JP3324939B2 - ホースクランプ - Google Patents

ホースクランプ

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JP3324939B2
JP3324939B2 JP23035796A JP23035796A JP3324939B2 JP 3324939 B2 JP3324939 B2 JP 3324939B2 JP 23035796 A JP23035796 A JP 23035796A JP 23035796 A JP23035796 A JP 23035796A JP 3324939 B2 JP3324939 B2 JP 3324939B2
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秀己 千葉
達也 小川
宏樹 岡田
玲 木村
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Toyota Motor Corp
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Togo Seisakusho Corp
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L33/00Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses
    • F16L33/02Hose-clips
    • F16L33/03Self-locking elastic clips

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管材に対してホー
スを緊締するために使用されるホースクランプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、管材に対してホースを緊締す
るために使用されるホースクランプが種々提案されてい
る。実開昭56−122890号公報は、その一例とし
てのホースクランプを開示する。
【0003】図8に示すように、弾性平板材からなるホ
ースクランプ41は、クランプ部42と、第1及び第2
の突出端部43,44とを備える。第2の突出端部44
の間には切込部46が形成されている。クランプ部42
は弾性を有し、第1及び第2の突出端部43,44が切
込部46に沿って相対的に移動することにより、クラン
プ部42が撓み、その内径が変更される。図8はクラン
プ部42が縮径した状態を示し、クランプ部42の内径
はD5である。この状態では、クランプ部42の内径は
ホース47の外径よりも小さい。
【0004】一方、図9に示すように、第1の突出端部
43と第2の突出端部44とを互いに近づけて両突出端
部43,44を一列に配置することにより、クランプ部
42は拡径した状態となる。このとき、クランプ部42
の内径はD6(>D5)まで拡がり、ホース47の外径
よりも大きくなる。ここで、クリップ48を用いて両突
出端部部43,44を挟持することにより、クランプ部
42は拡径した状態が維持される。
【0005】従って、はじめにホースクランプ41のク
ランプ部42をこうして拡径し、これにホース47を通
した状態で、ホース47と鋼管49とを連結し、その後
ホースクランプ41をホース47の端部に配置してクリ
ップ48を取り外すことにより、ホース47はホースク
ランプ41の弾性力によって鋼管49に対して圧着され
るようになる。尚、同ホースクランプ41にあっては、
上記クリップ48に代え、ペンチ等の工具(図示しな
い)を用いて第1及び第2の突出端部43,44を挟持
するようにしても、クランプ部42は拡径した状態が維
持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載のクラン
プ41において、そのクランプ部42の拡径状態を維持
するためには、第1及び第2の突出端部43,44を挟
持するための上記クリップ48やペンチ等、適宜の挟持
具を用いる必要がある。ところが、一旦ホースクランプ
41がホース47に装着されれば、その挟持具は不要と
なってしまう。また、挟持具を取り外す際には、クラン
プ部42の弾性力に起因して、作業者の大きな力を必要
とするとともに、クランプ部42の弾性力により挟持具
が跳ねて飛散するおそれがある。また、特に挟持具とし
てクリップ48が用いられる場合には、そのためのコス
トアップも無視できない。
【0007】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、クリップ等の挟持具を別途用い
ることなく拡径した状態に維持することができ、かつ容
易にこの拡径した状態を解除してホースを緊締すること
ができるホースクランプを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、管材を装着したホース
の端部を緊締するために使用されるホースクランプであ
って、両端部が交差する可変径のリング状をなし、両端
部の自由状態時、自らの弾性によってホースの外径より
も縮径される方向に付勢されるクランプ部と、クランプ
部の両端にそれぞれ設けられた第1及び第2の係合部と
を備え、クランプ部の付勢力に抗して第1及び第2の係
合部を互いに係合させることにより、クランプ部をホー
スの外径よりも拡径された状態に維持する一方、第2の
係合部を第1の係合部に対して上方に移動させることに
より第1及び第2の係合部の係合が解除されるととも
に、第2の係合部を第1の係合部に対して下方に移動さ
せることによっても第1及び第2の係合部の係合が解除
されることを趣旨とする。
【0009】上記の構成によれば、自由状態において、
クランプ部はリング状をなし、その内径は所定の大きさ
を有する。第1の係合部と第2の係合部とを互いに係合
させることにより、クランプ部は自由状態よりもその径
が拡がった状態となる。両係合部が係合している限り、
クランプ部はその状態が維持される。この状態におい
て、ホースクランプがその内径よりも若干小さな外径を
有するホースに装着され、第2の係合部を第1の係合部
に対して上方や下方に移動させるだけで第1及び第2の
係合部の係合が解除されることにより、そのホースはク
ランプ部の弾性力により圧着される。
【0010】請求項2に記載の発明は、管材を装着した
ホースの端部を緊締するために使用されるホースクラン
プであって、両端部が交差する可変径のリング状をな
し、両端部の自由状態時、自らの弾性によってホースの
外径よりも縮径される方向に付勢されるクランプ部を備
えるホースクランプにおいて、クランプ部の両端のうち
の一方端には、2つに分離された第1の端部が形成さ
れ、この2つに分離された第1の端部は、その先端部に
向かうほど互いの間隔が小さくなるように形成されると
ともに、同第1の端部の先端部にはリングの外方に延び
る第1の係合部が設けられる一方、クランプ部の両端の
うちの他端には、2つに分離された第1の端部の先端部
に形成された第1の係合部に挟まれる第2の端部が形成
され、第1の係合部によって挟まれる第2の端部の両側
面には第2の係合部たる凹部がそれぞれ設けられ、クラ
ンプ部の付勢力に抗して、第1及び第2の係合部を互い
に係合させることにより、クランプ部をホースの外径よ
りも拡径させた状態に維持することを趣旨とする。
【0011】上記の構成によれば、2つに分離された第
1の端部の先端部に設けられた第1の各係合部は、内側
へ向かう付勢力により第2の係合部たる凹部に係合し、
第2の端部を挟持した状態となる。このため、第1の各
係合部が第2の端部を挟持する限り、クランプ部は拡径
状態が維持される。この状態において、ホースクランプ
がその内径よりも若干小さな外径を有するホースに装着
され、第1の各係合部を両側に広げることにより第1及
び第2の係合部の係合が解除され、そのホースはクラン
プ部の弾性力により圧着される。また、第1及び第2の
端部の形状が簡素である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のホースクランプを
具体化した実施形態について図面を参照して説明する。
【0013】図1はこの実施形態に係るホースクランプ
11の構造を示す斜視図である。同図に示すように、ホ
ースクランプ11はリング状をなすクランプ部12と、
同クランプ部12の両端に設けられた第1及び第2の端
部13,14とを備える。ホースクランプ11はバネ鋼
よりなる平板材をプレス成形したものである。
【0014】クランプ部12は弾性を有し、同クランプ
部12が撓むことによりその内径が変更可能となってい
る。第1の端部13は、周方向に沿って形成された挿通
孔15を有し、同挿通孔15の基端側において第1の端
部13は二股状となっている。挿通孔15は図示のよう
に、周方向に沿って中ほどに幅狭部17があり、この幅
狭部17を境いとして周方向両側に幅広部16が設けら
れている。また、幅狭部17には図示の態様で第1の係
合部としての階段状をなす段差18が設けられている。
第1の端部13において、段差18よりも先端にはリン
グの外方へ向かって延びる第1の把持部19が形成され
ている。
【0015】第2の端部14は挿通孔15に挿通され、
第1の端部13と互いに交差した状態となっている。第
2の端部14は、上記挿通孔15の幅狭部17を挿通で
きる程度にクランプ部12よりもその幅が狭くなってい
る。第2の端部14の中ほどには、同端部14の両側面
から突出する第2の係合部としての突起20が設けられ
ている。突起20の基端側には段差21が設けられてい
る。また、突起20の幅は、挿通孔15の幅狭部17の
幅よりも広く、かつ幅広部16の幅よりも狭くなってお
り、突起20は第1の端部13の段差18に係合可能と
なっている。第2の端部14において、突起20よりも
先端にはリングの外方へ向かって延びる第2の把持部2
2が形成されている。
【0016】図1は、ホースクランプ11の初期状態を
示し、この状態を「フリー状態」と定義する。フリー状
態において、上記突起20は挿通孔15よりも外方に位
置し、クランプ部12の内径はD1で示される縮径状態
となっている。
【0017】次に、ホースクランプ11の使用方法を図
2〜図4に基づき説明する。図2に示すように、クラン
プ部12の弾性力に抗して第1及び第2の把持部19,
22をそれらが互いに近づくように移動させることによ
り、クランプ部12が撓み、その内径が広がる。そし
て、突起20を挿通孔15の幅広部16に通過させて第
1の端部13の裏面に持っていった後、やや戻して同突
起20を段差18に係合させることにより、クランプ部
12は拡径した状態で保持される。ここで、クランプ部
12が拡径した状態を「拡径状態」と定義する。突起2
0及び段差18が互いに係合している限り、クランプ部
12は拡径状態が維持される。拡径状態において、クラ
ンプ部12の内径はD2(>D1)まで広がっている。
【0018】ゴム製のホース25を剛体配管26に連結
装着するに当たり、ホースクランプ11はこの拡径状態
にて、予めホース25を囲むように同ホース25に設け
られる。ここで、ホース25の外径は、フリー状態にお
けるクランプ部12の内径D1よりも大きく、拡径状態
におけるクランプ部12の内径D2よりも小さい。
【0019】そして、図3に示すように、ホース25と
剛体配管26とを連結した後、ホースクランプ11をホ
ース25の端部に配置し、突起20及び段差18の係合
を解除することで、ホース25を剛体配管26に圧着
(緊締)する。
【0020】次に、図4(a)〜(d)に基づき、突起
20及び段差18の係合を解除する方法を説明する。図
4(a)は突起20及び段差18が係合した拡径状態を
示す。ここで、図4(b)に示すように、第2の把持部
22を上方へ持ち上げて、突起20を挿通孔15の幅広
部16まで移動させることにより、クランプ部12の弾
性力に起因して同突起20が第1の端部13の表側に突
き出るように第2の端部22が挿通孔15を通過する。
これにより、ホースクランプ11は図4(d)に示すよ
うに、フリー状態の位置に戻る。
【0021】又は、ホースクランプ11の拡径状態にお
いて、図4(c)に示すように、第2の把持部22を下
方へ叩く。これにより、第2の端部14の下方への移動
に伴って突起20が段差18の下方側に外れる。そし
て、この場合もクランプ部12の弾性力により、第2の
端部14は第1の端部13の挿通孔15を通ってクラン
プ部12の内径が小さくなる方向へ移動し、やはり図4
(d)に示すようにフリー状態の位置に戻る。
【0022】このように、第2の端部14がフリー状態
の位置に戻ることにより、クランプ部12はその内方へ
向かう方向へ弾性力を生じる。この弾性力により、ホー
ス25は剛体配管26に対して圧着される。ホース25
が圧着されることにより、ホース25及び剛体配管26
内を流れる流体が、ホース25と剛体配管26との連結
部から漏出することが防止される。
【0023】(1)以上のように、突起20を段差18
に係合させることにより、クリップ等の挟持具を別途用
いることなく拡径した状態に維持することができる。 (2)この実施形態では、第2の把持部22を上方へ持
ち上げたり、下方へ叩いたりするこだけで、突起20及
び段差18の係合を容易に解除することができ、ホース
25を緊締することができる。しかもその際、上述のよ
うに挟持具が存在しないことからこれが飛散することが
ない。
【0024】(3)この実施形態では、クランプ11を
拡径状態とするために、従来用いていたような挟持具を
必要としないことから、好適にコストの低減を図ること
ができるようになる。
【0025】(4)この実施形態では、第1及び第2の
把持部19,22を互いに近接移動させることにより、
さして大きな力を要することなくホースクランプ11を
拡径状態とすることもできる。従って、上記係合の解除
も含め、このような作業を行う作業者の体力的な負担を
軽減することができる。
【0026】次に、図5〜図7に基づき本発明を具体化
した第2の実施形態について説明する。この実施形態に
おいて、前記第1の実施形態と同一の部材については同
一の番号を付して、その部材の説明を省略し、特に異な
った点を中心に説明する。
【0027】図5及び図6はこの第2の実施形態に係る
ホースクランプ31の構造を示す斜視図であり、図7は
図6の平面図である。この実施形態のホースクランプ3
1は、第1及び第2の端部32,33の形状が前記第1
の実施形態とは異なる。詳しくは、第1の端部13は切
込み35によって分離された2つの部分32a,32b
を有し、第2の端部33の先端部における両側面には2
つの凹部34が設けられている。各第1の端部32の先
端には外方へ延びる第1の把持部36が設けられ、同様
に第2の端部33の先端にはリングの外方へ延びる第2
の把持部37設けられている。ここで、第1の端部32
の各部分32a,32bはその先端に向かう程、両部分
32a,32bの間の間隔は小さくなっている。
【0028】図5はホースクランプ31のフリー状態を
示し、クランプ部12の内径はD3で示される縮径状態
となっている。フリー状態では、両部分32a,32b
が若干広げられており、両部分32a,32bはその先
端が自身の弾性力により互いに内側へ付勢力を有する。
従って、第2の端部33は2つの第1の把持部36によ
りその両側から挟まれた状態で押圧されている。
【0029】ここで、第2の把持部37を第1の把持部
36へ近づけて移動させる。これにより、図6及び図7
に示すように、各第1の把持部36は内側へ向かう付勢
力により凹部34に係合し、第2の端部33を挟持した
状態となる。このため、両第1の把持部36が第2の端
部33を挟持する限り、クランプ部12は拡径状態が維
持される。このとき、クランプ部12の内径はD4(>
D3)まで広げられる。
【0030】前述したように、拡径状態のホースクラン
プ31を剛体配管26にホース25に装着した後、第1
の把持部36を両側へ広げることにより、第1の把持部
36と凹部34との係合が解除される。これにより、ク
ランプ部12の弾性力により、ホース25は剛体配管2
6に対して圧着される。
【0031】従って、この実施形態でも、挟持具を別途
用いることなく、クランプ部12を拡径した状態に維持
することができ、かつ容易にその拡径状態を解除してホ
ースクランプ31をホース25に緊締することができ
る。
【0032】この実施形態では、第1及び第2の端部3
2,33の形状が簡素であるため、容易に製造すること
ができる。尚、この発明は次のような別の実施形態に具
体化することができる。以下の別の実施形態において上
記実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0033】(a)上記第1の実施形態のホースクラン
プ11において、第2の端部14はその周方向におい
て、段差18と係合可能な複数の突起20を備えていて
もよい。また、第2の実施形態のホースクランプ31に
おいて、第2の端部33はその周方向において、第1の
把持部36と係合可能な複数の凹部34を備えていても
よい。この構成によれば、ホース25の外径に応じて、
係合位置を変えることによりクランプ部12の内径を変
更することができる。
【0034】更に、上記実施形態から把握し得る請求項
以外の技術的思想について、以下にその効果と共に記載
する。 (イ)請求項1又は2に記載のホースクランプにおい
て、前記第1の係合部は前記第2の係合部が係合可能な
複数の係合位置を有することを特徴とするホースクラン
プ。
【0035】この構成によれば、第2の係合部が係合す
る係合位置を変更することにより、クランプ部の内径の
大きさを調節することができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、クラン
プ部の付勢力に抗して第1及び第2の係合部を互いに係
合させることにより、クランプ部をホースの外径よりも
拡径された状態に維持する一方、第2の係合部を第1の
係合部に対して上方や下方に移動させることにより第1
及び第2の係合部の係合が解除される
【0037】従って、第1の係合部と第2の係合部とを
互いに係合させることにより、クランプ部は自由状態よ
りもその径が拡がった状態となる。両係合部が係合して
いる限り、クランプ部はその状態が維持される。この状
態において、ホースクランプがホースに装着され、第2
の係合部を第1の係合部に対して上方や下方に移動させ
るだけで第1及び第2の係合部の係合が解除されること
により、そのホースはクランプ部の弾性力により圧着さ
れる。このため、クリップ等の挟持具を別途用いること
なく好適に拡径した状態に維持することができ、かつ上
記係合部の係合を解除するだけの簡単な操作、より詳細
には第2の係合部を第1の係合部に対して上方や下方に
移動させるといった操作によってホースを緊締すること
ができるという効果を発揮する。
【0038】請求項2に記載の発明によれば、クランプ
部の両端のうちの一方端には、2つに分離された第1の
端部が形成され、この2つに分離された第1の端部は、
その先端部に向かうほど互いの間隔が小さくなるように
形成されるとともに、第1の端部の先端部にはリングの
外方に延びる第1の係合部が設けられる一方、クランプ
部の両端のうちの他端には、2つに分離された第1の端
部の先端部に形成された第1の係合部に挟まれる第2の
端部が形成され、第1の係合部によって挟まれる第2の
端部の両側面には第2の係合部たる凹部がそれぞれ設け
られる。
【0039】従って、2つに分離された第1の端部の先
端部に設けられた第1の各係合部は、内側へ向かう付勢
力により第2の係合部たる凹部に係合し、第2の端部を
挟持した状態となる。このように、各第1の係合部が第
2の端部を挟持する限り、クランプ部は拡径状態が維持
される。そしてこの状態において、ホースクランプがそ
の内径よりも若干小さな外径を有するホースに装着さ
れ、第1の係合部を両側に広げることにより第1及び第
2の係合部の係合が解除され、そのホースはクランプ部
の弾性力により圧着される。このため、クリップ等の挟
持具を別途用いることなく好適に拡径した状態に維持す
ることができ、かつ上記係合部の係合を解除するだけの
簡単な操作によってホースを緊締することができるとい
う効果を発揮する。また、第1及び第2の端部の形状が
簡素であるため、本発明にかかるホースクランプを容易
に製造することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縮径した状態のホースクランプを示す斜視図。
【図2】拡径した状態のホースクランプを示す斜視図。
【図3】ホースクランプが取り付けられた状態を示す斜
視図。
【図4】係合部を示す側面図。
【図5】第2の実施形態のホースクランプを示す斜視
図。
【図6】第2の実施形態のホースクランプを示す斜視
図。。
【図7】第2の実施形態のホースクランプを示す平面
図。
【図8】縮径した状態の従来のホースクランプを示す斜
視図。
【図9】拡径した状態の従来のホースクランプを示す斜
視図。
【符号の説明】
11…ホースクランプ、12…クランプ部、18…第1
の係合部としての段差、20…第2の係合部としての突
起、25…ホース、34…第2の係合部としての凹部、
36…第1の係合部としての第1の把持部。
フロントページの続き (72)発明者 岡田 宏樹 愛知県愛知郡東郷町大字春木字蛭池1番 地 株式会社 東郷製作所 内 (72)発明者 木村 玲 愛知県愛知郡東郷町大字春木字蛭池1番 地 株式会社 東郷製作所 内 (56)参考文献 実開 平5−83581(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 33/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管材を装着したホースの端部を緊締するた
    めに使用されるホースクランプであって、 両端部が交差する可変径のリング状をなし、前記両端部
    の自由状態時、自らの弾性によって前記ホースの外径よ
    りも縮径される方向に付勢されるクランプ部と、 前記クランプ部の両端にそれぞれ設けられた第1及び第
    2の係合部とを備え、前記クランプ部の付勢力に抗して
    前記第1及び第2の係合部を互いに係合させることによ
    り、前記クランプ部を前記ホースの外径よりも拡径され
    た状態に維持する一方、前記第2の係合部を前記第1の
    係合部に対して上方に移動させることにより前記第1及
    び第2の係合部の係合が解除されるとともに、前記第2
    の係合部を前記第1の係合部に対して下方に移動させる
    ことによっても前記第1及び第2の係合部の係合が解除
    されることを特徴とするホースクランプ。
  2. 【請求項2】管材を装着したホースの端部を緊締するた
    めに使用されるホースクランプであって、 両端部が交差する可変径のリング状をなし、前記両端部
    の自由状態時、自らの弾性によって前記ホースの外径よ
    りも縮径される方向に付勢されるクランプ部を備えるホ
    ースクランプにおいて、 前記クランプ部の両端のうちの一方端には、2つに分離
    された第1の端部が形成され、この2つに分離された第
    1の端部は、その先端部に向かうほど互いの間隔が小さ
    くなるように形成されるとともに、同第1の端部の先端
    部には前記リングの外方に延びる第1の係合部が設けら
    れる一方、 前記クランプ部の両端のうちの他端には、2つに分離さ
    れた前記第1の端部の先端部に形成された前記第1の係
    合部に挟まれる第2の端部が形成され、前記第1の係合
    部によって挟まれる前記第2の端部の両側面には第2の
    係合部たる凹部がそれぞれ設けられ、 前記クランプ部の
    付勢力に抗して、第1及び第2の係合部を互いに係合さ
    せることにより、前記クランプ部を前記ホースの外径よ
    りも拡径させた状態に維持することを特徴とするホース
    クランプ。
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