JPH07110337A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JPH07110337A
JPH07110337A JP5255612A JP25561293A JPH07110337A JP H07110337 A JPH07110337 A JP H07110337A JP 5255612 A JP5255612 A JP 5255612A JP 25561293 A JP25561293 A JP 25561293A JP H07110337 A JPH07110337 A JP H07110337A
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JP
Japan
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angular velocity
velocity sensor
vibrating
detection
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP5255612A
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English (en)
Inventor
Jiro Terada
二郎 寺田
Masaharu Ushihara
正晴 牛原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5255612A priority Critical patent/JPH07110337A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広い温度範囲で温度特性に優れかつ安価な角
速度センサ装置を提供することを目的とする。 【構成】 検知軸に沿って互いに平行になるように構成
された第1,第2の振動ユニット41,51と、第1,
第2の振動ユニット41,51の同一平面上に第1,第
2の駆動用素子43,53と第1,第2の検知用素子4
5,46,55,56とをそれぞれ配置した構成としこ
の同一平面にしたことにより、広い温度特性に優れた角
速度センサを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動を用いた角速度セ
ンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、角速度センサを用いたジャイロス
コープを慣性航法装置として飛行機、船舶等の移動する
物体の方位を知る方法として機械式ジャイロが主に使わ
れているが、安定した方位が得られるが、機械式である
ため装置が大がかりとなりコストも高く、小型化が望ま
れる機器への応用が困難であった。
【0003】一方、回転力を用いずに物体を振動させ
て、その振動を検知用素子からコリオリの力を検出する
圧電式および電磁式の振動型角速度センサ装置がある。
これらは、ジャイロを構成する質量の運動が一定速度の
運動でない振動となっているため、角速度が変わった場
合、コリオリの力は、質量の振動数の振動トルクとして
生じる。このトルクによる振動を検出することによって
角速度を測定するのが振動形角速度センサ装置の原理で
あり、特に圧電素子を用いた角速度センサ装置が種々提
案されている(日本航空宇宙学会誌第23巻第257号
ページ239−350)。
【0004】以下に、従来の角速度センサを図面を用い
て説明する。図10は、従来例における角速度センサの
斜視図である。図10において、1,2はFe,Niを
主体とした金属板を折曲げ構成した左右対称の一対の第
1,第2の振動ユニットで、この第1,第2の振動ユニ
ット1,2は駆動部と検知部とを、一体化した構造で、
かつ駆動部と検知部が、同一方向上に互いに向かい合う
ように直交に配置されている。1a,2aは振動部材
1,2の中央で折曲げられた折曲部で、この折曲部1
a,2aより上部が検知部となり、下部が駆動部とな
る。3,4,5,6は圧電素子であり、圧電セラミック
スの両面にAg電極を設けることにより構成されてい
る。7は金属ブロックで左右一対の振動部材1,2を平
行に接合保持している。8は支持棒で、金属ブロック7
の中央の穴に挿入され、振動部材1,2からなる音叉部
全体を支えている。9は支持棒8を固定する端子ベース
で、Feを主体としリード端子10,11,12,1
3,14,15と支持棒8とを絶縁ガラス16,17,
18,19,20,21,22に介在させて、植設して
いる。10,11,12,13はリード端子で4箇所の
圧電素子3,4,5,6からの電気信号を外部に導き出
す端子である。23,24,25,26はリードワイヤ
で、圧電素子3,4,5,6とリード端子10,11,
12,13とを接続している。27は缶キャップで、端
子ベース9と溶接にて接合し角速度センサを構成してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、金属板を折曲げ構成して駆動部3,4と検
知部5,6が同一方向上に互いに向かい合うように直交
に配置するように一体化したセンサ手段として第1,第
2の振動ユニット1,2を構成するため、温度変化を与
えると検知部と駆動部とが折曲げられている部分で可動
し、直交角度が変化するために広い温度範囲でオフセッ
ト出力変動が少ないセンサが得られないという課題を有
していた。また、温度特性が良好でかつ直交角度が変化
せず高精度を得るために金属ブロックを削り出して振動
部材を構成すると、製造コストが高くなるという課題を
有していた。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で広い温度範囲で温度特性に優れかつ安価な角速度セン
サを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の角速度センサは、検知軸に沿って互いに平行
になるように構成された第1,第2の振動ユニットと、
前記第1,第2の振動ユニットの表面か裏面のどちらか
一方の同一平面上にそれぞれ配置された第1,第2の駆
動用素子と第1,第2の検知用素子とからなる構成を有
している。
【0008】
【作用】この構成によって、圧電素子を用いて駆動部と
検知部を同一平面上で構成し、圧電素子の面に沿って振
動させ振動方向と直交する振動信号成分を同一平面で検
知することにより、広い温度範囲で温度特性に優れた角
速度センサを提供するものである。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0010】図1は、本発明による角速度センサの斜視
図、図2は本発明による角速度センサの振動ユニットの
拡大図である。従来例と同一のものについては同一符号
を付し詳細な説明は省略する。図1,図2において、4
0は検知軸で、41,51はFe,Niを主体とした金
属板からなる振動板の両面に電極を施した圧電素子から
なる左右対称の一対の第1,第2の振動ユニットで、検
知軸40に沿って互いに平行となるように構成されてい
る。45,46は第1の検知用素子、55、56は第2
の検知用素子、43は第1の駆動用素子、53は第2の
駆動用素子で、互いに電極構成されかつ分極されて、第
1,第2の振動ユニット41,51と同一平面上に構成
されている。8は支持棒で、端子ベース9の中央の穴
(図示せず)に挿入され、第1,第2の振動ユニット4
1,51からなる音叉部全体を支えている。また、この
端子ベース9はFeを主体としリード端子10,11,
12,13,14,15と支持棒8とを絶縁ガラス1
6,17,18,19,20,21,22を介在させ、
植設させている。10,11,12,13はリード端子
で圧電素子からの電気信号を外部に導き出す端子であ
る。23,24,25,26はリードワイヤで、圧電素
子とリード端子10,11,12,13とを接続してい
る。27は缶キャップで、端子ベース9と溶接にて接合
し角速度センサを構成する。
【0011】図3は、本発明の第1の振動ユニットの拡
大図である。図3において、41は第1の振動ユニット
で、その中央に第1の駆動用素子43、両端に第1の検
知用素子45,46を第1の振動ユニット41の同一平
面上に有している。この第1の駆動用素子43,44お
よび第1の検知用素子45,46は電極構成されかつ同
一平面上に電界印加により局部的に伸縮を得るための分
極を互いに逆向き方向にかつ厚み方向に分極しており、
本実施例では、第1の駆動用素子43の一方および第1
の検知用素子45,46はプラス、第1の駆動用素子4
3の他方はマイナスに分極されている。ここで、図中の
「+」、「−」は分極方向を示している。なお、第2の
振動ユニットについても、第1の振動ユニット同様に構
成される。
【0012】以上のように構成された角速度センサの動
作について以下に、図面を用いて説明する。図4は本発
明のセンサ手段駆動回路のブロックダイヤグラムであ
る。61は電荷増幅手段で、センサ手段の中心軸に回転
(角速度)を与えることより振動ユニットの第1の検知
用素子45,46から発生した検知電荷信号を検知電圧
信号に変換する。62は発振手段で、第1の振動ユニッ
トの第1の駆動用素子43,44から発生した検知電荷
信号から駆動同期信号を出力する。63は同期整流手段
で、電荷増幅手段61からの検知電圧信号を発振手段6
2の出力である駆動同期信号により同期検波して整流し
角速度整流信号を出力する。64はローパスフィルタ手
段で、同期整流手段からの角速度整流信号を入力して平
滑し角速度信号情報を得る。
【0013】なお、図5,図6に示すようにU字形の振
動ユニットの構成、図8に示すように圧電素子が音叉の
左右で各々個別に貼付けられ駆動部および検知部が一体
化する構成にしても、本実施例と同様である。
【0014】さらに第1,第2の検知素子は、第1,第
2の振動ユニットの表面か裏面のどちらか一方に配置し
ても本実施例と同様である。
【0015】(実施例2)以下、本発明の他の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0016】図7は、本発明の他の実施例における振動
ユニットの拡大図である。従来例および実施例1と同一
のものについては同一符号を付し詳細な説明は省略す
る。図7において、71,72は、Fe,Niを主体と
した金属板からなる振動板の両面に電極を施した圧電素
子からなる左右対称の一対の第1,第2の振動ユニッ
ト、その中央に第1の駆動用素子74、第2の駆動用素
子75、両端部に第1の検知部45,46、第2の検知
部55,56を有しており、第1,第2の駆動ユニット
71,72の縦方向の中央よりどちらか一方に寄せた構
成とする。この第1の駆動用素子74、第2の駆動用素
子75および第1の検知用素子45,46、第2の検知
用素子55,56は電極構成されかつ同一面上に電界印
加により局部的に伸縮を得るための分極を互いに逆向き
方向にかつ厚み方向に分極されている。
【0017】なお、図8,図9に示すようにU字形のセ
ンサ手段の構成にしても、本実施例と同様である。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、検知軸に沿って
互いに平行になるように構成された第1,第2の振動ユ
ニットと、前記第1,第2の振動ユニットの表面か裏面
のどちらか一方の同一平面上にそれぞれ配置された第
1,第2の駆動用素子と第1,第2の検知用素子を構成
した角速度センサとすることにより、振動ユニットを振
動させた時、駆動振動の方向と検知部の方向が同一平面
上に構成されているので、検知部への不要信号が低減さ
れる。また、同一平面上に検知用素子と、駆動用素子が
構成されることにより、広い温度範囲で、かつ、急激な
温度変化に対し特性変化の少ない角速度センサを提供で
きる。さらに、構造が簡単なため、量産性に優れ、低コ
スト化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の角速度センサの一実施例の斜視図
【図2】同要部である振動ユニットの拡大図
【図3】同要部である第1の振動ユニットの拡大図
【図4】同要部である振動ユニットのブロックダイヤグ
ラム
【図5】同他の実施例の要部であるU字形の振動ユニッ
トの斜視図
【図6】同他のU字形の振動ユニットの斜視図
【図7】同他の実施例における振動ユニットの拡大図
【図8】同他の実施例のU字形の振動ユニットの斜視図
【図9】同他のU字形の振動ユニットの斜視図
【図10】従来例における角速度センサの斜視図
【符号の説明】
41 第1の振動ユニット 51 第2の振動ユニット 45,46 第1の検知用素子 43 第1の駆動用素子 53 第2の駆動用素子 55,56 第2の検知用素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知軸に沿って互いに平行になるように
    構成された第1,第2の振動ユニットと、前記第1,第
    2の振動ユニットの表面か裏面のどちらか一方の同一平
    面上に第1,第2の駆動用素子と第1,第2の検知用素
    子をそれぞれ配置することを特徴とする角速度センサ。
  2. 【請求項2】 第1または第2の検知用素子および駆動
    用素子が電極構成されかつ分極された分極方向が互いに
    異なることを特徴とする請求項1記載の角速度センサ。
  3. 【請求項3】 振動ユニットの両端に検知用素子、中央
    部に駆動用素子を配置することを特徴とする請求項1記
    載の角速度センサ。
  4. 【請求項4】 第1および第2の振動ユニットが略U字
    形であることを特徴とする請求項1記載の角速度セン
    サ。
JP5255612A 1993-10-13 1993-10-13 角速度センサ Pending JPH07110337A (ja)

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JP5255612A JPH07110337A (ja) 1993-10-13 1993-10-13 角速度センサ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6253613B1 (en) 1996-02-21 2001-07-03 Fujitsu Limited Tuning fork vibratory gyro utilizing a piezoelectric transversal effect
JPWO2006038675A1 (ja) * 2004-10-07 2008-05-15 松下電器産業株式会社 角速度センサ

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US6484576B2 (en) 1996-02-21 2002-11-26 Fujitsu Limited Tuning-fork vibratory gyro
JPWO2006038675A1 (ja) * 2004-10-07 2008-05-15 松下電器産業株式会社 角速度センサ
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