JP3290688B2 - 自転車用フロントディレーラ - Google Patents

自転車用フロントディレーラ

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JP3290688B2 JP05531592A JP5531592A JP3290688B2 JP 3290688 B2 JP3290688 B2 JP 3290688B2 JP 05531592 A JP05531592 A JP 05531592A JP 5531592 A JP5531592 A JP 5531592A JP 3290688 B2 JP3290688 B2 JP 3290688B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内ガイドプレートおよ
び外ガイドプレートを備え、前記内ガイドプレートおよ
び前記外ガイドプレートがチエンに押圧作用して、前記
チエンを外径が異なる少なくとも3枚の大径フロントギ
ヤ、中径フロントギヤ、小径フロントギヤに掛け換える
自転車用フロントディレーラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自転車用フロントディレーラにお
いて、例えば実開昭62−174994号公報に示され
るように、内ガイドプレートのチエンに押圧作用するチ
エン押圧部のうち、中径ギヤから大径ギヤへのチエン掛
け換え時に作用する高速用押圧部が、小径ギヤから中径
ギヤへのチエン掛け換え時に作用する中速用押圧部に対
し外ガイドプレート側に突出するように構成し、中速用
押圧部と高速用押圧部が面一状態にあるディレーラを使
用して変速操作するに比しては、チエンが小径ギヤに掛
かる低速から、チエンが大径ギヤに掛かる高速への変速
に必要となるディレーラの操作ストロークを少なくしな
がら変速操作できるようになったものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来ディレーラの
場合、中径ギヤから大径ギヤへのチエン掛け換え時、チ
エンが大径ギヤの歯先側に持ち上がってから、チエンを
さらに歯先上に位置するように前記高速用押圧部によっ
て押圧操作するためのディレーラ操作が必要であること
から、変速に必要なデイレーラ操作ストロークの減少化
が十分ではなく、変速操作の容易化がまだ十分にはでき
ていなかった。本発明の目的は、変速に必要な操作スト
ロークが十分に少なくて済む自転車用フロントディレー
ラを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による自転車用フ
ロントディレーラにあっては、目的達成のために、冒頭
に記したものにおいて、前記フロントギヤのうちの小径
フロントギヤから中径フロントギヤへのチエン掛け換え
時、前記チエンを前記中径フロントギヤ側に押圧する第
1押圧部、前記フロントギヤのうちの前記中径フロント
ギヤから大径フロントギヤへのチエン掛け換え時、前記
チエンを前記大径フロントギヤ側に押圧し、かつ、前記
第1押圧部に対し前記外ガイドプレート側に突出する第
2押圧部、前記中径フロントギヤから前記大径フロント
ギヤへのチエン掛け換え時、前記大径フロントギヤの回
転軸芯方向視で前記大径フロントギヤの径方向外側に位
置して前記チエンを前記大径フロントギヤ側に押圧し、
かつ、前記第2押圧部(11b)に対し、前記内ガイド
プレート(11)の前端側に位置するとともに、前記外
ガイドプレート(12)側に更に突出する第3押圧部
(11c)を前記内ガイドプレート(11)に備えてあ
ることを特徴とする。そして、その作用、効果はつぎの
とおりである。
【0005】
【作用】中径フロントギヤから大径フロントギヤへのチ
エン掛け換え時、チエンとギヤ側面との摩擦でチエンが
ギヤの歯先側に持ち上がるように構成した大径フロント
ギヤの場合には、そのギヤ側面にチエンを押し付けた
り、大径フロントギヤが側部に備えるチエン掛止用のス
パイクなどの係止部でチエンの持ち上げを行う大径フロ
ントギヤの場合には、その掛止部にチエンを係止させる
ように、第2押圧部がチエンを大径フロントギヤ側に押
圧するのであり、そして、この第2押圧部は第1押圧部
に対し外ガイドプレート側に突出していることにより、
第1押圧部と第2押圧部が面一状にある場合に比して少
ない操作ストロークのディレーラ操作をすることによ
り、中径フロントギヤから大径フロントギヤへのチエン
掛け換えができる。しかも、チエンが大径フロントギヤ
に対してその歯先側に持ち上がると、第3押圧部がチエ
ンをさらに押圧して大径フロントギヤの歯先上に位置さ
せることにより、第2押圧部がチエンに押圧作用すると
ころの位置に操作した内ガイドプレートをさらに大径フ
ロント側に移動させるためのディレーラ操作をしなくと
も、チエンが大径フロントギヤに掛け換わる。
【0006】
【発明の効果】第1、第2および第3押圧部の作用によ
り、チエンを中径フロントギヤから大径フロントギヤに
寄せ操作するための操作ストロークと、大径フロントギ
ヤの歯先側に持ち上がったチエンをその歯先の上側に押
し操作するための操作ストロークの両面から、変速に必
要な全体としての操作ストロークが少なくて済み、わず
かなストロークの操作をするだけで操作簡単かつ迅速に
変速操作できるようになった。
【0007】
【実施例】図12に示すように、二つの抜き孔S,Sを
備える内ガイドプレート11と外ガイドプレート12を
連結してなるチエンガイド10と、支持部材13とを一
対の揺動リンク14a,14aによって連結し、揺動リ
ンク14aなどでなる揺動リンク機構14の作用によ
り、チエンガイド10が支持部材13に対して移動する
ことを可能に構成するとともに、揺動リンク機構14に
作用するリターンばね(図示せず)がチエンガイド10
を一方に移動付勢するように構成して、自転車用のフロ
ントディレーラを構成してある。このディレーラは、図
1に示すように、支持部材13に備えてある取り付けバ
ンド部13aをして車体フレームFに取り付けるととも
に、一方の揺動リンク14aに連設してある操作アーム
16に変速ワイヤ(図示せず)を連結し、この変速ワイ
ヤの引っ張りおよび緩め操作による操作アーム16の揺
動操作をすることにより、変速ワイヤの引っ張り操作力
と、リターンばねの付勢力とのためにチエンガイド10
が外径が大、中、小異なる3枚のフロントギヤ1,2,
3の回転軸芯方向に移動し、ガイドプレート11および
12がチエン5に押圧作用してフロントギヤ1,2,3
に対するチエン5の掛け換えをするように構成してあ
る。
【0008】図17〜図21に示すように、内ガイドプ
ート11に第1押圧部11a、突条の第2押圧部11
b、この第2押圧部11bよりガイドプレート前端側に
位置する第3押圧部11cを備えさせるとともに、第1
押圧部11aはガイドプレート11の端部でなり、第2
押圧部11bおよび第3押圧部11cを内ガイドプレー
ト11のプレス成形時に外ガイドプレート12側に膨出
するように同時にプレス成形した二段形状の段部Dによ
って形成することにより、第2押圧部11bが第1押圧
部11aに対し外ガイドプレート12側に突出し、第3
押圧部11cが第2押圧部11bに対し外ガイドプレー
ト12側に突出するように構成してある。中径フロント
ギヤ2から大径フロントギヤ1へのチエン掛け換えを行
うようにチエンガイド10を操作した場合、その際に内
ガイドプレート11が存在するところの位置と、前記段
部Dに備えてある形状とに起因して、第3押圧部11c
がフロントギヤ1,2,3の回転軸芯方向視で大径フロ
ントギヤ1の外側に位置するように、しかも、この場
合、チエン5が大径フロントギヤ1にまだ咬合しないで
歯先上に位置していると、ギヤ1に咬合した後に比し、
チエン5の一部がまだギヤ1の歯間に入り込んでいない
分だけ、ギヤ1の回転軸芯からギヤ半径方向外側により
離れた箇所に位置することに起因して、第3押圧部11
cはチエン5に接触するが、チエン5がギヤ1に咬合し
てからは、第3押圧部11cがチエン5に対して非接触
状態になるように構成し、もって、チエンガイド10の
操作ストロークを比較的少なくしながら、かつ、チエン
5をフロントギヤ2や3の歯先上に位置させるための内
ガイドプレート11のオーバーシフト操作、および、フ
ロントギヤ2や3に掛け換わった後のチエン5と内ガイ
ドプレート11の干渉を回避するための内ガイドプレー
ト11の戻し操作を不要にしながら変速操作できるよう
にしてある。
【0009】すなわち、操作アーム16が図12に示す
低速位置Lに在ると、内ガイドプレート11が図12、
図15(イ)に示す位置にあってチエン5が小径フロン
トギヤ3に掛かり、低速状態にある。操作アーム16を
低速位置Lから図13に示す中速位置Mに切り換え操作
すると、内ガイドプレート11が図15(ロ)の位置を
経て図15(ハ)の位置に移動する。この結果、図15
(ロ)に示すように、内ガイドプレート11の第1押圧
部11aが小径フロントギヤ3に掛かっているチエン5
の側面に接触してこのチエン5を中径フロントギヤ2側
に押圧し、チエン5が小径フロントギヤ3から斜めに中
径フロントギヤ2側に寄る。すると、図11(イ)に示
すように、中径フロントギヤ2の側部にギヤ2の周方向
に分散させて備えてある複数個の図2、図7、図8の如
きチエン掛け換え歯17・・の一つが、中径フロントギ
ヤ2との一体回動のために、中径フロントギヤ2側に寄
っているチエン5の下側に入り込み、中径フロントギヤ
2がさらに回動するに伴い、図3、図5に示すように、
チエン掛け換え歯17がチエン5のアウターリンクプレ
ート5aと5aの間に入り込む状態でチエン5とチエン
掛け換え歯17が咬合する。中径フロントギヤ2がさら
に回動するに伴い、図11(ロ)に示すように、チエン
掛け換え歯17の咬合支持による持ち上げ作用のために
チエン5が中径フロントギヤ2に対してその歯先側に持
ち上がり、これと同時に、チエン掛け換え歯17のギヤ
2側の側面に形成してある図9の如き傾斜案内面17a
が、歯底側ほどギヤ2側に接近する傾斜によるカム作用
により、チエン5を中径フロントギヤ2の方に引き寄せ
るために、さらに、前記傾斜案内面17aが傾斜面によ
る案内作用でアウターリンクプレート5aを中径フロン
トギヤ2に対して傾斜する姿勢にすることのために、中
径フロントギヤ2のチエン掛け換え歯17より駆動回転
方向後方側に位置するチエン駆動歯2aにチエン5が掛
かり、中径フロントギヤ2がさらに回動するに伴い、図
11(ハ)、図13および図15(ハ)に示すように、
チエン掛け換え歯17とチエン5の咬合が解除するとと
もにチエン5の中径フロントギヤ2への掛け換わりが完
了し、中速状態になる。内ガイドプレート11は、チエ
ン5をチエン掛け換え歯17に掛けるためにのみ押圧す
ることにより、かつ、チエン掛け換え歯17に掛かった
チエン5は、チエン掛け換え歯17による引き寄せ作用
と傾斜案内作用とによって中径フロントギヤ2に掛け換
わることにより、内ガイドプレート11は、チエン5が
中径フロントギヤ2に掛け換わった後にも図15(ハ)
の位置にありながら、中径フロントギヤ2に掛け換わっ
た後のチエン5とは接触しなくなる。
【0010】操作アーム16を中速位置Mから図14に
示す高速位置Tに切り換え操作すると、内ガイドプレー
ト11が図15(ハ)、図16(イ)の位置から図16
(ロ)の位置を経て図16(ハ)の位置に移動する。こ
の結果、図16(ロ)に示すように、内ガイドプレート
11の第1押圧部11bが中径フロントギヤ2に掛かっ
ているチエン5の側面に接触してこのチエン5を大径フ
ロントギヤ1側に押圧し、チエン5が中径フロントギヤ
2から大径フロントギヤ1側に斜めに寄り始める。この
時、第2押圧部11bはまだチエン5に対して押圧作用
しない。すると、図11(イ)に示すように、大径フロ
ントギヤ1の側面にギヤ1の周方向に分散させて備えて
ある複数個の図2、図10の如きチエン掛止スパイク1
8・・の一つが、大径フロントギヤ1との一体回動のた
めに、大径フロントギヤ1側に寄っているチエン5の下
側に入り込み、大径フロントギヤ1がさらに回動するに
伴い、図4、図6に示すように、チエン掛止スパイク1
8がチエン5に対しては咬合しないでチエン5のアウタ
ーリンクプレート5aに受け止め作用し、チエン5がチ
エン掛止スパイク18に掛かり始めると、図16(ロ)
に示すように、第2押圧部11bがチエン5にチエン掛
止スパイク18から外れないように押圧作用し、図11
(ロ)に示すように、チエン掛止スパイク18の受け止
め支持による持ち上げ作用のためにチエン5が大径フロ
ントギヤ1に対してその歯先側に持ち上がる。チエン5
が大径フロントギヤ1に対してこのギヤ1の回転軸芯方
向視での外側に持ち上がるに伴い、図16(ニ)に示す
ように内ガイドプレート11の第3押圧部11cがチエ
ン5の側面に接触してチエン5を大径フロントギヤ1側
に押圧し、チエン5が大径フロントギヤ1の歯先の上方
に位置する。大径フロントギヤ1がさらに回動するに伴
い、チエン5がチエン掛止スパイク18より若干、ギヤ
1の回転方向後方側に位置するチエン駆動歯1aから大
径フロントギヤ1に掛かり始め、大径フロントギヤ1の
引き続く回動に伴い、図11(ハ)、図14および図1
6(ホ)に示すように、チエン5とチエン掛止スパイク
18の係合が解除するとともにチエン5の大径フロント
ギヤ1への掛け換わりが完了し、高速状態になる。チェ
ン5が大径フロントギヤ1に掛け換わり完了すると、第
3押圧部11cが大径フロントギヤ1に掛け換わり完了
したチエン5に対しては非接触状態になることにより、
内ガイドプレート11は、チエン5が大径フロントギヤ
1に掛け換わった後にも図16(ホ)の位置にありなが
ら、大径フロントギヤ1に掛け換わった後のチエン5と
は接触しなくなる。
【0011】〔別実施例〕図22〜25は、フロントデ
ィレーラ10の別実施構造を示し、内ガイドプート11
の内面側に第1押圧部11a、この第1押圧部11aよ
り外ガイドプレート12側に突出する第2押圧部11
b、この第2押圧部11bより外ガイドプレート12側
に突出する第3押圧部11cを備える点においては前記
フロントデイレーラ10と相違しないが、ガイドプレー
ト11および12のリンク14aに対する連結角度が若
干異なり、車体フレームに対する取り付け姿勢が若干相
違するように構成してある。この取り付け姿勢相違のた
めに、第2押圧部11bおよび第3押圧部11cの形状
がやや異なる。
【0012】上記実施例の如く、チエン掛け換え歯17
およびチエン掛止用スパイク17を備えるフロントギヤ
1や2における変速用に使用すると、小径フロントギヤ
1から中径フロントギヤ2へのチエン掛け換え時にもチ
エンガイドのオーバーシフト操作が不要になるととも
に、チエン5を中径フロントギヤ2や大径フロントギヤ
1の側面に圧接して、ギヤ2や1との摩擦によってチエ
ンん5のギヤ歯先側への持ち上げを行わせるに比し、必
要な変速操作力が軽くて済むなど有利である。しかし、
チエン掛け換え歯17やチエン掛止用スパイク17を備
えないフロントギヤ、すなわち、チエンとギヤ側面との
摩擦でチエンがギヤの歯先側に持ち上がるように構成し
たフロントギヤにおける変速用に使用する場合にも、本
発明によるディレーラは適用できる。この場合にも、変
速に必要な操作ストロークが少なくなること、および、
中速から高速への変速時におけるオーバーシフト操作と
戻し操作が不要になることの効果は同様に得られるので
ある。
【0013】第3押圧部11cを、チエン5の大径フロ
ントギヤ1への掛け換わりが完了した後にはチエン5と
接触しないように構成すると、変速完了後においてチエ
ン5と内ガイドプレート11との接触による騒音発生が
なくて有利であるが、接触したままになるように構成し
て実施してもよい。
【0014】前記大、中、小径フロントギヤ1,2,3
群の車体内側に小径フロントギヤ3よりさらに小径のギ
ヤを配置したり、大、中、小径フロントギヤ1,2,3
群の車体外側に大径フロントギヤ1よりさらに大径のギ
ヤを配置し、4枚あるいは、5枚、あるいはそれ以上の
枚数のフロントギヤに対するチエン掛け換えを行う場合
のフロンディレーラにも本発明は適用できる。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自転車用フロント変速装置の概略側面図
【図2】自転車用フロントギヤの側面図
【図3】チエン掛け換え歯の作用状態の側面図
【図4】チエン掛止用スパイクの作用状態の側面図
【図5】チエン掛け換え歯の作用状態を示す平面図
【図6】チエン掛止用スパイクの作用状態を示す平面図
【図7】チエン掛け換え歯の側面図
【図8】チエン掛け換え歯の平面図
【図9】チエン掛け換え歯の正面図
【図10】チエン掛止用スパイクの断面図
【図11】チエン掛け換え歯およびチエン掛止用スパイ
クの作用を示す説明図
【図12】低速状態におけるフロントディレーラの側面
【図13】中速状態におけるフロントディレーラの側面
【図14】高速状態におけるフロントディレーラの側面
【図15】内ガイドプレートの作用状態を示す説明図
【図16】内ガイドプレートの作用状態を示す説明図
【図17】チエンガイドの正面図
【図18】チエンガイドの背面図
【図19】チエンガイドの平面図
【図20】チエンガイドの底面図
【図21】内ガイドプレートの断面図
【図22】別実施フロントディレーラのチエンガイドの
正面図
【図23】別実施フロントディレーラのチエンガイドの
背面図
【図24】別実施フロントディレーラのチエンガイドの
平面図
【図25】別実施フロントディレーラのチエンガイドの
底面図
【符号の説明】
1,2,3 フロントギヤ 5 チエン 11 内ガイドプート 11a 第1押圧部 11b 第2押圧部 11c 第3押圧部 12 外ガイドプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62M 9/12 B62M 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内ガイドプレート(11)および外ガイ
    ドプレート(12)を備え、前記内ガイドプレート(1
    1)および前記外ガイドプレート(12)がチエン
    (5)に押圧作用して、前記チエン(5)を外径が異な
    る少なくとも3枚の大径フロントギヤ(1)、中径フロ
    ントギヤ(2)、小径フロントギヤ(3)に掛け換える
    自転車用フロントディレーラであって、 前記小径フロントギヤ(3)から前記中径フロントギヤ
    (2)へのチエン掛け換え時、前記チエン(5)を前記
    中径フロントギヤ(2)側に押圧する第1押圧部(11
    a)、 前記中径フロントギヤ(2)から前記大径フロントギヤ
    (1)へのチエン掛け換え時、前記チエン(5)を前記
    大径フロントギヤ(1)側に押圧し、かつ、前記第1押
    圧部(11a)に対し前記外ガイドプレート(12)側
    に突出する第2押圧部(11b)、 前記中径フロントギヤ(2)から前記大径フロントギヤ
    (1)へのチエン掛け換え時、前記大径フロントギヤ
    (1)の回転軸芯方向視で前記大径フロントギヤ(1)
    径方向外側に位置して前記チエン(5)を前記大径フ
    ロントギヤ(1)側に押圧し、かつ、前記第2押圧部
    (11b)に対し、前記内ガイドプレート(11)の前
    端側に位置するとともに、前記外ガイドプレート(1
    2)側に更に突出する第3押圧部(11c)を前記内ガ
    イドプレート(11)に備えてある自転車用フロントデ
    ィレーラ。
  2. 【請求項2】前記第2押圧部(11b)が、前記回転軸
    芯方向視で前記外ガイドプレート(12)前端よりも後
    側に形成されている請求項1に記載の自転車用フロント
    ディレーラ。
  3. 【請求項3】前記第3押圧部(11c)は、前記第2押
    圧部(11b)を介さず、前記第1押圧部(11a)と
    つながっている請求項1又は2に記載の自転車用フロン
    トディレーラ。
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