、ステップ101において、レリーズ
釦41の半押しに連動してONするスイッチSW1の状
態を調べ、OFFであればONになるまでこの検出を繰
返す。その後、該スイッチSW1がONになるとステッ
プ102へ進み、ここで自動焦点検出回路103によっ
て被写体像の焦点検出を行う。
【0069】次のステップ103においては、先のステ
ップ102の結果に基づいて、合焦でなければCPU1
00はレンズ焦点調節回路110に信号を送って撮影レ
ンズ1を所定の量だけ駆動させる。つまり、撮影レンズ
1の合焦制御を行う。そして、撮影レンズ制御が終了す
ると、次のステップ104において、先のスイッチSW
1の状態を再び調べ、OFFであれば後述するステップ
113へ移行し、ONであればステップ105へ移行す
る。ここでは、スイッチSW1はONであるとしてステ
ップ105へ移行するものとする。
【0070】ステップ105においては、CPU100
は測光回路102に信号を送信して測光を行わせる。こ
の時、合焦した測距点を含む測光領域210〜213で
行った露出値が演算され、同時にCPU100はLED
駆動回路106に信号を送り、照明用LED(F−LE
D)25を点灯させる。また、LED駆動回路106
は、ファインダ内LCD24の7セグメント部73〜7
5を表示すると共に、視線入力機能選択スイッチ46に
て『被写界深度確認』の機能が選択されている事を示す
絞り込みマーク80を表示させる。この時のファインダ
表示状態を図9に示している。この時の演算絞り値は
「F=11」である。
【0071】次にステップ106へ進み、今度はレリー
ズスイッチSW2の状態を調べる。この結果、該スイッ
チSW2がONされていたステップ107へ移行し、こ
こでCPU100はシャッタ制御回路108,モータ制
御回路109,絞り駆動回路111にそれぞれ信号を送
信して、一連のレリーズシーケンスの動作を終了する。
【0072】更に詳述すると、まずモータM2に通電し
て主ミラー2をアップさせ、次に絞り31を絞り込んだ
後、マグネットMG1に通電してシャッタ4の先幕を開
放する。絞り31の絞り値及びシャッタ4のシャッタス
ピードは、前記測光回路102にて検知された露出値と
フィルム5の感度から決定される。所定のシャッタ秒時
経過後マゲネットMG2に通電し、シャッタ4の後幕を
閉じる。そして、フィルム5への露光が終了すると、モ
ータM2に再度通電し、ミラーダウン,シャッタチャー
ジを行うと共にモータM1にも通電し、フィルムの駒送
りを行い、一連のレリーズシーケンスの動作を終了す
る。
【0073】続くステップ108においては、レリーズ
釦41を半押し状態で保持している間は新たな焦点調節
動作を禁止するため、スイッチSW1の状態を検出し、
ONの間はこのステップ108を繰返し、その後OFF
状態を検出したところでステップ101に戻る。
【0074】上記のステップ106において、レリーズ
スイッチSW2がOFFであった場合は、ステップ10
9に移行し、後述のステップで実行される絞り込み動作
が既に行われているかどうかを調べる。ここで、既に行
われていれば(絞り込み状態であれば)、ステップ10
4に戻り、再びスイッチSW1の検出を行う。
【0075】また、絞り込み状態で無ければステップ1
10に移行し、視線検出回路101によってファインダ
観察者の視線位置を検出する。続くステップ111にお
いては、検出した視線位置が視線入力指標205上、又
はその近傍を所定回数見たか、或は、所定時間停留した
かどうかを調べ、視線位置が視線入力指標205上、又
その近傍に無ければ先のステップ104に戻る。また、
そこにあると判別した場合はステップ112に移行す
る。
【0076】 このステップ112においては、CPU
100はLED駆動回路106に信号を送り、LED1
8(LED−S)によって視線入力指標205を所定時
間照明し、視線入力を受付けた確認表示を行うと共に、
測光回路102によって得られた被写体の輝度情報と設
定されたシャッタスピードによって演算された絞り値、
或は、予め設定された絞り値に基づいて制御信号を生成
して絞り駆動回路111に送り、絞り31を所定開口ま
で駆動し(図9のように表示された場合、F11まで絞
られる)、撮影と同条件の光束による被写体像をフォー
カシングスクリーン7上に形成する。従って、ファイン
ダ上で被写界深度の確認を行うことができる。
【0077】上記の絞り込み動作が終るとステップ10
4に戻り、スイッチSW1の状態検出を行う。ここで、
スイッチSW1のみがONされ続けていれば、絞り込み
状態のままとなる。また、スイッチSW1がOFFとな
れば、ステップ113へ移行し、既に絞り込み状態であ
るかの判別を行い、そうであればステップ114へ進
み、絞り31を開放へ戻し、ステップ101へ戻り、上
記の様にスイッチSW1の状態検出を行う。
【0078】なお、上記の動作では、一度視線入力で絞
り込み動作が行われると、「SW1=ON」中は絞り込
みのままであるが、所定タイマ経過後に自動的に絞りを
開放に戻すようにしても良い。
【0079】次に、図10のフローチャートにより、視
線入力機能選択スイッチ46にて“2”のポジションが
選択された際の、視線入力による『セルフタイマ始動』
の動作について説明する。
【0080】図8と全く同じフローは同じ番号をつけ、
一部説明は簡略し、特徴的なフローのみ説明する。
【0081】ステップ100〜104は図8と同じであ
る為、省略する。ステップ104にてスイッチSW1が
ONであることを判別した場合にはステップ201へ移
行する。そして、ここでは、ステップ105と同じく測
光を行わせるのであるが、セルフタイママーク70がフ
ァインダ内LCD24に表示される点が異なり、視線入
力により『セルフタイマの始動』が選択されている事が
判かるようになっている。
【0082】次のステップ202においては、レリーズ
スイッチSW2の状態を調べ、もしOFFされていれ
ば、次のステップ203において、視線位置を検出し、
検出完了後ステップ204へ進み、この視線位置が視線
入力指標205上、又はその近傍にあるかを調べ、これ
らの位置にあればステップ205へ、なければステップ
104に戻る。
【0083】ステップ205においては、既にセルフタ
イマ中であるかを確認し、セルフタイマ中でなければス
テップ206へ移行し、CPU100はLED駆動回路
106に信号を送り、LED18(LED−S)によっ
て視線入力指標205を所定時間照明し、視線入力を受
付けた確認表示を行うと共に、公知のセルフタイマ動作
を始動させ、ファインダ内LCD24のセルフタイママ
ーク70を点灯から点滅表示に切り換える。
【0084】なお、視線入力指標205は所定時間点灯
後消灯する事としたが、入力後点滅状態が行われるよう
にしてもよい。それとともに図示しない発音体を鳴らし
セルフタイマ中である事を報知するようにしても良い。
【0085】セルフタイマが始動されるとステップ20
7へ進み、ここでセルフタイマが所定時間(例えば10
秒)経過したかを確認する。所定時間経過していれば、
ステップ107へ進み、前述のレリーズシーケンス動作
を行う。
【0086】また、所定時間経過していなければステッ
プ203に戻り、視線検出を行い、再度視線位置が視線
入力指標205の近傍にあれば(ステップ204)、今
度はステップ205でセルフタイマ中と判別することに
なるので、ステップ208へ移行し、ここでセルフタイ
マを中止し、ステップ104へ戻り、スイッチSW1の
状態を調べる。
【0087】つまり、本実施例では、一度視線入力にて
セルフタイマが始動しても、再度視線を視線入力指標2
05に向けると、これを中止する事ができるようにした
ものである。
【0088】なお、このように一度視線入力によって機
能が設定されても、再度視線を視線入力指標205やそ
の近傍に向けると、その機能を解除する事は、前述の被
写界深度確認の機能選択時でも同じように行う事が可能
である。
【0089】このようにセルフタイマモードを予め設定
しておかなくとも、意図する際に瞬時に視線入力で(視
線を向けるだけで)セルフタイマを始動させる事がで
き、また、再度視線入力により中止することができる。
【0090】尚、モニタ用LCD42のセルフタイマモ
ードマーク67は、セルフタイマ撮影モードに設定され
ている事を示すもので、ファインダ内LCD24のセル
フタイママーク70は、視線入力により『セルフタイマ
始動』に設定されている事を示し、表示の意味が異なっ
ている。また、視線入力でセルフタイマを始動させる事
は、視線入力機能選択スイッチ46が“2”のポジショ
ンに設定されていれば、前述のセルフタイマ撮影モード
であっても通常撮影モードであっても可能である。
【0091】次に、図11のフローチャートにより、視
線入力機能選択スイッチ46にて“3”のポジションが
選択された際の、視線入力による『パノラマ撮影モード
切替え』の動作について説明する。
【0092】ここでも、図8と全く同じフローは同じ番
号をつけ、一部説明は簡略し、特徴的なフローのみ説明
する。
【0093】ステップ100〜104は図8と同じであ
る為省略する。ステップ104においてスイッチSW1
がONであることが判別された場合はステップ301へ
移行する。そして、ここではステップ105と同じく測
光を行わせるのであるが、パノラママーク81がファイ
ンダ内LCD24に表示される点が異なり、視線入力に
より『パノラマ撮影モード切替え』が選択されている事
が判かるようになっている。
【0094】次のステップ302においては、レリーズ
スイッチSW2の状態を調べ、もしOFFされていれ
ば、次のステップ303において、視線位置を検出し、
検出完了後、ステップ304へ進む。そして、視線位置
が視線入力指標205上、又その近傍にあるかを調べ、
これらの位置にあればステップ305へ、なければステ
ップ104へ戻る。
【0095】ステップ305においては、既にパノラマ
撮影モードに設定されているかを確認し、未設定であれ
ばステップ306へ移行し、CPU100はLED駆動
回路106に信号を送り、LED18(LED−S)に
よって視線入力指標205を所定時間照明し、視線入力
を受付けた確認表示を行うと共に、プランジャ39に通
電し、図1に示す遮光板38を所定量アパーチャ内に進
入させ、パノラマ撮影画面を規定する。また、ファイン
ダLCD24のパノラママーク81を点灯から点滅に切
り換え、パノラマ撮影モードになっている事を撮影者に
警告し、ファインダ内のパノラマ指標206内に被写体
を合せる事を促す。
【0096】なお、この際、視線入力指標205を一定
時間照明するのではなく、点滅表示させるようにした
り、LED18(LED−S)の色変化、例えば赤から
緑色に切り換えてパノラマ撮影モードである事を表示さ
せても良い。視線入力指標205はパノラマ指標206
で示されたパノラマ撮影範囲外に配置されている為、パ
ノラマ撮影時に警告表示しても、構図の設定に影響は受
けず、かつ、ファインダ視野外のファインダLCD24
で表示した場合よりも撮影者に対して警告性が強く最適
な表示といえる。
【0097】また、ステップ305において、既にパノ
ラマモードに設定されていると判別した場合は、ステッ
プ307へ移行し、上記のステップ306と同様に、視
線入力を受付けた確認表示を行うと共に、プランジャ3
9に通電し、今度は遮光板38をアパーチャ外に退避さ
せ、かつ、パノラママーク81を点滅から点灯に切り換
える。また、前述のような視線入力指標206にてパノ
ラマ撮影モードになっている事を警告表示している場合
は、これを消灯する。
【0098】このように、パノラマ撮影モードへの設定
/解除を、視線を向けるだけで行う事ができる。
【0099】次に、図12のフローチャートにより、視
線入力機能選択スイッチ46にて“0”のポジションが
選択された際の、『視線入力機能不可』の動作について
説明する。
【0100】ここでの動作は、図8のフローチャートの
ステップ100〜108の構成とほぼ同じである。特徴
的な違いは、ステップ401において、測光を行うのは
同じであるが、ファインダ内LCD24には視線入力機
能のマークはいずれも表示されず、次のステップ402
において、レリーズスイッチSW2がOFFされていれ
ばステップ104へ戻り、スイッチSW1の状態判別を
行うようになっており、視線入力機能が働かない点にあ
る。
【0101】(第2の実施例)図13及び図14は本発
明を一眼レフカメラに適用した場合の第2の実施例にお
ける主要部分の動作を示すフローチャートである。この
第2の実施例は、視線入力により複数の測距点の中から
選択する視線入力AFモードと視線入力指標を注視する
事によって所定の機能を動作させる視線入力機能を、カ
メラのレリーズ動作までの一連のシーケンスの中で一緒
に行わせる場合を示したものである。なお、該一眼レフ
カメラの機械的及び電気的構成は第1の実施例と同様で
あるので、ここでは不図示とするが、動作説明において
は同一符号を用いて説明する。
【0102】図13及び図14のフローチャートによ
り、視線入力機能選択スイッチ46にて“1”のポジシ
ョンが選択された際の、視線入力による『被写界深度確
認』の動作について説明する。
【0103】先ず、図5に示すモードダイヤル44が回
転され、ロックポジション44aから外されて電源がO
Nすると、ステップ500からステップ501へ進み、
ここでスイッチSW1の状態を判別し、OFFであれば
電源ONのタイマが切れるまで該スイッチSW1のON
の検出を繰返す。その後、該スイッチSW1がONにな
ると、次のステップ502において、CPU100はま
ず測光回路102に信号を送り、ファインダの4つの領
域210〜213に対応した被写体輝度を測光する。そ
して、ステップ503において、この測光値及びフィル
ムのISO感度,装着されたレンズのFNo等により演
算されたシャッタスピードと絞り値を、ファインダ内L
CD24とモニタ用LCD42に表示させる。
【0104】次に、ステップ504において、視線検出
回路101によりファインダ観察者の視線位置を検出す
る。ここでの視線検出は、ファインダ視野内に配設され
た測距点(マーク)200〜204の検出である。次い
で、ステップ505において、上記視線検出が成功した
かどうかの判別を行い、ステップ506において、成功
であれば、撮影者にどの測距点が選択されたかを知らせ
るため、スーパーインポーズ用LED21によってその
旨を測距点200〜204の内のいずれかを照明し表示
する。
【0105】上記の表示が終了すると、次にステップ5
07へ進み、前述の視線検出にて選択された測距点(焦
点検出領域)による焦点検出(視線選択AF)を行う。
ここでは、自動焦点検出回路103によって被写体像の
デフォーカス検出を行い、この値に基づいて撮影レンズ
1の合焦制御を行う。そして、ステップ508におい
て、合焦制御により合焦したかどうかを判別し、合焦で
あれば合焦制御動作を停止し、撮影レンズ1のフォーカ
ス位置をロックする。そして、次のステップ509にお
いて、このロックされた焦点位置において、被写体像に
対するファインダ内各領域の輝度を、多分割された測光
センサ10で測光し、この測光された値もロックする。
【0106】次に、ステップ510において、上記ステ
ップ509での測光値に基づき、その測距点に対応した
明るさで測距点マーク200〜204のいずれかをスー
パーインポーズ用LED21にて合焦点表示を行う。そ
して、ステップ511において、ファインダ内LCD2
4やモニタ用LCD42へも、上記ステップ509での
測光値に基づいて得られるシャッタスピード,絞り値等
の表示を行う。このシャッタスピードと絞り値は又上記
ステップ510における合焦点の表示とは異なり、周辺
領域213の測光値をもとに照明用LED25(FーL
ED)の明るさを制御するのに用いられる。
【0107】次のステップ512においては、上記のロ
ックされた焦点位置,測光値を撮影条件として保持する
かどうかをスイッチSW1の状態で判別し、該スイッチ
SW1がONであればその条件で露光動作を行うかどう
かの判別を行うべくステップ513へ移行し、レリーズ
スイッチSW2の状態で調べる。
【0108】ここで、レリーズスイッチSW2がONで
あれば、ステップ520のレリーズシーケンスへ移行
し、サブミラー15の退避、絞り駆動回路111及びシ
ャッタ制御回路108の駆動といった一連のフィルム露
光動作とこれらのリセットを行う。
【0109】また、前記ステップ505において、視線
検出が成功時にはステップ506を介してステップ50
7の視線選択AFへ移行したが、もしここで撮影者が、
ファインダ視野内を見ていない場合や、視線検出装置が
捕らえにくい赤外光をカットする様な眼鏡等を装着して
いる場合、視線検出失敗となり、この場合はステップ5
14へ移行する。
【0110】ステップ514では検出できなかった回数
を判別する。ここでの判別回数は4回であり、4回目以
下であればステップ504に戻り、再度視線の検出を行
う。また、4回の視線検出でも成功しなければ、ステッ
プ515へ移行し、カメラが被写体の距離に応じて測距
点を自動的に決定して焦点調節を行う(自動選択A
F)。ここでも上記ステップ507(視線選択AF)と
同様、自動焦点検出回路103によって被写体像のデフ
ォーカス検出を行い、撮影レンズ1の合焦制御を行う。
【0111】次に、ステップ516において、合焦制御
により合焦になったかどうかの判別を行い、合焦であれ
ば合焦制御動作を停止し、撮影レンズ1のフォーカス位
置をロックし、前述のステップ509へ移行する。も
し、まだ合焦条件になっていなければ、ステップ517
において、完全に合焦不能状態であるかをチェックし、
合焦不能と判別すると、ステップ518において、その
旨をファインダ内LCD24等により表示する。また、
上記ステップ508における視線AFの合焦判定時にお
いても同様であり、この不能状態判別を行うステップ5
17へ移行する。ここでは現在測距している被写体に合
焦出来ない事を撮影者にその旨を知らせる表示ルーチン
である。
【0112】上記ステップ517において測距回数も少
なく合焦不能でないと判別した場合、又は、ステップ5
18にて合焦不能表示を行うと、ステップ519へ進
み、ここでは視線選択AF中か、自動選択AF中かの判
別を行い、もし視線選択AF中であればステップ507
へ、自動選択AF中であればステップ515へ、それぞ
れ移行し、この動作を繰返す。
【0113】上記ステップ513において、レリーズス
イッチSW2がOFFであると判別した場合は、図14
のステップ521へ移行し、視線入力機能による被写界
深度確認ルーチンへ入る。
【0114】まず、ステップ521において、これから
始まる視線検出回数を判別し、30回以下であればステ
ップ522へ移行し、被写体を追尾しながら測距を繰返
す、いわゆる公知のAIサーボAFであるかの判別を行
う。ここで、AIサーボAFでなければ、ステップ52
3へ移行し、今度は視線入力機能選択スイッチ46が
“0”のポジションであるか、つまり視線入力機能が何
も選択されていないかを判別する。もし、“0”のポジ
ションであれば、図13のステップ512へ戻る。しか
しこの場合は、“1”のポジションに設定されているの
でステップ524へ進み、ファインダ視野内の視線入力
指標205の視線検出を行う。
【0115】次のステップ525においては、視線入力
指標205を連続して2回視線検出したかどうかの判別
を行い、2回連続して検出できなかった場合は図13の
ステップ512へ戻り、ステップ521の判別により3
0回までの検出を繰り返し行う。
【0116】また、2回連続して視線入力指標205を
検出すると、ステップ526へ移行し、その旨を撮影者
に知らせるために、視線入力指標205をLED18に
てスーパーインポーズ表示させる。この表示も又、上記
のステップ509の測光回路102によって得られた周
辺領域部213の測光値に対応した明るさで行われる。
【0117】上記の表示が完了すると、ステップ527
において、設定されたシャッタスピード、或は、絞り値
に基づいて、或は、ステップ509で得られ、ロックさ
れている測光値に基づいた絞り値に応じた制御信号を生
成し、絞り駆動回路111に信号を送り、絞りを所定開
口まで駆動し、撮影と同条件の光束による被写体像をフ
ォーカシングスクリーン11上に形成する。従って、フ
ァインダ上で被写界深度の確認を行うことができる。
【0118】この絞り込み動作が終了すると、ステップ
528において、スイッチSW1の状態検出を行い、O
N状態であればステップ529へ移行し、レリーズスイ
ッチ、SW2がONされるまで待ち、ONされると、上
記ステップ520と同様なレリーズシーケンスを実行す
る。
【0119】また、レリーズスイッチSW2がONされ
るまでにスイッチSW1がOFFされた場合は、ステッ
プ528から531へ移行し、絞り込まれていた絞りを
開放に戻し、ステップ501のSW1の状態検出へ戻
る。
【0120】先の視線検出回数判定を行うステップ52
1において、31回目になると、ステップ532へ移行
し、視線検出終了を知らせる為にファインダ内LCD2
4の視線入力マーク78の表示を消灯し、図13のスイ
ッチSW1の状態検出を行うステップ512へと戻る。
【0121】(第3の実施例)図15は本発明を一眼レ
フカメラに適用した場合の第3の実施例に関するもので
あり、第1の実施例における図4とは、視線入力機能選
択スイッチ46の代りに、視線入力機能セット釦49を
配置した点のみが異なる。
【0122】この第3の実施例での視線入力機能の設定
は、視線入力機能セット釦49と視線入力によって機能
させたい操作釦とを同時押しする事によって達成される
もので、操作釦を押して機能させるだけでなく、視線入
力によって機能させる事ができるようにしたものであ
る。
【0123】この動作について、図16のフローチャー
トにて説明する。
【0124】CPU100はいずれかの操作釦が押され
ているかを検知するフローのうち、視線入力機能セット
スイッチを検知するフローに入ると、先ずステップ60
1において、視線入力機能セット釦49の状態を検知す
る。この結果、ONしていればステップ602へ進み、
他の操作釦と同時押しされているかを検知する。
【0125】ここでは1つの例として、ステップ603
においてセルフ釦47の状態を検知し、ONしていれば
ステップ604へ移行し、視線入力機能を『セルフタイ
マ始動』に設定する。リターン後のカメラ動作は、前述
の図10において説明した通りである。
【0126】また、ステップ603において、セルフ釦
47がOFFであると判別した場合は、ステップ605
へ移行して、パノラマモード設定釦50の状態を検知
し、ONしていればステップ606へ移行し、視線入力
機能を『パノラマ撮影モード切替え』に設定する。リタ
ーン後のカメラ動作は、前述の図11において説明した
通りである。
【0127】また、ステップ605において、パノラマ
モード設定釦50がOFFであると判別した場合は、ス
テップ607へ移行して、ストロボ釦48の状態を検知
し、ONしていればステップ608へ移行し、視線入力
機能を『ストロボのポップアップ動作』に設定する。こ
の設定モードは、視線入力によって内蔵ストロボをポッ
プアップさせる機能で、このカメラ動作を図17のフロ
ーチャートに示す。
【0128】この図17における動作はほぼ図8と同じ
であるため、ここでは異なる点のみ説明する。
【0129】ステップ705は、図8のステップ105
と同等の動作を行うステップであり、ファインダ内LC
D24に視線入力機能が『ストロボのポップアップ動
作』に設定されている事を示すストロボアップマーク7
1を点灯する点が異なる。
【0130】ステップ709は、図8のステップ109
に、ステップ712は、同じく図8のステップ112
に、ステップ713は、同じく図8のステップ113
に、ステップ714は、同じく図8のステップ114と
同等の動作を行うステップである。従って『既に絞り込
み状態』の判定は『既にストロボポップアップ』の判定
に、『絞り込み』動作は『ストロボポップアップ』に、
『絞りを開放へ戻す』は『ストロボをダウンさせる』に
置換えられるものである。
【0131】再び図16に戻り、ステップ607におい
て、ストロボ釦48がOFFされていればステップ60
9へ移行して、デート設定釦51(図15参照)の状態
を検知し、ONしていればステップ610へ移行し、視
線入力機能を『デート写し込みモード』に設定する。こ
の設定モードは、視線入力によってレリーズ時に日付を
写し込むデート写し込みモードに設定する機能である。
この動作については図18のフローチャートに示してい
るが、図17と同様、ほぼ図8と同様であるため、その
詳細は省略する。
【0132】ステップ609において、デート設定釦5
1がOFFされて結局どの操作釦も視線入力機能セット
釦49と同時に押されていない場合は、視線入力機能セ
ットスイッチの検知フローから抜けて他の操作スイッチ
の検知フローへ移る。
【0133】先のステップ601において、視線入力機
能セット釦49がONされていない時も同様に、他の操
作スイッチの検知フローへ移る。
【0134】この第3の実施例の特徴は、視線入力機能
として設定できる機能はカメラに既に配置されている操
作釦で行われる機構に限定されるが、大きなスライドス
イッチの必要がなく、小さな押し釦スイッチ1つで済
み、スペース上,コスト上有利である。また、選択され
る機能もこの実施例で示した4つに限らず、基本的には
配置された操作釦の数だけ設定する事も可能である。
【0135】なお、本実施例で視線入力機能を新たに設
定する際に、既に別の機能が設定されていた場合は置換
えるようになっているのは言うまでもない。
【0136】(第4の実施例)次に、本発明の視線入力
機能の設定に関する第4の実施例を説明する。
【0137】この第4の実施例においては、撮影者が予
めカメラ内に設定された機能から選択して使用する事が
できる、いわゆるカスタムファンクションモードで設定
するものである。
【0138】図19はカスタムファンククションモード
を設けたモードダイヤル44´の実施例を示したもので
ある。
【0139】モードダイヤル44´を回転させてロック
位置から外し、カスタムファンクションモードのマーク
44gを指標55に合せると、モニタ用LCD42に
は、図20(a)に示す様に、シャッタ秒時を表示する
7セグメント部62,絞り値を表示する7セグメント部
63を用いて「CF 1−0」と表示される。7セグメ
ント部63に「0」が表示されていると、7セグメント
62の表示「CFナンバー」に予め組込まれている機能
は働かないようになっており、「0」以外であれば、そ
の機能のいずれかが働くようになっている。
【0140】ここで、電子ダイヤル45(図4参照)を
回転させると、図20(a)→(b)→(c)→(d)
→(e)→(f)→(a)の順に「CFナンバー」とそ
の設定状況が表示される。
【0141】この場合は、「CF1」〜「CF6」まで
の6種類の機能について、その機能を『働かせる』また
は『働かせない』のいずれか(これを0または1で表示
する)、或は、複数の選択枝の中の1つを選択する事が
可能となっている。
【0142】例えば、「CF1」では、前述の視線入力
機能を複数ある機能の中から1つを選択する事ができる
し、「CF2」では、フィルム巻戻し時にパトローネ内
にリーダー部を『巻込む』又は『巻込まない』のいずれ
かを選択する事ができるようになっている。
【0143】そこで、図20(a)の状態は7セグメン
ト部63の部分が「0」と表示されているので、『視線
入力機能不可』が設定される。ここで、AEロック釦4
3(SW−AEL)を押すと、図21(b)に示す様
に、7セグメント部63の部分が「1」に切り換わる。
この場合、視線入力機能は『被写界深度確認』に設定さ
れる。同様に、図21(c)では、『セルフタイマ始
動』に、図21(d)では、『パノラマ撮影モード切替
え』に、図21(e)では、『ストロボポップアップ』
に、図21(f)では、『デート写し込みモード』に、
各々視線入力で機能するように設定される事を示してい
る。
【0144】これら図21(a)〜(f)のいずれかの
表示状態でモードダイヤル44´をカスタムファンクシ
ョンモードから外す事によって、図21(a)〜(f)
で示された内容の機能が視線入力で動作するように設定
される。
【0145】それぞれの機能が設定された時の動作は、
図8,図10,図11,図12,図18,図19のフロ
ーチャートに示した通りである。
【0146】このように第4の実施例では、視線入力機
能を5種類の中から選択できるようになっており、該実
施例の特徴は、視線入力機能選択スイッチや視線入力機
能セット釦といった特に新たな外部操作スイッチを設け
る事なく、モードダイヤル44´にカスタムファンクシ
ョンモードを設けるだけで、複数の機能の中から一つを
視線入力機能として選択できるといった点にある。
【0147】この為、カメラの形状上,コスト上非常に
便利である。また、選択できる機能の数も第3の実施例
のように既に配置された操作釦の数に限らず、CPUの
容量の許すかぎり数を増やす事は可能である点も大きい
利点である。しかしながら、設定する操作性について
は、前述の第1及び第3の実施例よりも劣ってしまうの
はいなめない。
【0148】(第5の実施例)ところで、視線で入力で
きる機能は数多くあればよいというものではなく、撮影
状況によっては頻度多く使われる機能はその一部である
事が多い。
【0149】そこで、本発明の第5の実施例として、撮
影者が任意に設定することはできないが、撮影モードに
応じてカメラが自動的に視線入力機能を設定しようとす
る自動セットに関するものである。
【0150】図22はこの自動セットに関する一例を示
したもので、モードダイヤル44にて撮影モードがマニ
ュアル撮影モードのポジションが設定されていると、視
線入力機能は図8に示した『被写界深度確認』に設定さ
れる。
【0151】同様に、全自動モードでは、任意設定され
た内容がリセットされカメラにすべての機能をまかせる
ポジションであるので、図12に示した『視線入力機能
不可』に、ポートレートモードでは、外光の輝度によっ
て一般的には自動的にストロボがポップアップするよう
になっているが、人物の瞳にキャッチライトを入れたい
時などでは明るい場所でもストロボ光を光らせるよう
に、図17に示した『ストロボポップアップ』に、風景
モードでは、ワイド感のある写真をとる事が多い為、図
11に示した『パノラマ撮影モード切替え』に、クロー
ズアップモードでは、三脚につけて接写するようなシー
ンが多く手振れを防ぐ為、『セルフタイマ始動』(な
お、この時のセルフタイマの秒時は通常の10秒ではな
く2秒に設定するのが好ましい)に、スポーツモードで
は、動体を狙う事が多く、その為視線移動も大きい為に
不用意に入力される事を防ぐ為、全自動モードと同じ
く、図12に示した『視線入力機能不可』に、といった
具合に予め設定しておく。
【0152】この方法では、撮影者の好き勝手に視線入
力機能を設定する事ができないが、視線入力機能が自動
的にリセットされるので、一々設定する手間が不要で、
かつ、最も効果的な機能が予め設定されているので、操
作性は良好である。
【0153】また、この実施例を、前述の第4の実施例
と組合せるような形でカスタムファンクションにて『視
線入力機能の自動セットを行う』又は『行わない』を選
択したり、第4の実施例に「CF1−7」を新たに設
け、「7」が設定されると視線入力機能は『自動セッ
ト』に設定されるというように行う事も可能である。
【0154】なお、前述の実施例において、視線入力が
なされた時に確認表示を行う視線入力指標205を、発
光ダイオードで照明する自発光型の表示方法で行ってい
たが、ゲストホスト型LCDのように透過型の非発光型
の表示方法で行っても構わない。
【0155】また、本実施例では、「撮影モード」に応
じて視線入力機能の内容を変更したが、従来カメラの持
っている動作モード、例えばAFモード(ワンショット
AF,サーボAF)、給送モード(単写,連写)、測光
モード(平均,部分,評価測光)に応じて、視線入力機
能の内容を変更するのに効果が有ることは言うまでもな
い。
【0156】また、実施例では、一眼レフカメラに適用
した例を説明してきたが、ビデオカメラやスチルビデオ
カメラ等の映像機器はもちろん、ファインダ装置をもつ
光学測定器等に適用しても良い。
【0157】以上の各実施例によれば、ファインダ視野
を覗く撮影者の視線位置を検出する視線検出手段を備え
た装置において、観察者の視線がファインダ視野内に設
けた視線入力指標上、もしくはその近傍にあると検知し
た場合、所定の機能を動作させる手段を備え、観察者が
動作させたい機能を任意に選択できるようにしたので、
ファインダ内の視線入力指標は少なくて済み、ファイン
ダが繁雑にならずに見易く、かつ、指標の数だけ必要で
あった表示装置が必要なく、コストがかからず、又様々
な機能を選択できるので、それぞれ観察者の要望に答え
る事ができるといった効果がある。
【0158】また、該装置の動作モードに応じて、自動
的に視線入力により機能させるものを設定するようにし
ているので、操作性が良いといった効果がある。
【0159】また、パノラマ撮影モード時には、ファイ
ンダ視野内でパノラマ指標の外側に設けた視線入力指標
の表示形態を通常状態と異ならせて表示させることで、
パノラマ撮影である事を撮影者に判かり易くすることが
でき、かつ、パノラマ撮影の構図取りに影響しないとい
った効果がある。
【0160】また、視線位置に応じて複数の測距点の中
から選択し、その測距点で自動焦点検出動作を行う視線
選択AFと、撮影者の視線位置がファインダ視野内に設
けた視線入力指標上、もしくはその近傍にあると所定の
機能を動作させる視線入力機能の両者をそれぞれ独立し
て機能させる事ができるので、撮影者の意図に応じて両
者を使いわける事ができ、また、視線入力機能が不要な
時は任意にOFFする事ができるので、ファインダの隅
々を見る必要がある接写や、複写撮影などで誤入力され
るといった問題が解消できるといった効果がある。
【0161】
【発明の効果】 以上説明したように、請求項1記載
発明によれば、複数の機能のうちの何れかを動作させ
る為に視認される単一の視線入力指標と、視線検出手段
によって前記視線入力指標もしくはその近傍に観察者の
視線があると検出された場合、選択される所定の機能を
動作させる視線入力手段と、該視線入力手段によって動
作させるべき所定の機能を、複数の機能の中より観察者
に任意に選択させる為の選択手段とを設け、単一の視線
入力指標と選択手段によって、複数の機能の中から何れ
かを所定の機能として選択するようにしている。
【0162】 よって、ファインダ手段を繁雑にするこ
となく、低コストにて、様々の機能を視線入力により任
意に選択し動作させることができる。
【0163】 また、請求項5記載の発明によれば、
複数の機能のうちの何れかを動作させる為に視認される
単一の視線入力指標と、視線検出手段によって前記視線
入力指標もしくはその近傍に観察者の視線があると検出
された場合、指示される所定の機能を動作させる視線入
力手段と、該視線入力手段の動作機能を設定する設定手
段と、該設定手段と前記何れか一つの操作手段が同時に
操作された場合、同時操作の操作手段に対応する機能
、前記視線入力手段によって動作させるべき所定の機
能として前記視線入力手段に指示する機能指示手段とを
設け、設定手段と何れか一つの操作手段が同時に操作さ
れた場合、同時操作の操作手段に対応する機能を視線入
力手段によって動作させるべき所定の機能として視線入
力手段に指示するようにしている。また、請求項6記載
発明によれば、複数の機能のうちの何れかを動作さ
せる為に視認される単一の視線入力指標と、視線検出手
段によって前記視線入力指標もしくはその近傍に観察者
の視線があると検出された場合、モード設定手段にて設
定される動作モードに応じた所定の機能を動作させる視
線入力手段と、モード設定手段による動作モードの設定
変更に応じて、前記視線入力手段によって動作させるべ
き複数の機能のうちの所定の機能を変更する変更手段と
を設け、動作モードの設定変更に応じて、予め設定され
ている所定の機能を自動的に設定するようにしている。
【0164】よって、視線入力による機能設定時の操作
性を向上させることができる。
【0165】
【0166】
【0167】 また、請求項記載の発明によれば、
観察者の視線位置によって複数の領域の何れかを焦点検
出領域として選択する視線選択手段と、複数の機能のう
ちの何れかを動作させる為に視認される単一の視線入力
指標と、視線検出手段によって前記視線入力指標もしく
はその近傍に観察者の視線があると検出された場合、
択される所定の機能を動作させる視線入力手段と、該視
線入力手段によって動作させるべき所定の機能を、前記
複数の機能の中より観察者に任意に選択させる為の選択
手段とを設け、前記単一の視線入力指標を、前記視線選
択手段により焦点検出領域が選択される際に用いられる
視線位置とは別の位置に配置するようにしている。
【0168】 よって、ファインダ手段を繁雑にするこ
となく、低コストにて、様々の機能を視線入力により任
意に選択し動作させることができると共に、視線選択手
段と視線入力手段を独立して機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を一眼レフカメラに適用した場合の第1
の実施例を示す光学系配置図である。
【図2】図1のカメラの後方から見た図である。
【図3】図1のカメラのファインダ視野を示す図であ
る。
【図4】図1のカメラの上面及び背面を示す図である。
【図5】図1のカメラのモードダイヤルを示す平面図で
ある。
【図6】図1のカメラの電気的構成の要部を示すブロッ
ク図である。
【図7】図1のカメラのモニタ用LCD及びファインダ
内LCDでの各種表示について説明する為の図である。
【図8】本発明の第1の実施例において視線入力機能を
『被写界深度確認』に設定した場合の動作を示すフロー
チャートである。
【図9】図8の動作時におけるファインダ内表示を示す
図である。
【図10】本発明の第1の実施例において視線入力機能
を『セルフタイマ始動』に設定した場合の動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】同じく視線入力機能を『パノラマ撮影切替
え』に設定した場合の動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】同じく視線入力機能を『視線入力機能不可』
に設定した場合の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施例において視線入力機能
を『被写界深度確認』に設定した場合の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図14】図13の動作の続きを示すフローチャートで
ある。
【図15】本発明を一眼レフカメラに適用した場合の第
3の実施例における該カメラの上面及び背面を示す図で
ある。
【図16】図15のカメラの主要部分の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図17】本発明の第3の実施例において視線入力機能
を『ストロボポップアップ』に設定した場合の動作を示
すフローチャートである。
【図18】本発明の第3の実施例において視線入力機能
を『データ写し込みモード』に設定した場合の動作を示
すフローチャートである。
【図19】本発明を一眼レフカメラに適用した場合の第
4の実施例におけるモードダイヤルを示す平面図であ
る。
【図20】図19のモードダイヤルにてカスタムファン
クションモードの選択時のモニタ用LCDでの表示の様
子を示す図である。
【図21】図20の状態から電子ダイヤルによって視線
入力機能の選択時のモニタ用LCDでの表示の様子を示
す図である。
【図22】本発明を一眼レフカメラに適用した場合の第
5の実施例における撮影モードとこれに連動して設定さ
れる視線入力機能の対応関係を示す図である。
【符号の説明】
14 イメージセンサ 38 遮光板 44 モードダイヤル 45 電子ダイヤル 46 視線入力機能選択スイッチ(SW−SL) 47 セルフ設定釦 48 ストロボ設定釦 49 視線入力機能セット釦 50 パノタマモード設定釦 51 デート設定釦 100 CPU 101 視線検出回路 205 視線入力指標 206 パノラマ指標
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−333258(JP,A) 特開 平4−100026(JP,A) 特開 平5−191683(JP,A) 特開 平5−196862(JP,A) 特開 平6−242366(JP,A) 特開 平5−341175(JP,A) 特開 平5−297263(JP,A) 特開 平4−242630(JP,A) 特開 平3−87818(JP,A) 特開 平5−107635(JP,A) 特開 平5−249545(JP,A) 特開 平5−80393(JP,A) 特開 平6−289279(JP,A) 特開 平2−126211(JP,A) 特開 平4−95936(JP,A) 実開 平4−124235(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/28 - 7/40 G03B 7/00 - 7/28 G03B 15/00 - 15/035 G03B 15/06 - 15/16 G03B 17/00 G03B 17/18 - 17/20 G03B 17/26 - 17/46 G03B 19/00 - 19/16

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物を観察する為のファインダ手段
    と、該ファインダ手段を覗く観察者の視線位置を検出す
    る視線検出手段とを備えた視線検出機能付光学装置にお
    いて、複数の機能のうちの何れかを動作させる為に視認
    される単一の視線入力指標と、前記視線検出手段によっ
    て前記視線入力指標もしくはその近傍に観察者の視線が
    あると検出された場合、選択される所定の機能を動作さ
    せる視線入力手段と、該視線入力手段によって動作させ
    べき所定の機能を、前記複数の機能の中より観察者に
    任意に選択させる為の選択手段とを設けたことを特徴と
    する視線検出機能付光学装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、選択内容に応じて、記
    憶手段に記憶されている中より何れか一つを読み出し、
    これを所定の機能として選択する手段であることを特徴
    とする請求項1記載の視線検出機能付光学装置。
  3. 【請求項3】 前記ファインダ手段内に、該装置の制御
    内容を表示する表示手段を設けると共に、前記選択手段
    によって選択された所定の機能を前記表示手段に表示さ
    せる表示制御手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の視線検出機能付光学装置。
  4. 【請求項4】 該装置は、前記複数の機能をそれぞれ
    作させる複数の操作手段を有し、前記選択手段は、前記
    視線入力手段の動作機能を設定する設定操作手段を具備
    し、前記操作手段の何れか一つと前記設定操作手段とが
    同時に操作されると、前記同時操作された操作手段に対
    応する所定の機能を、前記視線入力手段によって動作さ
    せるべき所定の機能として選択する手段であることを特
    徴とする請求項1記載の視線検出機能付光学装置。
  5. 【請求項5】 対象物を観察する為のファインダ手段
    と、該ファインダ手段を覗く観察者の視線位置を検出す
    る視線検出手段と、該装置の異なる複数の機能をそれぞ
    動作させる為の複数の操作手段とを備えた視線検出機
    能付光学装置において、前記複数の機能のうちの何れか
    を動作させる為に視認される単一の視線入力指標と、前
    記視線検出手段によって前記視線入力指標もしくはその
    近傍に観察者の視線があると検出された場合、指示され
    る所定の機能を動作させる視線入力手段と、該視線入力
    手段の動作機能を設定する設定手段と、該設定手段と前
    記何れか一つの操作手段が同時に操作された場合、前記
    同時操作の操作手段に対応する機能を、前記視線入力手
    段によって動作させるべき所定の機能として前記視線入
    力手段に指示する機能指示手段とを設けたことを特徴と
    する視線検出機能付光学装置。
  6. 【請求項6】 対象物を観察する為のファインダ手段
    と、該ファインダ手段を覗く観察者の視線位置を検出す
    る視線検出手段と、該装置の異なる動作モードを設定す
    る為のモード設定手段とを備えた視線検出機能付光学装
    置において、複数の機能のうちの何れかを動作させる為
    に視認される単一の視線入力指標と、前記視線検出手段
    によって前記視線入力指標もしくはその近傍に観察者の
    視線があると検出された場合、前記モード設定手段にて
    設定される動作モードに応じた所定の機能を動作させる
    視線入力手段と、前記モード設定手段による動作モード
    の設定変更に応じて、前記視線入力手段によって動作さ
    せるべき前記複数の機能のうちの所定の機能を変更する
    変更手段とを設けたことを特徴とする視線検出機能付光
    学装置。
  7. 【請求項7】 前記モード設定手段は、カメラの動作モ
    ードを設定する手段であることを特徴とする請求項6記
    載の視線検出機能付光学装置。
  8. 【請求項8】 対象物を観察する為のファインダ手段
    と、該ファインダ手段を覗く観察者の視線位置を検出す
    る視線検出手段と、ファインダ視野内の複数の領域にて
    焦点検出を行う焦点検出手段とを備えた視線検出機能付
    光学装置において、観察者の視線位置によって前記複数
    の領域の何れかを焦点検出領域として選択する視線選択
    手段と、複数の機能のうちの何れかを動作させる為に視
    認される単一の視線入力指標と、前記視線検出手段によ
    って前記視線入力指標もしくはその近傍に観察者の視線
    があると検出された場合、選択される所定の機能を動作
    させる視線入力手段と、該視線入力手段によって動作さ
    せるべき所定の機能を、前記複数の機能の中より観察者
    に任意に選択させる為の選択手段とを設け、前記単一の
    視線入力指標を、前記視線選択手段により焦点検出領域
    が選択される際に用いられる視線位置とは別の位置に配
    置したことを特徴とする視線検出機能付光学装置
JP31753793A 1993-11-25 1993-11-25 視線検出機能付光学装置 Expired - Fee Related JP3327651B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31753793A JP3327651B2 (ja) 1993-11-25 1993-11-25 視線検出機能付光学装置
US08/602,597 US5600399A (en) 1993-11-25 1996-02-16 Optical apparatus and camera for controlling a plurality of functions by using a visual axis

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31753793A JP3327651B2 (ja) 1993-11-25 1993-11-25 視線検出機能付光学装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07146433A JPH07146433A (ja) 1995-06-06
JP3327651B2 true JP3327651B2 (ja) 2002-09-24

Family

ID=18089363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31753793A Expired - Fee Related JP3327651B2 (ja) 1993-11-25 1993-11-25 視線検出機能付光学装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5600399A (ja)
JP (1) JP3327651B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4040139B2 (ja) 1997-05-12 2008-01-30 キヤノン株式会社 カメラ
US8159561B2 (en) * 2003-10-10 2012-04-17 Nikon Corporation Digital camera with feature extraction device
US7119319B2 (en) * 2004-04-08 2006-10-10 Canon Kabushiki Kaisha Solid-state image sensing element and its design support method, and image sensing device
US7697827B2 (en) 2005-10-17 2010-04-13 Konicek Jeffrey C User-friendlier interfaces for a camera
JP2008053843A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Olympus Imaging Corp 動画記録可能なデジタルカメラ
KR101891786B1 (ko) * 2011-11-29 2018-08-27 삼성전자주식회사 아이 트래킹 기반의 사용자 기능 운용 방법 및 이를 지원하는 단말기
JP6198599B2 (ja) 2013-12-16 2017-09-20 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP7173768B2 (ja) * 2018-07-04 2022-11-16 キヤノン株式会社 電子ビューファインダおよび撮像装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE453959B (sv) * 1986-06-04 1988-03-21 Gote Palsgard Anordning for mojliggorande for i synnerhet handikappade personer utan talformaga och rorelseformaga i armarna att kommunicera med omgivningen
JP2763296B2 (ja) * 1988-04-26 1998-06-11 キヤノン株式会社 注視点方向検出装置を有する光学装置
JP2950546B2 (ja) * 1988-08-31 1999-09-20 キヤノン株式会社 視線検出装置及び視線検出装置を有するカメラ
JP2872292B2 (ja) * 1989-08-31 1999-03-17 キヤノン株式会社 視線検出手段を有する機器
US5225862A (en) * 1989-02-08 1993-07-06 Canon Kabushiki Kaisha Visual axis detector using plural reflected image of a light source
JP2803222B2 (ja) * 1989-09-22 1998-09-24 キヤノン株式会社 視線検出装置
US5253008A (en) * 1989-09-22 1993-10-12 Canon Kabushiki Kaisha Camera
US5214466A (en) * 1990-04-11 1993-05-25 Canon Kabushiki Kaisha Camera having visual axis detecting apparatus
US5182443A (en) * 1990-09-29 1993-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus having visual axis detector and determining whether eyeglasses are worn
JP2910258B2 (ja) * 1991-01-08 1999-06-23 キヤノン株式会社 視線検出装置
US5386258A (en) * 1991-01-17 1995-01-31 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus having a visual axis direction detecting device
JP3166179B2 (ja) * 1991-01-22 2001-05-14 キヤノン株式会社 視線検出装置
US5245371A (en) * 1991-02-08 1993-09-14 Canon Kabushiki Kaisha Camera provided with a visual axis direction detecting portion

Also Published As

Publication number Publication date
US5600399A (en) 1997-02-04
JPH07146433A (ja) 1995-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08136798A (ja) 自動焦点カメラ
JP3327651B2 (ja) 視線検出機能付光学装置
US5515131A (en) Optical apparatus having a function of inputting data of a visual axis
US5402199A (en) Visual axis detecting apparatus
US5579080A (en) Camera including an apparatus for detecting a line of sight
JPH07199042A (ja) 視線検出機能付カメラ
JP5371399B2 (ja) 撮像機器の測定領域情報表示装置
US5752090A (en) Optical device having a line of sight detection apparatus
JP4054436B2 (ja) 光学装置
JP4365925B2 (ja) ファインダ内表示装置
JP3304408B2 (ja) 視線検出装置および視線検出装置を有する機器
JP3406945B2 (ja) 視線検出機能付光学装置
JP2004012503A (ja) カメラ
JPH0954239A (ja) 視線検出機能付光学装置及びカメラ
JPH10148864A (ja) カメラの測光装置
JP3126700B2 (ja) 光学機器
JPH11249220A (ja) ファインダ表示装置
JP2000039551A (ja) カメラ
JPH08191797A (ja) 視線検出機能付き観察装置
JPH0954236A (ja) 視線検出機能付カメラ
JP2001004906A (ja) 視線検出機能付き光学機器及びカメラ
JPH11271596A (ja) カメラ
JP2000231150A (ja) カメラ
JPH0961700A (ja) 視線検出手段を有するカメラ
JPH08194154A (ja) 視線検出機能付き観察装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100712

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100712

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130712

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees