JP3319995B2 - 無段変速機用ベルト - Google Patents

無段変速機用ベルト

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JP3319995B2 JP28009097A JP28009097A JP3319995B2 JP 3319995 B2 JP3319995 B2 JP 3319995B2 JP 28009097 A JP28009097 A JP 28009097A JP 28009097 A JP28009097 A JP 28009097A JP 3319995 B2 JP3319995 B2 JP 3319995B2
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tension
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徹 矢ケ崎
藤井  透
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    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
    • F16G5/163V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with means allowing lubrication
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,無端状の金属リン
グを複数枚積層した金属リング集合体に多数の金属ブロ
ックを支持してなる無段変速機用ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】金属リング集合体および金属ブロックよ
りなる無段変速機用ベルトの耐久性を高めるべく,その
金属リング集合体を構成する金属リングの内周面にメッ
シュ状の突起を形成して摩擦係数を低減するものが,特
公平2−22254号公報により公知である。また金属
リング集合体を構成する最内層の金属リングの内周面が
当接する金属ブロックのサドル面に,油膜を保持して摩
擦係数を低減するための油溝を形成したものが,実開昭
62−97344号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,従来の金属
リング集合体を構成する複数枚の金属リングは,金属ブ
ロックのサドル面に当接する最内層のものと,それ以外
のもの(第2層目から外側のもの)とに同一物が使用さ
れていた。しかしながら,最内層の金属リングは金属ブ
ロックのサドル面に当接するのに対し,それ以外の金属
リングの内周面は他の金属リングの外周面に当接するた
め,両者の当接部の摩擦係数は異なった値になる。一般
的に,金属ブロックのサドル面に当接する最内層の金属
リングの内周面の摩擦係数は,それ以外の金属リングの
内周面の摩擦係数の約2倍になることが実測により判明
している。
【0004】後から詳述するように,ドライブプーリお
よびドリブンプーリに巻き掛けられた金属ベルトが循環
するとき,その金属ベルトの金属リング集合体に作用す
る張力は周期的に変化する。そのとき,全ての金属リン
グの内周面の摩擦係数が同一であれば,それぞれの金属
リングに作用する張力の変化量も同一になる。しかしな
がら,実際には最内層の金属リングの内周面の摩擦係数
が他の金属リングの内周面の摩擦係数よりも大きいた
め,その最内層の金属リングの張力変化量が他の金属リ
ングの張力変化量よりも大きくなってしまう。その結
果,最内層の金属リングは他の金属リングに比べて大き
な応力を受けて耐久性が低下してしまい,この最内層の
金属リングの耐久性によって金属ベルト全体の耐久性が
制限されてしまう問題がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で,最内層の金属リングの張力変化量を小さくして金属
リング集合体全体としての耐久性を向上させることを目
的とする。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため
に,請求項1 に記載された発明は,無端状の金属リング
を複数枚積層した金属リング集合体に多数の金属ブロッ
クを支持してなる無段変速機用ベルトにおいて,前記金
属リングの内周面は,その移動方向に対して傾斜角を有
する多数の凸条を備えており,前記最内層の金属リング
の前記傾斜角が,それ以外の金属リングの前記傾斜角よ
りも大きく設定されていて,前記金属ブロックのサドル
面に接触する最内層の金属リングおよび前記サドル面間
の摩擦係数と,相互に接触する金属リング間の摩擦係数
との摩擦係数比が,2.0よりも小さく且つ0.65よ
りも大きく設定されることを特徴とする。
【0008】
【作用】積層された複数枚の金属リング全て同一物と
すると,金属ブロックのサドル面に接触する最内層の金
属リングの内周面の摩擦係数が,相互に接触する金属リ
ング間の摩擦係数の略2倍になるため,最内層の金属リ
ングの張力変化量がそれ以外の金属リングの張力変化量
よりも大きくなってしまい,これが金属リング集合体全
体としての耐久性を低下させる要因となる。
【0009】
【0010】しかしながら,請求項1の発明の上記特徴
のように金属リングの内周面に多数の凸条を備えるもの
では,その凸条の傾斜角を変化させることにより摩擦係
数を調整することができる。即ち,凸条の傾斜角を増加
させると摩擦係数が減少するため,請求項の発明のよ
うに最内層の金属リングの凸条の傾斜角をそれ以外の金
属リングの凸条の傾斜角よりも大きく設定することで
最内層の金属リングの張力変化量と他の金属リングの張
力変化量との差を減少させることができる。このように
して摩擦係数を調整して最内層の金属リングの内周面の
摩擦係数と他の金属リングの内周面の摩擦係数との摩擦
係数比が2.0より小さく且つ0.65よりも大きくな
るようにすれば,前記両金属リングの張力変化量の差を
減少させて金属リング集合体全体としての耐久性を向上
させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を,添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0012】図1〜図8は本発明の一実施例を示すもの
で,図1は無段変速機を搭載した車両の動力伝達系のス
ケルトン図,図2は金属ベルト部分斜視図,図3は金属
リングの斜視図,図4はベルト式無段変速機の金属ベル
トの張力分布を示す図,図5は金属リングに作用する力
を説明する図,図6は摩擦係数比ξに対するΔT1 /Δ
ALL の変化を示すグラフ,図7はリング−ブロック間
摩擦係数μS およびリング−リング間摩擦係数μSSの好
ましい組み合わせ領域を示すグラフ,図8はリング−ブ
ロック間摩擦係数μS に対する無段変速機の許容入力ト
ルクの変化を示すグラフである。
【0013】図1は自動車に搭載された金属ベルト式無
段変速機Tの概略構造を示すもので,エンジンEのクラ
ンクシャフト1にダンパー2を介して接続されたインプ
ットシャフト3は発進用クラッチ4を介して金属ベルト
式無段変速機Tのドライブシャフト5に接続される。ド
ライブシャフト5に設けられたドライブプーリ6は,ド
ライブシャフト5に固着された固定側プーリ半体7と,
この固定側プーリ半体7に対して接離可能な可動側プー
リ半体8とを備えており,可動側プーリ半体8は油室9
に作用する油圧で固定側プーリ半体7に向けて付勢され
る。
【0014】ドライブシャフト5と平行に配置されたド
リブンシャフト10に設けられたドリブンプーリ11
は,ドリブンシャフト10に固着された固定側プーリ半
体12と,この固定側プーリ半体12に対して接離可能
な可動側プーリ半体13とを備えており,可動側プーリ
半体13は油室14に作用する油圧で固定側プーリ半体
12に向けて付勢される。ドライブプーリ6およびドリ
ブンプーリ11間に,左右の一対の金属リング集合体3
1,31に多数の金属ブロック32…を支持してなる金
属ベルト15が巻き掛けられる(図2参照)。
【0015】それぞれの金属リング集合体31は,12
枚の金属リング33…を積層してなる。図3は1枚の金
属リング33を示すもので,その内周面には摩擦係数を
調整するための多数の凸条よりなるメッシュが形成され
る。それら凸条は,金属リング33の移動方向に対して
左右に略45°傾斜している。
【0016】ドリブンシャフト10には前進用ドライブ
ギヤ16および後進用ドライブギヤ17が相対回転自在
に支持されており,これら前進用ドライブギヤ16およ
び後進用ドライブギヤ17はセレクタ18により選択的
にドリブンシャフト10に結合可能である。ドリブンシ
ャフト10と平行に配置されたアウトプットシャフト1
9には,前記前進用ドライブギヤ16に噛合する前進用
ドリブンギヤ20と,前記後進用ドライブギヤ17に後
進用アイドルギヤ21を介して噛合する後進用ドリブン
ギヤ22とが固着される。
【0017】アウトプットシャフト19の回転はファイ
ナルドライブギヤ23およびファイナルドリブンギヤ2
4を介してディファレンシャル25に入力され,そこか
ら左右のアクスル26,26を介して駆動輪W,Wに伝
達される。
【0018】而して,エンジンEの駆動力はクランクシ
ャフト1,ダンパー2,インプットシャフト3,発進用
クラッチ4,ドライブシャフト5,ドライブプーリ6,
金属ベルト15およびドリブンプーリ11を介してドリ
ブンシャフト10に伝達される。前進走行レンジが選択
されているとき,ドリブンシャフト10の駆動力は前進
用ドライブギヤ16および前進用ドリブンギヤ20を介
してアウトプットシャフト19に伝達され,車両を前進
走行させる。また後進走行レンジが選択されていると
き,ドリブンシャフト10の駆動力は後進用ドライブギ
ヤ17,後進用アイドルギヤ21および後進用ドリブン
ギヤ22を介してアウトプットシャフト19に伝達さ
れ,車両を後進走行させる。
【0019】このとき,金属ベルト式無段変速機Tのド
ライブプーリ6の油室9およびドリブンプーリ11の油
室14に作用する油圧を,電子制御ユニットU1 からの
指令で作動する油圧制御ユニットU2 で制御することに
より,その変速比が無段階に調整される。即ち,ドライ
ブプーリ6の油室9に作用する油圧に対してドリブンプ
ーリ11の油室14に作用する油圧を相対的に増加させ
れば,ドリブンプーリ11の溝幅が減少して有効半径が
増加し,これに伴ってドライブプーリ6の溝幅が増加し
て有効半径が減少するため,金属ベルト式無段変速機T
の変速比はLOWに向かって無段階に変化する。逆にド
リブンプーリ11の油室14に作用する油圧に対してド
ライブプーリ6の油室9に作用する油圧を相対的に増加
させれば,ドライブプーリ6の溝幅が減少して有効半径
が増加し,これに伴ってドリブンプーリ11の溝幅が増
加して有効半径が減少するため,金属ベルト式無段変速
機Tの変速比はODに向かって無段階に変化する。
【0020】図4はドライブプーリ6およびドリブンプ
ーリ11に金属ベルト15を巻き掛けた状態を示してお
り,同図における金属ベルトの厚さは該金属ベルトの張
力の大小を模式的に表している。金属ベルト15のドラ
イブプーリ6からドリブンプーリ11に送り出される往
き側の弦部において前記張力は一定のTPUSHであり,金
属ベルト15のドリブンプーリ11からドライブプーリ
6に戻る戻り側の弦部において前記張力は一定のTPULL
である。往き側の張力TPUSHは戻り側の張力TPULLより
も小さく,金属ベルト15がドライブプーリ6に巻き付
く部分において,その入口側から出口側にかけて張力は
PULLからTPUSHまで減少し,金属ベルト15がドリブ
ンプーリ11に巻き付く部分において,その入口側から
出口側にかけて張力はTPUSHからTPULLまで増加する。
【0021】金属ベルト15の張力は一対の金属リング
集合体31,31によって均等に分担され,かつ各金属
リング集合体31の張力は,その金属リング集合体31
を構成する12枚の金属リング33…により分担され
る。そのとき,金属ブロック32のサドル面321 に接
触する最内層の金属リング33を除く内側から2層目〜
12層目の11枚の金属リング33の張力は相互に等し
くなるが,前記最内層の金属リング33の張力は前記2
層目〜12層目の金属リング33の張力と異なった値に
なる。以下,その理由を図5を参照しながら説明する。
【0022】先ず,簡易モデルとして,金属リング集合
体が3層の金属リングから構成される場合を考える。プ
ーリ巻き付き部における最外層の第3層リングおよびそ
の内側の第2層リング間に作用する垂直抗力をNとする
と,第2層リングおよび第1層リング間に作用する垂直
抗力は2Nとなり,更に第1層リングおよび金属ブロッ
クのサドル面間に作用する垂直抗力は3Nとなる。ここ
で相互に接触する金属リング間の摩擦係数(以下,リン
グ−リング間摩擦係数という)をμSSとし,金属リング
および金属ブロック間の摩擦係数(以下,リング−ブロ
ック間摩擦係数という)をμS とし,第1層リング,第
2層リングおよび第3層リングの荷重をそれぞれF1
2 ,F3 とすると,各層の金属リングの張力変化量で
あるΔT1 ,ΔT2 ,ΔT3 は,以下の(1)〜(3)
式で与えられる。
【0023】 ΔT3 =F3 =μSSN …(1) ΔT2 =F2 −F3 =2μSSN−μSSN=μSSN …(2) ΔT1 =F1 −F2 =3μS N−2μSSN …(3) 即ち,内周面の摩擦係数がμSSが等しい第2層リングお
よび第3層リングの張力変化量ΔT2 ,ΔT3 は何れも
μSSNに等しくなるが,内周面の摩擦係数がμS である
第1層リングに作用する張力変化量ΔT1 は,前記ΔT
2 ,ΔT3 と異なる3μS N−2μSSNとなる。
【0024】ΔT1 とΔT2 との比は, ΔT1 /ΔT2 =(3μS N−2μSSN)/μSSN …(4) で与えられ,この(4)式を金属リングの積層枚数がn
の場合に拡張すると, ΔT1 /ΔT2 ={nμS −(n−1)μSS}/μSS …(8) が得られる。
【0025】ここで,リング−ブロック間摩擦係数μS
とリング−リング間摩擦係数μSSとの比である摩擦係数
比をξ(=μS /μSS)とすると,前記(8)式は次の
ように書き換えられる。
【0026】 ΔT1 /ΔT2 =nξ−(n−1)=n(ξ−1)+1 …(9) 金属リング集合体を構成するn枚の金属リングの張力変
化量ΔT1 〜ΔTnの総和ΔTALL は, ΔTALL =ΔT1 +ΔT2 +…+ΔT12 =(n−1)ΔT2 +ΔT1 =(n−1)ΔT2 +{n(ξ−1)+1}ΔT2 =nξΔT2 …(10) で与えられ,従って前記(9)式および(10)式から
ΔT2 を消去すると, ΔT1 /ΔTALL ={n(ξ−1)+1}/nξ …(11) が得られる。前記(11)式は,金属リング集合体に含
まれる金属リングの積層枚数nが決まり,且つリング−
ブロック間摩擦係数μS とリング−リング間摩擦係数μ
SSとの比である摩擦係数比ξが決まれば,金属リング積
層体全体の張力変化量ΔTALL に対する最内層金属リン
グの張力変化量ΔT1 の比率が決まることを示してい
る。
【0027】図6のグラフは,金属リング集合体が12
枚の金属リングから構成される場合(即ち,n=12)
における,ΔT1 /ΔTALL の値を,種々の摩擦係数比
ξについて計算した結果を示すものである。過去の経験
および実測した結果によれば,最内層の金属リングと,
その他の金属リングとに同じものを採用すると,リング
−リング間摩擦係数μSSはμSS=0.05程度の値にな
り,リング−ブロック間摩擦係数μS はμS =0.10
程度の値になるため,摩擦係数比ξはξ=2.0にな
る。図6のグラフにおいて,ξ=2.0のときにΔT1
/ΔTALL =0.54になり,このことは最内層の金属
リングの張力変化量ΔT1 が,金属リング集合体全体の
張力変化量ΔTALL の54%を占めることを示してい
る。
【0028】仮に,リング−リング間摩擦係数μSSおよ
びリング−ブロック間摩擦係数μSを一致させたとする
と,ξ=1.0になってΔT1 /ΔTALL =0.08に
なり,最内層の金属リングは他の11枚の金属リングと
同じ張力変化量,即ち金属リング集合体全体の張力変化
量の総和ΔTALL の12分の1の約8%を受け持つこと
になる。リング−ブロック間摩擦係数μS を更に減少さ
せていくと,やがてξ=0.92のときにΔT1 /ΔT
ALL =0になって最内層の金属リングの張力変化量はゼ
ロになり,その後にΔT1 /ΔTALL <0になると|Δ
1 /ΔTALL|の増加に応じて再び増加する。尚,Δ
1 /ΔTALL <0の状態は,最内層の金属リングの張
力が増加方向に変化するときに他の金属リングの張力が
減少方向に変化し,最内層の金属リングの張力が減少方
向に変化するときに他の金属リングの張力が増加方向に
変化することを示している。
【0029】図7は,横軸にリング−リング間摩擦係数
μSSをとり,縦軸にリング−ブロック間摩擦係数μS
とったもので,原点を通る5本の直線L2 ,L1
0 ,L1 ′,L2 ′の傾きは摩擦係数比ξに相当す
る。リング−リング間摩擦係数μSSおよびリング−ブロ
ック間摩擦係数μS の下限は金属ベルトのセンタリング
限界により規定され,また上限は金属ベルトの発熱量限
界により規定される。
【0030】図2に示すように金属ブロック32のサド
ル面321 は上方に円弧状に突出するクラウニングが施
されており,このサドル面321 に当接する最内層の金
属リングとの間に作用する摩擦力で,該金属リングをサ
ドル面321 上にセンタリングするようになっている。
また2層目以降の11枚の金属リングも,それが当接す
る内側の金属リングが湾曲することによって順次センタ
リングされる。しかしながら,リング−ブロック間摩擦
係数μS が0.05未満の領域では金属ブロック32の
サドル面321 との間に作用する摩擦力が不足してセン
タリングが充分に行えなくなり,またリング−リング間
摩擦係数μSSが0.04未満の領域では相互に接触する
金属リング間に作用する摩擦力が不足してセンタリング
が充分に行えなくなる。
【0031】一方,リング−ブロック間摩擦係数μS
るいはリング−リング間摩擦係数μSSが0.12を越え
る領域では,接触の摩擦力による発熱量が増加して金属
リングの耐久性に悪影響が出る問題がある。而して,
0.05≦μS ≦0.12且つ0.04≦μSS≦0.1
2で規定される矩形状の領域が設定され,その領域の外
側の斜線を施した部分は,センタリング性能の観点ある
いは発熱に対する耐久性の観点から不適切な領域とな
る。
【0032】ラインL0 はξ=0.92に対応するもの
で,そのときΔT1 /ΔTALL =0,即ち最内層の金属
リングの張力変化量ΔT1 はゼロになる。またラインL
1 はξ=1(μS =μSS)に対応するもので,そのとき
ΔT1 /ΔTALL =0.08,即ち最内層の金属リング
の張力変化量ΔT1 は他の金属リングの張力変化量と等
しくなる。更に,ラインL1 ′はξ=0.85に対応す
るもので,そのときΔT1 /ΔTALL =−0.08,即
ち最内層の金属リングの張力変化量ΔT1 は前述したξ
=1の場合と同じになる。而して,リング−ブロック間
摩擦係数μS およびリング−リング間摩擦係数μSSを四
角形GDHIで規定される最適領域内の値に設定すれ
ば,最内層の金属リングの張力変化量ΔT1 が他の金属
リングの張力変化量よりも大きくなるのを回避し,最も
切れ易い最内層の金属リングの耐久性を向上させること
ができる。
【0033】ラインL2 はξ=2.0,つまり最内層の
金属リングに他の金属リングと同じものを採用した場合
に対応するもので,そのときΔT1 /ΔTALL =0.5
4となって最内層の金属リングの張力変化量ΔT1 は金
属リング集合体全体の張力変化量の総和ΔTALL の54
%になる。従って,リング−ブロック間摩擦係数μS
よびリング−リング間摩擦係数μSSを四角形ABCDで
規定される好適領域内の値に設定すれば,最内層の金属
リングの張力変化量ΔT1 を従来のものよりも減少させ
て該最内層の金属リングの耐久性を向上させることがで
きる。またラインL2 ′はξ=0.65に対応するもの
で,そのときΔT1 /ΔTALL =−0.54となって最
内層の金属リングの張力変化量ΔT1 は前記ξ=2.0
の場合と同じ54%になる。従って,リング−ブロック
間摩擦係数μS およびリング−リング間摩擦係数μSS
四角形IHEFで規定される好適領域内の値に設定すれ
ば,最内層の金属リングの張力変化量ΔT1 を従来のも
のよりも減少させて該最内層の金属リングの耐久性を向
上させることができる。
【0034】以上のことから,リング−ブロック間摩擦
係数μS を減少させて摩擦係数比ξを2.0から減少さ
せることにより,最内層の金属リングの耐久性向上が可
能になることが分かる。金属リングのリング−ブロック
間摩擦係数μS あるいはリング−リング間摩擦係数μSS
の調整は,図3に示すメッシュの凸条の角度を変化させ
ることにより調整することができる。
【0035】
【表1】
【0036】表1は,メッシュの凸条の高さを2μm〜
5μmとし,凸条の幅を0.1mmとしたものにおい
て,メッシュの一区画の面積を一定に保ちながら金属リ
ングの長手方向(移動方向)に対する凸条の傾斜角αを
変化させた場合の,リング−ブロック間摩擦係数μS
よびリング−リング間摩擦係数μSSの変化を示すもので
ある。表1から,傾斜角αの増加に伴って摩擦係数が減
少していることが分かる。その理由は,凸条の傾斜角α
が増加すると,その凸条が油膜の上に乗り上げ易くなる
ために該凸条がその下の金属リングあるいはサドル面と
の接触する機会が減って摩擦係数が減少するためと考え
られる。
【0037】
【表2】
【0038】表2は,上記手法によりリング−ブロック
間摩擦係数μS あるいはリング−リング間摩擦係数μSS
を調整した実施例と,その調整を行わない従来例とにつ
いて,摩擦係数比ξおよびΔT1 /ΔTALL の値を示す
ものである。従来例のものは,前述したようにリング−
リング間摩擦係数μSS=0.05,リング−ブロック間
摩擦係数μS =0.10であって,その結果,ξ=2.
0,ΔT1 /ΔTALL=0.54となっている。
【0039】実施例1は,リング−リング間摩擦係数μ
SSを従来どおりμSS=0.05に保ったまま,リング−
ブロック間摩擦係数μS をμS =0.08に減少させた
ものである。
【0040】実施例2は,リング−ブロック間摩擦係数
μS を従来どおりμS =0.10に保ったまま,リング
−リング間摩擦係数μSSをμSS=0.06に増加させた
ものである。
【0041】実施例3は,リング−リング間摩擦係数μ
SSをμSS=0.06に増加させるとともに,リング−ブ
ロック間摩擦係数μS をμS =0.08に減少させたも
のである。
【0042】これら従来例および実施例1〜実施例3の
ものの摩擦係数μSS,μS は,図7のグラフ上にプロッ
トされている。図7および表2から明らかなように,実
施例1〜実施例3は何れもΔT1 /ΔTALL が従来例
(ΔT1 /ΔTALL =54.2%)に比べて減少してお
り,最内層の金属リングの張力変化量が減少したことが
確認される。特に,図7において四角形GDHIで規定
される最適領域に最も近い位置にある実施例3のもの
は,ΔT1 /ΔTALL =31.1%まで減少しており,
実施例1〜実施例3のうちで最も著しい改善が確認され
る。
【0043】図8のグラフは,無段変速機をレシオ0.
61,入力回転数6000rpm,余裕トルク2kgf
−mで運転する場合に,リング−リング間摩擦係数μSS
を従来どおりμSS=0.05に固定したまま,リング−
ブロック間摩擦係数μS を従来のμS =0.10から減
少させたとき,最内層の金属リングの張力変化量の減少
に伴って無段変速機の許容入力トルクがどのように変化
するかを示すものである。同図から明らかなように,リ
ング−ブロック間摩擦係数μS を従来のμS =0.10
から0.09に減少させると許容入力トルクは約20%
増加し,0.08に減少させると許容入力トルクは約4
0%増加することが分かる。
【0044】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0045】
【0046】
【0047】
【発明の効果】 以上のように請求項1 に記載された発明
によれば,各金属リングの内周面が,その移動方向に対
して傾斜角を有する多数の凸条を備えており,金属ブロ
ックのサドル面に接触する最内層の金属リングの前記傾
斜角が,それ以外の金属リングの前記傾斜角よりも大き
く設定されるので,最内層の金属リングの内周面の摩擦
係数を減少させて両金属リングの張力変化量の差を減少
させることができる。そして,このようにして最内層の
金属リングおよびサドル面間の摩擦係数と,相互に接触
する金属リング間の摩擦係数の調整を行うことにより,
その両摩擦係数の比が2.0よりも小さく且つ0.65
よりも大きく設定されるので,前記両金属リングの張力
変化量の差を減少させて金属リング集合体全体としての
耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルト式無段変速機を搭載した車両の動力伝達
系のスケルトン図
【図2】金属ベルト部分斜視図
【図3】金属リングの斜視図
【図4】ベルト式無段変速機の金属ベルトの張力分布を
示す図
【図5】金属リングに作用する力を説明する図
【図6】摩擦係数比ξに対するΔT1 /ΔTALL の変化
を示すグラフ
【図7】リング−ブロック間摩擦係数μS およびリング
−リング間摩擦係数μSSの好ましい組み合わせ領域を示
すグラフ
【図8】リング−ブロック間摩擦係数μS に対する無段
変速機の許容入力トルクの変化を示すグラフ
【符号の説明】
31 金属リング集合体 32 金属ブロック 321 サドル面 33 金属リング μS 最内層の金属リングおよびサドル面間の摩
擦係数 μSS 相互に接触する金属リング間の摩擦係数 ξ 摩擦係数比
フロントページの続き (72)発明者 矢ケ崎 徹 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 藤井 透 京都府京都市左京区岩倉花園町541−110 (72)発明者 桑原 信也 和歌山県和歌山市小豆島188 (56)参考文献 特開 昭61−79041(JP,A) 実開 昭59−180037(JP,U) 実開 昭60−54857(JP,U) 実開 平5−47586(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16G 1/00 - 17/00 F16H 9/00 - 9/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端状の金属リング(33)を複数枚積
    層した金属リング集合体(31)に多数の金属ブロック
    (32)を支持してなる無段変速機用ベルトにおいて, 前記金属リング(33)の内周面は,その移動方向に対
    して傾斜角(α)を有する多数の凸条を備えており,前
    記最内層の金属リング(33)の前記傾斜角(α)が,
    それ以外の金属リング(33)の前記傾斜角(α)より
    も大きく設定されていて,前記金属ブロック(32)の
    サドル面(321 )に接触する最内層の金属リング(3
    3)および前記サドル面(321 )間の摩擦係数
    (μS )と,相互に接触する金属リング(33,33)
    間の摩擦係数(μSS)との摩擦係数比(ξ)が,2.0
    よりも小さく且つ0.65よりも大きく設定されること
    を特徴とする,無段変速機用ベルト。
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