JP3308334B2 - 自動車用空気入りタイヤ - Google Patents

自動車用空気入りタイヤ

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JP3308334B2
JP3308334B2 JP08480693A JP8480693A JP3308334B2 JP 3308334 B2 JP3308334 B2 JP 3308334B2 JP 08480693 A JP08480693 A JP 08480693A JP 8480693 A JP8480693 A JP 8480693A JP 3308334 B2 JP3308334 B2 JP 3308334B2
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裕司 畠田
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オーツタイヤ株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/0318Tread patterns irregular patterns with particular pitch sequence

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用タイヤ、特に
ノイズ低減、すなわちホワイトノイズ化された乗用車用
の空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】カーライフシーンの成熟とともに、いま
自動車には、一層の静かさ、快適さが要求されている。
中でもオーディオシステムの微妙な音を聞き分けられる
静粛性は、世界各国の高性能車から強く求められている
のが現状である。ここでキャビンを騒がす音は、大きく
分けて3つある。すなわち、エンジン音とボディが風を
切る音と、そしてタイヤノイズである。時速100km 前
後、エンジン回転数も2500〜3000rpm 程度といったスピ
ードレンジのクルージングが大半を占める日本では、相
対的なタイヤノイズが際立つ。
【0003】それだけに近年、タイヤノイズの低減は、
高級サルーンはもとより、スポーツカーにおいても、大
きなテーマとなってきている。エンジン音については、
精度の向上で抑制されてきており、一方、ボディの風切
り音も、空力デザインの進化によって次第に低下してき
た。つまり、これからの車のローノイズ化は、タイヤが
鍵を握っているといえる。このローノイズ化は、タイヤ
のトレッドの高速回転で路面を叩き、空気が共鳴する物
理的でプリミティブな現象をいかに抑えるかが、消音の
ポイントとなる。
【0004】ノイズを抑えるためには、主溝の幅を細く
し、かつ、タイヤセンター部からショルダー部へと主溝
を遠ざけてやることが有効であるが、しかしこれでは、
耐ハイドロプレーニング性能が損なわれてしまう。斯か
る観点から、図2に示したリブ・ブロックパターンを有
するトレッドを備えたラジアルタイヤが提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2に示したラジアル
タイヤは、サブグルーブ1 を有するセンターリブ2 の両
側にメイングルーブ3 を介してサブグルーブ4 を有する
サイドブロック5 を周方向に配列するとともに、メイン
グルーブ6 を介してショルダーブロック7 を周方向に配
列したものであり、各ブロック5,7 は個々の周方向長さ
を独立して変化させたリブ・ブロックパターンであり,
ストレートなメイングルーブ3,6 の中の気柱共鳴をブロ
ックエッジが加振、つまり叩くことにより発生する発生
源を周方向にずらすことでノイズ低減を図ったものであ
る。尚、前記リブ・ブロックパターンにおいて、タイヤ
周方向所定長さのパターンを「基本パターン」と言い、
この基本パターンを連続的に並べてタイヤの一周が形成
される。この基本パターンの周方向長さを「ピッチ」と
いう。このピッチを変えて並べたものを「ピッチバリエ
ーション」という。すなわち、基本パターンのピッチを
Lとすれば、そのLよりも短いLmや、長いLnをラン
ダムに並べてタイヤ1周のリブ・ブロックパターンが構
成される。この基本パターンには、横溝が含まれてお
り、その溝幅はGとされている。この横溝の幅もピッチ
に応じて変えられている。
【0006】しかし、この従来の技術では、ピッチバリ
エーションの変化のみによってノイズ低減をしなければ
ならず多ピッチ化すると操安性等を悪化させることから
ノイズ低減に限界があった。そこで本発明は、周方向に
おけるブロックの1ピッチ毎の長さをランダムに変化さ
せるとともに横溝の溝幅もブロックピッチとは違がわせ
て変化させることにより、ウエット性能および操安性を
損なうことなくノイズ性能を確保した自動車用空気入り
タイヤを提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、次の手段を講じた。すなわち、本発明の
特徴とするところは、周方向に延びる複数本の縦溝によ
り複数の周方向陸部を区画形成するとともに、該周方向
陸部を複数本の横溝により周方向に区画して周方向のブ
ロックを形成し、且つ該ブロックを基本パターンに従っ
て周方向に配列したトレッドを備えている自動車用空気
入りタイヤにおいて、前記基本パターンの周方向長さ
を、複数種類設定し、前記複数種類を、周方向にランダ
ムに配列していると共に、前記横溝の溝幅を、複数種類
設定し、前記複数種類の横溝を、前記基本パターンのラ
ンダム配列とは異なるランダム配列としている点にあ
る。
【0008】 前記周方向のブロックは左右のサイドブロ
ックおよび左右のショルダーブロックであることが推奨
される。
【0009】
【作用】本発明に係るタイヤを自動車に装着して走行し
ているとき、縦溝の中の半波長柱共鳴をブロックエッジ
が加振することにより発生するノイズは、ショルダーブ
ロックにおいては低速域の低周波が、サイドブロック等
においては高速域の高周波が発生し、横溝位置が適切位
置となって互いのノイズの周波数分散させ、ホワイト
ノイズ化する。
【0010】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
ると、図1(A)(B)において、自動車用タイヤ、具
体的には乗用車等のラジアル空気入りタイヤTは、一対
のビード部10とサイドウォール部11を備え、両サイドウ
ォール部11はショルダ部12を介してトレッド部13にて連
成されることにより、断面トロイド形状とされた所謂チ
ューブレスである。トレッド (部)13 は、周方向に延び
る複数本、実施例では赤道面上に位置するストレート形
のセンターリブ14、この左右対称位置に形成したストレ
ート形のサイド縦溝15、センターリブ14の左右対称位置
でかつサイド縦溝15の外方位置に形成したストレート形
のショルダー縦溝16をそれぞれ形成して複数の周方向陸
部、実施例ではセンターリブ14によるセンター陸部、対
のサイド陸部、ショルダー陸部を区画形成しているとと
もに、前記周方向陸部のうち対のサイド陸部およびショ
ルダー陸部を横溝17により周方向に区画してサイドブロ
ック19およびショルダーブロック20を形成して配列して
いる。なお、対のサイド陸部は細幅で、かつストレート
形のサイド副縦溝18によって幅方向に区画されている。
【0011】トレッドパターンは、前記サイドブロック
19およびショルダーブロック20の周方向における1ピッ
チ毎の長さを本実施例では3種類L1,L2,L3に設定してい
る。 すなわち、タイヤ周方向所定長さにおいて、軸方向
に配置されたブロックの一団をブロックの「基本パター
ン」と言い、この周方向所定長さを「ピッチ」という
が、このピッチをL1,L2,L3の3種類設け、ランダムに配
置している。なお、基本パターンには、横溝17を含み、
その溝幅はGとされている。そして、前記横溝17の溝幅
Gxを、複数種類設定し、前記複数種類の横溝17を、前
記基本パターンのランダム配列とは異なる配列としてい
る。 前記複数種類の溝幅Gxは、基本パターンの溝幅を
Gとしたとき、 Gx =0.8 G〜1.2 G の範囲で設定されている
【0012】ここで、Gx = 0.8G〜 1.2Gとしたの
は、次の理由による。1.2G以上であると、横溝幅が広
くなりすぎて操安性が低下する。一方、 0.8G以下であ
ると、横溝幅が狭くなりすぎてウエット性能が低下す
る。ここに、本発明では周方向におけるブロックの1ピ
ッチ毎の長さの変化によって様々なバリエーションが可
能となり、かつ、Gx = 0.8G〜 1.2Gにしたことによ
り、互いのノイズの周波数を分散させ、ホワイトノイズ
化する消音システムを構成している。
【0013】なお、1ピッチ長さは実施例では3種類で
あるがこれは最大5種類にでき、又、横溝幅のランダム
配列は、上記範囲内で自由に変化させることができる。
また、図示例では、ショルダーブロック20は所謂鷹羽根
形状とされ、かつ、サイドブロック19はそれぞれ周方向
に位相がずらされて向きが異なる菱形形状とされている
が、これらブロックの形状は任意である。更に、図示の
如く、両ブロック19,20 のそれぞれにはサイプ21を形成
するか否かも自由である。
【0014】次に、テスト結果を下記の表1に示す。
1で明らかなように、前記ブロック19,20 の周方向にお
ける1ピッチ毎の長さL1,L2,L3をランダムに変化させて
配列しているとともに、前記横溝17の溝幅Gx を、 Gx =0.8 G〜1.2 G の範囲で変化させている本発明によれば、ノイズ性能、
ウエット性能および操安性の点で満足しているのに対
し、Gx を0.79G以下としたときはウエット性能が犠牲
となるし、Gx を1.21G以上としたときは、ノイズ性
能、操安性が犠牲となっているのである。
【0015】
【表1】
【0016】なお、以上の図示例は本発明のひとつの実
施例であり、縦溝はこれらすべてを同幅に形成しても、
所謂ジグザグ形状にしても、また、ストレート形とジグ
ザグ形状との組合せにしてもよい。また、横溝は図2に
示した所謂V字形に形成することもでき、これによれば
ウエット性能は向上できる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、トレッドの
ブロックパターンが様々なバリエーションとなり、それ
だけ、ノイズの周波数を分散させ、ホワイトノイズ化が
可能となり、しかも、ウエット性能、操安性も損なうこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、(A)は要部の展開平
面図、(B)は断面図である。
【図2】従来例の要部展開平面図である。
【符号の説明】
T タイヤ 13 トレッド 15 縦溝 16 縦溝 17 横溝 19 サイドブロック 20 ショルダーブロック L1 ブロックの1ピッチ長さ L2 ブロックの1ピッチ長さ L3 ブロックの1ピッチ長さ Gx 横溝幅

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に延びる複数本の縦溝(15),(16)
    により複数の周方向陸部を区画形成するとともに、該周
    方向陸部を複数本の横溝(17)により周方向に区画して周
    方向のブロック(19),(20) を形成し、且つ該ブロックを
    基本パターンに従って周方向に配列したトレッド(13)を
    備えている自動車用空気入りタイヤ(T)において、 前記基本パターンの周方向長さを、複数種類(L1,L2,L3)
    設定し、 前記複数種類(L1,L2,L3)を、周方向にランダムに配列し
    ていると共に、 前記横溝(17)の溝幅(Gx)を、複数種類設定し、 前記複数種類の横溝(17)を、前記基本パターンのランダ
    ム配列とは異なるランダム配列としていることを特徴と
    する自動車用空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記周方向のブロック(19),(20) は左右
    のサイドブロック(19)および左右のショルダーブロック
    (20)であることを特徴とする請求項1記載の自動車用空
    気入りタイヤ。
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EP0743201B1 (en) * 1995-05-15 1999-08-11 Sumitomo Rubber Industries Ltd. Pneumatic tyre
JP2989758B2 (ja) * 1995-07-03 1999-12-13 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ

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