JPH0741177U - 配管クランプ - Google Patents

配管クランプ

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JPH0741177U
JPH0741177U JP7348693U JP7348693U JPH0741177U JP H0741177 U JPH0741177 U JP H0741177U JP 7348693 U JP7348693 U JP 7348693U JP 7348693 U JP7348693 U JP 7348693U JP H0741177 U JPH0741177 U JP H0741177U
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聖治 藤岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アジャスト部材を用いて配管を固定する場合
でも作業性よく簡単に固定作業を行うことができる配管
クランプを提供する。 【構成】 第1保持凹部11が形成されたクランプ本体
1と、第2保持凹部21が形成された固定体2と、上記
第1保持凹部11内に着脱可能に取り付けられるアジャ
スト部材3とを具備してなり、上記クランプ本体1と固
定体2とを上記第1保持凹部11と第2保持凹部21と
が一致するように重ね合わせて、互いに締結固定するこ
とにより、上記第1保持凹部11と第2保持凹部21と
で円形の配管保持孔4を形成し、該配管保持孔1に配管
h,iを保持すると共に、該配管h,iの径に応じて上
記アジャスト部材3を上記第1保持凹部11に着脱する
ように構成した配管クランプ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、半円溝状の凹部が形成されたクランプ本体と保持体とを互いの凹部 を一致させた状態に重ね合わせて締結し、両凹部により形成された円形の配管保 持孔に配管を保持して、該配管を自動車ボディー等の基体に固定保持する配管ク ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種配管を自動車のボディー等に固定保持するための配管クランプとし て、図4,5に示したクランプが知られている。即ち、半円溝状の第1保持凹部 b,bが形成された四角ブロック状のクランプ本体aと、同じく半円溝状の第2 保持凹部d,dが形成されたブロック状の固定体cとからなり、これらクランプ 本体a及び固定体cの一端部に該本体a及び固定体cをぞれぞれ貫通するボルト 挿通孔e,fを穿設したものが知られている。
【0003】 この配管クランプは、図5に示したように、クランプ本体aと固定体cとを上 記第1保持凹部bと第2保持凹部dとを一致させるように重ね合わせて、第1保 持凹部bと第2保持凹部dとでパイプ保持孔g,gを形成すると共に、このパイ プ保持孔g,g内に配管h,iを保持し、ボルトjの軸部をクランプ本体aと固 定体cとに形成されたボルト挿通孔e,fに差し通して、その先端部を自動車ボ ディーkに固定することにより、クランプ本体aと固定体cとを互いに締結固定 すると共に、これらを自動車ボディーkに固定するものである。
【0004】 この場合、自動車に用いられている配管にはその用途に応じて種々の径のもの があり、径が異なる複数(図では2本)の配管h,iを1個所に1つのクランプ を用いて固定する必要が生じる場合があるが、上記第1保持凹部b,bと第2保 持凹部d,dとで形成される配管保持孔g,gの径は、径の大きい配管hに合わ せて形成してあり、径の小さい配管iを固定する場合には、該配管iの固定個所 に周壁の一部を軸方向に沿って切り欠いて断面略C字状に形成した略パイプ状の アジャスト部材mを取り付け、配管iの固定個所を上記配管保持孔g,gとほぼ 同径に調整することが行われている。なお、上記アジャスト部材mは可撓性プラ スチック材料で形成されており、配管iをその切欠き部から圧入するように押し 込むことにより、該アジャスト部材mが弾性変形して拡径し、配管iがアジャス ト部材m内に達するとこれが元の状態に弾性復帰して、配管iの周囲を取り巻く ように固定されるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の配管クランプを用いた配管の固定作業は必ず しも良好とはいえず、特に径の小さい配管iをアジャスト部材mを用いて固定す る際はその固定作業が煩雑となり、このように径の小さい配管iを固定する際の 作業性の向上が望まれている。
【0006】 即ち、上記従来の配管クランプを用いて配管h,iを自動車ボディーkに固定 する際の作業は、まず径の小さい配管iの固定個所にアジャスト部材mを取り付 け、この配管i及び配管hをクランプ本体aの保持凹部b,b内に挿入し、その 上に固定体cを被せてボルトjでこれらクランプ本体a及び固定体cを締結固定 すると共に、自動車ボディーkに固定するものであるが、この場合上記アジャス ト部材m、クランプ本体a、自動車ボディーkの固定個所が全て一致していなけ ればならず、配管iに固定したアジャスト部材mとクランプ本体aとがずれてい ると、そのたびにアジャスト部材mをずらしてクランプ本体aとの位置合わせを しなければならず、非常に面倒である。
【0007】 また、径の大きな配管h及びアジャスト部材mを取り付けた小さな配管iをホ ルダー本体aの保持凹部b,bに挿入してこれを手で押えながら、これに固定体 cを被せ、更にこれを手で押えながら自動車ボディーkの固定位置と位置合わせ をして、ボルトjで固定しなければならず、非常に作業性の悪いものであった。
【0008】 本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、アジャスト部材を用いて配管を固 定する場合でも作業性よく簡単に固定作業を行うことができる配管クランプを提 供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、略半円溝状の第1保持凹部が形成された クランプ本体と、略半円溝状の第2保持凹部が形成された固定体と、上記第1保 持凹部内に着脱可能に取り付けられる断面略C字状の略パイプ状アジャスト部材 とを具備してなり、上記クランプ本体と固定体とを上記第1保持凹部と第2保持 凹部とが一致するように重ね合わせて、互いに締結固定することにより、上記第 1保持凹部と第2保持凹部とで円形の配管保持孔を形成し、該配管保持孔に配管 を保持すると共に、配管を保持する際、配管の径に応じて上記アジャスト部材を 上記クランプ本体の第1保持凹部に着脱するように構成したことを特徴とする配 管クランプを提供する。
【0010】 また、本考案の好適な実施態様として、クランプ本体の第1保持凹部の軸方向 中間部における周方向両端部に、それぞれ可撓性を有する断面円弧状の保持片を 周方向に沿って形成すると共に、該両保持片の後側に該保持片の弾性変形を許容 する第1クリアランス凹部を形成し、かつアジャスト部材の軸方向両端部を断面 C字状に形成すると共に、軸方向中間部を断面半円状に形成し、更に上記第1保 持凹部の軸方向両端部における周方向両端部にそれぞれ上記アジャスト部材両端 部の弾性変形を許容する第2クリアランス凹部を形成した配管クランプを提供す る。
【0011】
【作用】
本考案の配管クランプは、上述のように、径の小さい配管を固定するために該 配管に取り付けるアジャスト部材が、ホルダー本体に形成した第1保持凹部に着 脱可能に取り付けられるようになっているので、このような径の小さい配管を固 定する際、まずホルダー本体の第1保持凹部にアジャスト部材を取り付けてこの ホルダー本体を自動車ボディー等の基体に位置決めし、この状態で配管を第1保 持凹部のアジャスト部材内に圧入し、次いで固定体をこのクランプ本体に被せて ボルト等で締結固定することができるものである。
【0012】 このように、本考案の配管クランプによれば、アジャスト部材をホルダー本体 側に取り付けておくことができ、このホルダー本体に取り付けられたアジャスト 部材に配管を圧入するように構成されているので、アジャスト部材とホルダー本 体とに位置ずれが生じるようなことがなく、確実かつ簡単に径の小さな配管をア ジャストして固定することができる。更に、この場合ホルダー本体に取り付けら れたアジャスト部材に配管を圧入することにより、配管がアジャスト部材に保持 され、クランプ本体に仮止めされた状態となるので、配管をクランプ本体の第1 保持凹部に挿入して手で押えておく必要がなく、この点でも作業性が向上するも のである。
【0013】 また、上記実施態様の配管クランプによれば、アジャスト部材を用いることな く、そのまま配管保持孔に固定する大きな径の配管も上記保持片によりクランプ 本体の第1保持凹部内に仮止めすることができ、径の異なる複数の配管をまとめ て保持する場合でも全ての配管をまとめてクランプ本体に仮止め保持することが でき、非常に作業性よく固定作業を行うことができるものである。
【0014】 即ち、上記実施態様の配管クランプは、上述のように、クランプ本体に形成し た第1保持凹部の軸方向中間部における周方向両端部に可撓性を有する可能な保 持片が設けられており、かつ該保持片の後側に該保持片の弾性変形を許容する第 1クリアランス凹部が形成されているので、クランプ本体の第1保持凹部に配管 を圧入することにより、上記保持片が後側(第1クリアランス凹部内)に撓み、 配管が第1保持凹部内に完全に挿入されると該保持片が弾性復帰して該保持片に より配管が第1保持凹部内に仮止め保持されるようになっている。更に、径の小 さな配管を保持する際には、アジャスト部材をこの第1保持凹部に取り付けて配 管をこのアジャスト部材に圧入するが、この場合アジャスト部材の軸方向両端部 が断面C字状に形成されていると共に、軸方向中間部は断面半円状に形成されて おり、かつ上記第1保持凹部の軸方向両端部における周方向両端部にそれぞれ上 記アジャスト部材両端部の弾性変形を許容する第2クリアランス凹部が形成され ているので、この第1保持凹部に取り付けられたアジャスト部材に配管を圧入す ることにより、断面C字状のアジャスト部材両端部が拡径方向に(第2クリアラ ンス凹部内)に撓み、配管がアジャスト部材内に完全に挿入されると該両端部が 弾性復帰してアジャスト部材により配管が第1保持凹部内に仮止め保持されるよ うになっており、この場合上記保持片と一致して弾性変形のクリアランスがとれ ないアジャスト部材の軸方向中間部は、断面半円状に形成されて配管圧入時の弾 性変形には関与しないようになっているので、容易かつ確実に配管を圧入保持す ることができるものである。
【0015】 従って、この実施態様の配管クランプによれば、径の異なる複数の配管を全て クランプ本体に仮止めすることができ、非常に作業性が優れるものであると共に 、配管を固定するまでの間、複数のクランプをまとめておくことができるもので ある。
【0016】
【実施例】
次に、本考案の実施例につき図面を参照して説明する。 図1,2は、本考案の一実施例にかかる配管クランプを示すもので、この配管 クランプはクランプ本体1と、固定体2と、アジャスト部材3,3とを具備して なるものである。
【0017】 上記クランプ本体1は、上端面に略半円溝状の第1保持凹部11,11を並設 した略四角ブロック状もので、その一端部には上下両面間を貫通するボルト挿通 孔12が穿設されており、また上面中央部には上記両第1保持凹部11,11間 に存して位置決め突起13が突設されており、更に他端側壁上端部には、後述す る固定体2の係止片23が係合する係止段差20(図2参照)が形成されている 。
【0018】 このクランプ本体1に形成された上記第1保持凹部11,11は共に同様の構 成となっており、図1に示されているように、その軸方向中間部における周方向 両端部にそれぞれ可撓性を有する断面円弧状の保持片14,14が該第1保持凹 部11の周方向に沿って形成されており、かつその後側には第1クリアランス凹 部15,15が設けられ、この第1クリアランス凹部15,15により両保持片 14,14が互いに外側へと広がるように弾性変形し得るようになっている。ま た、該第1保持凹部11,11の軸方向両端部における周方向両端部にはそれぞ れ第2クリアランス凹部16,16が形成されており、この第2クリアランス凹 部16,16により、後述するアジャスト部材3,3の断面C字状両端部がこの 第1保持凹部11,11に取り付けられた状態において互いに外側へと広がるよ うに弾性変形し得るようになっている。更に、この第1保持凹部11の中央部に は、後述するアジャスト部材3の位置決め突起32が嵌入する位置決め穴17が 穿設されており、更にクランプ本体1の幅方向(図中前後方向)両端面には、中 央部に係合突起18を有する嵌入凹部19,19が上記第1保持凹部11,11 の両端部から連続して形成されている。
【0019】 次に、上記固定体2は、下端面に半円溝状の第2保持凹部21,21が形成さ れた略厚肉板状のもので、その一端部(図中左端部)には上下両面間を貫通する ボルト挿通孔22が穿設されいると共に、他端部下面には先端部が鉤状に折曲し た係止片23が突設されており、更に下面中央には、上記第2保持凹部21,2 1間に存して位置決め穴24が形成されている。
【0020】 この固定体2は、その係止片23先端を上記クランプ本体1の係止段差20に 係合させ、かつ位置決め穴24にクランプ本体1の位置決め突起13を嵌入して クランプ本体1の上面に重ね合わせると、第2保持凹部21,21及びボルト挿 通孔22がそれぞれクランプ本体1の第1保持凹部11,11及びボルト挿通孔 12と一致するようになっている。そして、このようにクランプ本体1と固定体 2とを重ね合わせることにより、図2に示されているように、第1保持凹部11 ,11と第2保持凹部21,21とで円形の配管保持孔4,4が形成されるよう になっている。
【0021】 更に、上記アジャスト部材3,3は、図1に示したように、軸方向両端部が断 面C字状に形成されていると共に、中央部が断面半円状に形成された可撓性を有 する略パイプ状のもので、その軸方向両端部の切欠き開放部分と対向する位置に はそれぞれ中央に係合穴を有する四角形の嵌着片31,31が突設されており、 また軸方向中央部の外面には切欠き開放部分と対向する位置に位置決め突起32 が突設されている。
【0022】 このアジャスト部材3,3は、上記クランプ本体1の第1保持凹部11,11 内に着脱可能に取り付けられるものであり、図1に示されているように、アジャ スト部材3を第1保持凹部11内に挿入し、アジャスト部材3の位置決め突起3 2を第1保持凹部11の位置決め穴17に嵌入すると共に、アジャスト部材3の 嵌着片31,31をクランプ本体1の嵌入凹部19に嵌入し、嵌入凹部19内に 形成された係合突起18を嵌着片31,31の係合穴と係合させることにより、 アジャスト部材3がクランプ本体1の第1保持凹部11内に固定されるようにな っている。なお、このアジャスト部材3を第1保持凹部11から取り外す場合は 、アジャスト部材3の嵌着片31をこじるようにしてこの嵌着片31と係合突起 18との係合状態を解除し、この状態でアジャスト部材3を第1保持凹部11か ら引き抜くことにより容易に取り外すことができる。
【0023】 この配管クランプを用いて、径の異なる2つの配管h,iを自動車ボディー等 の基体kに固定する場合、まず図1に示されているように、クランプ本体1の第 1保持凹部11,11の一方に(図では右側の第1保持凹部11)アジャスト部 材3を上述したようにして取り付ける。
【0024】 そして、アジャスト部材3を取り付けた一方の第1保持凹部11に径の小さい 配管iをアジャスト部材3の切欠き開放部から圧入すると共に、他方の第1保持 凹部11に径の大きい配管hを圧入する。
【0025】 この場合、径の小さい配管iをアジャスト部材3を取り付けた一方の第1保持 凹部11に圧入すると、断面C字状のアジャスト部材3両端部が拡径方向(第2 クリアランス凹部16,16内)に撓み、配管iがアジャスト部材3内に完全に 挿入されると該両端部が弾性復帰してアジャスト部材3により配管iが第1保持 凹部11内に仮止め保持される。またこの際、第1保持凹部11の保持片14, 14と一致して弾性変形のクリアランスがとれないアジャスト部材3の軸方向中 間部は、断面半円状に形成されて配管i圧入時の弾性変形には関与しないように なっているので、容易かつ確実に配管を圧入保持することができる。また、径の 大きい配管hを他方の第1保持凹部11に圧入すると、第1保持凹部11内に設 けられた保持片14,14が後側(第1クリアランス凹部15,15内)に撓み 、配管hが第1保持凹部内11に完全に挿入されると保持片14,14が弾性復 帰して該保持片14,14により配管hが第1保持凹部11内に仮止め保持され る。
【0026】 この状態で、図2に示したように、クランプ本体1の上面に上記固定体2を被 せ、ボルトjを固定体2及びクランプ本体1のボルト挿通孔22,12に挿入し て固定体2とクランプ本体1とを互いに締結固定し、第1保持凹部11,11と 第2保持凹部21,21とで形成された配管保持孔4,4内に両配管h,iを強 固に固定保持すると共に、ボルトjの先端部を基体kに固定することにより両配 管h,iを基体kに固定する。
【0027】 このように、本実施例の配管クランプによれば、アジャスト部材3をホルダー 本体1側に取り付けておくことができ、このホルダー本体1に取り付けられたア ジャスト部材3に配管iを圧入するように構成されているので、アジャスト部材 3とホルダー本体1とに位置ずれが生じるようなことがなく、確実かつ簡単に径 の小さな配管hをアジャストして固定することができる。また、アジャスト部材 3を用いて固定する径の小さな配管iも、アジャスト部材3を用いることなくそ のまま固定する径の大きな配管hもクランプ本体1の第1保持凹部11,11内 に仮止めすることができ、径の異なる2本の配管をまとめてクランプ本体1に仮 止め保持することができる。従って、配管を固定するまでの間、2本のクランプ をまとめておくことができ、更にこの状態で固定作業を行うことができるので、 非常に作業性よく固定作業を行うことができるものである。
【0028】 なお、2つの配管保持孔4,4双方に径の大きい配管hを固定する場合には、 クランプ本体1の両第1保持凹部11,11の両方ともアジャスト部材3を取り 付けずに固定作業を行い、また配管保持孔4,4双方に径の小さい配管iを固定 する場合には、クランプ本体1の両第1保持凹部11,11の両方にアジャスト 部材3を取り付けて固定作業を行うものである。この場合も両配管h,h又はi ,iをクランプ本体1に仮止めして作業性よく固定作業を行うことができるもの である。
【0029】 本考案の配管クランプは、上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要 旨を逸脱しないかぎり種々変更して差し支えない。例えば、上記実施例では、固 定体3の他端部とクランプ本体1の他端部とを係止片23を係止段差20に係合 させることにより連結したが、固定体3の他端部とクランプ本体1の他端部とを ヒンジ構造により連結しておくことにより、これらを互いに回動可能に連結して おくこともできる。また、図3に示したように、クランプ本体1の上下両面に第 1保持凹部11,11を設け、このクランプ本体1の上下両面にそれぞれ固定体 2,2を被せて締結固定することにより、クランプ本体1の上下両面にそれぞれ 2本ずつ計4本の配管h,h,i,iを固定するようにしてもよく、更に第1保 持凹部11やアジャスト部材3の構成、固定体2とクランプ本体1との締結固定 方法等、その他の構成についても適宜変更することができる。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の配管クランプによれば、アジャスト部材を用い て配管を固定する場合でも位置ずれを補正する必要が生じるようなことがなく、 更に配管をクランプ本体に仮止めして固定作業を行うことができ、作業性よく簡 単に固定作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる配管クランプを示す
分解斜視図である。
【図2】同配管クランプを用いて配管を固定した状態を
示す一部を断面とした正面図である。
【図3】本考案の他の実施例にかかる配管クランプを用
いて配管を固定した状態を示す一部を断面とした正面図
である。
【図4】従来の配管クランプを示す分解斜視図である。
【図5】従来の配管クランプを用いて配管を固定した状
態を示す一部を断面とした正面図である。
【符号の説明】
1 クランプ本体 11 第1保持凹部 14 保持片 15 第1クリアランス凹部 16 第2クリアランス凹部 2 固定体 21 第2保持凹部 3 アジャスト部材 4 配管保持孔 h 径の大きい配管 i 径の小さい配管 k 自動車ボディー(基体)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略半円溝状の第1保持凹部が形成された
    クランプ本体と、 略半円溝状の第2保持凹部が形成された固定体と、 上記第1保持凹部内に着脱可能に取り付けられる断面略
    C字状の略パイプ状アジャスト部材とを具備してなり、 上記クランプ本体と固定体とを上記第1保持凹部と第2
    保持凹部とが一致するように重ね合わせて、互いに締結
    固定することにより、上記第1保持凹部と第2保持凹部
    とで円形の配管保持孔を形成し、該配管保持孔に配管を
    保持すると共に、配管を保持する際、配管の径に応じて
    上記アジャスト部材を上記クランプ本体の第1保持凹部
    に着脱するように構成したことを特徴とする配管クラン
    プ。
  2. 【請求項2】 クランプ本体の第1保持凹部の軸方向中
    間部における周方向両端部に、それぞれ可撓性を有する
    断面円弧状の保持片を周方向に沿って形成すると共に、
    該両保持片の後側に該保持片の弾性変形を許容する第1
    クリアランス凹部を形成し、かつアジャスト部材の軸方
    向両端部を断面C字状に形成すると共に、軸方向中間部
    を断面半円状に形成し、更に上記第1保持凹部の軸方向
    両端部における周方向両端部にそれぞれ上記アジャスト
    部材両端部の弾性変形を許容する第2クリアランス凹部
    を形成した請求項1記載の配管クランプ。
JP7348693U 1993-12-22 1993-12-22 配管クランプ Pending JPH0741177U (ja)

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