JP7318254B2 - 印刷装置、印刷制御方法、プログラム - Google Patents

印刷装置、印刷制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本明細書の開示は、印刷装置、印刷制御方法、プログラムに関する。
従来から、熱を加えると発色する発色層を有する被印刷媒体(感熱紙)にサーマルヘッド(印刷ヘッド)を押しつけることで文字、図形等を印刷してラベルを作成するラベルプリンタが知られている。例えば、特許文献1には、サーマルヘッドに通電する通電時間を制御して印刷を行うプリンタが記載されている。
特開2009-297998号公報
ところで、市場に流通する被印刷媒体には、正規品ばかりではなく模造品も含まれている。模造品が品質において正規品に劣っている場合、ラベルプリンタで模造品の被印刷媒体が使用されると、正規品の被印刷媒体の品質誤認を招く虞があり、ひいては、ラベルプリンタそのものの性能に対する信頼を失うことになりかねない。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、ラベルプリンタにおける模造品の被印刷媒体の使用を制限する技術を提供することである。
本発明の一態様に係る印刷装置は、第1の切断対象領域と、前記第1の切断対象領域とは異なる第2の切断対象領域と、を有する長尺状の被印刷媒体に印刷を行う印刷部と、前記被印刷媒体を搬送する搬送部と、前記被印刷媒体を切断する切断部と、前記被印刷媒体の一部を切断する第2の切断部と、前記切断部と前記第2の切断部の間に配置され、前記被印刷媒体の先端から前記第2の切断対象領域の間の領域に印刷されている情報を検出する検出部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記被印刷媒体に印刷する印刷データを取得し、前記印刷部が前記被印刷媒体に印刷を行う前に、前記被印刷媒体の前記第2の切断対象領域が前記第2の切断部に達するまで前記搬送部が前記被印刷媒体を前記印刷部から前記切断部へ向かう方向へ搬送するように、前記搬送部を制御し、前記搬送部が前記第2の切断対象領域を前記第2の切断部まで搬送している期間中に、前記被印刷媒体の先端から前記第2の切断対象領域の間の領域において、前記検出部が前記情報を検出するように、前記検出部を制御し、前記検出部で検出された情報に所定の情報が含まれているかを判定し、前記情報に前記所定の情報が含まれていないと判定した場合に、前記印刷データに基づく前記印刷部の印刷動作を制限する。
本発明の一態様に係る印刷制御方法は、第1の切断部によって切断される第1の切断対象領域と、前記被印刷媒体の一部を切断する第2の切断部によって切断される第2の切断対象領域と、を有する長尺状の被印刷媒体に印刷を行う印刷部と、前記被印刷媒体を搬送する搬送部と、を含む印刷装置の印刷制御方法であって、前記被印刷媒体に印刷する印刷データを取得し、前記印刷部が前記被印刷媒体に印刷を行う前に、前記被印刷媒体の前記第2の切断対象領域が前記第2の切断部に達するまで前記搬送部が前記被印刷媒体を前記印刷部から前記切断部へ向かう方向へ搬送し、前記搬送部が前記第2の切断対象領域を前記第2の切断部まで搬送している期間中に前記被印刷媒体の先端から前記第2の切断対象領域の間の領域に印刷されている情報を検出し、検出した前記情報に所定のパターンが含まれているかを判定し、前記情報に前記所定のパターンが含まれていないと判定した場合に、前記印刷データに基づく前記印刷部の印刷動作を制限する。
本発明の一態様に係るプログラムは、印刷部を含む印刷装置のコンピュータに、第1の切断部によって切断される第1の切断対象領域と、前記被印刷媒体の一部を切断する第2の切断部によって切断される第2の切断対象領域と、を有する被印刷媒体に印刷する印刷データを取得し、前記印刷部が前記被印刷媒体に印刷を行う前に、前記被印刷媒体の前記第2の切断対象領域が前記第2の切断部に達するまで前記搬送部が前記被印刷媒体を前記印刷部から前記切断部へ向かう方向へ搬送し、前記搬送部が前記第2の切断対象領域を前記第2の切断部まで搬送している期間中に、前記被印刷媒体の先端から前記第2の切断対象領域の間の領域に印刷されている情報を取得し、前記情報に所定のパターンが含まれているかを判定し、前記情報に前記所定のパターンが含まれていないと判定した場合に、前記印刷データに基づく前記印刷部の印刷動作を制限する処理を実行させる。
上記の態様によれば、ラベルプリンタにおける模造品の被印刷媒体の使用を制限することができる。
蓋4を閉じた状態における印刷装置1の平面図である。 蓋4を開けた状態における印刷装置1の平面図である。 被印刷媒体40の構成を説明するための図である。 印刷装置1のハードウェア構造を示すブロック図である。 被印刷媒体40を示す図である。 被印刷媒体40の先端部分に印刷された識別マークの別の例を示す図である。 印刷装置1が行う処理のフローチャートの一例である。 正規品と模造品での発色に必要な熱量の違いを示した図である。 被印刷媒体40上の各領域の名称を説明するための図である。 第1の実施形態に係る印刷装置1が行う印刷制御処理のフローチャートである。 図10に示す印刷制御処理の各工程における被印刷媒体の状態を示した図である。 第2の実施形態に係る印刷装置が行う別の印刷制御処理のフローチャートである。 図12に示す印刷制御処理の各工程における被印刷媒体の状態を示した図である。
[第1の実施形態]
図1は、蓋4を閉じた状態における印刷装置1の平面図である。図2は、蓋4を開けた状態における印刷装置1の平面図である。以下、図1及び図2を参照しながら、印刷装置1の構成について説明する。
印刷装置1は、被印刷媒体40に印刷を行う感熱方式のラベルプリンタである。被印刷媒体40は、長尺状の感熱テープであり、印刷装置1の正規品の被印刷媒体である。被印刷媒体40は、例えば、図3に示すような5層構造を有している。即ち、セパレータL1と、粘着層L2と、基材L3と、発色層L4と、保護層L5とがこの順に積層されている。
セパレータL1は粘着層L2を覆うように剥離可能に基材L3に貼り付けられている。セパレータL1の材料は、例えば、紙であるが、紙に限らず、PET(ポリエチレンテレフタレート)であってもよい。粘着層L2は、基材L3に塗布された粘着材である。基材L3の材料は、例えば、有色のPETである。発色層L4は、熱エネルギーの加熱により発色する感熱発色層である。保護層L5の材料は、例えば、透明なPETである。
印刷装置1は、図1に示すように、装置筐体2と、入力部3と、開閉自在な蓋4と、窓5と、表示部6と、を備えている。また、図示しないが、装置筐体2には、電源コード接続端子、外部機器接続端子、記憶媒体挿入口等が設けられている。
入力部3は、装置筐体2の上面に設けられている。入力部3は、入力キー、十字キー、変換キー、決定キーなどの種々のキーを備える。利用者は、入力部3を用いることで印刷データの作成及び編集指示を印刷装置1へ入力することができる。
蓋4は、装置筐体2上に配置されている。利用者は、ボタン4aを押下してロック機構を解除することで、図2に示すように、蓋4を開けることができる。蓋4には、蓋4が閉じた状態でも印刷装置1に被印刷媒体40が収容されているか否かを目視で確認可能とするために、窓5が形成されている。また、蓋4は、表示部6を有している。
表示部6は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどである。表示部6はタッチパネル付きのディスプレイであってもよく、入力部3の一部として機能しても良い。表示部6は、編集画面、印刷プレビュー画面などの種々の情報を表示する。
装置筐体2は、図2に示すように、蓋4の下方に、媒体アダプタ収容部2aと、プラテンローラ7と、サーマルヘッド8を備えている。媒体アダプタ収容部2aには、被印刷媒体40を収容した媒体アダプタ20が収容される。また、装置筐体2は、さらに、被印刷媒体40が排出される排出口2bとサーマルヘッド8の間に、フルカッター9と、ハーフカッター10と、イメージセンサ11を備えている。ハーフカッター10、イメージセンサ11、フルカッター9は、排出口2b側から、例えば、この順番で配設されている。
プラテンローラ7は、被印刷媒体40を搬送する搬送部である。プラテンローラ7は、搬送用モータ32(図4参照)の回転により回転する。搬送用モータ32は、例えば、ステッピングモータ、直流(DC)モータなどである。プラテンローラ7は、媒体アダプタ20から繰り出された被印刷媒体40をサーマルヘッド8との間に狭持しながら回転することで、被印刷媒体40を搬送方向に搬送する。
サーマルヘッド8は、被印刷媒体40に印刷を行う印刷部である。サーマルヘッド8は、被印刷媒体40の搬送方向に直交する主走査方向に配列された複数の発熱素子8a(図4参照)を有し、発熱素子8aで被印刷媒体40を加熱することにより一ラインずつ印刷を行う。
フルカッター9は、被印刷媒体40を切断する切断部であり、被印刷媒体40にフルカットを行うことでテープ片を作成する。なお、フルカットとは、被印刷媒体40を構成する層の全てを被印刷媒体40の幅方向に沿って切断する動作のことである。
ハーフカッター10は、被印刷媒体40を切断する第2の切断部であり、被印刷媒体40にハーフカットを行うことで被印刷媒体40に切れ目を入れる。なお、ハーフカットとは、被印刷媒体40のうちのセパレータL1(図3参照)以外の層を幅方向に沿って切断する動作のことである。
イメージセンサ11は、被印刷媒体40の印刷面に印刷されている情報を検出する検出部であり、被印刷媒体40の搬送路上、より詳細には、サーマルヘッド8と排出口2bの間に配置されている。イメージセンサ11は、二次元配列した画素を含む二次元イメージセンサであることが望ましく、例えば、CMOSイメージセンサ、CCDイメージセンサなどであってもよい。
図4は、印刷装置1のハードウェア構造を示すブロック図である。印刷装置1は、上述した構成要素に加えて、図4に示すように、制御回路12、ROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)14、表示駆動回路15、ヘッド駆動回路16、サーミスタ17、搬送用モータ駆動回路31、搬送用モータ32、エンコーダ33、カッターモータ駆動回路34、カッターモータ35、テープ幅検出スイッチ36、ジャム検出センサ18を備える。
制御回路12は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを含む制御部である。制御回路12は、ROM13に格納されているプログラムをRAM14に展開し実行することで、印刷装置1の各部(例えば、表示部6、プラテンローラ7、サーマルヘッド8、イメージセンサ11)を制御する。
ROM13は、後述する図5に示す処理を行うためのプログラム、プログラムの実行に必要な各種データ(例えば、フォント等)が格納されたメモリである。RAM14は、プログラムの実行に用いられるワークメモリである。なお、印刷装置1での処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、ROM13のような非一時的な記録媒体が含まれる。
表示駆動回路15は、例えば、液晶表示ドライバ回路、有機EL表示ドライバ回路である。表示駆動回路15は、RAM14に格納されている表示データに基づいて表示部6を制御する。
ヘッド駆動回路16は、制御回路12の制御下において、印刷データと制御信号に基づいてサーマルヘッド8が有する発熱素子8aへの通電を制御する。サーマルヘッド8は、主走査方向に配列された複数の発熱素子8aを有する。サーマルヘッド8は、発熱素子8aで被印刷媒体40を加熱することにより被印刷媒体40に一ラインずつ印刷を行う。つまり、印刷装置1において、制御回路12は、ヘッド駆動回路16を介して発熱素子8aへの通電を制御することで、サーマルヘッド8を制御する制御部である。
サーミスタ17は、サーマルヘッド8に埋め込まれている。サーミスタ17は、サーマルヘッド8の温度を測定する。
搬送用モータ駆動回路31は、制御回路12の制御下で、搬送用モータ32を駆動する。搬送用モータ32は、例えばステッピングモータであってもよく、直流(DC)モータであってもよい。搬送用モータ32は、プラテンローラ7を回転させる。なお、搬送用モータ32は、搬送用モータ駆動回路31の制御下で、被印刷媒体40を繰り出す方向である順方向だけではなく、被印刷媒体40を巻戻す方向である逆方向にも回転する。
プラテンローラ7は、搬送用モータ32の駆動力によって回転し、被印刷媒体40の長手方向(副走査方向、搬送方向)に沿って、被印刷媒体40を搬送する。プラテンローラ7は、搬送用モータ32が順方向に回転しているときには、媒体アダプタ20から被印刷媒体40を繰り出して、被印刷媒体40を順方向へ搬送する。また、プラテンローラ7は、搬送用モータ32が逆方向に回転しているときには、媒体アダプタ20から繰り出されている被印刷媒体40を巻戻して、被印刷媒体40を逆方向へ搬送する。
エンコーダ33は、搬送用モータ32又はプラテンローラ7の駆動量(回転量)に応じて信号を制御回路12へ出力する。エンコーダ33は、搬送用モータ32の回転軸に設けられていてもよく、プラテンローラ7の回転軸に設けられていてもよい。制御回路12は、エンコーダ33からの信号に基づいて被印刷媒体40の搬送量を特定することができる。
なお、搬送用モータ32がステッピングモータである場合には、制御回路12は、搬送用モータ32を駆動する搬送用モータ駆動回路31へ入力した信号(入力パルス数)に基づいて搬送量を特定してもよい。従って、搬送用モータ32がステッピングモータである場合には、エンコーダ33は省略されてもよく、制御回路12は、搬送用モータ駆動回路31へ入力した信号(入力パルス数)に基づいて搬送量を特定してもよい。
カッターモータ駆動回路34は、制御回路12の制御下において、カッターモータ35を駆動する。フルカッター9は、カッターモータ35の動力によって動作し、被印刷媒体40の全ての層を切断し、テープ片を作成する。ハーフカッター10は、カッターモータ35の動力によって動作し、被印刷媒体40のうちのセパレータL1以外の層(L2-L5)を切断する。
テープ幅検出スイッチ36は、媒体アダプタ20の形状に基づいて媒体アダプタ20に収容されている被印刷媒体40の幅を検出するためのスイッチであり、媒体アダプタ収容部2aに設けられている。テープ幅検出スイッチ36は、媒体アダプタ収容部2aに複数設けられている。異なるテープ幅に対応する媒体アダプタ20は、複数のテープ幅検出スイッチ36をそれぞれ異なる組み合わせで押下するように構成されている。これにより、制御回路12が、押下されたテープ幅検出スイッチ36の組み合わせから、媒体アダプタ20の種類を特定し、媒体アダプタ20に収容されている被印刷媒体40の幅(テープ幅)を検出する。
ジャム検出センサ18は、搬送路の途中で被印刷媒体40が詰まる紙詰まり(ペーパージャム)を検出するセンサである。ジャム検出センサ18の構成は特に限定しないが、例えば、搬送路上に設けられたローラ表面の色を監視するセンサであってもよい。ローラの色を監視するセンサを用いることで、ローラが被印刷媒体40を巻き込んでしまったことによって発生する紙詰まりを容易に検出することができる。
図5は、被印刷媒体40を示す図である。図6は、被印刷媒体40の先端部分に印刷された識別マークの別の例を示す図である。図7は、印刷装置1が行う処理のフローチャートの一例である。図8は、正規品と模造品での発色に必要な熱量の違いを示した図である。以下、図5から図8を参照しながら、印刷装置1の動作について説明する。
印刷装置1の正規品の被印刷媒体40の先端部分には、図5に示すように、製品出荷時点において、正規品であることを示す識別マークMが印刷されている。図5に示す識別マークMは、長尺状のテープの長手方向に整列した複数の黒ラインからなるパターンであるが、被印刷媒体40の先端部分に印刷された識別マークは、この例に限らない。識別マークMの代わりに、例えば、図6に示すように、識別マークM1が被印刷媒体40の先端部分に印刷されていてもよい。なお、図6に示す識別マークM1は、千鳥格子パターンを有している。
上述した印刷装置1は、正規品の被印刷媒体の先端部分には識別マークが印刷されていることを前提に図7に示す処理を行う。これにより、模造品の被印刷媒体の使用を制限することができる。
具体的には、印刷装置1に印刷指示が入力されると、印刷装置1は、まず、印刷データを取得する(ステップS1)。ここでは、例えば、利用者が入力部3を操作することで、制御回路12が入力部3から印刷データを取得してもよい。なお、印刷データとは、被印刷媒体に印刷するデータであり、より詳細には、被印刷媒体40の印刷領域に印刷する印刷パターンに対応するデータである。印刷パターンは、図形であっても文字であってもよい。
次に、印刷装置1は、被印刷媒体40の印刷面に印刷されている情報を検出する(ステップS2)。ここでは、イメージセンサ11が被印刷媒体40の印刷面の画像を取得することで、印刷面に印刷されている情報を検出する。つまり、制御回路12は、印刷データをサーマルヘッド8に印刷させる際に、イメージセンサ11に被印刷媒体40の印刷面を検出させる。なお、印刷面とは、被印刷媒体40の表面のうちサーマルヘッド8によって熱が加えられる面であり、図3の保護層L5の側の面である。また、印刷データを印刷するとは、印刷データに基づいてその印刷データに対応する印刷パターンを印刷することをいう。
その後、印刷装置1は、ステップS2で検出した情報に所定の情報が含まれているか否かを判定する(ステップS3)。ここで、所定の情報とは、被印刷媒体40が正規品であることを示す情報であり、例えば、上述した識別マークM、識別マークM1が示す所定のパターンである。
所定の情報が含まれていないと判定した場合には(ステップS3:NO)、被印刷媒体40が正規品であると確認できないため、印刷装置1は、印刷を行わない。つまり、印刷データに基づく印刷部の印刷動作を制限して、処理を終了する。その結果、被印刷媒体40が模造品の被印刷媒体である場合には、被印刷媒体40の使用が制限される。
一方、被印刷媒体40が正規品である場合には、被印刷媒体40の先端部分には識別マークが印刷されていて、ステップS2においてその識別マークが示す正規品パターンが検出される。そのため、ステップS3では、所定の情報が含まれていると判定される。そして、所定の情報が含まれていると判定した場合には(ステップS3:YES)、被印刷媒体40が正規品であると確認できているため、印刷装置1のサーマルヘッド8は、ステップS1で取得した印刷データを被印刷媒体40に印刷する。つまり、サーマルヘッド8が印刷データに基づいて印刷パターンを被印刷媒体40に印刷する(ステップS4)。
印刷パターンの印刷が終了すると、その後、印刷装置1は、印刷パターンが印刷されている印刷領域の搬送方向に対して上流側に、所定のパターンを印刷し(ステップS5)、図7に示す処理を終了する。これにより、次回の印刷制御処理において、被印刷媒体40が正規品か否かを判定することが可能となる。
以上のように、印刷装置1では、図7に示す処理を行うことで、被印刷媒体40の先端部分に識別マークが存在するか否かが判定される。これにより、先端部分に何らマークがされていない場合や、印刷されているマークが識別マークとは異なる場合には、被印刷媒体40への印刷を中止することができる。このため、印刷装置1における模造品の使用を制限することができる。
さらに、印刷装置1では、被印刷媒体40の先端部分に識別マークが存在し、正常に印刷が行われた場合には、印刷領域の搬送方向に対して上流側に、新たな識別マークを印刷する。これにより、次回印刷を行う場合にも、識別マークの有無によって被印刷媒体40が正規品であることを確認することができる。
なお、一般に、模造品の被印刷媒体は、正規品の被印刷媒体に比べてコストを抑えて製造されている。このため、例えば、図3に示す発色層L4が保護層L5によって十分に保護されていないなどの理由によって、正規品の被印刷媒体が発色する熱量(図8のラインL12)に比べて、低い熱量(図8のラインL11)で発色してしまう。従って、印刷装置1が模造品の被印刷媒体に対して図7のステップS5の処理を行うと、正規品の被印刷媒体に最適化された熱量が模造品の被印刷媒体に加わる。この熱量は、模造品の被印刷媒体に識別マークを印刷するために必要とされる以上の熱量であるので、模造品の被印刷媒体には、識別マークとは異なるマークが印刷されることになる。例えば、識別マークに黒ラインが含まれる場合であれば、黒ラインの幅が予定した幅よりも太く印刷され得る。また、識別マークに黒と白の千鳥格子が含まれる場合には、黒の比率が予定より高く印刷され得る。その結果、模造品の被印刷媒体の製造時に被印刷媒体の先端に精巧な識別マークを印刷し初回の印刷時に模造品の使用制限をすり抜けたとしても、二回目以降の印刷における模造品の使用を確実に制限することができる。
このように、印刷装置1によれば、サーマルヘッド8で感熱テープである被印刷媒体に印刷が行われる場合、模造品の被印刷媒体に印刷装置1を用いて識別マークを良好に印刷することが極めて困難であるという事実を利用することで、模造品の被印刷媒体の使用を効果的に制限することができる。
図9は、被印刷媒体40上の各領域の名称を説明するための図である。以下、図9を参照しながら、作成したラベルを剥がしやすくするためにハーフカッター10で先端付近に切れ目を入れたラベル片を作成する場合を例にして、印刷装置1の更に望ましい構成について説明する。
制御回路12は、プラテンローラ7が被印刷媒体40の第1の切断対象領域をサーマルヘッド8からフルカッター9まで搬送している期間中に、サーマルヘッド8が識別マークを被印刷媒体40に印刷するように、プラテンローラ7及びサーマルヘッド8を制御することが望ましい。以下にその理由について説明する。
第1の切断対象領域は、印刷データに基づく印刷が行われる印刷領域よりも搬送方向の上流側に位置している。なお、第1の切断対象領域とは、被印刷媒体40の領域であって、フルカッター9で切断される領域のことである。印刷データに基づく印刷終了後に、印刷装置1は、被印刷媒体40を切断するために、第1の切断対象領域をフルカッター9まで搬送する。この搬送期間中に識別マークを印刷することで、識別マークを印刷するために新たな搬送動作を追加する必要がない。このため、ラベル片の作成時間が従来の印刷装置に比べて極端に長くなることを回避することができる。
また、制御回路12は、サーマルヘッド8が被印刷媒体40に印刷を行う前に、被印刷媒体40の第2の切断対象領域がハーフカッター10に達するまでプラテンローラ7が被印刷媒体40をサーマルヘッド8からフルカッター9へ向かう第1方向(以降、順方向とも記す)へ搬送するようにプラテンローラ7を制御してもよい。そして、制御回路12は、プラテンローラ7が第2の切断対象領域をハーフカッター10まで搬送している期間中に、イメージセンサ11が印刷面の情報を検出するように、イメージセンサ11を制御してもよい。さらに、この場合、イメージセンサ11は、図2に示すように、フルカッター9とハーフカッター10の間に設けることが望ましい。以下にその理由について説明する。
ハーフカッター10を備える印刷装置1では、被印刷媒体40の先端付近にハーフカットを行って切れ目を入れておくことで、ラベル片が作成された後に、基材を剥離紙から剥がしやすくすることができる。なお、第2の切断対象領域とは、この切れ目を入れるために、ハーフカッター10で切断される被印刷媒体40の領域のことである。ハーフカッター10はフルカッター9よりも搬送方向の下流側に位置していることから、ハーフカットを印刷前に行う場合には、印刷装置1は、被印刷媒体40を第1方向へ搬送することで第2の切断対象領域をハーフカッター10まで搬送する。この搬送期間中に印刷面の情報を検出することで、正規品か否かを判定するための情報を検出するために新たな搬送動作を追加する必要がない。このため、ラベル片の作成時間が従来の印刷装置に比べて極端に長くなることを回避することができる。
また、イメージセンサ11をフルカッター9とハーフカッター10の間に設けることで、上記の搬送期間中に、被印刷媒体40の先端から第2の切断対象領域の間の領域、つまり、図9に示すハーフカット余白に印刷された情報を検出することが可能となる。ハーフカット余白は、印刷データに基づく印刷が行われた基材を剥離紙から剥がしたときに、剥離紙と共に捨てられる領域である。このため、ハーフカット余白は、ラベル片の完成後には必要とされない識別マークの印刷場所として好適である。
また、制御回路12は、サーマルヘッド8が被印刷媒体40に印刷を行う前に、被印刷媒体40の印刷開始領域がサーマルヘッド8に到達するまでプラテンローラ7が被印刷媒体40をフルカッター9からサーマルヘッド8へ向かう第2方向(以降、逆方向とも記す。)へ搬送するように、プラテンローラ7を制御してもよい。そして、制御回路12は、プラテンローラ7が印刷開始領域をサーマルヘッド8まで搬送している期間中に、イメージセンサ11が印刷面の情報を検出するように、イメージセンサ11を制御してもよい。さらに、この場合、イメージセンサ11は、フルカッター9とサーマルヘッド8の間に設けることが望ましい。以下にその理由について説明する。
被印刷媒体40の先端付近にハーフカットを行わない場合には、印刷開始前に順方向に搬送することなく印刷開始領域がサーマルヘッド8に到達するまで第2方向へ被印刷媒体40を搬送することができる。なお、印刷開始領域とは、被印刷媒体40の領域であって、印刷領域の先端部分の領域のことである。イメージセンサ11をフルカッター9とサーマルヘッド8の間に設けて、この搬送期間中に印刷面の情報を検出することで、正規品か否かを判定するための情報を検出するために新たな搬送動作を追加する必要がない。このため、ラベル片の作成時間が従来の印刷装置に比べて極端に長くなることを回避することができる。
図10は、印刷装置1が行う印刷制御処理のフローチャートである。図11は、図10に示す印刷制御処理の各工程における被印刷媒体40の状態を示した図である。以下、図10及び図11を参照しながら、ハーフカットを行う場合を例に印刷装置1が行う印刷制御方法について、さらに具体的に説明する。
印刷装置1に印刷指示が入力されると、印刷装置1は、印刷プログラムを実行して図10に示す印刷制御処理を開始する。なお、図11(a)は、印刷制御処理の開始時における被印刷媒体40の状態を示している。図11(a)では、被印刷媒体40の先端はフルカッター9がある位置Fに位置している。
印刷装置1は、印刷制御処理が開始されると、印刷指示と共に入力された印刷データを取得し(ステップS11)、その後、順方向への搬送と印刷面に印刷されている情報の検出を行う(ステップS12)。ここでは、制御回路12は、プラテンローラ7とイメージセンサ11を制御して、第2の切断対象領域がハーフカッター10に達するまでプラテンローラ7が被印刷媒体40を順方向へ搬送し、その間、イメージセンサ11が印刷面に印刷されている情報を被印刷媒体40から検出する。なお、図11(b)は、ステップS12終了時における被印刷媒体40の状態を示している。図11(b)では、被印刷媒体40の第2の切断対象領域はハーフカッター10がある位置Hに位置している。
次に、印刷装置1は、被印刷媒体40が正規品であるか否かを判定する(ステップS13)。ここでは、制御回路12は、ステップS12においてイメージセンサ11が検出した情報に基づいて被印刷媒体40が正規品であるか否かを判定する。具体的には、制御回路12は、検出した情報に識別マークが示す正規品パターンが含まれているか否かを判定する。より具体的には、制御回路12は、検出した情報に正規品パターンと一致するものが含まれている場合に、検出した情報に含まれる正規品パターンが含まれると判定してもよい。さらに、制御回路12は、検出した情報に含まれる正規品パターンに類似するパターンと正規品パターンとの類似度を算出して、算出した類似度が所定の閾値以上の場合に、検出した情報に含まれる正規品パターンが含まれると判定してもよい。これにより、印刷装置1の使用環境(例えば、温度、湿度など)によって印刷装置1によって正規品に印刷される識別マークがわずかに変化する場合であっても、正規品の使用が制限されることを回避することができる。
印刷装置1は、ステップS13で被印刷媒体40が正規品ではないと判定すると(ステップS14:NO)、図10に示す処理を終了する。これにより、模造品の使用を制限することができる。
印刷装置1は、ステップS13で被印刷媒体40が正規品であると判定すると(ステップS14:YES)、ハーフカットを行う(ステップS15)。ここでは、制御回路12がハーフカッター10を制御することで、ハーフカッター10が被印刷媒体40の第2の切断対象領域に切れ目を入れる。なお、図11(c)は、ステップS15終了時における被印刷媒体40の状態を示している。
ハーフカットが終了すると、印刷装置1は、逆方向への搬送を行う(ステップS16)。ここでは、制御回路12は、プラテンローラ7を制御して、プラテンローラ7は、サーマルヘッド8に達するまで被印刷媒体40を逆方向へ搬送する。なお、図11(d)は、ステップS16終了時における被印刷媒体40の状態を示している。図11(d)では、被印刷媒体40の印刷開始領域はハーフカッター10がある位置Pに位置している。
逆搬送が終了すると、印刷装置1は、順方向への搬送と印刷パターンの印刷を行う(ステップS17)。ここでは、制御回路12は、プラテンローラ7とサーマルヘッド8を制御して、印刷領域の末端がサーマルヘッド8に達するまでプラテンローラ7が被印刷媒体40を順方向へ搬送し、その間、サーマルヘッド8が、被印刷媒体40に印刷データに基づいて印刷パターンの印刷を行う。なお、図11(e)は、ステップS17終了時における被印刷媒体40の状態を示している。
印刷パターンの印刷が終了すると、印刷装置1は、順方向への搬送と正規品パターンの印刷を行う(ステップS18)。ここでは、制御回路12は、プラテンローラ7とサーマルヘッド8を制御して、プラテンローラ7が第1の切断対象領域をサーマルヘッド8からフルカッター9まで搬送し、その間、サーマルヘッド8が、被印刷媒体40に正規品パターン(識別マーク)を印刷する。なお、図11(f)は、ステップS18終了時における被印刷媒体40の状態を示している。図11(f)では、第1の切断対象領域はフルカッター9がある位置Fに位置している。
正規品パターンの印刷が終了すると、印刷装置1は、フルカットを行い(ステップS19)、図10に示す印刷制御処理を終了する。ここでは、制御回路12がフルカッター9を制御することで、フルカッター9が被印刷媒体40の第1の切断対象領域を切断し、ラベル片を作成する。なお、図11(g)は、ステップS19終了時における被印刷媒体40の状態を示している。
以上のように、印刷装置1は、図10に示す印刷制御処理を行うことで、印刷前に正規品か否かを判定することで模造品の使用を制限しながら、印刷後に次回印刷時のための識別マークを印刷することができる。従って、印刷装置1によれば、模造品の使用を継続して制限することができる。
[第2の実施形態]
図12は、本実施形態に係る印刷装置が行う別の印刷制御処理のフローチャートである。図13は、図12に示す印刷制御処理の各工程における被印刷媒体の状態を示した図である。以下、図12及び図13を参照しながら、ハーフカットを行わない場合を例に印刷装置が行う印刷制御方法について、具体的に説明する。なお、本実施形態に係る印刷装置(以降、単に印刷装置と記す。)は、イメージセンサ11がフルカッター9とサーマルヘッド8の間に配置されている点が、印刷装置1とは異なる。
印刷装置に印刷指示が入力されると、印刷装置は、印刷プログラムを実行して図12に示す印刷制御処理を開始する。なお、図13(a)は、印刷制御処理の開始時における被印刷媒体40の状態を示している。図13(a)では、被印刷媒体40の先端はフルカッター9がある位置Fに位置している。
印刷装置は、印刷制御処理が開始されると、印刷指示と共に入力された印刷データを取得する(ステップS21)。なお、ステップS21は、図10のステップS11の処理と同様である。
その後、印刷装置は、逆方向への搬送と印刷面に印刷されている情報の検出を行う(ステップS22)。ここでは、制御回路12は、プラテンローラ7とイメージセンサ11を制御して、印刷開始領域がサーマルヘッド8に達するまでプラテンローラ7が被印刷媒体40を逆方向へ搬送し、その間、イメージセンサ11が印刷面に印刷されている情報を被印刷媒体40から検出する。なお、図13(b)は、ステップS22終了時における被印刷媒体40の状態を示している。図13(b)では、被印刷媒体40の印刷開始領域はサーマルヘッド8がある位置Pに位置している。
次に、印刷装置は、被印刷媒体40が正規品であるか否かを判定する(ステップS23)。なお、ステップS23は、図10のステップS13の処理と同様である。印刷装置は、ステップS23で被印刷媒体40が正規品ではないと判定すると(ステップS24:NO)、図12に示す処理を終了する。これにより、模造品の使用を制限することができる。
印刷装置1は、ステップS23で被印刷媒体40が正規品であると判定すると(ステップS24:YES)、順方向への搬送と印刷パターンの印刷を行う(ステップS25)。この処理は、図10のステップS17の処理と同様である。なお、図13(c)は、ステップS25終了時における被印刷媒体40の状態を示している。
印刷パターンの印刷が終了すると、印刷装置1は、順方向への搬送と正規品パターンの印刷を行う(ステップS26)。ここでは、制御回路12は、プラテンローラ7とサーマルヘッド8を制御して、プラテンローラ7が第1の切断対象領域をサーマルヘッド8からフルカッター9まで搬送し、その間、サーマルヘッド8が、被印刷媒体40に正規品パターン(識別マーク)を印刷する。なお、図13(d)は、ステップS26終了時における被印刷媒体40の状態を示している。図13(d)では、第1の切断対象領域はフルカッター9がある位置Fに位置している。
正規品パターンの印刷が終了すると、印刷装置1は、フルカットを行い(ステップS27)、図12に示す印刷制御処理を終了する。ここでは、制御回路12がフルカッター9を制御することで、フルカッター9が被印刷媒体40の第1の切断対象領域を切断し、ラベル片を作成する。なお、図13(e)は、ステップS27終了時における被印刷媒体40の状態を示している。
以上のように、印刷装置1、図12に示す印刷制御処理を行うことで、印刷前に正規品か否かを判定することで模造品の使用を制限しながら、印刷後に次回印刷時のための識別マークを印刷することができる。従って、本実施形態に係る印刷装置によっても、模造品の使用を継続して制限することができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。印刷装置、印刷制御方法、及び、プログラムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
上述した実施形態では、被印刷媒体の先端部分に識別マークが見つからない場合には、正規品であることが確認できないため、被印刷媒体の使用を制限する例を示したが、特定の条件下では、正規品か否かの判定処理を省略して印刷処理を行ってもよい。例えば、ペーパージャムが発生した場合、その後の最初の印刷では、正規品か否かの判定処理を省略してもよい。これは、たとえ正規品が使用されている場合であってもペーパージャムによって被印刷媒体の先端部分が変形していて識別マークが正しく読み取れない可能性が高いからである。
上述した実施形態では、被印刷媒体の先端がフルカッターの位置Fにある場合を例に説明したが、フィード操作が行われると、被印刷媒体の先端はフルカッターの位置Fとは異なる位置に位置する。従って、フィード操作後に印刷指示が入力された場合には、被印刷媒体の先端をフルカッターの位置Fまで巻き戻してから上述した処理を開始してもよい。また、フィード操作後に、手動のカット操作が行われた場合には、被印刷媒体の先端に印刷されていた識別マークも被印刷媒体から切り離されてしまう。このため、制御回路12は、カット操作に連動して識別マークを印刷するように、印刷部を制御してもよい。
上述した実施形態では、印刷装置として、入力部3と表示部6を備える印刷装置を例示したが、印刷装置は、必ずしも入力部3と表示部6を備えていなくてもよい。例えば、印刷装置とは異なる外部の情報処理装置から印刷データを受信することで印刷を行う印刷装置であってもよい。
識別マークの印刷は、次回の正規品か否かの判定のために行われる。従って、印刷装置1が印刷を終了する前に識別マークの印刷が行われればよい。例えば、制御回路12は、フルカッター9が被印刷媒体40を切断する毎に、その切断前に識別マークをサーマルヘッド8に印刷させてもよい。また、例えば、制御回路12は、印刷データを被印刷媒体40に複数回連続して印刷する連続印刷をサーマルヘッド8に行わせるときには、連続印刷が終了した後に識別マークをサーマルヘッド8に印刷させてもよい。つまり、各回の印刷後には識別マークを印刷せずに、すべての印刷が終了した後に識別マークを印刷してもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
長尺状の被印刷媒体に印刷を行う印刷部と、
前記被印刷媒体の印刷面に印刷されている情報を検出する検出部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記被印刷媒体に印刷する印刷データを取得し、
前記印刷データを前記印刷部に印刷させる際に、前記検出部に前記被印刷媒体の印刷面を検出させ、
前記検出部で検出された情報に所定の情報が含まれているかを判定し、
前記情報に前記所定の情報が含まれていないと判定した場合に、前記印刷データに基づく前記印刷部の印刷動作を制限する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記2]
付記1に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記情報に前記所定の情報が含まれていると判定した場合に、
前記印刷部が、
前記印刷データを前記被印刷媒体に印刷し、
前記印刷データの印刷後に、前記所定の情報を前記被印刷媒体に印刷する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記3]
付記1又は付記2に記載の印刷装置において、
前記所定の情報は、前記被印刷媒体が正規品であることを示す情報である
ことを特徴とする印刷装置。
[付記4]
付記3に記載の印刷装置において、
前記所定の情報は、前記被印刷媒体が正規品であることを示す所定のパターンである
ことを特徴とする印刷装置。
[付記5]
付記4に記載の印刷装置において、
前記制御部は、
前記情報に含まれる前記所定のパターンに類似するパターンと前記所定のパターンとの類似度を算出し、
前記類似度が所定の閾値以上の場合に、前記情報に前記所定のパターンが含まれていると判定する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記6]
付記1乃至付記5のいずれか1つに記載の印刷装置において、
前記被印刷媒体は、感熱テープであり、
前記印刷部は、サーマルヘッドである
ことを特徴とする印刷装置。
[付記7]
付記1乃至付記6のいずれか1つに記載の印刷装置において、
前記検出部は、前記印刷部と排出口との間の搬送路上に配置されたイメージセンサである
ことを特徴とする印刷装置。
[付記8]
付記1乃至付記7のいずれか1項に記載の印刷装置において、さらに、
前記被印刷媒体を搬送する搬送部と、
前記被印刷媒体を切断する切断部と、を備え、
前記制御部は、前記搬送部が前記被印刷媒体の第1の切断対象領域を前記印刷部から前記切断部まで搬送している期間中に、前記印刷部が前記情報を前記被印刷媒体に印刷するように、前記搬送部と前記印刷部を制御する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記9]
付記8に記載の印刷装置において、さらに、
前記被印刷媒体の一部を切断する第2の切断部と、を備え、
前記検出部は、前記切断部と前記第2の切断部の間に配置され、
前記制御部は、
前記印刷部が前記被印刷媒体に印刷を行う前に、前記被印刷媒体の第2の切断対象領域が前記第2の切断部に達するまで前記搬送部が前記被印刷媒体を前記印刷部から前記切断部へ向かう方向へ搬送するように、前記搬送部を制御し、
前記搬送部が前記第2の切断対象領域を前記第2の切断部まで搬送している期間中に、前記検出部が前記情報を検出するように、前記検出部を制御する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記10]
付記2に記載の印刷装置において、さらに、
前記被印刷媒体を切断する切断部と、を備え、
前記制御部は、前記切断部が前記被印刷媒体を切断する毎に、前記情報を前記印刷部に印刷させる
ことを特徴とする印刷装置。
[付記11]
付記2に記載の印刷装置において、さらに、
前記制御部は、前記印刷データを前記被印刷媒体に複数回連続して印刷する連続印刷を前記印刷部に行わせるときに、前記連続印刷が終了した後に前記情報を前記印刷部に印刷させる
ことを特徴とする印刷装置。
[付記12]
長尺状の被印刷媒体に印刷を行う印刷部を含む印刷装置の印刷制御方法であって、
前記被印刷媒体に印刷する印刷データを取得し、
前記印刷データを前記印刷部に印刷させる際に、前記被印刷媒体の印刷面に印刷されている情報を検出し、
検出した前記情報に所定のパターンが含まれているかを判定し、
前記情報に前記所定のパターンが含まれていないと判定した場合に、前記印刷データに基づく前記印刷部の印刷動作を制限する
ことを特徴とする印刷制御方法。
[付記13]
印刷部を含む印刷装置のコンピュータに、
前記被印刷媒体に印刷する印刷データを取得し、
前記印刷データを前記印刷部に印刷させる際に、前記被印刷媒体の印刷面に印刷されている情報を取得し、
前記情報に所定のパターンが含まれているかを判定し、
前記情報に前記所定のパターンが含まれていないと判定した場合に、前記印刷データに基づく前記印刷部の印刷動作を制限する
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
1 印刷装置
2 装置筐体
2a 媒体アダプタ収容部
3 入力部
4 蓋
4a ボタン
5 窓
6 表示部
7 プラテンローラ
8 サーマルヘッド
8a 発熱素子
9 フルカッター
10 ハーフカッター
11 イメージセンサ
12 制御回路
13 ROM
14 RAM
15 表示駆動回路
16 ヘッド駆動回路
17 サーミスタ
18 ジャム検出センサ
20 媒体アダプタ
31 搬送用モータ駆動回路
32 搬送用モータ
33 エンコーダ
34 カッターモータ駆動回路
35 カッターモータ
36 テープ幅検出スイッチ
40 被印刷媒体
L1 セパレータ
L2 粘着層
L3 基材
L4 発色層
L5 保護層
M、M1、M2 識別マーク
L11、L12 ライン
F、H、P、S 位置

Claims (11)

  1. 第1の切断対象領域と、前記第1の切断対象領域とは異なる第2の切断対象領域と、を有する長尺状の被印刷媒体に印刷を行う印刷部と、
    前記被印刷媒体を搬送する搬送部と、
    前記被印刷媒体を切断する切断部と、
    前記被印刷媒体の一部を切断する第2の切断部と、
    前記切断部と前記第2の切断部の間に配置され、前記被印刷媒体の先端から前記第2の切断対象領域の間の領域に印刷されている情報を検出する検出部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記被印刷媒体に印刷する印刷データを取得し、
    前記印刷部が前記被印刷媒体に印刷を行う前に、前記被印刷媒体の前記第2の切断対象領域が前記第2の切断部に達するまで前記搬送部が前記被印刷媒体を前記印刷部から前記切断部へ向かう方向へ搬送するように、前記搬送部を制御し、
    前記搬送部が前記第2の切断対象領域を前記第2の切断部まで搬送している期間中に、前記被印刷媒体の先端から前記第2の切断対象領域の間の領域において、前記検出部が前記情報を検出するように、前記検出部を制御し、
    前記検出部で検出された情報に所定の情報が含まれているかを判定し、
    前記情報に前記所定の情報が含まれていないと判定した場合に、前記印刷データに基づく前記印刷部の印刷動作を制限する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において
    記制御部は、前記搬送部が前記被印刷媒体の前記第1の切断対象領域を前記印刷部から前記切断部まで搬送している期間中に、前記印刷部が前記情報を前記被印刷媒体に印刷するように、前記搬送部と前記印刷部を制御する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、前記情報に前記所定の情報が含まれていると判定した場合に、
    前記印刷部が、
    前記印刷データを前記被印刷媒体に印刷し、
    前記印刷データの印刷後に、前記所定の情報を前記被印刷媒体に印刷する
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記所定の情報は、前記被印刷媒体が正規品であることを示す情報である
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項4に記載の印刷装置において、
    前記所定の情報は、前記被印刷媒体が正規品であることを示す所定のパターンである
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項5に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、
    前記情報に含まれる前記所定のパターンに類似するパターンと前記所定のパターンとの類似度を算出し、
    前記類似度が所定の閾値以上の場合に、前記情報に前記所定のパターンが含まれていると判定する
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記被印刷媒体は、感熱テープであり、
    前記印刷部は、サーマルヘッドである
    ことを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記検出部は、前記印刷部と排出口との間の搬送路上に配置されたイメージセンサである
    ことを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項1に記載の印刷装置において、さらに、
    前記制御部は、前記印刷データを前記被印刷媒体に複数回連続して印刷する連続印刷を前記印刷部に行わせるときに、前記連続印刷が終了した後に前記情報を前記印刷部に印刷させる
    ことを特徴とする印刷装置。
  10. 第1の切断部によって切断される第1の切断対象領域と、前記被印刷媒体の一部を切断する第2の切断部によって切断される第2の切断対象領域と、を有する長尺状の被印刷媒体に印刷を行う印刷部と、前記被印刷媒体を搬送する搬送部と、を含む印刷装置の印刷制御方法であって、
    前記被印刷媒体に印刷する印刷データを取得し、
    前記印刷部が前記被印刷媒体に印刷を行う前に、前記被印刷媒体の前記第2の切断対象領域が前記第2の切断部に達するまで前記搬送部が前記被印刷媒体を前記印刷部から前記切断部へ向かう方向へ搬送し、
    前記搬送部が前記第2の切断対象領域を前記第2の切断部まで搬送している期間中に、前記被印刷媒体の先端から前記第2の
    切断対象領域の間の領域に印刷されている情報を検出し、
    検出した前記情報に所定のパターンが含まれているかを判定し、
    前記情報に前記所定のパターンが含まれていないと判定した場合に、前記印刷データに基づく前記印刷部の印刷動作を制限する
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  11. 印刷部を含む印刷装置のコンピュータに、
    第1の切断部によって切断される第1の切断対象領域と、前記被印刷媒体の一部を切断する第2の切断部によって切断される第2の切断対象領域と、を有する被印刷媒体に印刷する印刷データを取得し、
    前記印刷部が前記被印刷媒体に印刷を行う前に、前記被印刷媒体の前記第2の切断対象領域が前記第2の切断部に達するまで前記搬送部が前記被印刷媒体を前記印刷部から前記切断部へ向かう方向へ搬送し、
    前記搬送部が前記第2の切断対象領域を前記第2の切断部まで搬送している期間中に、前記被印刷媒体の先端から前記第2の切断対象領域の間の領域に印刷されている情報を取得し、
    前記情報に所定のパターンが含まれているかを判定し、
    前記情報に前記所定のパターンが含まれていないと判定した場合に、前記印刷データに基づく前記印刷部の印刷動作を制限する
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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