JP2000231150A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2000231150A
JP2000231150A JP11031098A JP3109899A JP2000231150A JP 2000231150 A JP2000231150 A JP 2000231150A JP 11031098 A JP11031098 A JP 11031098A JP 3109899 A JP3109899 A JP 3109899A JP 2000231150 A JP2000231150 A JP 2000231150A
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point
focus
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camera
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JP11031098A
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Itaru Otani
格 大谷
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の入力操作部材で選択可能な方向を切り
替え、一つの選択操作部材を操作する事によって選択移
動を行うようにし、一つの選択操作部材を操作する以前
に、その選択可能な方向を撮影者が認識できるようにす
る。 【解決手段】 撮影レンズ1によって物体を観察するフ
ァインダー内に配置した複数の焦点検出点のうちの特定
の焦点検出情報を用いて選択した焦点検出点の被写体を
合焦させるように撮影レンズを駆動する合焦手段6と、
前記複数の焦点検出点のそれぞれの代表位置を前記ファ
インダー内に表示するフォーカスポイント表示手段47
と、前記特定の焦点検出点を起点として、任意の方向に
存在する焦点検出点を新たに特定の焦点検出点として選
択する入力手段46とを有し、前記入力手段46により
新たに選択された特定の焦点検出点の代表位置を前記フ
ォーカスポイント表示手段47によって前記ファインダ
ー内に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズによっ
て物体を観察するファインダー内に複数の測距視野を有
し、いずれかの特定測距視野の焦点検出情報を用いて、
前記撮影レンズの結像位置を調節する焦点検出装置を備
えたオートフォーカスカメラ等のカメラに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】撮影レンズによって、物体を観察するフ
ァインダー内に複数の測距視野と対応するフォーカスポ
イント表示を有し、いずれかの特定測距視野の焦点検出
情報を用いて前記撮影レンズの結像位置を調節する焦点
検出装置を備えたオートフォーカスカメラにおいて、近
時、その複数の測距視野と対応するフォーカスポイント
表示が二次元的に配置されるものが存在する。
【0003】撮影者が係る二次元的に配置された複数の
測距視野から特定の測距視野を選択し、フォーカスポイ
ント表示を行う場合、従来、特開平7-199320号公報、特
開昭63-137216 号公報、特開平9-274239号公報では、
ジョイスティックやジョイパッドで行い、更には、その
操作方向と選択方向を合致させる提案が為されている。
【0004】又、特開平1-288845号公報では、一次元的
に配置された複数の測距視野から特定の測距視野とその
フォーカスポイント表示を選択する際、一つのダイヤル
操作部材の操作方向と測距視野とそのフォーカスポイン
ト表示の移動方向を一致させる提案が為されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の各公報に係る装置は、構造が複雑で大型且つ、専用の
操作部材として設ける必要があった。
【0006】又、特開平1-288845号公報では、一次元的
に配置された複数の測距視野から特定の測距視野とその
フォーカスポイント表示を選択する際、一つのダイヤル
操作部材の操作方向と測距視野とそのフォーカスポイン
ト表示の移動方向を一致させるものであるが、二次元的
に配置された複数の測距視野から特定の測距視野を選択
する場合では、二つ以上のダイヤル操作部材が必要とな
り、新たなダイアル操作部材を追加設置する必要があ
り、カメラが大型化する。
【0007】ここで、フォーカスポイント表示に係る選
択操作部材の大型化や追加を避けるため、前述の特開平
1-288845号公報の提案の如く、二次元的に配置された複
数の測距視野から特定の測距視野とそのフォーカスポイ
ント表示を選択するに当たり、一つのダイヤル操作部材
の操作でその選択移動を行い、新たな操作部材が追加す
ること無く行うために、測距視野選択可能なモードに入
る操作部材や他の操作部材を操作すると、その移動方向
が変わるものもある。
【0008】しかし、特開平1-288845号公報に係る提案
も、一つのダイヤル操作部材の操作で、測距視野とその
フォーカスポイント表示の選択移動方向を複数持つた
め、ダイヤル操作部材の操作を行って、初めて、その移
動方向を撮影者が認識出来、撮影者が測距視野とそのフ
ォーカスポイント表示の移動を行うにあたり、移動方向
の認識の混乱を生じ易く、誤操作しやすいという、二つ
の欠点を有し、結果として、シャッターチャンスを逃す
という等の問題点が有った。
【0009】そこで本発明の目的は、二次元的に配置さ
れた複数の測距視野から特定の測距視野とそれに対応す
るフォーカスポイント表示を選択する場合、装置の小型
化をはかるため、所定の入力操作部材でその選択可能な
方向を切り替え、一つの選択操作部材を操作する事によ
って選択移動を行う様にした場合、その選択可能な方向
を、一つの選択操作部材を操作する以前に、撮影者に認
識させる事にある。更には、撮影者が撮影準備動作、即
ちファインダーを観察している状態で、係る選択可能な
方向を撮影者に、容易に認識させる事にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の構成は、撮影レンズによって物体を観
察するファインダー視野内に配置された複数の焦点検出
ポイントと、前記複数の焦点検出ポイントのそれぞれの
位置を前記ファインダー視野内に表示するフォーカスポ
イント表示手段と、前記焦点検出ポイントの一つを起点
として、任意の方向に存在するいずれかの焦点検出ポイ
ントを新たに特定の焦点検出ポイントとして選択し、前
記フォーカスポイント表示手段によって前記ファインダ
ー視野内に表示させる入力手段とを有するカメラであっ
て、前記起点とする焦点検出ポイントと、当該焦点検出
ポイントに対し任意の方向に存在する新たに特定された
前記焦点検出ポイントとによって形成される焦点検出ゾ
ーンを前記ファインダー視野内に表示させる焦点検出ゾ
ーン表示手段を有することを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するための本発明の第2の
構成は、撮影レンズによって物体を観察するファインダ
ー視野内で二次元的に配置された複数の焦点検出ポイン
トと、前記複数の焦点検出ポイントのそれぞれの位置を
前記ファインダー視野内に表示するフォーカスポイント
表示手段と、前記焦点検出ポイントの一つを起点とし
て、任意の方向に存在するいずれかの焦点検出ポイント
を新たに特定の焦点検出ポイントとして選択し、前記フ
ォーカスポイント表示手段によって前記ファインダー視
野内に表示させるダイヤル入力手段とを有するカメラで
あって、前記特定の焦点検出ポイント以外の前記フォー
カスポイント表示手段またはその一部によって形成され
た焦点検出ゾーンを前記ファインダー視野内に表示させ
る焦点検出ゾーン表示手段を有することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するための本発明の第3の
構成は、撮影レンズによって物体を観察するファインダ
ー視野内で二次元的に配置された複数の焦点検出ポイン
トと、前記焦点検出ポイントのうちの特定の焦点検出ポ
イントの焦点検出情報を用いて選択した焦点検出ポイン
トの被写体を合焦させるように前記撮影レンズを駆動す
る合焦手段と、前記複数の焦点検出ポイントのそれぞれ
の位置を前記ファインダー視野内に表示するフォーカス
ポイント表示手段と、前記特定の焦点検出ポイントを起
点として、任意の方向に存在する焦点検出ポイントを新
たに特定の焦点検出ポイントとして選択するダイヤル入
力手段とを有し、焦点検出ポイントを選択する第一の操
作スイッチが作動中には、前記ダイヤル入力手段によ
り、前記特定の焦点検出ポイント以外の前記フォーカス
ポイント表示手段またはその一部によって形成された第
1の焦点検出ゾーンを前記ファインダー視野内に表示さ
せ、焦点検出ポイントを選択しない第二の操作スイッチ
が作動すると、前記第一の焦点検出ゾーンとは異なる第
二の焦点検出ゾーンを表示する焦点検出ゾーン表示手段
を有することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するための本発明の第4の
構成は、前記焦点検出ゾーン表示手段は、形状、輝度、
点滅により表示状態を可変としたことを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するための本発明の第5の
構成は、前記焦点検出ゾーン表示手段は、ファインダー
部に備えた視線検出装置による視線検出が禁止されてい
る状態において作動することを特徴とする。
【0015】上記構成によれば、ファインダー観察画面
上に二次元的に配置された複数の焦点検出ポイントを撮
影者が所定の焦点検出ポイントから任意の焦点検出ポイ
ントに移動、選択する際、所定の焦点検出ポイントを表
示すると共に、選択移動可能な焦点検出ゾーンの表示を
行うことで、選択移動操作する以前に撮影者に前記操作
移動可能な方向を容易に認識させることが可能となる。
又、選択移動操作中でも同様の効果を持たせることが可
能である。更に、焦点検出ポイント移動可能な焦点検出
ゾーンの表示を、フォーカスポイント表示手段またはそ
の一部を用いることで、新たな表示手段を設けること無
く、且つ、選択された焦点検出ポイントのフォーカスポ
イント表示と形状、輝度差、点滅で、表示形態を異なら
せることで、撮影者は、選択された焦点検出ポイントと
その移動可能な方向を認識可能となる。さらに、撮影者
は、焦点検出ポイントの移動可能な方向を混乱すること
なく容易に選択でき、それによる焦点検出ポイントの選
択での誤操作が無くなる。更に、撮影者は、撮影準備動
作で有るファインダーを覗いた状態で、焦点検出ポイン
ト選択動作の中で、しかも焦点検出ポイントと同時にそ
の移動可能な方向がゾーン表示されるため、シャッター
チャンスを逃すことなく、焦点検出ポイントの選択が容
易に行える。以上、撮影者が、撮影準備動作に入った状
態で、二次元的に配置された焦点検出ポイントの中から
任意の焦点検出ポイントを選択するに当たり、極めて優
れた操作性をもったカメラを提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施の形
態のカメラは、撮影者の眼球の光軸の回転角を検出し、
該回転角から撮影者の視線を算出する視線検出装置を有
するオートフォーカスカメラである。
【0017】図1は本実施の形態に係る一眼レフカメラ
の要部概略図である。
【0018】図1において、図中1は撮影レンズであ
り、図1では便宜上2枚のレンズ1a、1bで示した
が、実際は多数のレンズから構成されている。
【0019】2は主ミラーで、観察状態と撮影状態に応
じて撮影光路へ斜設されあるいは退去される。
【0020】3はサブミラーで、主ミラー2を透過した
光束をカメラボデイの下方へ向けて反射する。
【0021】4はシャッタ、5は感光部材で、銀塩フィ
ルムあるいはCCDやMOS型等の固体撮像素子あるい
はビディコン等の撮像管よりなっている。
【0022】6は焦点検出装置であり、結像面近傍に配
置されたフィールドレンズ6a、反射ミラー6b及び6
c、2次結像レンズ6d、絞り6e、複数のCCDから
なるラインセンサ6f等から構成されている周知の位相
差方式を採用している。
【0023】同図の焦点検出装置6は、図3に示すよう
にファインダー観察画面内300の複数の領域、すなわ
ちそれぞれL型マークの4個の要素をコーナーとして有
する合計15個の矩形型の焦点検出点マーク301tか
ら305bを焦点検出可能なように構成されている。こ
の焦点検出点マーク301tから305bのうち、焦点
検出点マーク301t,302t,303t,304
t,305tは上段行に配置し、また焦点検出点マーク
301c,302c,303c,304c,305cは
中段行に配置し、さらに焦点検出点マーク301b,3
02b,303b,304b,305bは下段行に配置
することで全体が3行5列の矩形状に配列してある。
【0024】7は撮影レンズ1の予定結像面に配置され
たピント板、8はファインダ光路変更用のペンタプリズ
ム、9、10は観察画面内の被写体輝度を測定するため
の結像レンズと測光センサで、結像レンズ9はペンタプ
リズム8内の反射光路を介してピント板7と測光センサ
10を共役に関係付けている。
【0025】次に、ペンタプリズム8の射出面後方には
光分割器11aを備えた接眼レンズ11が配され、撮影
者の眼15によるピント板7の観察に使用される。光分
割器11aは、例えば可視光を透過し赤外光及び赤外寄
りの可視光(赤色光)を反射するダイクロイックミラー
より成っている。
【0026】12は受光レンズ、14はCCD等の光電
素子列を2次元的に配したイメージセンサで受光レンズ
12に関して所定の位置にある撮影者眼15の瞳孔近傍
と共役になるように配置されている。
【0027】イメージセンサ14と受光レンズ12は受
光手段の一要素を構成している。
【0028】13a〜13d、13e〜13hは各々撮
影者の眼15の照明光源(投光手段)であるところの8
個の赤外発光ダイオード(図では、2個のみ図示)で、
接眼レンズ11の回りに配置されている。
【0029】16は受光レンズ12の前にある光分割
器、17は結像レンズ、18は透過型液晶、19は明る
い被写体の中でも透過型液晶SLCD18の透過部が視
認できる高輝度かつ赤外寄りの可視光(赤色光)のバッ
クライトLEDである。
【0030】受光レンズ12の前にある光分割器16
は、赤外発光ダイオード13a〜13d、13e〜13
hの撮影者眼15の瞳孔からの反射赤外光を透過し、イ
メージセンサ14に導くと共に、バックライトLED1
9の赤外寄りの可視光(赤色光)を反射し、撮影者眼1
5の瞳孔へ導くダイクロイックミラーより成っている。
【0031】公知の構成を有する透過型液晶SLCD1
8は、撮影者の眼15の瞳孔から見た場合、結像レンズ
17、接眼レンズ11を介してピント板7と共役になる
ように配置されている。
【0032】バックライトLED19から発光された光
は透過型液晶SLCD18の透過部をとおり、光分割器
16、11aで曲げられ、接眼レンズ11を通って撮影
者の眼15に達する。
【0033】図4(a)は、透過型液晶SLCD18の
構成を示したもので、矢印Vは、バックライトLED1
9からの赤色光で偏光板18a1、18a2とガラス板
18b1、18b2とでTN型の液晶18cは挟まれ、
封止されている。
【0034】又、ガラス板18b2の液晶18c側に
は、不透過部とするための金属蒸着膜18dを設けてい
る。
【0035】18eは液晶18cを駆動するための電極
が設けられている電極面である。
【0036】図4(b)は、透過型液晶SLCD18を
偏光板18a2から見た図もので、金属蒸着膜18d
は、18fを含む15個の矩形状の外形線形状部のみだ
け金属蒸着膜18dが施されていない。
【0037】又、18fを含む15個の矩形状の外形線
形状部は、詳細には、18fでは、18f1、18f
2、18f3、18f4、また18gでは、18g1、
18g2、18g3、18g4、また18hでは、18
h1、18h2、18h3、18h4の如く、4つの外
形線形状で構成されている。
【0038】更に18fを含む15個の矩形状の外形線
形状部に対応する位置に液晶18cの駆動部が設けられ
ており、係る部分を駆動させることにより、バックライ
トLED19からの赤色光を撮影者の眼15側へ透過さ
せ、駆動しない場合には、バックライトLED19から
の赤色光を遮蔽する。
【0039】図4(b)の18fを含む15個の矩形状
の外形線形状部は、焦点検出装置6の焦点検出領域に対
応する位置に、即ち、図3に示すように観察画面内30
0の複数の領域、すなわち合計15個のフォーカスポイ
ント表示301tから305bに対応した位置に存在す
る。
【0040】これによって図3に示したファインダ視野
図から分かるように、図1に示すバックライトLED1
9を点灯させ、図4に示す透過型液晶SLCD18の焦
点検出領域に対応する18fを含む4つの形状で構成さ
れる15個の矩形状の外形線形状部いずれかを透過部と
することで、ファインダの観察画面内300でフォーカ
スポイント表示である前記した15個の焦点検出点マー
ク301tから305bとして光り、焦点検出装置6の
焦点検出領域を表示させている。
【0041】以下、焦点検出装置6の焦点検出領域とそ
れに対応するフォーカスポイント表示を示す際には焦点
検出点という。また、表示のみを示す際にはフォーカス
ポイント表示と称す。
【0042】図3においては、後述するレリーズ釦41
の第一ストロークのSW−1オンの状態で、透過型液晶
SLCD18の4つの形状で構成される18fを透過部
として、焦点検出点303cが光っている点灯表示状態
を示している。
【0043】尚、透過型液晶SLCD18の18f以外
の14個の焦点検出点マークは非透過部であり、点線で
示す焦点検出点マーク303c以外は非点灯表示であ
る。撮影者がファインダー画面を観察している際には、
非点灯表示の焦点検出点は見えない。
【0044】ここで左右端の焦点検出点マーク301
c、305cは、本実施の形態とは関係ないが、これは
眼球の個人差補正データ(視線補正係数)を採取する
(以下この動作をキャリブレーションと称す)際に点灯
するものである。
【0045】306はファインダ視野領域を形成する視
野マスク、307はファインダ視野外に撮影情報を表示
するためのファインダ内LCDで、照明用LED(F−
LED)25によって照明され、LCD24を透過した
光が三角プリズム26によってファインダ内に導かれ、
図3のファインダ視野外に表示され、撮影者は該撮影情
報を観察している。
【0046】27は姿勢検知手段でありカメラの姿勢を
検知するスイッチである。
【0047】31は撮影レンズ1内に設けた絞り、32
は後述する絞り駆動回路111を含む絞り駆動装置、3
3はレンズ駆動用モータ、34は駆動ギヤ等からなるレ
ンズ駆動部材、35はフォトカプラでレンズ駆動部材3
4に連動するパルス板36の回転を検知してレンズ焦点
調節回路110に伝えている。
【0048】レンズ焦点調節回路110は、この情報と
カメラ側からのレンズ駆動量の情報に基づいてレンズ駆
動用モータを所定量駆動させ、撮影レンズ1を合焦位置
に移動させるようになっている。
【0049】37は公知のカメラとレンズとのインター
フェースとなるマウント接点である。
【0050】図2(a)、図2(b)において、カメラ
40は、図1の交換可能なレンズ部は不図示であるが、
41はレリーズボタン、42は外部モニタ表示装置とし
てのモニタ用LCDで図8の如く、予め決められたパタ
ーンを表示する固定セグメント表示部42aと、可変数
値表示用の7セグメント表示部42bとからなってい
る。
【0051】43はレリーズボタン41の近傍にあるF
Eロック釦であり、ストロボ装着時にはストロボのプリ
発光による測光値を保持し、ストロボ非装着時にはマル
チスポット測光といわれる公知のいくつかの点での測光
値を平均演算するための測光値の取り込みを行うもので
ある。
【0052】FEロック釦43は、後述する焦点検出点
選択釦47の操作後は、焦点検出点選択移動方向の切り
替え操作部材となる。
【0053】44は測光値を保持するAEロック釦、4
5a、45b、45cはモード釦で撮影モード等の選択
を行っている。
【0054】モード釦45b、45cの同時押しでは前
述する眼球の個人差補正データ(視線補正係数)を採取
する視線のキャリブレーションを行うキャリブレーショ
ンモードとなる。
【0055】46は電子ダイヤルで、回転してクリック
パルスを発生させることによってモード釦45a、45
b、45cで選択されたモードの中でさらに選択し得る
モード、及び設定値を選択するためのものである。
【0056】例えばモード釦45aを押して電子ダイヤ
ル46にてシャッタ優先の撮影モードを選択すると、フ
ァインダ内LCD24及びモニタ用LCD42には、現
在設定されているモードとシャッタスピードが表示され
る。
【0057】更に撮影者がモード釦45aを離した後、
電子ダイヤル46を回転させるとその回転方向に従って
現在設定されているシャッタスピードから順次シャッタ
スピードが変化していくように構成されている。
【0058】この様にして撮影者がプログラムAEシャ
ッタ優先AE、絞り優先AE、被写体深度優先AE、マ
ニュアル露出の各撮影モードと撮影内容を設定できる。
電子ダイアル46は、後述する焦点検出点選択釦47の
操作後は、焦点検出点選択移動の操作部材となる。
【0059】図8(a)、図8(b)はモニタ用LCD
42とファインダ内LCD24の全表示セグメントの内
容を示した説明図である。
【0060】図8(a)において固定表示セグメント部
42aには公知の撮影モード表示以外に、カメラのAF
動作や撮影モードの選択などの撮影動作を表示する部分
を設けている。
【0061】可変数値表示用の7セグメント部42b
は、シャッタ秒時を表示する4桁の7セグメント82、
絞り値を表示する2桁の7セグメント83と小数点8
4、フィルム枚数を表示する限定数値表示セグメント8
5と1桁の7セグメント86で構成されている。
【0062】図8(b)において91は手ブレ警告マー
ク、92はAEロックマーク、93、94、95は前記
シャッタ秒時表示と絞り値表示と同一の表示セグメン
ト、96は露出補正設定マーク、97はストロボ充完マ
ーク、98は視線入力状態であることを示す視線入力マ
ーク、99は撮影レンズ1の合焦状態を示す合焦マーク
である。
【0063】47は、焦点検出点選択釦で、撮影者がこ
れを押すことで所定の焦点検出点と電子ダイヤル46操
作により、焦点検出点の選択移動可能な方向の2つの表
示が同時点灯し、所定の焦点検出点から任意の焦点検出
点に移動操作可能とする焦点検出点選択モードに入る。
【0064】即ち、焦点検出点選択釦47を押すと、図
5(a)の如く、現在選択されている焦点検出点303
cが点灯すると共に、電子ダイヤル46を回転操作で前
記焦点検出点303cの移動可能な方向、図中のX方向
を焦点検出点303cと同じ列でX方向にある、305
c1、305c2と301c3、301c4を点灯表示
する。
【0065】この様にフォーカスポイント表示の一部を
用いて、現在選択されている焦点検出点303cと撮影
者が判別認識可能としている。
【0066】電子ダイヤル46を回すと図5(a)のフ
ァインダー内の所定の焦点検出点303cは、回転方向
に同期した形で図中のX方向である水平方向に304
c、305c及び302c、301cに移動することが
可能である。
【0067】そして、移動後の焦点検出点が点灯表示さ
れ、撮影者が選択した焦点検出点を認識可能としてい
る。
【0068】ここで、焦点検出点選択釦47を押した
後、即ち焦点検出点選択モードに入った後、従来では、
前述の他の機能を入力するFEロック釦43を押すと、
図5(b)の如く、現在選択されている焦点検出点30
3cはそのまま点灯状態にあるが、電子ダイヤル46の
回転操作で前記焦点検出点303cの移動可能な方向、
図中のY方向を焦点検出点303cと同じ列でY方向に
ある303t1、305t4と303b2、303b3
を点灯表示する。
【0069】ここでもフォーカスポイント表示の一部を
用いて、現在選択されている焦点検出点303cと撮影
者が判別認識可能としている。
【0070】電子ダイヤル46を回すと図5(b)のフ
ァインダー内の所定の点灯表示されている焦点検出点3
03cは、回転方向に同期した形で図中のY方向である
垂直方向に303t、及び303bに移動することが可
能である。
【0071】そして、移動後の焦点検出点が点灯し、撮
影者が選択した焦点検出点を認識可能としている。
【0072】本実施の形態のカメラ40は、前述の撮影
者が任意の焦点検出点を選択する事の可能な焦点検出点
選択モード以外に、図3の15個の焦点検出点を選択す
るにあたり、撮影者の眼球の光軸の回転角を検出し、該
回転角から撮影者の視線を算出する視線検出装置を利用
して焦点検出点を選択する視線入力モードと、図3の1
5個の焦点検出点に対応する15個の焦点検出領域全て
の測距結果からカメラ自身が所定のアルゴリズムで焦点
検出点を抽出、選択する焦点検出点自動選択モードの二
つを備えている。
【0073】50は、カメラの電源スイッチでこれをO
N状態にすることでカメラが起動する。又OFFでカメ
ラを不作動とするロックポジションとなる。
【0074】点線51は、撮影者がカメラをホールドし
た状態の右手で、51aは、人差し指で、51bは、親
指である。
【0075】FEロック釦43、電子ダイヤル46は、
いずれもレリーズボタン41の近傍に有る。そのため、
撮影者がカメラ301をホールドし、ファインダーを覗
き、撮影準備動作に入った際、その姿勢のままでレリー
ズボタン41を押圧する人差し指51aで、FEロック
釦43、電子ダイヤル46を操作可能としている。
【0076】また、焦点検出点選択釦47も撮影者がカ
メラ301をホールドし、ファインダーを覗き、撮影準
備動作に入った際、その姿勢のままで親指51bで押圧
操作可能としている。
【0077】図2(c)で、51はカメラのグリップ兼
内蔵電池室で、52のコインネジ部を回すことで外すこ
とが可能である。53は三脚取り付けネジ部、54はカ
プラー蓋で、回し外すことが可能である。
【0078】図6(a)、図6(b)はこの電子ダイヤ
ル45の内部構造を示した詳細図である。電子ダイヤル
46と共に回転するクリック板61が配置され、これに
はプリント基板62が固定されている。
【0079】プリント基板62にはスイッチパターン6
2a(SWDIAL−1)、62b(SWDIAL−
2)とGNDパターン62cが図示されているように配
置され、3個の摺動接片63a、63b、63cを持つ
スイッチ接片63が固定部材66に固定されている。
【0080】クリック板61の外周部に形成されている
凹部61aにはまりこむクリックボール65が配置さ
れ、このクリックボール65を付勢しているコイルバネ
64が固定部材66に保持されている。
【0081】また、通常位置(クリックボール65が凹
部61aにはまりこんでいる状態)においては摺動接片
63a、63bはスイッチパターン62a、62bのど
ちらにも接触していない。
【0082】このように形成されている電子ダイヤル4
6において、撮影者がダイヤルを図6(a)において時
計方向に回転させると、まず摺動接点63bがスイッチ
パターン62bに先に接触し、その後で摺動接点63a
がスイッチパターン62aに接触するようにして、この
タイミングで設定値をカウントアップさせる。反時計方
向の回転の場合は摺動接点とスイッチパターンとの関係
はこれとちょうど反対となり、同様のタイミングで今度
は設定値をカウントダウンさせる。
【0083】図6(b)はこの様子を示したタイミング
チャートで、ダイヤルを回転させたときにスイッチパタ
ーン62aと62bに発生するパルス信号とそのタイミ
ングを示している。
【0084】上段は時計方向に1クリック回転させた場
合を、下段は反時計方向に回転させた場合を示したもの
で、このようにしてカウントアップダウンのタイミング
と回転方向を検出している。
【0085】図7は本実施の形態のカメラに内蔵された
電気回路の要部ブロック図である。
【0086】図7において図1及び図2と同一のものは
同一符号を付けている。
【0087】カメラ本体に内蔵されたマイクロコンピュ
ータの中央処理装置(以下CPU)100には視線検出
回路101、測光回路102、自動焦点検出回路10
3、信号入力回路104、LCD駆動回路105a、S
LCD駆動回路105b、バックライトLED駆動回路
106、IRED駆動回路107、シャッタ制御回路1
08、モータ制御回路109が接続されている。
【0088】また、撮影レンズ内に配置された焦点調節
回路110、絞り駆動回路111とは図1で示したマウ
ント接点37を介して信号の伝達がなされる。
【0089】CPU100は不図示のRAMを内蔵して
おり、視線のキャリブレーションデータを該内蔵RAM
に記憶する機能を有している。
【0090】カメラのモードを「視線キャリブレーショ
ン」にすると、視線の個人差の補正を行うための視線補
正データ(以下キャリブレーションデータと称す)を取
得するキャリブレーションモードが選択可能となり、各
キャリブレーションデータ、及びキャリブレーション動
作「OFF」と視線検出の禁止モードの設定が電子ダイ
ヤル46にて可能となっている。
【0091】視線検出回路101は、イメージセンサ1
14(CCD−EYE)からの眼球像の出力をA/D変
換しこの像情報をCPUに送信する。
【0092】CPU100は後述するように視線検出に
必要な眼球像の各特徴点を所定のアルゴリズムに従って
抽出し、さらに各特徴点の位置から撮影者の視線を算出
する。
【0093】CPU100と視線検出回路101、そし
てイメージセンサ14は視線検出装置の一要素を構成し
ている。
【0094】測光回路102は測光センサ10からの出
力を増幅後、対数圧縮、A/D変換し、各センサの輝度
情報としてCPU100に送られる。
【0095】測光センサ115は図3に示したファイン
ダ画面内の15個の焦点検出点301T〜305Bの各
々に対応した領域を測光するSPC−AからSPC−O
の15個のフォトダイオードから構成されている。
【0096】焦点検出装置6fのラインセンサ116は
前述のように画面内の15個の焦点検出点301t〜3
05bに対応した15組のラインセンサCCD−301
T〜CCD−305Bから構成される公知のCCDライ
ンセンサであり、自動焦点検出回路103はこれらライ
ンセンサ116から得た電圧をA/D変換し、CPU1
00に送る。
【0097】SW−1はレリーズ釦41の第1ストロー
クでONし、測光、AF、視線検出動作を開始する測光
スイッチ、SW−2はレリーズ釦の第2ストロークでO
Nするレリーズスイッチ、ANG−SW1、ANG−S
W2は姿勢検出装置27によって検知されるところの姿
勢検知スイッチ、SW−AELはAEロック釦44を押
すことによってONするAEロックスイッチ、SW−A
FSは焦点検出点選択釦47を押すことによってONす
る焦点検出点選択モードスイッチ、SW−DIAL1と
SW−DIAL2は既に説明した電子ダイヤル内に設け
たダイヤルスイッチで信号入力回路104のアップダウ
ンカウンタに入力され、電子ダイヤル46の回転クイッ
ク量をカウントする。尚、モード釦44a、44b、4
4cは不図示としてある。
【0098】これらスイッチの信号が信号入力回路10
4に入力されデータバスによってCPU100に送信さ
れる。
【0099】105aは液晶表示素子LCDを表示駆動
させるための公知のLCD駆動回路で、CPU100か
らの信号に従い、絞り値、シャッタ秒時、設定した撮影
モード等の表示をモニター用LCD42とファインダ内
LCD24の両方に同時に表示させている。
【0100】105bは透過型液晶18を表示駆動させ
るための公知のLCD駆動回路で、CPU100からの
信号に従い、図3の4つの要素で構成される15個の焦
点検出点301t〜305bに対応したフォーカスポイ
ント表示と選択移動可能方向の表示を状況に応じて選択
的に透過、非透過の制御を行う。
【0101】LED駆動回路106はバックライトLE
D19を点灯、点滅制御する。更に点灯時、測光回路1
02からの信号をCPU100が演算した信号に従い、
点灯輝度を変化させ、ファインダー内の明るさに応じて
焦点検出点や選択移動可能方向の表示を認識し易くして
いる。
【0102】シャッタ制御回路108は通電すると先幕
を走行させるマグネットMG−1と、後幕を走行させる
マグネットMG−2を制御し、感光部材に所定光量を露
光させる。
【0103】モータ制御回路109はフィルムの巻き上
げを行うモーター86と主ミラー2及びシャッタ4のチ
ャージ、巻き戻しを行うモーター87を制御している。
これらシャッタ制御回路108、モータ制御回路109
によって一連のカメラのレリーズシーケンスが動作す
る。
【0104】グリップ兼電池室51は、電池113(図
2不図示、図7図示)を内蔵しており、コネクター56
(図2不図示、図7図示)のP−GND、VBATの端
子とメカ的電気的に接合し、本体電源系112(図2不
図示、図7図示)にカメラ電源を供給している。
【0105】コネクター56のP−GND、VBAT以
外の端子とコネクター57、コネクター58の端子は、
グリップ兼電池室50装着状態では、グリップ兼電池室
50に端子が存在せず、接続状態になく、付属品の装着
時に利用される端子である。
【0106】スイッチ59は、グリップ兼内蔵電池室5
0への付属品の装着を認識するSWで、装着状態でD−
GNDと切り離されたことを検知する。
【0107】以下に、図9に基づき本実施の形態のカメ
ラの作動フローチャートについて説明する。
【0108】図2(b)の電源SW50を回転させてO
N位置にするとカメラを不作動状態からカメラの電源が
ONされる(S100)。
【0109】次に、CPU100の状態を確認し、所定
のカメラ状態になるように変数をリセットする。(S1
01)そして、カメラはレリーズ釦41が押し込まれて
スイッチSW1がONされるまで待機する(S10
2)。
【0110】レリーズ釦41が押し込まれスイッチSW
1がONされたことを信号入力回路104が検知する
と、CPU100は、各部を起動状態にし、その状態を
検知、確認する(S103)。
【0111】次に、CPU100は視線検出禁止か否か
を視線検出回路101に確認する(S104)。
【0112】視線検出禁止であれば、視線検出は実行せ
ずに、すなわち視線情報を用いずに焦点検出点自動選択
モード(S107)に入り、図3の15個のフォーカス
ポイント表示に対応する15個の測距領域全ての測距結
果からカメラ自身が所定のアルゴリズムで焦点検出点を
選択するサブルーチンを実行する(S108)。
【0113】この時、LCD駆動回路105aはファイ
ンダ内LCD24の視線入力マーク98を消灯するの
で、撮影者はファインダ画面外307でカメラが視線検
出を行わないことを確認できる(図3,図8(b))。
【0114】視線検出禁止でなければ、視線検出回路1
01は視線検出を実行する(S105)。この時、バッ
クライトLED駆動回路106は照明用LED(F−L
ED)25を点灯させると共に、LCD駆動回路105
aはファインダ内LCD24の視線入力マーク98を点
灯させるので、撮影者はファインダ画面外307でカメ
ラが視線検出を行っていることを確認できる(図4
(b))。
【0115】また、7セグメント93には設定されたシ
ャッタ秒時が表示されている。ここで視線検出回路10
1において検出された視線はピント板7上の注視点座標
に変換される。
【0116】CPU100は該注視点座標に近接した図
3の15個の焦点検出点から焦点検出点を選択し(S1
06)、バックライトLED駆動回路106でバックラ
イトLED19を点灯させると共に、SLCD駆動回路
105bに信号を送信して透過型液晶であるSLCD1
8を用いて前記焦点検出点マークを点灯表示させる(S
112)。
【0117】注視点の信頼性が低く、撮影者が該撮影者
の視線によって選択された焦点検出点が表示されたのを
見て、その焦点検出点が正しくないと認識してレリーズ
釦41から手を離しスイッチSW1をOFFすると(S
113)、カメラはスイッチSW1がONされるまで待
機する(S102)。
【0118】ここで焦点検出点自動選択モード(S10
7)に戻り、焦点検出点自動選択モード(S107)で
なければ、撮影者が図3の15個の焦点検出点から任意
に選択可能な焦点検出点任意選択モード(S109)に
入る。この時、焦点検出点303cが選択されていれ
ば、図3に示すように表示される。
【0119】焦点検出点任意選択モード(S109)で
焦点検出点選択釦47が操作されると、焦点検出点選択
状態(S110)に入り、撮影者が図10で詳述する焦
点検出点移動ルーチン(S111)で図3の15個の焦
点検出点から任意に選択できる(S111)。この時、
焦点検出点303cが選択されていれば、図5(a)の
如く、表示される。即ち、X方向の移動選択が可能であ
る。
【0120】焦点検出点選択釦47が操作されない場
合、即ち焦点検出点選択状態(S110)でない場合
は、現状選択されている焦点検出点が選択されたことに
なる。即ち、図3に示すように表示されたままである。
【0121】CPU100は、バックライトLED駆動
回路106でバックライトLED19を点灯させると共
に、SLCD駆動回路105bに信号を送信して透過型
液晶であるSLCD18を用いて前記で選択された焦点
検出点マークを点灯表示させる(S112)。
【0122】撮影者が選択された焦点検出点が点灯表示
されたのを見て、その焦点検出点が正しくないと認識し
てレリーズ釦41から手を離しスイッチSW1をOFF
すると(S113)、カメラはスイッチSW1がONさ
れるまで待機する(S102)。
【0123】撮影者が選択された焦点検出点が点灯表示
されたのを見て、レリーズ釦41を押しつづけ、スイッ
チSW1をON続けたならば(S113)、選択された
焦点検出点及び1つ以上の関連する焦点検出点において
自動焦点検出回路103は焦点検出動作を行う(S11
4)。
【0124】ここで選択された焦点検出点が測距不能で
あるかを判定し(S115)、不能であればCPU10
0はLCD駆動回路105aに信号を送ってファインダ
内LCD24の合焦マーク99を点滅させ、測距がNG
(不能)であることを撮影者に警告し(S123)、S
W1が離されるまで続ける(S124)。
【0125】測距が可能であり、所定のアルゴリズムで
選択された焦点検出点の焦点調節状態が合焦でなければ
(S116)、CPU100はレンズ焦点調節回路11
0に信号を送って所定量撮影レンズ1を駆動させる(S
117)。
【0126】レンズ駆動後自動焦点検出回路103は再
度焦点検出を行い(S114)、撮影レンズ1が合焦し
ているか否かの判定を行う(S116)。
【0127】所定の焦点検出点において撮影レンズ1が
合焦していたならば、CPU100はLCD駆動回路1
05aに信号を送ってファインダ内LCD24の合焦マ
ーク99を点灯させると共に、SLCD駆動回路105
bにも信号を送ってSLCD19の合焦している焦点検
出点に合焦表示させる(S110)。
【0128】この時、合焦表示される焦点検出点と選択
された焦点検出点とは一致する場合が多いので、合焦し
たことを撮影者に認識させるために、この合焦表示は、
透過型液晶のSLCD19の測距マーク部の点滅や、バ
ックライト用LED19の輝度を変えて焦点検出点表示
(S112)と区別されている。
【0129】合焦した焦点検出点がファインダ内に表示
されたのを撮影者が見て、その焦点検出点が正しくない
と認識してレリーズ釦41から手を離しスイッチSW1
をOFFすると(S119)、引き続きカメラはスイッ
チSW1がONされるまで待機する(S102)。
【0130】また、撮影者が合焦表示された焦点検出点
を見て、引き続きスイッチSW1をONし続けたならば
(S119)、CPU100は測光回路102に信号を
送信して測光を行わせる(S120)。この時、合焦し
た焦点検出点を含む測光領域SPC−A〜SPC−Oま
での15領域から選択し、重み付けを行った露出値が演
算される。
【0131】本実施の形態の場合、測光領域SPC−A
〜SPC−O迄の15の領域で、図3の選択された焦点
検出点303Cを含む焦点検出領域を中心として、重み
付けされた公知の測光演算を行い、この演算結果として
7セグメント94と小数点95を用いて絞り値(F5.
6)を表示する。
【0132】さらに、レリーズ釦41が押し込まれてス
イッチSW2がONされているかどうかの判定を行い
(S121)、スイッチSW2がOFF状態であれば再
びスイッチSW1の状態の確認を行う(S119)。
【0133】また、スイッチSW2がONされたならば
CPU100はシャッタ制御回路108、モータ制御回
路109、絞り駆動回路111にそれぞれ信号を送信す
る。
【0134】まず、MG2に通電し、主ミラー2をアッ
プさせ、絞り31を絞り込んだ後、MG1に通電しシャ
ッタ4の先幕を開放する。
【0135】絞り31の絞り値及びシャッタ4のシャッ
タスピードは、前記測光回路102にて検知された露出
値とフィルム5の感度から決定される。
【0136】所定のシャッタ秒時(例えば,1/250
秒)経過後MG2に通電し、シャッタ4の後幕を閉じ
る。
【0137】フィルム5への露光が終了すると、MG2
に再度通電し、ミラーダウン、シャッタチャージを行う
と共にMG1にも通電し、フィルムのコマ送りを行い、
一連のシャッタレリーズシーケンスの動作が終了する
(S122)。
【0138】その後、カメラは再びスイッチSW1がO
Nされるまで待機する(S102)。
【0139】次に、再び焦点検出点選択状態(S11
0)に戻り、図10において焦点検出点測距点移動ルー
チン(S111)について詳述する。
【0140】焦点検出点任意選択モード(S109)で
焦点検出点選択釦47が操作されると、焦点検出点選択
状態(S110)に入り、焦点検出点移動ルーチンが開
始される。
【0141】この時、まず図7のCPU100は、SW
−FELの信号入力が信号入力回路104に有るか否か
を確認する(S201)。この時は、図5(a)の表示
状態である。
【0142】FEL釦44が押されず、図7のSW−F
ELの信号入力が信号入力回路104に無いと確認され
れば、CPU100は、電子ダイアル46のSW−DI
AL1、SW−DIAL2の信号入力が信号入力回路1
04に有るか否かを確認する(S202)。
【0143】電子ダイアル46のSW−DIAL1、S
W−DIAL2の信号入力が有れば、図5(a)に示す
如く、焦点検出点のX方向移動を行うX方向焦点検出点
移動ルーチンに入る(S203)。
【0144】ここでは、図6(b)に示す如く、SW−
DIAL1、SW−DIAL2の入力で、電子ダイアル
46の回転方向を判別し、信号量により焦点検出点を移
動させる。
【0145】具体的には、電子ダイアル46を図6
(a)でのクリック板61を1クリック分、左側に回転
操作すれば、SW−DIAL1、SW−DIAL2の信
号は、アップダウンカウンターで、回転方向と1クリッ
ク分の信号入力を判別し、CPU100は、SLCD駆
動回路105bに信号を送る。
【0146】そこで透過型液晶SLCD18の図5
(a)での現在選択されて点灯している焦点検出点30
3cに対応する測距マークを不透過部とし、焦点検出点
302cに対応する測距マークを透過部とすることで、
点灯している焦点検出点はX方向左側の焦点検出点30
2cに移動する。
【0147】更に、電子ダイアル46を1クリック分だ
け左側に回転操作すれば、点灯している焦点検出点はX
方向左側の焦点検出点301cに移動する。更に電子ダ
イアル46を左側に1クリック分以上回転操作しても焦
点検出点が存在しないので、点灯している焦点検出点は
焦点検出点301cのままである。
【0148】この時、図11(a)に示すように選択移
動可能な方向表示は、305c1、305c2のみで表
示される。あるいは、図12(a)に示すように選択移
動可能な方向表示は、305c3、305c4のみで表
示される。
【0149】図5(a)に示す如く、電子ダイアル46
を右側に回転操作すれば、点灯している焦点検出点はX
方向左側の焦点検出点304c、305cに移動する。
【0150】X方向移動ルーチン(S203)が終了す
ると再び、焦点検出点選択モード(S206)で有るか
否かを確認する。
【0151】SW−DIAL1、SW−DIAL2、S
W−FEL、SW−FPSのいずれかの最後の信号入力
から所定時間内、本実施の形態では6秒内の焦点検出点
選択モード(S206)である。
【0152】CPU100が、SW−FELの信号入力
が信号入力回路104に有るか否かを確認して(S20
1)、FEL釦43が押され、図7のSW−FELの信
号入力が信号入力回路104にあって、電子ダイアル4
6のSW−DIAL1、SW−DIAL2の信号入力が
有れば(S204)、図5(b)の如く、選択移動可能
な方向の表示が切り替わり、焦点検出点のY方向移動を
行うY方向焦点検出点移動ルーチンに入る(S20
5)。
【0153】ここでも、X方向焦点検出点移動ルーチン
(S203)と同様にSW−DIAL1、SW−DIA
L2の入力で電子ダイアル46の回転方向を判別し、信
号量により焦点検出点を移動させるが、移動方向が異な
り、図5(b)のY方向である。
【0154】具体的には、電子ダイアル46を1クリッ
ク分だけ左側に回転操作すれば、SW−DIAL1、S
W−DIAL2の信号は、アップダウンカウンターで、
回転方向と1クリック分の信号入力を判別し、CPU1
00は、SLCD駆動回路105bに信号を送る。
【0155】そこで透過型液晶SLCD18の図5
(a)での現在選択されて点灯している焦点検出点30
3cに対応する焦点検出マークを不透過部とし、焦点検
出点303tに対応する焦点検出マークを透過部とする
ことで、点灯している焦点検出点は、Y方向左側の焦点
検出点303tに移動する。
【0156】更に、電子ダイアル46を左側に1クリッ
ク分以上回転操作しても焦点検出点が存在しないので、
点灯している焦点検出点は、焦点検出点303tのまま
である。
【0157】この時、図11(b)に示すように選択移
動可能な方向表示は、305b2、305b3のみで表
示される。あるいは、点灯している焦点検出点は、焦点
検出点305tのままで図12(b)に示すように選択
移動可能な方向表示は、305b2、305b3のみで
表示される。
【0158】電子ダイアル46を右側に回転操作すれ
ば、点灯している焦点検出点はY方向下側の焦点検出点
303bに移動する。
【0159】ここで、Y方向の焦点検出点移動からX方
向の焦点検出点移動を行いたければ、再び、焦点検出点
選択釦44を押すことで焦点検出点選択状態(S11
0)に戻り、ここで電子ダイアル46操作を行えば良
い。
【0160】図11(b)の状態で再び、焦点検出点選
択釦44を押すことで図11(c)の表示状態となる。
あるいは、図12(b)の状態で再び、焦点検出点選択
釦44を押すことで図12(c)の表示状態となる。
【0161】Y方向移動ルーチン(S205)が終了す
ると再び、焦点検出点選択モードで有るか否かを確認す
る(S206)。
【0162】ここで、SW−DIAL1、SW−DIA
L2、SW−FEL、SW−FPSのいずれかの最後の
信号入力から所定時間内、本実施の形態では6秒内の焦
点検出点選択モードである。
【0163】焦点検出点選択モードであれば焦点検出点
選択状態(S110)に戻り、焦点検出点選択モードで
なければ図9の焦点検出点移動ルーチン(S111)を
終了する。
【0164】本実施の形態では、焦点検出点移動ルーチ
ン(S111)でX方向移動ルーチン(S203)とY
方向移動ルーチン(S205)を組み合わせて、15個
の焦点検出点を二次元的に移動可能としたが、選択移動
可能方向が更にあれば、例えば、図13に示す如く、Z
方向の様に斜め方向を選択移動可能であれば、焦点検出
点303cが選択されている状態で304t1、302
b3を表示することも可能である。
【0165】(第1の実施の形態の特有の効果)ファイ
ンダー観察画面上にX、Y方向に配置された15個の焦
点検出点を撮影者が所定の焦点検出点から任意の焦点検
出点に移動、選択する際、焦点検出点選択釦47の操作
により、焦点検出点選択状態に入り、電子ダイアル46
を操作すると、図5(a)のX方向の焦点検出点移動を
行い、焦点検出点選択釦47の操作されていない状態で
は他の機能釦であるFEロック釦43を押圧して、選択
移動可能な方向を変更し、電子ダイアル操作46を操作
して、図5(b)のY方向の焦点検出点移動を行う為、
新たな操作部材を追加する事無く、焦点検出点の選択方
向を変えることが可能とした上で、撮影者が所定の焦点
検出点から任意の焦点検出点に移動、選択する際、焦点
検出点選択釦47の操作後、所定の焦点検出点を表示す
ると共に、選択移動可能な方向表示を行い、電子ダイア
ル46を操作する以前に撮影者に前記操作移動可能な方
向を認識させる。
【0166】又、前記焦点検出点選択状態で、FEロッ
ク釦43を押圧操作で選択移動可能な方向を変更した際
にも、同様に、選択移動可能な方向表示を行い、電子ダ
イアル46を操作する以前に撮影者に前記操作移動可能
な方向を認識させる。
【0167】又、選択移動操作中でも同様の効果を持た
せることが可能である。
【0168】この焦点検出点移動可能な方向表示をフォ
ーカスポイント表示手段の一部を用いることで、新たな
表示手段を設けること無く、且つ、選択された焦点検出
点のフォーカスポイント表示と表示形態が異なるので撮
影者は、選択された焦点検出点と移動可能な方向を容易
に認識可能となる。
【0169】以上の2点より、撮影者は、焦点検出点の
選択での移動可能な方向に対する混乱が無いので、それ
による焦点検出点の選択での誤操作が無くなる。
【0170】更に、撮影者は、撮影準備動作で有るファ
インダーを覗いた状態で、焦点検出点選択動作の中で、
しかも焦点検出点と同時にその移動可能な方向が表示さ
れるため、シャッターチャンスを逃すことなく焦点検出
点の選択が行える。
【0171】(第2の実施の形態)第1の実施の形態と
異なるのは、フォーカスポイントの表示方法と焦点検出
点の移動方向の表示方法である。即ち、第1の実施の形
態で用いられる透過型液晶SLCD18とその駆動方法
が異なる点である。他の点については、第1の実施の形
態と同じである。従って、第1の実施の形態と同一のも
のは同一符号を付けて説明する。
【0172】図15(a)、図15(b)は、本実施の
形態で用いられる透過型液晶SLCD218であり、図
15(b)は、前記第1の実施の形態での図4(b)で
の、透過型液晶SLCD18を偏光板18a2から見た
図に対応するもので、金属蒸着膜218dは、218f
を含む15個の1つの矩形の外形線形状だけが金属蒸着
膜218dが施されていない。更に218fを含む15
個の矩形の外形線形状部に対応する位置に液晶218c
の駆動部が設けられており、この駆動部を駆動させるこ
とにより、第1の実施の形態と同様にバックライトLE
D19からの赤色光を撮影者の眼15側へ透過させ、駆
動しない場合にはバックライトLED19からの赤色光
を遮蔽する。
【0173】第1の実施の形態での図5(a)に対応す
るX方向の焦点検出点選択状態は、図14(a)で示さ
れる如く、現在選択されている焦点検出点203cが点
灯すると共に、電子ダイヤル46を回転操作で前記焦点
検出点203cの移動可能な方向、図中のX方向を焦点
検出点203cと同じ列でX方向にある201c、20
5cを点灯表示する。
【0174】この際、現在選択されている焦点検出点2
03cと移動可能な方向表示を区別するため、フォーカ
スポイント表示201c、205cに対応する透過型液
晶SLCD218の液晶駆動部を半透過状態としてバッ
クライトLED19からの赤色光の透過率に差を設け、
焦点検出点203cと輝度差を設けてある。
【0175】図14(b)のY方向移動可能についても
同様である。
【0176】更に、図14に示す如く、輝度差ではなく
焦点検出点203cに対応する透過型液晶SLCD21
8の液晶駆動部218fを所定の周期で透過、不透過を
繰り返し、点滅表示を行って、フォーカスポイント表示
201c、205cと点灯状態を変えても構わない。
【0177】この様に焦点検出点とその選択移動可能な
方向表示の形状が同じで有る際には、輝度差や点滅と言
う点灯状態で、撮影者が判別認識可能となる。
【0178】(第2の実施の形態の特有の効果)焦点検
出点とその選択移動可能な方向表示において、その表示
を行う透過型液晶SLCD218の駆動セグメントを1
/4に少なくすることを可能とした上で、第1の実施の
形態と同様の効果を有することが可能である。
【0179】
【発明の効果】ファインダー観察画面上に二次元的に配
置された複数の焦点検出ポイントを撮影者が所定の焦点
検出ポイントから任意の焦点検出ポイントに移動、選択
する際、所定の焦点検出ポイントのゾーンを表示すると
共に、選択移動可能なゾーン表示を行うことで、選択移
動操作する以前に撮影者に前記操作移動可能な方向を認
識させることが可能となる。又、選択移動操作中でも同
様の効果を持たせることが可能である。
【0180】更に、焦点検出ポイント移動可能なゾーン
表示をフォーカスポイント表示手段、又は、その一部を
用いることで、新たな表示手段を設けること無く、且
つ、選択された焦点検出ポイントのフォーカスポイント
表示と形状、輝度差、点滅で、表示形態が異ならせるこ
とで、撮影者は、選択された焦点検出ポイントとその移
動可能な方向を認識可能となる。
【0181】さらに、撮影者は、焦点検出ポイントの選
択での移動可能な方向の混乱を防止でき、それによる焦
点検出ポイントの選択での誤操作が無くなる。
【0182】更に、撮影者は、撮影準備動作で有るファ
インダーを覗いた状態で、焦点検出ポイント選択動作の
中で、しかも焦点検出ポイントと同時にその移動可能な
方向が表示されるため、シャッターチャンスを逃すこと
なく、焦点検出ポイントの選択が迅速に行える。
【0183】以上、撮影者が、撮影準備動作に入った状
態で、二次元的に配置された焦点検出ポイントの中から
任意の焦点検出ポイントを選択するに当たり、極めて優
れた操作性をもったカメラの提供が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のカメラ本体の要部
概略図
【図2】本発明の第1の実施の形態のカメラ本体の外観
図であり、(a) はカメラ本体の外観の上面図、(b) はカ
メラ本体の外観の背面図、(c) はのカメラ本体の外観の
下面図
【図3】図1のファインダ視野内の表示状態の説明図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示すもので、
(a)は透過型液晶SLCD18の側面図での説明図、
(b)は透過型液晶SLCD18の正面図での説明図
【図5】本発明の第1の実施の形態を示すもので、
(a)は図3のX方向の焦点検出点移動の説明図、
(b)は図3のY方向の焦点検出点移動の説明図
【図6】本発明の第1の実施の形態の電子ダイアル説明
図であり、(a) は構造説明図、(b) は信号説明図
【図7】本発明の第1の実施の形態の電気回路の要部ブ
ロック図
【図8】本発明の第1の実施の形態を示すもので、
(a)はLCDの表示部の表示状態の説明図、(b)は
図1のファインダ視野内のLCDの表示状態の説明図
【図9】本発明の第1の実施の形態のカメラの作動シー
ケンス
【図10】本発明の第1の実施の形態のカメラの作動シ
ーケンスの焦点検出点移動ルーチン
【図11】本発明の第1の実施の形態の焦点検出点移動
の説明図
【図12】本発明の第1の実施の形態の他例を示す焦点
検出点移動の説明図
【図13】本発明の第1の実施の形態の他例を示す焦点
検出点移動の説明図
【図14】本発明の第2の実施の形態を示し、(a)は
X方向の焦点検出点移動方向の説明図、(b)はY方向
の焦点検出点移動方向の説明図
【図15】本発明の第2の実施の形態を示し、(a)は
カメラ本体の透過型液晶の側面図、(b)はカメラ本体
の透過型液晶の正面図
【図16】本発明の第2の実施の形態のX方向の焦点検
出点移動方向(点滅)の説明図
【符号の説明】
1…撮影レンズ 2…主ミラー 3…サブミラー 4…シャッタ 5…感光部材 6…焦点検出装置 7…ピント板 8…ペンタプリズム 9…結像レンズ 10…測光センサ 11…接眼レンズ 12…受光レンズ 14…イメージセンサ 15…撮影者眼 16…光分割器 17…結像レンズ 18…透過型液晶SLCD 19…透過型液晶SLCDのバックライト 40…カメラ本体 41…レリーズボタン 43…FEロック釦 46…電子ダイアル 47…焦点検出点選択釦 48…背蓋電子ダイアル 300…ファインダー観察画面 301t〜305b…15個の焦点検出点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズによって物体を観察するファ
    インダー視野内に配置された複数の焦点検出ポイント
    と、前記複数の焦点検出ポイントのそれぞれの位置を前
    記ファインダー視野内に表示するフォーカスポイント表
    示手段と、前記焦点検出ポイントの一つを起点として、
    任意の方向に存在するいずれかの焦点検出ポイントを新
    たに特定の焦点検出ポイントとして選択し、前記フォー
    カスポイント表示手段によって前記ファインダー視野内
    に表示させる入力手段とを有するカメラであって、前記
    起点とする焦点検出ポイントと、当該焦点検出ポイント
    に対し任意の方向に存在する新たに特定された前記焦点
    検出ポイントとによって形成される焦点検出ゾーンを前
    記ファインダー視野内に表示させる焦点検出ゾーン表示
    手段を有することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 撮影レンズによって物体を観察するファ
    インダー視野内で二次元的に配置された複数の焦点検出
    ポイントと、前記複数の焦点検出ポイントのそれぞれの
    位置を前記ファインダー視野内に表示するフォーカスポ
    イント表示手段と、前記焦点検出ポイントの一つを起点
    として、任意の方向に存在するいずれかの焦点検出ポイ
    ントを新たに特定の焦点検出ポイントとして選択し、前
    記フォーカスポイント表示手段によって前記ファインダ
    ー視野内に表示させるダイヤル入力手段とを有するカメ
    ラであって、前記特定の焦点検出ポイント以外の前記フ
    ォーカスポイント表示手段またはその一部によって形成
    された焦点検出ゾーンを前記ファインダー視野内に表示
    させる焦点検出ゾーン表示手段を有することを特徴とす
    るカメラ。
  3. 【請求項3】 撮影レンズによって物体を観察するファ
    インダー視野内で二次元的に配置された複数の焦点検出
    ポイントと、前記焦点検出ポイントのうちの特定の焦点
    検出ポイントの焦点検出情報を用いて選択した焦点検出
    ポイントの被写体を合焦させるように前記撮影レンズを
    駆動する合焦手段と、前記複数の焦点検出ポイントのそ
    れぞれの位置を前記ファインダー視野内に表示するフォ
    ーカスポイント表示手段と、前記特定の焦点検出ポイン
    トを起点として、任意の方向に存在する焦点検出ポイン
    トを新たに特定の焦点検出ポイントとして選択するダイ
    ヤル入力手段とを有し、焦点検出ポイントを選択する第
    一の操作スイッチが作動中には、前記ダイヤル入力手段
    により、前記特定の焦点検出ポイント以外の前記フォー
    カスポイント表示手段またはその一部によって形成され
    た第1の焦点検出ゾーンを前記ファインダー視野内に表
    示させ、焦点検出ポイントを選択しない第二の操作スイ
    ッチが作動すると、前記第一の焦点検出ゾーンとは異な
    る第二の焦点検出ゾーンを表示する焦点検出ゾーン表示
    手段を有することを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 前記焦点検出ゾーン表示手段は、形状、
    輝度、点滅により表示状態を可変としたことを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記焦点検出ゾーン表示手段は、ファイ
    ンダー部に備えた視線検出装置による視線検出が禁止さ
    れている状態において作動することを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれか記載のカメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010134026A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Canon Inc 撮像機器の測定領域情報表示装置
JP2011090177A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Canon Inc 自動焦点調節装置および撮像装置

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JP2010134026A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Canon Inc 撮像機器の測定領域情報表示装置
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