JP3304722B2 - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JP3304722B2 JP28589495A JP28589495A JP3304722B2 JP 3304722 B2 JP3304722 B2 JP 3304722B2 JP 28589495 A JP28589495 A JP 28589495A JP 28589495 A JP28589495 A JP 28589495A JP 3304722 B2 JP3304722 B2 JP 3304722B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動ジャイロに関
し、さらに詳しく述べると、回転角速度を検知すること
により移動体の位置を検出し、適切な誘導を行うナビゲ
ーションシステム、または外的振動を検知し、適切な制
振を行う手振れ防止装置などの除振システムなどに応用
できる振動ジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、本発明の背景となる従来の振動
ジャイロの一例を示す要部断面図である。この振動ジャ
イロ1は例えば四角柱状の振動子3を含み、振動子3は
略短冊状の第1の圧電体基板5a及び第2の圧電体基板
5bを積層してなる。これら第1の圧電体基板5a及び
第2の圧電体基板5bは、互いに逆の厚み方向に分極さ
れる。そして、第1の圧電体基板5aの主面には、その
幅方向に一定の間隔をおいて2つの分割電極7a,7b
が形成され、第2の圧電体基板5bの主面には,共通電
極9が形成される。また、第1の圧電体基板5a及び第
2の圧電体基板5b間には、ダミー電極10が形成され
る。さらに、第2の圧電体基板5bの主面におけるノー
ド部分近傍には、支持部材11が共通電極9に接触する
ように取り付けられ、その接触部分を半田13で覆うよ
うに半田付けされる。ここで、支持部材11は、細い線
状の金属材によって形成され、共通電極9と電気的に接
続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の振動ジャイロでは、支持部材11を振動子3の共
通電極9に直接接触させ、さらにその接触部分すべてを
半田13によって堅固に固定しているので、振動子3の
振動が支持部材11から外部に漏れて減衰してしまい、
温度ドリフトやノイズの原因となっていた。
【0004】それゆえ、本発明の目的は、上述の問題点
を解決することであり、振動子を効率よく振動させるこ
とができる振動ジャイロを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の振動ジャイロは、柱状の振動子と、振動
子の少なくとも1つの側面のノード部分近傍に形成され
る電極と、振動子のノード部分近傍で、前記振動子の長
手方向に直交する方向に伸びて形成され、かつ前記振動
子の側面との間に隙間をあけて、しかも前記電極に対し
て略平行に対向して配置された振動ジャイロにおいて、
前記支持部材と前記電極が対向している部分において、
前記支持部材の一部をその間に位置する接続手段を介し
て前記電極に電気的に接続することによって前記支持部
材を前記電極に固定し、さらに、前記支持部材と前記電
極の固定部分以外の部分において、前記支持部材と前記
振動子の側面をその隙間に設けられた弾性接着剤を介し
て接合したことを特徴とする。
【0006】すなわち、本発明の振動ジャイロでは、振
動子の側面及び支持部材が直接接触せず、支持部材と電
極とを電気的に接続する接続手段以外は、弾性接着剤に
よって接合されているため、振動子の振動が、弾性接着
剤に吸収されて支持部材から外部に漏れにくくなる。
【0007】よって、本発明の振動ジャイロによれば、
振動子を効率よく振動させることができ、温度ドリフト
の改善やノイズの低減を実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明による振動ジャイロ
の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明
による振動ジャイロの第1の実施の形態を示す要部断面
図である。この振動ジャイロ21は例えば四角柱状の振
動子23を含み、振動子23は略短冊状の第1の圧電体
基板25a及び第2の圧電体基板25bを積層してな
る。これら第1の圧電体基板25a及び第2の圧電体基
板25bは、矢印Pで示すように、互いに逆の厚み方向
に分極される。そして、第1の圧電体基板25aの主面
には、その幅方向に間隔をおいて2つの分割電極27
a,27bが形成され、第2の圧電体基板25bの主面
には,共通電極29が形成され、第1の圧電体基板5a
及び第2の圧電体基板5b間には、ダミー電極30が形
成される。なお、このダミー電極30は形成されなくと
もよい。
【0009】また、第2の圧電体基板25bの主面にお
けるノード部分近傍には、細い線状の金属材からなる支
持部材31が取り付けられる。ここでは、支持部材31
の中央部を湾曲させて形成した突起部31aを、第2の
圧電体基板25bの主面に形成した共通電極29の幅方
向の中央に接触させる。これにより、支持部材31及び
共通電極29が電気的に接続され、支持部材31が、例
えば0.1mm〜0.5mmの間隔をおいて、第2の圧
電体基板25bに対向するように配置される。そして、
第2の圧電体基板25bの主面と支持部材31とが互い
に対向する部分において、第2の圧電体基板25bの主
面に形成された共通電極29の幅方向の中央と、突起部
31aの周囲との間を半田33によって接合させ、それ
以外の部分を例えばシリコン樹脂を含む弾性接着剤35
によって接合させる。なお、ここでは、共通電極29の
幅方向の中央と突起部31aの周囲とを半田33によっ
て接合させたが、半田33の代りに接着剤等を用いても
よい。
【0010】さらに、振動子3の2つの分割電極27
a,27bには、発振回路(図示せず)の一方の出力端
がそれぞれ接続される。そして、振動子23の共通電極
29には、支持部材31を介して発振回路の他方の出力
端が接続される。また、2つの分割電極27a,27b
は、差動増幅回路(図示せず)の2つの入力端にそれぞ
れ接続される。
【0011】このような振動ジャイロ21では、第1の
圧電体基板25a及び第2の圧電体基板25bが互いに
逆の厚み方向に分極されているので、2つの分極電極2
7a,27b及び共通電極29間に、発振回路から出力
される例えば正弦波信号等の駆動信号を印加すれば、第
1の圧電体基板25a及び第2の圧電体基板25bが互
いに逆に振動する。この場合、第1の圧電体基板25a
がその長手方向に伸びているときには、第2の圧電体基
板25bがその長手方向に縮む。逆に、第1の圧電体基
板25aがその長手方向に縮んでいるときには、第2の
圧電体基板25bがその長手方向に伸びる。そのため、
振動子23は、その主面に直交する方向に屈曲振動す
る。
【0012】その状態で、振動ジャイロ21が振動子2
3の中心軸を中心に回転すると、その回転角速度に応じ
たコリオリ力が、第1の圧電体基板25a及び第2の圧
電体基板25bの主面に平行に、且つ振動子23の中心
軸に直交する方向に働く。そのため、振動子23の屈曲
振動の方向が変わり、2つの分極電極27a,27b間
には、その回転角速度に応じた信号が発生する。そし
て、2つの分極電極27a,27b間に発生する信号
は、差動増幅回路によって検出される。したがって、こ
の振動ジャイロ21では、差動増幅回路の出力信号によ
って、回転角速度を検知することができる。
【0013】そして、支持部材31と共通電極29との
接合部において、支持部材31の突起部31aの周囲以
外は、弾性を有する弾性接着剤35によって接合されて
いるため、振動子23の振動は弾性接着剤35に吸収さ
れて支持部材31から外部に漏れにくくなる。よって、
振動ジャイロ21では、振動子23を効率よく振動させ
ることができ、温度ドリフトやノイズの原因を低減でき
る。
【0014】次に、本発明による振動ジャイロの第2の
実施の形態を図面を用いて説明する。なお、上述した第
1の実施の形態と同一またはそれに相当する部分につい
ては、同一番号を付してその説明を省略する。図2は、
本発明による振動ジャイロの第2の実施の形態を示す要
部断面図である。この振動ジャイロ41は振動子23を
含み、振動子23の第2の圧電体基板25bの主面にお
けるノード部分近傍には、細い線状の金属材からなる支
持部材51が取り付けられる。ここでは、支持部材51
を、例えば0.1mm〜0.5mmの間隔をおいて、第
2の圧電体基板25bに対向するように配置させる。そ
して、第2の圧電体基板25bの主面と支持部材51が
互いに対向する部分において、第2の圧電体基板25b
の主面に形成された共通電極29の幅方向の中央と、支
持部材51の中央部との間を半田53によって接合さ
せ、これによって、支持部材51及び共通電極29を電
気的に接続する。そして、それ以外の部分を弾性接着剤
55によって接合させる。なお、ここでは、共通電極2
9の幅方向の中央と支持部材51の中央部との間を半田
53によって接合させたが、半田53の代りに導電性の
接着剤等を用いてもよい。
【0015】このような振動ジャイロ41でも、支持部
材51と共通電極29との接合部において、共通電極2
9の幅方向の中央と支持部材51の中央部との間以外
は、弾性を有する弾性接着剤55によって接合されてい
るため、振動子23の振動は弾性接着剤55に吸収され
て支持部材51から外部に漏れにくくなる。よって、振
動子23を効率よく振動させることができ、温度ドリフ
トの改善またはノイズの低減が実現できる。
【0016】なお、上述した第1、第2の実施の形態で
は、振動子23を用いて説明したが、本発明の振動ジャ
イロの振動子はこれに限定されず、支持部材を取り付け
る側面を少なくとも1つ有する柱状の振動子であれば、
形状はどのようなものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における振動ジャイ
ロを示す要部断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における振動ジャイ
ロを示す要部断面図である。
【図3】従来の振動ジャイロを示す要部断面図である。
【符号の説明】
21 振動ジャイロ 23 振動子 29 共通電極(電極) 31 支持部材 31a 突起部(接続手段) 35 弾性接着剤
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 19/56 G01P 9/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状の振動子と、 該振動子の少なくとも1つの外側の側面のノード部分近
    に形成される電極と、 前記振動子のノード部分近傍で、前記振動子の長手方向
    に直交する方向に伸びて形成され、かつ前記振動子の外
    側の側面との間に隙間をあけて、しかも前記電極に対し
    て略平行に対向して配置された線状の支持部材とを含む
    振動ジャイロにおいて、前記支持部材と前記電極が対向している部分において、
    前記支持部材の一部をその間に位置する接続手段を介し
    て前記電極に電気的に接続することによって前記支持部
    材を前記電極に固定し、 さらに、前記支持部材と前記電極の固定部分以外の部分
    において、前記支持部材と前記振動子の外側の側面をそ
    の隙間に設けられた弾性接着剤を介して接合した ことを
    特徴とする振動ジャイロ。
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