JP3306148B2 - ラベルシート及びラベルプリンタ - Google Patents

ラベルシート及びラベルプリンタ

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JP3306148B2
JP3306148B2 JP00151693A JP151693A JP3306148B2 JP 3306148 B2 JP3306148 B2 JP 3306148B2 JP 00151693 A JP00151693 A JP 00151693A JP 151693 A JP151693 A JP 151693A JP 3306148 B2 JP3306148 B2 JP 3306148B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺用紙の表面上に多
数のラベルを連続的に貼付したラベルシートと、このよ
うなラベルシートのラベルに画像印刷を行なうラベルプ
リンタとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラベルシートの第一の従来例を図8に基
づいて説明する。まず、このラベルシート1は、一個の
長尺用紙2の表面上に多数の長方形のラベル3を連続的
に貼付した構造となっており、前記長尺用紙2は、台紙
4の表面上に剥離剤5を積層して剥離面6を形成した構
造となっている。そして、前記ラベル3は、ラベルベー
ス7の裏面上に粘着剤8を積層して接着面9を形成し、
前記ラベルベース7の表面上に感熱層10とオーバーコ
ート層11とを順次積層して印刷面12を形成した構造
となっている。
【0003】そして、このようなラベルシート1を利用
するラベルプリンタ(図示せず)は、例えば、ラベルシ
ート1を順次搬送するシート搬送機構をプラテンローラ
等で形成し、ラベルシート1のラベル3に画像印刷を行
なう画像印刷機構をシート搬送機構に対向配置したサー
マルヘッド等で形成し、ラベルシート1のラベル3を発
行するラベル発行手段を長尺用紙2を急角度に曲折する
剥離部材等で形成した構造などとなっている。
【0004】このような構成において、上述のようなラ
ベルプリンタでは、ラベルシート1をシート搬送機構で
順次搬送する際に画像印刷機構でラベル3の印刷面12
下の感熱層10を選択的に加熱し、この感熱層10を部
分的に発色させてラベル3の印刷面12に画像を印刷す
る。そこで、このラベルシート1の長尺用紙2をシート
搬送機構で順次搬送して剥離部材で急角度に曲折し、こ
の剥離部材上の長尺用紙2からラベル3の前半部を剥離
させる。
【0005】上述のようにすることで、所望の画像を印
刷したラベル3を発行することができるので、例えば、
このラベル3を値札として商品(図示せず)に貼付する
ようなことができる。ここで、現在ではラベルシート1
のラベル3に宛先を印刷して郵便物(図示せず)に貼付
するようなことも実施されているが、このような場合に
はラベル3と同一内容を記載した受領票(図示せず)を
顧客(図示せず)に発行する必要がある。
【0006】そこで、このような課題に対処したラベル
シートを第二の従来例として図9に基づいて説明する。
なお、ここでは第一の従来例として前述したラベルシー
ト1と同一の部分は同一の名称及び符号を用いて詳細な
説明は省略する。まず、このラベルシート13は、一個
の長尺用紙14の表面上に多数の長方形のラベル3を連
続的に貼付した構造となっており、このラベル3の構造
は前述したラベルシート1と同様になっている。そし
て、このラベルシート13の前記長尺用紙14は、台紙
4の表面上に剥離剤5を積層して剥離面6を形成し、台
紙4の裏面上に感熱層15とオーバーコート層16とを
順次積層して印刷面17を形成した構造となっている。
【0007】さらに、このようなラベルシート13を利
用するラベルプリンタの一従来例を図10に基づいて説
明する。まず、このラベルプリンタ18では、ラベルシ
ート13や長尺用紙14を順次搬送するシート搬送機構
を二個のプラテンローラ19,20や排紙ローラ21で
形成し、ラベルシート13のラベル3の表面と長尺用紙
14の裏面とに画像印刷を行なう画像印刷機構を前記プ
ラテンローラ19,20に対向配置したサーマルヘッド
22,23で形成し、ラベルシート13のラベル3を発
行するラベル発行手段を前記長尺用紙14を急角度に曲
折する剥離部材24で形成した構造となっている。な
お、このラベルプリンタ18では、ラベルシート13の
表裏面の両方に画像印刷を行なうため、相対向する前記
プラテンローラ19,20と前記サーマルヘッド22,
23との上下方向が逆転している。
【0008】このような構成において、このラベルプリ
ンタ18では、ラベルシート13を回転するプラテンロ
ーラ19,20で順次搬送する際にサーマルヘッド2
2,23の発熱走査でラベル3と長尺用紙14との印刷
面12,17に画像を印刷する。そこで、このラベルシ
ート13の長尺用紙14を回転する各ローラ19〜21
で順次搬送して剥離部材24で急角度に曲折し、この剥
離部材24上の長尺用紙14からラベル3の前半部を剥
離させる。
【0009】このようにすることで、このラベルプリン
タ18では、所望の画像を印刷したラベル3と長尺用紙
14とを共に発行することができるので、例えば、宛先
を印刷したラベル3を郵便物(図示せず)に貼付し、こ
のラベル3と同一内容を印刷した長尺用紙14を受領票
として顧客(図示せず)に発行するようなことができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したラベルプリン
タ18では、ラベルシート13のラベル3と長尺用紙1
4との両方に画像を印刷することができる。
【0011】しかし、このラベルプリンタ18は、ラベ
ルシート13の表裏面に画像印刷を行なうためにプラテ
ンローラ19,20とサーマルヘッド22,23との両
方を、それぞれ必要としており、その小型軽量化と生産
性向上とが阻害されている。
【0012】例えば、上述したラベルシート13のよう
に表裏面の両方に印刷面がある記録媒体に一個の印刷ヘ
ッドで画像印刷を行なうプリンタ装置としては、本出願
人が特願平4-330527号に開示したプリンタ装置などがあ
る。しかし、このプリンタ装置は、印刷ヘッドで表面に
画像印刷を行なった単票紙をU字形の用紙搬送路で印刷
ヘッド下に戻す構造となっており、必然的に単票紙しか
取扱うことができないので上述のようなラベルシート1
3には対応不能である。
【0013】上述のような構造のラベルシート13のラ
ベル3と長尺用紙14との両方に画像を印刷するために
は、上述したラベルプリンタ18のようにプラテンロー
ラ19,20とサーマルヘッド22,23との両方を設
けたものとする必要がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
印刷面が表面に形成されたラベルの裏面に粘着性を有す
る接着面を形成し、この接着面が着脱自在に貼付される
剥離面を長尺用紙の表面に形成し、この長尺用紙の表面
上に多数のラベルを連続的に配置したラベルシートにお
いて、前記ラベルの裏面の一部に前記接着面を形成する
と共に前記長尺用紙の表面の前記接着面に対向する部分
に前記剥離面を形成し、この剥離面以外の前記ラベルの
裏面に対向する前記長尺用紙の表面に印刷面を形成し
た。
【0015】請求項2記載の発明は、印刷面が表面に形
成されたラベルの裏面の一部に接着面を形成すると共に
長尺用紙の表面に前記接着面に対向する剥離面と前記剥
離面に隣接して前記ラベルの裏面に対向する印刷面とを
部分的に形成して一体としたラベルシートを正逆方向に
搬送するシート搬送機構を設け、このシート搬送機構が
搬送する前記ラベルシートの印刷面に画像印刷を行なう
画像印刷機構を設け、前記ラベルシートを前記シート搬
送機構で正方向に搬送して前記ラベルの印刷面に前記画
像印刷機構で画像印刷を行なうラベル印刷手段を設け、
このラベル印刷手段で前記ラベルに画像印刷が行なわれ
た前記ラベルシートを前記シート搬送機構で所定位置ま
で正方向に搬送すると共に前記長尺用紙から剥離させて
前記ラベルを発行するラベル発行手段を設け、このラベ
ル発行手段で発行する前記ラベルが剥離した前記長尺用
紙を前記シート搬送機構で所定位置まで逆方向に搬送し
てから正方向に搬送するシート逆送手段を設け、このシ
ート逆送手段が搬送する前記長尺用紙の印刷面に前記画
像印刷機構で画像印刷を行なうシート印刷手段を設け
た。
【0016】
【作用】表面に印刷面が形成されたラベルを長尺用紙の
表面に形成された印刷面上に貼付することで、表面に画
像印刷を完了したラベルの剥離後に長尺用紙の表面に画
像印刷を実行することができ、ラベルプリンタは一個の
画像印刷機構でラベルと長尺用紙との両方に画像印刷を
実行することができる。
【0017】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1及び図
2に基づいて説明する。なお、ここでは第一・第二の従
来例として前述したラベルシート1,13と同一の部分
は同一の名称及び符号を用いて詳細な説明は省略する。
まず、このラベルシート25は、一個の長尺用紙26の
表面上に多数の長方形のラベル27を連続的に貼付した
構造となっている。
【0018】そして、このラベルシート25の前記ラベ
ル27は、ラベルベース7の表面上に感熱層10とオー
バーコート層11とを順次積層して印刷面12を形成
し、ラベルベース7の裏面の外周部のみに粘着剤8を積
層して矩形の空隙28を包囲する環状の接着面29を形
成した構造となっている。
【0019】また、このラベルシート25の前記長尺用
紙26は、前記ラベル27の空隙28内に位置する台紙
4の表面上に感熱層30とオーバーコート層31とを順
次積層して連続的に点在する矩形の印刷面32を形成
し、この印刷面32を形成する前記各層30,31を積
層した位置以外の台紙4の表面上に剥離剤5を積層して
剥離面33を梯子状に形成した構造となっている。
【0020】このような構成において、このラベルシー
ト25は、表面に印刷面12が形成されたラベル27が
長尺用紙26の表面に形成された印刷面32上に貼付さ
れているので、印刷面12に画像印刷を完了したラベル
27を剥離させると長尺用紙26の印刷面32に画像印
刷を実行することができる。つまり、このラベルシート
25は、ラベル27の印刷面12と、ラベル27の剥離
後の長尺用紙26の印刷面32とを同等に取扱うことが
できるので、後述するようにサーマルヘッドが一個のラ
ベルプリンタでもラベル27と長尺用紙26との両方に
画像印刷を実行することができる。
【0021】そこで、このようなラベルシート25に画
像印刷を実行するラベルプリンタを、請求項2記載の発
明の一実施例として図3ないし図7に基づいて説明す
る。まず、このラベルプリンタ34は、機構的には図3
及び図4に例示するように、本体ハウジング35の内部
前後に画像印刷部36とシート供給部37とが設けられ
ており、このシート供給部37がロール状に巻回された
ラベルシート25を回転自在に軸支する構造となってい
る。
【0022】ここで、このラベルシート25に所定画像
を印刷する前記画像印刷部36は、支持軸38により後
縁部で揺動自在に軸支したサーマルヘッド39を係止機
構等(図示せず)でプラテンローラ40上に接離自在に
押圧保持した構造となっており、この画像印刷部36や
前記シート供給部37は、下部ハウジング41上に後縁
部で揺動自在に軸支された上部ハウジング42で被われ
ている。そして、このラベルプリンタ34では、前記画
像印刷部36に至る前記ラベルシート25のラベル27
を検知する透過型の光センサ43が、ここでは前記サー
マルヘッド39の後半部の下方に位置するシートガイド
44に一体に形成されている。
【0023】また、このラベルプリンタ34では、前記
ラベルシート25の長尺用紙26を急角度に曲折してラ
ベル27を剥離させる剥離部材45が前記プラテンロー
ラ40の前方に設けられており、このプラテンローラ4
0の下方には前記ラベルシート25の長尺用紙26を排
出する排出ローラ46が支持アーム47で従動回転自在
に軸支されている。さらに、このラベルプリンタ34で
は、前記支持アーム47が前後方向にスライド自在に支
持されることで前記排出ローラ46が前記プラテンロー
ラ40に接離自在となっており、これらのローラ40,
46で前記本体ハウジング35の外部に排出される前記
長尺用紙26を切断するシートカッタ48が前記上部ハ
ウジング42に装着されている。
【0024】そして、このラベルプリンタ34では、前
記排出ローラ46の支持アーム47と前記サーマルヘッ
ド39との前面に発光素子49と受光素子50とが装着
されており、これらの素子49,50で前記剥離部材4
5より前方に突出した前記ラベル27を検知する透過型
の光センサ51が形成されている。
【0025】また、このラベルプリンタ34は、回路的
には図5に例示するように、各種の処理動作を実行する
CPU(Central Processing Unit)52に、各種情報を
固定的に予め記憶したROM(Read Only Memory)53、
各種情報を更新自在に一時記憶するRAM(Random Acce
ss Memory)54、前記サーマルヘッド39、前記プラテ
ンローラ40を回転駆動するステッピングモータ55、
前記光センサ43,51、通信I/F(Inter/Face)5
6等をバス57で接続した構造となっている。
【0026】なお、このラベルプリンタ34では、前記
CPU52の動作を制御するOS(Operating System)
や、各種のキャラクタのビットイメージデータをキャラ
クタコードと共に固定的に記憶したC/G(Character G
enerater)等が、前記ROM53内に予め形成されてい
る。また、受信したキャラクタコードを一時記憶する受
信バッファや、キャラクタコードから展開したビットイ
メージデータを一時記憶するイメージバッファや、前記
ステッピングモータ55のステップ数を設定する各種の
搬送カウンタ等が、前記RAM54内に予め形成されて
いる。
【0027】そこで、このラベルプリンタ34では、前
記ラベルシート25を正逆方向に搬送するシート搬送機
構が、前記プラテンローラ40や前記ステッピングモー
タ55等で形成されており、このシート搬送機構が搬送
する前記ラベルシート25の印刷面12,32に画像印
刷を行なう画像印刷機構が、前記サーマルヘッド39等
で形成されている。
【0028】さらに、このラベルプリンタ34では、前
記ROM53や前記RAM54の記憶データに従って前
記CPU52が、上述したシート搬送機構や画像印刷機
構を駆動制御することにより、前記ラベルシート25を
正方向に搬送して前記ラベル27の印刷面12に画像印
刷を行なうラベル印刷手段や、このラベル印刷手段で前
記ラベル27に画像印刷が行なわれた前記ラベルシート
25を所定位置まで正方向に搬送して前記ラベル27を
発行するラベル発行手段や、このラベル発行手段で発行
する前記ラベル27が剥離した前記長尺用紙26を所定
位置まで逆方向に搬送してから正方向に搬送するシート
逆送手段や、このシート逆送手段が搬送する前記長尺用
紙26の印刷面32に画像印刷を行なうシート印刷手段
等が実現されている。
【0029】このような構成において、このラベルプリ
ンタ34は、図3(a)に例示するような内巻きのラベ
ルシート25と、同図(b)に例示するような外巻きの
ラベルシート25との両方に対応可能となっている。ま
た、このラベルプリンタ34では、ラベルシート25の
交換やジャム処理等のメンテナンス作業を行なう場合
は、図4に例示したように、上部ハウジング42とサー
マルヘッド39とを上方に揺動させてシート供給部37
と画像印刷部36とを露出させるようになっており、シ
ート供給部37上のラベルシート25を画像印刷部36
にセットする場合は、手作業でラベルシート25をシー
トガイド44間に挿入してプラテンローラ40上に位置
させるようになっている。そして、このラベルプリンタ
34では、このようにサーマルヘッド39が上方に回動
した状態では画像印刷部36等の動作を停止させておく
必要があるので、光センサ51の検知出力の有無でサー
マルヘッド39の開閉の有無を検知して各部への電力供
給を制御するようになっている。
【0030】そこで、このラベルプリンタ34でラベル
シート25のラベル27と長尺用紙26とに画像印刷を
行なう場合の各種動作を図6及び図7に基づいて説明す
る。まず、このラベルプリンタ34では、上述のように
上部ハウジング42とサーマルヘッド39とを上方に開
放した状態でラベルシート25をシート供給部37から
画像印刷部36にセットしてからサーマルヘッド39と
上部ハウジング42とを閉止すると、この閉止をロック
センサ(図示せず)や光センサ51等で検知したCPU
52は、光センサ43の検知出力に基づいたプラテンロ
ーラ40の回転でラベルシート25を搬送してラベル2
7の前縁部をサーマルヘッド39下に位置させ、これを
初期状態として印刷動作に待機するようになっている。
【0031】そこで、上述のような状態で通信I/F5
6に接続したホストコンピュータ(図示せず)等から印
刷情報を受信すると、このラベルプリンタ34のCPU
52は、印刷情報をRAM54の受信バッファで一時記
憶してから印刷情報のキャラクタコードをROM53の
C/Gに従ってビットイメージデータに展開し、これを
RAM54のイメージバッファに一時記憶してからサー
マルヘッド39やステッピングモータ55の駆動を開始
する。
【0032】そこで、このラベルプリンタ34のCPU
52は、サーマルヘッド39の発熱走査でラベルシート
25のラベル27の印刷面12に一ラインの画像を印刷
してからステッピングモータ55によるプラテンローラ
40の回転駆動でラベルシート25を一ライン分だけ正
方向に搬送し、このような印刷動作を光センサ51がラ
ベル27の前縁部を検知するまで順次繰返す。そして、
このようにして画像情報が順次印刷されるラベル27の
前縁部を光センサ51でCPU52が検知すると、この
CPU52はラベル27の前後長に対応した数値をラベ
ル正搬送カウンタとしてRAM54にセットし、このセ
ット後にサーマルヘッド39やステッピングモータ55
等で一ラインの印刷動作を繰返す毎にラベル正搬送カウ
ンタから“1”を減算する。
【0033】そこで、このラベル正搬送カウンタが
“0”になったことを検知したCPU52がステッピン
グモータ55の回転駆動を停止すると、図6(a)に例
示するように、この状態では画像印刷が完了したラベル
27の前半部が剥離部材45で急角度に曲折した長尺用
紙26から剥離して光センサ51内から本体ハウジング
35の外方に突出しているので、同図(b)に例示する
ように、利用者(図示せず)は上述のようにしてラベル
プリンタ34が発行するラベル27を手作業で長尺用紙
26から剥離させることになる。この時、長尺用紙26
上から前方に突出させた発行中のラベル27は光センサ
51で検知されており、この発行されたラベル27を手
作業で長尺用紙26から剥離させて取出すと光センサ5
1の検知出力が停止することになる。
【0034】そこで、この光センサ51の検知出力の停
止によってラベル27の発行完了をCPU52が検知す
ると、このCPU52はラベル27の前後長に対応した
数値をシート逆搬送カウンタとしてRAM54にセット
し、ステッピングモータ55によるプラテンローラ40
を逆方向に回転駆動してラベルシート25を一ライン分
だけ逆方向に搬送し、このような搬送動作を繰返す毎に
シート逆搬送カウンタから“1”を減算する。そして、
このシート逆搬送カウンタが“0”になったことを検知
したCPU52がステッピングモータ55の回転駆動を
停止すると、同図(c)に例示するように、この状態で
はラベル27が剥離した長尺用紙26の印刷面32の前
縁部がサーマルヘッド39下に位置していることにな
る。
【0035】そこで、上述のようにして長尺用紙26の
逆搬送の完了をCPU52が検知すると、このCPU5
2は長尺用紙26の印刷面32の前後長に対応した数値
をシート正搬送カウンタとしてRAM54にセットし、
このセット後にサーマルヘッド39やステッピングモー
タ55等を駆動して長尺用紙26の印刷面32に所定画
像を一ライン毎に印刷する毎にシート正搬送カウンタか
ら“1”を減算する。
【0036】そして、このシート正搬送カウンタが
“0”になったことを検知したCPU52がステッピン
グモータ55の回転駆動を停止すると、同図(d)に例
示するように、この状態では画像印刷が完了した長尺用
紙26の先端部がシートカッタ48下から本体ハウジン
グ35の外方に突出しているので、同図(e)に例示す
るように、利用者は上述のようにしてラベルプリンタ3
4が発行する長尺用紙26の先端部をシートカッタ48
で切断することになる。
【0037】このようにすることで、このラベルプリン
タ34では、所望の画像を印刷したラベル27と長尺用
紙26とを共に発行することができるので、例えば、宛
先を印刷したラベル27を郵便物(図示せず)に貼付
し、このラベル27と同一内容を印刷した長尺用紙26
を受領票として顧客(図示せず)に発行するようなこと
ができる。しかも、このラベルプリンタ34は、上述の
ようにラベルシート25のラベル27と長尺用紙26と
の両方に一個のサーマルヘッド39で画像印刷を行なう
ようになっているので、その構造が簡易で小型軽量化や
生産性向上に寄与することができる。
【0038】つまり、本発明のラベルシート25では、
印刷面12に画像印刷を完了したラベル27を剥離させ
ると長尺用紙26の印刷面32に画像印刷を実行するこ
とができ、ラベル27と長尺用紙26との表面に位置す
る印刷面12,32を同等に取扱うことができるので、
上述のようにサーマルヘッド39が一個のラベルプリン
タ34でラベル27と長尺用紙26との両方に画像印刷
を実行することができる。
【0039】なお、本実施例のラベルプリンタ34で
は、画像印刷を完了した長尺用紙26をシートカッタ4
8で切断して受領票などとすることを例示したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、画
像印刷を完了したラベルをレシートとして買物袋(図示
せず)に貼付し、画像印刷を完了した長尺用紙をジャー
ナルとして格納するようなことも実施可能である。
【0040】また、本実施例のラベルシート25では、
矩形のラベル27の裏面の外周部に環状の接着面29を
形成し、長尺用紙26の表面には剥離面33を梯子状に
形成して矩形の印刷面32を連続的に点在させることを
例示したが、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば、矩形のラベルの裏面の両側部に接着面を
形成し、長手方向に連続する剥離面と印刷面とを長尺用
紙の表面の両側部と中央部とに各々形成するようなこと
も実施可能である。
【0041】さらに、ここではラベルシート25のラベ
ル27と長尺用紙26とに感熱性の印刷面12,32を
形成し、ラベルプリンタ34の画像印刷機構をサーマル
ヘッド39等で形成することを例示したが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、例えば、非感熱性
の白紙状態の印刷面をラベルと長尺用紙とに形成したラ
ベルシート(図示せず)や、画像印刷機構をインクジェ
ットヘッド等で形成したラベルプリンタ(図示せず)な
ども実施可能である。
【0042】また、本実施例のラベルプリンタ34で
は、ラベル27の発行後に長尺用紙26を逆搬送し、こ
の逆搬送の完了後に正搬送する長尺用紙26の印刷面3
2に画像印刷を行なうことを例示したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、ラベル27の発行後
に逆搬送する長尺用紙26の印刷面32に画像印刷を実
行し、この画像印刷と逆搬送との完了後に長尺用紙26
を正搬送することなども実施可能である。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、ラベルの裏面の
一部に接着面を形成すると共に長尺用紙の表面の接着面
に対向する部分に剥離面を形成し、この剥離面以外の
ベルの裏面に対向する長尺用紙の表面に印刷面を形成し
たことにより、印刷面に画像印刷を完了したラベルを剥
離させると長尺用紙の印刷面に画像印刷を実行すること
ができるので、例えば、印刷ヘッドが一個のラベルプリ
ンタでもラベルと長尺用紙との両方に画像印刷を実行す
ることができる等の効果を有するものである。
【0044】請求項2記載の発明は、ラベルシートを正
方向に搬送してラベルの印刷面に画像印刷を行なうラベ
ル印刷手段を設け、このラベル印刷手段でラベルに画像
印刷が行なわれたラベルシートを所定位置まで正方向に
搬送すると共に長尺用紙から剥離させてラベルを発行す
るラベル発行手段を設け、このラベル発行手段で発行す
るラベルが剥離した長尺用紙を所定位置まで逆方向に搬
送してから正方向に搬送するシート逆送手段を設け、こ
のシート逆送手段が搬送する長尺用紙の印刷面に画像印
刷を行なうシート印刷手段を設けたことにより、ラベル
と長尺用紙との両方に一個の印刷ヘッドで画像印刷を行
なうことができるので、その構造が簡易で小型軽量化や
生産性向上に寄与することができる等の効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例のラベルシート
を示す分解斜視図である。
【図2】長尺用紙からラベルが剥離する状態を示し、
(a)は長尺用紙にラベルシートが貼付された状態を示
す縦断側面図、(b)は長尺用紙からラベルシートが剥
離した状態を示す縦断側面図である。
【図3】請求項2記載の発明の一実施例のラベルプリン
タを示し、(a)は内巻きのラベルシートをセットした
状態の縦断側面図、(b)は外巻きのラベルシートをセ
ットした状態の縦断側面図である。
【図4】ラベルプリンタの上部ハウジングとラインヘッ
ドとを開放した状態を示す縦断側面図である。
【図5】ラベルプリンタの回路構造を示すブロック図で
ある。
【図6】ラベルプリンタの各種動作を示し、(a)は画
像印刷を完了したラベルを発行した状態を示す縦断側面
図、(b)は発行したラベルが長尺用紙から剥離した状
態を示す縦断側面図、(c)は長尺用紙に画像印刷を行
なう状態を示す縦断側面図、(d)は長尺用紙の先端部
を発行した状態を示す縦断側面図、(e)は長尺用紙の
先端部を切断した状態を示す縦断側面図である。
【図7】印刷動作を示すフローチャートである。
【図8】ラベルシートの第一の従来例を示す縦断側面図
である。
【図9】ラベルシートの第二の従来例を示す縦断側面図
である。
【図10】ラベルプリンタの一従来例を示す縦断側面図
である。
【符号の説明】
12
印刷面 25
ラベルシート 26
長尺用紙 27
ラベル 29
接着面 32
印刷面 33
剥離面 34
ラベルプリンタ 39
画像印刷機構 40,55
シート搬送機構 52 ラベル印刷手段、ラベル発行手段、シート逆送
手段、シート印刷手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 3/10 B41J 2/00 B65C 9/18 B65C 9/46 G09F 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷面が表面に形成されたラベルの裏面
    に粘着性を有する接着面を形成し、この接着面が着脱自
    在に貼付される剥離面を長尺用紙の表面に形成し、この
    長尺用紙の表面上に多数のラベルを連続的に配置したラ
    ベルシートにおいて、前記ラベルの裏面の一部に前記接
    着面を形成すると共に前記長尺用紙の表面の前記接着面
    に対向する部分に前記剥離面を形成し、この剥離面以外
    前記ラベルの裏面に対向する前記長尺用紙の表面に印
    刷面を形成したことを特徴とするラベルシート。
  2. 【請求項2】 印刷面が表面に形成されたラベルの裏面
    の一部に接着面を形成すると共に長尺用紙の表面に前記
    接着面に対向する剥離面と前記剥離面に隣接して前記ラ
    ベルの裏面に対向する印刷面とを部分的に形成して一体
    としたラベルシートを正逆方向に搬送するシート搬送機
    構と、このシート搬送機構が搬送する前記ラベルシート
    の印刷面に画像印刷を行なう画像印刷機構と、前記ラベ
    ルシートを前記シート搬送機構で正方向に搬送して前記
    ラベルの印刷面に前記画像印刷機構で画像印刷を行なう
    ラベル印刷手段と、このラベル印刷手段で前記ラベルに
    画像印刷が行なわれた前記ラベルシートを前記シート搬
    送機構で所定位置まで正方向に搬送すると共に前記長尺
    用紙から剥離させて前記ラベルを発行するラベル発行手
    段と、このラベル発行手段で発行する前記ラベルが剥離
    した前記長尺用紙を前記シート搬送機構で所定位置まで
    逆方向に搬送してから正方向に搬送するシート逆送手段
    と、このシート逆送手段が搬送する前記長尺用紙の印刷
    面に前記画像印刷機構で画像印刷を行なうシート印刷手
    段とよりなることを特徴とするラベルプリンタ。
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